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「天声人語」と「コロナの自粛」

 昨日5月22日付朝日新聞「天声人語」に17世紀、英国で猛威をふるったペストのことが書いてあったのでお読みになって無い方のために紹介します。この時代、若かったニュートンは住んでいたロンドンを離れ、郷里の村に避難。つまり、自粛生活に入ったわけで、ニュートンの万有引力の法則は、この間に生まれたのです。

  そのほか、微積分と光学という画期的な発見もこの時代で、東京理科大学の川村康文教授は「もしペスト疎開をしていなかったら、20代前半の短期間に発見を三つも成し遂げられなかったかも知れません」と言ってます。この時代、ニュートンは学位を得たばかりで、大学の閉鎖がかえって思考を深めてくれたかも知れないのです。

  自粛中のニュートンは、昼間、農場の納屋にこもり、穴から差し込む陽光は白いのに、壁に映るのが七色なのはなぜだろうと考えた末に、光の正体は屈折率の異なる線だと発見したのです。ペストが去った後、ニュートンは大学に戻って研究に打ち込みますが、自粛中に成し遂げた眼が覚めるような大発見は無かったようです。

  きのう、大阪、京都、兵庫の3府県で緊急事態宣言が解かれましたが、首都圏や北海道ではなお自粛が求められています。《コロナ禍で日常が一変してしまい、学びに没頭出来ないと悩む若者も少なくないだろう。……でもここは発想を転換して、後世の歴史家から「コロナ時代のニュートン」と称賛されるような才能と出合いたいものである》で「天声人語」を結んでいます。さすが「天声人語」の著者は上手に筆を運ぶものです。

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