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究極の言葉遊び「アナグラム」

   ちょっと言葉遊びに詳しい方なら「アナグラム」がどういうものかはよくご存知でしょう。本来「アナグラム」は英語が本家本元で「アナグラム」に該当する日本語は存在しません。「アナグラム」を広辞苑で牽くと《言葉の綴りの順番を変えて、別の語や文章を作る遊び》と書いてあります。

   この道の大家、織田正吉著「ことば遊びコレクション」(講談社)には、芭蕉の有名な一句「古池や かわずとびこむ 水の音」の「アナグラム」として、岩永嘉弘氏の「婿言わず ふと妬ける身の 帯とかず」「文行かず 男わび住む 屋の戸蹴る」「水桶の 来ず詫びるやと 向い問ふ」などを紹介しています。

   また、著者の織田正吉氏は「蛍の光 窓の雪 書よむ月日 重ねつつ いつしか年も すぎの戸を 明けてぞ けさは別れゆく」の「アナグラム」を「百合の香とほき 日の待たる 浴衣のひと ほのる丸き 湯巻のポルノ 借りたひと 真昼の湯殿 穂高霧 またと指切り 野の香る」。かなり苦労されてるのが解ります。

   更に織田氏は「蛍の光」を各行ごとに「アナグラム」。蛍の光窓の雪→北の間取りかほの冷ゆる、書よむ月日重ねつつ→寝つつ寒き身二日酔、いつしか年もすぎの戸を→キスの音もしいと静か、明けてぞけさは別れゆく→揺れてかそけく酒は泡。大好きな「アナグラム」のことはブログに何度書いたか解りません。それにしても「アナグラム」は元の言葉との知的な関連性を楽しむものですが、日本語は傑作は無理で、英語に思わずうなる凄い作品があります。例えば、DORMITORY(学生寮)= DIRTY ROOM(汚い部屋)。

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