無料ブログはココログ

« 2021年11月 | トップページ | 2022年3月 »

マスクを外した途端「負け将棋」

   日本将棋連盟は2月11日より「対局規定」が変更になったことが「週刊文春」2月24日号に出てました。それによると第一条は「対局者は、対局中は、一時的な場合を除きマスク(原則として不織布)を着用しなければならない」。そして続く第三条は「対局者が第一条の規定に反したときは進行中の対局は反則負けとする」。

つまり、対局者は食事のときや飲み物を飲むとき以外にマスクを外すと対局中の将棋は直ちに反則負けになるという厳しさです。しかしコロナ禍も早二年になったのに連盟はなぜ今頃になってこんな規定を定めたかというと、沢山の棋士の中には反マスク派もいてマスクを絶対に着用しないのです。

   これだと、連盟がちゃんと規定を定めてくれないと不公平になると連盟にクレームをつけた結果です。絶対にマスクを外さない中堅棋士の話「対局中は脳をフル回転させるので誰だって息苦しい思いはしたくないのに我慢していたのでこれでやっと公平になったと大喜びしてるのだそうです。

   ところで、マスクを出来るだけ避けてき日浦市郎八段の話が週刊文春に載っていたので紹介しましょう。「そもそもマスクを着ける着けないは国民にとって任意のはずで強制されるのはとても心外。規定が出来てからマスクをして二局対局して二度とも負けました。「言い訳をするつもりはありませんが、マスクの影響はゼロではありません」と。

江戸城を語る俳優高橋英樹氏

 

 月刊「文藝春秋」三月号は、毎年、芥川賞の全文が掲載されているので必ずと言ってもいいほど買うことにしています。今年はほかに「徳川家康は生きる場所をどうつくりあげたか」というテーマの特別企画の誌上座談会があり、俳優の高橋英樹さんが三人の専門家を相手にご自分の培った知識を披露しているので紹介しましょう。

 何しろ高橋さんは芸能界屈指の城好きで歴史マニアとして知られているのですから、もしかしたら自らこの対談を望んでいたかも知れません。まず、どなたかが「江戸城は戦に対する備えが凄いからてっきり戦国時代に作られたお城と思っていました」と言ったのを受けて高橋さんの発言「防御態勢を固めていると知らしめる事で攻撃を躊躇させようとしたんじゃないでしょうか」。

 そうして「戦いに明け暮れた時代が終わり、平和を欲したからこそ、強大な城を作ったんだと思います。」更に「諸国の大名を動員したことで、幕府に反抗するための軍資金を使わせてしまったのが家康の凄さです。つまり各大名が、ここからここまでがおまえの藩と分担で造らされたことが石垣を見れば解ります。」

 例えば神田川の仙台堀は、一番お金がかかる場所を伊達政宗の仙台藩に開削させた跡があります。つまりそうやって、北から攻められる脅威を無くしたわけです。要するに赤坂見附とか四谷見附などの見附という地名のところまでお城の中だったのです。」いやはや高橋さんは俳優業の傍ら本当によく調べているのには感心しました。

 

ジャズのショパン夜想曲全曲

 「週刊文春」2月17月号の「阿川佐和子のこの人に会いたい」のゲストは、昨年、開催された「ショパン国際ピアノコンクール」で二位に入賞した反田恭平さん。反田さんは対談の中でこう言ってます。「ショパンとは性格が反対で友達になれそうにないけど、彼の音楽だけが本当の意味で内側を満たしてくれる」と。

   反田さんは1994年生まれの28歳、2014年にモスクワ音楽院に入学し、2017年からポーランドのショパン国立音楽大学で学んでいます。私もショパンは好きな音楽家の一人でよく聴きますが、反田さんがこのコンクールに合格するコツを読んでちょっと驚きました。

   ともかく、このコンクールの審査の特徴は、聴いている人々に訴えかけるものがあるかどうかを見ていて、このピアニストの演奏ならもう一度聴きたいかどうかで、このイエスとノーの基準が一番大きいそうです。世界にはいくつもコンクールがありますが。この基準が唯一と言っても過言ではないそうです。

   ところで、私はジャズも好きで、フランスのピアニスト、ジャック・ルーシェがジャズにアレンジした夜想曲全曲のCDを持っていてよく聴きますが、これをもし反田さんが聴いたら何と言うかコメントを聞きたくなりました。それにしても、ジャズのショパンの夜想曲を聴くのも中々いいですから、是非、お聴きになって下さい。

 

星野富弘詩画集「鈴の鳴る道」

   【誰にでも やさしい言葉が かけられそうな気がする 沈丁花の香り ただよってくる朝】 【絵を描くのは 旅をするのと同じ 私は今 花びらの谷間から 雄しべと雌しべが丘に続く 春の小道を 旅している】 【一匹の虫 泥の上を這う 取り柄のない虫 虫の目になって花を見たい そびえ立つ草の上に 花が空を覆って いるんだろうなあ】

