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猛抗議が殺到した野球解説

   最新の「週刊文春」(11月19日号)にこんな記事がありましたので紹介します。日本シリーズ第2戦を生中継したフジテレビに6千件の電話回線がパンクするほど抗議の電話が入ったというのです。それは、この試合にスペシャル・ゲストとして招かれていた元日本ハムの新庄剛志氏と元巨人の清原和博氏の発言についてです。

   私もこの試合を観てましたが、オヤオヤこんなことを言っていいのかなと思ったほどで、やっぱり怒った人沢山いたのですね。この試合を観てない人に雑誌の記事を紹介すると、巨人の一番坂本選手のことをふられた新庄氏は「知らないッス」。また「防御率をどう計算するか解らない」など信じられない言葉の数々。

   そして、清原氏は巨人亀井選手のホームランに対し「ボールが飛ぶようになってきてるね。こんなんあり得ない」とか。また、現役時代の話で「武田投手のシュートが打てなかった。でも、札幌の寿司屋で会った時に、全部オゴってシュートを投げないでと言ったら投げなくなった。彼は本当にナイスガイなんですよ(笑)」にはびっくり。

   あるベテラン解説者が「野球界に未練のない新庄は使ったフジテレビが悪いけど、清原は監督をしたいと言ってる。こんな解説をしている清原に監督の要請なんてあるはずがない」と言ってるそうです。6千件の猛抗議を浴びたフジテレビは11月7日早朝5時からの検証番組でこっそり釈明するハメになったと記事を結んでました。

ブルックナーの絶大な魅力

   ブルックナーの交響曲、大好きです。熱烈なクラシック・ファンでもワーグナーブルックナーマーラーを敬遠する人、結構いるようですが、私はこの三人が殊更お気に入りでよく聴きます。この三人に共通している特徴はどの曲も非常に長いこと。そして、とても情緒的な曲想であること。今回はブルックナーについて書きます。

   シューベルトに「未完成交響曲」がありますが、ブルックナーの交響曲第9番も第4楽章が書かれてない未完成です。しかし、未完成なのによく演奏されていて、沢山のCDが出ています。シューベルトの8番が何故2楽章だけしか作曲しなかったのは永遠の謎ですが、ブルックナーには理由があります。

   ある音楽史の本によると、ブルックナーは交響曲第8番を完成し、順調に第9番の作曲を開始したのにかかわらず、8番に対し否定的な意見を言う人がいて、それにショックを受けたブルックナーは9番をいったん中断して8番の改訂に取り掛かったのです。それにかなりの時間を費やして、9番が未完成のままに世を去っています。

   ブルックナーの交響曲の中で最高傑作は第4番の「ロマンティック」と一般的に言われていますが、私は第7番第8番第9番の三曲が殊に好きです。どの曲も雄大なスケールで最弱音から最強音への落差の大きな移行の中に美しい旋律をちりばめているブルックナー。ブルックナーには絶大な魅力があります。

ユーモラスな推理小説

   阿刀田高著「ミステリーのおきて102条」(角川書店)滅法面白くて、その中から「密室のユーモア」という題のものを紹介します。前にブログで《推理小説の華「密室崩し」》を記しましたが、著者はこの密室殺人をテーマにしたウイリアム・ブルテンという作家の短編ミステリーのことを書いています。

   その小説のタイトルは「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」(論創社)。阿刀田氏は《ミステリーの書き手の立場から言うと、この作品はちょっと悩ましい。少なくても私はミステリーを書こうとしているとき、しばしばこの作品を思い浮かべてしまう》とか。つまり、この小説のような組立を果たして読者は受け入れてくれるのかにです。

   この作品のタイトルに含まれているジョン・ディクスン・カーは推理小説界の大御所的存在で密室ものを得意としている作家です。この小説の主人公はディクスン・カーを愛読していて密室殺人を企てます。ターゲットは財産家の叔父で、財産が自分にくる遺言を書き変えないうちに何とかしなければと考えたのです。

   叔父と一緒に住んでいる邸宅には図書館があり、その部屋は出入口のドアを除くと人が出入り出来る所は一つもありません。主人公は絶対に解けない精巧で完璧な密室トリックを考案し、ものの見事に成功して目的を達成。しかし、簡単に捕まってしまいます。その原因はドアの鍵を掛け忘れたからです。いやはや。

「七五三」の由来

   明後日11月15日は「七五三」のお祝いの日で、晴れ着をまとい、千歳飴を手にした子供たちが、親に手を引かれて神社にお参りする姿が全国で見られます。しかし、この子供の成長を祝う行事はそもそも正月の吉日か、誕生日に行われたものだったのが、いつしか関東地方を中心に11月15日になったのだとか。

   その根拠は9世紀~17世紀に用いられていた「宣命暦」で、この日が全ての祝い事に最良の日とされていたこと、さらに、徳川三代将軍家光の四男徳松(のちの五代将軍綱吉)の五歳のお祝いを、1650年(慶安3年)11月15日にとり行ったことが、後にこの日が「七五三」になった由来とインターネットに書いてあります。

   「七五三」は奇数を縁起のよい数と考える中国思想に基づくもので、五歳の男児、三歳と七歳の女児を祝い、現在のような形で全国的に一般化したのは、第二次大戦以後のことだそうです。そして、「七五三」に欠かせない「千歳飴」は、松竹梅や鶴亀が描かれた袋の中に紅白の棒飴が入ったもの。

   これは、江戸時代の初めに浅草で「千年飴」「寿命飴」として売られたのが始まりで「百歳千歳(ももせちとせ)」の健康と成長を願う縁起飴で、長い形状から命が延びるとして喜ばれます。そして、おめでたい日に欠かせないものに、もち米にアズキを入れて蒸したお赤飯。どちらもお参りのあとに親類縁者に配る風習があります。

「歩く」ことは健康法の王様

   京都大学名誉教授の大島清氏の書いた「歩くとなぜいいか?」(PHP文庫)という本を持っています。大島氏は最初に《「ダイエットありき」あるいは「生活習慣病ありき」ではなく、「歩く楽しみ」があり、その結果としてダイエットになり、長生きができ、脳年齢が若くなり、ボケ防止になり、生活習慣病の予防になる》と書いています。

   「歩く」という行為が健康にいいということはかねがね聞いていましたが「歩く」ということだけのテーマで、文庫本とは言え200ページを超す本を書いてしまうのですから大学教授は凄いですね。ともかく現代人は歩く歩数が減っていて、平均すると一日5,000歩、万歩計を活用して出来れば10,000歩くらいは歩いて欲しいとか。

   大島氏は歩くことによる効果を[身体もも若返る][血管年齢が若返る][心臓病から遠ざかる][生活習慣病の予防になる][ガンの予防が期待出来る][脂肪がよく燃えてやせられる][骨が丈夫になる][よく眠れる][ボケの防止になる][風邪を引かなくなる]などと挙げていて、正に健康法の王様であると力説しています。

   歩くと何故脳が若返るかという理論的根拠は、人間の足と脳は直結しているからだそうで、足には大腿筋という大きな筋肉があり、歩くことによってその筋肉が動くと、神経組織を通じて大きな刺激が脳に届きます。脳が刺激されれば活発に活動し「若々しく脳が動く」のだそうです。身体や脳の為に大いに歩きましょう!

恐怖映画の最高峰

   女性が男性を恐怖に追い込む映画に「危険な情事」や「恐怖のメロディ」がありますが、もう一本、凄まじい恐怖映画を紹介します。その映画の題名は「ミザリー」(観た人のコメント)で、その恐さたるや筆舌に尽くしがたいと言っても過言では有りません。もしかしたら、顔を覆った指の間から画面を観ることになるかも。

   ある吹雪の夜、一人の小説家の運転する車が雪道から転落するところから映画は始まります。その小説家は「ミザリー」という連続小説を書いてる人気作家で、結末の原稿をエージェントに届けるところです。小説家は骨折していて落ちた車の中で身動きが出来ない状態。そこに一人の女性が現れて、ドアをこじ開けて助けてくれます。

   彼女はこの小説家の大ファンで車の後をつけていて、偶然、その事故に遭遇。人が通らない所での救出ですから非常にラッキーで、大いに喜ばなければいけないところです。しかし、看護婦の彼女は小説家を自分の車に乗せて家に連れていき結末の原稿を読んで物語展開に激怒。そこから身の毛がよだつ恐怖がスタートします。

   この女性に扮したキャッシー・ベイツの演技たるや特筆に値し、その表情の恐いこと。スティーブン・キングの原作をロブ・ライナーが監督した作品ですが恐怖映画の最高峰と言えるかも知れません。ちなみに、ロブ・ライナー監督は「恋人たちの予感」という素敵な恋愛映画を作っていて、その大きなギャップにたじろぎます。

ピアニストの思考と身体感覚

   10月31日の土曜日まで丸ビル玄関のホールで日本藝術大学、いわゆる芸大がイベントを行ってました。係の人の話によると今年で三年目だそうですが、私にとっては初めての体験。学長とチェリストとのトークがあったり、学生によるピアノ演奏が行われたりしてホールいっぱいの人でした。

   ところで、ピアノ演奏が終わった後、演奏した男子の学生さんを見掛けたので、絶好の機会とばかりに、同じ曲を弾いてもピアニストによって音が違う要素を尋ねてみました。学生さんの答を要約すると「生まれ育った環境により培われた個性」とか。そこで、友人にこのことをメールしたら、何と一冊の本を見つけてくれたのです。

   それは、ピアニストの青柳いづみこさんが書いた「ピアニストは指先で考える」(中央公論社)という本で、言わば、ピアニストの演奏の極意。《…ピアニストの思考は、右手、左手、足、肘、鍵盤、ペダル、椅子、眼、耳、ステージ、衣装、メイク、調律、アンコール、プログラム.など…》。つまり、沢山の要素で演奏が変わるというのです。

   更に《…ピアニストにとっての「椅子」の問題はピアノより切実かも知れない。椅子の高さ低さ、調節のレバー、スツールの材質…何回本番をこなしても、ほとんど理想的だったためしがないのだ。…》と。そう言えば、演奏の始まる前にグレン・グールドは一時間近くも掛けて椅子の高さを調節していたという話を読んだことがあります。

楽しい現代語訳の百人一首

   今年も残り二ヶ月を切りやがてお正月がやってきます。お正月と言えば百人一首。話題としてちょっと早いのですが、私の持ってる本に藪小路雅彦著「超現代語訳 百人一首」(PHP文庫)があります。この本は百人一首の全てを現代風に訳していて、それが何と元の歌と同じ5、7、5、7,7の31文字。

   例えば《恋すてふ わが名はまだき たちにけり 人知れずこそ 思いそめしか》(壬生忠見)は《恋してる 私の名前が ひろまった そっと内緒で 始めたのにさ》解り易くて親しみは持てますが、何だか格調を失っていて、著者には悪いけれど、ちょっとヘンな感じです。しかし、楽しくて傑作なので、あと二首ほど。

   《忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで》(平兼盛)は《かくすけど 顔がゆるんで ばれてるか 恋してるだろうと 人に聞かれる》。また《瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ 》(崇徳院)は《じゃまものが 二人の間を へだてても 後で必ず 逢うつもりです》。

   さて、百人一首には恋の歌が沢山あります。インターネットにこの恋の歌43首を解説してるサイトがあって、中々読ませます。その内、片思いばかり14首を集めたものもあり、人間の恋情は何百年経ってもちっとも変わってないことが解ります。全100首を解説しているサイトがありますので、是非、鑑賞して下さい。

鮮やかな監督の采配

   読売ジャイアンツが7年振りに日本一になった日本シリーズ第6戦をテレビの前で最初から最後までじっくり観戦しました。今シーズンも(!)我が横浜ベイスターズの成績は惨憺たるもので、一年を通してほとんど観なかったプロ野球ですが、やっぱり最高のタイトルが掛かった試合をプロ野球ファンとして観ない訳にはいきません。

   冒頭に先発の東野投手がアクシデントに見舞われ、急遽、内海投手がマウンドに上がった時には正直いって第7戦までいくのではないかと思いました。ところが、内海投手は目が覚めるような好投で、ことに圧巻はランナーを二塁に置いた一打同点の場面で3番稲葉選手と4番高橋選手の連続三振。

   そして、その好投の内海投手を思い切って豊田投手に代えて、その後、山口投手 、越智投手 、クルーン投手とつないだ原監督の鮮やかな投手リレーが日本一を勝ち取った言ってもいいかも知れませんね。それにしても日本ハムのいつもドンドンつながる打線が、王手を掛けられたプレッシャーからかまったく沈黙してしまったのが敗因。

   絶好のチャンスに二度も3番、4番が三振したのでは到底勝ち目は有りませんでした。第5戦にサヨナラ・ホームランを打った阿部選手は昨日の試合でも、先制二塁打を打ったりして、また、投手のリードも冴えてMVPに納得。巨人ファンの皆さん、本当におめでとうございます。蛇足ですが、来年こそ横浜ベイスターズの奮起を願います。

夏目漱石と芥川龍之介

   二人の文豪、夏目漱石芥川龍之介が親密な関係にあったことをある本で知りました。そもそも二人の出合いは、漱石が亡くなる前年の1915年(大正4年)で芥川が発表した「鼻」を漱石が激賞したことがきっかけで、漱石に褒められたことによって若き芥川は作家の道を決意したのだそうです。

   その後、芥川は漱石に何度も手紙を出して色々と身の上相談をしたらしく、漱石は親身になって聞いてくれて、芥川は後々まで漱石の優しさを忘れることがなかったと人に話しています。やがて、漱石は持病の胃潰瘍が悪化し、1916年(大正5年)12月9日にこの世を去っています。

   漱石の葬儀には物理学者として名をなした寺田寅彦など多くの門下生が参列しましたが、受付をしたのは倫理学者の和辻哲郎、流行作家として成功した久米正雄、そして、弱冠24歳の芥川龍之介。この漱石の葬儀で受付をしたことを、芥川は翌年3月の「新思想」という雑誌に「葬儀記」として書いています。

   インターネットに芥川が漱石のことを書いてる文章があり「……僕が強情に言ひ張るもんだから、先生は厭な顏をして默つてしまつて、僕はへこたれたことがある。それ以來、どうも先生に反感を持たれてゐるやうな氣がした。……」とか。また、1916年(大正5年)8月28日に漱石に送った手紙もあります。

外国映画の字幕の裏話

   外国映画は、吹き替えが好きな人と字幕でなければ駄目な人と二通りいます。戸田奈津子著「字幕の中に人生を」(白水社)という映画ファンにとって堪らない本の中から字幕の裏話を紹介します。まずこの本で、世界の国々で外国映画を上映する時、ほとんどの国が吹き替えで字幕が主流なのは日本だけということを知りました。

   その大きな理由は日本人は一人残らず字が読めるということ。例えば、アメリカでよその国の映画を上映する場合、アメリカは人種のるつぼで絶えず外国からの移住者が流れ込んでいる関係で英語を聞くことは理解出来ても、必ずしも読めるとは限らないのだそうで、それが字幕が普及しない大きな理由になっているんだそうです。

   ということは、アメリカで日本の時代劇を上映する時に、おサムライさんが英語を話してることになり、何だかヘンな感じですね。日本以外の国では「外国映画は吹き替える」が常識なので、外国から来日する俳優さんは自分の声が吹き替えられてると思い込んでいて、日本では字幕だと教えると大変喜ぶんだとか。

   字幕翻訳者を悩ませる最大の難物はコメディだそうで、日本人はユーモアを解さない生真面目な人間性ということに加えて、アメリカと日本ではジョークのツボが違い、どう訳せば笑って貰えるか神経を使うと書いていますが、何だか解るような気がします。アメリカ映画が好きな方に一読をお薦めします。

紅茶でインフルエンザを撃退

   寒さと共に新型インフルエンザが全国的に流行の兆しで、政府はワクチンの対応に追われています。そんな中で個人の予防としてはマスクの着用、手洗い、そして、「うがい」が有効なのは言うまでもありません。その「うがい」について、昨日の「東京スポーツ」で《新型インフルエンザを撃退する紅茶うがい法》という記事を見つけました。

   何しろ紅茶での「うがい」の効果は一般の治療薬の100倍というのです。そこで、この記事を読んでない方の為に紹介します。《紅茶にはインフルエンザウイルスの感染を阻止する作用があります。紅茶の成分であるカテキンテアフラビンがウイルスのスパイク先制部をブロックする力を持っているのです》。

   こう指摘しているのは日本感染医学会評議員、日本カテキン学会代表で昭和大学名誉教授の島村忠勝氏。つまり、紅茶に含まれるカテキン類がウイルスの人体細胞面に吸着結合することを防いでくれるというのです。氏は更に続けて《A型インフルエンザの治療薬であるアマンタジンの100倍の効果があったと報告されています》と。

   その使い方で《注意するのはまず温度。熱いとやけどをしてしまうのでぬるま湯程度にすること。作り置きは衛生上好ましくないし成分が劣化するので不可。まず、口の中をすすいだ後に、真上を向いてガラガラと咽の奥まで「うがい」するのを外出から帰った後などに行うこと》。これで予防出来たら「東京スポーツ」に感謝です。

父と娘の不思議なデュエット

   久し振りに「モナ・リザ」「トゥー・ヤング」「プリテンド」「慕情」などのヒットで有名なナット・キング・コールの娘さん、ナタリー・コールのアルバム「アンフォゲタブル」(WMC5-400)を聴きました。このCDにはお父さんのヒット曲ばかりが収録されているのですが、この中の白眉はアルバム・タイトルと同じ「アンフォゲタブル」。

   もう何年も前にこの世を去ったキング・コールとナタリー・コールの父娘が何と共演してるのです。古いキング・コールの録音にナタリーの歌を重ね合わせて、まったく二人が一緒に歌ってるように作った録音技術の成果です。発売当時、アメリカでビッグ・セールスを記録してグラミー賞も獲得しています。

   コールは歌手と同時にジャズ・ピアニストとしても有名で、ピアノ・トリオ「Nat King Cole Trio」を持って活動してました。普通、ピアノ・トリオはベースとドラムを加えた編成が一般的ですが、コールはベースにギターを加えた独自のもので、この編成はオスカー・ピーターソン・トリオに引き継がれています。

   しかし、私はピアニストよりやっぱり歌手としてナット・キング・コールが好きで、何枚かアルバムを持っています。でも、娘さんのこのアルバムを聴くことが圧倒的に多く、中でも「どうしてもあなたが忘れられない(アンフォゲタブル)。いつでも、どこでも、想うはあなたのことばかり」と歌ってるこの素敵なデュエットを繰り返して。

「投了」がない将棋ソフト

   昔、熱中して休みにはよく街の将棋クラブや囲碁クラブに行ってたものですが、最近はまったくご無沙汰しています。クラブではどちらも初段で、勝ったり負けたりしてました。この類のものって途絶えるとまったく行かなくなるものなんですね。将棋の方は碁より決着のつく時間が短いので、パソコン相手に時々やってます。

   使っているソフトは「AI将棋」といって、結構、定評あるもので中々グッドです。パソコンの強さを私の使っているヴァージョンでは5段階に設定出来て、最強となると私の棋力では歯が立ちません。対局ソフトが出始めた頃はまったく弱すぎて面白くなかった記憶がありますが、凄いソフトがあるものです。

   最新のヴァージョンでは、最強は4段くらいの実力を持っているそうですから、かなり自信のある方でも大丈夫です。ところで、パソコン・ソフトで一つ困ることがあります。将棋を知ってる方はご存知のことですが、将棋には「必死」というのがあって、相手がいかに受けても詰みを逃れる事ができない状況、つまり、勝利の確定です。

   「必死」をかけられた場合、相手はこちらの玉を詰ます手段がないことを悟ると、普通は「負けました」といって投了します。ところがパソコンは投了せずに持ち駒を全部使い果たして王手を掛け続けた末にどうでもいい手を指して、こちらが相手の玉を完全に詰まして終わり。最新ヴァージョンには「投了」があるのでしょうか。

九人だけ選ぶのは至難の業

   プロ野球がセントラルとパシフィックの2リーグに分立して今年は60周年になるのだそうです。それで土曜日の朝日新聞がセントラル・リーグの「史上最強のベストナイン」を選んでました。選んだ人は野球解説者の江本孟紀氏、野球に詳しい慶大名誉教授の池井優氏、野球評論家の近藤唯之氏、そして、漫画家のやくみつる氏の4人。

   まず、投手は文句なしに金田正一投手。何しろ生涯成績400勝298負、防御率2.34でプロ野球史上ただ一人の400勝投手です。捕手は、沢山の候補者の中から選ばれたのは巨人が9連覇した時の正捕手、森祇晶選手。生涯成績は打率2割3分6厘でホームラン81本の記録ですが9連覇の貢献が評価されたのでしょうね。

   次の一塁手は迷うことなく王貞治選手。生涯打率3割1厘、本塁打868本で、打率がかろうじて3割を超えているのを改めて認識しました。ともかく球史に残る凄い選手です。二塁手の候補も沢山いますが選ばれたのは渋いところで高木守道選手。いいところでよく打ちましたが、華麗な守備が評価されたようです。

   三塁手は長嶋茂雄選手しか考えられず、生涯打率3割5厘、ホームラン444本で幾多の華やかな守備も印象に残ってます。あと、遊撃手は牛若丸と呼ばれた吉田義男選手、外野手はミスター赤ヘルの山本浩二選手、小さな大打者と言われた若松勉選手、そして、塀際の魔術師の高田繁選手が選ばれてました。沢山の名選手の中から九人だけ選ぶのは至難の業です。

うなぎの蒲焼の関東と関西

   ある本で関東と関西ではうなぎの蒲焼の調理法が違うことを知りました。それは、かって武士の街だった江戸と商人の街だった大阪との違いにあるようで江戸ではうなぎを腹から切るのは切腹を意味して縁起が悪いとされ、背中からさばくのが一般的で、大阪では商人同士が腹を割って話すという意味で腹開きが普通なのだそうです。

   また、串のさし方は関東は割いたうなぎの頭を落とし、半分に切って竹串を打ちますが、関西では頭をつけたまま丸ごと金串を打ちます。そして、焼き方は、関東では皮の方から素焼きした後せいろで蒸し、タレをつけて本焼き、関西では身の方から素焼きした後タレをつけて本焼き、焼き上がってから頭を落とします。

   タレのつけ方も、関東ではタレの中にうなぎをつけ込みますが、関西ではひしゃくでタレをかけるなど調理法の違いがネットにあります。関西のうなぎの蒲焼を食べた経験がないので何とも言えませんが、 タレは中につけ込んだ方が何だかタレが満遍なく全体にしみ込むような気がして、やっぱり、私は関東の蒲焼の方がいいです。

   先日、知人夫婦と私共夫婦四人で恒例の「うなぎの蒲焼を食べながら音楽を語る会」を開催しました。会場は大江戸線「中井」駅前の「うな広」。このうなぎ屋さんのご主人は元銀行員で脱サラで店を始めたようですが「出没!アドマチック天国」で紹介されて千客万来とか。知人と小学校同級生の「うな広」の蒲焼美味しかったです。

オーケストラの指揮者の役割

   音楽家のみつとみ俊郎さんの書いた「オーケストラの秘密」(NHK出版)という本に、オーケストラの指揮者のことが詳しく書いてあるので、音楽を聴くのは好きだけど、演奏のことをまったく知らない私と同じレベルの方に紹介します。指揮者は、一体、どんな役割をしているのだろうかという疑問がちょっと解けます。

   著者は、まず指揮者とは「聴衆の代表者である」と言ってます。つまり、私たち聴衆に替わってオーケストラを動かしてくれるというのです。いい音楽を聴きたいという私たち聴衆の願望を、指揮者は、オーケストラの沢山の楽員を指揮棒でコントロールすることによって満たしてくれているのですね。

   その指揮者の仕事には大きく分けて二つあるそうです。まず、演奏をスタートさせる役割で、この仕事は簡単そうに見えて、そう簡単ではないのだとか。指揮者と楽員は言葉を交わせないので、指揮棒の動きで合図することになりますが、最低限の約束事は指揮棒が振り下ろされた瞬間に最初の音を出すのだそうです。

   そして、二つ目が演奏する音楽のイメージを楽員に正確に伝える仕事。つまり、バッハのこの音楽はこうなっていて、マーラーの音楽はこうなっていると頭の中にイメージを創り出し、それを楽員に伝達して、その通りに演奏して貰うことになるのですね。このイメージの違いが指揮者によって違う演奏を生み出している秘密のようです。

分かり易い「所信表明演説」

   録画しておいた鳩山由起夫首相の「所信表明演説(全文)」、じっくり観ました。文章が心地よいテンポで分かり易く、中々の名文です。昨日の「夕刊フジ」によると文末の党員の拍手もスタンディング・オベーションも党が指示したものではなく、感極まって自然発生したようで、近年の所信表明演説としては大変よかったと私は思いました。

   しかし、ネットにあった感想は「具体性に欠けている」とか「あまい」とか「情緒的である」とかけなしてばかり。別に鳩山首相の肩をもつわけではありませんが、所信表明演説は今後の方向性を表明している訳で具体的に細部にわたって論じることなど出来っこありません。それでも字数12,965文字という異例の長さです。

   党内でまとめた基本方針をベースに鳩山首相が執筆したようですが、凄い文章力ですね。演説が終わった後の自民党谷垣禎一総裁の感想に注目していたら、何と「ヒットラーの演説にヒットラー・ユーゲント(ナチスの青少年組織)が賛成してるような印象を受けた」と言っていたのにはびっくりしました。

   物事はただけなすばかりでは効果的ではありません。褒めながらチクリとけなす技術をもっと勉強しないと。そして、昨日の国会でのやり取りをテレビのニュースで見ましたが鳩山首相の「そんなことを自民党の人に言われたくありません」は鳩山首相独特のユーモアのセンスで思わず笑ってしまいました。

「が」と「は」の微妙な相違

   金田一春彦著「日本語を反省してみませんか」(角川書店)という本の中に日本語の助詞の「が」と「は」について詳しく書いてありますので紹介します。外国人がよくこの区別は難しいと言ってるそうですが、日本人だって大変なのですから、よその国の人が苦労するのは当たり前ですよね。

   金田一氏によると「が」も「は」も主語を表す助詞というのは不正確で、確実に主語を表すのは「が」の方なのだそうです。例えば「鳥が空を飛んでいる」は現実に飛んでる鳥の状態を表し「鳥は空を飛んでいる」は「鳥というものは」という意味で、鳥の一般的概念を表現しています。

   また、話をしてる時、お互いにその状況がよく解っている場合は「ここは静岡県です」と「は」の方で、相手がここはどこだろうかと疑問を持ってる時には「ここが静岡県です」と「が」になります。つまり、「が」と「は」の使い分けによって、意味をコントロール出来る日本語って凄いですね。

   日本語の助詞の中で一番自慢出来るのは「が」で、こんな便利な助詞を持っているのは世界中で日本語だけなんだそうです。しかし、平安朝時代はまだ「が」という助詞がなくて「鳥空を飛んでいる」と言っていたとか。それにしても、「が」と「は」の微妙な違いがある日本語って、何を今更ですがとても奥の深い言語です。

数学記号の由来

   数学記号、つまり=+-×÷の由来を調べました。ブログを始めて以来、何でも物事を掘り下げて調べる傾向が助長したようで、本来、森羅万象ことごとくに関心のある私にとって大変プラスになってます。しかし、ここで得々と紹介しても、中にはすでにご存知のこともあるかも知れませんがその時はご容赦を。

   それで、まず=(イコール)。言うまでもなく両側に書かれたものが等しいということを表す記号で、考案者はイギリスのロバート・レコードという学者。1557年に出版された著書「知恵の砥石」の中で、この記号について《二本の平行線ほど、世の中に等しいものはない》と書いているとか。

   つまり、二本の平行線はどこまでいっても距離が同じなので、等しいという記号にぴったりです。次に-(マイナス)。その昔、船乗りが樽の水を使う時に「ここまでになった」ということを知らせるために樽に小さく横の棒線-を書いたんだそうです。それで、減っていくという意味で使いだしたのがこの記号。

   また、樽に水を追加した時には-を消したということで-に縦の棒を書き込んだので+(プラス)。また×はイギリスの数学者ウイリアム・オートレッドが1631年に初めて使ったそうですが理由は不明。そして、÷は分子と分母の関係であることは一目で解りますが、誰が考えたのかは書いてありません。もっと詳しい文献を探さないと。

必見のサスペンス映画の傑作

   アルフレッド・ヒッチコック監督の「裏窓」(映画を観てからクリックした方がいいかも知れません)という映画があります。有名な作品なのでご覧になってる方は沢山おられると思いますが、もし、観てなかったら絶対にお薦めのサスペンス映画です。主演はジェームズ・スチュアートと後にモナコ王妃になった全盛期のグレース・ケリー

   映画の舞台はニューヨークのアパートで、仕事で足を骨折したカメラマンが退屈しのぎに向かいのアパートの部屋を望遠レンズで覗いています。厳密にいうと犯罪になるのかも知れませんが、この際、そんなことはさておいといて、カメラマンは夫婦らしい男女が住んでいるある部屋の状況が気になって重点的にその部屋を見ています。

   どうやら、二人の関係はあまり穏やかなものではなさそうです。そしてある日、カメラマンはいつの間にか女性が居なくなっていることに気がつきました。そのことを部屋にやってきた恋人、グレース・ケリーに話しますが、彼女はカメラマンの危惧を笑い飛ばして信じてくれません。しかし、それがやがて恐ろしい現実に。

   推理作家コーネル・ウールリッチの原作をミステリー・サスペンス映画の大家アルフレッド・ヒッチコックが誠に見事なハラハラドキドキの映画に仕上げた実に面白い作品です。もし、観てない方はレンタル屋にあるこの名作を借りてきて、是非、秋の夜に楽しんで下さい。時間の浪費などと絶対に後悔しないことを保証します。

FM放送の留守録音

   銀座を歩いていたら携帯にメールが入りました。発信者はオーディオとクラシックの友人で内容は新刊本の紹介。《2009年9月30日発刊の恩蔵茂著「FM雑誌と僕らの80年代」(河出書房新社)、私ついつい買ってしまいました。これ、懐かしい!!……》とビックリ・マークが二つも付いています。

   早速、本屋に行って ペラペラと立ち読みしてみたら、私もついつい買うことに。友人の言うように懐かしい事ばかりが書いてあって、FM放送に現を抜かしていた頃が鮮明に脳裏に蘇りました。この本を書いた方はFM雑誌「FMステーション」の元編集長。従ってFM放送のありとあらゆることに精通しています。

   FM放送の人気が高かった頃、私は「FMファン」の熱心な愛読者で、毎週、発売になるやいなや直ぐに買ってきて番組表を仔細に眺めました。そして「NHK-FM」のクラシック番組、ことにLPやCDに無い海外の放送局の貴重なライブ録音のテープの放送を赤鉛筆でチェックします。

   やがてその日が来ると、愛用のソニーのオープンリールデッキの名器「TC-6360A」にタイマーで留守録音するのです。次にそれをカセットにダビングして「FMファン」から切り抜いた曲目をカセットに貼り付けて完成。そのカセット・テープが946本もあり、これを機会にこの中から選択して、順次、聴き直そうと思っています。

ハエの脳に「人工記憶」

   昨日10月23日の「朝日新聞」夕刊にちょっと恐ろしい記事がありましたので、読んでない人のために紹介します。そのタイトルは《ハエに「人工記憶」》。英米の研究チームが、ショウジョウバエの脳に経験してない人工の「記憶」を書き込んだところ、ハエはその「記憶」をもとに行動するようになったというのです。

   つまり、研究チームはハエの「記憶」を司る脳の組織が12個の神経細胞(ニューロン)で出来ていることを突きとめ、光を当てる特別な方法で、ハエの神経細胞を活性化させて「人工記憶」を書き込んだのです。すると、ハエは危険を体験していないのに、それを避けるようになったのだとか。

