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織田信長のとても残忍な行為

 歴史学者磯田道史著「日本史の内幕」に「美女処刑と信長の死」というタイトルの一文があります。その出だしは《女の美貌はそれだけで歴史を変える。織田信長の死も、そうだ。信長は天正七(一五七九)年に高貴な美女二人を死なせたのはまずかった》です。この頃、信長は武田信玄などと死闘中だったのです。

 そして、安土城天守閣を現出させ「おのれこそ生ける神だ」と叫び始めていたそうで、信長の命令は次第に過酷になり、徳川家康の美しい元妻築山殿も信長と家康の微妙な政治の渦に巻き込まれ命を奪ったそうです。それだけではなく、築山殿の処刑から四ヶ月後、信長の評判を決定的に悪くする出来事が起きました。

  これはもう磯田さんの文章をそのまま書いた方がいいでしょう。《こともあろうに京都の真ん中、六条河原で、絶世の美女とその姉妹ら一族三十余人を衆人環視のもとで処刑したのである。処刑された美女は摂津国(大阪府・兵庫県)の盟主・荒木村重の妻らであった。村重が謀反をおこし、信長はそれを鎮圧。

 村重は城から抜け出し、残された妻子が捕らえられた。「立入宗継記」という書物によると、この村重の妻は二十四歳。城の大手の馬だし曲輪に置かれた妻なので名を「だし殿」といった。一段ととびぬけた美人で、異名を「今楊貴妃」と名付けられるほどであったとある。信長は、この絶世の美女を妹二人もろとも処刑してしまった。京の世論は美女に同情し、信長の残虐を憎むきっかけになった》。いやはや、信長は酷いことをするものです。これを読んで「本能寺の変」は当然と思った方が沢山いるに違いないと私は思いました。

家庭の財政を管理する方法

 この方法は、給料の時代から行い、年金になっても続けていて、効果があると思いますから、参考にして頂けたら幸甚です。まず、ご自分の生活に必要な費用を確認する必要があります。例えば、住居が持ち家なら固定資産税、借家なら賃借料などで、あと電気、ガス、水道などの一ヶ月の標準額の全てを合計してAとします。

  一ヶ月の収入額からAを引いた額をBとします。つまり、Bが日々使えるお金で、この金額を30で割った額が一日に使える金額Cです。そして、毎月、1から31の右に数字が書き込める表を作成し、それをDとEとFとします。それでは、管理の具体的な方法を書きますから、ちょっと自分で行ってみて下さい。

 解りやすいようにサンプル数字を一日で使える金額を5000円とします。例えばまず月の始まる1日に使った金額が4000円(内容はどうでもよく総額だけ)とすると、Dに4000円と書きEに+1000円、Fにも+1000円と書き込みます。そして、2日はちょっと使い過ぎて6800円だったとします。

  従って、Dは6800円、Eは-1800円、Fは-800円。もうお解りになったことでしょう。毎日5000円以下は+、5000円以上は-の累計がFで、31日になった時にFの数字が絶対に-にならないように毎日の使い方を調整していくのです。この理屈がお解りになることを信じます。一度、この方法を書こうと思っていた元経理部長ですから絶対に効果があります。是非お試し下さい。

秋は「ピアノの詩人」ショパン

  昨日の朝日新聞朝刊の「文化の扉」欄に「ショパン愛される音色」という見出しの記事がありました。ショパンが大好きな私としては、ブログに書かないわけにはいきません。まず、ショパンと親交を結んだ才人たちが書いてあり、何といってもジョルジュ・サンド, フランスの著名作家。ショパンと愛人関係を結ぶがのちに破局とあります。

  で、ショパンの曲で何が一番好きかと問われたら、何といっても「夜想曲」全21曲。何しろ、ショパンの音色には、ほかの作曲家には無い独特のものがあり、何時間続けて聴いていても決して飽きないのです。特に私が好きなのは、アルトゥール・ルービンシュタインの「夜想曲」でしょう。全曲聴くとショパンの世界に完璧に浸れます。

  そして、バッハをジャズに編曲して大変なヒットになったジャック・ルーシェがジャズに編曲した「夜想曲」全曲も声を大にして推薦したい魅力があります。ともかく、ショパンは「どうしてこんな美しいメロディが考えつくのだろう」と感心してしまいます。ジョルジュ・サンドがショパンの虜になったのがよく解ります。

 ところで、ショパンと8年一緒に暮らしたジュルジュ・サンドとショパンが破局した理由をご存知でしょうか。これはある本で読んだのですが、サンドはショパンと知り合う前に結婚していて、妙齢の娘がいました。ショパンは何とこの娘と親しくなり、やがて、サンドは嫉妬するようになって、それが原因で破局。朝日新聞は、深まりいく秋にショパンの特集をしてくれて感謝です、

