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4000件目の記事

   2006年7月にスタートしたブログ、11年間、基本的に毎日更新を続けていて、積み重ねの威力でこの記事が4000件目です。拙い記事をいつも読んで下さり誠に有難うございます。この機会に私がブログを始めたきっかけを披露しますので、これからもどうぞよろしくお願い致します。

   実は勤務していた会社のインターネットのプロバイダー、ニフティ㈱さんがリタイアした年に有楽町駅近くの東京国際フォーラムでイベントを開催しました。その会場で仕事でよく話をしていた女性と顔を合わせ、すでに私がリタイアすることを知っていた彼女は私にこんな提案をしてくれたのです。

   《うちの会社(ニフティ㈱))がもうすぐ無料のブログを始めます。リタイアすると暇を持て余す(私は好きな音楽を沢山聴くから大丈夫と思いましたが…)と聞いているので、もし文章を書くのが嫌いでなかったらブログを始めたらいかがでしょうか。手続などは私がお教えするので簡単です》と。

   私はこの提案を直ちに受け入れました。その頃、ブログの経験がある知人がいて、その方の忠告は「決して論争になるようなテーマは避けること」。その知人は記事のことで議論になり、面倒になってブログを止めたそうですが、私は忠告を守っているので平穏に続いています。ところでスタートの記事はこれです。

「クレラップ」の凄いアイデア

   最近、家内に頼まれて㈱クレハの《NEW「クレラップ」50m》を使って、その見事なアイデアに驚歎しました。使った方はすでにご存知のことですが、この箱に施された工夫は実に素晴らしく、私のようにかってコンピューターのシステム設計の仕事をしてた者としてはただひたすら感動です。

   それがどれほど凄いかちょっと説明します。箱から引き出したフイルムをカットする時の手順が箱に書いてあります。①フタを閉める(閉じたかチェック!で箱をちゃんと閉めると丸い窓に女の子の笑顔が出てこれが秀逸)②クルッとカットしてフィルムを使います。そして、箱を開けると感動が待ってます。

   フィルムの先端が箱にはり付いていて、まったくスムーズにフィルムが使えるのです。私はその感動を味合いたくて、家内に「クレラップ」を使う仕事をリクエスト。そして、この方法を考えた方にその感動を伝えたくなり、箱に住所が書いてあったので、絶賛の言葉を書き連ねた葉書を送ったのです。

   すると、間髪を入れず㈱クレハさんから《……クレラップの数々の工夫に気づいていただき、また便利に使っていただいている様子が伝わってきまして、本当に嬉しく感じました。……》という大変丁寧なお手紙を頂戴しました。私の感動がメイカーに伝わってすっかり嬉しくなり、今朝はとてもさわやかな朝を迎えています。

父と娘の「アンフォゲタブル」

   年賀状のやり取りだけが続いているジャズのエッセイストがいます。「ジャズ・ヴォーカル感傷旅行」「ジャズ・ヴォーカル哀愁旅行」「ジャズ・ヴォーカル抱擁旅行「ジャズ・ヴォーカル追憶旅行」を出版されている北村公一氏。24年前の1993年に買った「ジャズ・ヴォーカル哀愁旅行」の奥付に住所が書いてあったご縁です。

   北村さんの文章実にいいです。昨日、久し振りに「ジャズ・ヴォーカル哀愁旅行」を読み直していたら、一番最初に書いてるのがナタリー・コールの「アンフォゲタブル」のCDのこと。ナタリー・コールは言わずと知れたナット・キング・コールの娘さんで、お父さんと同じにジャズ・ヴォーカリストです。

   北村さんの文章をそのままコピーしてこのCDを紹介しましょう。《現代のハイテクノロジーと結び付いて、洒落たことをやってくれた。むかし死んだ父と、いま生きている娘とが、一曲だけデュエットするのですよ。びっくりして聴いてるうちに、いろいろな思いがこみあげてきた。

   ぽろぽろと涙があふれてきた。CDを聴いてこんなに涙が出るなんて、はじめての経験だ。世の中、まったく何が起こるかわからない。……父のむかしのレコードの歌に、現存する娘の歌をダビングしたもの》。実は私もこのCD持っていて大好きです。ところでナタリー・コールも一昨年65歳で他界しました。

永久に残る新記録の棋譜

   ついに藤井四段は30年振りに新記録の29連勝を達成しました。今朝の朝日新聞の一面トップの大きな見出しは「藤井四段29連勝」、日刊スポーツもトップの見出しは「藤井マジック29連勝」です。日刊スポーツに羽生善治九段のコメントが出ているので、書いてある全文を紹介します。

   《29連勝は歴史的快挙です。結果も素晴らしいですが、内容も伴っている点でもすごみがあります。この記録は時がたつにつれ、重みを増して来るはずですし、将棋界の新しい時代の到来を象徴する出来事になりました。ひのき舞台で顔を合わせる日を楽しみにしています》。

   日刊スポーツの記事によると、藤井四段がようやく、得意の前傾姿勢を見せ始めたのは夕食休憩を終えた午後7時頃だそうです。初めて優勢を意識したようで、49手目の7七桂、51手目6五桂と跳ねて攻めの拠点を築きます。1五の地点に打ち据えた角で包み込む形で寄せきったと書いてあります。

