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ヤミツキになるテレビ番組

   「テレビ朝日」の「世界の村で発見!こんなところに日本人」が好きでよく観ます。テレビ局がどんな方法で探すのか知りませんが、世界のとんでもない場所に住んでる日本人を芸能人が探し歩く番組で、一度観たらその展開の面白さに引き込まれヤミツキになるのは間違いありません。

   11月28日に放映された3時間スペシャルを録画して観ました。最初に登場する芸能人は元宝塚のスター紫吹淳さんで、東南アジアのミャンマー連邦共和国のピンウールインという所に住んでいる日本人を探し歩くのですが、華やかな世界を歩いてきた元タカラジェンヌがこの仕事を承諾したことにびっくりです。

   何しろ、車内に虫が飛んでいたりネズミも出る列車に午前4時に乗り、何時間も掛けてピンウールインという所に住んでいることが解っているだけで、住所も不明の人を地元の人に聞きながらただひたすら探すのです。当然、撮影するカメラマンが同行しているのですが、画面には姿を現しません。

   ともかく、紫吹さんは地元の人に「いま忙しいから後にしてくれ」などと怒られても聞くしかないのです。苦労の末に77歳の男性の日本人に会うことが出来て、何でその僻地に住むことになったか話を聞くのですが、それもまた驚きの人生です。未見の方は、是非、一度ご覧になってみて下さい。実に面白いです。

自ら引退を決意した日馬富士

   今朝(11月29日付)の「日刊スポーツ」の一面のこれ以上無い位の大きな字の見出しは《今日にも会見 日馬引退 全容解明前に決断》。このところ、新聞やテレビでずっと報道されてきた日馬富士の暴行事件は、日馬富士が自ら引退を決意して決着が着きそうです。新聞の見出しに?が無いので真実のことでしょう。

   この事件は、目下、鳥取県警が捜査中で、横綱審議会の委員の発言にも「厳罰しかない」という意見も多いようですから、この自ら引退を決意することが最も妥当かも知れません。ともかく、公開された貴ノ岩の頭の傷の写真を見たら、日馬富士自身にしても、土俵に戻るのは難しいと思ったに違いありません。

   「日刊スポーツ」の記事は《(日馬富士に)近い関係者によれば、日馬富士は日に日に憔悴(しょうすい)し、土俵に戻りたいという気力も減退した。県警による結論、危機管理委による報告や協会の処罰を待ってからの決断を促す支援者も多かったが、最終的には師匠と本人が気持ちを固めた。

   早ければ、今日29日にも会見し、決断を発表する。…日馬富士は幕内では軽量となる130キロ台の体重ながら、突き刺すような立ち合いとスピードを生かして、9回の優勝を果たした》とあります。私はあまり熱心な相撲ファンではありませんが、日馬富士の独特の低い仕切の姿が脳裏をよぎります。

ヒッチコック映画の裏話

   アルフレッド・ヒッチコック監督がアカデミー賞をとっていないなんて最高に不思議な現象です。ともかく、ヒッチコック映画が大好きで、初期の作品を除いて公開されたものはすべて映画館で観てるのが私の自慢と言っていいでしょう。ヒッチコックの特徴は平和な日常生活が、突如、恐怖に変わる語り口のうまさ。

   今日は洋泉社刊行の「ヒッチコック殺人ファイル」から交換殺人を描いた「見知らぬ乗客」の裏話を紹介します。推理作家パトリシア・ハイスミスが初めて書いた長編小説の「見知らぬ乗客」。ヒッチコックはこの小説が気に入り、脚色をハードボイルド作家のレイモンド・チャンドラーに依頼しました。

   ところが、ヒッチコックはそれが気にいらずに自分で書き直したのです。有名なレイモンド・チャンドラーの顔をつぶすことになったのに大丈夫だったのでしょうか。しかし、それもまた、つまらないシナリオが出来上がりましたが、ヒッチコックはそのシナリオで撮影してしまったのです。すると、出来上がった映画は見事な傑作。

   監督で評論家でもあるトリュフォーは《この同じシナリオでほかの監督が撮ったら、きっと酷い映画になったと思う》と言っていますが、このことは、ヒッチコック映画の魅力を知る上で重要です、つまり、彼の作る映画は文字では書けないすべて映像だけの勝負ということを証明してると言うのです。この映画、大好きです。

初めてオーディオに接した夜

   近年、すっかりオーディオの話題が影をひそめていて淋しいです。かって、休日にはオーディオ機器を眺めるために、秋葉原界隈をよく散策していました。その頃、オーディオ雑誌でスピーカーのことをやたらに書いていた音楽評論家に長岡鉄男さんという方がいて、そのウンチクを読むのがとても楽しみでした。

   氏はすでに2000年に他界されていますが、生前に書かれた上下二冊の「長岡鉄男の日本オーデイオ史」(音楽の友社)を時々読み直しています。何しろ、古いオーディオ機器の解説や写真が沢山載っていて、貴重なオーディオの本と言っていいでしょう。この中には私が使っていた機器もあり、見てると胸がつまります。

   ふと、初めてオーディオ装置を買った時のことが頭をよぎり、懐かしさで胸がいっぱいになってしまいます。それはプリメイン・アンプのトリオのW-41で、勿論、真空管アンプ、今でもネットで写真を眺めることが出来て、秋葉原の電気店から自宅に送られてきた夜のことが鮮明に脳裏に甦ります。

