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謎の昆虫「ネムリユスリカ」

 生物は人間に限らず全て水無しでは生きていけません。このことは誰でも知ってます。ところが、アフリカには、一度、体中の水分を全て失って干からびた状態になっても、後で水分を得ると、生命活動を復活出来る「ネムリユススリカ」という不思議な昆虫が存在するのをご存知でしょうか。

  八ヶ月に及ぶ長い灼熱の乾燥の間、「ネムリユススリカ」の生息する乾燥地帯では一滴の雨も降りません。乾期が始まると、水溜まりに住む昆虫たちは、次々に干からびて死んでいきます。そんな中で、「ネムリユススリカ」もほかの昆虫と同様に干からびてしまいます。ところが、干からびたまま乾期を過ごすとその後がびっくり。

  何と雨期になって雨が降ると、もとに戻って何事も無かったように活動を始めるのです。十七年前に乾燥した「ネムリユススリカ」の幼虫を水の中に入れたら、生き返った記録があるというから驚きです。この不思議な生態の謎を解こうと、これまでにいくつかの研究が行われています。

  その結果、解ったのは乾燥のストレスを受けた「ネムリユススリカ」は、体内で大量のトレハロースを合成し、失われた水の代わりにトレハロースが体内に蓄積されていくのです。そして、更に乾燥が進むと、そのトレハロースの水溶液が脱水によって流動性を失いガラス化して、細胞膜や蛋白質を体内に閉じこめて保護するというのです。しかし、「ネムリユススリカ」がどうやってその機能を得たのかは今も謎だそうです。

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