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「オメガ」と国産の「電波時計」

 約10年前にリタイアした会社の話ですが、30年ほど前のある年、会社は驚くような利益を出し、暮には社員にかなり高額の賞与を支払ったにもかかわらず、もしこのまま三月末の決算をしたら、大変な税金を税務署に支払うことになりそうでした。そこで、役員で経理の責任者だった私は、社長にこう相談したのです。

  「社長、こんなことは滅多にない出来事です。このまま国に税金を支払うより、社員に追加賞与を支払った方が、どれほど喜こばれるか解りせん」。12月のある日、臨時役員会を急遽開催し、更に追加賞与を支給して、利益を減らすことを考えたのです。これは当然の判断と言っていいでしょう。

  それを知って大喜びしたのは、永くからいる社員ばかりではなく、最近入社して賞与を受け取れる資格を取得したばかりの社員も驚愕。凄い会社をハローワークは紹介してくれたものだと、わざわざ私のところにお礼にきて、昨晩、家内に話したらびっくりしてましたと言ってたのをよく覚えています。

 実は、私もこんなことは滅多に起きないと、清水の舞台から飛び降りるつもりで30年前に買った「オメガ」、それがつい最近故障して修理代が何と7万円近いというのです。それなら、かねてから使いたかった電池交換が無いソーラーで常に1秒も狂わない「電波時計」がいいと、故障していて使えない「オメガ」を抽出の奥深くしまい、池袋のビックカメラで買った28000円のSEIKOのソーラーの「電波時計」を腕にして悦に入ってます。

昭和40年代の歌と出来事

 本屋の店頭で週刊誌を見ていたら、「週刊現代」6月27日号の《昭和40年代の曲限定 あなたなら何を歌う》というタイトルの特集記事が眼に留まり、「スナックで歌いたい昭和40年代の名曲30選」がありました。昭和40年と言えば、今から55年も前で、まず真っ先に頭に浮かんだのが「夜霧よ今夜も有難う」。

 そうそう、祐ちゃんが歌ういい詞と旋律です。また、尾崎紀世彦の「また逢う日まで」がありました。尾崎紀世彦はこの一曲だけの印象です。そして、吉田拓郎が切々と歌う「旅の宿」も大好きです。あと加藤登紀子の「知床旅情」」青江三奈の「伊勢佐木町ブルース」千昌夫の「星影のワルツ井上陽水の「心もよう」。

  みんないい歌ですが、私が一曲だけ選ぶとしたら何と言っても、ちあきなおみの「喝采」。《いつものように幕が開き 恋の歌うたうわたしに届いた報らせは 黒いふちどりがありました あれは三年前、止めるあなた駅に残し、動き始めた汽車に飛び乗った……》の歌詞とメロディのドラマチックなこと。

 ところで、昭和40年は何が起きてたかちょっと振り返ってみました。まず、総理大臣は佐藤栄作、プロ野球は巨人が二年ぶりに優勝し、ドラフト会議の第1回が行われました。また、映画は「サウンド・オブ・ミュージック」がアカデミー賞を受賞し、10月に国鉄が大ダイヤ改正を行っています。何だかとても懐かしいです。

人類の危機を救うハムスター

 昨日6月24日付朝日新聞夕刊に《コロナの薬開発 ハムスターの出番 人間と似た症状》という見出しの記事を見つけましたので、お読みになって無い方のために紹介します。何しろ、全世界の新型コロナウイルスの感染者は9,263,466人、死者は477,584人という凄いことになっているのです。

  早く全世界の知能を集めてなんとかしないと、人類は大変なピンチに見舞われています。その新聞記事によると、東京大学医科学研究所の河岡義祐教授らのグループは人の患者からとった新型コロナウイルスをハムスターの鼻の穴に入れ、気道や肺で増えることを確認したというのです。

