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「新型コロナウイルス」の知識

 今や「新型コロナウイルス」のニュースが報道されない日は無いといっても過言ではないしょう。その状況のなかで、ネットに《「新型コロナウイルス」のワクチンは、いつできる? ──基礎から最新事例まで「知っておくべきこと」》という記事を発見したので、お読みになって無い方のために紹介します。

  そもそも、現在、世界中を恐怖に震えさせてる「新型コロナウイルス」の正式名称は「COVID-19」といい、このワクチンの製作にかかわっている企業は約30社だそうで、一体、それがいつ完成するかの質問に、米国立感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長はこう答えています。

 《ワクチンが使えるようになるまでに少なくとも1年半はかかり、パンデミックを見据えていた公衆衛生当局には永遠の時間のように思えるかもしれません。しかし、本当に1年半で出来れば最短記録になり、ほとんどのワクチンは市場に出るまでに5年から15年も掛かるのが普通なんです。

  なにしろ、長い開発期間を要する理由があって、まず、テストにかける候補ワクチンを開発するための時間が必要なのです。これを発見(discovery)」と呼ばれ、普通は数年かけて実験台の上で慎重に進められます。ともかく、ワクチンが出来るまで時間が掛かるのを怒ってる方は、是非、この説明を丹念にお読みになって下さい。もしかしたら、納得されるかも知れません。

「世界遺産」アルジェのカスパ

  2012年1月に河出書房新社が発刊した「世界遺産に隠されたゾッとする話」という本にアルジェリアの首都アルジェの「カスパ」が載ってました。「カスパ」とはアラビヤ語で「城壁に囲まれた地域」という意味で、迷路にたとえられるほど道が入り組んでいることで知られ、1992年、アルジェリアの世界遺産に登録されています。

  カスパが迷宮都市に」なった理由の一つに暑さ対策があり、道路を広く真っすぎにすると、日当たりがよくなりすぎるので、わざと狭く曲がった道にして影つくり、暑さをしのいだのです。また、敵の侵略を阻止するために道路を複雑にしたという説もあり、1954年のアルジェリア戦争では、実際、フランスはこれに手をやいたとか.

  しかし、現在、「カスパ」は老朽化が進み、崩壊の危機に直面していている一方、この歴史的町並みを保存しようとする動きもあるようで、そのプロジェクトも進んでいるようです。いずれにしても、「カスパ」は昔から犯罪者が逃げ込む場所としても有名です。そこでこの街に眼をつけたのがジュリアン・デビビユエ監督。1937年にここを舞台にジャンギャバン主演で映画を作りました。

  ギャバンはパリで犯罪を行い、この街の帝王に君臨してるのです。そこにパリの匂いがする美女がここを訪れ、その美女を追って「カスパ」から出たために警察に捕まり命を落とすことになった映画「望郷」。まさか、この映画の舞台にした街が、後に世界遺産に登録されるとは、監督はきっと草葉の陰で驚いていることでしょう。

藤原定家選の情緒的歌11首

  百人一首は和歌のプロと言われる藤原定家によって編纂されたのをご存知の方は沢山おられると思います。そのことを書いた《百人一首はいかにして作られた?始まりは藤原定家が友達に頼まれて?》というタイトルの記事がネットにありますのでお読みになって下さい。ここにある友達とは宇都宮頼綱だそうです。

 今回は、私の独断と偏見で、この中から好きな歌を11首選びました。まず「逢ひ見ての 後の心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり」「由良の戸を わたる舟人 かぢをたえ 行くへも知らぬ 恋の道かな」「世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる」。

 「花さそふ 嵐の庭の雪ならで ふり行くものは 我が身なりけり」「淡路島 かよふ千鳥の鳴く声に いく夜寝覚めぬ 須磨の関守」「村雨の 霧もまだひぬ まきの葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ」「花の色は 移りにけりな いたずらに 我が身世にふる ながめせしまに」。

 「嘆きつつ 独りぬる夜の 明くるまは いかに久しき ものとかは知る」「恋すてふ わが名はまだき立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか」「寂しさに 宿を立ち出でて ながむれば いずこも同じ 秋の夕暮れ」。では、最後に藤原定家自身の歌「来ぬ人を まつほの浦の 夕凪に 焼くや藻塩の 身もこがれつつ」でしめます。それにしても、藤原定家が最後の二首を、大変お世話になった後鳥羽天皇と順徳天皇親子なのが何だか悲しいです。というのも百人一首は二人の天皇の鎮魂歌集と言った方がいいのかも知れません。では、藤原定家79年の生涯です。