論理は破たんするという定理

 東京大学先端科学技術研究センター教授の西成活裕著「とんでもなく役に立つ数学」を読むと、数学は計算するだけの学問で無いことがよく解ります。例えば《ここに「貼り紙をするな」という貼り紙を見つけた時、これは許されるのか許されないのかを考えるのも数学の問題だというのです。

  ともかく、数学では論理が破たんしてしまうとお手上げです。ゲーデルという数学者がこういった論理の破たんする例を見つけたので「ゲーデルの世界」と言われています。こういった例はいくらでも作れるのですが、少し込み入った「床屋のパラドックス」という例がこの本に紹介されています。

 ある村に床屋さんが一人だけいました。その床屋さんは「自分自身のひげをそらない人全員のひげをそる」というしきたりがあるとします。ならば、この床屋さんのひげはだれがそるかという問題が発生します。つまり、自分でひげをそるとしたら、この床屋さんは「自分自身のひげをそらない人」ではなくなり矛盾します。

  もし自分のひげをそらないとすると、この床屋さんは、「自分自身のひげをそらない人が全員のひげをする」ことになりこれも矛盾します。かくして、解決出来ないジレンマに陥ってしまうのです。つまり、数学には、実は、このように論理が破たんしてしまう例が含まれていることが解ったのです。この避けられない宿命をまとめたものが「不完全性定理」で、ゲーデルは数学の論理は不完全だということを定理として示してしまったのです。

サーブで連続6点取った凄腕

 現在、ラグビーW杯が日本で開催されていて、日本は決勝トーナメントに出場が決まり、嬉しい限りですが、もう一つ、バレーボールのW杯が行われていて、昨日は男子の最終戦、日本対カナダ戦が行われました。試合はお互いに2セットを取るフルセットの激闘で、得点は9対8でカナダが1点リードの場面です。

  何しろ、最終セットは15点取れば勝ちですから、正に1点勝負です。そこにサーブで登場したのが19歳の西田。それまでの試合を観て西田はスパイクもサーブも強烈に凄いのは認識していましたが、サーブが続けて入ったのを観たことがなく、サーブミスで溜息をついたのを何度も体験しています。

、しかし、今回はミスをしないで9対9の同点に追いつきます。そして、次ぎはサービスエースを決めて10対9と勝ち越し、ここまでやれば上等と思って観てました。ところが、何と次ぎもサービスエースで11対9。そして、次ぎのサーブもいいサーブだったので、あせったカナダはスパイクをブロックされて12対9。

 更に、次ぎも何とサービースエースで13対9、更に更に次ぎもエースでついに日本は14対9のマッチポイントを迎えます。ところが、次ぎの強いサーブをはじいてしまい、何と西田はカナダから連続6点を取って勝ちました。その連続6点を取ったYouTubeがネットにありますからご覧になって下さい。恐らくいつもサーブミスを何度も観ている方はきっと驚嘆したに違いありません。ちなみに日本はW杯、28年ぶりに4位になりました。

誠に強くなった日本のラグビー

 いやはや凄い試合を観ました。ラグビーW杯のスコットランド戦、試合終了までの約10分間の攻防は実に見応え充分。Aグループの日本は3連勝し、決勝トーナメント出場に近づいたと言っても、まだ確定したわけではありませんでした。でもスコットランド戦に勝つか引き分ければ文句ないのです。ところが、試合はスコットランドが先制トライ。

  スコットランドの15人のやけに勝ち誇ったような顔が眼に入ります。当たり前ですが、私には「やっぱり手強いぞ」の思いがちらつきます。それを払拭してくれたのが松島の同点トライでしょう。そして、その後、見事なパスをつないだ稲垣の勝ち越しトライなどで21対7で前半を終わった時には少しほっとしました。

  しかし、スコットランドはこのまま引き下がるような相手ではありません。後半は猛攻の連続で得点が28対21の7点差になり、トライを取られたら同点で、いよいよ同点でもが脳裏にちらつきます。それを避けられたのは残り時間で、ノーサイド寸前にボールを持っていた日本がタッチに蹴り出して試合終了。

  この一次リーグを1位通過した日本チームを世界メディアがどう見てるかネットにありましたので紹介しますからよく読んでいい気分になって下さい。そして、20日に行われる南アフリカ戦に日本が勝った時、世界のメディアの反応を想像して下さい。では、日本対スコットランド戦のハイライトです。

音楽を聴きだした頃の思い出

 思えば、私が音楽を聴くことに興味を持ち、聴くからにはそう高価なものでなくてもちゃんとしたオーディオ装置を買わねばならないと思った頃は、まだCDが無くLPの時代でした。何しろ、50年も昔のことで、その頃、貪るように読んだ音楽の友社発行の「レコードと再生装置」という本を本棚の片隅に発見。