   包装を解き電源を入れると、独特の匂いが部屋いっぱいに充満し、まだ、一枚もレコードを持ってないのに、一晩中、点けたまま眺めていたことをよく憶えています。その後、スピーカーやレコード・プレイヤーなどを揃えて、初めて音楽を聴いた時のことを思い出すと、何だか胸が張り裂けそうになります。

鉄道の不正乗車と法律

   所持している「鉄道員ホントの話!?」によると、鉄道の不正乗車にはいろいろな種類があって、最もはっきりしてるのが「無札」、つまりキップを持たないで電車に乗った場合で正に不正乗車の代表です。次に「不連続乗車」これはキセルのことで、もう一つの「無断区間外乗車」はキップに書いてない区間に乗った場合です。

   もし、この不正乗車が見つかった時にはどんな罰が待っているかご存知でしょうか。一般的によく3倍の運賃を支払わされると言いますが、この言い方は正しくありません、正確には、正当な運賃+2倍の増運賃を支払うことになります。勿論、不正に使用した乗車券は無効になるのは言うまでもありません。

   この運賃や増運賃の根拠は、旅客営業規則の契約違反による違約金という性格のものなので、当然、民事上だけの問題ですから罰金ではありません。しかし「不連続乗車」(キセル)は、詐欺罪の成立要件である欺瞞行為、錯誤、処分行為、利益を満たしているので完全に法律に触れています。

   従って、場合によっては刑罰の対象となることもあります。また、居眠りをしていて、乗り越してしまい、戻ってきて自動改札機にキップを入れて改札を出た場合の「無断区間外乗車」も法律に触れていても、これは「可罰的違法性が無い」と言って罰せられることは無いようです。乗り越して詐欺罪では堪りません。

「怒り」を制御する方法

   今日の「朝日新聞」朝刊の「be」に怒りを制御する方法が書いてありました。例えば些細なことで怒り、相手を攻めたくなった時に、それを制御する「アンガーマネジメント」という心理トレーニングがあるんだそうです。人間が怒った時に守らなければならないルールが3つあり、それによって冷静になれるとか。

   それは①他人を傷つけない②自分を傷つけない③モノを壊さない。つまり、怒りを覚えたた時にこのシンプルなスローガンを思い出すと、冷静になる手がかりになるかも知れないのです。また、「6秒セラピー」という手法があって、怒りのピークは6秒とされているので、その間を様々な方法でやり過ごしてしまうのです。

   その方法の一つは、手のひらで「グーパー、グーパー」を繰り返すのです。つまり、誰にも解らないように手を握ったり開いたりを何度も行うのです。そして首や肩を回すなどのストレッチや、その場でジャンプするのも効果的です。ともかく、怒りは瞬間的なものだということを心得ておくことが肝要です。

   そのほか「大丈夫」「たいしたことはない」「そんな小さなことで怒るなんて恥ずかしい」「ここは我慢してしまおう」「怒っても何のトクにもならない」など自分を鎮める魔法の言葉を用意しておくのも良いとされています。ともかく、6秒間をやり過ごしさえすれば怒りが表面に出なくてすむのです。では怒りの本質です。

子宝に恵まれていた夏目漱石

   つい最近発刊された《「猫」の名作短編集》(彩図社)の中に夏目漱石の「猫の墓」という一文があり、その書き出しは《早稲田へ移ってから、猫が段々に痩せて来た。…》。やがてある日、その飼っていた猫は亡くなりお墓を作りました。読んでいると、この中に頻繁に自分の子供さんが登場するのです。

   そこで、漱石は、一体、子供が何人いたんだろうかとウィキペディア(実に詳しい!)で調べてみて驚きました。1899年(明治32年)に長女筆子誕生、1901年に次女恒子、1903年に三女栄子、1905年に四女愛子、1907年に長男純一、1908年に次男伸六が生まれて女4人男2人の6人になりました。

   そして、更に2年後の1910年に五女の雛子が生まれて、漱石は女5人男2人で7人の子宝に恵まれていたのです。ところが、1911年11月29日に五女の雛子が原因不明の病気で亡くなり、この間、漱石は持病の胃潰瘍に苦しみ、入院と退院を繰り返しながら教鞭をとり、小説も書いていたのです。

  それにしても、漱石にはこれほど沢山の子供さんがいるのに、私はその情報をあまり知らないのです。ところで、冒頭の一文の最後は《猫の命日には、妻が一切れの鮭と、鰹節をかけた一杯の飯を墓の前に供えるのを忘れた事がない》と漱石は書いています。きっと、長く飼っていた猫に違いありません。

ロックと「鯛焼き」のエピソード

   冬は「鯛焼き」の季節です。副都心線の「雑司ヶ谷駅」から歩いて数分の所に「鬼子母神」があり、その近くに鯛焼き屋の「ひなの郷」が存在します。そして、この店から数メートルの所に家内と私がお世話になってる歯医者がある関係で時々行くので、ここで美味しい「鯛焼き」を買ってきて、つい最近も食べました。

   この店は落語家の三遊亭好楽師匠の娘さんが店主という事もあり、日本テレビの「ぶらり途中下車の旅」でも紹介されたことがあります。雑司ヶ谷は約30年前に住んでいた所なのでとても懐かしく、ここに行くと、つい周辺を歩いてしまいます。ともかく、雑司ヶ谷に地下鉄の駅が出来たなんて何だか不思議な気がします。