   それにしても、現代の科学って凄いですね。小さなハエの頭の中の脳の仕組みを解明して、それに人工の「記憶」を書き込むとは、それこそ人間の脳の偉大さに驚いてしまいます。この記事を読んでいて、もし、こんなことが人間にも出来るようになったら大変と思った人が沢山いたに違いありません。

   その記事の締めは「人間に応用出来るかとなると、ヒトの脳は複雑なので、ハエ限定の話」になっていましたが、これからもっと研究が進めば、現代の技術力なら人間にも可能な気がして何だかとても恐ろしくなりました。もし、経験していない出来事を記憶の中に入れられたら、その人の人生は、一体、どうなってしまうのでしょうか。

電卓と電話のテンキーの配列

   電卓やパソコンと電話はテンキーの配列が逆なのは誰でも知ってることですが、その経緯をご存知でしょうか。ある本で、電卓の老舗、カシオ計算機がそのことについて説明してるのを読みましたが「電卓のボタン配列は、最も多く使う0が手前にあった方が使い易い」という単純な理由でそうなっているんだそうです。

   電卓の初期には、0から9までを横に並べたものも有ったそうですが、現在の並び方が最も使い易いとユーザーに支持されて他の形は自然淘汰で無くなり、このスタイルが定着したのだとか。この配列はJISで定められていたのが1999年に廃止されて現在はどんな配列でも自由だそうですが変わる可能性は恐らくゼロ。

   一方、電話の配列はITU-T(国際電気通信連合の電気通信標準化部門)で定められていて、上から1、2、3……と並んでいる方が自然だからというこちらも簡単な理由だそうです。そもそも、電卓が登場した頃の電話機はまだダイヤル式で、同じ並べ方にするような配慮は出来なかったことになりますね。

   つまり、電卓と電話の並び方の違いは、それぞれの開発段階で使い勝手が最もいい形を考えた結果であって、お互いの関連性はまったく無いようです。しかし、いつもパソコンのテンキーをブラインド・タッチ(見ないで操作)で扱って人にとっては、ちょっと不便な現象と言えるかも知れません。

プロの写真家の貴重な話

   この間の土曜日、使っているプリンターのことで訊きたいことがあったので銀座三丁目にある「キャノン・デジタル・ハウス」に行きました。話が済んだ後、隣接している「キャノン・ギャラリー」に入ってみたら、「詫間喬夫(たくまたかお)写真展」が開催されていて「奥会津残照」と題された沢山のモノクロ写真が展示されています。

   元々写真が好きで、カメラ・バッグに交換レンズを詰め込み、三脚を担いで写真撮影の旅行に時々行ってた私としては、プロの撮影した風景写真を鑑賞するのは大好きで、丹念に一枚一枚観て回りました。そうしたら、帰り際に会場の入口付近に居た年配の方と眼が合い、恐らくその方が詫間さんではないかと拝察。

   プロの方と話をするのが好きな私は話し掛けてみました。別に尋ねた訳ではないのですが、詫間さんは85歳というご自分の年齢を言ったりして、初対面の私に色々と撮影の裏話をしてくれました。例えば、デジカメ時代になってどんどんシャッターを切ってしまうので、考えた末に撮ったという写真の重みが無くなってしまったこととか。

   昔のカメラはフィルムを換える時の「間」が有って、その時に撮影の作戦を考えたりしてたのに、それが無くなってしまったこととか。詫間さんはこの後、名古屋と仙台で写真展を開催するそうですが、これからも益々のご活躍を祈願してお別れしました。メッタに聞けないプロの写真家の話、中々面白かったです。

非常に叙情的なアニメ映画

   昨日、ローリング・ストーンズの映画のことを書きましたが、それと一緒に上映していた約8分間の非常に叙情的で珠玉のようなアニメ映画「岸辺のふたり」(原題「Father and Daughter」)を紹介します。オランダのアニメ作家マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督のこの素晴らしい作品が何とインターネットにあるのです。

   映画は父親と小さな娘が自転車に乗って岸辺にやってくるところから始まります。どういう事情があるのか父親は娘を置いて一人ボートでいずこかに行こうとしています。ボートに乗り掛けて振り返り、歩み寄って娘を抱きしめます。何と悲しい雰囲気に満ちたキメの細かい描写でしょうか。

   父親はボートを漕いで次第に岸辺から遠ざかっていきます。岸辺に一人残された悲しげな娘。やがて、娘は自転車に乗って岸辺を去っていきます。切なくて胸が締め付けられるようです。それから、春夏秋冬、雨の日も風の日も娘は父親が帰ってくるのを夢見ながら岸辺を訪れます。しかし、父親は帰って来ません。

   月日は流れ娘は成長して大人になってしまいましたが、それでも相変わらず自転車に乗って岸辺にやってきます。そしてある日、娘が岸辺に置いてある雨ざらしのボートの中で眠っていると奇跡が起きて……。美しい音楽をバックに淡々と描かれた「岸辺のふたり」、是非ご鑑賞下さい。恐らく繰り返し観たくなります。

圧倒的迫力のライヴの映画化

   何にでも興味を持つ体質ですが、中でも好きな三本柱は「音楽」と「映画」と「読書」。従って、私のブログにはこの関連が頻繁に登場します。毎日更新していて、ちょっと遠ざかると何だか落ち着かなくなり、これらのテーマで書くことに。時には同じ人物や事柄が登場することがありますが、好きなものはつい再度書いてしまいます。

   さて、その「音楽」の話です。聴く音楽の主流はクラシックとジャズですが、それにとらわれず演歌以外だったら大抵の音楽OK。例えば、ローリング・ストーンズ好きで、先日、銀座のソニー・ビルに行ったら何と映画「Shine a Light」の約10分間の紹介映像を上映しているではありませんか。

   昨年、上映された時の邦題は「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」。2006年11月にニューヨークのビーコン・シアターで行われたライヴの映画化で、これを演出したのはローリング・ストーンズの熱狂的ファンであるマーティン・スコセッシ監督。平均年齢64歳の最強ロックバンドの圧倒的迫力の臨場感を満喫出来ます。

   大抵のロック・ファンならこの映画の存在は知ってるはずですが、普段、ハード・ロックの激しいサウンドを敬遠してる人でも、この映画を観れば、もしかしたらその虜になってしまうかも知れません(TSUTAYAにDVD有)。その紹介映像を観ていて、エキサイティングな画面から終始眼が離せなかった二時間を思い出しました。

言葉の語源

   言葉の語源です。まず、「さよなら」の語源は武士言葉の「左様ならば、これにておいとま申す」の下半分が省略されて「左様ならば」になり、ついで、現在の「さよなら」だけになったものです。また、英語の「Good by.」は「God be with you.」(神があなたと共にあるように)を短縮したもの。つまり、お別れに際しての祈りです。

   次は「とどのつまり」。魚のボラは出世魚といって、成長と共に名前が変わります。幼魚の時は[ハク]、すこし大きくなって[オボコ]、それより成長して[スバシリ]、更に大きくなって[イナ]、次に[ボラ]、そして、最後に特大になって[トド]、つまり、色々と変わっても、おしまいは[トド]ということで「とどのつまり」。

   あやしいこととか、あまり信じられないことを「まゆつば」と言いますが、「マユにツバをつける」が縮まったものであることは誰でも知っています。これは、昔から行われていた「おまじない」で、古くから人間の身体から出るツバは悪霊を追い払う力があると信じられていたのだそうです。

   それで、旅に出る門出などでは、指の先でツバを三回マユにつけると災難から逃れられると言われていたのが次第に「あまり当てにならない」ということになってしまったのだとか。きっと、こうやって旅に出たのに何かとんでもないことが起きてしまった人がいたんですね。こんなことを集めた本を持っているので、ほかはまた次の機会に。

スポーツのルールのうんちく

   副題に「スポーツ観戦がやみつきになる」とある「基本ルールとうんちく」(㈱アントレックス)という本を読みました。スポーツの中継をテレビでよく観ますが、詳しいルールは知らなくても大抵のゲームを楽しむのにあまり支障はきたしません。しかし、知ってる方がより面白いに決まっていて、読むと結構ためになります。

   そこで、この本の中から私が「へー、そうなんだぁ」と思った幾つかを紹介します。まず「水泳競技」。国内競技でのコースの決め方ですが、あれは抽選で決めているのではなくて、記録のいい選手に波の影響の少ない中央のコースが割当てられ、、4,5、3,6,2、7,1,8と順番に端の方にいくのだとか。

   次に「テニス」のネットの高さの話。バレーボール、卓球、バドミントンはほぼ一直線なのに「テニス」のネットは中央がたるんでいます。その理由はテニスを始めた最初の頃ピンと張る技術が無かった名残(!)とかで、ルールでは両サイドが高さ1.07メートル、センターが0.914メートルに決められています。

   「陸上競技」でのフライングのルールはピストルが鳴ったあと、0.1秒など1秒以内に動いてしまうと駄目。これは、人間は音を聞いてから1秒以内には反応出来ないという科学的見地が根拠になっているとかですが、いくらセンサーがついてると言ってもそんな判定よく出来ますね。この本にはこんな話がいっぱい載っています。

怒りは冷静な方が効果的

   「楽天イーグルス」の野村監督が盛んにぼやいています。曰く「私の心の中は真っ暗。クライマックス・シリーズを前にしたこんな大事な時に監督をクビにするなんて球団の気持が解らない。頑張って2位にしたことを後悔している」。しかし、球団はこう言ってます。「契約は一年で、来年は契約しないということで別にクビにした訳ではない」と。

   さて、これを野球ファンとして客観的に捉えてみると、要するに野村監督は「創立5年目にしてAクラス、それも2位にした監督を来年は使わないなんて」と怒ってる訳で、野村監督の言い分も解らなくはありません。でも、怒り方ってありますよね。言うにこと欠いて「2位にしたことを後悔している」なんて。

   この話とまったく関係ないことですが、前原誠司大臣の「羽田空港を日本のハブ空港にする構想」発言に、森田健作千葉県知事の「腹が立って夜も眠れない!」という烈火の如き激しい怒り方にはちょっとびっくり。その翌日、大臣と話し合った知事は誤解が解けたのか、今度は満面の笑みで何事もなかったようにテレビに出てました。

   そこで、私見です。野村監督は言い方を変えて「違う監督にして、もし来年、最下位にでもなったら球団は何と言うのか楽しみです」の方がインパクトが強いのでは。また、千葉県知事も「大臣は成田空港を沢山の方の涙とともに苦労して作った経緯を理解しておられないようですね」と言った方が。怒りは冷静な方が効果的です。

暗くて美しい歌曲集

   次第に深まる秋の一夜、シューベルトの歌曲集「冬の旅」をハンス・ホッターのバリトンで聴きました。この曲のCD沢山あって、ゲルハルト・ヒュッシュもフィッシャー・デスカウもいいのですが、殊に好きなのがこのハンス・ホッター。愛も希望も無くして、重い足どりで彷徨い歩く一人の若者の姿を見事に歌いあげています。

   それにしても何と美しい曲ばかりでしょうか。しかし、ある音楽史の本によると、シューベルトは完成したこの歌曲集を友人たちを集めて自ら歌って聴かせたところ、友人たちは誰もこの曲集の暗い雰囲気に当惑して、みんな落ち込んでしまったんだそうです。そして、一人の友人が「菩提樹」だけがよかったと言ったんだとか。

   すると、シューベルトは「ぼくはこの曲集がこれまでのどの曲にもまして気に入っている。君たちもそのうちきっとみんな好きになってくれるだろう」と言ったそうです。ともかく、第1曲の「おやすみ」から救いようのないような暗さが漂い「風見の旗」「凍った涙」「かじかみ」「菩提樹」「あふれる涙」と続く全24曲。

   シューベルトは心を込めてこの美しい歌曲集を仕上げています。シューベルトにはほかに「美しき水車小屋の娘」と「白鳥の歌」の歌曲集があり魅力的ですが、私はやっぱり「冬の旅」が一番好きで時々聴きます。ジェラルド・ムーアのピアノ伴奏でハンス・ホッターが歌っているこの「冬の旅」(TOCE-3290)、絶対にお薦めです。

「鉄道の日」の記念きっぷ

   明治5年(1872年)10月14日、新橋~横浜間に鉄道が開通したことに因んで昨日は「鉄道の日」でした。それを記念して10月2日(金)~18日(日)(今度の日曜日)まで「JR全線乗り放題きっぷ」が発売されているのをご存知でしょうか。値段は大人9,180円、子供4,590円で、全国のJRの主な駅や旅行会社で扱っています。

   その利用範囲はJR全路線の普通・快速列車の自由席とJR西日本宮島フェリーで、1枚のきっぷで1人3回までか3人で1回という制約があり、1人1回当たりの有効期間は当日限り。そして、新幹線、特急、急行、グリーン車などに乗車する場合は特急券・急行券・グリーン券等のほか、普通乗車券が別に必要となります。

   ということは、現在、期間がはずれていて発売されていない「青春18きっぷ」(利用方法)の替わりに3日間9,180円(1日当たり3,060円)のきっぷを発売したのと同じで「青春18きっぷ」が1枚1日有効5回分で11,500円(1枚当たり2,300円)であることを考えるとあまり魅力を感じないのは私だけでしょうか。

   「JR東日本テレフォンセンター」(電話050-2016-1600)に電話して何か特別な利点が無いのか尋ねてみたら電話に出た係の人は《ほかに特典は無く「青春18きっぷ」をよく使われている方は、それと比較して高いと思うのではないでしょうか》と言ってました。悪いけど何だか「鉄道の日」の記念きっぷらしくないですね。

日曜日が週末の理由

   大抵のカレンダーは一番左に日曜日があり、一番右が土曜日で、日月火水木金土になっています。日曜日が「週のはじめ」なのか「週末」なのかの問題は、日本に限らず、世界中で混乱しているのだそうで、最近は一番左が月曜日になっている月火水木金土日のカレンダーもよく見掛けます。

   傾向としては、フランスやイタリアなどカトリック圏の国々では圧倒的に日曜日が週の初めのカレンダーを用い、ドイツやスイスでは月曜日を週のはじめにしているカレンダーを使っているのだそうです。そして、日本では、現在、市場に出ている約90%のカレンダーが日曜日が週のはじまりになっています。

   ところで、この状況になった原因が何に基づいているのかご存知でしょうか。そもそも、聖書によると神は世界を六日間で造り、七日目は休みになっていてそれを安息日といい現在の曜日ではそれが土曜日に当たるのだそうです。従って、ユダヤ教もキリスト教も週のはじまりは日曜日という考えが支配してたのですね。

   しかし、沢山のクリスチャンがいるアメリカでは週のはじまりは日曜日のはずなのに、アメリカ映画などを観ていていると土曜日に会社を出る時、同僚同士が「Have a good weekend.」などと言ってます。つまり、神様が六日働いて七日目は休まれたからには、勝手に休日=週末=日曜日の図式が出来て、月火水木金土日というカレンダーが生まれたのだそうです。

音楽家で作家で元銀行支店長

   情緒豊かな歌詞と独特の優しいメロディが好きで、小椋佳のアルバム時々聴きます。小椋佳と言えばシンガー・ソング・ライターとして有名で、美空ひばりの[愛燦燦]など沢山の名曲を作っています。しかし、音楽で有名になる前の小椋佳の経歴をご存知でしょうか。1944年東京上野生まれで東京都立上野高等学校卒業。

   そして、東京大学法学部を卒業してみずほ銀行(当時は第一勧業銀行)に入行し、本店の次長や浜松支店長などを歴任、銀行マンとしての重責を担いながら音楽活動を継続。1993年にみずほ銀行を退職後、東京大学文学部哲学科に再入学し、音楽の傍ら6年間にわたり学業に励んでいるのだから凄いですね。

   小椋佳が作詞作曲した有名な曲を挙げると[しおさいの詩][さらば青春][ただお前がいい][シクラメンのかほり][めまい][白い一日][俺たちの旅][泣かせて][六月の雨][春の雨はやさしいはずなのに][少しは私に愛を下さい][夢追い人][遠ざかる風景][揺れるまなざし][愛燦燦][夢芝居]など。

   そのほか、校歌や市歌なども数多く手掛け、浜松支店長当時には地元の要請に応えて「やら舞歌」(「やらまいか」とは遠州弁で「やってみよう」の意味)を作り、現在も「浜松まつり」など浜松市のイベントで使われ続けているとか。また、著書も沢山ありそのエネルギッシュな活躍にただただ驚くばかりです。

新しい「Windows」の発売

   マイクロソフトから「Windows」の最新バージョン「7(セブン)」が今月発売されます。土曜日の朝日新聞にその特集記事が載ってましたので、読まなかった人の為に要点を紹介します。新聞社が読者モニターに行ったアンケートによると《新しいウィンドウズの発売が楽しみか?》の質問に対し「はい」が32%で「いいえ」が68%。

   何と7割近くの人が期待してない結果は「ビスタ」発売時の盛り上がりから見るとちょっと格段に差がありますね。というのも、「XP」から「ビスタ」に変えたら周辺機器の接続が不安定になり買換えざるを得なくなって出費が増えたという声が多く聞かれたことも販売戦略上のマイナスになってるような気がします。

   それで、「いいえ」と答えた人の理由を多い順に並べると1位[使っているパソコンの機能で充分]2位[メーカーに買わされている感じがする]3位[新しい操作を覚えるのが大変]4位[価格ほど満足感はないと思う]5位[大きな進歩を期待出来ない]とかで、新しいOSに直ぐに飛びつく時代は終わったのかも知れません。

  そして、パソコンの主な用途を尋ねたアンケートの結果はインターネット(ホームページ閲覧)が最も多く、次いでメール、ワープロ、写真整理、表計算の順で、必ずしも高い性能を必要としてないのも機能の進化にさほど魅力を感じない原因かも。果たして「7(セブン)」の売上はどうなるのでしょうか。

サッカーと「ビブス」

   森本貴幸選手が日本代表にデビューした昨夜のスコットランド戦(動画)、勝って嬉しかったです。ところで、サッカーの試合で、控えの選手がチョッキのようなものを着用しているのは何故だかご存知でしょうか。あのチョッキは「ビブス」と呼ばれ、ダテに着ているのではなくて、ちゃんとした理由があるのです。

   サッカーにはオフサイドのルールがあって、選手がボールを蹴った瞬間、レフリーは眼を皿のようにしてそれがオフサイドになるかならないかを判定します。その時、フィールド外に同じユニフォームの選手がいると、レフリーが見間違える可能性があり、それを避ける為に控えの選手は「ビブス」の着用を義務づけられているのです。

   また、サッカーに限らず競技において選手は背中に番号を付けていて「ゼッケン」と呼ばれています。これはドイツ語で「覆う」という意味の「Decken」(デッケン)に由来すると言われていますが、百科事典によるとこう呼んでいるのは日本だけで、国際競技では「ビブス」と言うのが一般的なのだそうです。

   つまり「ビブス」にはチョッキそのものを言う場合と背番号をさす場合の二通りの意味があります。一般に開放された市民マラソンなどで、簡易に参加者を認識するために用いられる場合もあり、また、サッカーの練習試合などで、色の違う「ビブス」を着用して敵味方の識別の目的に使うこともあります。

筆記具の王様

   万年筆が似合う著名人に今年は役所広司香椎由宇が選ばれたというニュースをテレビで見ました。香椎由宇ははにかみながら「私が何で選ばれたか解らない」と言ってましたが、主催者は「万年筆を持って考えてる姿がよく似合うから」という理由のようで、香椎さんのそのポーズは本当によく似合ってました。

   万年筆には独特の雰囲気があり、ボールペンや鉛筆とは根本的に違います。私が、昔、お世話になった上司が万年筆の愛用者で、日記はもとよりメモを取るのさえ万年筆を使っていて感心した覚えがあります。その万年筆はドイツの[モンブラン]で、製造年によってびっくりするくらい高価です。

   ちなみに、ほかに有名なブランドは、日本は[パイロット][セーラー]、ドイツは[ペリカン][ラミー・サファリ][ロットリング][ファーバーカステル][ヴァルドマン]、イギリスは[パーカー]、フランスは[ウォーターマン]、スイスは[カランダッシュ]、イタリアは[アウロラ]、アメリカは[シェーファー][クロス]など。

   ところで、最近はメールのお陰で、葉書や手紙を出す機会がめっきり少なくなり、また、書くにしてもワープロを使って作成し、サインをして出すことが多くなっています。これではいけないと、万年筆を使って書くことを考えたのですが、考えただけで相変わらずメールやワープロに頼る状況から抜けられません。

秋に聴くジャズ・ヴォーカル

   秋の夜長にジャズ・ヴォーカルはいかがでしょうか。沢山の中から独断と偏見で四曲紹介します。まず最初に「My Funny Valentine」(CJ28-5151)。ジャズ・シンガーのほとんどが歌っていると言っていいくらいの有名な曲で、とてもいいムードを持ってます。中でもチェット・ベイカーの歌ってるこの曲は正に極めつき。

   次にお薦めしたいのは「As Time Goes By」(R25J-1007)。言わずと知れた映画「カサブランカ」の中で使われて一躍有名になった曲で、沢山の歌手が歌っている実にいい曲です。映画ではドーリー・ウィルソンが歌っていますが、リー・ワイリーのこの曲を聴くと、秋の感傷で何だかとてもロマンチックな気分になってしまいます。

   次は、クリフォード・ブラウンのトランペットの伴奏でヘレン・メリルが快適なテンポで歌う「You’d Be So Nice To Come Home To」(EJD-3001)。誠に心地よいノリで一度聴いたらジャズ・ヴォーカルっていいなぁと思うのは間違いありません。CD屋さんに行って聞けば直ぐに有名なこのアルバムを持ってきてくれます。

   そして、「スィングル・シンガーズ」がバッハをスキャットで歌ってるジャズ・コーラス。いっぱい出ているアルバムの中から絶対にお薦めは「恋するガリア~スィングル・シンガーズ・ベスト」(PHCA-6148)で大人のジャズを満喫出来ます。以上、駆け足で飛び切り上等なジャズ・ヴォーカルを紹介しました。

真夏に発売の「第九」チケット

   今年も「第九」の季節がやってきました。近年チケットの発売日が段々早まり、今や8月になってしまい、それをうっかりして10月になって「ピア」に行ったらお目当ての小林研一郎指揮日本フィルのチケットは12月19日、27日のサントリー・ホールも20日の東京芸術劇場もすでに全て完売。

   残る手段は、直接、日本フィルに電話を入れて訊くしかなく、その結果、12月19日のサントリー・ホールがかろうじて三枚だけ残っていたので、その二枚を何とか手に入れました。指揮者にこだわらなければ、まだチケットはあるはずですが、どうしても小林研一郎を聴きたいとなるとこんなことになってしまうのですね。

   それにしても、コートの襟を立てる真冬の「第九」のチケットを、真夏の汗だくの中で買わなければならないとはちょっと驚きです。日本フィルだけかも知れませんが、「第九」のチケットはJRの指定席のような全体のオンラインではなく、各チケット・ビューローへの割当制になっているので、なおさら早い時期に行かないと駄目なのです。

   苦労しましたが、何とか小林研一郎を聴けることになってよかったです。こんな思いをして手に入れた今年の「第九」、果たしてどんな演奏になるのでしょうか。何年か前、演奏が終わりサントリー・ホールを出た後、夜の六本木の街を涙で頬を濡らしながら歩いた感動が今年もあるのでしょうか。

銀幕の女王の主演映画

   この間の土曜日の朝日新聞にオードリー・ヘップバーン生誕80周年を記念して読者に投票して貰った「一番好きな銀幕のオードリー」というアンケートの結果が載ってました。ダントツの1位はヘップバーンが初めて主演してアカデミー賞を獲得した[ローマの休日]で、まったく納得です。

   以下、2位[ティファニーで朝食を]3位[マイ・フェア・レディ]4位[シャレード]5位[麗しのサブリナ]6位[暗くなるまで待って]7位[昼下がりの情事]8位[おしゃれ泥棒]9位[戦争と平和]10位[尼僧物語]。勿論、全部観ています。チャーミングなヘップバーンの顔が眼に浮かびます。

   2位の[ティファニーで朝食を]も実にいい映画ですねぇ。ファースト・シーンはタイトルそのもので、ヘップバーンがパンをかじりながらニューヨークの宝石店「ティファニー」の前を歩いています。そのバックに流れているのが、ヘンリー・マンシーニの最高傑作と言ってもいい主題歌の「ムーン・リバー」。何ともムード満点の出だしです。

   そして、ちょっと飛んで6位の[暗くなるまで待って]。ヘップバーンが眼が見えない難しい役に挑戦しているサスペンス映画でハラハラの連続でした。7位の[昼下がりの情事]はかの天下の美男子俳優ゲーリー・クーパーとの恋愛映画。この10本、何だかみんなまた観たくなりました。このアンケート、実にいい企画です。

食べ物についての雑学

 食べ物についての雑学集を読んだので紹介します。まず「するめ」を何故「あたりめ」いうのかは、「する」は賭け事の「擦る」を連想してエンギが悪いからで、「梨」(無し)のことを「ありの実」と言い、水商売で暇な時に使う「お茶を引く」を避けて「お茶」を「あがり」と言うのと同じです。で、お寿司屋さんで頼む時には「あがり」と言って下さい。

   また、世界の三大珍味は「トリュフフォアグラキャビア」ですが、日本の三大珍味は「越前うにこのわたからすみ」。「みそ汁」の丁寧語の「おみおつけ」を漢字で書くと「御御御付け」。「豆腐」の「腐」は中国語では「くさる」ではなくて「ぶよぶよした固まり」の意味で豆を柔らかくして固めて作るから「豆腐」。

   紫式部の大好物は上流貴族に軽蔑されていた「いわし」。隠れて内緒でこっそり食べていたそうです。和菓子の「ようかん」のルーツは中国で、羊の肉を煮たスープを「羊の羹」つまり「羊羹」と言ってたのを禅僧が日本に伝えた際、禅寺では肉食が禁じられていたので「あずき」を使った為に甘い「羊羹」になったのだとか。

   うどんやそばには標準的な長さが決まっていて「饂飩一尺蕎麦八寸」。一尺は約30センチで八寸は約24センチです。たい焼きにも天然と養殖があって、一匹づつ独立した型で焼くのが天然、一繋ぎの型で大量生産するのが養殖で二種類の味の違いが解るようになればかなりの「たい焼き通」。そのほかまだまだ有りますがこの辺で。

「たそがれ」と「かわたれ」

   夕方のぼんやりとした薄暮の時間帯を「たそがれ」と言います。この語源をご存知でしょうか。最初は「たそかれ」と「か」を濁らずに発音し、これを漢字で書くと「誰そ彼」。古代日本語では「彼」は三人称ではなく二人称の「あなた」のことで、「そ」は「~ですか?」という疑問の意味でした。

   従って「誰そ彼」を現代語に直訳すると「誰ですか、あなたは?」になり、「源氏物語」に《寄りてこそそれかとも見め「たそがれ」にほのぼの見つる花の夕顔》があることが「広辞苑」に載ってます。薄暗くなる時刻には相手の顔の見分けがつき難く「あなたは誰ですか?」と問いかける時間帯ということで「たそがれ」になったのだとか。

   特に昔は薄暮の時間帯を魔物が出歩く「逢魔がとき」と呼んで怖れていたので、その危険な時間帯に出会った人に対して素性を尋ねるのはごく自然なことだったのだそうです。一般的に「たそがれ」は「黄昏」と書きますがこれは当て字だそうで、人生の晩年をこう言い邦題が「黄昏」という古いアメリカ映画があります。

   また、夕方の人の顔が見分けがつかないのと同じように、明け方の薄暗い状態を表す言葉に「彼は誰」(かわたれ)があり、これも「広辞苑」に「万葉集」の《あかときの「かわたれ」に島蔭(しまかぎ)を漕ぎにし舟のたづき知らずも》が載っています。「たそがれ」といい「かわたれ」といい、何と情感溢れる美しい言葉なのでしょうか。

オリンピック開催都市の投票

   2016年のオリンピック開催都市を決めるIOC総会の投票の模様を録画しておいて、今朝観ました。国王、大統領、首相など、各国の偉い方々のプレゼンテーション(PRスピーチ)が終わり、投票を行う前に詳細な説明があった端末のボタンを押す電子投票システム凄いです。単純な多数決なんかではありません。

   投票した人の過半数、つまり半分以上の投票数を獲得した都市がなかった場合は、決定しないで一番少ない投票数の都市が落選し、今度はそこを除いた都市で争われるという複雑なシステムです。この第1回の投票で何とシカゴが最下位で落選。そして、第2回の投票も過半数を獲得した都市は無く、今度は東京が最下位となって落選。

   しかし、ここまで投票数がどうだったかは公開されずに、会長によって結果だけが発表されます。そして、残ったスペインのマドリードとブラジルのリオデジャネイロが決戦投票を行い、結果が解ったのに「開催地は後ほど発表します」で簡単には言ってくれません。少し間をおいてリオデジャネイロ。

  日本にとって残念ですが、南米での開催初めてではこの決定は妥当かも知れませんね。それにしても、複数のものから一つを選ぶ作業って、つくづく難しいと思いました。夢が消えて悔しいので、第1回大会からこの前の北京までの全てのオリンピックとその時の時代背景のサイトを紹介しますから、これを見てウサを晴らして下さい。

アメリカ映画の名セリフ集

   インターネットには凄いサイトがあるものです。それは映画ファンが絶対に嬉しくなる「名セリフ・ベスト100」で、有名なアメリカ映画の中のセリフが元の英語と邦訳で100も載っています。しかし、順位についてはどういう基準で決めたのかちょっと疑問で、あまり深く考えずに、ともかくご覧になってみて下さい。

   それで、このリストは、一体、誰が作成したものなのだろうかと思いながら、最後まで見てみると出所はアメリカ映画の本家本元で「2005年、米国映画協会(AFI)発表」。そして、順位については《まあ、AFIのランキング自体余興みたいなものだから、目鯨を立てる程の事でもないが》とちゃんと書いてあります。

   ところで、この中に私が何回観たか解らない大好きな映画「カサブランカ」(動画A 動画B)の中のセリフが幾つも出てきます。例えばハンフリー・ボガートイングリッド・バーグマンに言う有名な「君の瞳に乾杯!」は第5位。その元は「Here’s looking at you,kid.」で「瞳」も「乾杯」も出てきません。

   これは、日本での上映に際し、字幕を作る人のセンスでこの訳にしたというのは有名な話で、このセリフを取り上げた方はこの事情を当然知っていたのでしょうね。そのほか、印象に残っているセリフが幾つも出てきて、読んでいたらそのシーンが頭に浮かんで久し振りに「カサブランカ」が観たくなってしまいました。

推理小説の華「密室崩し」

   推理小説の二大トリックと言えば「アリバイ崩し」と「密室崩し」で、前に「鉄壁なアリバイを崩す醍醐味」というタイトルで「アリバイ崩し」のことを書きましたが、当然、「密室崩し」のことを取り上げない訳にはいきません。そこで、取り出した本が渡辺剣次著「ミステリイ・カクテル[推理小説トリックのすべて]」(講談社)。

   この本の冒頭第1章が「密室崩し」で、このトリックを詳細に論じています。まず最初に「密室崩し」の定義が書いてあって、それは《金庫のように密閉された部屋の中で殺人事件が起きて、犯人はどこから侵入したか解らず、そして、犯行後、犯人がどうやって脱出したかが不明の「不可能犯罪」を解き明かす》というもの。

   そもそも、このトリックをテーマにした世界で最初の推理小説は、フランスのガストン・ルルーが1907年に発表した「黄色い部屋の謎」(   )と言われています。しかし、この小説は決して「密室崩し」のみを基調にしている訳ではなくて、やや古めかしいメロドラマがからんでいるのに必ず推理小説の上位にランクされています。