  懐かしさで取り出してみると、その当時の著名な音楽評論家が推薦してるオーディオ装置が出ているので、ちょっと書き出してみたくなりました。ともかく、総額10万円ちょっとで買えたのです。カートリッジはデンオンPUC-3LS、アームはグレースG-140(オイルダンプ)、モーターはCEC-245A

  アンプはトリオ(春日無線)AFー10スピーカーはパイオニア(福音電気)PAX-12C(同軸2ウエイ)。ここに書いてあるのとほぼ同じ程度の物を買って、新しい装置に電気を流した時の独特の匂いを心行くまで楽しみました。土曜日の夜など夜通しアンプの光を眺めていた覚があります。装置が揃ったからには次ぎに買うのは当然LPでしょう。

 当時、有名だったJR新宿駅近くのLPの中古店「トガワ」(現在はありません)に行って時間をたっぷりかけて探したのがシューベルトの歌曲集「冬の旅」「美しき水車小屋の娘」「白鳥の歌」をフイッシャー・ディースカウが歌ってる三枚組。大事に抱えて家に持って帰ったのを今でもよく覚えています。ちなみに、現在。使っている装置はアンプがソニーTA-F555ESL、スピーカー・システムがパイオニアS180Aで、この組合わせ実にいい音が出ていて日々満足しています。

「くすぐる」を探求した哲学者

 10月5日土曜日の朝日新聞「天声人語」に興味ある話があったので切り抜いて持っていました。そのままにしてしまうのは勿体無いので、お読みになってない方もおられると思い紹介します。その出だしは《他人に触れられるとくすぐったい足の裏やわきの下が、自分の指で触れるとくすぐったくない。

  なぜなのかと真剣に探求したのは古代ギリシャのアリストテレスである》。いやはやこの経験、私だけではなくだれでも覚えがあるでしょう。それを著名な哲学者が気になって探求した結果は「自分の指では動きが予測できるため」。そう言われてみれば、確かにその通りで、さすが哲学者です。

  触覚が専門の慶大の准教授によると、海外の学者がMRIを使って、くすぐり行為と脳の反応を調べたら、アリストテレスの推測は正しかったというのです。この現象を解明しようと多くの学者が挑んだが、まだちゃんとした答えには到達していないようです。つまり、この研究は今でもアリストテレス以上に進んでいないのです。

 ところで、この「天声人語」を読んで、広辞苑で「くすぐる」を見てみたら①わきの下などを刺激して、むずむずする笑い出したいような感じを起こさせる。こそぐる②滑稽な言葉やしぐさで人を笑わせようとする。「冗談で観客を―る」③相手の心に働きかけていい気にさせる。「虚栄心を―る」とありました。それにしても、アリストテレスが、まず友人にくすぐってもらい、次に自分のわきの下に手を入れて考えてる姿を想像すると愉快になるでしょう。

太宰治をいじめた中原中也

  出版社って珍しい本を出版するもので、先日、朝日新聞の広告で見た「文豪たちの悪口本」という本をを買ってきました。この本の冒頭にある「はじめに」を読むと、《文豪と呼ばれる大作家たちは、悪口を言うとき、どんな言葉を使ったのだろうか。そんな疑問から生まれたのが本書です》。

  まず、最初に登場するのは太宰治と中原中也。初対面の中原中也が太宰治に言ったのは《何だ、おめえは。青鯖(あおさば)が空に浮かんだような顔をしやがって》。これでは尊敬していた中也にからまれて太宰は萎縮し、ろくに話も出来なかったようです。それにしても繊細な詩を書く中也らしからぬ強烈な言葉です。

  さらに中也は太宰に《全体、おめえは何の花が好きだい?》太宰は泣き出しそうになりながら「モ、モ、ノ、ハ、ナ」。中也は《チェッ、だからおめえは》。何だか中也が太宰をバカにしている感じです。きっとお酒が入っていたのでしょう。でも太宰だって言われっぱなしになっているだけではなく、こんなことを言ってます。

  《蛞蝓(なめくじ)みたいにてらてらした奴で。とてもつきあえた代物ではない》。何しろ、ペンで生計を立ててる人間が人をけなす言葉は一味違います。太宰は中也を尊敬していたが、よくからまれて一緒に飲むのを嫌がっていたそうです。どうやら、この二人の関係は有名な話のようでネットにもありました。こんな文壇のゴシップがいっぱい載ってる「文豪たちの悪口本」、お奨めです。ただし、好きな詩人や作家のイメージが壊れるのを覚悟の上でお読みになるといいでしょう。

