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鉄道路線の「下り」と「上り」

   鉄道路線には「下り」と「上り」という概念がありますが、これはどのようにして決められているかご存知でしょうか。一般的に都心、つまり東京に向かうのが「上り」で、東京から離れていくのが「下り」と、漠然と思っている方が沢山おられるかも知れませんが、これは正確な定義ではありません。

   全ての鉄道路線には、当然、両端があって「起点」と「終点」が決められています。そして、「起点」から「終点」に向かう列車が「下り」で、その反対が「上り」というのが正しい言い方です。さて、時刻表作成の元になっていて、鉄道の根幹とも言える「ダイヤグラム」、いわゆる「ダイヤ」と言うのがあります。

   これは大きな方眼紙の上に、左から右に時間が並び、一番左の上から下に駅名が記されていて、駅名の一番上が「起点」で一番下が「終点」。それに、列車の発車時刻をプロットしていくと、その線は右肩下がりになって「下り」、また、その逆が右肩上がりの「上り」になり、これが「下り」と「上り」の概念の由来です。

   従って、右肩下がりの斜めの線と右肩上がりの斜めの線の交差している所が列車が擦れ違う地点です。ところで、この「ダイヤグラム」を作成している人を「スジ屋」と言い、インターネットに「鉄道ダイヤを支えるスジ屋」(ほかに鉄道関連の動画が沢山)という鉄道マニアが涎が垂れそうな映像がありますのでご覧になって下さい。

東京から博多まで4260円

   前に「青春18キップ」を使って「東京から博多まで3260円」という記事をブログに書きましたが、昨年のJRダイヤ改正によって訂正しなければならなくなりました。というのはこの計画の中心は大垣行きの快速「ムーンライトながら」で、この時のダイヤは東京駅発23:43、横浜駅発は0:11だったのです。

   ところが、ダイヤ改正でこの列車は「青春18キップ」発売日に合わせた臨時になって、しかも、時間が東京駅発23:10、横浜駅発が23:36、小田原駅発0:31、大垣駅着5:55になり、小田原駅まで普通のキップ1,450円で行き、小田原駅から「青春18キップ」1枚2,300円を使わないと850円損します。

   そして、それから先は大垣駅発6:00~米原駅着6:33、米原駅発6:47~姫路駅着9:18、姫路駅発10:08~岡山駅着11:38、岡山駅発11:55~下関駅着18:41、下関駅発19:09~門司駅着19:15、門司駅発19:29で博多駅に20:44に到着します。但し、土曜・休日運休と土曜・休日運転に留意。

   この方法で注意しなければならないのは、東京駅で「ムーンライトながら」に乗る前に小田原駅までの乗車券1,450円を買うこと。そして、小田原駅から「青春18キップ」1枚使えば、全費用は1,450円+2,300円+510円(指定券)=4,260円になります。ちなみに新幹線「のぞみ」で博多駅まで行くと22,320円掛かります。

JR「一筆書き」の旅

   鉄道マニアなら大抵知ってるJR東京近郊区間(大阪・福岡・新潟にも有)内での「一筆書き」旅行というのがあります。東京近郊区間内で電車に乗る場合、どんなに駅と駅とを遠回りしても、この区間内なら、その料金は一番最短の金額しか取られないというルールを利用して一日中電車に乗りまくる一種の遊びです。

   それで、このほかのルールは一度通った駅は二度と通ってはならないこと、下車してはいけないこと。つまり、この「一筆書き」の旅は電車に乗るのが好きで堪らない人が、カメラを持って電車に乗って、一日中、車窓から風景を見たり、写真を撮りまくったりが130円で出来る日帰り旅行の話です。

   例えば、一番解りやすいのは山手線。東京駅から一つ隣の駅の有楽町駅に行くのに、東京駅から逆の神田に行って、上野、新宿、品川を通って有楽町駅で降りても料金は東京駅~有楽町駅の130円しか掛からないのです。何でそんなことをするのかはマニアのみぞ知るで、あまり実益はありません。