「じゃんけん」の歴史と勝ち方

 何か決め事をする時、簡単に決着出来る方法として、昔から「じゃんけん」があります。そもそも、これはいつ頃からどこで始まったことなのか、知りたいと思ったことはあるでしょう。そこで、まず、何か調べる時に役に立つのが「広辞苑」で、牽いてみると《「石拳」から。一説に「両拳」の中国音から)拳(けん)の一種。》とあります。

 どうやら、「中国」の言葉が入っているところをみると、出所は中国のようですが、「一説に」と書いてあるので、必ずしも中国が確定的ではなさそうです。そこで、更に頭を抱えた時の出番はインターネット。調べてみたら《なんで石と紙とはさみなの!?世界にも浸透した「じゃんけん」の歴史と由来》というサイトを発見。何はともあれちょっとお読みになって下さい。

 《石拳については、例えば稲葉茂勝著「じゃんけん学 起源から勝ち方・世界のじゃんけんまで」(今人舎)に説明が載っています。石拳とは江戸時代の中ごろから後半にかけて流行した、手のひらの形を変えて行う子どもたちの手遊びだと書かれています。今で言う「グー」の握りが「石」を意味するところから、石拳と言われたそうです》。

 それより、もっと興味があるのは、ネットに日本じゃんけん協会が発表している「じゃんけんの勝ち方10カ条」がありますから、必勝とは言えないまでも研究する価値は充分にありそうです。それにしても、グー、チョキ、パーを三分の一の確率で出す「じゃんけん」に必勝法があるはずかないと考えていいでしょう。

45億円興業を潰すコロナ菌

 「週刊新潮」4月23日号に《「海老蔵」襲名披露が流れて「45億円」お預け余波》という記事がありましたので、お読みになっていない方のために紹介しましょう。そもそも、東京の歌舞伎座で、5月から7月までの3ヶ月間を予定していた「十三代目市川團十郎白猿襲名披露」が新型コロナウイルスで延期になったそうです。

  何しろ、「團十郎」の十三代目を継ぐ市川海老蔵の襲名披露は、「30億円興行」と言われた父の十二代目襲名時を遙かに超えると目されていて、演劇関係者の話によると、座席数1800の1回の公演が3300万円ほど。1日2回で1ヶ月15億円、それが3ヶ月ですからざっと45億円になります。

  演劇評論家の話によると「襲名披露の広告やチラシも刷られていますし、歌舞伎座前の大きな看板も撤去されました。口上の舞台美術や贈り幕も発注済みでしょう。とにかく、休演を余儀なくされている松竹にとっては苦しいと思います。それにしても、中止になった3月の歌舞伎は、無観客映像をYouTubeで無料配布。

 何しろ、歌舞伎の公演はどんな時でも行われ、およそ100年前の1918年から1920年、日本国内で約39万人の死者を出したスペイン風邪の時も劇場は開いていました。つまり、延期とは言え歌舞伎の舞台がこれだけ空くのは前代未聞なのです。政府はイヴェントの延期や中止を必死に呼びかけていますが、延期によって45億円が入らなくなるのを阿倍首相は御存知なのでしょうか。恐らくコロナウイルスの怖さはそれどころでは無いと思っているでしょう。

悲し過ぎる志村さんの訃報

 2020年3月29日、ドリフターズの志村けんさんが他界され驚きました。というのは3月25日にテレビ朝日の「あいつ今何してる?」が放映され、それを観て僅か4日後に新聞に出たのが「志村けんさんがお亡くなりになりました」です。その番組の内容は、志村さんが、ドリフターズ時代に交際していた大滝祐子さんとの思い出話です。

  何しろ、大滝さんは何と18歳、志村さんがまだ30歳台の頃で、実家を訪問し、大滝さんのご両親と談笑してる場面もあり、それどころか、志村さんと大滝さんは結婚する話もしてたのです。それがそうならなかったのは、二人はケンカ別れになってしまったようで、以来、一度も会ってないと志村さんは言ってました。

 当時、ソロで歌っていた大滝さんは、現在、三人のコーラス・グループ「アマゾンズ」で活躍されているようで、かなり昔の事とは言え、志村さんとの結婚話が週刊誌などで報道された記憶が無いのが不思議な気がしながらその番組を観てました。そして、突然、新聞に志村さんの訃報が出たのですから驚かざるを得ません。