   それでは、ネットにある藤井四段対増田四段の歴史に残る棋譜のYouTube(6分少々)をご覧になって下さい。自動的に駒を動かしてくれる映像なので、新聞に書いてあるポイントをご自分で確認するといいでしょう。藤井四段の次の対局は7月2日(日)に佐々木勇気五段と竜王戦の2回戦が行われます。

アラン・ドロン独特の映像美

   つい最近、前から観たかったジャン=ピエール・メルヴィル監督の「サムライ」をWOWOWで放映したので録画して観ました。主演は引退を表明したアラン・ドロンで寡黙な殺し屋を演じています。タイトル・バックは真っ暗な部屋から窓枠だけが映り、右下に煙草の煙が微かに流れています。煙草の主はアラン・ドロン。

   ドロンは一羽の小鳥と暮らしています。出かける時は襟を立てたトレンチ・コート、ソフトをきちんとかぶりツバを必ず撫でます。実にカッコいいです。盗んだ車のナンバー・プレートを取り替えて貰う相手とはただひたすら無言。手を広げて差し出すと、相手は黙ってその手に拳銃を握らせ、ドロンは無言でお金を渡します。

   ジャズを演奏してる店で一仕事した後、カードに興ずるドロン、ともかく絵になるのです。撮影は「太陽がいっぱい」と同じアンリ・ドカエで、アラン・ドロンの魅力を最大限に引き出しています。登場する二人の女性もいいです。その一人は、かって、ドロンの奥さんだったナタリー・ドロンでこの映画がデビューです。

   ともかく、アラン・ドロンのファンでまだ観てなかったら必見です(素晴らしい解説)。私など二度繰り返し観てフランス映画ならではの雰囲気に酔いました。ところで、この映画のタイトルの「サムライ」は、メルヴィル監督が寡黙な殺し屋に「男は黙って人を斬る」を感じたようです。アラン・ドロンの画像実にいいです。

イギリスの「魔法博物館」

   「世界の仰天スポット」(中経出版社)という本でイギリスに「魔法博物館」があるのを知りました。この博物館には、イギリスにおける魔女や魔術師の歴史や記録、実際に魔術に利用されてきた品々を展示してるそうで、見てると、魔法使いは空想の話ではなく、文化の一部だということに気づくそうです。

   ここに行った人のコメント。《魔法に関して多角的に展示されていて、様々なことを学べます。1976年以降、度々この博物館を訪れていますが、行くたびに館内が改良されています。ここはサーカスのショーとは違い、真面目に魔法について展示を行っている場所です》と言ってます。

   また、別の人は《魔術に関する非常に面白い情報が詰まった博物館で、現代も中世も魔術は一部から反感を買う存在ですが、ここに来て自分の眼で魔術の何たるかを確認してみて下さい》と。ネットに「魔法博物館」の入口の写真がありますが、何やら魔法の世界らしい雰囲気が漂っています。

   そして《イギリスにはまだ魔法使いがいるそうで、もともと魔法使い達は村にいる知識のある人たちのことだそうです。例えばハーブを使って病気の人を助けたり生まれてくる赤ちゃんを取りだすのを手伝ったりしてたみたいです。昔は人々の中で欠かせない存在だったんですね》とあります。何だか行ってみたいです。

圧倒的迫力のロックの映像

   唯一、私が持ってるロックのDVDを時々観たくなります。そして、ブログに書きたくなります。「ザ・ローリング・ストーンズ」のライヴ映像「SHINE A LIGHT」。アカデミー賞監督でローリング・ストーンズの熱烈なファン、マーティン・スコセッシ監督が腕によりをかけて制作した映画です。

   実はこの映画を新宿の映画館に足を運んで観ました。音楽はクラシックとジャズが主流の私が、雑誌か何かで音楽好きはこの映画を映画館で観るべきだという記事を読み、封切りと同時に映画館に飛んで行ったのです。そして、改めてザ・ローリング・ストーンズの凄さを思い知り、後日、このDVDを買いました。

   何しろ眼が眩み耳を劈く圧倒的迫力です。これは初めて書くのですが、映画を観た時に買ったパンフレットにある名文を紹介しましょう。《ストーンズを撮った映画は数あれど、この超ライブ体感型スペクタクル「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」は、そんな誰でも驚く夢の共演を現実のものとした!

   未だ劣えぬカリスマ性と永遠のロック体型を維持するミック・ジャガー、永遠の不良少年を体現するキース・リチャーズ、柔軟に縫うギター・サウンドを紡ぐロニー・ウッド、淡々とリズムを刻むチャーリー・ワッツ。…》。音楽が好きな方は何がなんでもこのDVDを持ってるべきで、音楽に境界が無いことをつぶさに認識します。

「閣議決定」の意味

   「週刊文春」の池上彰さんのコラムには今まで知らなかったことがいっぱい書いてあり、非常にためになります。6月29日号には「閣議決定」のことを論じているので、お読みになってない方のために掻い摘んで紹介します。いつも思うのですが、池上彰さんの知識本当に凄いです。

   前に阿倍首相の配偶者の昭恵さんが「公人」か「私人」かをめぐって「私人」であることを「閣議決定」したというニュースがありました。なぜ「閣議決定」をするかというと、日本の行政において、総理大臣といえども、勝手に何でも決められず、すべての大臣が承諾のサインをする必要があるのです。