 

感動のラグビーW杯サモア戦

 昨晩行われたラグビーW杯のサモア戦、日本は38-19で勝ち、勝ち点14になって勝ち点11のアイルランドを抜き、Aグループの1位になりました。これにより、日本は10月13日に行われるスコットランド戦を残すだけになりましたが、この試合に勝つか引分ければベスト8は確実です。

 それにしても、サモア戦、始まって2分、7分とサモアは立て続けに反則を犯し、田村が確実にペナルティゴールを決めて6点を先取した時には、実にいい気分になりました。しかし、この6点は、日本の反則によりたちまち同点。しかし、その後、再び田村がPGを決めて9-6と引き離しました。

  そして、松島が右サイド突破からラファエレが待ちに待ってたトライを決め、16-9になったところで前半が終了しました。後半、サモアにもトライを許しましたが、この試合の最大の見所はノーサイド寸前の烈しい攻防の末の日本のトライでしょう。ところで、最初のトライを挙げたラファエレのことを少し紹介しておきます。

  ラファエレは対戦相手のサモア生まれの28歳、試合後の談話《母国相手の特別な試合だったが、自身は勝利だけを目指して臨んだ。チャンスを与えてくれた日本に恩返しが出来た。会場には家族も来ていましたが、応援が大きな力になった》が今朝の「日刊スポーツ」に載っていました。では日本対サモア戦のハイライトグループAの勝敗表です。

これも数学「メビウスの帯」

 数学者の野崎昭弘著「逆説論理学」(中央公論社)という本に「メビウスの帯」のことが詳しく書いてあるので紹介しましょう。数学に関心がある方なら、よくご存知のことですが、「メビウスの帯」とは、細長い紙を一回ひねって接着剤で貼り付けた輪のことで、「裏表の区別がつかない」という特徴があります。

  ちょっとクリックして映像をご覧になって下さい。細長い紙とハサミがあれば誰でも簡単に作れるので自分で作ってみるといいでしょう。どこかを指でつまんで、そこだけ見れば、確かに裏と表があるように見えますが、帯全体を見ると、貼る時にひねってあるので裏と表がまったく区別がつかないのです。

  「逆説論理学」に書いてある説明をそのままコピーすると《これくらいのことで、「どうだ、オドロイタカ」というつもりはさらさらない。問題はこの先である。この帯のまんなかにハサミを入れて、幅がちょうと半分になるように切りわけてみよう。すると…………》。意外な結果が出るのです。

  普通の輪なら、当然、二つの輪ができるのに、メビウスの帯は、長さが二倍の一つの帯に変わるのです。こうして出来た帯を更に半分に切るとどうなるか?自分でも出来ることなのですが、面倒な方は、この動画をご覧になって下さい。実はこの現象、色々なことに利用されていますので、ネットのウィキペディアをお読みになるといいでしょう。なおこれを発見したのは、1790年生まれのドイツの数学者アウグスト・フェルディナント・メビウスです。

「令和」「万葉集」と「ぬばたま」

 西武池袋線の桜台駅の改札口を出た直ぐ近くに、家内が月に一度、髪のカットなどでお世話になっている「ぬばたま」という美容室があります。家内は今まで池袋駅近くの美容室に行ってましたが、何も電車に乗って行かなくても、近くにいい美容室があると提案し、見つけたのが「ぬばたま」です。何と優雅な店名でしょう。

  「ぬばたま」とは和歌の「黒」や「夜」の枕詞(まくらことば)で、「万葉集」には沢山出てきます。ところで、今年、日本の元号は「令和」になりましたが、「令和」の出典は「万葉集」。梅花の歌の序文《初春の令月にして気淑(きよ)く風和(かぜやわ)らぎ梅は鏡前の粉を被き蘭は背後の香を薫らす》から引用されています。

 「万葉集」は日本最古の和歌集で、高貴の方も一般の方も一緒の約4500首です。中に「ぬばたま」が出てくる和歌を集めたサイトがネットにありますから幾つか紹介しましょう。「居明かして 君をば待たむ ぬばたまの 我が黒髪に 霜は降るとも」「ぬばたまの 黒髪変り 白けても 痛き恋には 逢ふ時ありけり」。

 「ぬばたまの 黒髪濡れて 沫雪の 降るにや来ます ここだ恋ふれば」「ぬばたまの 夜見し君を 明くる朝 逢はずまにして 今ぞ悔しき」「かくのみや 我が恋ひ居らむ ぬばたまの 夜の紐だに 解き放けずして」。店名を「ぬばたま」にしたセンスに敬意を表し、和歌や俳句がことさら好きな私は、「令和」「万葉集」「ぬばたま」を何だかブログにアップしたくなりました。

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