   その理由は何といってもルルーの考えた独創的なトリックで、かなり昔にこの小説を読んだ時の感動が今も微かな記憶として残っています。その後「密室トリック」はほとんどの推理作家がこぞって取り組み、今や考えつく全てが出尽くてしまったと言われています。誰か奇想天外なトリックを考えて読者を喜ばしてくれないでしょうか。

面白い語呂と類似

  前にダジャレの話を書きましたが、今回は語呂と類似の面白さを紹介します。これは私のブログに何回も登場している織田正吉著「ジョークとトリック」(講談社)からの引用で、ペルシャ語で「すいか」のことを「ヘンダワネ」といい、ギリシャ語で「料理店」のことを「タベルナ」と言うんだそうです。

   そして「鰯」はロシア語でも「イワシ」、「老婆」はブルガリア語で「ババ」、「固い」はトルコ語で「カティ」、「鯨」はポリネシア語で「プチラ」、「ありがとう」はポルトガル語で「オブリガード」(?)、「沢山」のことはイタリア語で「タント」。それにしても織田氏はよくもこんなに調べたものだと感心してしまいます。

   また「錨」と「怒り」が「いかり」であるように、英語で「錨」が「anchor」で「怒り」が「anger」と似てる事とか、夏目漱石の「吾輩は猫である」の中に「づうづうしいぜ、おい」と「Do you see the boy?」のイントネーションの類似が出てくる話とか思わず手を叩きたくなってしまいます。

   更に織田氏は日本の民話「桃太郎」で桃太郎に従って鬼ヶ島へ行くサル、イヌ、キジ、また、中国の伝奇「西遊記」で三蔵法師に従って天竺へ行くサル、ブタ、カッパという物語が似ていることを挙げていますが、この二つの話を併せたSF作家豊田有恒氏の「西遊記プラスアルファ」という小説があるそうです。

200インチ大画面の迫力

   銀座方面に行くとほとんど必ず寄る場所があります。それは銀座5丁目にあるソニー・ビルで、沢山の商品を展示してある「ショー・ルーム」があり、オーディオやビディオが滅法好きな私をいつも楽しませてくれています。そして、このビルの8階にある「コミニケーションゾーンOPUS」が凄いのです。

   ここは誰でもインターネットが自由に使えるパソコンが数台置いてあるホールと200インチの大画面の劇場で構成されていて何と入場無料。ホームページにスケジュールが載っていますが、常に映画の予告編、アニメ映画など楽しい映像が映し出されていて、圧倒的な迫力の200インチを思い切り楽しめます。

   現在はマイケル・ジャクソンの特集で、日本のファン投票1位から7位までの「ビリー・ジーン」「マン・イン・ザ・ミラー」「スムーズ・クリミナル」「スリラー」「ビート・イット」「バッド」「ブラック・オア・ホワイト」の映像を9月24日(木)~10月7日(水)、10月13日(火)~10月21日(水)まで堪能出来ます。

   昨日、ここに行って観てきましたが、何でこんな凄い映像が無料で観られるのかびっくり。なのに人があまり入ってなくて、椅子が沢山空いていたのは、恐らくソニーがここの存在を大々的に宣伝してないので、あまり知られてないせいでしょうね。お好きな方は是非行って200インチの圧倒的迫力を体験して下さい。

音楽が殊更に美しく響く秋

   秋になると、音楽が殊更に美しく響くようになります。暑さの中で埋もれていた美に対する感性が涼しさで復活するのですね。昨日、久し振りにクラウス・テンシュテット指揮北ドイツ放送交響楽団の演奏でマーラーの交響曲第2番「復活」を聴きました。これは、昔、大変お世話になった方が今年の2月に送ってくれた二枚組のCDです。

   このCDについては前に二度もブログで書いていますが、久し振りに聴いてみてやっぱりこの演奏は独特の激しさを持った「復活」の白眉。マーラーの交響曲の中でも「復活」の第1楽章は劇的なものと言われていますがテンシュテットは出だしから凄い迫力で、緊張感が身体全体に走ります。

   曲は第2楽章、第3楽章、第4楽章と進み、そして、オーケストラとコーラスが渾然一体となって美の極致を作り出す最終楽章に突入。テンシュテットは緩急を激しく変化させて、実に凄いタッチで聴く者を恍惚の世界に誘い、北ドイツ放送響の団員がこんな演奏をしていたら身が持たないと言ってたとかがよく解ります。

   音楽評論家許光俊氏はこの演奏をこう表現しています。《…ロマン主義とは引き裂かれていることなのだと、これほどまでに解らせてくれる演奏は少ないだろうし、この演奏を聴かないでマーラー・ファンは名乗れないとすら言ってよいかも知れない》と。何でこの演奏が海賊版でしか手に入らないのでしょうか。

鳩山首相の国連演説

   鳩山首相の国連演説(全文の邦訳)を断片的でしたが聞いて感動しました。この英文の原稿は閣内でまとめ、首相自らが推敲し、そして、全文を英語で演説。これによって、麻生政権時代に世界に向けて発信された色々な日本の悪いイメージを完全とは言えないまでもある程度は挽回したと思いました。

   どこかの国の記者が「日本の首相の世界舞台への完璧なデビュー」「英語でのスピーチだったので迫力があった」などと言ってましたが私も同感。終わった後、日本の記者の「演説は何点でしたか?」の質問に首相は「点数は付けられませんね」、そして、奥さんは「努力賞でございます」に何だか好感を覚えました。

   また、オバマ大統領も首相との会談後「首相は選挙公約の実現に成功するだろうし、それは日米同盟を強化し、刷新する機会を与えてくれるだろう。私はそう確信している」と言ってたようですが、非常に好意的で暖かさを感じました。色々と言われていた首相の論文へのアメリカ人の反感もこれで払拭したかも知れませんね。

   今回の訪米によって、夫人もファースト・レディとしての役割を充分に果たし、世界中の人達もその言動に魅せられたようで、日本という国が世界に見直されたような気がしてなりません。国内には色々な難題が山積していますが、何はともあれ、どうなることかと思っていた首相の初めての外交がうまくいってよかったです。

「マッキントッシュ」に挑戦

   池袋の「パルコ」の6階に「カフェ・アドレス」(店内の写真)というカフェがあり、インターネットが使えるパソコンが何台か置いてあるので時々行きます。パソコンは飲んだり食べたりしながら自由に使用可能で、それが全部「マッキントッシュ」。キーボードには食べ物で汚れないようにビニールが掛かっています。

   しかし「ウィンドウズ」しか使ったことがない者が「マッキントッシュ」を操作するのはちょっと勝手が違い戸惑います。基礎を誰かに少し教われば簡単なのですが、聞く人がいないので試行錯誤でやってみるしかありません。でも、その方法で直ぐにURLを入力する所を見つけたので、インターネットだけは使えます。

   人間の馴れというのは凄いもので「ウィンドウズ」では考えもしないで手が自然に動くのに「マッキントッシュ」では立ち止まりながら歩く感じで、何故か突如変わってしまった画面を元に戻すのさえ苦労しています。でも、共通点は沢山あるので本を買って少し勉強すれば使いこなすのは夢ではありません。

   元々メカが好きで新しい機械に眼がない私としては「マッキントッシュ」は興味深く、時々、この店に行って触れています。「ウィンドウズ」のインターネットでステップを一つ戻す時には「←」をクリックすればいいのですが、先日、それがどこにあるのか解らずに最初からURLを入れ直してしまいました。いやはや。

販売価格が解らないカタログ

   近頃の電化製品のカタログは「オープン価格」としか書いてなくて金額が明確に表示されていません。現在、家電製品の約6割が「オープン価格」になっていて、これが家電だけではなく、化粧品や衣料品、食品にまで広がりつつあるそうで、この現象が何故起きているかご存知でしょうか。

   そもそも、家電製品はメーカーの希望する「標準小売価格」と、小売店の「実売価格」との差が大きく、公正取引委員会から二重価格や不当表示に見られてました。二重価格とは「標準小売価格」と「実売価格」を併記することによって「こんなに安く売ってるんですよ」と値引幅を強調している不透明な価格表示。

   そこで、メーカーは「標準小売価格」を撤廃して「出荷価格」だけを決め、後は小売店が市場動向によって、勝手に価格を設定するようにしたのが「オープン価格」です。メーカーの「出荷価格」は同じといっても、小売店によって多少の差が出るのは仕方がないことで、消費者が安い品物を買うために色々な店に行くのは従来と同じ。

   中には「他店より1円でも高い商品は相談に応じます」のアナウンスをしている某小売店もあり、直接安い店に電話を掛けて確認してくれるとか。いずれにしても、消費者はカタログを見ただけでは販売価格が解らないので、小売店に電話を掛けたり、直接、お店に足を運んで聞かなければならず、いささか不便になりました。

鉄道マニアの優越感

   全ての鉄道会社に何でも開閉出来る「忍び錠」と呼ばれる共通の鍵があるのをご存知でしょうか。これは、例えば電車の乗務員室、乗客が乗り降りする扉など鉄道に関係するものに何でも使える「魔法の鍵」で、名前からして怪しい感じがしますが、鉄道員なら誰でも持ってる必需品だそうです。

   この鍵の存在は、本来、鉄道員と鉄道マニアのみが知ってたものが、色々な本に書かれるようになり、一般の人も知ることになってしまったのですね。そんな重要な鍵なのに、実に簡単な造りになっていて器用な人なら自分で作ることも可能で、世間に沢山出回っていて鉄道会社は頭を抱えています。

   しかし、この鍵を持ってるからといって、よからぬことに使うのではなく、単に鉄道マニアの優越感でステイタス。でも、危機感を覚えた鉄道会社が最近は鍵にシリアルナンバーをつけたり、鍵穴を変えるなどして、対策にヤッキになってるそうですが、この鍵を使った何か事件が起きた訳ではありません。

   ちょっとこのサイトをクリックしてみて下さい。「忍錠のホームページへようこそ」「当社では忍び錠をどなたにでも販売しております。職パス等、身分証明書等は一切いりません。お気軽にどうぞ」と書いてあり、1本1万円でヤマト便の代引きで10万本の販売予定になっています。鉄道会社はこのサイトの存在を知っているのでしょうか。

針を使わないLPの再生機械

   LP(レコード)がCDの時代になってかなりの年数が経過しています。しかし、オーディオ・マニアの間ではLPは相変わらず根強い人気を持っていて、CDよりLPを主流にして音楽を楽しんでいる人が沢山います。理論的にはLPよりCDの音の方がいいはずなのに、私もLPの暖かい音色に魅せられてよく聴いています。

   最近、オーディオと音楽に精通している親しい友人から「レーザー・ターンテーブル」というオーディオ機器の情報を貰いました。これはLPを針で聴くのではなくて、レーザー光線を「溝」に当ててLPを再生するマシンで、友人がその試聴会に行って音を体感してきた話を昨日詳しく聞きました。

   それによると、音は実にクリアで何だかLPが生まれ変わったように聴こえ、プログラムによって曲の順番を変えたり、聴きたい曲だけを取り出したり、ランダム選曲、早送りなども自由自在。また、トータルの時間、曲ごとの経過時間、残り時間の表示も出来て操作性も機能もCDとまったく同じだとか。

   ただ、難点は値段が高いことで、現在の価格は約100万円。需要によって値段は下がるとは思いますが、今のところ手頃な値段ではありません。この機械の製造・販売会社は埼玉県さいたま市南区南浦和3-10-1(048-883-8502)の㈱エルプ。行けば試聴可能だそうですから興味のある方はどうぞ。

古典的な遊び「迷路ゲーム」

   「迷路ゲーム」という遊びがあります。紙に書かれた複雑に入り組んだ道を入口から入って出口に出るペンシル・ゲームの一種で、かなり昔から存在しています。しかし、ヨーロッパのお金持ちなどは、紙上の遊びではなくて、自分の家の庭の門から玄関まで垣根などで迷路を造り、来客を楽しませたりしています。

   中でも有名なのが、フランスのルイ14世が1672年に「ヴェルサイユ宮殿」の庭に造った迷路園ですが、残念ながら1775年に解体されてしまいました。また、日本にも「巨大迷路パラディアム(栃木県)」「白浜エネルギーランド(和歌山県)」「こだまの森(長野県)」「仙台ハイランド(宮城県)」などの営業用の迷路があります。

   もし、あなたがこの迷路に入ったとして、どうしても出られなくなった時に、絶対に解決出来る方法があるのをご存知でしょうか。それは右側の壁に右手を付けてドンドン進んでいくと必ず出口に出られるというもので「右手法」と呼ばれています。但し、時間が掛かるのは覚悟しなければなりません。

   ところで、インターネットに趣向をこらした色々な珍しい「迷路」を集めたサイトがあって楽しめます。また、自分で迷路を作りたい方は「迷路自動生成アルゴリズム」というサイトがありますので、研究して面白い迷路を作成し、友人、知人を悩まして下さい。ちなみに「迷路」は英語で「MAZE」(迷図)と言います。

懐かしい傑作映画

   かなり宣伝しているアメリカ映画「サブウェイ123 激突」を観たら、緻密な構成の古いサスペンス映画が何だか無性に懐かしくなり、家に帰って直ぐに「ミステリー・サスペンス洋画ベスト150」(文藝春秋)を取り出しました。この本には映画ファンのアンケートによって選んだ外国映画150本の解説が載っています。

   そのベストテンは1位「第三の男」2位「恐怖の報酬」3位「太陽がいっぱい」4位「裏窓」5位「死刑台のエレベーター」6位「サイコ」7位「情婦」8位「十二人の怒れる男」9位「」10位「悪魔のような女」。順位は別にしてまったく異存のない傑作ばかりで、この全ての映画をそれぞれ最低10回は観ています。

   ハリウッドが隆盛を極めていた時代の映画は、監督、シナリオ、俳優が三位一体となって、後世に永遠に残るような名作を沢山作っています。ストーリーが解っていながら、何度でも観たくなるのは、物語の展開が秀逸であるだけではなく、映画全体に漂う雰囲気に魅力があるからにほかなりません。

   現在、ハリウッドは昔の面影がなく、かなり衰退していることが報じられています。最近の映画を観るとその状況に納得し、何だか悲しくなってしまいます。ただ一つ言えることは、映画や文学などの芸術作品はその評価が人によって大きな隔たりがあることで、今回観た映画も絶賛する人がいて当然です。

電車の座席

   一人で電車に乗って座席を選ぶ時、空いてる場所が限られている場合は選択の余地がありませんが、沢山空いてると、ほとんどの人が一番端の座席に座るのではないでしょうか。また、座っていても、端の座席が空くとわざわざ移動することだってあります。この理由がある本に書いてあったので紹介します。

   その本によると、これは人間の動物本能による欲求だそうで《人間は全体をよく見渡せる隅っこに座る方が、安定した心理状態になれる》からだと。インターネットにもこのことをオリコンの会員600人にアンケートをとった結果が書いてあるサイトがあり、端に座りたい人が約9割で約1割が真ん中派。

   端に座りたい人の理由は《ドアに近い方が満員電車でもすぐに降りることが出来て安心》《眠る時に寄り掛かることが出来て心地良い》など「安心」や「心地よさ」を求める声が目立ち、中には《端から順番に座る方が見た目がきれいで、マナーだと思っている》のような変わった理由を挙げている人も居ます。

   一方、真ん中に座りたい人は《端っこの席は、ドアが開くたびに夏は暑く冬は寒いので真ん中の席が好き》など車内の温度変化を理由にあげる人が多くいます。いずれにしても、見ず知らずの他人二人に挟まれて座っているより、隣に他人が一人だけの端の方が落ち着くかも知れません。188人の愉快なコメントを読んで下さい。

ビートルズのデジタル録音

   やっぱりビートルズは永遠です。9月9日午前0時に発売になった全アルバム14枚セットのリマスター盤が売上好調だそうです。リマスター盤とはオリジナルのアナログ録音をデジタルに変換したもので、その作業はロンドンのスタジオで4年掛かりで行われ、最も原音に近いサウンドに仕上がっているのだとか。

   今回、収録されている213曲の人気投票(約26万人)の結果を発表するイベントが、東京の赤坂で開催され、そのランキングのトップテンは、1位「レット・イット・ビー」2位「イン・マイ・ライフ」3位「ヘイ・ジュード」4位「ヘルプ!」5位「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」6位「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」。

   7位「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」8位「イエスタデイ」9位「サムシング」そして、10位「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」。好みは人それぞれ違うのは当然のことで、私としては「イエスタデイ」を1位にしたかったのですが、残念ながら8位になってしまいました。

   ところで、私が持っているCDは「SUPER SELECTION」というタイトルの3枚組全54曲と「THE BEATLES 1」全27曲ですが主要な曲は大抵入っていてこれで充分。昔、FM東京で放送した「イエスタデイ」を15人の違う歌手が歌っているのをMDにダビングして持っていますが私の宝物です。

ついに実現した「政権交代」

   ついに「政権交代」が実現し、鳩山由紀夫内閣が発足しました。今回、総選挙で民主党が大勝したあと、真っ先に手をつけたのは社民党、国民新党と連立を組む作業。民主党と微妙に違うマニフェストを掲げている二党を同じ立場に持っていくには、主張と妥協を両立させる頭の柔軟性が大いに要求されたに違いありません。

   その難しい作業を巧みにこなし、二人の党首を合意させて閣僚の中に入れた鳩山首相の鮮やかな手腕はこれからの政治に期待を持たせます。しかも、亀井静香氏を因縁深い金融・郵政大臣にしたり、福島瑞穂さんを消費者・少子化大臣にしたのも適材適所。亀井氏は真っ先に郵政社長に自発的な辞任を求める考えだとか。

   そのほか、鳩山首相と気心が知れてる平野博文氏の官房長官、管直人氏の副総理、年金問題で鋭い追求を続けていた長妻昭氏を厚生労働大臣、岡田克也氏の外務大臣、前原誠司氏の国土交通大臣、そして、財務大臣にベテランの藤井裕久氏を当てるなど、バランスが取れた閣僚人事を感じます。

   昨日の朝、鳩山首相が家を出る時の記者団への発言「いい天気ですよね。昨日、お清めの雨も降った。このような日本にしたい。歴史を変えるわくわくする喜びと、歴史を作らなければならないという重い責任の両方が交錯している。これからがすべて、勝負ですね」に並々ならぬ意気込みとロマンを感じ、大いに期待出来そうです。

パソコンで違う一行の文字数

   物事には、一生懸命に努力したのに、それが徒労だったことを知って愕然とすることがあります。私はブログの文章を書く時に固有名詞に神経を使っています。例えば「麻生太郎」が改行の関係で「麻生」と「太郎」とか「麻」と「生太郎」のように二行に分断されることがありますが、これは失礼の極みです。

   そこで、それを解消するために「、」を入れたり省略したり、接続詞を付け足したり消去したり、また、場合によっては文章を変えたりして一行で「麻生太郎」になるように懸命に調整しています。ほかの人から見れば、どうでもいいようなことでも、これだけは譲れないというコダワリって誰にでもありますよね。

   ところが、先日、出先でふとブログの文章に誤りがないかが気になり、ネット・カフェのパソコンで自分のブログを読む機会がありました。するとガーンと脳天に一撃。何と私のパソコンと一行の文字数が違うではありませんか。要するに、携帯も機種が違うと同じではない現象で、考えてみれば当たり前ですよね。

   つまり、その事にほかのパソコンで自分のブログを読んだことがなかった為に気がつかなかっただけで、私が涙ぐましい努力をしても、それがまったく意味がないことを知りました。従って、せめて自分のパソコンの画面だけは意図通りになっていることで満足するしかありません。例え無駄な努力と解っていても。

奇跡的な逆転勝利

  旅行で書くタイミングを失っていた先日のサッカー、対ガーナ戦前半 後半)のことを書きます。何しろ、2対0で負けていた試合をひっくり返して4対3で勝つなんてあり得ない快挙で、例え遅くなってもこの試合の映像を紹介しなかったら、バチが当たります。前半にミスでPKを与え、先取点を取られた時には、正直いってイヤな予感。

   しかも、後半が始まって直ぐに追加点を取られて2対0になり、はっきりいって絶望的でした。その取られ方が酷いのです。ゴール・キックのボールを直接受けたギャンがゴールを背にトラップして身体を反転し、中澤選手をかわしてのゴール、恐らく中澤選手は悔しくて泣きたい思いだったに違いありません。

   そして、日本が1点取ってもしかしたらと思った矢先に入ったガーナの3点目だって、スルーパスを受けたアモアが、飛び出してきたGK都築選手を巧みにかわして流しこんだゴールで、防ごうとすれば防げた感じでした。ともかく、世界の一流選手の個人技には何か対策を立てなければ絶対に点を取られてしまいますよね。

   崩された末の失点でないだけに、選手には非常にこたえたはずで、一方、何か方法を考えるシュミレーションにもなりました。しかし、3対2をひっくり返した日本の凄い攻撃を久し振りに観て、何だかとてもいい気分になりました。でも、これで岡田監督の言ってるW杯ベスト・フォーを期待していいのでしょうか。

天気に恵まれた北海道旅行

   9月11日(金)に小樽、12日(土)に札幌に一泊して、昨晩帰京しました。お願いした旅行会社は池袋の「PTSトラベルナビ」。大変親切に色々とセットしてくれるので、我が家恒例の年一回の家族旅行は、毎年、この旅行会社にお願いしていますが、今回、選んでくれた小樽の「オーセントホテル小樽」大ヒットです。

   特徴はホテルには珍しい大浴場があって、客室の小さなバスタブがイヤな人はこの浴場に行けばいいのです。そして、その浴場には普通の服装で来て欲しいということでホテルの品格を崩してないのもグッド。ホテルの人の応対も非常に心がこもっていて、今回の旅行を盛り上げてくれました。旅行会社に感謝です。

   さて、小樽。かなり前に会社の慰安旅行で行ったことがあるのですが、まずお寿司を食べ、久し振りに見た「小樽運河」何だかとても懐かしくて、かなり長時間ここに居てしまいました。ホテルから運河に行く途中に「日本銀行小樽支店」跡があり、係の人が説明してくれましたが、2002年9月まで普通に業務を行っていたのだとか。

   そして、札幌。例の「札幌時計台」に行って中の札幌農学校の資料を見たり、沢山写真を撮ったあと「ラーメン横町」に行って食べたラーメンの美味しかったこと。出来たら小樽の「石原裕次郎記念館」と「富良野」に行きたかったのですが時間が無くてパス。ブログを二日間更新出来ませんでしたが、天気に恵まれたいい旅行でした。

衝撃的な体験談

   前に証券会社に勤めていた知人のニューヨーク支店が2001年9月11日(8年前の今日)にテロにやられたビルの45階にあって、航空機がビルに突っ込んだ時の話をつい最近聞きました。瞬間、知人も同僚も何が起きたのかまったく推測出来ず「地震がないはずのニューヨークに地震」と思ったそうです。

   廊下に飛び出すと、右往左往している沢山の人々、そして、ビルは停電してパニック状態。何が何だか解らないままビルの外に出て九死に一生を得た話を聞いて、あの時、何度も繰り返しテレビで見た映像を思い出し身震いしました。まさか、あの事件に居合わせた方の体験談を直接聞くことが出来るとはびっくりです。

   あれからもう8年も経ってしまったのですね。あの時、ブッシュ大統領とアメリカ国民の怒りは想像を絶し、激しい口調の大統領のスピーチを思い出します。アメリカの人にとっては、いくら月日が経過しても絶対に脳裏から消すことが出来ない忌まわしい事件で、改めて犠牲になった方々のご冥福を祈るばかりです。

   ところで、その知人の話によると、アメリカは地震がない国でビルの設計は、日本のビルのように全部に鉄筋が入ってないのだそうです。従って、レンガを積み重ねて作ったようなビルはあんな事が起きると非常にもろく、がれきの山になってしまうとかで、その場に居合わせた人の体験談はとても迫力がありました。

推薦する三冊の映画解説集

   映画ファンが、是非、座右に置いといて欲しい映画解説集を3冊紹介します。映画評論家双葉十三郎著「外国映画ぼくの500本」「日本映画ぼくの300本」「外国映画 ハラハラドキドキぼくの500本」。なんでこの三冊を推薦するかというと、5行~10行の解説の文章が実にいいのです。

   この本の出版元、文藝春秋社がこんな紹介文を書いています。《この本は双葉氏がただ一人ですべてを書いたという一貫した姿勢、批評の精密度と内容の面白さ、貴重な映画が数多く収録されている点で、アメリカの類書などを優に凌駕しているのみか、世界でもまれな映画評論集、ガイドブックといえる》と。

   双葉さんは実にユーモアたっぷりの知的な筆致で、誠に的確に解説しています。例えば過去に観た映画だと「そうそう、そんな場面があったなぁ」と映画を思い出し、改めて観たくなってしまいます。双葉さんは☆(20点)と★(5点)を使っての評価で有名で、過去の最高点は☆☆☆☆★★だそうです。

   この本の使い方は、レンタル屋に新書版のこの本を持っていき、面白そうな映画を見つけたらちょっと見てみるのです。そして、その映画が☆☆☆☆以上だったら、迷わずに借りても絶対に損をしないことを保証します。但し、この本に載ってない映画だったらパスするのが無難です。時間の浪費を避けるために。

キヨスクがセルフレジを導入

   キヨスクがセルフレジを実施することをインターネットで知りました。現在、キヨスクは品物をバーコードで読んでレジで販売しているのですが、時間が掛かりキヨスク離れが進んで売上が落ちているんだそうです。そもそも、昔のキヨスクは全商品の値段を覚えている販売員の名人芸がモノをいってました。

   例えば、ホームで電車が入ってきてる時でも、何かを買うと販売員は眼にも留まらぬ早業で販売して電車に間に合わせてくれたんですね。それがいつしかレジを通すことになって、販売スピードが落ちてしまい、電車に乗るためには新聞(ちゃんとバーコードがあります)を買うのを断念せざるを得ない現象が起きています。

   それを「Suica」を使ってのセルフレジによって解消しようという狙いです。物を買う時に現金での支払いだとぴったりの人ばかりとは限らずに、当然、お釣りのやりとりが生じ、これが意外と時間が掛かってしまいます。「Suica」だとお釣りのやりとりがないのでスピードが速まりますが、肝心な機械操作はスムーズにいくのでしょうか。

   まだ、実施しているのを見てないので今のところ何とも言えませんが、スピードがどんなに向上するのか、早く実際に体験してみたいものです。ただ、商品を手に取った途端に電車がホームに入ってきて、お金を支払ってる時間がなく慌てて商品を元の場所に戻して買わずに電車に乗るようなことが起きないのかちょっと心配です。

ヴァイオリンの四大協奏曲

   クラシックが好きな方なら四大ヴァイオリン協奏曲と言えば、それがベートーヴェンメンデルスゾーンブラームス、そして、チャイコフスキーのものであることは大抵知っています。中でも、クラシックの入門曲によく取り上げられるメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は、出だしの特徴のあるメロディが直ぐに頭に浮かびます。

   この偉大な四人の作曲家について、ある音楽史の本にこんなことが書いてありました。この四人はみんなピアノから入っていて、チャイコフスキーは別にしてピアニストとしても大成しています。チャイコフスキーも初めはピアニストを目指していたのですが、家庭の事情で法律学校に行かざるを得なくなったのだそうです。

   しかし、ピアノの練習だけは続けていたのですが、十九歳の時に先生からそんな練習では無理だと言われて作曲家に転向しています。ところで、ヴァイオリンは身近な楽器なので大作曲家の手に掛かれば作曲は簡単そうですが、テクニックは無限にあり、効果的な音の組立はヴァイオリンで悪戦苦闘したヴァイオリニストしか出来ません。

   そこで、メンデルスゾーンにはヴァイオリンのプロ、ダーヴィッドが協力し、ブラームスはダーヴィッドの弟子ヨアヒムが助言し、チャイコフスキーはヨアヒムの弟子コテックと相談しています。つまり、この三人ともダーヴィッドとその弟子に教わった共通点があり、誰の助けも借りなかったのはヴェートーベンだけなのだとか。

圧倒的迫力の高校生クイズ

   録画しておいた第29回高校生クイズの3時間を昨日じっくり観ました。そして、高校生の計り知れない知力に脱帽し、敬服し、そして感動しました。クイズ番組は好きでよく見るのですが、こんなにレベルの高いクイズの問題に接したのは初めてです。これは、もう、クイズと言うよりあらゆるジャンルの学問の領域です。

   52校を8校に絞るまでの50問ですら超難問の連続で、例えば《[集める][隠れる][舐める]は[アツメル][カクレル][ナメル]ですが[集る][隠る][舐る]はなんと読むのでしょう?》という問題の正解は[タカル][コモル][ネブル]でしたが「ヘー」という感じ。中には小学生の時に漢字検定1級をとってる人がいるんですから驚きです。

   そして、最後に残った8校は太田高校開成高校東大寺学園旭川東高校宇都宮高校浦和高校ラ・サール高校久留米大付属高校という名門高校ばかり。次に5問勝利の早押しの対抗戦で4チームに絞るのですが、結局、勝ったのは開成高校、東大寺学園、浦和高校、ラ・サール高校の4校。

   ここから決勝戦の2チームを決める問題の難しさにはびっくり仰天。そして、決勝戦はラ・サール高校と東大寺学園で、この一騎打ちを見なかった人は絶対に損をしています。苦闘の末に優勝したのは東大寺学園でしたが、それにしても、こんなに頭のいい高校生が沢山いるのを見て、日本の将来に安心しました。

ビル建築に不可欠なクレーン

   建築中のビルの屋上を見ると、よく大きなクレーンがあり、どうやって屋上まで持っていったのか不思議に思ったことはないでしょうか。昨日の朝日新聞の朝刊に「タワークレーン」、正式名称「クライミングクレーン」と呼ばれるビルの建設に絶対不可欠なこのクレーンのことが図解入りで詳しく書いてありました。

   最初、クレーンの支柱の台は一階の床の横木のように渡された鉄筋コンクリートなどの梁に固定され、ビルの4階までをカバーしています。従って、建築はそのクレーンで4階までが進められるのですが、それが終わると、今度は油圧シリンダーという装置の力で高く上げて支柱を3階の梁に固定します。

   すると、6階までの建築が可能になり、それが済むとまた油圧シリンダーの力で支柱の高さを上げていくという繰り返しで、クレーンは常に建築中の最上階をカバーしながら高くなっていきます。インターネットにそのイラストがあるので見て下さい。そして、ビルが完成したあと、屋上に残ったクレーンをどうやって撤去するか。

   その手順は、そのクレーンでそれより「少し小さい」クレーンを屋上まで吊り上げます。そして、大きなクレーンを分解して、その「少し小さい」クレーンで下に降ろします。次に今度はそれより「もっと小さい」クレーンを吊り上げるという繰り返しで、最後のクレーンは分解してエレベーターで降ろすのだそうです。人間の頭脳って凄いです。

苦悩する自民党と苛立つ首相

   総選挙が終わって初めての麻生太郎首相の記者会見をご覧になったでしょうか。大敗の苛立ちを露骨に記者の人達にぶっつけているのにはびっくり。党内の幹部ですら、首相の態度に非常に不快感を示し、まるで喧嘩腰の言い方に顔をしかめてました。そして、昨日の朝日新聞の「天声人語」がそのことをこう書いています。

   《…選挙後初めての「ぶらさがり取材」の様子をテレビが伝えていた。露骨な苛立ちを記者団にぶつける日本の首相は、悲しいが「良き敗者」の像からずいぶん遠い。それは、メディアを通して、国民に悪態をつくことでもある。いささかひどいと思ったのか「ノーカットで流します」と報じる局もあった。…》と。

   その映像を見た私の感想は、記者団の代表質問もちょっと首を傾げたくなる内容で、首相が腹を立てるのも解らなくはないのですが、首相は日本全国に流れる映像であることをまったく忘れているようで、怒った眼が印象的でした。笑いながら「もう少し質問の仕方を勉強したらいかがですか?」などと言えばよかったのに。

