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映画「カサブランカ」の後日譚

   丸谷才一さんの随筆は、いつもどうしてそんなことをご存知なのですかと、驚く事ばかりです。今回、紹介するのは「君の瞳に乾杯」(この原語は「Cheers! Looking at you, kids」です)というタイトルの一文。この書き出しは《「カサブランカ」については何十回も何百回もお読みになったことでしょう。もうウンザリかも知れない。…》。

   いえいえ、そんなことはありません。もう頭の中に「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」のメロディが充満しています、丸谷さんが一杯飲んでいるときにクイズとして出されたのは「例のあの夜、イングリッド・バークマンとポール・ヘンリードが飛行機で飛び立った空港場面は、一体、何年何月何日か?」という問題です。

   映画の中にだってないこの答を、丸谷さんはちゃんと知ってるのです。実は「タイム」の記者だったマイケル・ウォルシュという人の書いた「カサブランカ」の後日譚《もうひとつの「カサブラカ」》という小説に書いてあると言うのです。恐らく、この小説の存在はほとんどの方が初耳かも知れません。

   飛行機が飛び立った後、ボガートと警察署長とピアニストのサムの三人は、サムの運転する「ビュイック」でケニトラに向かっています。その時、カー・ラジオから流れてきたのは「ただいま、日本がハワイの真珠湾を攻撃しました」、時は昭和16年(1941年)12月7日の午後10時。2002年に扶桑社が翻訳したものを発刊したとかのこの小説、映画ファンはきっと読んでみたくなったことでしょう。

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