   「鯛焼き」の話が私の昔の住まいの話になってしまいましたが、ロックグループ「エアロスミス」のメンバー全員が「鯛焼き」が大好物で、こんなエピソードがあるのをご存知でしょうか。「エアロスミス」が日本公演があった時に誰かが麻布十番の「鯛焼き」が食べたいと言いだし、機内で食べようと買ったんだそうです。

   ところが、飛行機の中で誰かがみんな食べてしまい、スティーヴン・タイラーが激怒して、あわや解散かと思われる大喧嘩が発生したのだそうで、新聞にも載った事件です。しかし、この話は少し報道とは違っているようでネットに真実が詳しく書いてあるので興味のある方はお読みになって下さい。

古本屋で探す価値がある小説

   かなり前の発刊で、現在、絶版になっているのですが、古本屋で探してでも読む価値がある小説を紹介します。著者はテレビ・ドラマ「金曜日の妻たちへ」や「男女7人夏物語」で有名な鎌田敏夫の「殺人者K」(新潮文庫)。何しろ、鎌田敏夫らしからぬ拳銃を使う女刑事が主人公のハードボイルド小説です。

   ちょっとこの小説の出だしを書き出すと《三十八階にエレベーターが着いた。扉が開く。ダークグレイのレインコートを着た女が、ただひとり乗っていた。痩せた、背の高い女だった。レインコートのボタンを一番上まで留めている。女は、エレベーターを出ると、左右に素早く目を走らせた。…》。

   女はホテルの一室のボタンを押し、入口でボディ・チェックをされて部屋に入ります。そして、この部屋で事件が起き、やがて、警視庁の矢島涼子警部が捜査にこの部屋にやってきます。この警部と最初にエレベーターに乗っていた背の高いレインコートの女との戦いがこの小説の骨子です。

   ともかく、警察内の先輩の男性刑事との葛藤も手に汗握り、日本の警察も内部ではこんな風になっているんだという驚きの中で、最後に美貌の女警部と犯人の美女が拳銃で決闘をします。面白くて面白くて何度も繰り返し読んだこの小説、どうしても紹介したくて書いてしまいました。(読者の感想

恐竜等古代生物の絶滅要因

   昨日の「朝日新聞」夕刊に宇宙好きには堪らない記事が載ってましたので、お読みになっていない方のために紹介します。それは《もし小惑星が地球の南側に数百キロずれて衝突していたら、恐竜は今も生き残っていたかも知れない》という研究成果が発表されたというのです。

   発表したのは東北大学と気象庁気象研究所のチームで、イギリスの科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」にです。恐竜、翼竜、首長竜、そしてアンモナイトなど古代の生物は約6600万年前の白亜紀末、直径約10キロの小惑星が現在のメキシコのユカタン沖に落ちた後に絶滅したと言われています。

   このチームの研究によると、衝突の熱で有機物が燃えて生じた「すす」が太陽光を遮って地球の気温を下げ、生物の絶滅を引き起こしたというのです。それがもし小惑星が有機物の少ない場所に落ちてれば「すす」はあまり発生しないで地球の温度は下がらずに恐竜などの生物は生き残った可能性があるのです。

   ところが、小惑星が落ちたのが有機物の多い堆積岩がある場所だったために「すす」が大量に発生し、地球の温度が全体で8~11度、また陸地では13~17度、更にそれ以上下がった可能性もあるのです。それが恐竜など古代生物が絶滅した要因とは宇宙学者の研究には夢がありとても楽しそうです。

映画館で退屈な映画の苦痛

   「週刊新潮」11月23日号に作家の北方謙三氏が「十字路が見える」というコラムで退屈な映画のことを書いてます。氏が映画館で観てるうちに退屈のあまり眠くなったのは1970年代後半のイタリア映画「木靴の樹」。それでも、北方氏は三時間を超える映画をいい所を探して最後まで観たそうです。

   実は私にも映画館で退屈な映画を観ていて、そのうち面白くなるのを期待してそのまま観てるか、思い切って映画館を出るか迷った末に映画館を飛び出した「チャイコフスキー」という映画の記憶があります。ともかく、退屈な映画を映画館で観てる時に目のやり場に困る苦痛がどれほど大きいか知った映画です。

   それは1970年制作のロシア映画で、チャイコフスキーの伝記映画。50年近い前の映画なので封切りした時に観た映画ではないことは歴然としているのですが、北方氏の「退屈な映画」のことを書いているのを読んでいたら、どうしてもこの映画のことが書きたくなったのです。

   何しろ、チャイコフスキーの生涯を描いている映画なので、交響曲がやたらに出てくるのは当然ですが、その使い方が酷いのです。4番、5番、6番のそれぞれの楽章をまるでポピュラー音楽のように細切れにランダムに挿入して映画を作っているのです。どうしても我慢出来ずに映画館を途中で飛び出した映画はこれだけです。

パソコンの「キーボード」情報

   今朝、ネットサーフィンをしていたら「メカニカルキーボードの気持ちよさは異常!」という記事が眼に入りました。パソコンを愛用している方が、今まで使っていた普通のキーボ-ドを「メカニカル・キーボード」に替えて「控えめに言って最高、その素晴らしさを再認識しました」と絶賛しているのです。