  つまり、コンピューター断層撮影法により調べた12匹すべてが、新型コロナの患者によくみられる肺炎の特徴を確認出来たのです。肺炎は2日目ごろから現れ、6~8日ごろピークになり、その後回復に向かいました。そして、感染から20日後、回復したハムスターに再びウイルスを加えるとウイルスは検出されず再感染に抵抗力があることも判明。

 ともかく、治療薬やワクチンの研究では、人に近い症状を示し、扱いやすい小動物が求められていたのですからハムスターはぴったりです。コロナウイルスが人間と同じ症状になることを発見されてしまったハムスターには気の毒ですが、危機にひんした人類のためにここで一肌脱いで下さい。

路線バスの団子状態の解析

 現役時代、私は通勤にバスを利用した経験が無いので、路線バスが遅延して数台のバスが前後に並んで運行してしまう状態を目の辺りにしていません。これを「bus bunching(バスの団子運転、団子バス)」と呼び、これがが起こるワケをアニメーションで体感できる「Bus Bunching Explained Visually」がネットにあります。

 ともかく、この状態は非常に不快なのは間違いなく、バスを、毎日、利用してる方にとっては、この動画はとても興味があるでしょう。何しろ、会社や学校に遅れることを心配してイライラしながらバスを待ってるのは、精神衛生上、最悪で、雨が降っている時などは絶対に避けたい状況です。

  何しろ、バスの団子状態により遅れても、乗客は運転手に「遅れたのに何で謝らないの?」と文句を言うくらいで、中には「遅延証明書」の発行を要求する乗客もいるようですが、運転手の方は「遅れるのがイヤだったらバスを使わないで欲しい」と言わんばからにいくら文句を言われても平気の平左です。

  ところで、これは日本ばかりで起きてる現象ではなさそうで、ネットに《スマートフォンアプリケーションによる「バスの団子運転」の防止》という論文を発見。どうやらアメリカのボランティアのソフトウェア開発者兼データ・アナリストは、彼の論文で"、バスの団子運転の防止にAnyLogicシミュレーションを使用し、バス乗降客の体験を改善することができればと考えたとありますので読んでみましたが、よく解りませんでした。興味のある方はご一読下さい。

とても甘党だった織田信長

 鈴木真哉著「戦国武将のゴシップ記事」という愉快な本を持ってます。例えば、織田信長は大酒飲みだったというのが通り相場で、中には酒乱だったという噂もあります。自分がお酒が好きな故に、下戸の明智光秀に酒を無理強いし、それが光秀謀反の一因になったというような話がいまだにささやかれているのだそうです。

  ところが信頼出来そうな資料によると、織田信長が酒が好きだったことを証明できるものは一つもなく、逆に彼が酒を飲まなかったことについては、確かな証言があり、宣教師のルイス・フロイスは、信長に会った後、ほかの宣教師に送った書簡には「信長は酒を飲まず、自ら奉ずることは極めて薄い」と書いてるそうです。

  その後、フロイスは二十回近く信長と会って、食事ををともにしていますが「彼は酒を飲まない」とはっきり言ってるようで、むしろ、信長が甘党だったことを証言してるようです。それが証拠に宣教師らが信長に手土産を持っていくと、要らないものは返し、「コンフェイト(金平糖)」は確実に受け取ったそうです。

  また、金平糖を人を介して届けた時には、信長は大いに喜び、丁重なお礼の書状を送ったそうですから、信長が甘い物を好んだのは間違いないでしょう。何しろ、金平糖を好んで食べた人間が酒乱のわけがなく、酒を光秀に無理強いしたのが、例の事件の原因だなんてあり得ない話に決まっています。

窮地に陥ったトランプ大統領

 「週刊文春」6月18日号を読んで驚きました。白人警官による黒人暴行死をめぐり全米で抗議デモが巻き起こる中、元側近による異例のトランプ大統領批判が注目を集めているそうです。ジェイムズ・マティス前国防長官は、6月3日、米アトランティック誌に寄稿してこう言ってます。