   目下、自民党の方々は16日の特別国会で首相指名の際に誰の名前を書くかで悩んでいます。「責任をとって総裁を辞任する」と言っている麻生さんの名前だけは絶対に書かないと言ってる党員もいますが、自民党内部の混乱は眼を覆うばかり。総裁に立候補しないといち早く表明している舛添要一大臣の気持がよく解ります。

ピアノを弾く為の教則本

   前に中村靖著「大人がはじめるピアノ入門」(アスキー新書)という本を買いました。その本の冒頭に《…ピアノを弾きたいのにはじめない方は「いずれはじめよう」「来年こそは」と、スタート時期を先に先にとのばす傾向があり、いったん先のばしのスパイラルに陥ると、ずっとピアノが弾けないままで…》と書いてあります。

   正に私のことを言っていて、無類の音楽好きの私がピアノを弾くことは長年の夢で、休日にピアノ教室に通って弾けるようになったらと思ったこともありましたが、思っただけでその計画は立ち消えてしまいました。しかし、頭の中にはまだ、若干、その夢が残っています。それに、電子ピアノも持ってることだし。

   更にその本にこんなことが書いてあります。《…大人のピアノ趣味を拒むものの大きな要因は、読譜です。…ピアノの先生には、必要最低限の知識として、読譜のマスターをあげる方がたくさんいらっしゃいます。だからといって、それが必須かといえば、こと大人のピアノ趣味には不要な場合があるのです。…》と。

   つまり、この本は音符の並んだ楽譜を読むための知識は一切必要としないで、ピアノの鍵盤の図に示された箇所を指で弾いていく「鍵盤楽譜」の教則本です。確かにピアノを弾くための手っ取り早い方法には違いありませんが、やっぱり、ちょっと邪道のような気がして、相変わらずピアノが弾けないままでいます。

日本語の主語

   「日本語使い方考え方辞典」(岩波書店)によると、主語とは英語文法論などの翻訳を通して日本語にも適用されてきた文法用語なんだとか。そう言えば、英語の主語はほとんどの文章に明確に存在し、時に「it」のような形式的な主語を設けることすらありますが、日本語の文章には、主語がはっきり表示してないことが多々あります。

   基本的には「~は」や「~が」付いてるものが主語とされていますが「雨、やんだよ」みたいにどちらも無いこともあれば「秋は果物がおいしい」のように両方が付いてることもあって複雑。例えば「ドシャブリだね」とか「コンコン降ってるね」など述語から主語の雨や雪を連想させてしまうこともあります。

   つまり、主語を明示しなくてもいい日本語の特徴から和歌や俳句が生まれている訳で、日本語のみにしかあり得ない芸術です。例えば英語のように明確に主語がないと文章が成り立たないのとは違って、主語が曖昧でも通用する日本語は色々なテクニックが使え、奥が深い言語と言えるかも知れません。

   日本語では、文脈や状況から何を言おうとしてるかが解るならば、主語を文中に表示しないことが普通に行われます。例えば「だんだん秋めいてきたね」など主語のない文章はごく自然な日本語と言えるようで、日本語の主語は《文法上の概念》として必要がないという意見もあるそうですから、やっぱり日本語は特徴的な言語です。

お札が破れにくい理由

   何人もの手に渡り、折り曲げられても、握りしめられたりしても、お札が中々破れない理由をご存知でしょうか。ことに日本のお札は丈夫なんだそうですが、その製造はミツマタという丈夫な繊維を持つ木を原料に使っているからだということを最近知りました。確かに、お札が簡単に破れるようでは困りますからね。

   ミツマタはジンチョウゲ科の落葉低木で、その名前の通りに枝の分かれ目は全て三つまたになっています。もともとは中国の中・南部からヒマラヤにかけてが原産地で、日本には室町時代にもたらされたと言われています。春先に咲く花は淡い黄金色で美しく甘い香りがして、生け花にもよく使われる案外身近な植物なんだそうです。

   試しにミツマタを折ろうとしても、中々折ることが出来ないくらい繊維がとてつもなく強く、このため和紙の原料として用いられることになったのだそうです。秋に刈り取った幹や枝を蒸して皮をはぎ、何度も水にさらして繊維を取ります。そして、出来上がった和紙は強度や弾力があり、きめ細やかな手触りで独特の匂いがするとか。

   この和紙が紙幣に使われるようになったのは、1882年(明治15年)頃からで、ミツマタには防虫効果のある成分も含まれていて、紙幣のほかに証券類などの高級用紙にも使われています。古くなったお札は日本銀行の機械で鑑査され、流通に適さないと判断したものは処分されてリサイクルで事務用品などになっているそうです。

クラシックとジャズの融合

   オーディオとクラシック音楽の趣味が一致して長いお付き合いの友人がいます。クラシックを語らしたら大変なこだわりで《あの「新世界」の最終楽章のティンパニーの叩く数は普通より一つ多い》などと言い出して、私は比較のために「新世界」の最終楽章を何度も繰り返し聴くことになったりします。つまり、クラシックに精通しています。

   しかし、何故だか解りませんが、その友人はジャズは絶対に聴かないであろうという先入観があって、かってジャズを語ったことがありませんでした。ところが、あるきっかけで、ジャック・ルーシェというジャズ・ピアニストがクラシックの曲をジャズ・トリオで演奏しているアルバムを何枚か友人に聴いて貰ったんです。

   そもそもジャック・ルーシェはバッハをジャズで演奏しているアルバムを出して有名になったピアニストです。ところが、近年になってヴィヴァルディの「四季」ラベルの「ボレロ」ショパンの「夜想曲」などのジャズ演奏のアルバムを出して、クラシックとジャズの両方好きな人間を大いに喜ばしています。

   その友人は、それらの演奏を聴いて私にこんなメールをくれました。《…とにかく、一度聴き出したら止まりません。延々と最後まで聴き続けてしまいます。…オリジナルでの作曲者の枠を取り払い柔軟性が増し、発想がさらに豊かなものになっているのがとても魅力です。…》と。その友人と、近々、ジャズ喫茶に行くことになってます。

「出口調査」の威力

   総選挙はまったく予想通りの結果で、ついに自由民主党から民主党への「政権交代」が実現しました。それにしても、午後8時からのNHKテレビを観ていたのですが「出口調査」の威力は絶大で、はっきり「出口調査」と断って、まだ開票が始まってないタイミングなのに自信満々に当落の結果を発表してました。

   このことについては、2007年の参議院選挙の時に「出口調査の精度」というブログの記事を書きましたが、再度、調べてみました。そもそも「出口調査」は1967年のアメリカのケンタッキー州知事選挙の時にCBSが導入したのが先行事例と言われてるそうですから、すでに40年以上前から存在してるのですね。

   「出口調査」とは、新聞社やテレビ局から派遣した人が投票所から出てきた人に「あなたは誰に、またどの政党に投票しましたか?」と聞くか、候補者や政党名を書いた紙に○をつけて貰い、統計学の手法で投票の結果を予測する方法です。但し、発表は投票が締め切られた午後8時以降と各社の暗黙の了解になっているようです。

   いずれにしても、この手法は「聞かれた人はウソをついても何のメリットがないので真実を言うに違いない」という前提に立っていて、かなりの精度で結果が出るのが解っています。過去の衆院選の時に、TBSが安倍晋三の当選確実を締切り後23秒で出したのが最も早い記録とネットの百科事典に書いてありました。

陸上競技のルール

   ベルリンで行われた世界陸上、ボルト選手は予想通りに順調に勝ちましたが、棒高跳びで5メートルを越す世界記録保持者のエレーナ・イシンバエワ選手が4.75メートルの選手に敗れるという大波乱がありました。普段、あまり見ない陸上競技のルールがインターネットに載っていたので紹介します。

   陸上競技はトラック種目とフィールド種目と混成種目の三つに分かれます。トラック種目は100、200、400、800、1500、5000、10000メートル、ハードルが100、110、400メートルで障害が3000メートル。リレー競技が100×4人、400×4人、あと20キロと50キロの競歩、そして、マラソン。

   フィールド種目は、走り高跳び棒高跳び走り幅跳び三段跳び砲丸投げハンマー投げ円盤投げやり投げで、混成種目は、七種競技と十種競技。そして、服装のルールは《布地は濡れても透き通らないものを着用する》、靴は《はだしでプレイしても良いが、片足もしくは両足に靴を履いても良い》とか。

   スタートのルールも色々あり《フライングは、1度目は、やり直すが2度目は1度目の違反者と同じであるか否かにかかわらず、違反した選手は失格となる。3回目以降も同じである》。ゴールの着順は《胴体のいずれかの部分が決勝線に到着した順位で決める》など。他にも色々と書いてあるので読んでおくと競技が一段と面白くなるかも知れません。

「名探偵」登場

   ニフティが提供している「ブログ・ネタ」に《あなたの好きな“名探偵”は誰ですか?》などというミステリー・ファンの胸を躍らせる話題がありました。これはもう、その話に加わらない訳にはいきません。まず、冒頭に出てくるのが「名探偵コナン」の工藤新一。この探偵はよく知らないのでパスして、次にシャーロック・ホームズの登場です。

   コナン・ドイルの推理小説の名探偵で、架空の人物なのに、実在してるかのように有名です。この探偵がどれほど私達を切れ味鋭い推理で楽しませてくれているでしょうか。さて、次に現れるのがちょび髭のエルキュール・ポワロアガサ・クリスティの小説で難解な事件に取り組む名立たる名探偵です。

   本来、頭の中で想像していた人物なのに、何本もアガサ・クリスティの作品が映画化されていることによって、その人物像が具体的に脳裏に浮かび上がってきます。そして、アガサ・クリスティにはもう一人、ミス・マープルというご婦人の名探偵が登場する作品があって、二人の探偵が難事件を解決します。

   次に日本では江戸川乱歩明智小五郎横溝正史金田一耕助。どちらも日本の推理小説における名探偵の草分けです。そして、近代になって、西村京太郎の十津川警部と亀井刑事の二人が、小説とテレビで大いに活躍しています。そのほかにも紹介したい名探偵が沢山いますが、この続きはまた次の機会に。

京都に欠かせない魚料理

   「」というちょっと難しい字の魚があります。そうです「ハモ」、関西で人気の高い魚で、夏の京都の味と言われています。どちらかと言うと、魚料理よりも肉料理の方が好きな私でも、京都旅行の折に何度か食べているうちに、淡白でありながら濃厚なうまみが何だか解るようになったから不思議です。

   「鱧は梅雨の水を飲んで美味くなる」と言われてるとかで鱧の旬は初夏にはじまり秋まで続きます。キノコの時期になると鱧はそろそろ終わりで、鱧と松茸の組合せは「究極の出合い」と言われ、鱧と松茸の土瓶蒸しは関西の人だったら、何をおいても味わいたい一品なのだそうです。

   鱧料理と京都は切っても切れない密接な関係にあり、鱧の旬の時期に行われる「祇園祭」は別名「鱧祭」とも言われていて、京都の人は「祇園祭」が近づくと、鱧の季節がやってきたと胸を躍らせるのだそうです。また、大阪でも鱧は昔から愛されていて「大阪天神祭」には鱧は料理に欠かせません。

   鱧には長く細い小骨が多く、骨切りをしないと美味しくたべられないので、関西には骨切り専用の包丁もあり、骨切りのワザが鱧の味を決めると言われ、関西の板前にとっては絶対に必要な技術なんだそうです。ちょっと、京都の観光案内を見ていたら鱧のことが書いてあったので、私には珍しく魚をブログの俎上に乗っけてしまいました。

最高裁裁判官の国民審査

   衆議院選挙の投票が8月30日に行われますが、それと同時に最高裁裁判官の国民審査の投票が実施されます。そのことについて、昨日の朝日新聞朝刊に詳しく書いてありましたので、読まなかった人の為に紹介します。最高裁には15人の裁判官がいますが、長官は天皇に任命され、14人の裁判官が内閣に任命されています。

   その国民審査の対象になるのは長官以外の裁判官で、投票用紙に予め氏名が記入されていて、その中にやめさせたい裁判官がいたら×を書くことになっています。つまり、最高裁裁判官の関わった裁判は新聞に載っているので「そんな判決をするなんてとんでもない」という裁判官を罷免するのです。

   しかし、日頃から裁判官の判決をメモにとっておいて、国民審査に備えているなどの用意周到な国民っているのでしょうか。過去の国民審査で罷免された裁判官は一人も居ないことから「形骸化してる」との指摘が絶えないとかですが、裁判官を任命する為の形式的な手続きみたいなものですね。

   新聞に投票のルールが書いてありましたが、やめさせたい裁判官の欄に×を書くだけで、やめさせたくない裁判官の欄には何も書いてはいけないのです。もし、一つでも○を書いた場合は票全体が無効となり、×を書いた裁判官もカウントされないと書いてありましたが、○が駄目な理由の説明はありませんでした。

世界一ばかりを集めた事典

   何でも世界一には驚きと夢があります。つい最近、三笠書房から発刊された「世界で〈一番〉なんでも事典」には、人物、国、歴史、建築、動物、植物、科学など、世界のあらゆる分野の世界一を網羅していますが、よくぞ調べたとびっくりする事ばかり。そのうち、面白い世界一を幾つか紹介します。

   国歌を聴く機会はオリンピックなどの国際競技の場ですが、世界一長いのはギリシャ国歌の「自由への讃歌」。その歌詞は158節もあって全てを演奏することはほとんど無く、最初の数節だけなんだそうです。そして、世界で最も短いのが日本の「君が代」だそうでたったの11節・32音。

   映画史上、最高の興業収入の世界一は1997年のアメリカ映画「タイタニック」で18億3416万ドル(約2,000億円)。世界で最も売れたCDアルバムはマイケル・ジャクソンの「スリラー」で2007年時点で約5,500万枚。これまでで最高の気温は1921年にイラクのバスラで観測された摂氏58.8度。

   現在、世界で最も高いビルは、台北にある「台北101」で、101階509メートル。そして、このビルに設置してある東芝製のエレベーターは時速60.6メートルで、世界最速とギネスブックに認定されているのだとか。この本には驚くべき世界一が全部で106も載っているので、興味のある方は買って読んで下さい。

「オリエント急行」が廃止

   《英紙インディペンデントは、アガサ・クリスティの推理小説でも知られる夜行列車「オリエント急行」の運行がコスト高のため、今年12月に廃止されると報じた》という記事を「夕刊フジ」で読みました。早速、インターネットで検索したら、12月12日をもって126年の歴史を閉じることが出てました。

   日本でも東京と九州を結ぶブルートレインが3月に廃止になり鉄道ファンを嘆かしたのとまったく同じ事情による廃止ですね。この夜行列車の映像は映画「オリエント急行殺人事件」で見ましたが、中々豪華で印象に残っています。また一つ、鉄道ファンの夢を壊す事態が12月に起きます。

   「オリエント急行」の歴史をネットの百科事典で調べて見ると、開通記念列車は1883年10月4日の夜、パリの「ストラスブール駅(現パリ東駅)」を発車し、ドイツ、オーストリア、ルーマニア、ブルガリアなどの国を経由して、6日間掛けてトルコの都市イスタンブールの「コンスタンティノープル駅」に到着しています。

   但し、まだ全線が開通してなくて、途中のドナウ川は船に乗って渡りその先の鉄道に接続。その後、ドナウ川に鉄橋が出来て、念願の直通運転が実現しました。しかし、1891年には盗賊団が列車を襲って、乗客を誘拐して身代金を要求する事件が起きたりしたこともあるんだとか。その「オリエント急行」12月に無くなります。

マラソン・コースの距離

   昨日の世界陸上ベルリンの最終日、女子マラソンのラストの息詰まるデッドヒートを観ました。最後に日本の尾崎好美、中国の白雪、エチオピアのメルギアの三人の争いになった時、これで銅メダル以上は確実と思いながら、出来れば尾崎に金を取って貰いたくて、必死に応援していましたが、最後に白雪に抜かれてしまい残念無念。

   それにしても、ベルリンのマラソン・コースって凄いですね。道幅が集団では走れないくらい狭くなったり、走り難そうな舗装の道路になったり、路面電車のレールらしき上を走らされたり、そして、ゴールのあっけなさにはびっくりしました。普通は競技場のトラックを走ってからテープを切るのに。

   ところで、マラソン・コースが42.195キロという半端な距離になっている理由をご存知でしょうか。1908年のロンドン・オリンピックの時、ウィンザー城から競技場までをマラソン・コースに決めましたが、ウィンザー城のどの場所をスタート地点するかが問題になり色々と議論されました。

   時のイギリス国王エドワード七世の意見で、バルコニーから見える庭園にすると、王女たちが見物出来るということになり、スタート地点を決めて競技場のゴールまでの距離を測ったら42.195キロになっていたのだとか。それで、それまで40キロ前後という大まかな距離がこれに決定し、現在も続いているのだそうです。いやはや。

生涯貧困だった大作曲家

   世界中にシューベルトの好きな人沢山います。かくいう私もその一人で、こよなく美しいメロディに魅せられる大好きな作曲家の一人です。31歳という若さでこの世を去るまでに何と1,000曲を越す名曲を生み出し、ことに歌曲は「ドイツ歌曲の王」と呼ばれ、600曲以上の素晴らしい歌曲を残しています。

   にも拘わらずシューベルトは大変に貧しくて、一生涯、貧困に苦しみ続けたということをある音楽史の本で読んだので紹介します。その本によると、シューベルトはお金が無い為に結婚も出来ずに、商売道具のピアノすら買えなかったというのですから、その貧乏ぶりは半端ではありません。

   別に浪費癖があった訳ではないシューベルトがどうしてそれほど貧しかったかというと、シューベルトは遠慮深くて無欲で、地位や名誉やお金に頓着せずに、ただひたすらに作曲だけを続けていたのが原因とその本に書いてあります。例えば楽譜の代金も出版社と交渉しなかったので利益は出版社のものになるばかりだったとか。

   それともう一つの理由は、その当時はオペラの作曲がブームになっていて、どの作曲家もオペラを作曲することによって収入が増えていたのに、シューベルトはオペラを作曲していません。かくも沢山の美しい名曲を残したシューベルトの葬儀が、遺産が無かった為にとても貧しいものだったとは何だか悲しいです。

難しいナンプレを解く方法

   ナンプレ(      )は、結構、ブームになっていて本屋に行くと沢山の問題集が売られています。その中には新聞や雑誌に掲載されているものと同じ程度のものもあれば、今回、私が買ってブログに書いた「西尾徹也の世界で一番美しくて難しいナンプレ」(世界文化社)みたいなとてつもなく難しい問題集も存在します。

   それで、この難しいナンプレを解く一つの方法を説明します。例えば、ある列か行に並んでいる数字が[4579X6381]としたらX=2であることは間違いありません。新聞や雑誌に載っている問題は、人によって早い遅いはありますが、法則に従って推理しながら根気よく埋めていくと完成します。

   ところが、難しい問題は例えば[4579X63Y1]のように2ヵ所どうしても埋まらない列とか行が出てきて先に進めなくなるのです。しかし〈X=2 Y=8〉か〈X=8 Y=2〉のどちらか。そこで、まず〈X=2 Y=8〉に決めて先に進めてみるのです。但しそれから先は、後で消すことを想定してマス目の中に鉛筆で小さな数字を書いていくこと。

   そして、続けていくともし正しく無い場合は、どこかで矛盾して先に進めなくなってしまいます。例えば、ある数字がどうしても入らなくなってしまうとか。そうしたら、小さく鉛筆で書いた数字を消しゴムで消して、今度は〈X=8 Y=2〉にして続行すると必ず解決します。また、列か行が[○○X○○○Y○○]になっていて、同じ数字をXかYのどちらかに選択しなければならない時も同じ方法です。私は何度もこの方法で解いているので、是非、試みて下さい。

パズルが遊べる喫茶店

   街を歩くとインターネット・カフェやマンガ喫茶などはよく見掛けますが「パズラボ」(046-227-4741)という〈パズル喫茶〉たるものが存在するのを季刊「ニコリ」で知りました。場所は神奈川県厚木市戸田2517で、店に置いてあるパズルは500点以上もあり、コーヒーや紅茶を飲みながらパズルで遊ぶことが出来ます。

   この店の経営者は四国出身の方で、高校生の時に芦が原伸之著「究極のパズル」(講談社)を読んでパズルの虜になり、大学生の時に初めて東京に来て、神保町の奥野カルタ店や六本木にあったプレイシングスなどのパズルを扱っている店に行き、その頃からパズル喫茶の構想を持っていたようです。

   オープンしたのは2008年4月で、店内で遊ぶパズルとは別に、販売しているパズルも沢山揃えているようで、パズル好きには堪らない店かも知れません。店主は自分のオリジナルのパズル「Pencil Case」をホームページに載せたところ沢山の人から反響がありパズル仲間が増えたとか。

   パズル情報誌「パズラボ帖」という雑誌も300円で発行していて、パズル作家などが編集に加わり、一つのテーマでパズルの世界を掘り下げ、オールカラーで読み応え充分だそうです。置いてあるパズルの中にはこの店独自ものも有るようですから、ちょっと遠いですがパズルが好きな方は一度行ってみてはいがかでしょうか。

鉄道マニアの遊び「乗り潰し」

   鉄道マニアの間に「鉄道全線乗り潰し」という遊びが有るのをご存知でしょうか。これは、日本中を走っている全ての鉄道に乗ってしまおうという壮大な試みで、これには色々な定義があります。例えば乗り潰す範囲をJR線だけにするとか、JR線に私鉄も加えて鉄道の全てにするとかの選択があります。

   この遊びが一般の人にも知られるようになったのは1978年に紀行作家で鉄道マニアの宮脇俊三さんの「時刻表2万キロ」という本がベストセラーになってからで、当時のJR全線は2万2021.1キロだったことに由来しています。そして、この達成者はどんどん増えて現在は3,000人を超えているとか。

   ともかく、この遊びは乗りつぶしの設計をいかに上手に行うかがポイントで、鉄道地図と時刻表を眺めながらルートを作成する訳で根気のいる作業です。今みたいに「駅すぱあと」や「乗換案内」のようなパソコンの優れたアプリケーション・ソフトが無かった頃は大変な労力だったに違いありません。

   鉄道マニアがインターネットのサイトにこんなことを書いています。《「鉄道全線乗りつぶし」という遊びは、普通の人からみれば馬鹿げたことと映るでしょう。お金も時間もかかりますしそれを達成したからといってJRから表彰されるわけでもなく、全くの自己満足でしかないのですから。……》と。こんなマニアが日本中に沢山います。

世界の三大映画祭

   「世界の三大なんでも事典」という本によると「世界の三大映画祭」は《ヴェネチア国際映画祭》と《カンヌ国際映画祭》と《ベルリン国際映画祭》の三つで《アカデミー賞》は入っていません。その理由は、この賞は世界各国の映画をエントリーして行う映画祭ではなくて、前年にアメリカで劇場公開された映画のみだからとか。

   従って、映画祭の中で最も権威があるのが1932年に創設された《ヴェネチア国際映画祭》で、1951年に黒澤明監督の「羅生門」がグランプリを受賞して日本映画を世界中に知らしめたことでも有名です。その後、この映画祭に対抗して1946年に作られたのが、毎年、フランスのカンヌで開催される《カンヌ国際映画祭》。

   今やこの映画祭は実質的には《ヴェネチア国際映画祭》を抜いて規模の点では世界一と言われていて、同時に映画見本市も開催され、映画業界のビジネスの場としても重視されています。この賞を受賞した有名な作品は、1946年に「第三の男」、1953年に「恐怖の報酬」、1964年の「シェルブールの雨傘」。

   そして、1951年創設の《ベルリン国際映画祭》は他の映画祭と比べると社会派の作品が集まる傾向があり、新人監督の発掘にも力を注いでいます。この映画祭と日本映画の関わりは1963年に今井正監督の「武士道残酷物語」、そして、2002年に宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」が金熊賞を受賞して話題になりました。

世界一難しい「ナンプレ」

   前にもブログに書いた「ナンバープレイス」(      )。日本では「数独」とか「ナンプレ」と呼ばれていますが、最近、「西尾徹也の世界で一番美しくて難しいナンプレ」(世界文化社)というタイトルの本を買いました。この本には全部で100問が入っていて、まず、最初の3問は難なく解けて次は100問目。

   私がこの類の本を買った時のいつものパターンです。まず、冒頭の何問かが解けたら、次は一番難しいであろう最後の問題に挑戦してみるのです。恐らく、簡単には解けないことを承知の上で。予想通り、この問題の難しさたるや驚異的で、こんなのがあるんだと経験が浅い人はびっくりするかも知れません。

   いつも新聞や雑誌の問題で解けなかったことがない私がこの問題に取り組んでかなり時間が経っていますが、まだ半分以上のマス目が空白状態になっています。作者の西尾徹也さんのプロフィールを読んで見ると、1954年、和歌山県生まれで、日本にパズル文化を紹介し、パズルの礎を作った草分的存在だとか。

   2006年春にこの本をアメリカで刊行した時に記した巻頭文のタイトルが「Beautiful and Difficult」で《この本の問題はマスターレベルだからナンプレ初心者は、先に他の本を買って練習してから本書の問題にトライしてほしい》と書いてアメリカ人を驚かせたそうです。自信のある方は是非!

ヒッチコック映画を語る新刊

   旭屋書店の映画コーナーを見ていたら、眼に飛び込んだのが「ヒッチコックに進路を取れ」(草思社)という山田宏一和田誠のヒッチコック映画を語る対談です。奥付を見ると2009年8月14日第1刷発行、オヤオヤまだ出版されたばかりではありませんか。中をペラペラ見てみるると、ヒッチコック・ファンには堪らない内容です。

   何しろ、ヒッチコックに関する本をよく書いてる山田宏一とイラストレーターというより映画評論家と言った方がいいくらいの映画に詳しい和田誠です。この二人の対談が面白くない訳がなく、ヒッチコック映画が昔から好きで、ビデオとDVDで全て持ってる私が買わないで通り過ぎるなんて出来ません。

    「レベッカ」「海外特派員」「スミス夫妻」「断崖」「逃走迷路」「疑惑の影」「救命艇」「白い恐怖」「汚名」「パラダイン夫人の恋」「ロープ」「山羊座のもとに」「舞台恐怖症」「見知らぬ乗客」「私は告白する」「ダイヤルMを廻せ!」「裏窓」「泥棒成金」「ハリーの災難」「知りすぎていた男」「間違えられた男」「めまい」。

   「北北西に進路を取れ」「サイコ」「」「マーニー」「引き裂かれたカーテン」「トパーズ」「フレンジー」「ファミリー・プロット」などの批評と裏話を語り尽くしています。徹底的に面白い映画を作ることを追求したアルフレッド・ヒッチコック監督。どの作品にも独特の味があり、永遠に見続けようと思っています。

スカウトの悩みのタネ

   《菊池怪投》《スカウト陣絶賛一転 実力に疑問符》。8月14日付「夕刊フジ」の大きな見出しです。大会前から話題を独占してきた花巻東高校菊池雄星投手が長崎日大にホームラン3本を打たれ、5失点した試合のことです。何しろ岩手県大会を防御率0.72という抜群の安定感で優勝したのにこの試合は調子が悪かったようです。

   甲子園入りしてからも、連日、マスコミの取材を浴びて、この日のスタンドには菊池投手の投球を観ようと4万3千人が詰めかけ、日米のプロスカウトが40人以上ネット裏に陣取った試合だったのに味方打線の援護がなかったら負けるところでした。新聞に載っていたスカウトの話を紹介します。

   今年の秋のドラフトで1位指名は固いとされているある球団のスカウトは「いいモノは持っているが…。春(センバツ)と比べると荒々しさが消えている。コントロールを重視しているんだろうが、投球フォームにタメがなくストレートに切れがなかった。スライダーのすっぽぬけも多い」と散々の評価。

   また、獲得をひそかに狙っているメジャー球団のスカウトも拍子抜けした表情を見せていたとか。しかし、中には「いい投手である事は間違いない」「何十点取られても評価は変わらない」と言ってるスカウトもいて、2回戦の横浜隼人戦に注目が集まっています。果たしてこの試合でスカウトの心配を払拭するのでしょうか。

駅舎に温泉がある駅

   日本に温泉施設のある駅がJRと私鉄併せて8つあります。中でも有名なのが駅の正面に大きく「ゆ」と染め抜かれたのれんが掛かっているJR北上線の「ほっとゆだ駅」。ここには泡風呂や家族風呂などもあってちょっとした温泉旅館も顔負けの広さで、乗客は温泉に浸かりながら列車を待つことが出来ます。

   浴室内には鉄道信号機を模したランプがあり、普通は青色が点灯していますが、列車が来る30分前になると黄色に変わります。そして、15分前になると赤色が点灯するので、乗客がうっかりして列車に乗り遅れることはありません。いい気分で温泉に浸かっている人への心憎い配慮です。

   また、群馬県の風光明媚な渓谷沿いに走っているわたらせ渓谷鉄道の「水沼駅」も、温泉のある駅で有名です。駅舎の中にある温泉センターには大きな窓から絶景が眺められる浴室や大きな露天の岩風呂も完備していて、休憩室やカラオケも歌える宴会場まであるのだそうですから本格的です。

   このほかにも、メルヘンチックな駅舎で知られる秋田県の秋田内陸縦貫鉄道「阿仁前田駅」、中世ヨーロッパの宮殿風の駅舎を持つ山形県の奥羽本線「高畠駅」、日本のお城をイメージした熊本県の南阿蘇鉄道「阿蘇下田城ふれあい温泉駅」など。温泉に浸かりながら列車を待つとは何とも優雅な駅があるものです。

芥川賞受賞作を読む前の情報

   今年度の芥川賞は磯崎憲一郎氏の「終の住処(ついのすみか)」が受賞しました。この小説を読む方法は二つあります。新潮社より出版されている単行本を1,260円で買うか、この小説が全文掲載されている月刊「文藝春秋」九月号を790円で買うかのどちらかです。つまり、文藝春秋社芥川賞の主催者なので、こうなってます。

   それで、私は、毎年、「文藝春秋」を買っていますが、それには単に値段が安いだけではなく、ちゃんとした理由があるのです。私は読んだ小説を単行本で保存する必要があまりないことと、もう一つの大きな理由は「文藝春秋」には選考委員全員の選評が載っていて、これが結構面白いからです。

   ちなみに、選考委員は、山田詠美小川洋子石原慎太郎黒井千次高樹のぶ子川上弘美宮本輝村上龍池澤夏樹の方々。この中で、いつも真っ先に読むのが石原慎太郎知事の選評で、選ばれた作品を素直に褒めていることはメッタにありません。今回も《…的が定まらぬ印象を否めない。また題名がいかにも安易だ。…》と。

   作者の三井物産株式会社次長の磯崎憲一郎氏は冒頭の〈受賞のことば〉の中でこう書いています。《選考会の前日、関東地方の梅雨が突然明けた。そのことを知った私は、即座に確信した。「明日は晴れるのか。ならば、俺が受賞するな」…》。次長は自信満々だったのですね。果たして私の評価はどうなるのか、これからじっくり読もうと思っています。

和歌の「回文」の傑作

   「回文」(  )とは上から読んでも下から読んでも同じになる意味のある文章のことで、前に「ローマ字と英語の回文」という記事を書きました。その「回文」の傑作と言われてる和歌に《長き夜の とをの眠りの みな目醒め 波乗り舟の 音のよきかな》があり、これ以外には無いと思っていたらそれが幾つもあるんです。

   阿刀田高著「知的時間と遊ぶ本」という本に紹介されている和歌四首《むら草に 草の名はもし そなはらば なぞしも花の 咲くに咲くらむ》《惜しめども ついにいつもと 行(ゆ)く春は 悔ゆともついに いつもとめじを》《月のもと 清しといえば 冬の夜の 夕(ゆふ)ばえいとし よき友の来つ》《白雪の 消ゆる春野か 駒しばし 馬子が乗る春 雪の消ゆらし》。