 【蟻よ その草が 木に見えるか その石ころが 岩に見えるか 蟻よ 私は何に見える】 【山に行こう そして あなたの造られた風景を 見てこよう 花のまわりに 囲いがあるだろうか 崖の上に 柵があるだろうか 小さな心にさえ 囲いを作っている私】 【今日も一つ 悲しいことがあった 今日もまた一つ うれしいことがあった 笑ったり泣いたり 望んだり あきらめたり にくんだり 愛したり ・・・・・・・・そしてこれらの一つ一つを 柔らかく包んでくれた 数え切れないほど沢山の平凡なことがあった】

  【風は見えない だけど木に吹けば 緑の風になり 花に吹けば 花の風になる 今私を過ぎていった 風はどんな風に なったのだろう】 【風にとんでゆく 紙くずさえ 美しくしてしまう 秋 そんな秋の中に 野菊が咲いている】 【空を飛ぶ鳥も白い花も いつか土に帰る 火も灰も水もごみも 総て受け止め 沁み込ませる土 土の上に私は立っている うじ虫と花の種を宿す 土の上に生きている】

 【これといって 趣味のない母でしたが 紙を切って桜の花を作るのが じょうずでした 私が暴れん坊でしたから 母はせっせと 桜を作りました ガラスのひび割れに張る紙の桜】 【病院の庭にさつきが咲いた 母が銀行強盗でもするように おどおどして ひと枝折ってきてくれた 絵に描いて となりのベッドの人に見せると 「きれいなゆりだなあ」といった】。 不慮の事故で手足の自由を失い、僅かに動く口に筆をくわえて詩画を描き続ける星野富弘さん。手が使えない星野さんは口で詩や絵を描きます。氏は群馬大学を卒業し中学の教師になりますがクラブ活動で事故が起きました。(東京都新宿区市谷砂土原町3-5 「偕成社」03.3260.-3229花の詩画集「鈴の鳴る道」より)言葉の感性が堪らなくいいです。 

 

難読飲食店がある「西武」八階

 どうしてもお昼は好きな肉を食べることが多く、たまには何か海のものが食べたいと思い、東京池袋の「西武」デパート八階のレストラン街を歩いていて見つけたのが大きなノレンに「虎杖」と書いた飲食店。まさか「とらつえ」とは読まないのだろうと思いながらウインドウで見つけたのがまことに美味しそうな「海鮮ひつま飯」です。

  ともかくお店に入って注文し、品物に付いてきたのが「築地海鮮ひつま飯の美味しい食べ方」という一枚の説明書です。早速、読むと①一膳目はそのまま海鮮丼②二膳目は具材を混ぜ込みバラちらし③三膳目はお出汁をかけてお茶漬け。商売はうまいことを考えるものだと感心しながらこの通りにして美味しく頂きました。

 食べ終わってところでこのお店何と読むんだろうかと説明書をよく眺めると下のあたりに顕微鏡が無いと読めないくらいの小さなローマ字で「ITADORI」とあるではないでか。そうかこのお店「いたどり」と読むんだぁと解り、一体、どんな意味か家に帰って「広辞苑」をみたらありました。

 いたどり【虎杖】タデ科の多年草。いたる所に生え、根茎は長く這う。若芽はウドに似て、紅色・微紅の斑点がある。茎は中空で節があり、高さ1メートル余。葉は煙草の代用とした。雌雄異株、夏、淡紅色または白色の花穂をつける。若芽を食用とし、また、根は「虎杖根」として利尿・通経・健胃剤とする。古名は「たぢひ」「さいたづま」とも。いやはや難読の店名ですが「海鮮ひつま飯」美味しいから是非一度。

驚く羽生善治九段のA級陥落

   昨日の朝日新聞朝刊の一面を見てびっくりしました。何と連続29期A級を保っていた羽生善治九段がA級からB級1組に陥落したというのです。私みたいに若い時から将棋が好きで、小学校に密かに将棋を持ち込んでいた者にとっては腰を抜かさんばかりの驚くべき出来事と言ってもいいでしょう。

   まず前にもこのブログに書いたことがあるプロの将棋の世界を出来るだけ精しく説明すると、棋士になるには、奨励会という棋士養成機関に入らなければなりません。奨励会は一定以下の年齢で、棋士の推薦を受けた人のみが受験出来ます。奨励会は6級から三段まであり、成績によって、6級→5級・・・1級→初段→二段→三段と上っていきます。

   三段になると、年に二回の三段リーグ戦に参加、原則としてそこでの上位2名が四段となり、四段からが正式なブロ棋士で、順位戦を戦う資格が生まれるのです。では順位戦を下から上にみていくと、i一番下がC級2組→C級1組→B級2組→B級1組→A級。つまり、順位戦はそれぞれのクラスが13人の総当りで戦います。

 そして、上位2名が上のクラスに昇格、下位2名が下のクラスに降格、ただしA級だけは9人の総当りで、下位の1名がB級1組に降格し。1位の人が名人戦の挑戦者になるのです。従って。2022年は1位になった斉藤慎太郎八段が現在名人の渡辺八段に七番勝負の名人に挑戦し、一番下位の羽生九段がB級1組に陥落することになったのです、これを読んで名人になるのがいかに大変かがお解かりになったことでしょう。いやー名人は凄い!

« 2021年11月 | トップページ | 2022年3月 »