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京都「三十三間堂」での勝負

   このところ、すっかり京都にご無沙汰していますが、一時、毎年のように家内と行きました。ところで、京都の観光名所で好きなのは「清水寺」と「三十三間堂」。今日は東山七条にある「三十三間堂」のことを書きます。ここは1001体の観音様がずらりと並ぶ印象的な場所で何度でも行きたくなります。

   今回は倉本知さと著「本当は怖い京都の話」(彩図社)という本より、実は江戸時代にこの静かにたたずむ漢音様の後で「一昼夜かけて弓矢を何本射通せるか」という熾烈な争いをした男たちがいたのです。矢を射通す場所は、「三十三間堂」の西縁の軒下、ここで南から北に向けて弓矢を放つのです。

   この「三十三間堂」での通し矢の始まりは平安時代末期と言われていますが、江戸時代になって本格的なブームとなりました。そして、この戦いで最も有名なのは、毎年、行われた紀州藩と尾張藩の一騎打ち。貞享3年の優勝は紀州藩で、射た総数は一昼夜かけて13053本、命中が8133本の記録が残っています。

   ともかく、24時間を休まず射っているのですから、13053本÷24時間÷60分=約9本。つまり、これは1分間に9本射っていることになり、関ヶ原の戦いが終わって基本的に刀を使って戦うことが無くなった武士にとって、この勝負はメンツにかけて勝ちたかったに違いありません。

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