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日本の雑誌に多い対談記事

   つい最近、安西水丸さんが映画のことを書いた本を読んだら、ふと「村上朝日堂」が読みたくなり、取り出してページを繰っていると、眼に留まったのが村上春樹さんの《「対談」について》という一文です。それによると、日本の雑誌には実に対談が多いけど外国の雑誌にはほとんど無いのだそうです。

   その理由として、村上さんはこれはあくまでも僕の想像だけれどと断って、アメリカ人は対話についてシビアだからで、日本人は相手の言ってることがもう一つピンとこなくても「うん、そういうのもわかるような気がするなぁ」なんて言って「そのところをもう少しきちんと説明して欲しい」と話はエンエンと長くなります。

   それで雑誌のページにおさまりきらなくなっちゃいそうでも、日本人は器用で、話が一段落すると「じゃ、このあたりで一応結論らしきものを出しておきましょうか」「そうですね」なんて感じで、結構、ピタッと終わっちゃう。まさにあうんの国民性を持ってる日本人だからこそ雑誌の対談記事が出来るというのです。

   そして、もう一つ、日本人的なのが「対談ゲラの赤字入れ」というのがあって、話したことを後で訂正するテクニックが存在し、先にどちらかが自分のパートを訂正、その次ぎにもう一方の人が先方に合わせて  自分のセリフを訂正すのだとか。まさか、対談を訂正することがあるとは村上さんのお陰で初めて知りました。

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