   鉄道マニアの達人になると、この距離をいかに長くするかに頭を絞り、とんでもないことを考えます。上野駅から130円のキップを買い、トータル21時間48分乗り回し、776.1キロを走った末に西日暮里駅で降りるというルートと東京近郊区間路線図がインターネットにありますから、ちょっと眺めてみて下さい。

新幹線車両が走る在来線

   東海道山陽新幹線の終着駅は九州の博多駅であるのは、誰でも知っていることですよね。しかし、その先に博多南線という路線があって、博多南駅という駅が一つだけあるのをご存知でしょうか。博多駅と博多南駅の間は、たったの8.5キロ、所要時間は10分。料金は乗車券190円のほかに100円が必要で290円掛かります。

   そもそもこの博多南駅は、新幹線博多駅の博多総合車輌所、つまり、車庫のような存在で、営業用の駅ではなかったのですね。ところが、この駅の周辺が福岡市のベッドタウンとして発展し、人口がどんどん増加したにも拘わらず、博多に出る交通機関としてバスしかありません。

   マイカーを利用すれば一時間近くの時間が掛かり、住民から通勤の足としてこの路線を活用させて貰えないだろうかという要望が高まったのです。そこで、JRも考えざるを得なくなり、1990年4月1日から、単なる回送線の駅が営業用の博多南駅に。

   しかしこの路線、車輌は新幹線ですが扱いは在来線で、乗車券のほかに取られる100円は特急料で新幹線の料金ではありません。従って指定席はなく全て自由席。利用客が次第に多くなり、運転本数も年々増加しているようです。時刻表にちゃんと載ってます。

乗り越し精算の損得

   JRでキップを目的地まで買わずに乗り越した方が得になるケースがあるのをご存知でしょうか?そもそも、乗り越し運賃の計算方法には二通りあります。一つは、乗った駅から降りる駅までの運賃から、買ったキップの運賃を差し引く「発駅計算」。そして、もう一つは、すでに買ってある駅から降りる駅までの運賃を支払う「打ち切り計算」。

   買ったキップが100キロ以下の場合は「発駅計算」で、101キロ以上の場合は「打ち切り計算」になっています。でも 「発駅計算」では通して買っても、乗り越しても結果は全く同じで、損も得もありません。問題は「打ち切り計算」の場合です。

   例えば「東京」から東海道本線で静岡県の「興津」に行く時、普通に「東京」~「興津」のキップを買うと2940円。ところが一つ手前の「由比」までのキップ2520円を買って、「興津」で「 由比」~「興津」180円を支払うと2520円+180円=2700円になり240円得します。

   しかし「東京」から同じ静岡県の「吉原」まで行く時、手前の「熱海」までのキップを買って「吉原」で精算すると、1890円(「東京」~「熱海」)+650円(「熱海」~「吉原」)=2540円になり「東京」~「吉原」は2520円なので20円損することになりますからご用心!(成美文庫の「鉄道雑学館」からで、私が「駅すぱあと」で確認済)

山手線一周の所要時間

   山手線一周の所要時間は長い間ずっと1時間2分でした。それが2007年3月18日(日)のダイヤ改正から何と59分に短縮されたのです。この3分間の短縮は、JR技術陣の必死の努力によって実現した偉業にほかなりません。

   その要因は、ATC(自動列車制御装置)のデジタル化にあります。ATCとは制限速度を超えると自動的にブレーキが掛かる装置のことで、従来のアナログ制御がデジタル化されたため、ブレーキをより効率的にかけられるようになり、車間距離が詰められ、平均速度が上がったのです。

   また、同時に車体を205系からE231系に変更したので、ブレーキをかける度に「ガクン、ガクン」とする衝撃がなくなり乗り心地も向上したのだとか。ちなみに所要時間の歴史を紐解くと、現在のような環状運転を開始したのは1925年(大正14年)で、その時の所要時間は72分。

   その後、改良を重ねて1939年(昭和14年)に64分、1972年(昭和47年)には63分、1988年(昭和63年)は62分、そして、2007年ついに59分。つまり、1時間を切るのに実に80年以上の歳月を必要としたのです。

鉄道写真が満載

   インターネットには凄いサイトがあるものです。ファンが喜びそうな鉄道写真がいっぱい載ってるサイト(         )を見つけました。世の中には鉄道の好きな人、沢山います。