   とは言っても、いま使ってるキーボードに何の問題もないし、折角、馴れているキーボードを替えるのには抵抗があるので、ちょっと迷っているのですが、ともかく、《こんな世界を知らないのはもったいなさ過ぎる。メカニカルキーボード使うと世界が変わります》を読むと何だか食指が動きます。

   その記事の内容を掻い摘んで紹介すると、「メカニカルキーボード」のいいところは①普通のキーボードは、構造上、押し切らないと文字が入力されないのに半分ほど押すと文字が入るのでタイプミスが減る。また、②キーが金属なので寿命が長い。そして③は独特の打鍵感が気持ちいいというのです。

   それで価格については「メカニカルキーボードのおすすめ人気ランキング10選」というサイトをご覧になって下さい。ここに載っている1位から10位のうち一番高いのが税込17,123円で一番安いのはテンキーが付いていない3,999円。ちなみに1位は8,426円でこれもテンキーがありません。

最新のJR「一筆書き」の旅

   ネットで女性が書いた《初乗り140円でどこまで行ける? JR首都圏一筆書きの旅》というサイトを見つけました。JRには《東京、大阪、福岡、新潟の4都市圏では、決められた区間内を普通乗車券で1日のうちに利用する場合、最も安い経路の運賃を適用する》というルールがあり、これを使って遊ぶのが「一筆書き」です。

   つまり、初乗り運賃140円でどのくらい長距離を乗れるかで、このサイトは原宿駅の改札口を朝の6:30に140円のキップで入り、496.5キロを移動して、隣の新宿駅に夜の20:55に到着するルートです。わかり易いように書き出しますので、休日にでも、実際に実行してみたらいかがでしょう。

   原宿6:30→(山手線)→品川6:47/6:59→(東海道線)→茅ヶ崎7:44/7:52→(相模線)→橋本9:01/9:10→(横浜線)→八王子9:22/9:38→(八高線)→川越10:43/10:50→(川越線)→大宮11:13/11:47→(高崎線)→高崎13:00/13:46→(両毛線)→小山15:29。

   小山15:36→(水戸線)→友部16:43/17:21→(常磐線)→上野19:20/20:35→(山手線)→神田20:40/20:42→(山手線)→新宿20:55。大宮と高崎の間でお昼になりますので車内でお弁当を食べればいいかも知れません。ともかく、自分でルートを考えるのが最も楽しいと思います。

「じゃんけん」の科学的戦略

   ネットで《ついに科学は「じゃんけんで連勝できる方法」を解明した》という記事を見つけました。その記事は中国にある浙江大学の研究グループが「じゃんけん」を続けて行う時に、どのような戦略をすれば勝率が高くなるかの科学的な研究の論文を発表したというのです。

   その記事によると、研究グループは360人の学生を60人づつ6つのグループに分けて、ランダムな組み合わせで300回の「じゃんけん」を行ったのです。そして、それを誰かが観察して記録するわけで、「じゃんけん」にはあいこもあることだし、大変な労力と時間を要したに違いありません。

   何しろ、記録する人はグー、チョキ、パーの何を出して勝ったか負けたかを記録し、しかも勝負の順番まで書いておかなくてはならないのです。その結果は「あるプレーヤーが1回目の「じゃんけん」で相手に勝った場合、2回目の「じゃんけん」で同じ手を繰り返す可能性は、手を替える可能性よりもはるかに高い」とか。

   従って《ベストな戦略は1回目の「じゃんけん」で負けた場合には、相手が直前に出した手に勝てる手に切り替える。逆に、勝った場合は、同じ手を繰り返すのではなく、自分が先ほど出した手に負けた手に替える。つまり、あなたに負けた相手が直前に出した手を出せばいい》。果たしてこの戦略、うまくいくのでしょうか。

「ティファニー」の中にカフェ

   ストーリーがいいか悪いかはどうでもよくて、オードリー・ヘップバーンの魅力とヘンリー・マンシーニの音楽とお洒落な雰囲気に酔う映画に「ティファニーで朝食を」(10点の人が何人も!)があります。ヘップバーンがニューヨーク五番街の「ティファニー」の前でパンを食べながら歩く場面から映画は始まります。

   ところで、つい最近「ティファニー」の中にカフェが出来て食事が可能になったのをご存知でしょうか。ヘップバーンが朝っぱらからパンをかじりながら歩いていた宝石店の中にです。きっと「ティファニー」の関係者でこの映画が好きで堪らない人が、どうしても食事が出来る所を作ろうと企画したに違いありません。

   ともかく、この映画はヘップバーンの回りに何だかよく解らない男性が沢山出てきますが、観客は同じアパートに住む売れない作家ジョージ・ペパードとのやり取りに注目していればいいでしょう。そして、ヘンリー・マンシーニの傑作「ムーンリバー」のあまりにも美しい旋律を聴くだけでもこの映画を観る価値があります。

   それにしてもヘップバーンがギターをひきながら「ムーンリバー」を歌うシーンを見ていると、サッチモことルイ・アームストロングがトランペットの吹き語りで歌う「ムーンリバー」が聴きたくなります。そして、この映画のラスト、雨の降る中でヘップバーンが猫を抱いてるシーンが脳裏にいつまでも残ります。