   閣議は毎週二回、火曜日と金曜日の午前中に開かれる定例閣議と、必要に応じて開く臨時閣議があるのだそうです。これは全閣僚が総理大臣官邸にある閣議室に集まって行われ常に非公開。閣議室には大きな丸テーブルがあって、ここに大臣が全員坐ります。閣議は首相の主宰ですが、官房長官が議長を勤めます。

   時間は十数分で終了し、内容はあらかじめ各大臣に根回しされているので議論はなく、黙々と署名するだけです。「閣議決定」は全員一致でなければならず、もし署名しない大臣がいた場合、首相はその大臣を罷免、つまり辞めさせることが出来るそうです。「閣議決定」の意味がお解りになったでしょうか。

藤井四段28連勝目の棋譜

   今日はこれを書かないわけにはいかないでしょう。28連勝が掛かった藤井四段対澤田六段の対局が6月21日午前10時から関西将棋会館で行われました。澤田六段は6月2日に負けて、藤井四段に20連勝を献上しているだけに、恐らく意地にかけて研究したに違いなく、勝つのは容易ではないと思ってました。

   しかし、澤田六段は午後4時過ぎに投了して28連勝を成し遂げたのです。もう凄いというほか言葉が見つかりません。今朝の「日刊スポーツ」一面トップの見出しは《最多タイ「将棋界の横綱になる」》。ともかく、神谷広志八段が30年前の1987年に達成した28連勝に並んだのです。

   「日刊スポーツ」にある藤井四段の談話は「本当に思ってもみなかったこと。非常に幸運、つきがあった」とあくまでも謙虚です。そして、28連勝に至るまでは「苦しい対局も多くあったし、はっきり負けの対局もあった」と振り返ってます。私は26連勝目にC級2組の順位戦で戦った瀬川晶司五段が一番厳しいと感じていました。

   ネットに28連勝を達成した澤田六段戦の棋譜のYouTube(7分)があるのでご覧になって下さい。自動的に指し手を表示してくれるので、じっくり激戦を見ることが出来ます。さて、前人未踏の29連勝がかかった相手は竜王戦トーナメントで増田康宏四段。この注目の一戦は6月26日(月)に行われます。

猛毒のアリが日本に上陸

   猛毒の針を持った「ヒアリ」と呼ばれるアリがコンテナ船に乗って100匹ばかり中国から神戸に上陸したのをご存知でしょうか。ウィキペディアによると、このアリの毒性はかなり強く、刺されると火傷のような激しい痛みを伴い、死に至ることもあり「殺人アリ」の異名があるそうですから穏やかではありません。

   このアリは雑食で、蜂蜜、樹液、種子、昆虫、小型脊椎動物のトカゲなどを捕食し、エサの収集活動は暖かい昼間に行われ、夜間に行動することはほとんど無いそうです。何しろ、アメリカでは、毎年1400万人以上の人が刺されていて、その多くがアレルギー反応が起きていると書いてあります。

   巣は都市などの構造物や道の下に作られ、それによって建物が倒壊したり、道に穴が開くことがあるそうですから、かなり危険な生物と言っていいでしょう。また、巣内の仲間が死んだ際には、その死骸を巣の外に捨てて感染症などを防ぐ行動が見られるそうですから、頭のよさにもびっくりします。

   農業面でも多種多様な作物を食い荒らして、農業機械や設備を破壊したり、牧草地を荒らしているそうです。そして、人間だけでなく野生動物や家畜にも襲い掛かって失明させたり怪我や死亡させるなどの被害をもたらしているそうですから驚きです。もっと詳しく知りたい方は「ヒアリ」をお読みになって下さい。

「ベルリンの壁」崩壊の立役者

   「ベルリンの壁」を取り除いた立役者、ドイツのコール元首相が87歳で他界されました。ある程度お年を召された方ならご存知の「ベルリンの壁」、この際、この壁を振り返って見るのは無駄では無いでしょう。第二次世界大戦後、東西に分割されたドイツの首都ベルリンに1961年夏、突然、東と西の間に壁が建設されました。

   ちょっと、この壁が出来た背景を間単に書きます。 敗戦国になったドイツはソビエト、アメリカ、イギリス、フランス4カ国の共同管理になりました。やがて、東西の対立と共にソビエトが管理する「東ドイツ」とアメリカ、イギリス、フランスが管理する「西ドイツ」と完全に違う国になってしまったのです。

   そして「東ドイツ」は東西の往来を遮断する目的で、境界線近くに壁を建設して、ベルリン市民の東西間の自由通行を完全に断絶しました。しかし、東から西に壁を乗り越えて越境しようとする人が後を絶たず、28年間で5000人以上が成功し、200人以上が失敗して命を落とす悲しいことが起きたのです。

   ともかく、親戚でも行き来出来ない不合理をドイツ人の合理性は、いつまでもこのままにしておいてはいけないと考えたのです。コール氏の努力の結果「東ドイツ」と「西ドイツ」は合併して一つの「ドイツ」になり、勿論、壁も崩壊。ベートーヴェンの「第九」の演奏をバックにした「ベルリンの壁」崩壊シーンを思い出します。

永遠の名作「太陽がいっぱい」

   アラン・ドロンが引退を表明したことをネットで読みました。文藝春秋社刊行の「風貌談」に短編小説の名手、阿刀田高さんがアラン・ドロン主演の名作「太陽はいっぱい」のことを書いています。誰でも言うことですが、アラン・ドロンは正にこの映画のハマリ役でこの俳優を起用したルネ・クレマン監督に拍手です。

