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「我が輩は猫である」の逸話

   またしても丸谷才一氏の随筆の登場です。丸谷才一氏の随筆は内容が知的であるばかりではなく、教養とユーモアに溢れていて、もし、丸谷さんの随筆を読んで、感動しなかったら、人生の損失と言っても過言ではないかも知れません。で、今回は「ゴシップ!ゴシップ!」というタイトルの随筆です。

   この随筆は、夏目漱石の「我が輩は猫である」のことで、まず丸谷さんはこの小説の性格を並べています。愉快なのでちょっと書くと、猫の自伝、猫の自伝を装った教養小説、中学の英語教師の生活の観察記、作者夏目漱石の生活記録、交遊記、滑稽小説、議論小説、日露戦争当時の東京の記録、逸話集。

   ここで、今回、ブログに紹介するのは小説に出てくる浅田宗伯という漢方の名医の逸話。この老医が家に診察に行く時は必ず駕籠に乗って行ったそうです。そして、この浅田宗伯こそは浅田飴の発明者。また、徳川家最後の将軍徳川慶喜の御典医で、明治天皇の侍医。何だか凄い話ですね。

   では最後に丸谷さんの文章をそのままコピーします。《そこでわたしは思うのですが、「我輩は猫である」のなかに浅田宗伯の駕籠が出てくるだけで、浅田飴についての言及がなかったのは本当に残念だったなあ。もしも書いてあれば、永さん(永六輔さんがCMをやってました)は広告のなかに引用して何か面白いことを言ったのに》。それにしても、丸谷才一さんの博学には驚きます。

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