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映画「カサブランカ」の後の話

   お正月のことだし、かなり前にアップした丸谷才一さんの随筆の中から、飛びきり気にいってる作品を、再度、リメイクして書きたくなりました。何しろ、私のブログ4,538件の中に埋もれている一文なので、そんなのは前に読んだと言われる可能性はまず無いでしょう。では、その丸谷さんの随筆のタイトルは「君の瞳に乾杯」。

   ちょっと、映画「カサブランカ」の有名な空港のラストシーンをご覧になって下さい。瞳も乾杯も出てこないボガートのセリフ「君の瞳に乾杯」が出てくるこの空港のシーンは、一体、何年何月何日かがこの随筆のテーマです。それには、この「カサブランカ」の後日譚を書いた小説の存在を知らなければなりません。

   この小説の著者は「タイム」の記者だったマイケル・ウォルシュという方でタイトルは《もうひとつの「カサブランカ」》。その夜、二人を乗せたリスボン行きの飛行機が飛び立ち、ボガートと警察署長のクロード・レインズが「うるわしい友情のはじまりだな」と言って肩を並べて歩いていて「THE END」が出た後の話です。

   そこにピアニストのサムが運転するビュイックがやってきて、三人はそれに乗ってモロッコ北西部の都市ポール・リョーテーに向かいます。その時、車のラジオから流れてきたニュースは何と「ただいま日本軍がハワイの真珠湾を攻撃しています」。時に1941年12月7日の夜10時、つまり日本は12月8日です。ところで、丸谷さんの紹介によると、《もうひとつの「カサブランカ」》の日本語版は2002年に汀一弘訳で扶桑社から出版されているそうです。とても読みたいですが、恐らく絶版で無理かも知れません。

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