   ちょっと阿刀田さんのうまい文章をそのまま書くと《またしても「太陽がいっぱい」になってしまうのだが、映画が始まって間もなく、鏡の前で金持ちの息子をまねる演技。劇中で演技を演技してるわけだが、ナルシズムがぷんぷん。卑屈さも充分に含まれていて、申し分ない》、どうです、このシーン思い出したでしょう。

   この映画、阿刀田さんと同じに何度観てるか解りません。ヨットの中でいきなりナイフで胸を刺すシーンには度肝を抜かれ、何という演出だろうとびっくりした覚えがあります。ともかくハラハラドキドキの連続です。友人を消した後、友人になりすました演技のうまいこと。アラン・ドロンがいなかったら出来なかった映画です。

   金も女も手にして満足している時に、陸に引き上げたヨットの船底にロープでつながった死体が出てきた時の衝撃的シーンは今も眼に鮮やかです。ニーノ・ロータの甘く切ない音楽、アンリ・ドカエが撮影した美しい映像、ルネ・クレマン監督は何と素晴らしい映画を作ったのでしょう。また、観たくなりました。

タックルで負けたラグビー

   2019年に日本で開催されるラグビーのワールドカップ、その中で行われたテストマッチのアイルランド戦を、昨日、テレビでじっくり観ました。何しろ世界ランク4位のアイルランドはW杯で1次リーグの同じA組、日本はどんな試合をするか興味深々でしたが結果は50対22でいい所がまったくなく負けました。

   今日の「日刊スポーツ」にサントリー監督沢木敬介氏の解説がありますが、日本の敗因の一つはタックルミス。本来、日本が得意としているのは二人がかりのタックルなのに身体の大きいアイルランド選手に一対一で挑みかわされていたと書いてあります。私も観ていてその場面を何度も目撃しました。

   これではトライを易々とられて当然です。それにキックの拙さがあったように思いますが、今泉氏がこう書いています。《キックがチームの戦術になっていない。個人の判断でキックを選択すると、周囲はそれに合わせて慌てて動く。チームの意思が統一されていれば、キックと同時に全選手がボールを追って動くはず。

   漠然と蹴られたキックは相手に簡単にボールを渡すだけで日本の攻撃にはなっていない》と。そう言えば、日本はボールを持っていながら、あっさり相手ボールにしてしまい攻められているシーンが何度もありました。6月24日(土)に第2戦がありますが、もっと質が高いラグビーを期待しています。(試合のハイライト

ソニーの凄いオーディオ機器

   ソニーの株主総会が開催され、業績がかなり回復したようで、株を持ってるわけではなく、知人が勤めているわけではありませんが嬉しいです。というのは、ソニーにはオーディオで昔から大変お世話になっているからです。この際、私のオーディオ・ラックに誇らしげに並んでいるソニー製品を書き並べます。

   まず、プリメイン・アンプの「TA-F555ESL」、1990年発売の知る人ぞ知るの名作です。オーディオが好きな方ならこの型番を聞いただけで恐らく直ぐにピンとくるでしょう。ネットの「オーディオの足跡」にありますが、写真の撮り方が悪くちょっと口惜しい思いをしています。重量は何と24キロ。

   次に、カセット・デッキ「TC-K333ESG」。これを2台持っていて、私の約1000本のカセット・テープに無くてはならない存在です。ソニーはこの上に「TC-K-555ESG」を出していて「音楽とオーディオを語る会」の友人はこれを愛用しています。どちらもやはり名作です。、

   何しろ、私の音の好みとソニーの音作りがマッチングしていて、CDデッキ、MDデッキ、ウォークマンもすべてソニー製品。また、NHK-FMのエアチェックに欠かせないタイマーもソニー製品です。つまり、私のオーディオはほとんどソニーで成り立っていると言ってもいいかも知れません。ソニーに深甚な感謝です。

作文に効果的な「起承転結」

   私の拙いブログ「ドアのない談話室」をいつも読んで下さっている方はご存知のことですが、全体を四つのブロックに分割しています。ブログをスタートした頃は、こうではなかったのに、いつしかこのスタイルに定着しました。これは言わずと知れた「起承転結」で文章を作るのに非常に都合がいいのです。

   とは言っても別にきちんと「起承転結」になっているわけではありませんが、毎日、全体を同じ長さで終わらせて、スクロールしなくても読めるようにするには実に効果的です。ちょっと短い時には「接続詞」を有効に活用して増やし、長い時には削除しても大丈夫な箇所を探して減らします。

   ところで、ネットで「起承転結の例 よくわかる例文10個」というサイトを発見しましたので作文の参考になるかも知れませんので紹介します。そこには「起承転結」をこんな風に定義しています。「起」は物語の前提を説明し「承」は事件が起こり「転」でその事件を解決し「結」でその結果を書くというのです。

   そして、注意しなければならないのは、この配分は4等分ではないことだと。それにしても朝日新聞の「天声人語」を書いている方凄いです。毎日のテーマは必ずその日に関係していることが条件で、しかも字数が日々同じでなければなりません。恐らく大変さの中に楽しさを感じながら書いていることでしょう。