  それにしても、新型コロナウイルスの恐ろしさを改めて認識した次第で、それと同時に明日をも知れない人の命の儚さも知りました。そして昨日、その録画映像を改めて家内と一緒に観ながら、別に志村けんさんのファンではない私達ですが、志村さんが現在の大滝さんが幸せになってるかを案じているこころの暖かい温もりを感じ、この録画はDVDに残した方がいいような気がしています。テレビへの出演を承諾した大滝祐子さんもご両親も恐らくかなり驚いていることでしょう。志村さんのご冥福を心からお祈りするばかりです。

二代目不出来な「鎌倉幕府」

 ここは日本ですから、当然、日本史の本はいっぱい出版されています。もし誰かに一冊だけ推薦を頼まれたら、私は間違いなく後藤武士著「読むだけですっきりわかる日本史」(宝島社)という文庫本を挙げるでしょう。何しろ、面白くて面白くて、何度も読み返したくらいです。

  その中から、今回は第五章鎌倉時代を少しだけ紹介します。後藤さんは、始めにこう書いています。《平氏を滅ぼした源頼朝が征夷大将軍に任じられ、鎌倉幕府をうちたて、武士の 武士の手による、武士のための政治が始められる。それはこれまで目立たなかった関東が、初めてクローズアップされた時代であった》。

 鎌倉幕府の仕組みは極めてシンプル、まず地方を治めるために守護と地頭を設置。守護とは国(今の都道府県)ごとの武士の責任者で、地頭は荘園ごとに設置し、武士は荘園から収穫の一部を徴収したのです。そして、中央は三つの役所が中心で、御家人という頼朝の家来を取り締まる侍所、裁判をする問注所、そして執権。

  そんなこんなで幕府を無事に作ることが出来てめでたしめでたしだったったのです。ところが、これが長く続かず、肝心の頼朝が馬から落ちて、それがもとで寝込み、何と亡くなってしまうのです。武士、しかも源頼朝が落馬とはいささか驚くでしょう。でも幸いに二代目の長男の頼家がいたのですが。出来が悪く「あんな将軍の下ではやっていられない」になってしまったのです。いやはや、後藤さんは実に愉快に「鎌倉幕府」を書いていますので、是非、一読をお薦めします。きっと歴史が好きになるのは間違いなしです。

 

 

ラストが印象的な映画10本

 古い外国映画が好きな私は、それに関する本をいっぱい持っています。その中から、特別に好きな一冊を敢えて選ぶとすると、映画評論家の高沢瑛一著「ラストシーンをもう一度」。このタイトルの後に「名画のエンディングBest80」と小さな字で書いてあり、高沢さんはラストが印象的な80本の映画を選んでいます。

  確かに高沢さんが選ぶのがよく解る80本ですが、ブログにアップするにあたり本数を減らし、私の独断と偏見で、10本だけ順位に関係なく選びました。①「モロッコ」②「望郷」③「哀愁」④「カサブランカ」⑤「邪魔者は殺せ」⑥「第三の男」⑦「恐怖の報酬」⑧「ローマの休日」⑨「シェーン」⑩「太陽がいっぱい」。

 それでは、番号順にそのラストをほんの少しだけ書き出します。①デイトリッヒが砂漠の中を外人部隊のクーパーを靴を脱いで追いますギャバンが「ギャビー」と叫ぶ声が船の汽笛に消されて届きません③将校はウォルターブリッジの橋の上で回想にふけります④涙のバーグマンを乗せて飛行機が空港を飛び立ちます⑤抱き合ったまま倒れる二人です⑥コットンはアリダ・バリが一瞥も無く前を通った後煙草にマッチで火をつけます

 ⑦命がけの仕事をしてお金を手にしながら崖を落ちるイブ・モンタン⑧沢山撮ったトクダネ写真をすべて王女に渡します⑨シェーンは黒づくめのジャック・バランスを倒した後子供の呼びかけに応じず去って行きます⑩成功したはずのアラン・ドロンの犯罪が浮かび上がります(肝心なラストの映像が無くて残念)。以上、それぞれのラスト・シーンが脳裏をよぎって頂けたら嬉しいです。これぞ監督が趣向をこらす映画の醍醐味と言っていいでしょう。素敵な映画ばかりを10本集めました。そして、映像も。

人類が宇宙に出したゴミの山

  人類が初めて宇宙にロケットを飛ばしたのが1957年10月4日、旧ソ連が世界初の人工衛星「スプートニク1号」を打ち上げたのです。それ以来。60年ほどの間に、7000以上もの人工衛星や探査機を次々に打ち上げてきて、打ち上げた数が多くなるほど、宇宙に出したゴミの量が山のようになったのです。