アガサ・クリスティの名探偵

   このところ、すっかり推理小説にご無沙汰していますが、新保博久氏が編集した「私が愛した名探偵」(朝日新聞社)は時々眼を通します。この本は、古今東西の推理小説に登場する実に沢山の名探偵を紹介していて、この中からアガサ・クリスティが生んだミス・マープルとエルキュール・ポアロの二人を取り上げます。

   まず、ミス・パープルを推理作家の宮部みゆきさんはこう書いてます。《世間知らずの優しいおばあさんは、実はとっても鋭い推理力と深い洞察力を持った名探偵でありました。最初はみんなびっくりしたけれど、だんだんおばあさんを尊敬するようになり、難しい事件が起こるとおばあさんを頼りにするようになったのです》と。

   そして、もう一人の探偵エルキュール・ポアロについては、コピーライターの真木準氏が《エルキュール・ポアロとは実はギリシャ神話で七つの難行を解決したヘラクレスの化身で、この小さな灰色の脳細胞をを持ったベルギー人の名探偵の小説は、もうほとんど読み尽くしてしまった》と書いています。

   ところが、ウイキペディアによると、クリスティ自身は自伝の中で「初めの3、4作で彼を見捨て、もっと若い誰かで再出発すべきであった」と述べ、孫の証言では、クリスティはエルキュール・ポアロにはうんざりしていたが、出版社などに半ば強制される形で書きついでいたとはびっくりです。

ジャズも演奏した「銀巴里」

   ちょっと古い音楽ファンなら、かって銀座7丁目にシャンソンのライブの喫茶店「銀巴里」があったのをよくご存知でしょう。若き日の美輪明宏が丸山臣吾の名前でよく歌っていた頃、私はこの店の常連でした。ところが、ジャズ・ピアニスト山下洋輔と評論家相倉久人の対談「ジャズの証言」(新潮社)を読んでびっくり。

   相倉久人の話によると、「いちばん客が少ない金曜日の昼間なら演奏してもいい」ということで、「フライデー・ジャズ・コーナー」が始まり、やがて「新世紀音楽研究所」と名前を変えて相倉久人が司会をしていたのだそうです。そして、山下洋輔もここで演奏していたとはまったく知りませんでした。

   この対談で山下洋輔はこんなことを言ってます。《(演奏する)曲は普通のスタンダードでしたが、次第に「何か変なことをやろうよ」ということになり、意図的にいろいろ試してみた。みんな意欲的な曲を書いてきて、よく発表会なんてやりましたね。ぼくも12音の曲を書いてみたりした。

   そして、「ウォーキングシューズ」に対抗して「ウォーキング下駄」と言う曲を作り、いまだに日野皓正が憶えている》と。つまり、山下洋輔日野皓正も「銀巴里」で演奏していたわけで、こんな事を何十年も経った今になってこの本で知りました。それにしても、「銀巴里」でジャズを聴かないでとても残念です。(敬称略)

役に立つ「ニーチェの言葉」

   ちょっと本に関心のある方なら、今から6、7年前に「超訳 ニーチェの言葉」がベストセラーになっていたのをご存知でしょう。ニーチェと言えば、音楽好きが頭に浮かぶのはリヒャルト・シュトラウスが作曲した「ツァラトゥストラはかく語りき」で中々いい旋律です。勿論、これはニーチェの著作。

   そのドイツの哲学者ニーチェの言葉を集めたこの本が売れに売れてる現象を不思議に思いながら、その時は買う気にはなりませんでした。それが、つい最近、古本屋で考えられない値段で売られてるのを発見し買ってきました。そして、眼を通してみると中々面白くてすっかり夢中になっています。

   その中から一つ「友人と話そう」というタイトルの言葉を紹介します。《友人とたくさん話そう。いろんなことを話そう、それはたんなるお喋りではない。自分の話したことは、自分が信じたいと思っている具体的な事柄なのだ。腹を割って友人と話すことで、自分が何をどう考えているかがはっきりと見えてくる。

   また、その人を自分の友人とすることは、自分がその友人の中に尊敬すべきもの、人間としてのなんらかの憧れを抱いているということだ。それゆえ、友人を持ち、互いに話し合い、互いに尊敬していくのは、人間が高まる上でとても大切な事だと言える》。ニーチェの言葉、「なるほど!」と思います。

物を探す話

   理系の方ならよくご存知の科学随筆に「物理の散歩道」(岩波書店)があります。著者は「計測と制御の問題を中心に集まった物理学者の集合」ロゲルギスト。この本の中にタイトルが「さがす」という一文があります。そもそも、物を探すのは「結果が予測出来ない」とてつもなく嫌な仕事です。

   というのは、何時間掛けても見つからないことがあるからです。つまり、結果が保証されていないで、大切な物を探している時のイライラ感はとても精神的に負担です。ともかく、物を探す行為はめぼしい所をくまなくスイープすることにほかなりません。時に何度も同じ所をスイープすることもあります。

   この探し物は物体に限らず、コンピユーターのプログラムのミスがあります。昔、私がプログラマーをしてた時、自分の組んだプログラムでコンピューターがどうしても意図通りに動かず、そのミスを探すためにしまいに徹夜するハメになったこともあります。これを専門用語で「バグを探して徹夜した」と言います。

   いくら探してもバグ史上最悪のバグ1バグ2)が出てこない時、プログラマーはどうするかと言うと、最初から作り直してしまうのです。ともかく、コンピューターのプログラム・ミスは論理的な誤りと命令を間違えた単純なケアレス・ミスの二通りあり、ミスを発見した時は「やったぁ」と飛び上がって喜びました。