二枚あるミレーの「種まく人」

   かなり前、山梨県の甲府にオーディオ・マニアの知人を訪ねた時に、嬉しいことに知人はかねてから行きたかった「山梨県立美術館」に案内してくれました。絵が好きな方なら、この美術館がミレーで有名なことはよくご存知でしょう。今、その時買った「ミレーと出会う」というタイトルの画集を眺めています。

   まず、この画集の一番初めのページに載っているのがやっぱり「種まく人」。そこに書いてある解説をちょっとコピーします。《ミレーがバルビゾン村に移り住んで最初に描いた大作です。自然と闘いながら働く農民の厳しさと誇りが強く感じられ、農夫は大地に立つモニュメントのようでもあります。

   この絵は1850年のサロン(フランスの官展)に出品され、大変な話題となりました。なぜならば、当時農民の姿をありのままに描くことはほとんどなかったからです。いずれにしてもこの作品によってミレーは広く世に知られるようになりました。…》。つまり、ミレーの代表作と言える絵がこの美術館にあるのです。

   ところが、この「種まく人」は「山梨県立美術館」にある絵とほとんど同じ絵がアメリカの「ボストン美術館」にあるのをご存知でしょうか。ネットに「種まく人」が二枚並べて出てるサイトがあるのでご覧になって下さい。すでに描いた絵を自分で模写したとしか思えないのですが、ミレーが実際に二枚描いたとネットにあります。

二人の大統領の驚くべき類似

   1860年のリンカーンとちょうど100年後の1960年に大統領に就任したケネディのお二人には驚くべき類似があるのを織田正吉氏の著書で知りました。1963年(昭和38年)11月22日の白昼、ジョン・F・ケネディ大統領がテキサス州ダラスで銃弾に倒れたのは地球で初めて衛星放送が流れた日です。

   犯人として検挙されたオズワルドは取り調べ中に殺害され、その後、事件の関係者が次々と謎の死をとげ、真相は解らなくなってしまいました。ところで、この100年前に暗殺されたリンカーン大統領と不思議な偶然の一致が多いのです。まず、事件が起きたのはどちらも金曜日。

   リンカーンもケネディもそばに奥さんが居る時で、二人とも重傷を負ったが即死ではありません。暗殺現場にはリンカーンはラスボン少将、ケネデイのそばにはコナリー州知事がいて二人とも重傷です。リンカーンはフォード劇場で撃たれ、ケネディはフォード製のオープンカーに乗っていて撃たれています。

   また、リンカーンを撃った犯人のブースは劇場で撃って倉庫に逃げ、ケネディを撃った犯人のオズワルドは倉庫から撃って劇場に逃げています。そして、リンカーンの秘書の名前はケネディで、ケネディの秘書の名前はリンカーン。ほかにも沢山ある類似や共通点はウィキペディアをお読みになって下さい。

完璧な障子の張替に満悦

   我が家に和室が二室あり、それぞれ幅のサイズが66センチのが4面、86センチのが2面で計6面、従って二室12面の障子を何年かに一度、張り替えする必要があります。業者に頼む手段はありますが、リタイアしている身としては自分でするべきだと思い、障子貼替プロジェクト(大袈裟!)を発足させました。

   ネットに「障子の張り替えのコツ」を書いたサイトはあるのですが、ちょっと眼を通しただけで、理系のコケンに関わると自分で考えることにしました。その行程は次の五段階。①貼ってある障子紙をすべて破いて取り除く②サンをきれいに拭く③サンに糊を付ける④全面に障子紙を貼る⑤上下左右をカッターでカット。

   まず障子紙の調達をしようと近所の文房具屋に行ったら置いてあるのは幅が1メートルを超える広いものだけ。これを使うと無駄が出るのは勿論のこと、使い勝手が悪くなるのは歴然です。そこで、池袋の「東急ハンズ」に行って69センチ×7.2メートルと94センチ×7.2メートルの二種類を購入。

   糊は障子専門の糊は使わないで固形のスティック糊を使うことにしました。そして「障子紙ナイフ」と書いてある鋭利なカッターを買って準備完了。私のヨミ通り固形糊を使ったお陰で仕上げのカットが上手くいき、取りあえず一室6面が終わり、家内に「業者とまったく同じ」(お世辞でも嬉しい)と褒められ悦に入ってます。

こよなく美しい「レクイエム」

   クリスチャンではないのにやたらに宗教音楽が好きで、数多くの「レクイエム」、モーツアルト、ベルリオーズ、ヴェルディ、フォーレ、ドヴォルザーク、ブルックナー、グノー、リスト、シューベルト、サン=サーンス、ベートーヴェンの「荘厳ミサ」、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」などのCDを持ってます。

   この中で、最も多く聴いているのはアンドレ・クリュイタンス指揮パリ音楽院管弦楽団のフォーレのレクイエム。バリトンがデートリッヒ・フィッシャー・ディースカウ、ソプラノがヴィクトリア・デ・ロス・アンヘルス、コーラスがエリザベート・ブラッスール合唱団の非常に評価の高い名盤です。

   何しろ美しいのです。フォーレ自身が語っているこの曲についての話がネットにあるので紹介しましょう。《私のレクイエムは、特定の人物や事柄を意識して書いたものではありません。あえていえば、楽しみのためでしょうか》更に《私のレクイエムは、死に対する恐怖感を表現していないと言われています。

