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野良猫と一匹のアジフライ

   幾日か前の朝、近所の顔見知りの黒い野良猫と家の前で眼が合ったら、何だか空腹で食べる物が欲しいと私に訴えているような悲しげな眼をしてました。いつもその野良猫に食事を与えている近所の家の玄関前を見たら、きれいになっていて、もしかすると旅行に出て不在のようです。

   野良猫に食事を上げるなら、継続的に続けないといけないことは解っていましたが、その日のクロの様子はこのまま何も食べなかったら、餓死してしまうように私には思えました。そこで、近くのスーパーでアジフライを一匹買い、近くの家のブロック塀の上で眼を閉じてるクロを見つけ、塀の下にアジフライを置きました。

   ちゃんと食べたかなぁと、ちょっと間を置いて見に行くと、なぜかクロは半分だけアジフライを食べて、半分は残してあります。しかし、クロが空腹を満たし、生きながらえたことを「よかったなぁ」と喜び、いつも食事を与えている家が、明日は玄関の前に食事が入ったお皿が置いてあることを切に願い眠りにつきました。

   そして、その翌朝、我が家の庭に面した雨戸を開けると、クロが何と縁側の上で寝てるではないですか。家内は私に「クロはアジフライをくれた人の家を覚えていて、今日もくれると思って待っているのよ」と言います。昼過ぎまで縁側にいたクロは、その後いなくなり、半分残したアジフライがどうなったか見たら、きれいに無くなっていました。きっと、残したことを思い出して食べに行ったのでしょう。野良猫(なんで自分だけ食べるの!)ってとても悲しいです。

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