   「回文」の慣例として、濁点の付いてるものと付いてないものとは同じに扱い[ざ=さ][が=か][ば=は][ぞ=そ][ど=と][じ=し]で読むのは言うまでもありません。ともかく、ちゃんとした和歌に仕上がっているのが驚異的です。しかし、詠み人など出所が解らないのがちょっと残念。

   七福神の絵に《長き夜の……》の和歌を添えて書き、元旦の夜、枕の下に入れて寝て初夢を見ると、一年間、幸運に恵まれるという言い伝えがありますが、真偽のほどは解りません。来年のお正月に試してみたらいかがでしょうか。この歌は詠み人知らずで、十五、六世紀頃の作と推定されていると阿刀田氏は書いています。

ビーチサッカーのW杯

  11月にUAEで開催される第5回ビーチサッカーW杯のことが昨日の「夕刊フジ」に載ってました。それによると、日本サッカー協会はビーチサッカー日本代表監督にラモス瑠偉氏を招聘することが決まっていて、2005年にブラジルで行われた第1回W杯で日本を指揮してから4年振りの復帰だそうです。

   ところで、このビーチサッカーのルールをご存知でしょうか。コートの大きさが普通のサッカーより一回り小さく、長さ37メートル×横28メートルでやや正方形に近い形。そして、選手の数はキーパーを入れて5人で、試合時間は12分ごとの3ピリオド36分、選手交代は随時可能でまったく制限がありません。

   また、コートにボールを入れる時は、スロー・インとキック・インが選択出来て、イエロー・カードが出ると1分間ペナルティ・ボックスに入れられます。そのほか、バック・パスをGKが手で受けられるのは一回だけで、反則した時のフリーキックはボールとゴールの間に両選手は入れないルールです。

   ラモス監督との契約は11月のW杯終了時までになっているとかで「100%呼ぶ選手は武田前園、二人には熱いものを見せてくれと言ってある」とか。監督がチームの強化とともに目指しているのはビーチサッカーの普及で、日本での認知度をもっと高めたいのだそうです。ちなみに、このゲームの発祥はブラジルです。

ジャズのアランフェス協奏曲

   モダン・ジャズの帝王と言われるマイルス・デイヴィスのアルバム、実に沢山出ています。中でも、ジャズ・ファンが是非持っていて欲しい名盤に「スケッチ・オブ・スペイン」というアルバムがあります。その第一曲が「アランフェス協奏曲」で原曲のエキゾチック雰囲気とマイルスのブルーなトランペットのトーンを融合させた大傑作。

   もし、これを聴いて感動しなかったら、ジャズ・ファンとは言えないと断言出来るほどの凄い演奏です。冒頭から引き込まれて延々16分間、マイルス・デビスが心を込めて美しいメロディを吹きまくっています。それにしても、マイルスのトランペットの音色って何でこんなにも心を揺さぶるのでしょうか。

   この曲のジャズには前に紹介したジム・ホールの「アランフェス協奏曲」がありますが、これはドン・セベスキーの編曲が大きなポイント。そして、マイルス・デヴィスのアランフェス協奏曲はギル・エバンスのアレンジで、どちらも優れた編曲がいい演奏を生んでいると言っても過言ではありません。

   では、この原曲のクラシックの「アランフェス協奏曲」をちょっと紹介します。作曲はスペインのロドリーゴで三楽章からなるギター協奏曲。中で有名なのが第2楽章のアダージョで、あまりにもメロディが美しいのでよく単独で演奏されます。ジャズ・ファンにも、是非、聴いて欲しいクラシックの名曲です。

ロシアを破った強い全日本

   ワールド・グランプリ大阪大会の女子バレー、プエルトリコと韓国を破り、勢いに乗った全日本は、昨晩、ロシア戦に勝って三連勝。最初に1セット取られた時は、平均身長がかなり違うロシア相手ではやっぱり歯が立たないのかと思っていたら、何と3セットを連続で取り逆転で勝ったではありませんか。

   昨年、全日本は眞鍋政義監督になり、主将が荒木絵里香選手、副主将が栗原恵選手で、それにかねてから評判の狩野舞子選手や坂下麻衣子選手などを加入させたりして、チームの雰囲気がガラリと変わりました。そして、全日本の実力を示す絶好のチャンスと言えるロシア戦をテレビの前でワクワクして観戦。

   第1セットはサーブレシーブが乱れて落としましたが、第2セットからは国内公式戦初出場となる狩野を投入、何本もスパイクを決めて真鍋監督の期待通りの活躍で勝利に貢献し、恐らく当人も大変な自信になったのは間違いありません。それに、昨晩の木村沙織選手のワザも冴えてもう最高でした。

   テレビに何度も写りましたが、ロシアのブロッカーの右腕に当てて外に出してしまうのは木村選手ならではの技術で面白いほどよく決まり、真鍋監督が「木村だけはどんなことがあっても変えない」と言ってるそうですが、その意味がよく解りました。久し振りにいい試合を観て大満足です。

マラソンとトイレ

   ある本で、マラソンのコースにトイレの設置が不可欠なのを知り、マラソンの経験がない私はちょっとびっくり。1973年の「びわ湖毎日マラソン」の時、トップを独走していたアメリカのフランク・ショーター選手が、ふと立ち止まって沿道で振られていた小旗を破り取ったと思ったらコースを離れて草むらに。

   そして、すっきりしたあと二人を抜き返して見事優勝したのだとか。そんなことがあってはならないと思ったのか、現在のマラソン大会では、ほとんどのコースの傍らに何ヶ所も仮設トイレが設けられていて、テレビの画面には映らないのだが、ちゃんとトイレ・マークの標識が立っているのだそうです。

   特に参加者が多い「青梅マラソン」などでは、多くのランナーが走る前にお腹をカラッポにしようとスタート付近のトイレは利用者が続出。引退した高橋尚子選手も、ベルリンで出走前に頻繁にトイレへ行く姿を見られ、ドイツの新聞に「何度もトイレに行く高橋尚子」と報じられた赤面体験があるんだそうです。

   しかし、有力選手の集まる大きな大会で、トップ集団の選手がトイレに駆け込む姿を見ることはなく、下位をを走ってる選手が時々利用しているくらい。ちなみに、優勝争いをしている選手が生理的欲求が起きた時はトイレに行ってる場合ではなく、何事もないような冷静な顔で欲求を満たしながら走るのだそうです。いやはや。

顔を見分けるシステムの普及

   指紋など身体の一部から人を見分けるシステムを「生体認識システム」と言います。最近、いたる所で特に注目されているのは「顔認証システム」で《顔を見て本人を見分ける》ということなので、人間が見間違える双子などは難しいと思っていたら、今の技術の進歩は著しくそれが可能なのだそうです。

   このシステムの歴史をインターネットの百科事典で調べてみたら、すでにアメリカで1965年頃から研究に入っていたそうで、45年も前から関心を持っていたとはちょっと驚きです。いまや、このシステムは多くの会社が取り組み、セキュリティの分野では欠かせないものになり、大変な普及をみせています。

   このシステムについて、NECがインターネットで解説しているので紹介すると《当社はこの研究に、長年取り組んでおり、カメラなどの画像入力装置で取り込んだ人の顔画像を解析し、予め登録されている顔データと照合して個人を識別し、認証精度は、100人中約99人》だそうです。

   パソコンにもこのシステムを導入し、予め登録してある人だけが使えるということで、これなら他人に秘密情報を見られる心配がなくなります。また、煙草の自動販売機に設置すると成年と未成年を識別して未成年には煙草が出てこないとかですが、大人っぽい顔の未成年も見分けるのでしょうか。

女優の視聴率のランク

   今週の「週刊文春」を読んでいて《視聴率女王》というのがあるのを知りました。主演している作品をチェックし平均視聴率が高い女優さんにランクを付けているのです。その女王に輝いたのは深津絵里。「CHANGE」「西遊記」「スローダンス」などみんな好視聴率で、同性の支持が圧倒的に高いのが強みだとか。

   そして、2位は柴咲コウで、青春ドラマの「オレンジデイズ」人情モノの「Dr.コトー診察所2006」ミステリーの「ガリレオ」など守備範囲の広さが際立っているんだそうです。次の3位は竹内結子で〈女性としての落ち着いた雰囲気を持っている〉〈大人の女の魅力がある〉とかで人気があります。

   4位は「花より男子」で人気女優の仲間入りを果たした井上真央。5位小雪、6位稲森いずみ、7位宮崎あおい、8位上野樹里、9位戸田恵梨香  10位篠原涼子で以下30位まで書いてあるのに、その中には、よくテレビで頻繁に見掛ける上戸彩や米倉涼子の名前が入っていません。

   CMによく出ている上戸彩はドラマではあまりパッとせず〈可愛くて人気があるのに、露出が多すぎてドラマに出ても有り難味がないため、損してる感じ〉なのだそうです。そして、米倉涼子は〈美人過ぎて、普通のドラマに馴染まない。だから、非日常な「黒革の手帖」などは視聴率がいい〉と書いてありました。

ブログの記事の第一作

   相変わらずビートルズのCDの売上が世界的に好調だそうです。確かにビートルズの音楽には独特の魅力がありますからね。ところで、私は「ビートルズってなんだ?」(講談社)という本を持っていて、53人の各界の有名人が、ビートルズのことを熱く語っています。その中の一人に写真家の浅井慎平さんがいます。

   浅井さんは日本中のビートルズ・ファンを熱狂させた1966年の武道館コンサートを撮った写真家で、その時のことを書いています。その出だしは《ビートルズをとじこめたカメラ、ニコンFブラックボディ、ナンバー16479915。あの時、僕はそれにコダックのハイスピードをつめ、ビートルズにシャッターを押し続けた》。

   3年前の2006年7月、銀座のソニー・ビルでこの「ビートルズ武道館コンサート写真展」がありました。会場は沢山の人で溢れていた記憶があります。私がブログを始めたのがちょうどその頃で、その記念すべき第一作がこの写真展のことを書いた「ビートルズ写真展」という記事です。

   まだ、ブログの記事をどのくらいの長さで、どんな風に書けばよいのか解らなかった私は、原稿用紙一枚にも満たない短い記事を書きました。何だか凄く懐かしい思い出です。この記事が1,125番目の記事ですから、よくぞ続いていると「継続の美徳」を自分で讃えたい気分です。ビートルズのことからふと三年前を思い出しました。

クラシック音楽を聴く醍醐味

   ドヴォルザークの交響曲第9番ホ短調「新世界より」が好きで、沢山のCDを持ってます。音楽史によると、1892年9月27日、ドヴォルザークは妻と二人の子供を伴ってニューヨークに着きます。ニューヨークの富豪夫人が運営している音楽院の校長に就任する為で、破格の条件をドヴォルザークが受け入れたのです。

   その頃作曲したのが弦楽四重奏曲第12番ヘ長調「アメリカ」、チェロ協奏曲ロ短調、そして、交響曲「新世界より」でこの三曲ともドヴォルザークの傑作で大好きです。中でもこの最後の交響曲を何度繰り返し聴いているか解りません。まず、第1楽章はチェロによる沈み込むような主題の序奏で始まります。

   第2楽章は「家路」として知られているラルゴで、中間部のフルートのソロの後をオーボエとクラリネットが引き継ぐあたりの美しいこと。次の第3楽章は舞曲風で楽しいメロディに終始し、そして、終楽章は力強い序奏で始まり、行進曲風の主題が中心になり一度大きく盛り上がった後、思い掛けずに静かに終わります。

   私が持ってるのは、ワルター指揮コロンビア、ケルテス指揮ロンドン、トスカニーニ指揮NBC、ストコフスキー指揮ニュー・フィル、ヴァーレク指揮プラハ、スウィトナー指揮ベルリン、小林研一郎指揮チェコ、ジュリーニ指揮シカゴ、フィッシャー指揮ブダペスト、朝比奈隆指揮大阪フィル、小沢征爾指揮ウイーンなど11枚。同じ曲が指揮者によって演奏が違うのを味合うことも、クラシック音楽を聴く醍醐味です。

合理的かつ複雑な運賃体系

  時刻表を見ると列車の左側の欄に「営業キロ」が載っていて、これによって運賃の計算をすることが出来ます。でも、ローカル線などは「営業キロ」の隣に「換算キロ」や「運賃計算キロ」が書いてあるのに気がついた方はおられるでしょうか。JRの運賃は、たとえ100キロ走っても、線によって金額が違うのです。

   これは、営業成績の悪い線、つまり「地方交通線」は運賃を高めに設定して赤字を減らす為のシステムで、「換算キロ」や「運賃計算キロ」が書いてある路線はこれを用いて運賃計算をしなければなりません。ちなみに、運賃体系は「幹線」「地方交通線」「東京・大阪の電車特定区間」「山手線・大阪環状線」の4つに分かれています。

   どの線が「幹線」でどの線が「地方交通線」かは時刻表の最初のページにある「索引地図」を見れば直ぐ解り、駅名が黒字で書いてあるのが「幹線」で、青字で書いてあるのが「地方交通線」です。普段よく使ってる「索引地図」ですが、もしかしたら、この区別を知らない方が沢山おられるのではないでしょうか。

   「幹線」だけ「地方交通線」だけで旅行する場合は、そう複雑ではないのですが「幹線」と「地方交通線」の両方を乗り継ぐ場合は《「幹線」の乗車区間の営業キロ数》+《「地方交通線」の乗車区間の換算キロ数》=《運賃計算キロ》になり計算が大変です。但し、JRのコンピューターはこのことがプロミングされています。

イチロー選手の愉快な会話

   阿川佐和子さんの対談集「阿川佐和子のこの人に会いたい」(文藝春秋)の一番最初に登場するのがシアトル・マリナーズイチロー選手。まだ日本に居る頃の会話です。イチロー選手らしいユニークな話が随所に出てきて、また、阿川さんの巧みに面白い話を引き出すテクニックも手伝って実に愉快なので紹介します。

   まず、イチロー選手が好きな数の話です。車のプレートの数字の最高は99-99だから99に99を足すと198。それに43を足すと241になるのでこの数字が好きだというのです。それなら43はどこから出てきたんですかと阿川さんが訊くと、その答は小学校5年か6年の時の親父さんの年齢だとか。

   阿川《何で?》イチロー《それはちょっとここでは言えないなんですけど……》阿川《知りたいッ(笑)》。結局、イチロー選手はその理由を言いません。何だか不思議な好きな数です。次に野球選手としての専門分野、動体視力の話です。イチロー選手は新幹線に乗ると「見えそうで見えない微妙な距離」の看板の文字を見る習慣があるんだそうです。恐らくバッティング・アイの訓練。

   そして、食べ物の話です。好き嫌いが多く《トマト、レタス、キュウリは好きだけど、トマト・ジュースはダメです。デカいニンジンはダメだけど、千切りは大丈夫。ピーマンは焼けば食べるけど生はダメ。肉は好きだけど、カレーの肉は食べない》とか。打撃の天才、イチロー選手の会話も食べ物もやっぱり天才っぽいです。

衆議院と参議院

   8月30日に衆議院の選挙が行われます。日本の国会は二院制で、衆議院と参議院があることは誰でも解っていることですが、この二つの違いは何かと、約一ヶ月後に迫った選挙を前にインターネットでちょっと詳しく調べてみました。知ってる積もりでも、きちんと明確に把握してないことって意外に多いものです。

   まず、日本の国会は何故二院制で、衆議院と参議院があるかというと、法律や予算など大切なことを一つの場所で話し合って決めてしまうよりも、同じテーマを別の場所で二度論じた方が、つまり、ダブルでチェックした方が安全であるからです。現在、世界のほとんどの国が二院制を採用しています。

   それで、衆議院の定員は480人、任期は4年、但し任期途中での解散があり、立候補出来る年齢は25歳以上で、内閣総理大臣は衆議院から選出する慣例になっています。また、参議院の定員は242人、任期は6年で3年ごとに半数が改選され、解散はありません。また、立候補出来る年齢は30歳以上と決められています。

   国会審議の流れは、政府原案として国会に提出されたものは、まず衆議院で審議され、参議院の議決を経て決定されます。国会は通常国会臨時国会特別国会の三通りあり、通常国会は毎年150日間の1回だけ。臨時国会と特別国会は回数は不定で、両議員一致の議決によって開催されます。

女性の武器のアンケート

   話題豊富なニフティのココログ・ニュースにこんな記事がありましたので紹介します。ある何かの番組で「顔のパーツで欲しいと思う女性の武器は?」というアンケートを行った結果、第5位は《長いまつげ》。ほうほう、そう言えば、電車の中で夢中にまつげの手入れをしてる女性を時々見掛けますが、これって結構重要なんですね。

   第4位は《美しい髪》。女性の髪も大切なパーツの一つで、美しい髪は女性にとって大きな魅力に違いありません。髪型に色々と神経を使ってるようです。次の第3位は《白い歯》。それはそうですよね。女性の美しさの表現に明眸皓歯というのがありますが、女性の笑顔からこぼれる白い歯は大きな武器です。

   次の第2位は《大きな瞳》。確かに女性の大きな瞳で見つめられたら、大抵の男性がメロメロになるのは間違いなし。そして、ダントツの第1位は《きれいな素肌》。肌は「面積が広い分、きれいだといい印象になる」とかで、「好きなメイクを思う存分楽しめる」「メイクの時間が短くてすむ」などがあるのだとか。

   専門家のについてのアドバイスです。「夏は温度調節のため毛穴が開き皮脂の分泌量が特に増えます。たくさんかく汗はアルカリ性になり雑菌が繁殖しやすい状況を作ってしまいます。また角質も厚くなりがち。これらを抑えるためには、洗顔がポイント」だそうです。美しくなるために女性は武器を磨いて努力しています。

黒澤明監督のサスペンス映画

   黒澤明監督に「天国と地獄」という作品があります。よく黒澤作品の最高傑作は「七人の侍」と言われていますが、私の個人的な意見ではこの映画に勝るものはなく、何回繰り返し観たか解りません。ともかく、シナリオも演出も抜群、そして、出演者も目を見張る演技で映画の面白さが満喫出来ます。

   前半は会社の経営を巡る人間ドラマ、そして、後半になると手に汗にぎるサスペンス。子供の身代金目当ての誘拐がテーマなので、上映当時、宣伝に大変神経を使ったようですが、娯楽映画として一級品です。原作はエド・マクベインの「キングの身代金」で、誘拐する子供を間違えてしまう展開の面白さは秀逸。

   白黒映画なのに瞬間的にピンクの煙を出すなど、黒澤監督もコッています。犯人を捜す推理も面白く、犯人が解ってからも、巧みなストーリーの組立で一体どうなるのであろうかと観客の目を引きつけます。犯人役の山崎努はこの映画によって、悪人のイメージがずっと消えなくなった迫真の演技です。

   黒澤明監督は時代劇が多いのですが、このような現代作品をもう少し撮っておいて欲しかったですね。この映画を久し振りにビデオで観て、改めてその出来映えに感嘆しました。身代金を列車の中から犯人の指示に従って落とすシーンなど、黒澤監督ならではの演出を感じます。未見の方は是非レンタル屋で借りて観て下さい。

山手線一周の小旅行

   東京の山手線は首都圏の大動脈です。前に「山手線一周の所要時間」というタイトルで一周の所要時間が1時間を切るのに80年以上も掛かったことを書きましたが、今度は山手線で遊ぶ話です。そもそも、山手線を一周する時間は約1時間ですが、料金は幾ら掛かるかご存知でしょうか。

   JRでは東京近郊、大阪近郊、福岡近郊を一般の料金体系と違う「大都市近郊区間」として別扱いで計算しています。山手線も当然のことですが東京近郊区間に入り、この区間内の駅から駅への運賃は「旅客営業規則」により実際の乗車距離と関係なく二駅を結ぶ最短距離で計算することになっています。

   従って、東京から有楽町までの130円のキップを買って、神田、上野、池袋と逆に回って有楽町に行っても料金は同じです。普通、こんな乗り方をする訳がありませんが、電車が好きで堪らない人には格好の乗り物で、窓から東京の街を眺める小旅行が楽しめ、外国の観光客もよく利用してるそうです。

   しかし、東京駅を出発して逆に回って有楽町駅に着き、降りないで東京駅まで来てしまうと130円では駄目で、往復料金として260円が必要になります。もし、緑の窓口で山手線一周の乗車券を買うと最短距離のルールが適用されずに実際距離の460円。私は前に買った[東京~東京]の乗車券を使わずに大切に保管しています。

派手な衣装に抗議が殺到

   「ミス・ユニバース」の日本代表、宮坂絵美里さんがナショナル・コスチュームとして着用する衣装に批判が起きていると昨日の「夕刊フジ」に書いてありました。牛革レザー製の黒の振り袖に、ショッキング・ピンクの下着とガーターベルトという派手なもので「日本が誤解される」などと1,000件以上の抗議が殺到。

   この衣装をデザインしたのは、東京の原宿を中心に展開するデザイナーズ・ブランド「義志」(よしゆき)の社長とかで、ミス・ユニバース2006年準優勝の知花くららさんや2007年優勝の森理世さんの衣装も担当した実力者です。今回もミス・ユニバース事務局の有名フランス人から指名されて、幾つかの候補の中から選んだものだとか。

   この衣装の写真を見た人は一様にポルノ女優のようだという反応を示し、この衣装が優勝の機会を損なうのではないかと失望したと言っているようです。帯を手配した老舗の呉服店は「こんな衣装になるのが事前に解っていたら辞退した」と言ってるとかで、確かに度肝を抜く斬新にして奇抜な衣装です。

   宮坂絵美里さんは8月に行われる世界大会に向けてすでに日本を離れています。その選考は想像を絶する厳しさで、最終的には舞台で世界一を競うことになりますが、その前が大変です。事務局が組んだ色々なイベントに出席、そして、一人一人に審査員がついてあらゆることをチェック。宮坂さんはどんな成績になるのでしょうか。

皆既日食と金環日食

   太陽地球の間にが入って、この三つが一直線に並び、地球から見た太陽を月が隠してしまう現象を「日食」と言います。そして、月の見た目の直径が太陽より大きくて月が太陽を完全に隠してしまうのが「皆既日食」。また、太陽の見た目の直径が月より大きくて、太陽が完全に隠れないのが「金環日食」、つまり「金環食」と言います。

   7月22日、46年振りの「皆既日食」の話題が新聞やテレビを賑わし、次は26年後だそうですが、学者は勿論のこと、一般の人も大いにロマンをかき立てました。より長く見られるという魅力で鹿児島の悪石島まで行った人は生憎の雨でかえって見られないという皮肉なことになって残念でしたね。

   NHKテレビで、皆既日食に関する裏話を放映していたのを観ましたが、色々なドラマがあって面白かったです。中に、この日に愛する女性と一緒に皆既日食を見たい願望で、必死になって相手を探しその夢が叶って結婚したという話があり、幸せそうな二人のインタビューが印象に残りました。

   ところで、三年後の2012年5月21日に東京で「金環食」が見られます。この日の東京の日の出は4時32分で、6時23分頃からかけ始め、金環食の最大は7時35分、そして、完全に食が終り普通の太陽に戻るのは9時11分。ちなみに、2012年の次の金環食は2030年の北海道になるのだそうです。

ジャズ喫茶店主の早業

   高田馬場のジャズ喫茶「マイルストン」にまた行ってきました。駅から近いのと、JBLの「Olympus」でジャズを聴きながら本棚の古本を眺めるのが何ともよくて、すっかりこの店が気に入っています。そのかわり、吉祥寺の「メグ」も四ッ谷の「イーグル」もちょっとご無沙汰していますが、いずれどちらにも行こうと思っています。

   さて、店主の「どうぞリクエストして下さい」の言葉に甘えて、ピアノのデイヴ・ブルーベックとアルト・サックスのポール・デスモンドとの絶妙なコンビネーションで有名なアルバム「DAVE DIGS DISNEY」をリクエストしました。家でよく聴いてるCDですが、この店の装置で聴きたくなったのです。

   すると店主は沢山のコレクションの中から電光石火の早業でそのLPを取り出すではないですか。私の持っているのはCDですが、この店はLP。前に「メグ」のオーナー寺島靖国さんが「目的のものを瞬間に取り出す快感の為にジャズ喫茶を開いた」などとエッセイに書いていましたが恐らく気持がいいに違いありません。

   しかし、私はそれを見ながら、この店のCDやLPの全てに整理番号を付けて番号順に並べ、私が使っているシステムでパソコンのデータベースで検索すれば、もっと早く取り出せるのにと余計なことを考えました。でも、こんな話をしたらきっと店主にイヤな顔をされるのは間違いないと思い止めました。

狭き門の宝塚歌劇団

   宝塚歌劇団は芸事が好きな女性にとって憧れの場所ですが、誰でもが目指せる訳ではありません。歌劇団に入るためには宝塚音楽学校への入学が必要で、中学3年から受験出来て高校卒業までの4回、受験のチャンスがあります。合格率は毎年20~30倍で、たとえ芸事の経験があまり無くても合格の可能性があるのだとか。

   芸事の経験があまり無くても大丈夫なのは、入学してから予科、本科の2年間でびっしり鍛えられるからで、卒業後は全員が宝塚歌劇団員になりますが、研究科所属の女子技芸員というのが正式の名称だそうです。そして、卒業後は花、月、雪、星、宙の5組に分かれて公演に参加出来るようになります。

   そのデビューはラインダンスと決まっていて、卒業の成績順にプログラムに名前が掲載されるというように宝塚ではかなり序列が重視されるシステムで、入団後1,3,5年毎に実技試験が行われて試験のたびに席次が変化していくのだとか。また、入学年次による先輩後輩の関係は、たとえ退団した後でも一生ついて回ります。

   娘が高校生の頃、一時、宝塚に夢中になり、結構、東京宝塚劇場に付き合わされました。宝塚の舞台はまず劇があって、その後に歌と踊りがあります。前半に行われる劇は私にとって退屈の極みでよく居眠りして娘のひんしゅくをかったりして。しかし、後半の歌と踊りは華やかで観る価値がありました。娘との懐かしい思い出です。

駅名の大学が存在しない駅

   千葉県佐倉市に、大学が無いのに「女子大」駅という駅があるのをご存知でしょうか。この名前からして、女子大があるから名付けたと思っても不思議はありませんが大学は存在しないのです。何故、こうなったかと言うと1982年に和洋女子大学がここに移転する計画があり、山万ユーカリが丘線が駅名をこうしたのだそうです。

   ところが、その移転計画は立ち消えて、大学は来なくなったのに駅名だけは計画通りに現在も「女子大」駅になっています。しかし、和洋女子大学のセミナーハウスだけがこの地にあるのは、きっと移転がなくなって申し訳ないと思った大学がせめてもということで作ったのかも知れませんね。それとも、セミナーハウスが先にあったのかも。

   また、東急東横線の「都立大学」駅東京都立大学が多摩ニュータウンに移転して大学が無くなってしまったのに駅名はそのままです。現在、大学の最寄り駅は京王相模原線の「南大沢」駅で「都立大学」の駅名を譲って欲しいとリクエストしても、東急は「すでに地元に定着している」という理由で承諾しないのだとか。

   そして、同じ東横線の「学芸大学」駅東京学芸大学がかなり以前に小金井市に移転しているのに駅名は変えていません。もし、駅名で「当然、この駅に大学があるだろう」と思い込んでいたら、入学試験の時に大変なことになってしまいます。ちなみに、東海大学がある小田急線の「大根」駅は、駅舎の建て替えに際し「東海大学前」駅に変更しました。

身体の部分が頭につく慣用句

   慣用句には面白いものが沢山あって日本語の奥の深さを味合わせてくれます。前に口が頭につく慣用句をズラズラと並べ、次に手が頭につく慣用句を集め、そして、目が頭につく慣用句を沢山紹介しましたが、今回は足が頭につく慣用句をいっぱい探しました。意味を考えながら読んで下さい。

   足が重い・足が地につかない・足がつく・足が出る・足が遠のく・足が棒になる・足が向く・足で稼ぐ・足止めを食う・足並みを揃える・足に任せる・足の踏み場もない・足場を失う・足場を固める・足踏みをする・足元から鳥が立つ・足元を見る・足元に火がつく・足元の明るいうち・足元にも及ばない。

   足元を固める・足を洗う・足を入れる・足を奪われる・足を掬う・足をすりこぎにする・足を止める・足を取られる・足を抜く・足を延ばす・足を運ぶ・足を引っ張る・足を踏み入れる・足を棒にする・足を向けて寝られないなど。口、手、目に比べると若干少ないですが、それでも結構あります。

   インターネットに《身体の部分が頭につく慣用句》ばかりを集めたサイトがあります。そして、このサイトには《四字熟語》《ことわざ》《重要な語句》《重要な外来語》なども紹介しているので、このサイトを「お気に入り」に登録して、活用することをお薦めします。また、慣用句やことわざを英語に訳したサイトも楽しいです。

ユニークな「第九」のCD

   クラシック・ファンがちょっと聴きたくなるような珍しいCDを紹介します。ベートーヴェン作曲交響曲第9番ニ短調「合唱付き」、暮の風物詩「第九」をオーケストラではなくて、全曲、ピアノで演奏しているCDです。しかし、第4楽章のコーラスと4人のソリストは通常の「第九」と同じように加わっています。

   これを編曲したのはワーグナーで、まだ17歳だったワーグナーは「第九」が好きで堪らずにこの大仕事に取り組み、スコアが高価で買えなかったので図書館に通い詰めて編曲したのだそうです。しかし、ピアノが苦手だったワーグナーの編曲は演奏するのが大変難しく仕上がっているのだとか。

   その困難に立ち向かったピアニストは小川典子で誠に力強い演奏を聴かせてくれます。そして、4人の独唱者は、ソプラノ緋田芳江、アルト穴澤ゆう子、テノール櫻田亮、バリトン浦野智行、そして、合唱は鈴木雅明指揮のバッハ・コレギウム・ジャパン合唱団で、最終楽章に歓喜の歌を高らかに歌い上げています。

   初めからピアノのために作曲されたピアノ・ソナタと違いちょっと無理があるのは否めませんが、クラシック・ファンは、一度、聴いてみる価値があります。このピアノ版には、ほかにリストが編曲したものもありますが、それには声楽が入っていません。ちなみに、ワーグナーはリストの娘と結婚しているので、二人は親子関係にあります。

恒例の万歳三唱で衆議院解散

   前から取り沙汰されていた衆議院の解散が万歳三唱の中で昨日行われました。「解散とは任期満了前に衆議院議員全員の地位を失わせること」で、解散には「解散詔書」が必要です。解散を実質的に決めるのは内閣ですが、形式的には天皇陛下が発する「解散詔書」に全閣僚の署名を得ないと、衆議院を解散することは出来ません。

   与謝野大臣は都議会選が大敗した直後の解散は自民党に不利になると不満で、署名しないなどと言ってたようですが、もし、署名を拒む大臣が居る場合は、首相はその大臣を罷免して、ほかの人を任命して署名して貰えばいい訳で与謝野大臣もあまり意味のない抵抗であることを悟ってすんなり署名したようです。

   自民党は本会議に先立ち、麻生首相の出席のもとに両院議員の懇親会が開かれ、その中で麻生首相は「私の発言やぶれたと言われる言葉が、国民に不安や不信を与え、自民党の支持率低下につながった」と反省とお詫びを表明したそうですが、麻生首相の謝罪の言葉は初めてかも知れませんね。

   それで、いよいよ総選挙。その日程は8月18日に公示、8月30日が投票日で8月の選挙は初めてだとか。今回の選挙は自民、公明両党が合わせて過半数を維持するか、民主党が連立相手に想定する社民、国民新党と合計で過半数に達するかが最大の焦点となります。果たして結果はどうなるのでしょうか。

芥川賞や直木賞を辞退した人

   第141回芥川賞直木賞の受賞者が決まりました。芥川賞は、近年、女性が続いていて今回も何人か女性の候補者がいたので、もしかしてと思っていたら今年は男性で磯崎憲一郎の「終の住処」、そして、直木賞は北村薫の推理小説「鷺と雪」でした。北村薫は何年も候補に上がりながら逃していましたが念願叶っての受賞です。

