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「つまり」と「むしろ」

   この7月で12年間、毎日、400字詰め原稿用紙約1枚半の長さの記事をブログに書いてるお陰で、作文に一段と馴れたような気がします。文章を作る上で、とても役に立つ本に一橋大学で文章論専攻の文学博士石黒圭氏著「文章は接続詞で決まる」という著書があり、その中に「換言の接続詞」についての一文があります。

   よく文章を書く人が役に立たちそうなので、掻い摘んで紹介します。そもそも「換言の接続詞」とは先行文脈では説明しきれない内容を、後続文脈で読み手にわかりやすく示すことを予告する接続詞です。つまり、読み手に文章を理解して貰う場合、今使っているこの表現でいいかなと不安になることがあります。

   その時、今表現している言葉と、もっと伝わりやすいと思われる言葉を両方示し、その二つを「換言の接続詞」で結ぶ方法。「換言の接続詞」には「つまり」系と「むしろ」系があり、「つまり」系には「すなわち」「ようするに」などがあり、これから表現を換えていい換えますよと予告する接続詞です。

   もう一つの「むしろ」系には「かえって」「そうではなく」「というより」などがあり、一見、常識的におかしく見える事態の方が、総体的に妥当性が高いということを予告する接続詞です。つまり、私たちが無意識のうちに寄りかかっている常識的な内容を否定するのは説得のレトリックとして有力なのです。接続詞って文章の要です。

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