  「どんな状況であれ、軍が憲法で保障された市民の権利を奪うよう命じられるかもしれないなどとは夢にも思わなかった」。また、「トランプは我々を分断しようとしている。ドナルド・トランプは私が人生で初めて見た、アメリカ国民をひとつにしようとしない大統領だ。その素振りすら見せない」。

  マティス氏は2018年末、シリア撤退に抗議する形で国防長官を辞任したが、これまで大統領を直接批判したことはなかったのです。デモの沈静化に「軍の投入も辞さない」と表明したトランプに対し、マティス氏以外にもエスパー国防長官をはじめ、共和党議員や元軍人からも非難が巻き起こっています。

  こうした自陣営からの批判の背景には、トランプによる米軍の政治利用への懸念があります。6月1日、ホワイトハウス近くの教会前で写真撮影にのぞむトランプのために、連邦公園警察などが平和的な抗議活動をしていた人たちを催涙弾やゴム弾で排除。マティス氏はこれを「国家元首の職権乱用」と大々的に批判しました。一体、大統領選挙はどうなるのでしょうか。

 

映画「浮雲」と真の高峰秀子

 女優の高峰秀子と言えば、真っ先に頭に出てくるのは映画「浮雲」の彼女で、これでもか、これでもかと、救いようが無い暗さにうんざりされた方も数多くおられるでしょう。ところが、古本屋で見つけた「高峰秀子 暮らしの流儀」(新潮社)には冒頭にデコちゃんこと高峰秀子が夫の松山善三氏と笑顔で食事をしてる写真がありとても明るい雰囲気です。

 この本にはデコちゃんの夫、脚本家の松山善三、デコちゃん、そして、2009年にデコちゃん夫婦の養女になった斎藤明美さん三人が登場し、斉藤明美さんの文章がやたらに出てきて、それを読んでいると、高峰秀子さんの生活がよく解ります。例えば「高峰秀子の理想の家」と言う一文には、デコちゃんが住んでいた家のことが書いてあります。

  それによると、デコちゃんは家を替えるのが好きだったようで《十四度目の麻布の家は、映画五本のギャラ、昭和二十七年当事の五百五十万円を前借りして、それを現ナマで風呂敷に包んでポンと渡し、英国人から邸宅を購入したのが、同地の最初の家だった。「ガバガバの古い洋館」だったその家を八年余りで壊して三階建ての教会建築にした。…》。

 これを読んだら、映画「浮雲」の中で、高峰秀子が戦争中に海外で一緒に仕事した森雅之と、戦後、東京の街を歩くシーンがふと脳裏に甦り、高峰秀子が実際は麻布の洋館に住んでいたなんて何だか不思議な気がしました。それにしても、この本 、映画「浮雲」がなお一層強烈に胸を締め付けます。この映画をこれからご覧になる方はこの一文を是非お読みになるといいでしょう。涙無くしては観られない「浮雲」、絶対に観るべき映画です。

 

絶対に欲しいジャズのCD

 吉祥寺のジャズ喫茶「メグ」、東京のジャズファンで、この店をご存知ない方はまずいないでしょう。かって私も足繁く通いました。ところが、オーナーの寺島靖国氏は2018年2月28日をもって閉店し「メグ」の名称をどなたかに譲ったようですが、私はその店にまだ一度も行っていません。

 ともかく、「メグ」は40年以上も続いた店で、寺島靖国氏は、ジャズについての知識は抜群の上、オーディオについてもその力の入れようは誰も比較出来ない気がします。さらに筆が立ち、ジャズやオーディオ関係の出版している本もハンパではなく、私もかなりの数を所持しています。

  その中から、今日、私の眼にとまった本のタイトルは「JAZZはこの一曲から聴け!」。そして、これは絶対にブログにアップしなけらばと思ったのが「ジャズ・ファンのみが知るエクスタシー!」。ちょっと、寺島さん独特のハギレがいい文章をそのままコピーしした方が、寺島さんの気持ちが伝わるような気がします。