サッカーのビデオ判定の功罪

   サッカーFIFAランク44位の日本と2位のブラジルがどんな試合をするのか楽しみで、強化試合とはいえ録画して、今朝の「日刊スポーツ」に眼を通す前(結果を知らず)に観ました。試合が始まって間もなく、ブラジルのコーナー・キックです。ブラジルはゴールならずに試合は続き、日本ボールでスローインの場面です。

   そこで、突然、レフリーの笛がなり、レフリーはどこにか走っていきます。机の前のどなたかと話していたレフリーは戻ってくると手で四角のジェスチャー(恐らくビデオの意味)をして、吉田選手にイエローカードを示します。日本選手は何人もレフリーに抗議していますが、判定は覆らずにブラジルのPKです。

   どうやら、それよりかなり前に起きたコーナーキックの時に、吉田選手がブラジル選手を抱えて倒したプレイに対してのVAR(ビデオ・アシスタント・レフリー)の適用なのです。このシステムは今度のW杯で採用されることが決まっていて、これからペナルティエリア内はよっぽど注意しないと忘れた頃にPKが訪れます。

   後で「日刊スポーツ」を読むと、こんなことが書いてありました。《吉田はベテランらしくなかった。リズムを作っていかないといけない時間帯、試合前からビデオ判定があることは分かっていたのに、相手をペナルティエリア内で抱えてしまった。明らかなファール、この1点でゲームは壊れた》と。では試合のハイライトです。

私を泣かせた一本の映画

   著名人25人の「私を泣かせた一本の映画」(ビジネス社)という本を持ってます。「忘れ得ぬ一枚のCD」とかこの類の本が好きで、直ぐ買ってしまいます。この25本、映画好きとしては恐らくみんな観た映画ばかりと思ったらさにあらずで「オブローモフの生涯より」という名前さえ聞いたことが無い映画がありました。

   ネットの「映画大辞典」で調べたら1979年のソ連映画。9点の人のコメントを紹介すると《20年ほど前に一度見ただけですが、印象はいまなお鮮明です。ことにロシアの森がみせる「形而上学的」とでも形容すべき深い美しさには、筆舌に尽くしがたいものがありました》。この映画、DVDも出ているようです。

   ところで、もし、私だったら何を選ぶか考えてみると、やっぱり成瀬巳喜男監督の「浮雲」になるでしょう。この映画を初めて観たのは映画館ですが、画面に「終」が出た後、顔中が涙だらけになった私は、恥ずかしくて席を立つことが出来ずに、暫くそのままいたことを今もよく覚えています。

   ともかく、ゆき子(高峰秀子)の人生には眼を覆いたくなります。富岡(森雅之)との関係が延々と続き、どうしても別れられないゆき子は、富岡の赴任先屋久島までついて行きます。そして、ある日どしゃ降りの雨の中で病気だったゆき子は息を引き取り、富岡はゆき子の唇に紅を塗りながら号泣。とても悲し過ぎる結末でした。

沢山存在する偏食の人

   ほかに食べる物がまったく無くなっても、どうしても食べられないものがあります。それは「しおから」で、お好きな方には申し訳ありませんが、見た目が生臭そうで生理的に受け付けないのです。ところが家内と娘が大好物で、時に食卓に並ぶことがあり、その時は器の前に何かを置いて眼に入らないようにして食事しました。

   また、それほどではなくても、出来たら避けたいのは「うに」。逆に、毎日でも食べたいのが肉類で、現役時代、ランチを「ステーキ」「トンカツ」「生姜焼き」「焼き肉」などと一週間続けたことがあり、私のランチのパターンは「肉肉肉肉肉」だったのを身体をこわしてから「魚肉魚肉魚」に改めました。

   ところで、ネットで「偏食がひどい芸能人たち」というサイトを発見。それによると、大リーガーのイチロー選手は野菜がまったく駄目だそうです。また、サッカー元日本代表だった中田英寿も野菜が嫌いでスナック菓子が主食だった時があるとか。そして、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅもモヤシ以外の野菜が駄目。

   自作の焼きそばの具は肉とウインナーとモヤシのみ。演歌歌手の八代亜紀はいつもドレッシング、醤油、酢を持ち歩いていて、酢の使用量が極端に多いのです。アッキーナことタレントの南明奈は、飲み物はコーラ以外ほとんど飲まない「偏飲家」、最近やっと水が飲めるようになったとは驚きです。(敬称略)

マーラーとブルックナー

   今日のタイトルを見ただけで顔をしかめるクラシック・ファンがいっぱいおられるに違いありません。ともかく、この二人の作曲した交響曲は、どれも長大でかなりクラシックが好きでも敬遠する人が沢山います。しかし、ひとたびこの二人の作品にのめり込んだら、もう離れられなくなるのは間違いないでしょう。

   音楽評論家片山杜秀氏の著書「クラシックの核心」の「マーラー」の項目の中で、氏はマーラーブルックナーについて詳しく論じています。《どちらも後期ロマン派で、巨大な交響曲をたくさん書いて、LP時代以降に人気が出たという点でまったく重なる作曲家ですが少し違う点がある》と片山氏は書いてます。