   中にはこの曲を死の子守歌と呼んだ人もいます。しかし、私には、死はそのように感じられるのであり、それは苦しみというより、むしろ永遠の至福の喜びに満ちた開放感に他なりません》と。恐らくこの曲が好きな方は沢山おられると思いますが、聴く価値がある宗教音楽と言っていいでしょう。絶対にお奨めです。

情感に満ちた三つの詩

   最近、人間はコンピューターに追いまくられて、情緒性が欠如しているように思われます。そこで、私の愛読書、郷原宏選書「ふと口ずさみたくなる日本の名詩」(PHP研究所)の中から好きな詩を三つ書き出しますから日曜日のひとときを情感に浸ってみたらいかがでしょうか。まず最初は何といっても島崎藤村の「初恋」です。

   《まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき 前にさしたる花櫛の 花ある君と思ひけり やさしく白き手をのべて 林檎をわれにあたへしは 薄紅の秋の実に 人こひ初めしはじめなり わがこころなきためいきの その髪の毛にかかるとき たのしき恋の盃を 君が情に酌みしかな 林檎畑の樹の下に おのずからなる細道は 誰が踏みそめしかたみぞと 問ひたまふこそこひしけれ》。

   そして次は萩原朔太郎の「晩秋」です。《汽車は高架を走り行き 思ひは陽ざしの影をさまよふ 静かに心を顧みて 満たさるなきに驚けり 巷に秋の夕日散り 舗道に車馬は行き交へども わが人生は有りや無しや 煤煙くもる裏町の 貧しき家の窓にさへ 斑黄葵(むらさきあふひ)の花は咲きたり》。

   では最後は北原白秋の「落葉松(からまつ)」。《からまつの林を過ぎて からまつをしみじみと見き からまつはさびしかりけり たびゆくはさびしかりけり からまつの林を出でて からまつの林に入りぬ からまつの林に入りて また細く道はつづけり からまつの林の奥も わが通る道はありけり 霧雨のかかる道なり 山風のかよふ道なり からまつの林の道は われのみかひともかよひぬ ほそぼそと通う道なり さびさびと急ぐ道なり》。 どうぞ、何度も繰り返しお読みになって日本の詩の素晴しさを味わって下さい。

マラドーナと「神の手」ゴール

   週刊誌には珍しい情報が入る特別なルートがあるのでしょうか。発売になったばかりの「週刊新潮」6月15日号に1986年のFIFAワールドカップ、メキシコ大会の準々決勝アルゼンチン対イングランド戦の副審だったボグダン・ドチェフさんが80歳で他界した訃報が出てました。

   30年前のこの試合を観ていたスポーツ評論家玉木正之氏の話が記事の中にあるので紹介しましょう。《あの瞬間は忘れられません。呆気にとられました。後半6分、ゴール前で浮いたボールを166センチのディゴ・マラドーナと185センチのGKピーター・シルトンが競り合ったのです。

   シルトンがパンチングするより一瞬早くマラドーナの左手がボールに触れてゴールとなりました》。この時、ボールの一番近くにいながらハンドの反則を見逃したのがドチェフさんだったのです。勿論、激高したイングランドの選手たちは猛アピールしましたが、副審のドチェフさんは主審に伝えられません。

   その4分後、マラドーナは伝説の「5人抜き」ドリブルで加点し、結局、試合はアルゼンチンが2-1で勝利、そして決勝戦で西ドイツ(当時)を破って優勝しました。昨年、故郷のブルガリアでインタビユーを受けた時ドチェフさんは「彼は私の人生を台無しにした」と語っていたそうですがさもありなんです。

ややこしい「法律」の解釈

   好奇心旺盛な私は現役の弁護士の矢部正秋氏が書いた「プロ弁護士の思考術」(PHP研究所)という本を持ってます。その本の中に弁護士ならではの面白い話題がありますので紹介します。その弁護士さんの家の近くに神社があり、境内に数本のイチョウの大木があっていつも大量の銀杏が落ちているんだそうです。

   それを近くの人が拾っているが、矢部氏は事務所で働いている若い弁護士にこんな質問をしたのだそうです。刑法235条は《他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、10年以下の懲役に処する》とあるが、この境内に落ちている銀杏を拾う行為は果たしてこの窃盗罪に該当するか否かという質問です。

   答は①境内に落ちている銀杏はれっきとした財物なので窃盗罪を構成する。②公共施設に置いてある無料のパンフレットと同じと考えられるので窃盗罪にはならない。③普通は窃盗罪にはならないが、神社が柵を設けたり「拾うことを禁止」している場合は窃盗罪が成立するの三通りです。

   最後に解説が書いてあり、この問題のポイントは二つで①は銀杏の「他人性」、つまり銀杏に対し神社の占有、支配が及んでいるか。また②は銀杏の「財物性」で銀杏に財物的価値が存在するかの2点。以上がイエスで無い限り窃盗罪は成立しないと書いてありますが、私見だと銀杏拾っても窃盗罪にはならない感じです。

言葉より外観が優先

   10年ほど前、大学教授で劇団を主宰し脚本も書いてる竹内一郎著「人は見た目が9割」(新潮社)という本がベストセラーになったことがあります。この本によると、心理学では人間が伝達する情報の中で、話す言葉の内容が占める比率は7%に過ぎないそうで、93%はほかの方法によってです。

