無料ブログはココログ

« 徳川家康と「鷹狩り」の効用 | トップページ | 人造語「セレンディピティ」 »

一枚のレコード

   出版社がよく行う「一枚のレコード」という企画が好きです。複数の著名人に「一枚だけレコードを選ぶとしたら何ですか?」と質問し、タイトルと理由を書いた回答をずらずらと並べて一冊の本にするのです。有名人ではない私にはどこからも質問がこないので、自分で尋ねて自分で答えることにします。

   私が選ぶ一枚のレコードはジャズ好きには堪らない「チェット・ベイカー・シングス」( )。とても寒いクリスマス・イヴでした。銀座の街を一緒に歩いていた友人が、ふと「イヴだからジャズでも聴こうか」と言いだし、私を松坂屋デパート裏にあったジャズ喫茶「スイング」(現在とは違う店)に連れて行ったのです。

   そこは私にとって初めての店で、店内は沢山の人で賑わっていました。店に入って直ぐに耳に入ってきたのが、かって聴いたことがない独特なジャズ・ヴォーカルです。そして歌が途絶えると、特徴のあるトランペットが響きます。つまり吹き語りです。私は初対面のそのレコードの虜になってしまいました。

   まだ、再生装置を持っていなかった私は、そのレコードを聴きたいばかりに、時間さえあればその店に行きました。ところが、何かの事情で足が遠のき、ある日行ったら何とその店はは閉店していたのです。調べたらそのLPは廃盤になっていて、東京中の中古店を探して手に入れたそのLP、今も大切に持ってます。

« 徳川家康と「鷹狩り」の効用 | トップページ | 人造語「セレンディピティ」 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/135878/71317496

この記事へのトラックバック一覧です: 一枚のレコード:

« 徳川家康と「鷹狩り」の効用 | トップページ | 人造語「セレンディピティ」 »