   つまり、マーラーを好んで振る指揮者でブルックナーを得意という人は少ないというのです、そして、その逆も真だというのです。マーラーは上手に振れても、ブルックナーを指揮するには《集中して集中して、精神的な持続を達成することを求められる。いわゆる「宗教的」ということです》と。

   私はブルックナーもマーラーと同じくらいによく聴きますが、ブルックナーに宗教性を感じたことはありません。ともかく、この二人の作曲の傾向は「繰り返しを多用しての陶酔」にあります。私のウォークマンにはこの二人の18の交響曲が全て収録してあって、電車の中でも歩いていてもいつでも聴けるのが嬉しいです。

「数学」と「パズル」の相違

   若い頃、パズルに夢中になり、外国のパズルの本を非常に沢山買いました。と言っても、勿論、みんな翻訳したもので、原書ではありません(当然です!)。その中の一冊、パズル界の重鎮、マーティン・ガードナー著金沢養訳「新しい数学ゲームパズル」(白揚社)の中から面白い問題を一つ紹介します。

   その問題は《2台のミサイルが、互いにまっすぐ相手に向かって突進し合う場合について考えよう。一方のミサイルは時速9,000キロメートルで推進し、もう一方は時速21,000キロメートルで推進されるものとする。両方のミサイルは1,317キロメートルを隔てて同時にスタートしました。

   では衝突する1分前における両ミサイルの隔たりを、決して鉛筆と紙を使わずに暗算で出して下さい》というものです。ちょっとこの問題に挑戦して見て下さい。何しろ二つのミサイルの距離1,317キロメートルを考えると、いくら何でも暗算は無理と誰だって瞬間的に思うでしょう。

   では解答です。問題をよく読むと「衝突する1分前の距離」、つまり、1分間に進む距離を出せばいいのではないですか。何のことはなく、最初の両ミサイルの距離1,317キロメートルはまったく問題に関係なく、二つのミサイルの時速の合成は9000+21000=30000キロメートル、これを60で割れば分速は500キロメートル。これがこの問題の答で「数学」と「パズル」の相違です。

FAになったイチロー選手

   「スポーツ報知」で39年もメジャーリーグを担当している蛭間豊章記者が、マニアックなメジャーネタを送ってる「ヒルマニア」。今回はマリーンズのイチロー選手の話です。すでに報道されていることですが、11月3日(日本時間4日)、マリーンズはイチロー選手と来期は契約しないと発表しました。

   つまり、球団側に選択権があるイチロー選手(44)との来季年俸200万ドル(約2億2000万円)の契約を更新しないと言うことで、イチロー選手はフリーエージェント(FA)となり、今後はマリーンズを含む全球団との交渉が可能になったのです。「ヒルマニア」はその経緯を分析しています。

   その記事に蛭間記者はこう書いています。《マーリンズのオプション破棄に関し、私に驚きはなかった。イチロー自身も今季最終戦終了後「ボクも(球団を)去るかもしれない。それは分からない」と話していただけに、覚悟していたと思う》と。つまり、マリーンズには経営上の事情があるようです。

   マリーンズはヤンキース時代、チームメートだったD・ジーター氏が最高経営責任者(CEO)に就任し、今オフに大幅な年俸削減の方針を打ち出しています。イチロー選手は今年44歳で、成績が打率2割5分5厘、3本塁打、20打点。50歳まで現役を続けたいとかのイチロー選手、果たしてその球団は現れるのでしょうか。

気分爽快な超アクション映画

   WOWOWで録画したフランスの目茶苦茶に面白いアクション映画があります。リーアム・ニーソン主演の「96時間」。ともかく、見終わった後、胸がスカっとするのは間違いなし。何しろ、元CIAとかの主人公がやたらに強いのです。止められたのに一人娘が友達とパリに遊びに行き、人身売買組織に誘拐されてしまいます。

   それを知った元CIAの父親は、単身、パリに乗り込み、娘を救うため巨大な悪の組織と戦うのです。飛んでくる弾がこの男を確実に避けて通るのはなぜかなどの理屈を考えない方がいいでしょう。どんな窮地に追い込まれても、必ず脱出します。それを元CIAだから当たり前と思えば少しも違和感を感じません。

   ともかく、男は情け容赦もなく相手をバッタバッタとなぎ倒し、信じられないような身のこなしで敵陣に迫ります。主演のリーアム・ニーソンは恐らく自分が不死身になったような錯覚を覚えて演技していたことでしょう。きっと監督も撮影しながら、とてもいい気分になっていたことと思います。

   「映画大辞典」のコメントを紹介すると《この無敵のオヤジに危機的状況もちょいちょいいれてくるので、ドキドキ感もわく。ドキドキとカタルシスのつるべ落としにより最後まで全く飽きることなく映画を楽しめた》。未見の方は、是非、TSUTAYAで借りてこの気分爽快な超アクション映画をご覧になって下さい。きっと満足します。

ネットで「粗大ごみ」の依頼

   一週間ほど前、「家庭内のごみの分別システム」をアップしましたが、今日は「粗大ごみ」をインターネットで依頼する方法を紹介します。まず、自治体から出ている「資源・ごみの分け方と出し方」という小冊子によると、「粗大ごみ」とは30センチメートル立方を超えてる廃棄物を言います。

