無料ブログはココログ

« ゴッホの幻想的な「星月夜」 | トップページ | 日本語と英語の数字記憶術 »

かって男性がいた宝塚歌劇団

   宝塚歌劇団が誕生したのは大正8年(1914年)ですから、もう直ぐ100年になろうとしています。この劇団は世界でも珍しい「女性だけのレビュー劇団」で、どなたもご存知の通り、男性はまったく加入出来ません。ところが、この劇団にかって「男子部」が存在したことをご存知でしょうか。

   それが出来たきっかけは、終戦直後の昭和20年(1945年)、4歳の子供時代から宝塚歌劇団を観てたという元海軍中尉の上金文雄さん(当時22歳)から宝塚歌劇の創始者、小林一三さんに一通の手紙が届きました。それには「男性が加入したミュージカルはおやりにならないのですか」という質問です。

   実は戦前から、男性の参加については内部でもその意見が浮上していて、手紙を読んだ小林氏はこれを受諾、新聞などで男性研究生が募集され、同年の12月に上金さんを含む1期生5人が入団し「宝塚歌劇団男子部」が誕生したのです。そして、その後も募集が続き、昭和27年(1952年)までに通算25名が加入。

   この男子たちは、大劇場の舞台を目指して、女子たちと共に声楽などのレッスンに励んだのですが、「宝塚には男はいらない」という内外の声が大きくなり、結局、一度も大劇場の本公演に出演することなく、昭和29年(1954年)3月をもって「男子部」は解散、誕生からわずか9年で姿を消しました。

« ゴッホの幻想的な「星月夜」 | トップページ | 日本語と英語の数字記憶術 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/135878/74142864

この記事へのトラックバック一覧です: かって男性がいた宝塚歌劇団:

« ゴッホの幻想的な「星月夜」 | トップページ | 日本語と英語の数字記憶術 »