   つまり、男は美女に女は美男子に一目惚れして、相手の性格など内面の要素が一切関係のない恋が存在するのだそうです。例えば容姿に限らず、いい声の持ち主は話す内容があまりよくなくても、しゃべるだけでも相手を引きつけることが出来るのです。また、まばたき一つしただけでも人間の魅力になるのです。

   上司の指示にしても、カッコいいAさんの言うことなら従うけど、あまりカッコよくないBさんの言うことは従いたくないということが起きるのです。実際、交渉ごとなので、初対面の相手でも、会った瞬間に「この案件は上手くいくな」「これは駄目かも」が直感的に解ることが多いと著者は書いています。

   そのほか《私たちの周りでは、よく次のような光景が見られる。待ち合わせに遅れてきた女が男にこういう。「ごめん。怒ってる?」、男は「怒った」と言いながら目が笑ってる時は怒っていません。しかし「怒っていない」と言いながら目が怒っていたら本当に怒っているいるのだ》と。言葉より外観の方が優先するのです。

ネットにある「奥の細道」全文

   《月日(つきひ)は百代(はくたい)の過客(かかく)にして、行(ゆ)きかふ年もまた旅人(たびびと)なり。舟の上に生涯(しょうがい)をうかべ、馬の口とらえて老(おい)をむかふるものは、日々(ひび)旅(たび)にして旅(たび)を栖(すみか)とす。…》。松尾芭蕉の「奥の細道」の書き出しです。

   ネットに「奥の細道」全文が載ってるサイトがあるので、俳句がお好きな方は、是非、お読みになって下さい。長い道中の一番初めにある句は「草の戸も 住替(すみかわ)る代(よ)ぞ ひなの家」、そして、次の句は有名な「行(ゆ)く春や 鳥啼(なき)魚(うお)の 目は泪(なみだ)」。

   実は私は、山本脩氏が松尾芭蕉の全行程を5年の歳月をかけて踏査して書いた文庫本と言えども507ページにわたる分厚い《芭蕉「奥の細道」事典》という本を持ってます。この本によると、芭蕉は元禄2年(1689年)3月27日(旧暦)、門人曽良を伴って「奥の細道」の旅に出発します。

   そして、事典に書いてある行程表は最後の124日目は山中滞在。ところが「奥の細道」本文の最終49章は大垣になっていて、締めくくりは《…旅(たび)のものうさも、いまだやまざるに、長月(ながつき)六日(むいか)になれば、伊勢(いせ)の遷宮(せんぐう)おがまんと、また舟にのりて》。何故か何とお伊勢参りをしています。

「Suica」や「PASMO」

   今や駅の「自動改札機」は「Suica」や「PASMO」が主流になりました。 ところで、この「Suica」を考えたのはコンピューターの専門メイカーではなくてソニー㈱なのをご存知でしょうか。何しろ、「自動改札機」にタッチするだけで、初乗り運賃を徴収するのですから画期的システムです。

   しかもこの金額はカードの中に入っているのではなくて、「Suica」や「PASMO」の右下にある17桁の番号によってカード・センターで管理しています。従って、カードを購入する時に記名式を選択して、住所や氏名を登録して番号を手帖などにメモしておくと、紛失した時に役に立ちます。

   つまり、直ぐにカード・センターに連絡すると、そのカードを改札機にタッチしても使えなくなり損害が生じません。そして、再発行の手数料を支払うと紛失した時の金額がそのまま入ったカードが手に出来ます。それには、紛失したのが解ったら間髪をいれずに連絡することが必要です。

   何しろ最近は「Suica」や「PASMO」でコンビニで買い物する時、駅の自動販売機でジュースやコーヒーを買う時、貸しロッカーを使う時などにも使えるようになっているので、結構、多額な金額を蓄えていることが多いですから記名式にしておく方が安全です。ご存知ない方に教えて下さい。

カラヤンとバーンスタイン

   帝王と言われた指揮者のヘルベルト・フォン・カラヤンがヨーロッパの音楽界に君臨していた頃、アメリカで絶大な人気を誇っていた指揮者にレナード・バーンスタインがいました。ヤマハミュージックメディアが刊行している「指揮者の世界」という本に音楽好きにとって興味深いエピソードが載っているので紹介します。

   そもそもバーンスタインはカラヤンのライバルとして位置づけられ、その相反する性格から、多くの逸話が残っています。1955年にカラヤンがベルリン・フィルを率いてアメリカに演奏旅行をすることになりました。ところが、なんとカラヤンはかってナチスの党員だったことがあるのです。

   当時、アメリカではまだカラヤンに対する風当たりが強くて反対者が多かった中でバーンスタインはカラヤンの訪米を支持しました。バーンスタインは度を超すくらい寛大さと人間愛に満ちていたのです。しかし、バーンスタインがバイセクシュアルであったのをご存知でしょうか。

   1976年には男子学生との関係が、新聞にスキャンダルとして書き立てられたこともあり、音楽界では周知のことです。バーンスタインがバイセクシュアルであるのを初めて知った世界的ソプラノ歌手マリア・カラスが「ハンサムな男性はみんなそうなの?」と言ったことは有名です。