   そして、「粗大ごみの受付センター」は自治体によって違うので、例えば東京都内の受付は「東京都粗大ごみ受付センター」をクリックすると区ごとの地図が出てきますから、それをクリックすると粗大ごみの申し込みが出来ます。中に練馬区など、クリック出来ない区がありますが大丈夫です。

   「練馬区粗大ごみ受付センター」をグーグルなどで検索すれば「練馬区公式ホームページ」が出てきますから受付可能です。私など、過去、何度も利用しています。また東京都以外は「札幌市粗大ごみ受付センター」「横浜市粗大ごみ受付センター」「大阪市粗大ごみ受付センター」の検索でホームページが出てきます。

   あと、手続きの手順を練馬区によって説明すると、カレンダーが出てきて、受付可能な月日を選択し、廃棄物の品名や数量をリストアップして、当日、玄関前や駐車場などに置いておくという定型の書式のメールを送ります。すると「承知しました」と返信が入り、誰もついていなくても、区役所の担当者が持っていってくれるので便利です。ちなみに料金は区役所の金券を現物に貼り付けます。

貧困に苦しんだ大作曲家

   洋泉社の「クラシックの快楽」と言う小冊子の中に、評論家の上野俊哉氏が「音楽家の経済問題」について書いています。《音楽という芸術は、必要なときにはいつでも金を出してくれる人間たちの寛容さに支えられていた》のだそうです。つまり教会はもっとも有力な音楽の保護者だったのです。

   と言って、音楽が芸術として奨励されていたわけではなく、音楽は礼拝に必要な装飾の一つだったのです。従って、音楽家の育成と保護は教会や貴族の役目で、作曲家や歌手は典礼に参加する必要性から、聖職者を兼ねることは稀ではありませんでした。つまり、教会にとって音楽家は重要な存在だったのです。

   しかし、作曲家の収入はそれほど恵まれていませんでした。例えば、モーツアルトはザルツブルグの伯爵のもとで宮廷に仕えましたが、音楽に無理解な伯爵と反目して離別。その後、モーツアルトはザルツブルグを離れてウイーンに定住しましたが、貴族から作曲料として受け取るお金は微々たるもの。

   その貧乏な作曲家の中で、もっとも経済的に優遇されていたのはベートーヴェンで、まさに彼こそは教会や宮廷に属することなく、自立した市民として活動した最初の作曲家なんだそうです。モーツアルトにせよ、ベートーヴェンにせよ、どの作曲家も貧困に苦しんでいたとは何だか悲しいです。

ソニーが新型「ロボット」を発売

   今朝(11月2日付)の「朝日新聞」にソニーがAI(人工知能)搭載のイヌ型のロボット「aibo(アイボ)」の予約受付を始めたことが出てました。カセット・テープ、CD、DAT、MDの「ウォークマン」を20台以上も愛用し、プリメイン・アンプの名機「TA-F555ESL」を今も使用してるソニー・ファンとして何だか嬉しいです。

   ソニーは半導体事業などが好調で、業績は過去最高水準まで回復したのに、爆発的なヒット商品がなかったのが、独自技術を組み合わせて開発した新型ロボットにSONYブランドの再構築を託したのです。11月1日に開いた発表会で、このロボットは「ワン、ワン、ワン」と鳴き声を上げて平井社長に近寄ったとか。

   鼻にあるカメラで人間の表情を認識し、有機EL製の瞳の色や動きで感情を表すそうですから凄いです。税抜き価格は19万8千円で、来年の1月に発売する初回分は30分ほどで完売、次回の予約受付の時期はまだ未定だそうです。平井社長は「自ら好奇心を持って成長していくパートナー」とアピール。

    そして、平井社長は「人々の好奇心を刺激する会社であり続けることがソニーの存在意義。技術の組み合わせで強みを発揮出来る」と胸を張ってます。私は別にソニーの株を持っているわけではありませんが、かって、オーディオ市場で高い評価を受け、私も大好きな「TA-F555ESL」を製造したソニーをこよなく愛しています。

秋は名曲「枯葉」を聴く季節

   秋は名曲「枯葉」を聴く季節です。本来、シャンソンの歌曲だった「枯葉」は今やジャズのスタンダードとなり、沢山のジャズやポップスのプレイヤーが演奏しています。ちょっと、ネットのウィキペディアからこの曲についてのウンチクを書きますので、知識として知っていてもいいかも知れません。

   この曲は1945年にジョゼフ・コスマが作曲し、後にジャック・プレヴェールが詞を付けたバラードで、フランス語の詩は《若いころお互いに愛し合っていた二人が別れてそれぞれの人生を送ったあと、再び出合った時には北風に吹かれて舞う「枯葉」のようだった》というとてもセンチメンタルな侘びしい内容です。

   では、これから色々なプレイヤーが演奏している「枯葉」のYouTubeを並べますからお楽しみ下さい。まず最初はシャンソンのイヴ・モンタンが歌う「枯葉」、次にザ・ピーナッツの「枯葉」、ロック・ギタリストのエリック・クラプトンの「枯葉」、エディット・ピアフなど色々な歌手が競演の「枯葉」の聴き比べ。

   そして、最後にビル・エヴァンス・トリオの「枯葉」です。このYouTubeが凄いのはライヴ映像が収録してあって、ビル・エヴァンスがピアノを弾く指の動きを克明に見ることが出来るので嬉しくなります。深まりゆく秋のひととき、この名曲をいっぱい聴いて恐らく満足されたことと思っています。

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