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「天動説」から「地動説」へ転回

    東大の文学部西洋史学科を卒業している角田陽一郎氏の「最速で身につく世界史」の中から16世紀にコペルニクスが唱えた地動説のことを書きます。そもそも、地動説を簡単に言うと、地球は太陽の周りを回っていることです。ところで、ポーランドの天文学者のコペルニクスは敬虔なキリスト教の信者です。

   当時のキリスト教の世界では、地球は宇宙の中心で、太陽や月、あらゆる星は地球の周りを回っていると考えられていました。これが「天動説」と呼ばれていて、この考え方が神様が世界を作ったというキリスト教の世界観にぴったりはまっていたのです。確かに、空を見上げると太陽も月も地球を回っているように見えます。

   大多数の人が、天が動いていると思い込むのは、極めて自然だったと言っていいでしょう。「ともかく「全ての星が地球の周りを回っている。なんて美しい世界なんだろう!全知全能の神が造った世界なんだから当たり前だ」と誰も生まれた時から疑う余地がなく思い込んでいたのです。

   ところが、問題が起きました。発端は観測技術の発展です。レンズの改良が進み、精度の高い望遠鏡が出来て、厳密に観測した結果、「美しい!」と称賛され続けてきた天動説の円運動との間に誤差が発生したのです。それに天文学者たちは困り、一気に地動説への「コペルニクス的転回」になったのです。いやはや!

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