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題名すら知らない映画が存在

 かなり前に発刊の「私が好きな映画ベスト5」という本に第26代東京大学総長の蓮実重彦氏が名を連ねています。映画関係の本を、実に数多く出版していることを知っている方は、蓮実氏の選んでいる5本の映画は、果たして何だろうと興味を持たれるのは間違いないでしょう。実は私もその一人です。

  恐らく、出版社からのアンケートに答えたと思われる文章がこの本に載っているので、ちょっとその冒頭を書き出します。《蓮実重彦(私)がこの世に生誕していらい、その作品が日本では一般公開されていない(第1条件)。その作品を、これまで、スクリーンで最低二度は見たことがある(第2条件)。

  この二つの条件を満たす作品として蓮実氏が選んだ映画は①「香りも高きケンタッキー」②「青年たちは許さない」③「オールド・ジョッキー」④「渇き」⑤「禁じられた帰郷」の5本。私の予想通り、かって題名すら聞いたことが無いばかりか、その映画の情報についても読んだことがまったく無いのです。

 そして、文章の最後に《「禁じられた帰郷」は50年代ハリウッドの痛ましい墓として、涙なしには見られない傑作》と書いてありますが、「映画大辞典」(映画が好きな方は必見)にもありません。一体、蓮実氏はこの映画をどんな関係でご覧になったのでしょう。何しろ、映画について評論家以上に詳しい蓮実重彦氏なので、一般的な映画を挙げるはずがないとは思ってました。映画をこよなく愛する蓮実重彦氏、大好きです。

 

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