   ところで、文学に携わってる人にとって、芥川賞や直木賞は咽から手が出るほど欲しい賞です。その賞を拒否した人が過去にいるのだろうかとかねがね思っていましたが、私と同じことを考えている人がいるとみえて、ネットに「芥川賞や直木賞を拒否した作家はいないのでしょうか?」という質問がありました。

   それによると、第11回芥川賞で高木卓の「歌と門の盾」が選ばれたのに、高木卓は受賞を辞退しています。こんなことがあった為か、現在は受賞候補に挙がった時、もし賞に選ばれたら受けて貰えるかどうかを作者に予め訊ねているので、受賞が確定してから辞退するということは発生しないのだとか。

   また、直木賞は第17回の時に山本周五郎が受賞を拒否していて、その作品名は「日本婦道記」。その時の選考委員は井伏鱒二、濱本浩、岩田豊雄、吉川英治、中野実、獅子文六、大佛次郎などの凄いメンバーで、高い評価で賞が確定しているのに辞退しています。その理由はどこにも書いてないので解りません。

サックスだけのオーケストラ

   神奈川県民の友人に誘われて、土曜日、JR川崎駅近くの「ミューザ川崎シンフォニーホール」で洗足学園音楽大学サクソフォーンオーケストラ演奏会を聴いてきました。演目はドビュッシーの「小組曲」、フランツ・シュミットの「ディオニュソスの祭」、そして、ファリャのバレイ音楽「三角帽子」の三曲。

   何しろ、このオーケストラの楽器編成は、ソプラノ・サックス、アルト・サックス、テナー・サックス、バリトン・サックスなどサクソフォーンだけで、それにティンパニーやトライアングルなどパーカッションを加え弦楽器が一つもありません。つまり、行進などによく使われる吹奏楽団ですね。

   サックスはジャズでよく用いられている楽器ですが、クラシックの曲で100人近い人達の吹くサックスの演奏は初めての体験で迫力満点。音楽大学の学生さん達の演奏は誠に素晴らしく聴き応えがあり、ことに三曲目の「三角帽子」にはぐいぐい引きつけられて、感動のあまり涙が出そうになったほど。

   また、5年前に出来たとかのこのコンサート・ホール、外装も美しく音響効果もよく、川崎市と東京交響楽団が手を結んで、この楽団のフランチャイズになっているのだとか。5年前のこけら落としには私が好きなマーラーの交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」を演奏したと聞いて、知っていたら聴きに来たのにと思いました。

おかずの基本ハンバーグ

   ハンバーグが好きで、ランチでよく食べます。私のランチの註文は「ハンバーグ定食をライスで、食後にホット・ミルク・ティーをお願いします」で、お店の人は「はい」と言うだけ。ランチのセットはお店によっては、サラダとスープを選択させるところがあって、その場合は「サラダ」と付け加える必要があります。

   ところで、ハンバーグを家で作ると《ケチャップを掛ける》《ソースを掛ける》《醤油を掛ける》《塩やコショウのみで食べる》などと色々ありますが、定番は《デミグラス・ソース》か《きのこソース》。《デミグラス・ソース》は市販されるものがあるので、それを使えば簡単ですが自分で作るレシピがネットで紹介されています。

   ①たまねぎ1個をスライスして、バターでいためる ②そこに小麦粉大さじ4杯ほど入れ、弱火でいためる ③ブイヨンとお湯を入れ、30分ほど煮込む ④最後に、トマトケチャップを入れて味を調節する。また、ハンバーグとしいたけは相性がいいそうで《きのこソース》のレシピもあります。

   ①しいたけ・しめじなどを食べやすい大きさに切る ②これらをよくいため、砂糖・みりん・しょうゆなどで味付けする ③最後に水溶き片栗粉を入れ、よく混ぜ合わせてとろみを出す。しかし、私は料理が苦手で私自身は一切やらず、作って貰ったものをただひたすら食べるだけですがハンバーグ美味しいです。

ジャズ・ピアノの絶大な魅力

   ジャズ・ピアノの素晴らしさにひとたびのめり込んだら、もうその魅力から逃れることは出来ません。それで、世界的なジャズ・ピアニストの一人、秋吉敏子を紹介します。彼女は日本から単身アメリカに渡り、努力を重ねて、世界中のジャズ・ファンから注目を浴びたピアニストで、沢山のアルバムが出ています。

   その秋吉敏子も、今年の12月がくると80歳。しかし、誠に元気でその人気は衰えていません。2009年7月30日に浜離宮朝日ホールでご主人のルー・タバキンと共演、そして、10月11日には東京文化会館小ホールで演奏会が行われます。私も何枚かCDを持っていますが、その鍵盤タッチ、実に鮮やかで魅せられます。

   そもそも、1953年頃銀座のジャズ喫茶「テネシー」で出演中の彼女の演奏を聴いたオスカー・ピーターソンがその才能に惚れ込み、彼の推薦で初めてアルバムを作ってプロとしてデビューしたと佐藤秀樹著「ジャズ・ピアノ決定盤」に書いてあります。その頃一緒に演奏していたのは渡辺貞夫宮沢昭とか。

   さて、私が愛聴しているアルバムはピアノ・トリオで「四季(フォー・シーズンズ)」(CRCJ-91002)。曲は春夏秋冬の9曲で「Spring Is Here」「Summer Time」「Autumn Sea」「Autumn Leaves」「Santa Claus Comming To Town」など。実に美しい曲ばかりで何度繰り返し聴いたか解らない推薦の一枚です。

眼を覆う内部の混乱

   自由民主党の内部混乱は眼を覆うような状態です。国民は新聞やテレビで何度「麻生おろし」という言葉を読んだり聞いたりしたでしょうか。麻生太郎首相を目の前にして、中川元幹事長の激しい言葉を聞いていると、もはや上下の関係などどこかにすっ飛んで、なりふり構わず、ただひたすらに「麻生おろし」に躍起です。

   従って、野党から出された内閣不信任案には「麻生おろし」に賛成してる議員はみんな賛成の白札を投じるのだと思っていたら、それが全自民党議員は反対の青札。野党席から一斉に「オオオオー!」の声の中で、中川さんも武部さんも鳩山さんもテレ笑いをしながら青札をみんなに見せているのにはびっくり。

   つまり「本当は賛成なんだけど、表向きは党員として反対しなければならない」なのでしょうか。ところで「麻生おろし」の真意は人気のない麻生総裁で総選挙を行っても結果は眼に見えているから、せめて選挙の前に総裁を代えたいということのようですが、今更遅いのではと思えてなりません。

   今朝のテレビのニュースによると、署名の集まりが完全ではなく両院議員総会の開催は不確定で、よしんば、総会を開いたとしても、全ての人が「麻生おろし」に賛成してるいる訳ではなくて、必ずしも総裁選の前倒しにつながるとは言えないとか。一体、どんな決着になるのか、自由民主党の苦悩は延々と続きそうです。

NHK-FMでバロック音楽

   NHK-FMに毎朝6時から55分間放送している「バロックの森」という番組があります。FM放送の開局以来続いている人気番組で最初は「バロック音楽のたのしみ」だったのが「あさのバロック」になり現在は「バロックの森」。かなり前に番組改正で、瞬間、無くなったのですが、愛好者からの猛抗議で直ぐに復活した記憶があります。

   この道に精通している評論家が詳しく解説し、手に入れるのが難しそうな貴重なLPやCDを放送しています。音楽史の上でバロック音楽とは1,600年~1,750年位に作られた音楽を称し、沢山の名曲があるのでクラシック音楽の初心者も熟練者もいっぱい聴いて欲しいです。その役に立つのがこの番組。

   バロック音楽の幅は広く、有名な曲としてヴィヴァルディの「四季」ヨハン・パッヘルベルの「カノン ニ長調」ヘンデルの「メサイア」バッハの「トッカータとフーガ ニ短調」や「クリスマス・オラトリオ」など。私もこの番組のファンで、朝6時ということもあり、タイマーで留守録音しておいて後で聴くのが私のパターンです。

   そこで、活躍するのがソニーのDAT「DTC-77ES」。録音機のメーカーが沢山ある中で私がダントツに好きなのがソニーの音で、昔からどのくらいお世話になってるか測り知れません。それに、何ヶ月か前にJ:COMに加入し、FM放送がアンテナからケーブルに変わった関係で、音が著しくクリアになり、日々、ご機嫌です。

「一筆書き」の法則

   「一筆書き」というパズルがあります。一筆書きとは《ある図形を書き始めたらペン先を紙から離さずに最後まで書き、一度通った線と交わってもよいが,同じ線を二度となぞってはいけない》と言うパズルです。インターネットに「一筆書き 学びの場」というサイトがあるので、説明の為にちょっとクリックしてみて下さい。

   最初に[問題1]として図形が7つ並んでいて「次の図で一筆書きが出来るものはどれですか」と問い掛けています。この判定をするにはどんな図形が出来て、どんな図形が出来ないかの法則を知っていたらいとも簡単です。このうち(ア)(イ)(ウ)(エ)の4つを例にして説明します。

   まず、図形の点の部分に目をつけて下さい。その点から出ている線が偶数ならば偶数点、奇数ならば奇数点と呼びます。例えば(ア)は偶数点が3つ、奇数点が2で成り立っている図形で(イ)は偶数点が4つ、奇数点が4つ。また(ウ)は偶数点ばかりが6つで奇数点はありません。そして(エ)は偶数点が6つで奇数点が2つ。

   さて、一筆書きが出来る図形の法則は、全部が偶数点で成り立っていること。また、奇数点がある図形は2つなら可能で、どちらかの奇数点でスタートし、一方の奇数点で終わります。従って一筆書きが可能なのは(ア)(ウ)(エ)で全ての図形を検証してみて下さい。では、3分46秒の「究極の一筆書き動画」をお見せします。

コンピューターのプログラム

   前に自社のコンピューターのシステム設計やプログラムを組んでいたので、その経験からちょっとプログラムのことを書きます。こういう仕事と関係がない人は、プログラムと聞いただけで眉をひそめるかも知れませんが、やってみるとこんな楽しい仕事はなく、毎日がバラ色に輝いていたことがあります。

   さて、プログラムとは一種の言語です。例えば、英語で一つ一つの単語をルール通りに並べて意味のある文章を構築するのとまったく同じで、プログラムを組むのは作文技術にほかなりません。その出来上がったプログラムをコンピューターに覚え込ませ、それを実行させるプロセスにはえも言われぬ快感があってもう最高です。

   ある仕事を手作業で行うかコンピューターにやらせるかは判断を要し、その設計を行うのがシステム・エンジニアで、それに基づいてコンピューターを動かすプログラムを作成するのがプログラマーです。プログラムのミスには二つあり、根本的な論理の誤りと命令を間違えてしまう単純なケアレス・ミス。

   どんなに注意してもミスはどこかに起きて、実行してみると意図通りになってくれなくて愕然とすることがあります。その誤りを探す作業を「DEBUGGING」といって、焦れば焦るほど間違い箇所が中々見つからずに徹夜になったことも。コンピューターの仕事をしてた頃を懐かしく思い出します。

最高に嬉しい日曜日

   昨日、神宮球場で皇太子殿下ご夫妻と愛子さんが観戦していた横浜ベイスターズヤクルトスワローズのデイゲームを試合開始から終了まで観ました。そして、観にいって勝ったためしが無いのに、昨日は嬉しいことに何と何と逆転勝利。今朝はまだその喜びの余韻が残っていて、ネットで試合経過を丹念に見ました。

   私ども夫婦が熱狂的なベイスターズ・ファンであることを知っているスポーツ・カメラマンの知人から年に何回か神宮球場のボックス・シートのチケットを頂きます。そこは一塁側バックネット裏で前から4列目、飛び切り上等の席ですが、ヤクルトベンチの直ぐ後でヤクルト・ファンの真っただ中。

   試合は7回まで1対0の劣勢で、しかもヤクルトのピッチャーはいつもベイスターズが打てない石川投手、当然、敗戦を覚悟してました。ところが8回から替わった五十嵐投手の調子が悪く、ランナー1、2塁で村田選手が同点のタイムリー・ツーベースヒットを打ってくれたではないですか。周囲はヤクルト・ファンばかりなので胸の中で大拍手。

   そして、9回表は先頭打者が四球、すかさず盗塁、バントで1死3塁になり外野フライで1点取ったのです。今シーズンもダントツ最下位のベイスターズなのに何故かヤクルトにだけは強く、隣の席のヤクルト・ファンのボヤキを聞きながら二人はいい気分で球場をあとにしました。最高に嬉しい日曜日でした。

観察力を養う参考書

   内藤誼人著「レジ待ちの行列、進むのが早いのはどちらか」(幻冬舎)という長いタイトルの本が眼に留まり買いました。著者は慶応義塾大学卒業の心理学者で、豊富な心理学のデータを駆使して、ビジネスや対人関係、マネジメントなどで好結果を出す方法を研究し実用的なアドバイスで好評を博しているようです。

   恐らくこの本の題名も購買意欲を促す心理作戦。さて、その内容はイラストを使った設問形式で「仕事編」「雑学編」「家族友人編」「恋愛編」の4つに分かれ、全部で37問の実用的な問題の解答を求めています。そこで、本のタイトルになっている「レジ待ちの行列、進むのが早いのはどちらか」という観察力の問題です。

   著者によると、一見してお年寄りの多い列は避けること。つまり、申し訳ない言い方ですが、老人は総体的に動作が鈍いので、お金を取り出すのにもお釣りを財布に入れるにも時間が掛かり、当然、列の進み方は遅くなるからです。そして、もう一つはレジを打ってる人が習熟しているか否かの判断で、見た感じが機敏でない人は敬遠。

   これは、誰でもが日頃からやっていることかも知れませんが、ただ漫然と並ぶのではなくて、こんなことを推理しながら列を選ぶのも楽しいかも。また、考え事をする時に左を向いて考えるクセがある人は感情を司る右脳をよく使う社交的な人で、理性を司る左脳をよく使う論理的な人は視線を右を向け易いと書いてありました。(右脳型か左脳型かの診断

香川県高松市の同人雑誌

   四国の香川県高松市に「遍路宿」という随筆専門の同人雑誌があります。知人にこの雑誌の編集委員をされてる方がいて、勧められてかなり前に会員になりました。雑誌の発行は年4回で会員だけが投稿出来ます。入会当時は何回か投稿し、載せて貰ったのですが、このところ、すっかりご無沙汰してしまいました。

   というのも、毎日更新を続けているブログのせいで、中々、原稿を書く時間がないのです。しかし、折角、このような立派な同人雑誌の会員にして頂いているので、会費を支払って会員は続けさせて頂いています。会員名簿を見ると現在134人の会員がいますが、東京都の会員はもう一人の方と私の二人だけ。

   この雑誌のスタートは昭和38年(1963年)で46年の歴史を持っていて、定価525円で高松市の本屋の店頭に置いてあり「紀伊国屋書店高松店」などで予約出来ます。投稿出来る原稿の長さは400字詰原稿用紙3枚半で1,600字。この字数はぴったりでないと駄目で、原稿用紙7枚、つまり2,800字も選択出来ます。

   そして、毎年1回、その年の最優秀作品に「ずいひつ遍路宿賞」が贈られ、翌年の新春総会で表彰されます。また、年4回の例会があり、私にも出席の有無の通知状を送ってくれていますが一回も出席したことがありません。まだ一度も足を踏み入れていない四国にそのうち例会に出席する目的で行ってみようかと考えています。

短編小説の醍醐味

   短編小説大好きです。短いからこその独特のワザがあって、長編小説にはない魅力があります。その短編を沢山書いている阿刀田高のエッセイ集「短編小説より愛を込めて」(新潮社)には面白い短編小説を作る裏話がいっぱい出てくるので、短編小説の愛好者にとっては堪らない本かも知れません。

   さて、機知に富んだ知的な短編小説を紹介します。森瑶子の「ベッドのおとぎばなし」(文藝春秋社)の上下二冊。全部で73編の短編小説が入っていますが、さすが短編小説の名手だけあって、結末にヒネリが利いてて読ませます。そして、もう一つ「東京発 千夜一夜」(朝日新聞社)の上下二冊併せて200編もいいです。

   それで、大推薦したいのは渡辺淳一の短編集「パリ行最終便」(新潮社)の中にある同名の「パリ行最終便」。裏表紙に《別れた男を忘れるためにアムステルダムで暮らす靖子。その彼からパリで会いたいという航空便が届く……。揺れ動く女性の内面を鮮やかに描き出した表題作》とありますが傑作です。

   約束の当日、靖子はパリ行きの飛行機の時間を気にしながら、行くか行かないか悩みます。金曜日の夕方、会社を出て飛行場に行くまでの描写も秀逸で、最終便になる前に乗ろうと思えば乗れたのに躊躇して最終便になってしまいます。その先は小説を読んで短編小説の醍醐味を味合って下さい。余韻が残る洒落た結末です。

幻想的なロック

   あまりロックは聴かない方ですが、キング・クリムゾンの有名なアルバム「クリムズン・キングの宮殿」はよく知っています。昔、知人にクリムゾンの熱狂的なファンがいて、このLPをよく聴かせて貰いました。それにしても、このアルバムのジャケット凄いです。一度見たら忘れられない強烈なデザイン。

   このLPを高田馬場の中古店「レコーズ・ハリー」で何と500円で売っていたのです。普通、こんな値段で買えるLPではありません。クラシックとジャズで手いっぱいなので、幾ら安くても遠慮しときたいところですが、久し振りに聴いてみたくなり買ってきました。恐らく凄い掘り出し物です。

   このLPのノートに《キング・クリムズンはイングランドが生んだ希有のニュー・ロック・グループである。幻想的なロックを生んだパイオニアであり、また、彼等の活動があまりにもアングラ的であるために、日本においてもほとんど紹介されずに伝統的なグループとして語りつがれている》と書いてあるようにちょっと異質なロックです。

   全ての曲が何とも幻想的な音楽ばかりで、その知人はクリムゾンを、深夜、ヘッド・フォンで聴いてる時に人生の最高の喜びを感じると言ってた覚えがあります。どこに居るのか解らない知人の懐かしさもあって買いましたが、キング・クリムゾンの不思議な魅力を改めて認識しました。

文章の決め手は接続詞

   前に「使い方が難しい接続詞」を書きましたが、石黒圭著「文章は接続詞で決まる」(光文社)という本が出てるのを知り買いました。まず始めに書いてあるのが《印象に残るような文章を書きたい時、プロの作家は接続詞から考えます。接続詞が、読者の理解や印象にとくに強い影響を及ぼすことを経験的に知っているからです。…》と。

   プロでなくても、私も接続詞には神経を使います。例えば「それなのに」と「にもかかわらず」、その後に続く文章はどちらも書き手にとって受け入れがたさが来るということでは共通していても「それなのに」は感情的な受け入れがたさで「にもかかわらず」は論理的な受け入れがたさです。

   文章の例として《昨日は徹夜してしまいました。それなのに、今日もまた遅くなりそうです》と《昨日は徹夜してしまいました。にもかかわらず、今日もまた遅くなりそうです》には微妙なニュアンスの違いがあります。「それなのに」が柔らかい感じで「にもかかわらず」が、若干、きつい響き。

   また「そうして」と「そして」の使い分けとか、転換に使う「さて」「また」「ところで」「それにしても」「それはそうと」「それはさておき」など同じ傾向の接続詞であっても、どれを選択するかによって、文章の感じが違ってきます。文章をよく作る方は、この本を座右においといた方がいいかも知れません。とても役に立ちます。

クラシック・ファンの必読書

   評論家の平林直哉氏が著した「クラシック100バカ」(青弓社)という何とも過激なタイトルの本を持っています。この本は著者の《クラシック音楽とは娯楽の一つであり、楽しいものである。しかしながら、世の中にはクラシック音楽をつまらなくしているバカな人々の、なんと多いことか…》で始まっています。

   その100のバカが並んでいる目次をみると、思わず共感してしまうようなことが沢山あって、クラシック・ファンは読んでおくといいかも知れません。そのうちこれはと思ったのが「演奏中にプログラムをながめるバカ」。いますいます。暗い中で、ずっとプログラムとにらめっこをしてる人が。

   例えば「第九」演奏会のプログラムだと、曲の成り立ちや各楽章の解説、そして「歓喜の歌」はシラーの詩であるとかの説明があり、その原文が載ってることがありますが、演奏の最中に読んでる場合ではありません。また、4人のソロの人の名前を知りたいのだったら、演奏の始まる前に確認しとくのが常識。

   著者はこう書いています。《いちばん困るのがガサガサと演奏中にページをめくる人だ。…とにかく、いま、目の前に鳴っているすばらしい音楽に集中してほしい。…名演奏にも、ちょっとだけ水を差された気分になる。…》と。そのほか、こんな類のことが100項目。クラシック音楽の好きな方は、是非、一読して下さい。

スーパー・スターの法要

   昨日、国立競技場で行われた石原裕次郎氏の「23回忌法要」をテレビで観ました。前にブログに書いたその日がやってきたのです。祐ちゃんを偲ぶ色々な映像を観ていて、他界して22年経った今でも沢山の人に愛され続けている理由が理解出来ました。大スターなのに、まったく高ぶっていなかった謙虚な人柄も大きな魅力です。

   52歳という短い人生の足跡は決して順風満帆ではありませんでした。映画が当たらずに自らが経営している会社が大変な苦境に陥ったり、怪我や病魔に苦しめられた日々。ガンであることを周囲が懸命に隠しているのを知っていながら、祐ちゃんは知らない素振りでだまされ続けたのです。

   国立競技場の中にお寺を作るという、過去、誰もしたことのない大変な企画を関係者が考えたのが納得出来ます。あれだけの人気スターでありながら、一生を通じて一人の女性しか愛さなかったことも裕ちゃんの魅力の一つかも知れません。そして、その女性と結婚し、生涯、幸せな生活を送ったのです。

   テレビに流された「徹子の部屋」での裕ちゃんと黒柳徹子のスーパー・スターとは思えない気さくな会話も印象的でした。「恋の町札幌」「夜霧よ今夜も有難う」「粋な別れ」「わが人生に悔いなし」と裕ちゃんが好きだったチェット・ベイカーの名盤「CHET BAKER SINGS」を聴いて供養しました。

大推薦の傑作ミステリー小説

   本棚の中の「傑作ミステリー・ベスト10 最強の300冊」(文藝春秋社)という「ベストテン本」が眼に留まり中をペラペラ見ていたら、2007年にこの世を去った藤原伊織著「テロリストのパラソル」が出てきました。この小説は、文藝春秋社による1995年度国内部門第1位で、また江戸川乱歩賞直木賞を受賞しています。

   2005年に東野圭吾が「容疑者Xの献身」(映画化)で直木賞を受賞した時、ミステリー で直木賞を受賞したのは初めてだと思っていたら、10年前にその例があったのですね。意表を突く緻密な構成、的確な描写、快適なテンポの筆致に魅せられて一気呵成に読んだ覚えがあります。

   そして、この小説の事件の発端になった新宿中央公園が忘れられない場所になりました。そんなことを思い出して何だかもう一度読みたくなり、本棚を探したら綺麗な装幀の単行本がまた読まれるのを待ってたようにありました。読んだ後、あまり小説は持っていない方なのですが、何冊かの保存しておきたい小説の中の一冊です。

   いい映画、例えば「情婦」や「第三の男」などのストーリーを周知しているサスペンス映画を何度繰り返し観ても、新たな感動が湧き上がるのと同じで、よく出来た小説は、もう筋立ての問題ではありません。近々、じっくりと読み直そうと思っています。読んでいないミステリー・ファンに自信をもってお薦めしたい傑作です。

年に一度だけ会える日「七夕」

   もう直ぐ「七夕」がやってきます。「七夕」は5節句(1月7日人日・3月3日上巳・5月5日端午・7月7日七夕・9月9日重陽)の一つで、本来、中国の行事だったものが奈良時代に日本に伝わり、今も各地で色々な催しが行われています。中でも仙台の「七夕祭り」は有名で、毎年、大変な賑わいをみせます。

   「七夕」の伝説は昔から言い伝えれているので、大抵の方はご存知と思いますが、改めて百科事典からコピーして紹介します。織女星(こと座のベガ)は天帝の娘で機織の上手な働き者です。そして、牛飼いの牽牛星(わし座のアルタイル)はやっぱり働き者で、天帝は二人の結婚を認めていました。

   やがて、二人はめでたく夫婦になりましたが、結婚生活が楽しいあまりに織女星は機を織らなくなり、牽牛星は牛を追わなくなって怠けるようになったのです。この状態を見た天帝は怒り二人を天の川を隔てて引き離しました。しかし、年に一度、7月7日だけは会うことを許しカササギが天の川に橋を架けてくれ会えるのです。

   ところが、この時期は雨が多く、ちょうどこの日、雨が沢山降って天の川の水かさが増すと、織女星は川を渡れずに二人は会うことが出来ません。どうか天気になりますようにとの願いから、「七夕」に短冊に願い事を書いて笹の葉に結びつけるとそれが叶うという風習が生まれました。こういう行事って何だか夢があって好きです。

究極の旅「野宿」

   世の中には野宿が趣味の人が居て「野宿野郎」というホームページがインターネットにあります。このホームページの登場によって野宿は旅の一つに公認されているのだとか。だからと言って、誰でもが実行出来ることではないのですが、野宿をしたいと思わない人でもちょっとこのサイトをクリックしてみて下さい。

  出てくるのは《オフシャル公式「野宿野郎」ホームページ ウエブサイト 旅・野宿・馬鹿》。オヤオヤ馬鹿とあるのは、こんなことをやる人は馬鹿だと自嘲しているのでしょうか。そして、小さな活字で《人生をより低迷させる旅コミ誌「野宿野郎」を紹介するページです》と書いてあります。

   中に野宿をしてる人へのアンケートがあって、その大半が独身者。それはそうですよね。家庭を持っていて趣味は野宿などと言ったら周囲からヘンな眼で見られるのは当たり前で、私が知ってる人で野宿をしてる人は居ません。また、独身者だって、野宿が趣味と履歴書に書いても会社はちゃんと雇用してくれるのでしょうか。

   しかし《究極のアウトドアへの招待》とある富山大学の村上宣寛著「野宿大全」(三一書房)という本が出版されていて《ただの“アウトドア”なんて生ぬるい。外で寝るってこんなに楽しい!宿の予約なんてもういらない。この本を読めばどこでだって野宿できちゃう…》などの紹介文があります。でも、私には野宿は無理です。

マイケル・ジャクソンに黙祷

   6月30日の「夕刊フジ」に《栄光をつかみながら、晩年の音楽活動は決して恵まれなかったマイケル・ジャクソン》という記事がありました。そして《その境目となったのが1985年に世界的な反響を呼んだチャリティ・ソング「ウィー・アー・ザ・ワールド」ではないか、という見方がある》というのです。

   1980年代、マイケル・ジャクソンスリラーの動画)はクィンシー・ジョーンズと組んで数々のビッグヒットを世に送り出して、世界中を熱狂させました。その頂点の中でアメリカ音楽界のオールスターが結集して作ったのが大傑作「ウィー・アー・ザ・ワールド」。誠に魅力的な曲で、何度繰り返し聴いても飽きることがありません。

   この曲をプロデュースしたのはマイケル・ジャクソンをスターダムに押し上げたクィンシー・ジョーンズで、サビの部分など8割はマイケルが制作し、残りをライオネル・リッチーが担当したのだそうです。しかし、マイケルは曲の要の部分を手掛けたにも拘わらず、年長者のクィンシーやリッチーを立てざるを得なかったのだとか。

   それはさておき、この曲以降、マイケルもリッチーもシンディ・ローパーケニー・ロギンスもこれに参加した人気ミュージシアンが軒並みに失速してるのは《「ウィー・アー・ザ・ワールド」の呪い》と言ってる人が居るようですが、ちょうどLPとCDの端境期で世代交代がぶつかったためという説の方が正しいのではないでしょうか。

ちょっと驚く意外な確率

   確率の話です。数学の話題になると顔をしかめる人がいるかも知れませんが、簡単な問題なのでちょっと読んで下さい。ここに366人が居るとします。その時、同じ誕生日の人が一組以上いる確率は当然100%。366人になっているのは2月29日生まれの人がいる可能性があるからです。

   では「40人の人が居て、同じ誕生日の人が一組以上いる確率は何パーセントでしょうか?」という問題です。この答の意外性は理系の人なら大抵知ってることですが、文系の人は知らない人が多いと思いますので紹介します。感覚的な感じと実際の計算が違う有名な話です。

   この計算は、まず40人の中に同じ誕生日の人が一組もいない確率を計算します。分母は365×365×……×365=365の40乗でA、そして、分子は365×(365-1)×(365-2)×……×(365-39)でB。つまり、B÷Aが同じ誕生日の人が一人も居ない確率で、これを1から引いたのが求める確率です。

   計算するとその答は何と89.1%(Excelで計算)。また、23人の場合でも50.7%で、5割を越えています。40人いると同じ誕生日の人が一組以上いる確率は約9割になり、23人でも5割を越えてしまうことにびっくりする人が沢山いるのではないでしょうか。文系の人がちょっと驚く確率の意外性の話です。

女性議員のスピーチ映像

   いつもブログでお世話になっているニフティさんのココログ・ニュースから面白い話題を紹介します。前にブログで書いた「世界一美しい女性政治家」で有名になった藤川優里さんの議会でのスピーチ映像がリンクされているのです。これは八戸市議会が運営するインターネットの議会中継コーナーで、藤川優里議員が熱弁を振っています。

   地方の一議員の議会演説の映像が美人である話題性で全国に流れるとはいやはや凄いことですね。先日、国会で可決された補正予算を批判するなど、中々どうして単に美貌を売り物にしているだけではなく、勉強も沢山してるようです。これからの活躍を大いに期待したいです。

   そして、もう一人、山形市の27歳の伊藤香織さんという女性市会議員の街頭演説の動画もココログ・ニュースにありました。その演説内容は鳩山由紀夫民主党代表の過去の発言を厳しく批判していて「頑張れ!」といった応援コメントが寄せられた一方、保守的な発言が多いことで「保守ドル」と呼ばれているのだとか。

   地方議員の藤川優里さんや伊藤香織さんのスピーチの映像がインターネットで全国的に流れ、話題になるところを見ると、若い女性議員であるが故の特別な眼があるのかも知れませんね。それにしてもニフティのココログ・ニュースには面白い話題が多々あり、時々、私のブログに載せて頂いています。

無料で読める古典文学

   インターネットに「青空文庫」という文学作品がタダで読めるサイトがあります。と言っても全ての有名な作品を網羅している訳ではありません。著者の没後50年以上経って、著作権が切れた作品や、無料で読んでもいいと著作権者が判断した作品が著者名か作品名の五十音順で検索出来るようになっています。

   従って、川端康成の作品などは没後まだ50年以上経っていない関係で一つも登録されていません。また逆に、勝海舟の「大勢順応」とか西郷隆盛の「南洲翁遺訓」とか坂本龍馬の「船中八策」などの古い著書があるのにはびっくり。私は読んでみる気にはなりませんが、研究者にとっては貴重な本なのでしょうね。

   このサイトの活用は、作品名で検索するよりも、作者名で検索することをお薦めします。例えば今年生誕100年の太宰治を検索すると出てくる作品は何と223点。「人間失格」「斜陽」「ヴィヨンの妻」「右大臣実朝」などの有名な作品もありますが、かなりの太宰ファンでないと知らない作品が沢山登録されています。

   本を読む手順は作品名をクリックして、まず「ファイルのダウンロード」を行います。ファイルの種類は「テキストファイル(ルビあり)」を選択すると、読むだけなのか保存するのかを聞いてきますが、長い小説は一気に読むわけではないので、ディスクに保存することになるのでしょうね。圧倒的なボリュームの膨大なデータベースです。

