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画家で詩人の竹久夢二

   明治生まれの画家、竹久夢二の絵を眼に入れた方はいっぱいおられるでしょう。ちょっとその絵をご覧になって下さい。何しろ、独特のタッチの絵をお好きな方は沢山いて、私もその一人で、昔、雑司ヶ谷に住んでいた頃、雑司ヶ谷霊園にあるお墓によく足を運んだことを懐かしく思い出します。

   ところで、竹久夢二は画家として有名ですが、詩人でもあって、「かへらぬひと」というタイトルの詩があります。《花をたづねてゆきしまま かへらぬひとのこひしさに 岡にのぼりて名なをよべど 幾山河(いくやまかわ)は白雲の かなしや山彦(こだま)かへりきぬ》。この抒情は絵とまったく同じです。

   また、竹久夢二には「宵待草」という有名な詩があり、多忠亮(おおのただすけ)がこれにメロディを付けてよく歌われる歌曲です。《待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬさうな》、詩といい、メロディといい、実に素晴らしいロマンチシズムで、私も大好きです。

   実はこの詩には原詩があり、あまり聞いたことがないかも知れませんので紹介します。《やる瀬ない釣り鐘草の夕の歌が あれあれ風に吹かれて来る待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草の心もとなき想ふまいとは思へども 我としもなきため涙 今宵は月も出ぬさうな》。こんな美しい詩が忘れられていて残念です。

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