  地球上では、富士山やエベレストなど、どこにでもゴミ問題が発生しています。毎週、私たちの家庭に発生するゴミを取りにくるゴミ収集車を見ても、その量の凄まじさには驚くばかりです。実は、宇宙でも、深刻なゴミ問題が発生していて、打ち上げに使用したロケットの一部や運用が終わった人工衛星がそのまま宇宙に残されいます。

  これらは「スペースデブリ」と呼ばれる宇宙のゴミで、地球の周りを回っているのです。現在、地球の周りをどのくらいの「スペースデブリ」が存在するのか、その正確な数を誰も把握してないのが実情と言ってもいいかも知れません。この先、誰も何も打ち上げないとしても、「スペースデブリ」は減ることは無いのです。

  ところで、ネットに《人間が出した「宇宙のゴミ」8選:小さくても破壊力絶大なゴミが大量に》と題されたサイトを見つけましたので、お読みになって下さい。「その多くは大気中を落下するうち燃え尽きて消滅するが、大きめのデブリは、宇宙飛行士と宇宙船に衝突のリスクをもたらす可能性があるのです」。宇宙のゴミ問題、何だか心配です。

内臓脂肪落とすチョコレート

  家の近くのコンビニで、医学博士で前慶大医学部教授栗原毅著「内蔵脂肪はチョコレートで落ちる」(㈱アントレックス)という本を発見。チョコレートが好きな私は直ちに買って読んでいます。世の中にチョコレートが好きな方は沢山いると思いますが、この美味しいチョコレートがそんなに身体にいいとはまったく知りませんでした。

  副題に「Dr.栗原のチョコ健康法」と題されたこの本、何しろ、チョコレートに含まれているカカオが内臓脂肪を減らし、血糖値を下げ、血圧を安定させ、腸内環境を改善するなど、様々な健康効果があるというのです、ともかく、チョコを食べる目安は1日25グラム。栗原先生はご丁寧にもこんな時間割を書いています。

  午前7時、朝食前に一かけら、口の中を転がすように溶かしながら食べる、午前10時、仕事や家事を始める前にも一かけら食べて、午後に向けて集中力を高める、正午、昼食前にも忘れずに食べよう。また、ランチは出来るだけ糖質の少ないメニューを選ぼう、午後3時、小腹が空いたらおやつの時間に一かけら、疲れた脳に栄養を補強してくれる、午後6時、帰宅後夕食前、または外食の時につまむこと。

  ところで、山で遭難した時、チョコレートを一枚持ってたお陰で命が助かったという話を前に読んだことがあります。きっとチョコレートを常に持ってるほど好きだったのでしょう。では最後にチョコレートに関係する随筆を集めた「うっとり、チョコレート」という一冊の本を紹介して、このブログを締めようと思います。それにしても、こんな美味しいチョコレートについての本を一冊書いた栗原毅医学博士に拍手です。

映画をプロと語る元東大総長

  二人の映画評論家淀川長治と山田宏一、そして、元東大総長蓮実重彦(実に映画に詳しいです)の三人の対談「映画千夜一夜」`(左上のキーで検索したらこの41年前の貴重な映像が出てきてびっくり仰天)という映画好きにとって宝物の様な796ページの分厚い本を持っています。奥付を見ると。昭和63年に初版発行ですから、32年も前の本で、手に取ると映画の香りでむせるようです。

  目次に①映画はすべて「恋愛映画」であるから⑫の貴族の肖像―――ルキノ・ヴィスコンティの映画の美術まで、12のテーマについて三人が大いに語っています。今回はこの最初のテーマ「恋愛映画」について何を語っているかほんの少しだけ紹介しましょう。まず登場する女優さんの顔ぶれです。

  まず山田が、映画「旅愁」のジョン・フォンティン、「めぐり逢い」のデボラ・カー、「終着駅」のジェニファー・ジョーンズをあげれば、淀川が「ジェニファー・ジョーンズ、哀しみの人妻やね」ときて、蓮実「だいたい男と女の国籍が違ったりすると、悲劇が生まれますね」淀川「そう、そう。昔からそうね。『散りゆく花』がそうだもんね」。

 山田「リリアン・ギッシュですね。」蓮実「そこから始まっているんだあ」淀川「だから泣き濡れた女優というのは、リリアン・ギッシュからずうっと来てるのね。悲劇のヒロイン。愛の映画のヒロインよ。そういうわけでね。やっぱりぼくなんかはリリアン・ギッシュ。……」元東大総長の蓮実重彦氏、二人の映画評論家にはさまれても、まったく遜色なく話に入ってました。映画の話って本当に夢中になります。

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