マイコン内蔵の凄い「万歩計」

   娘夫婦から父の日のプレゼントにTANITAの「万歩計」を貰いました。昔、持っていた「万歩計」とは次元が違い、凄いので参考に紹介します。操作ボタンは[表示][設定][メモリー]の三つ。まず最初に[設定]を長押しして四つの設定をします。1番目の設定は現在の時間、2番目が体重、3番目が歩幅、4番目が性別。

   体重と性別の設定はカロリー計算の為で、歩幅を設定すると歩数から自動的に歩いたキロ数を計算してくれます。そして、最初の表示画面は、時間と歩数が出てるA画面、[表示]ボタンを押すと、歩いた時間とキロ数が出ているB画面、消費カロリーが出てるC画面に次々と切り替わります。

   そして、歩数、歩いたキロ数と時間、消費カロリーが1日分のデータとして、毎日午前3時に自動的にメモリー(7日分)に入り、全ての数値がゼロに戻るのも凄いところ。また、突起を引っ張ると大きな音が出る防犯装置付きで、小さい中にこれだけの機能を盛り込んでいるのには驚きです。

   それと、歩数の測定方法にも工夫が見られ、縦、横、奥の3Dセンサーがついてるので、ポケットやカバンに入れる向きはどんな方向でもOK。そして、7秒以上の一定した動きがあったら歩行と判断し、それ以下は測定値に加算されない配慮もしています。健康のためには歩行が良いとの判断ですが、いいプレゼントを貰い感謝です。

興味津々な展開

   自民党の古賀誠選挙対策委員長が、東国原英夫知事の出馬要請の為に宮崎に行き、それからの展開が新聞やテレビを賑わしています。古賀委員長が頭を下げてお願いに行ったことも党内に賛否両論があった上に、知事の発言「私を総裁選の候補にすることを前提にして選挙戦を戦う意志はおありですか?」が問題になってます。

   そうでなくても、元々知事は国政に参加したい意志があったところに、自民党が頭を下げてお願いにやってきたのですよね。前から考えていたことなのか、とっさに出た言葉かは解りませんが、ともかく大胆な発言。党内には烈火の如く怒っている人もいれば、笑っている人もいたりして、これからの展開が興味津々です。

   ただ、解らないのは知事が「国政に参加するのは宮崎のため」という論理で、任期途中で宮崎を去ることになるいい訳にしか聞こえません。それにしても、この条件を受け入れて知事を自民党の議員にしたとしても、一人の評価が高い人の加入が自民党の人気上昇に直ぐに繋がるとはとても思えないのですが。

   自民党にどんなに請われても知事が「まだ任期途中だし、折角、ここまで改革してきた宮崎県を自分の手でもっと完全な姿にしたいのです。私を評価してくれて大変に光栄なのですが、申し訳ないけど辞退させて下さい」と言ったら最高だったのに、そんなの、所詮、無理ですよね。果たしてどんな決着になるのか見ものです。

苦悩する松坂大輔投手

   ボストン・レッドソックス松坂大輔投手が大変なことになっているのを「東京スポーツ」で読みました。見出しは大きな活字で《松坂懲罰 最悪退団も》。早速買って読んでみると、今回の松坂投手の故障者リスト(DL)入りは、単なる故障者の扱いではなくて、懲罰であり見せしめだと言うのです。

   そして、離脱の裏にはテリー・フランコナ監督との確執がささやかれているようで、また、レッドソックスの日本球界への不信感も根底にあるみたいです。つまり、レッドソックスは松坂投手の不調を「WBCの影響」とみてるようで、球団と松坂投手の間には埋めがたいシコリが発生しているのだとか。

   確かに松坂投手はレッドソックスが6年総額1億300万ドル、当時117億円(新聞の数字)で買った超高額商品です。それがチーム外の試合で故障したのでは、レッドソックスの気持も解らない訳ではありません。チームは「本番はあくまでもシーズン。WBCでは決して無理をしないように」と通達したのに従わなかったことに激怒。

   しかし、日本は「国の威信をかけて戦う代表チームは、そんな拘束は受けない」と言っていたようで、もし、シーズンに入っても松坂投手がそれなりの成績を上げていれば、今回のような事態にはならなかったでしょうね。これから先、松坂投手はどうなるのしょうか。新聞に載っていた松坂投手の苦悩の表情が印象的でした。

対局の「持ち時間」と「封じ手」

   囲碁や将棋をやる人でも、正確に知らない人もいるプロの対局の「持ち時間」と「封じ手」のことを書きます。対局者の考える時間を公平にするために「持ち時間」というのがあり、棋戦の対局はみんな時間が設定されています。立会人はストップ・ウオッチを持っていて、考えている対局者の時間を1分単位で減算していきます。

   そして、それを使い切ると、対局者は1分以内に着手しなければならず、立会人は10秒前になると「1、2、3、4、5……」と声を出してカウントを始め、もし「…8,9、ジュウ」と言われたらその対局者は時間切れで負けになるルールです。時間が無くなると秒読みに追われながら考えるわけで対局者は大変。

   さて、次は「封じ手」のこと。二日がかりの対局で、もし一日目の相手の最後の着手を知っていたら、その人は翌日の対局までずっと考えることが可能で著しく不公平になります。そこで、立会人が一日目の終わる時間になると「次は封じ手です」と宣言し、その日の最後に着手する人は実際に行わないで、紙に位置を記して封筒に入れて立会人に渡します。

   すると、立会人は封筒に封をして、翌日の対局まで厳重に金庫に保管します。これによって、最後の着手は本人しか解りません。そして翌日、対局が始まる直前に「封じ手はここです」と位置を示し、そこから相手の思考がスタートするわけでよく考えられたルールです。ところで、街のクラブでの私の実力は囲碁も将棋もヘッポコ初段です。

映画の解説と予告編

   インターネットに「シネマスクランブル」という映画の予告編が観られるサイトがあります。現在、公開中の映画も、来月以降に公開予定のものも、その映画の画面をクリックすると、解説や予告編の動画(拡大出来ます)が現れて、話題になっている映画の大体のことが解る凄いサイトです。但し、ネタバレが嫌な方は注意のこと。

   評価は「作品総合評価」「爆笑」「爽快」「社会性」「感動」「ハラハラ度」「流血度」の7項目が☆の数で表され満点は5つ。しかし、この項目の名称にはちょっと首を傾げてしまいますが、編集部が決めたことですからどうしようもありません。いずれにしても、映画の評価は人それぞれであることを頭において判断して下さい。

   でも、このサイトは観るか観ないかの参考になり中々価値があります。例えば、現在公開中の「天使と悪魔」は《…観客が感情移入する余裕すら与えず、謎が勝手に解き明かされていく様は、もはや“サスペンス風”のジェットコースター映画》などと書いてあり、ちょっと観てみたい気になります。

   また、役所広司の初監督作品「ガマの油」には《愛が詰まった映画。役所広司を筆頭に、登場するキャラクター全員が可愛い。ただ、二階堂ふみ、澤屋敷純一ら新人二人の演技っぽくない演技を「味」として受け入れられるかどうかで、作品の良し悪しが決まるだろう》とありますが、さて、どうするか考えて決めることにします。

高田馬場のジャズ喫茶訪問記

   この前紹介したJR高田馬場駅近くのジャズ喫茶「MILESTONE」に行ってきました。戸山口の改札口から3分。このような場所にジャズ喫茶があるとは「東京ジャズ地図」を読まなかったら、絶対に解らなかったですね。お店のホーム・ページで見た店主が一人でLPやCDをかけたり、コーヒーや紅茶を出したりしています。

   喫茶店には珍しく本棚には沢山の古本がびっしりで、そのタイトルを見てびっくり。みんなジャズ、映画、ミステリーの本ばかりで嗜好が私とまったく同じではありませんか。そして、オーディオ装置はマッキントッシュの真空管アンプ「MC-30」、スピーカーはJBLの「OLYMPUS」、カートリッジはオルトフォンでいい音で鳴ってます。

   店主に「リクエスト出来るんですか?」と聞いたら「どうぞして下さい」の返事にお願いしたのはジム・ホールの「アランフェス協奏曲」。延々20分のクラシックの名曲で、ちょっと聴き込んでいるジャズ・ファンなら知らない人はいない名盤です。いつも、家で聴いてるこの美しい曲をここの装置で聴いてみたかったのです。

   聴き終わって「よかったです。有難うございました」とお礼を言った私に、店主も「この曲いいですよねぇ」にすっかり嬉しくなりました。やっぱり、店主もこの曲好きなんですね。本もジャズも嗜好が同じ優しそうな店主のこの店に、これからもちょくちょくお邪魔しようと思っています。とても満ち足りて人生の極上の快楽を感じたひとときでした。

ベートーヴェンとブラームス

   ブラームス交響曲第1番ハ短調は、第4楽章にベートーヴェンの第9番「合唱付き」の第4楽章の例の歓喜の歌とまったく同じ旋律がかなり長く出てきて、初めてこの曲を聴いた人は驚くに違いありません。音楽史の本によると、それは単なる偶然ではなくて、ブラームスが意識的にそうしたのです。

   つまり、ブラームスはベートーヴェンを敬愛するあまりに、自分の初めての交響曲の中に敢えてベートーヴェンの旋律を取り入れたかったのですね。もし、現代にこんなことをしたら、恐らく大騒ぎになるところですが、まだ、ややこしい問題が生じない大らかな時代で、別に何事もなかったようです。

   ところで、ブラームスがこの曲に取り掛かったのが22歳の時で完成したのは43歳。実に21年の歳月が流れています。その間、ブラームスは色々な作曲は行っていますが、この交響曲が中々完成しなかったのは、作るからにはベートーヴェンを越えたいと慎重の上に慎重になっていたせいです。

   しかし、そんな思いで作った曲も最初はあまり評価されなかったのですが、指揮者のハンス・フォン・ビューローが「これこそベートーヴェンの交響曲第10番だ」と言ってくれたお陰で広く認められるようになったのだとか。そんな経緯を頭に置いてこの曲を聴くと、新たな感動があるかも知れません。私は大好きな曲です。

オーストラリアに負けた愚痴

   サッカーのW杯アジア最終予選でオーストラリア戦(ハイライト)に負けた愚痴を書きます。前半に闘莉王選手のヘッディングで先取点を取った時には、もしかしたら勝つのではないかといい気分で観てました。しかし、やっぱり逆転負け。悔しいので録画を観たり、色々な新聞を読んだりして試合を振り返ってみたんです。

   その新聞の一つ「東京スポーツ」に同誌の評論家元日本代表MF三浦泰年氏と同FW武田修宏氏の対談が載ってました。それには、岡田武史監督の「W杯ベスト4」の目標について「あまりにも現実離れしている」と切り捨て「富士山に登ったことがない人が、エベレストを目指すようのものだ」と書いてありましたが、まったく同感。

   三浦氏が「日本はフィジカル面(肉体面)ではかなわないので、パスサッカーを標榜してるんだけど、やはり当たり負けしているのは見ていて悲しくなるなぁ」と言えば武田氏は「そのパスにしても、日本はボールを止めて考えてからパス、しかしオーストラリアはダイレクトでパス、それも日本はボールがピタッと止まらない」と。

   そうなんだぁ。素人がテレビで観ているのとは違い、直接、現場で試合を観ている専門家が分析するとそういうことなんですね。要するに、日本は肉体面でも技術面でも劣っているのだから、勝てなくて当たり前。それに、中村俊輔選手も遠藤保仁選手も中澤裕二選手も出ていない試合を勝つのは、所詮、無理だったのだと納得しました。

「回転寿司」の情報サイト

   「回転寿司」のことが書いてある本を読みました。その本によると「回転寿司」が初めて登場したのは1958年(昭和33年)だそうで、何と50年も前のことなんですね。大阪のお寿司屋さんが、たまたまビール工場の見学に行き、ビールがベルトコンベアに乗って移動しているのを見て思いついたのだとか。

   このお寿司屋さんに依頼された大阪の町工場の技術者が、改良を重ねた末に実現したもので、今や日本国中、大変な普及です。この50年の間には色々と研究されて、お皿の大きさなどは最初の頃より大きくなっているようですが、基本的には回転は右回りで、スピードは標準で毎分4.8メートル(秒速8センチ)は変わってないようです。

   ところで「回転寿司」を色々と解説した「回転寿司PARADISE」というサイトがインターネットにあります。これは「TVチャンピオン回転寿司通選手権」のチャンピオン米川伸生氏のサイトのようで、その詳しさにびっくりしてしまいます。例えば「回転寿司ネタ辞典」では全てのネタを写真付きで紹介したり、有名なお店を探訪したり。

   また「MOVIE」には日本中の面白い回転寿司店の動画があり、見ていると非常に楽しめます。そして「GUIDE BOOK」には《回転寿司を100倍楽しむためのガイドブック》が書いてあったりして「回転寿司」に関するありとあらゆる情報を満載したこのサイトを読んで「回転寿司」を楽しんで下さい。

今年は太宰治生誕100年

   今年は太宰治生誕100年とかで、新聞、テレビの報道も多く、また本屋にはその関連の本が沢山積まれています。そこで、この機会に太宰文学を見直そうと「文豪ナビ太宰治」(新潮社)という文庫本を買ってきました。帯に《…100年たって、なお現在進行形。いまのあなたが、いま読んでこそ鮮烈に面白い…》などと書いてあります。

  本の冒頭は「超早わかり!太宰作品ナビ」という章で、紹介しているのは「ヴィヨンの妻」「人間失格」「斜陽」「走れメロス」「右大臣実朝」「晩年」「グッド・バイ」の7作品。しかし、この中で私が読んでいるのは「人間失格」と「斜陽」だけで、どちらかと言うと太宰文学は苦手かも知れません。

   「人間失格」にしても内容はほとんどおぼろげに記憶している程度で、主人公は何だか滅茶苦茶に絶望的な人生を歩み、読んだあと、やたらに暗くなった覚えがあります。また「斜陽」も落ち込んでしまう小説で、熱狂的な太宰ファンに怒られるかも知れませんが、出来たら生理的に避けたい文学です。

   ところで、太宰治が意外にも俳句を作っていたのをご存知でしょうか。インターネットに「太宰治と俳句」という大論文があり、かなり詳しく書いていて、幾つか作品を紹介していますが、文学作品と同じに救いのない暗いものばかり。そのうちの一句「首くくる縄切れもなし年の暮」とは、いかにも太宰治らしい作品ですね。

性格を表す金銭感覚

  「日刊ゲンダイ」に「ニューヨーク・ヤンキース」の松井秀喜選手の金銭感覚のことが書いてありました。有名になると、こんなことまで話題になってしまうのですね。「巨人」でプレーしていた時だそうでかなり前の話ですが、松井選手は高校時代の知人から2,800円を借りたんだそうです。

   たまたま1,000円札の持ち合わせが無くて、何かの支払いを立て替えて貰ったようで、後日、その知人に会うなり「この前は助かった。ありがとう」と1,000円札を3枚手渡しました。すると、その知人は無造作にポケットにねじ込で200円をあげなかったのです。もしかしたら、勝手に利息と思ったのかも知れません。

   ところが、松井選手はいつになってもその場を離れようとしないで「お釣りちょうだい」と催促して「オレってダメなんだよね、こういうの。きちんとしないとさぁ」と言ったんだそうです。当然のことなのに、その知人は有名人なるが故に誰かにその話をしたに違いありません。じゃなかったら新聞社がそんなことを知ってるはずがないですよね。

   その記事によると、松井選手の趣味は高級時計で、ブランパン、ブレゲ、ジャガー・ルクルト、パネライなど、どれも数十万円から数百万円はするシロモノばかり。しかし、この200円にこだわった話を読んで、あなたはどんな風に感じたでしょうか。この話は松井選手のきちんとした真面目な性格を表しています。

「デパ地下」のスイーツ売場

   どこの「デパ地下」もスイーツの宝庫です。例えば家から近い池袋の「西武」。ここにあるお店を挙げると、洋菓子は「ヴィタメール」「シーキューブ」「ヨックモック」「アンテノール」「ユーハイム」「ベルン」「ブールミッシュ」「エールエル」「スイーツフェスタ」「パステル」「モロゾフ」「コージーコーナー」など。

   そして、和菓子は「とらや」「花園饅頭」「風流堂」「鶴屋吉信」「叶匠寿庵」「たねや」「ふるや古賀音庵」「舟和」「福砂屋」「文明堂」「清閑院」「俵屋吉富」などで、どこかに訪問する手土産に甘いものを買う時、これだけお店があると迷ってしまいます。もうこうなると、その選択は自分の好みになってしまうかも知れませんね。

   ところで、私が昔から好きなのは前にも紹介した「ユーハイム」の「フランクフルタークランツ」。もし「それってなに?」という人がいたら、一度、是非食べてみて下さい。この洋菓子の美味しさは天下一品。大きなドーナッツ状の丸い洋菓子なのですが、食べ始めたら無くなるまで止めることが出来ないほど。

   そうして、もう一つお気に入りは「コージーコーナー」の「ジャンボ・シュークリーム」。普通よりちょっと大きめで中にカスタード・クリームがいっぱい詰まっています。この店はほかに「モカ エクレア」も「チョコ エクレア」もグッド。時間がある時に「デパ地下」のスイーツ売場をブラブラするのも、また楽しからずやです。

煙草を止めたい人に朗報

   私のブログ「煙草を吸う人の為の喫茶店」にトラックバックがついて、そのブログの記事タイトルは「電子たばこTaEco」。早速、読んでみたら、煙が出ない電子たばこについてです。NHKでも放映されたということですが、これを使うと今まで止められなかった煙草とエンが切れるとあっては誠に朗報で、紹介しなければなりません。

   ちょっとその記事をそのままコピーすると《普段のたばこと違う点は火を使わずニコチンやタールが含まれていない所です。また、吸うと体に影響のある煙の代わりに、水蒸気の煙が出てきます。たばこ依存症の原因となるニコチンやタールが含まれないので禁煙に適しており、水蒸気の煙のおかげで自分や家族、周囲の人の健康も害しません》。

   また《「TaEco」のカートリッジは全52種類の中から選べて、味はラークやマイルドセブン風なものからメンソールまであり、その他にも女性に人気のミントやストロベリーなどが取り揃えています。…》などと書いてありちょっと美味しそうで、昔から煙草を吸わない私でも何だか吸ってみたくなりました。

   専門家も《たばこと同じように吸った感じを味わえ、香りも楽しめる。そして害のない煙なので誰にも迷惑がかからない。電子たばこであればたばこを吸う疑似体験が出来るので禁煙成功率も高くなります。実際に禁煙指導にも使用し、うまくたばこを止めれたという人も増えてきているのも現状です》と言ってます。是非、試してみて下さい。

ブルーノートの記念アルバム

   ブルーノートが創立70周年を記念して、1枚1,100円という激安プライスでCDを限定販売することが決定したニュースを知り、HMVに行ったら、すでに店頭に並んでました。「BLUE NOTE BEST & MORE 1100」と名付けられたこのシリーズ第1回目の発売は50タイトル。

   これは、創立70周年の記念として今年の1月に平凡社から出版された「ブルーノート100名盤」の1位から50位までで、国内外の著名人やミュージシャンをはじめ、一般のファンからのアンケートを元に選出された大変な名盤ばかり。その顔ぶれをちょっと紹介すると、1位はジョン・コルトレーンの「ブルー・トレイン」。

   2位はキャノンボール・アダレイ&マイルス・デイヴィスの「サムシン・エルス」、3位ソニー・クラークの「クール・ストラッティン」4位アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの「モーニン」5位ハービー・ハンコックの「処女航海」というラインアップで、ジャズ・ファンにとっては堪りません。

   私はこの50枚の中の1枚、ジャズ・ギターの大御所ケニー・バレルの「ミッドナイト・ブルー」を買いましたが、中に《最高のギタリストによる都会的で洗練された極上のブルース、真夜中のモダン・ジャズ》と書いてある通り、その演奏に酔いました。この機会に50枚から好みのものを選んで是非。

人気を保ち続ける大スター

   永遠の大スター、石原裕次郎氏の23回忌法要が7月5日(日)に国立競技場で開催されます。当日は競技場内に裕ちゃんが眠る横浜市鶴見区の総持寺の本尊の釈迦如来像を移し、お堂の内部、飾りも本物に近いように作るというのですから凄いですね。参加者を15万人と想定してるようで、大変な規模の法要になりそうです。

   私は祐ちゃんの映画をほとんど観てないのですが、歌は好きで一枚だけ「石原裕次郎全曲集」(TECE-36185)というアルバムを持っています。このCDには祐ちゃんの代表的な曲が20曲入っているのですが、祐ちゃんの歌は声と唱法に特徴があり、それに雰囲気が何とも言えず魅力的でたまに聴きます。

   中にあるのは「恋の町札幌」「銀座の恋の物語」「夜霧よ今夜も有難う」「粋な別れ」「二人の世界」「俺は待ってるぜ」「赤いハンカチ」「ブランデーグラス」など、みんないい曲ばかり。ことに「恋の町札幌」「夜霧よ今夜も有難う」「粋な別れ」の浜口庫之助作曲の情感のこもったロマンチックなメロディにはしびれます。

   ところで、祐ちゃんがジャズ・トランペッター、チェット・ベイカーの大ファンだったことをご存知でしょうか。祐ちゃんが元気だった頃、何かの記事でこのことを読んだ記憶があり、私もこのプレイヤーが好きなので印象に残っています。祐ちゃんを偲んで、当日の日曜日には供養に名盤「チェット・ベイカー・シングズ」でも聴こうと思っています。

涙が出るほど嬉しい優勝

   音楽ファンとして、こんな嬉しいことはありません。生まれつき全盲のピアニスト辻井伸行さんがアメリカの「ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」で優勝したのです。世界にはモスクワの「チャイコフスキー国際コンクール」、ワルシャワの「ショパン国際ピアノコンクール」など有名なものが幾つかありますが、これもその一つ。

   1962年の創設以来、日本人の優勝者は辻井さんが初めてです。ともかく、辻井さんは不幸にも生まれた時から眼が見えないのですから楽譜を見たことがないのです。従って、辻井さんの学習方法は、誰かの演奏を耳で聴いて記憶し、それを自らの感性で演奏するしかありません。恐らく想像を絶する努力をしたことでしょう。

   ネットで読んだ読売新聞のコラム「編集手帳」は、その快挙をこんな風に書いています。《…見えない鍵盤をたたいては「天から降る」と評された独特の美しい音色に織っていく。天才や奇跡という安手の形容は寄せつけず、努力や鍛錬というありきたりの言葉では足りず、感嘆の吐息をもってしか語ることのできない人生もある。…》と。

   演奏が終わった直後、会場は「ブラボー!ブラボー!」が飛び交い、観客は総立ちになって拍手の嵐だったそうですが、この優勝のニュースには音楽ファンとして涙が出るほど感動しました。このコンクールの名前を冠してるピアニストのヴァン・クライバーン氏が「奇跡としか言いようがない。正に神業だ」と絶賛したそうです。

ブログの裏話

   原則として毎日更新しているブログの裏話をします。2006年7月に始めたブログが来月で3年になります。現在、ニフティさんのデータベースに登録されている件数はこの記事を入れて1,067件。日々の積み重ねって本当に凄いですね。バックナンバーをクリックすると、最初から全部読むことが出来ます。

   ところで、このブログを書くにあたってのスタイルがいつの間にか出来上がりました。その基本になってるのは「起承転結」で、まずテーマを決めたら、それに沿って4つのブロックに分けた展開で組立を考えます。全体の長さはおおよそ400字詰め原稿用紙約1枚半で、字数にして約600字。

   これだと全体をディスプレイに一度に表示することが出来て、スクロールしないで読めるので、いつしかこの長さが確立しました。そして、テーマは原則として一般的な話題を選び、反対意見がありそうな事柄は出来るだけ避け、引用についてはその出所が明確になるように配慮しています。

   そして、内容が真実に反してないかをよくチェックし、誤字には充分に注意して気になる時は電子辞書の「広辞苑」で確認しています。また、表示された画面を見て、氏名が行替えで分断されてる際には、文章を変えたり「、」「そして」「また」などを入れて調整しています。これからも、私の拙いブログをどうぞよろしくお願い致します。

抽象画の鑑賞方法

   友人の従兄弟の画家が現代美術家協会の会員である関係で、友人に誘われて国立新美術館で今日6月8日(月)まで開催されている第65回「現展」に行ってきました。展示してある絵は抽象画のオン・パレード。観に行くからには、抽象画を鑑賞するためのヒントがインターネットにあるのではないかと探したら、やっぱりありました。

   抽象画の定義は「形や物の正確な描写ではなく、外界の再現的描写を排し、線や面、色彩といった純粋な造形的要素によって表現された美術」なのだそうです。更に「抽象画の鑑賞の仕方を教えてください」に対する回答を書いてあるサイトがあり、細かく具体的に説明しています。

   それによると「…抽象画というのは元々写実というものが存在しないのだから、そこにデッサンとか物の形象を探そうとしてはいけないんです。色彩とタッチや形状は存在しても、具体的な顔とか人物とか風景などは最初からないんです…」だとか。つまり「具体的に何が描いてあるのか」と考えてはいけないというのですね。

   ところが、展示されている絵にはみんなタイトルが書いてあって、例えば「記憶の積層」「花の精」「覚め遣らぬ夢」「野遊び」「その雨やめど桜ちる」など。すると、どうしてもこのタイトルを頭の中に具現化してしまいますが、絵はまったくタイトルと結び付きません。やっぱり抽象画は難しいです。

W杯出場を決めた嬉しい勝利

   サッカーのW杯アジア最終予選、日本代表は1-0でウズベキスタンハイライトの動画)に勝って、4大会連続のW杯出場を決めました。嬉しい限りです。開始後9分、中村憲剛選手からのパスを受けた岡崎選手が左足でシュート、キーパーがはじいたところを、ヘディングで押し込んで先制点をゲット。アウエイでの試合なだけにこの1点は本当に大きかったですね。

   この前も好調だった岡崎選手を最初から使った岡田監督の作戦勝ちと言えるかも知れません。そして、その後直ぐに2点目を取れるチャンスが訪れました。ウズベキスタンがゴール前で反則を犯し、絶好の位置でのフリーキック。遠藤選手はいいシュートを蹴り、キーパーのはじいたボールを大久保選手が入れて2点目と思ったらオフサイドで無得点。

   瞬間、攻守が逆転してピンチを迎えた時には何だか嫌な予感がしました。サッカーにはチャンスの後によくこういうことがあるんですよね。しかし、日本はうまく凌ぎ、ことなきを得ましたが、そのあともウズベキスタンの猛攻はもの凄く、1点差のままでは絶対に終わらないと思ってました。

   それが中澤選手を中心にしたデフェンス陣が、この1点を守りきり、ついに日本はW杯出場を決めたのです。それにしても、残り1分のところで長谷部選手にレッドカードが出て一人少なくなった時には、どうなることかとヒアヒアでしたが、みんなでよく頑張ってくれました。日本選手全員に心からの拍手を贈りたいです。

古典的なパズル「倉庫番」

   「倉庫番」という面白いパズルがあります。パソコンで遊ぶパズルの古典と言ってもいいかもしれません。そのフリーのパズルがインターネットにありますので、是非、遊んでみて下さい。パズルはたった10面しかありませんが、タダなので仕方ないです。このパズルを昔から知っている方には余計なことですが、初めての人にちょっと説明。

   タイトルが「倉庫番」の通り、倉庫の中の幾つかの荷物をヨイコラ押して所定の場所に納めるパズルです。荷物は押すだけで引っ張ることは出来ません。一度遊んでみれば直ぐ解りますが、荷物の位置に細心の注意を払わないとニッチモサッチモいかなくなってゲーム・オーバーになってしまいます。

   遊ぶにあたってのヒントを言うと、労力を惜しまずに同じ道を行ったり来たりして常に押せる状態を作ること。壁にくっつけてしまい、いくら押しても壁から離れなくなったらオシマイです。荷物をどの方向に押すかが問題で、どの場所にどの荷物を納めるかを予め考えて、通り道をヨムのがカギ。

   キーの動作は右に移動が6、左に移動が4、下に移動が2、上に移動が8でも出来ますが「矢印キー」を使っても遊べます。しかし、この10面、初心者には面白いかも知れませんが、熟達してる人にとってはちょっと物足りないかも知れません。「倉庫番」のほか、このサイトには色々なゲームが用意されています。

映画の本があるジャズ喫茶

   この前「東京クラシック地図」という本を出して、東京の名曲喫茶を紹介していた交通新聞社が、今度は「東京ジャズ地図」を出版してジャズ喫茶を紹介しています。その一番目に出てくるのが四ッ谷駅近くの「イーグル」。ジャズ評論家の後藤雅洋さんがオーナーのジャズ喫茶の老舗で、時々、行ってます。

   そして、二番目が渋谷の「メアリージェーン」で、三番目に登場するのが吉祥寺の「メグ」。ここは「私語厳禁」で有名だったので、一人でしか行ったことのないお店なのですが、紹介文を読んでいたら、今やオーナーの寺島靖国さんが大いに雑談して欲しいに店の方針を変えたたみたいで、数人で連れ添って来るお客さんが多くなったとか。

   ともかく、この本で紹介してる都内のジャズ喫茶は90店。本をペラペラ読むというより見ていたらびっくり。何と何とJR山手線高田馬場駅近く3分のところにジャズ喫茶があるではないですか。店の名前は「MILESTONE jazz cafe」で創業は1976年3月とは、もう30年も前からあるんですよね。

   高田馬場にはよく行ってるのに、この店の存在はまったく知りませんでした。アンプはマッキントッシュの「MC30」、スピーカーはJBLの「Olympus」。LPが約3,000枚、CDが約2,000枚、そして、ジャズと映画の古本が約2,000冊とは、近々、絶対に行こうと思っています。

神秘的な名前の世界遺産

   ペルーの高原に「マチュ・ピチュ」という変わった名前の遺跡があります。この神秘的な名前からして、古代文明のように思えますが、実際は15世紀中頃から16世紀にかけての遺跡であることが解っています。世界史でいえばコロンブスがアメリカ大陸を発見した時代で、日本の室町時代、応仁の乱の頃にあたるのだそうです。

   この遺跡は100年ほど前の1911年にアメリカの考古学者ハイラム・ビンガムによって日の目を見ました。それまで、標高2,000メートル以上の山の尾根にある上、樹木に覆われていて下から見上げても存在が解らなかったために、長い間、誰にも発見されずにひっそりと山頂に眠っていたのですね。

   写真を見ると、非常に整ってる遺跡がずっと誰の目にも触れなかったというのがとても不思議です。それにしても、こんな高い所に都市を造った理由を学者は色々と論じていますが、未だに完全には解明されていないようで、それが神秘性を高めている要因であるかも知れません。

   ペルー政府は観光地として、近年、盛んにPRしてるようで、観光ルートがきちんとあるようなので興味のある方は行ってみたらいかがでしょうか。但し、安いもので10日間のツアーの大体の相場は30万円前後とか。1983年に文化と自然の両方の価値を持った複合遺産として、世界遺産に登録されています。

電車のドアの近くはご用心

   かなり前のJR京浜東北線の電車の中の出来事です。朝の通勤時間帯でしたが、その電車は割合に空いてました。私はドアの端に寄り掛かって外の景色を見るともなく眺めてました。そのドアの一方の端には中年の女性が立っていて、ハンド・バックの中に手を入れて何やら探している様子です。

   やがて、電車は私が下りる二つ前の駅に着きドアが開きました。彼女は相変わらずバックの中の手を動かしています。発車のメロディが流れ、ドアが閉まろうとしてる時、彼女は何やら目的の物を発見したらしく、それをバックから引き出した途端に中から小さな物体が飛び出しました。

   そして、その物体は勢いよく弾んで電車の外に出て、ホームの白線の辺りで静止したのです。瞬間、二人が見た止まった物体は何と金色の「指輪」。私は反射的に閉まりかけてるドアを手で止めようとしましたが、閉まる直前のドアの力は非常に強く、無情にもドアは完全に閉まってしまいました。何とも最悪なタイミングです。

   ドアの窓越しに見える手が届かない「指輪」。私「大変なことになりましたね」彼女「自分が悪いんだから仕方ありません」電車は動きだし二人は無言。次の駅に着いて彼女は下りる時に私に会釈して「有難うございました」私「何か胸が痛みます」。彼女は反対側の電車に乗る素振りも見せずに階段に向かって足早に歩いてました。そこで教訓、ドアの近くではバックは絶対に開けないこと!