日本選手大活躍の世界卓球

   ドイツで行われている「2017世界卓球選手権」、日本は素晴らしい成績を収めていて、まず、吉村と石川が組んだ混合ダブルスで台湾を破り優勝しました。しかし、銅メダルが確定して安心したのか平野美宇は世界ランク1位の中国の丁寧に完敗して優勝に手が届きませんでしたが、日本は48年振りのメダルです。

   また、男子シングルスの2回戦で水谷に勝って絶好調の13歳の張本は、昨日の4回戦でスロバキアのピシュティに勝ち、ベスト8に進出です。この試合、劣勢になったピシュティは、焦って張本のレシーブが整わないうちからサーブを打つなどして、主審にフォールトを取られる始末です。

   しかし張本は我を失っているピシュティとは対照的に最後まで冷静で集中力を失わずに1ゲームを取られたものの4-1で勝ちました。昨日、最初から最後までこの試合をテレビで観ましたが、33歳の超ベテランが初出場の13歳に翻弄されている映像は永久保存しようと思いました。

   この後、張本は準々決勝で、中国同士の勝者とあたり、それに勝てば日本は男子シングルス38年ぶりにメダル獲得です。国際卓球連盟の公式サイトは「この少年ただ者ではない。間違いなく優勝候補だ」と言ってると「日刊スポーツ」に出てました。優勝して世界中を驚かせるのは夢では無くなっています。

「チャレンジ・システム」の規則

   今日行われる錦織選手の3回戦の相手は世界ランク67位で21歳の韓国の選手です。ところで、「全仏オープンテニス」では、今やお馴染みの「チャレンジ・システム」が使われてないので、ネットにその質問が結構あるようなのでご存知ない方のために簡単にその理由を書きます。

   早い話が「全仏オープンテニス」では試合がクレイコートで行われているからです。従って、コートにボールの跡がつき、もし選手が際どい判定に疑問を持った場合、不服を申し立てれば、審判が台から降りてきてボール・マークを確認し、選手もお互いに納得して、試合進行に支障をきたして無いのです。

   それでは「チャレンジ・システム」について詳しく書いてあるサイトがネットにありますので、テニス・ファンにとっては蛇足になる説明をします。そもそも「チャレンジ・システム」は 2005年10月に国際テニス連盟が「ホークアイ」という名前で導入したことによってスタートしています。

   「ホークアイ」は10台のカメラが常に選手とボールの位置を追い、その映像をコート隅に用意されたコントロールルームで管理していて、選手が「チャレンジ」の意思表示をすると会場のスクリーンに映し出されます。詳しいルールはこのサイトをご覧になって下さい。選手の「カッコ良すぎる動画」もあります。

推理小説のテクニック集

   最近は優れた作品と出合えず、すっかり好きな推理小説にご無沙汰しています。それでは何だか淋しいので、今回は推理小説ののテクニックを集めた阿刀田高著「ミステリーのおきて102条」(角川書店)という推理小説ファンが喜びそうな本を、その中の「さりげなさの研究」という項目を例に紹介します。

   つまり、読み終わって「これは傑作だ!」と思う奥の手を集めた本です。氏は《さまざまなことをそれとわからないように、さりげなくばらまいておき、最後に「どうじゃ、ちゃんと不思議な事件が成立するだろ。アンフェアじゃないぞ。いくつかヒントを書いておいたじゃないか」と最後に種明かしする時の伏線です》。

   阿刀田氏ははこれを「根回しと受け皿」の構造と呼んでいるそうで、さりげなく目立たないように書くことが条件だというのです。例えば「この男には双生児の弟がいて…」などと目立つところではっきり書いてしまっては、読者は「ははーん、どこかで身代わりをやるな…」と見破られてしまうからいけません。

   さりげなく、気づかれないように巧みに根回しをしておかなければならないのです。ところが、あまりにも目立たないと、最後の種明かしの時に「そんなこと書いてあったかなぁ」と読者にアンフェアな印象を与えてしまうからそれも駄目です。この一冊、傑作を期待している推理小説ファンが絶対に嬉しくなる本です。

相手の長所を消した錦織選手

   「全仏オープンテニス2017」、世界ランクを9位に落とした錦織選手の初戦の相手はオーストラリアのタナシ・コキナキス選手。ネットでプロフィールを調べてみると、2015年には世界ランク80位だったのが、右肩の手術でツアーから離れていた関係で現在は世界ランクなしの21歳です。

   その若い選手に錦織選手が第1セットを落とした時にはイヤな感じがしました。何しろ長身なのでサーブに威力があり、何だか苦戦しそうな予感です。しかし、その後、錦織選手は相手のテニスを見極めて修正したようで、2、3、4セットを続けてとって、3-1で逆転で勝利してよかったです。

   今朝の「日刊スポーツ」に亜細亜大学教授でテニス部総監督の堀内昌一氏の分析が載っているのでちょっと紹介しましょう。《コキナキスは逆クロス(回り込んで右へ打つ)の時、少し体が左に流れるので、ボールは右に切れる。錦織はこの打球の傾向をつかみ、コキナキスの体の正面にボールを集めた。

   コキナキスは正面にきたボールを逆クロスで打つために体が開き、右方面へのショットはことごとくサイドアウト。錦織がミスショットを誘発させていたのだ》と。つまり、錦織選手は試合が進むにつれてコキナキス選手の長所を巧みに消していたのです。錦織選手の2回戦は今日6月1日にWOWOWで放映があります。

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