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島崎藤村の美しい「初恋」

   本当に久しぶりに「藤村詩抄」を手にしました。この島崎藤村の詩集を解説している吉田精一氏によると、藤村の詩集を一冊にまとめたものとしては、明治三十七年九月刊行の「藤村詩集」が最初で、私が手にしている「藤村詩抄」は、既刊の四詩集から、散文をはぶいて、発行順にまとめたのだそうです。

   それでは、この中からどなたもよくご存知の有名な詩「初恋」を書き出しますので、たまにはじっくり鑑賞してみたらいかがでしょう。《まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき 前にさしたる花櫛の 花ある君と思ひけり やさしく白き手をのべて 林檎をわれにあたへしは 薄紅(うすくれない)の秋の実に

   人こひ初めしはじめなり わがこころなきためいきの その髪の毛にかかるとき たのしき恋の盃(さかずき)を 君が情(なさけ)に酌みしかな 林檎畑の樹(こ)の下に おのづからなる細道は 誰(た)が踏みそめしかたみぞと 問ひたまふこそこひしけれ》。何ともロマンに満ちた詩で、お好きな方はいっぱいおられるでしょう。

   ところで、島崎藤村は20歳の時に明治女学校高等科英語科の教師となり、何と教え子とただならぬ関係になって、教師としての自責のために洗礼していたキリスト教から離脱し、学校を辞職したのをご存知でしょうか。では、メロディを附けた「初恋」を舟木一夫が歌っているのをお聴きになって下さい・

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