歴史的なコンサート

   最近、ちょっとしたきっかけで、本当に久し振りに「THE 3 TENORS IN CONCERT 1994 CARRERAS・DOMINGO・PAVAROTTI with MEHTA」(WPCR-100)という有名なCDを聴きました。1994年7月16日の土曜日、ロサンジェルス、ドジャー・スタジアムでのライブ録音です。

   世界の3大テナー、ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴ、ルチアーノ・パヴァロッティが、ズービン・メータ指揮ロンサンジェルス・フィルハーモニックの伴奏で歌っている歴史的なコンサート。この三人はオペラのアリアだけではなく「マイ・ウエイ」や「ムーン・リバー」などポピュラーな曲も歌っています。

   この夜、球場に集まった観客は約56,000人。《…この日が土曜日で、場所が日本から時差16時間のロスということがなかったら、私はこんな無謀なことを思いつかなかったろう。月曜から金曜までテレビの報道番組をやってる「時間貧乏人」である私にとって、それ以外の設定だったら初めから高嶺の花と諦めるしかなかった。

   ところが、土曜日に東京を発っても、時差の関係で現地時間の昼までにロスに着くことが出来て夜のコンサートに充分間に合う。そして、日曜日の朝発てば月曜日のオンエアまでに東京に帰って来られる!…》。このCDのノートを書いている「私」は、元気で多忙を極めていた頃の筑紫哲也さんです。音楽ファン必携のCDです。

煙草を吸う人の為の喫茶店

   昨日の朝日新聞の朝刊で「敢えて、喫煙カフェ 都内で好評」という記事を読みました。今や愛煙家は次第に肩身の狭い状態になってしまい、煙草を吸える場所がドンドン減っています。都内のJRの駅もすべて完全に喫煙禁止になってしまったり、また、飲食店などでも、終日、禁煙の店が増えてきました。

   丸の内界隈の昼休みに、食事が済んだサラリーマンが三、四人で連れ立って用事もないのにタクシーに乗り、どこでもいいから走り回って欲しいと運転手に指示。そして、中で思い切り煙草を吸っていたのに禁煙タクシーが増えて、この涙ぐましい方法も出来なくなってしまいました。

   ニコチンとエンのない私が同情してしまうくらい苦難の道を歩んでいるスモーカーが欣喜雀躍するような場所が出来たのです。その喫茶店は東京JR新橋駅前(烏森口)の「CAFE TOBACCO」。1階から3階までの44席はすべて喫煙席で、平日の昼時は近くに勤める会社員を中心にほぼ満席状態だとか。

   入口には「お子様連れの方や、20歳未満の方はご遠慮頂ければ幸いです」と書いてあるそうで、その喫茶店の経営者は「禁煙とは逆の道に商機ががあると考えた」と言ってるようですが凄い発想ですね。5台の空気清浄機を設置しているため、店内はほとんど煙が漂っていないと新聞に書いてありました。

「テトリス」と「ブロック崩し」

   「テトリス」と「ブロック崩し」、流行った時期は少し違いますが、どちらも面白いゲームで、夢中になって遊んだ人、沢山いるに違いありません。かくいう私もその一人で、かなりのめり込んだような気がします。反射神経がものを言うのはどちらも同じですが、「テトリス」の方が、若干、奥が深いかも知れません。

   「テトリス」の開発者はソ連の科学者アレクセイ・パジトノフ。その名称はテトロミノとテニスを掛け合わせた造語だそうで、テトロミノとは4つの正方形を組み合わせて作った7種類の形です。上から落ちてくるテトロミノを回転させながら、積み上げて横一列に並べるとその列だけ消えるという仕組みで得点を増やしていくゲームです。

   回転させてうまくテトロミノ同士の最善の組合せを考える造形感覚が必要で、うまくいって一列が消えた時には何だか爽快感があります。また、「ブロック崩し」については、何も説明の必要がありませんが、初期の物からみると、色々とヴァリエーションが増えて、かなり複雑な展開のものもあります。

   この「テトリス」(サイトA  サイトB  サイトC)と「ブロック崩し」(サイトA  サイトB  サイトC)、携帯電話やゲーム機などにもありますが、パソコンの無料の幾つかをリンクしました。この中から面白そうなのを見つけて、時間のある時遊んでみて下さい。中にはかなり変則的なゲームもあります。

迷惑メールの対処法

   「パソコンの基本ワザ!」(青春出版社)という本の中に迷惑メールの対処法が書いてありましたので、私の行っている方法と併せて紹介します。まず、何故、迷惑メールが入るかのカラクリが書いてあります。あれは業者が高速コンピューターでランダムに文字を組合せてメール・アドレスを作成するプログラムが組んであり、自動的に送るようになっているのですね。

   つまり、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるです。よく、迷惑メールに「このメールを、今後、拒否したい方はこのアドレスにメールを入れて下さい」などと書いてありますが、これに正直にメールを入れるのは業者の思う壺。つまり、当てずっぽうに送ったアドレスを「間違いなくそのアドレスは私の物です」と確認してしまうことにほかなりません。

   従って、入った迷惑メールは絶対に無視。もし、あなたが「Outlook Express」を使っているのでしたら、こうして下さい。[メッセージ]→[メッセージからルールを作成]をクリック、すると《新規のメールルール》の画面が現れます。そして《1.ルールの条件を選択して下さい》の〈送信者にユーザーが含まれてる〉のチェックをまず消します。

   そして〈メッセージ本文に指定した文字が含まれる〉にチェックを入れ《2.ルールのアクションを選択して下さい》の〈削除する〉にチェックします。それで《3.ルールの説明》の中に迷惑メールに「よく出てくる単語」を見つけてそれを入れるのです。迷惑メールは自動的に「削除済みのアイテム」に入り眼に触れることはありません。是非、お試し下さい。

素晴らしい映画音楽

   私の大切なCDに映画音楽を集めた「懐かしの名画」2枚組があります。沢山の映画音楽の中から選りすぐった24曲、つまり24本の映画の主題歌です。その24本、観てないものは一つもありません。全部の紹介は無理ですが、この中から私の独断と偏見で、特に好きなものを並べます。

   まず、チャップリンの「ライム・ライト」。いい映画です。チャップリンはシナリオを書き、監督をやり、主題歌を作曲し、そして、自ら主演しています。何という才能でしょうか。音楽を聴いてるだけで胸が躍ります。次にオードリー・ヘップバーンの魅力満載の映画「ティファニーで朝食を」の主題歌「ムーン・リバー」。ヘンリー・マンシーニの作曲ですが、ルイ・アームストロングがトランペットを吹きながら歌ったりして大好きです。

   「第三の男」のツィター演奏の美しいこと、ため息が出ます。ウィリアム・ホールデンジェニファー・ジョーンズ主演のロマンに満ちた恋愛映画「慕情」。「禁じられた遊び」のギターも映画の雰囲気にぴったりです。「80日間世界一周」の流れるような音楽にも魅せられます。「終着駅」を彩る名曲「ローマの秋」、切ない結末の映画です。

   「シェルブールの雨傘」の甘い旋律。フランス映画「ヘッドライト」の哀愁感は何とも言えません。「シャレード」もヘンリー・マンシーニの作曲ですが、何でこんな美しいメロディが作曲出来るのでしょうか。久し振りに、24曲全部聴き、ビデオで持ってる全ての映画が観たくなりました。

野球評論の意外な著者

   草野進著「どうしたってプロ野球は面白い」(中央公論社)という知的で滅茶苦茶に面白いプロ野球評論の本を持っています。初版が昭和59年9月15日ですからかなり古いです。その中の一章《三塁打は今日のプロ野球にあって 一つの不条理であり であるが故に その存在理由なのだ》を紹介します。

   まず書き出し《スリーベースヒットの魅力はそれが試合の勝敗とは無関係に人を興奮させてくれることにある。もちろん、テレビジョンなんぞで野球を見る人にはこの魅力はわかるまい。三塁打に興奮するには、何としてでも球場に足を運ばねばならならぬ。…》を読んだだけでワクワクしたら、あなたはかなりの野球通。

   そして、《…三塁打はほんの十秒ほどのうちに、九人の野手にもっとも複雑な運動を実現させる。ボールの中継とカバーのために、あらゆる野手が走りまわるのだ。その瞬間的な美しさが唐突に演じられてしまうことのためにプロ野球は存在しているのである。…》。どうです、実に鮮やかな筆致でしょう。

   ところで、この草野進たる人のプロフィールをネットの百科事典(Wikipedia)で知って唖然、呆然、愕然。確定的な書き方ではないのですが、何と蓮實重彦氏と同一人物の可能性があると書いてあるのです。蓮實氏は東京生まれのフランス文学者、文芸評論家、映画評論家、小説家、元東京大学総長の凄い人物。この知性に溢れたプロ野球評論に納得です。しかし、この本絶版ですが、プロ野球をこよなく愛する人は図書館か古本屋を探して読む価値が充分にあります。

夏目漱石と正岡子規

   黛まどかさんが書いた「知っておきたいこの一句」(PHP文庫)の中に夏目漱石の「菫程な小さき人に生れたし」という句が紹介されています。俳句は好きなのですが、勉強したことがない私が解らないのが「菫程」と「小さき人」の間に入ってる「な」の存在。無い方が字余りにならないのですがこの方が芸術性が高まっているのでしょうか。

   さて、この本に夏目漱石正岡子規の親交が書いてあります。漱石は1867年(慶応3年)東京の牛込生まれで、第一高等中学校に通っていましたが、大学予備門で同窓生だった正岡子規と出会います。そして、明治23年に東京帝国大学英文科に入学、卒業後は松山中学に英語教師として赴任し、その頃、子規と再会します。

   子規は漱石の下宿に二ヶ月ばかり居候をしていて、ここには多くの俳句仲間が日々出入りしていた関係で、漱石は句作に熱中するようになり、その一年間で400を超える句を作ったそうです。その後、漱石は妻子を日本に残して単身で英国に留学、しかし、体調が優れずに帰国の途につく直前に子規の訃報を聞くのです。

   親友だった子規を失って漱石は俳句への情熱を無くし、それから小説を書くようになったのだとか。つまり、漱石が熱中したのは小説より俳句の方が先だったのですね。この本に紹介されている漱石の句は「秋風や唐紅の咽喉仏」「叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉」「肩に来て人懐かしや赤蜻蛉」「手向くべき線香もなくて暮の秋」など。

抗議の為に作曲した交響曲

   ハイドンの作曲した交響曲に第45番嬰ヘ短調「告別」というちょっと変わった交響曲があります。この曲はごく一般的な四つの楽章の交響曲で、第3楽章までは別に変わったこともなく普通に演奏されます。ところが第4楽章の後半になると、もうほかに例をみない奇抜な演奏になってしまいます。

   というのは、曲の終わり近くのアダージョに入ると、まず、ファゴット奏者が譜面台横のキャンドルを消して退場。次にオーボエ、ホルン、コントラバス、チェロ、バイオリン、ヴィオラの順に次々にキャンドルを消して居なくなり、残るのはバイオリン奏者が二人だけ。その二人も最後にキャンドルを消して真っ暗になって曲が終わります。

   ところで、何でハイドンがこんな奇妙な曲を作ったかというと訳があるのです。音楽史の本によると、ハイドンはハンガリーの貴族エステルハージ候に雇われていて、オーケストラの楽長でした。ところが、休暇を取らして貰えない楽団員たちがハイドンに訴え、それをエステルハージ候に無言で伝える為に作曲したのがこの交響曲なのです。

   エステルハージ候はこの曲を聴いてそれを察し「悪かった」と非を認めてくれてハイドンの抗議が通ったということです。何だかお洒落な話ですね。この曲は今年2009年のニューイヤーコンサートに、ダニエル・バレンボイムの指揮でウイーン・フィルが演奏(第4楽章の映像)しましたが、勿論、キャンドルはありません。

異色なオーディオ・ショウ

   有楽町駅前の「東京交通会館」12階のホールで5月22日(金)~24日(日)に開催されていた「HI-END SHOW TOKYO 2009 SPRING」に行ってきました。毎年、秋に「東京国際フォーラム」で行われている「オーディオ・フェア」とはいささか趣が違うちょっとマニアックなオーディオのイベントです。

   オーディオ・マニアの友人の情報で知って一緒に行ったのですが、参加している会社は、長年、オーディオに関心を持ってる私が知らない会社ばかり。そして、出展されている製品は間接的に音の性能を高めるものが多く、例えば左右のスピーカーの真ん中に置いて使う衝立状の吸音材とか、スピーカーの下に置くインシュレーターとか。

   また、複数のアンプとスピーカーを瞬間的に切り替えるセレクターやマニアックな電源などもあり、超高級な外国製のオーディオ機器が支配している「オーディオ・フェア」と違い、オーディオの小物に関心のある人に取っては堪らないオーディオ・ショウかも知れません。展示されてる中に興味を抱いた製品も幾つかありました。

   帰り際に㈱バラッドという会社のペアで約140万円のスピーカー「Ba1500」を聴いてきましたが、私が愛用しているこの十分の一の値段にも満たないパイオニア「S-180A」の音のよさを改めて認識したオーディオ・ショウでした。また、秋にも開催されるそうですが、オーディオのイベントは楽しいです。

安全な高速エレベーター

   鈴木伸子著「TOKYO建築50の謎」(中央公論新社)という本の中に東京のビルのエレベーターのことが色々と書いてあります。その中から三つばかり紹介しますが、どれもまだ乗ってないので、近々、是非行ってみようと思っています。まず、西新宿の「東京都庁」のエレベーターは乗り場が駅のプラットフォームのようなシステムになっているのだそうです。

   つまり、10階まで行く人はこの乗り場、40階以上に行く人はこの乗り場と分かれ、場合によってはかなり高層階に行ってから乗り換えが必要になることがあるので注意が肝要とか。もし乗り間違うとまた1階まで降りてきて違うエレベーターに乗り換えなければならないこともあり、まるで長距離列車に乗るような緊張感があるようです。

   地下鉄六本木一丁目駅の上にそびえ立つ「泉ガーデンタワー」は全体がガラスで覆われている45階建の透明なビル。そこのエレベーターもやはり透明になっていて、定員75名という巨大なもので、初めてこれに乗った筆者はエレベーターのスピード感に興奮して、何回も上がったり下りたりしてしまったと書いてあります。

   そして、汐留の「電通本社ビル」の展望エレベーターは、乗ってるとちょっとした遊園地気分を味わえるんだそうです。エレベーターの中からは銀座方面の景色が見えて、低層階から高層階に至る景観の変化が劇的で、とても楽しいとか。高速のエレベーターには何重もの安全装置が備えてあり、安心して乗れることを力説しています。

パソコンでジグソー・パズル

   ジグソー・パズルは1760年頃、イギリスのロンドンの彫刻師ジョン・スピルズベリという人が作ったのが最初と言われています。ジグソーとは糸鋸のことで、木の板を糸鋸で切って作ったのでこの名前がつきました。今や、全世界で遊ばれていて、10,000ピースのものもあるそうです。

   しかし、そんな数では難し過ぎて一般的ではなく、300ピースから3,000ピースのものが多いそうで、市販されているものが沢山あります。中でも人気なのが、ディズニーや世界遺産などの画像、完成したら額に入れて飾って、友人や知人に自慢して見せる楽しみがありますね。

   不可能がないくらい何でも出来るパソコンですが、ジグソー・パズルをパソコンで作るのは難しいのではないかと思っていたら、さに非ずでちゃんとインターネットにあります。ドラッグ&ドロップの簡単な操作で出来ますが、トライしてみると、断片を手に取って行うよりちょっと時間が掛かる知れません。

   それに、実際のものだと今日はここまでにしといて、続きはまた明日が可能ですが、パソコンは一気に仕上げなければならないのが難点。また、完成しても人に見せるには画面をハード・コピーで印刷するしかありませんね。この80ピースのジグソー・パズルが手頃で、現在、557種類もありますから、時間のある時に挑戦してみて下さい。完成画面もハード・コピーで印刷しておくと便利です。

名画「最後の晩餐」の謎

   レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」くらい、後世、色々と論じられている絵はありません。ダ・ヴィンチの作品には未完のものが多いのですが、この絵も例外ではなく、完全に描き終わっていないと言われています。何しろ、彼は科学者、音楽家、舞台演出家、デザイナーなど多方面で活躍して忙しかったので、それが原因とか。

   さて、この「最後の晩餐」は未完成というだけではなくて、損傷や汚れも非常に激しく、晩餐に出されているメインディッシュがどんな料理かも解らないくらいだったのだそうです。それが、1999年に大掛かりな洗浄作業をした結果、その料理が何であったかがようやく判明しました。

   くすんで見えなくなっていた取り皿の上に魚の切り身、また、大皿に何尾かの魚が盛られているのが現れて、この絵のメインディッシュは魚料理だったことがはっきりしたのですね。しかし、イエスが弟子たちと最後の晩餐を行った時の料理は、実際は子羊料理の可能性が高いのだそうで、それをどうしてダ・ヴィンチが魚料理にしたかは永遠の謎。

   片桐頼継氏の書いた「よみがえる最後の晩餐」という本によると、ギリシャ語の「イエス」「キリスト」「神の」「子」「救世主」のそれぞれの頭文字をつなぐと「魚」になり、この語呂合わせからダ・ヴィンチは魚料理にしたという説が「名画謎解きミステリー」(河出書房新社)に書いてありますが、果たして事実なのでしょうか。この絵の謎は他にも色々とあるようです。

快適なケーブル・テレビ

   ご存知のように、2011年7月よりアナログ放送が無くなりデジタル放送のみになります。しかし、現在使っているアンテナを換える必要はないということなのですが、ケーブル・テレビの大手「J:COM」の営業の人に「この機会にどうですか?」と誘われて、5月中は工事代が無料ということもあり契約しました。

   工事が終わっての感想は、今までアンテナからテレビに入っていたのが、ケーブルでテレビに接続されたので映像も音声もクリア。それと、電話もインターネットも一括にした方が経済性がいいというので「J:COM」一本に切り替えましたが、インターネットのスピードが早くなったのも嬉しい限りです。

   それにしても、かねてから聞いていたケーブル・テレビの機能凄いです。映画も外国映画と日本映画に分かれていて内容が非常に豊富。そして、スポーツ、囲碁、将棋、釣りなど専門チャンネル誠に多彩で、時間が幾らあっても足りない感じです。色々なことに興味のある人間にとっては堪らないシステムですね。

   また、FM放送が今までの[NHK FM]と[TOKYO FM]に加えて[FM NACK5][FM J-WAVE][Bay FM][FM YOKOHAMA][FM FUJI]が最高の感度で入り、すっかり嬉しくなりました。それはそうですよね。「J:COM」が完璧な状態で受信した電波をケーブルで送ってるんですから。また、一段と楽しみが増えました。

有名なパズル「ハノイの塔」

   「マスターマインド」「ダイヤモンド・ゲーム」の次は「ハノイの塔」です。これは一人で遊ぶパズルで、ルールは簡単、一番左に積んである円盤をマウスを使って一枚づつ動かして、一番右に同じ姿で移動させるのが目的です。但し、円盤の積み方は大きいものの上に、それより小さいものしか重ねることが出来ません。

   このパズルは、フランスの数学者エドゥアール・リュカが1883年に考案したもので沢山の商品が市販されています。この由来が百科事典に載っているので紹介すると、インドのガンジス河の畔のヴァラナシ(ベナレス)に、世界の中心を表すという巨大な寺院があります。

   そこには青銅の板の上に、3本のダイヤモンドの針が立てられています。そのうちの1本に、神が天地創造の時に64枚の純金の円盤を大きい円盤から順に重ねて置きました。これは「ブラフマーの塔」と呼ばれていて、司祭たちはそれをルールに基づき昼夜を問わずに別の柱に移し替えています。

   そして、全ての円盤の移し替えが終わった時、世界は崩壊し終焉を迎えるという伝説があります。ハノイはトンキンの中心都市で、ブラフマーはインドの聖職者階級の名前ですが、パズルは「ハノイの塔」で有名になりました。ちなみに1回の移動を1秒として計算すると、64枚の移動には約5,800億年掛かるのでまだ当分世界は安泰。3枚、4枚は簡単ですが、枚数が多くなると一筋縄ではいきません。是非、時間がある時に挑戦してみて下さい。

嬉しいフロントの決断

   昨日の朝日新聞の夕刊を見たら、眼に飛び込んだのが「大矢監督、無期限休養 代行は二軍田代監督」。我が「横浜ベイスターズ」のフロントがついに決断したのです。昨年「横浜ベイスターズ」は眼を覆うような惨状でぶっちぎりの最下位。しかし、監督問題はまったく論じられずにそのままペナントレースに突入しました。

   ところが、いきなり開幕5連敗、そして、現在、借金11という悲しい成績です。確かにスタートで4番バッターの村田選手を怪我で欠いていたという事情はあるにせよ、作戦が悪くて負けてる試合が幾つもあります。今シーズンも去年と同じかと暗い気持ちになっていたら、セパ交流戦を前にしてこのニュース。

   今年の「横浜ベイスターズ」の戦い振りでは、テレビの放映があっても観る気にはならず、一試合しか観ていません。何しろ、先取点を取られたら逆転の可能性が感じられない試合ばかりでは観なくて当然。横浜球場はガラガラで、それでも球場にやってきたファンから「辞めてくれ」の罵声が沢山飛んでいたそうです。

   5月17日現在、セパ12球団でチーム防御率は最低では無く、パ・リーグトップの日本ハムよりいいのに勝てないのは打撃が悪いのと監督の采配で、監督交代は当然の帰結です。これから先どうなるか解りませんがファンとしてすっきりしました。かっての4番バッターでホームランを打ちまくった田代富雄氏に大いに期待しています。

監督が外国人の日本映画

   「レイン・フォール/雨の牙」という日本映画を観ました。主演が、椎名桔平長谷川京子でパンフレットには椎名桔平が拳銃を手に持っていて「逃げる二人に、東京が牙をむく」などと書いてあり心が躍ります。ただ、気になったのが監督の名前が小さくしか書いてないことと、長谷川京子が出演してるのにあまり宣伝してない点。

   でも、観ないことには話にならないので、何はとも映画館に足を運びました。あとで知ったのですが、この映画のマックス・マニックスという監督は、2008年「トウキョウソナタ」という映画のシナリオを書いていて、この映画のシナリオもこの方で監督はまったく初めてのようです。

   出演する俳優さんは制作者との折衝段階において、当然、内容を聞きシナリオを読むはずです。その時、俳優さんは監督や内容が解っていても、出演をOKするのでしょうか。手に汗にぎるサスペンスとアクションを頭に描いていた私は、見終わって何だか期待していた展開とちょっと違うという感じで映画館を出ました。

   主演の二人のほかに沢山の俳優が出ていて、映画の規模は国際的で、かなり多方面にロケをしてお金と時間が掛かっています。この映画の関係者はこの映画についてどんな意見を持っているのでしょうか。私の感想は「映画大辞典」(毎日更新の凄いデータベース!)に批評を投稿している「よしのぶさん」とまったく同じです。

古典的なボード・ゲーム

  前に古典的なボード・ゲーム「マスター・マインド」をブログで紹介しましたが、今度は「ダイヤモンド・ゲーム」です。これも昔からあるボード・ゲームで、ゲーム盤が市販されています。まず、写真を見て下さい。二人か三人で遊ぶゲームで、赤、緑、黄色に色分けされてる駒を対向の同じ色の部分に最も早く移動させた人が勝ちです。

   この「ダイヤモンド・ゲーム」がインターネットにあり、普通に三人で遊べますが、相手が居ない時、パソコン相手に一人で遊ぶことが可能。ルールは簡単で、駒は線に沿って一コマずつ動かせます。しかし、境目には置くことは構いませんが、色の違う陣地には入ることが出来ません。

   そして、駒の隣に駒があって、その先が空いている時は、駒をジャンプすることが出来るルールで、飛び越す駒の色は何色でもOK。もし駒が一つおきに並んでいたら、前後左右何度でも続けて飛び越すことが出来ます。動かしたい駒をマウスでクリックすると、移動出来る場所の色が変わりますので、その中から選びます。

   パソコンは最善の方法を選択するので、勝つにはよく考えないと難しいかも知れませんね。古典的なボード・ゲームはこのほかにも「モノポリー」「アクワイア」「ラタック」などがありますが、最近はコンピューターのゲームに面白いものが沢山あって、ボード・ゲームはゲームの主流から外れているような気がします。

買うしかなかったLP

   高田馬場のCD・LPの中古店「レコーズ・ハリー」に行ったら、またまた店頭の100円のダンボール箱に「何でこれが100円」という新品同様のLPが沢山ありました。そうなると、それをCDで持ってるか否かを調べる場合ではありません。問答無用で買うしかない心理状態を音楽の好きな人は理解(?)してくれるのではないでしょうか。

   そのLPは《カラヤン指揮ベルリン・フィルのシベリウス「交響曲第2番」》《フリッチャイ指揮ベルリン・フィルのドボルザーク「交響曲第9番〈新世界〉」》《プレヴィン指揮ロンドン・フィルのメンデルゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」とオーマンディ指揮フィラデルフィア・フィルのチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」が裏表》。

   《バレンボイム指揮シカゴ・フィルのドボルザーク「チェロ協奏曲」》《カラヤン指揮ベルリン・フィルのチャイコフスキー「交響曲第6番〈悲愴〉」》《ミンシュ指揮ボストン・フィルのサン=サーンス「交響曲第3番〈オルガン付〉」》《プレートル指揮パリ管とマリヤ・カラスプッチーニ「歌劇〈トスカ〉全曲」の2枚組》以上8枚で800円。

   家に帰り、一応、全ての盤に針を乗せてみましたが、少しも針音がしない新品ばかり。お店に来た人は100円ではロクなものはないと、恐らくダンボール中を見ないのかも知れませんね。勿論、すべてCDで持っている曲ばかりですが、そんなことは問題ではありません。何だか凄くトクしたいい気分になっています。

永遠の名曲「みだれ髪」

   5月12日火曜日の夜、テレビでNHKの「船村徹特集」を観ていたら、キム・ヨンジャが魅力的な声で「みだれ髪」を歌ってました。《髪のみだれに 手をやれば 赤い蹴出しが 風に舞う 憎や恋しや 塩屋の岬 投げて届かぬ 想いの糸が 胸にからんで 涙をしぼる》。勿論、美空ひばりの歌ですが、詞もメロディも実によく出来ています。

   ふと10年ほど前にヒットしたアルバムの「美空ひばりトリビュート」(COCP-31003)が脳裏をよぎりました。このアルバムは美空ひばりの15のヒット曲をジャンルが全然違う歌手が独自のアレンジで歌っている好きなアルバムの一つで、それを何で思い出したかというと、この中で五島良子が歌っている「みだれ髪」が誠にいいのです。

   作曲は船村徹、作詞が星野哲郎ですが、何とも心に沁みるこの曲を五島良子がピアノ伴奏で切々と歌っていて情緒たっぷりです。そのほか、谷村新司cobaのアコーディオンの伴奏で歌ってる「悲しい酒」、ANRIの「愛燦燦」、さだまさしの「港町十三番地」、泉谷しげるの「私は街の子」、宇崎竜童の「悲しき口笛」など。

   フィナーレは出演者全員が「We are the world」風に歌ってる「川の流れのように」。中々素晴らしいアレンジで引き込まれます。演歌が苦手の私が抵抗無く聴けるこのアルバム、久し振りにじっくり聴きました。しかし、美空ひばりの「みだれ髪」を聴くと今更ながらいかに凄い歌手かがよく解り、思わず拍手したくなります。

地球と月の距離

   地球ととの距離を初めて測った人をご存知でしょうか。その凄い人はギリシャのヒッパルコスで、紀元前190年~120年の人です。彼の出した数値は「月までの距離は地球の直径の30倍」だそうですが、現代の計測は約30.233倍なので誤差僅か0.45%。ちなみに地球の直径は約12,756.3 kmです。

   その方法の推測がインターネットのサイトにありますので、詳しいことはそれを読んで貰うとして、その概略を説明します。その計測の基礎になっているのが「三角関数」で、直角三角形において直角以外のどちらかの角度が解ると、三つの辺の関係が必然的に解る非常に重要な関数です。

   この関数は、すでに約4,000年前に古代メソポタミアで発見されているので、当然、ヒッパルコスはよく知っていた訳でこの関数を使ったことは間違いありません。ヒッパルコスは距離を明確に計測した二つの地点から月に対する角度を眼で測って、月と地球の距離を算出したのです。

   ただ謎なのは、交通機関が何もない時代にヒッパルコスがどうやってもう一人に別の地点に行って貰って、時計もないのにどうやって同時に計測したことを認定したかですが、ネットのサイトの筆者は月食の時を利用したのではないかと推測しています。この方法の具体的な記録がないようなのであくまでも推測。それにしても凄い人です。

魅力的なオルガン・ジャズ

   オルガン・ジャズとても魅力的です。本来、オルガンはどちらかと言うとクラシックの楽器ですが、オルガンのジャズ・プレイヤー何人もいます。ジミー・スミスジャック・マクダフシャーリー・スコットジョーイ・デフランセスコチャールズ・カイナード小野みどりラリー・ヤングフレディ・ローチなど。

   その中でも草分的存在がジミー・スミスで、最初はピアノだったのがオルガンに転向しています。このプレイヤー好きで11枚アルバムを持っていますが、最もお気に入りは「JIMMY SMITH PLAYS PRETTY JUST FOR YOU」(TOCJ-1563)。訳すと「ジミー・スミスがあなただけに贈る美しい曲」。

   この中のこよなく美しいジャズのスタンダード「THE NEARNESS OF YOU」や「AUTUMN IN NEW YORK」の洒落た演奏を聴いたら、オルガン・ジャズの虜になるのは間違いありません。オルガン独特の重厚な響きが、ジャズのリズムに乗ってとても心地よく、時の経つのを忘れます。

   ジャズの主流ではないかも知れませんが、ヴァイオリン、チェロ、そしてオルガンなど、クラシックの楽器でジャズを聴くのも中々いいものです。かなり前にHMVで店員さんに「何かオルガン・ジャズのお薦めはないですか」の質問に持ってきてくれたのがこのアルバム、是非、座右に置いて下さい。

通貨の限度は額面の20倍

   1,000円の品物の購入に1円玉1,000枚で支払いが出来るかどうかご存知でしょうか?支払っても別に構いませんが「相手が受け入れてくれれば」という条件が付き、イヤだったら拒否出来ます。例えば、スーパーやコンビニで千円の品物を買うのに1円玉を1,000枚出したら、レジの人は大迷惑。

   また、タクシーに乗って1円玉で料金を支払うなどは、運転手さんにとって営業妨害になるのは間違いありません。そこで、「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」というのがあって、その第七条に《貨幣は、額面価格の20倍までを限り、法貨として通用する》と明確に書いてあります。

   従って、相手が「いいですよ」と言って受け取ってくれない限り、1円玉は20円までしか使えないで、1,000円を無理矢理に支払うことは出来ないのです。ちなみに第五条には(貨幣の種類) という項目があり《1.貨幣の種類は、五百円、百円、五十円、十円、五円及び一円の六種類とする。

   2.国家的な記念事業として閣議の決定を経て発行する貨幣の種類は、前項に規定する貨幣の種類のほか、一万円、五千円及び千円の三種類とする。………》とありますが、お札は《国家的な記念事業として閣議の決定を経て発行》されたものなのですね。そのほか色々の規定があるので、時間がある時ちょっと読んでみて下さい。

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