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夭折の俳優を語る三島由紀夫

 河出書房新社が昭和五十四年(1979年)七月二十日に発刊した著名人22人が映画についての随筆を書いている「映画」と題された小冊子を持っています。その中に三島由紀夫が「夭折の資格に生きた男」というタイトルで、ジェームズ・ディーンのことを語っていて珍しいのでご紹介しましょう。                     

 何しろ三島由紀夫が映画関係のことを書くどころか、夭折(年若く亡くなる)したジェームズ・ディーンのことを書いた随筆など、恐らく読んだことがある方はほとんどおられないのではないかと思い私のブログ「ドアのない談話室」に載せたくなりました。その一部を読んで何だか不思議な気分になったのは恐らく私だけではないと思います。

 「人生は、美しい人は若くて死ぬべしだし、そうでない人はできるだけ永生きすべきであろう。ところが九十五パーセントまでの人間はその役割をまちがえる。美人が八十何歳まで生きてしまったり、醜男が二十二歳で死んだりする、まことに人生はままならないもので、生きている人間は多かれ少なかれ喜劇的である。

  ギリシャ神話のアキレウスは、名誉なき長寿か、名誉にかがやく夭折か、どちらかの運命を選ばされて、躊躇なく後者を選んだ。アキレウスならずとも、人生のはじめにこの二つを選らばされれば、よほど散文的な男でない限り後者を選ぶにちがいない」。ちなみに三島由紀夫が例の事件を起したのは昭和四十五年(1970年)の事で享年45歳の若さですから自分自身が夭折です。

円周率を算出する桁数の競争

 円周率、つまりパイは、学校で習ったのはただの3.14です。パイは循環しない数列でまだコンピューターが無い時代から、この桁数競争は世界的に有名です。何しろ同じ繰り返しには絶対にならないのですから、この羅列は無限に続き、宇宙の果てまで永遠と言っていいでしょう。でも航空機の設計でも円周率は3.14で大丈夫と何かで読んだ覚えがあります。

 ともかく、私が所持してる数学者野崎昭弘著「パイの話」(岩波書店)によると、ニュートンが1665年に16桁、マチン1706年100桁、クラウゼン1847年248桁、これからは、コンピューターによる計算で、ENIAC(アメリカ)1949年2037桁70時間、そして、CDC(フランス)が50万桁 を28時間10分で出してます。

 いやはや、コンピューターを使っても50万桁を出すのに何と28時間も掛かるのですから驚きます。実は、この円周率には私も興味があり、東大教授の牧野貴樹氏が「円周率1,000,000桁表」(これで1万ですからこれが100ページ)という本を出版(定価314円)しているのを知っていて池袋東武デパート7階の「旭屋書店」で取り寄せ買って持ってます。何しろ、数字が100万ひたすら並んでいるのは正に壮観。よくぞ作ったと驚嘆します。

 ではこの本の裏表紙に著者とのこんな質疑応答が書いてあるので紹介しておきましょう。Qなにを血迷ってこんな本を作ったんですか?Aそんなふうに思う人はこの本を買わないと思います。Qこんな本を売るなんて、手抜きなんじゃないですか?A私はこの本のために、円周率の計算のプログラムを作りました。普通の本以上に手間がかかっていると思います。Q著作権はどうなっていますか?A円周率は創作物ではなく、この本はただの事実の羅列なので、この本の主要部分に著作権はありません。他の部分についても著作権を放棄します。引用、掲載、転載、複製など自由にやって頂いて結構です。Q円周率はこれで全部ですか?Aまさか、無限に続きます。この本100万冊でも足りません。ところで、円周率は、現在、世界でコンピューターが何桁まで出しているかご存知でしょうか。何と62兆8318億5307万179桁。これを出すのに要した時間は108日と9時間、紙に書くのは絶対に不可能と思います。

 

 

 

 

たかが100円されど100円

 100円ショップに並んでいる沢山の品物をあなどってはいけません。家から歩いて数分のところにある100円ショップに時に顔を出し、便利な品物を発見して悦に入ってます。例えば、つい最近発見したのが、使用勝手がいい便利な小銭入れです。こんなのがあったら便利だなぁと思っていたのを100円ショップで見つけたのです。

  2007年に消費税率のアップした機会に東京のタクシー料金が大手の日本交通の主導の下に値上げしたのを覚えておられるでしょう。確かに値上げは値上ですが、このシステムは近場に乗った時には安い料金で行けるので、老人、つまり年金で生活してる方にとってはタクシーの利用価値が大きくなったといってもいいでしょう。

 その見つけた小銭入れは三分類に分けられ、ちゃんとチャックが付いていて、中々見栄えがいいのです。では、小銭をどのように分けるかというと、まず一番下のAには500円玉と50円玉の二種類、これを分けるのは大きさが違うのでいとも簡単。その上のBにはすべて10円玉、そして、Cには全部100円玉を入れるのです。

  そうすると、料金を支払うときによく出る660円は、まず小銭入れAから500円玉と 50円玉の2枚、そして、Bから10円玉を1枚、Cから100円玉を1枚取り出して運転手さんに「はい660円」と言って渡せばおわり。そんなのくだらないなんていうなかれでこれだけの工夫でも世の中少し楽しくなりました。

メトロポリタン美術館の年収

 最新の「週刊新潮」 3月3日号を買ったら「ヨーロッパ絵画の最高傑作はアメリカの美術館にあった!」という見出しでアメリカ、ニューヨーク、メトロポリタン美術館のことが出てました。その説明を読むと「ニューヨークの小室眞子さんが勤めるのではないか、そんな噂もある世界最大級のメトロポリタン美術館、通称「メット」。

 などの書き出しでこの美術館所蔵の絵画が何点か載ってました。私が注目したのは、新聞テレビで報道されていた小室眞子さんの勤務先がこの美術館に決まったような報道で、まさか「噂」だとは思いませんでした。そこで、早速、ネットを見ると「眞子さんが年収1500万円でメトロポリタン美術館に勤務されたような書き方です。

 つまりその文章は「コネがあったとは言え、これまで様々な財団法人や機関でのキャリア、英語力、学歴、また日本の皇族出身ということなど加味すれば、採用側が欲しいと思える人材の一人だと思います。」とあり、どうやらこの話は決定では無かったようですが話題性は充分ありました。いずれにせよこの美術館員になるのはかなり難しそうです。

 それにしても年収1500万円とは驚きです。眞子さんの話はどうやら「噂」のようなのでさておいといて、折角なので「週刊新潮」に紹介されていた絵画のうちの一点ジュルジュ・ド・ラ・トゥールの「女占い師」をここにコピーしておきましょう。本当に占い師の目の描き方にものすごく特徴があります。

 


 

 


 

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