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清少納言を批判した紫式部

  「日本史有名人の名言120」という本によると、平安時代中期の代表的女流文学者は、「源氏物語」の作者紫式部と、「枕草子」の作者清少納言。この二人は何かにつけて対象的ですが、紫式部の日記に清少納言を批判した有名な下りがあります。ちょっと、その文章を紹介しましょう。

  「清少納言こそしたり顔にいみじう侍りける人、さばかりかしこだちて真名字書き散らして侍るほども、よく見れば、まだいと堪えぬこと多かり」。これを平易に書くと「清少納言ほど、したり顔をして高慢な態度の人はいやしない。あんなに利口ぶって漢字を書き散らし、漢字の才能をひけらかしているけど、まだまだ不充分な所がいっぱいある」。

  さらに式部の痛烈な清少納言批判は「清少納言のように、何かにつけて、人とは違うんだ、みたいに見せよう見せようとしてる人は、そのうち必ずボロを出して、ロクでもないことになるにきまってる。やたらと風流人のような顔をする人の末路は、いいはずがないでしょう」と。

  実際、当時は「漢字なんかに博識の女性は行く末はロクなことにはならない」というのが世間一般の見方で、そういう学問のある女性の晩年が不幸だと、その学問のせいにされることが多かったのです。ところで、この時代、二人の生い立ちやエピソードを書いた一文がありますのでお読みになって下さい。では、名作の誉れ高い「源氏物語」と「枕草子」です。

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