 《いやはや、これは凄い。私は今、書く勢いをつけるためにもう一度聴いたのである。思い切りヴォリュームを上げて。近所から苦情がこないかと冷や汗の出る思いだ。ピアノとべースとドラムス、この三人の気持ちが合わなければこういう演奏はできない。一聴してブルースとわかるテーマが終わる三八秒あたりから三人の「斬り合い」が始まる。……》。ジョン・ステッチ「グリーン・グローブ」という寺島さんに「これは凄い」と言わせた輸入盤のジャズのCD、今日、池袋の西武デパートの中のヤマノ楽器に行って探そうと思っています。

幕末に起きた「寺田屋事件」

 《教えちゃいけない!?日本史の「裏」》という本に幕末の歴史ファンが、是非、訪ねてみたいスポットの一つ、京都の寺田屋事件のこことが出ています。 1866年(慶応2年)、1月23日、坂本龍馬が定宿として使っていた寺田屋が、幕府の官吏に包囲され、入浴中のお龍がそれに気づき、裸のまま飛び出して龍馬に知らせと言われています。

  その寺田屋にはお龍が使った風呂桶や龍馬が撃ったピストルの弾、刀傷が生々しく残る柱などがあり、当然、京都の人気の観光名所です。ところが、この寺田屋は当事のの建物ではないという驚愕の事実が判明したのです。2008年(平成20年9月1日に発売されたある週刊誌によると、寺田屋は鳥羽伏見の戦いで焼失したと言うのです。

  従って、現存する建物は後から再建された物で、1906年(明治39年)に寺田屋七代目が書いた資料には「戊申の兵火にかかり家屋もろとも焼失」しと記載され、お龍が入っていたとされる風呂場も登記簿には1908年(明治41年)に新築された記録が残っているそうですから驚きます。

  さらに、寺田屋の隣にある記念碑にも「寺田屋遺跡」とはっきり書いてあり、寺田屋が焼失したことはもはや疑う余地がないのです。行政も実態調査に動き、京都市歴史資料館が調査した結果、寺田屋は確かに鳥羽伏見の焼失したことは間違いないと結論づけられたそうです。この本には、寺田屋に残る刀傷やピストルの弾は、一体、何なのだろうかで本を締めています。、

お金が掛かる感染症対策

 池上彰さんと國學院大學を卒業し、高校で歴史を教えている増田ユリアさんの対談、「感染症対人類の世界史」という本を読みました。この中に「感染症が世界を変えた」という章があり、増田さんは、奈良時代、735年から737年にかけて、日本で「天平の大疫病」と呼ばれた天然痘が大流行したことがあると発言しています。

  それに対し、池上さんは「奈良の東大寺の大仏が疫病対策で作られたことくらいしか知りません」と言っていて、盛武天皇は734年に、国内に流行する疫病など不穏な状況を仏教の力に頼って鎮めようとし、精神復興のために大仏を作ろうと考えたのだそうです。つまり、感染症が影響してるのです。

  増田さんが「東大寺要録」という資料を基に試算すると、奈良の大仏の建造費は今の価格に換算して何と4657億円。つまり、感染症は経済に大きく影響し、阿倍首相が、「新型コロナウィルス」対策で消えたお金は、正に空前絶後の規模で160兆円を超えたそうですからいささか心配です。

 いずれにしても、早くコロナウイルス問題が決着しないと、日本経済は大変なことになりそうです。「週刊文春」6月11日号の《阿倍「血税乱費」》を読んだら、「コロナウィルス」のワクチン関係にも沢山のお金が動いているようで、アビガンを製造する富士フィルム分として約47億円が割り当てられたと書いてありました。いやはや、新型コロナウイルスを早く撲滅してほしいものです。

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