   その熱中するポイントは人によって様々で、中には鉄道写真にハマり、カメラを持って全国を駆けずり廻っている人がいます。行きたくても中々行けない人は、この沢山の写真で我慢するしかありませんね。マニアと言うのはおこがましいのですが、私も鉄道には昔から少なからず興味があります。ことにダイヤを見るのが好きで、時刻表が愛読書の一つだった時期があります。

   しかし、最近はパソコンに優れたアプリケーション・ソフトが幾つもあり、私は「駅すぱあと」の会員になっていて、二ヶ月に一度、追加、改訂のCDが送られてくるので、すっかり時刻表を見る機会が少なくなってしまいました。でも、時刻表でなければ駄目な時がありますね。さて、この数々の鉄道写真、マニアでなくても時間のある時じっくり眺めて楽しんで下さい。

更に大きく変貌する交通機関

   現在、工事中の地下鉄13号線は、名称が「副都心線」、開業は平成20年(2008年)6月と決定したようです。駅は、池袋(いけぶくろ)、 雑司が谷(ぞうしがや)、西早稲田(にしわせだ)、東新宿(ひがししんじゅく)、新宿三丁目(しんじゅくさんちょうめ)、北参道(きたさんどう)、明治神宮前(めいじじんぐうまえ)、渋谷(しぶや)の8つ。

   池袋で有楽町線と繋がるので、東武東上線西武池袋線にもドッキングすることになり、そして、平成24年(2012年)には渋谷で東急東横線と相互乗り入れになる計画です。つまり、最終的にこの線は、埼玉から、池袋、新宿、渋谷を通り、横浜まで行くので、正に「大動脈」ですね。

   この開業に合わせて、地上も新宿3丁目付近に高層ビルが建ち、新宿の新たな集客スペースとなり、新宿駅から明治通りまでの途絶えがちだった人通りが大きく変化する予測だとか。また、新宿駅の南口も拡張される予定で、都内の様相は更に一段と大変貌を遂げそうです。

唯一の都電「荒川線」

   東京都内に、現在、一路線だけ都電が走っているのをご存知でしょうか?かって都電は、都内の交通機関として重要な時代もありましたが、何しろ一般道路を走る訳ですから、自動車の増加に伴って邪魔者扱いにされ、次第に減って現在は一路線だけになってしまいました。

   三ノ輪橋から町屋駅前、王子駅前、大塚駅前、雑司ヶ谷を経由して早稲田まで全長12.2キロで、駅の数が丁度30の都電荒川線。沿線住民にとってはとても便利な交通機関で「都電を守る会」をつくって廃止に猛反対した結果、東京都も残さざるを得なくなったのでしょうね。

   この沿線には、飛鳥山、とげぬき地蔵、サンシャイン60、雑司ヶ谷霊園、鬼子母神などの観光名所が点在しているので、乗り降り自由の一日乗車券400円(子供200円)を買って、休日にはこの都電で東京見物もいいかも知れません。私も、昔、雑司ヶ谷に住んでいた時にはよく乗りましたが、引っ越してからエンがなくなりました。

価値の大きい埼京線

   埼京線とは大崎駅から大宮駅までをいい、池袋が拠点の私のような者にとっては大変価値がある路線です。例えば、池袋から鎌倉に行く場合、従来は丸ノ内線で東京駅に行き、東京駅から横須賀線に乗るのが最速でしたが現在は違います。

   この埼京線を利用した「JR湘南新宿ライン」で、池袋から新宿を通り鎌倉に乗り換えなしで直接行けるのです。所要時間はちょうど1時間、従来より約30分も短縮出来るのですから凄い威力。

   また、日光に行く時、前は池袋から大宮まで行って、一度乗換えなければならなかったのですが、現在は埼京線ルートで新宿から池袋を経由して日光に直接行ける電車が出ています。

   但し、今のところ一日一本、新宿7時12分~池袋7時18分~東武日光9時8分、帰りは東武日光16時37分~池袋18時30分~新宿18時35分。もしかしたら、JRは利用状況のシュミレーションをしてるのかも知れませんね。埼京線のお陰でとても便利になりました。

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