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一読の価値がある「宇宙」の話

   東京大学名誉教授で、理学博士の佐藤勝彦氏が書いた「眠れなくなる宇宙のはなし」(宝島社)という文庫本を読みました。それには中世から近代のはじめにかけてのヨーロッパの人々が考えていた宇宙像について書いてあります。中世とは西洋史ではおよそ四世紀の末から十六世紀頃までの期間を指します。

   この頃、ヨーロッパではキリスト教が人々の生活と思想を支配していました。つまり、地球が宇宙の中心にあり、他のすべての天体は地球のまわりを回っているという教会が教える宇宙観です。しかし、1000年以上続いていたこの説はルネッサンスの到来によって打ち破られたのです。

   コペルニクス、ガリレオ、ニュートンといった天才たちが、教会の教えを否定し、まったく新しい科学的宇宙観を示したのです。といっても、彼らはイエス・キリストという「神様」の存在をずっと前から否定していたのではなくて、こんな驚くべきことが書いてあるのでそのままコピーします。

   《じつは、コペルニクスも、ガリレオも、ニュートンも、みんな神様の存在を信じていました。全知全能の神が宇宙を作り、宇宙を支配していると信じていたのです。にもかかわらず、彼らが明らかにした宇宙の真理は、宇宙の王座から神様を追い落とし、代わって王座についたのは人間です》。この本、一読の価値があります。

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