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オムニバス映画の傑作二本

   最近はすっかり影をひそめてしまったオムニバス映画、その傑作を二本紹介します。二本とも名匠ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の作品で、1937年のフランス映画「舞踏会の手帖」と1942年のアメリカ映画「運命の饗宴」。古い映画がお好きな方なら、どちらも頭に残ってる映画です。

   まず「舞踏会の手帖」は未亡人になった女性が、偶然、古い手帖を見つけ、16歳の頃、舞踏会で踊った相手を手帖に書いてある住所を頼りに尋ね歩く話を集めた映画で、ロマンチストを自負する私など何度繰り返し観たか解りません。見終わった後、青春の日のどうしようもない虚しさが、いつまでも脳裏に残ります。

   そして、もう一本の「運命の饗宴」は一着の燕尾服が色々な人の手を経て、最後に案山子になってしまいます。出演している俳優の顔ぶれが凄いのでちょっと書き出すとシャルル・ボワイエ、リタ・ヘイワース、ヘンリー・フォンダ、ジンジャー・ロジャース、チャールズ・ロートン、エドワード・G・ロビンソン。

   昔は何と奥の深い映画を作ったのでしょう。どちらもDVD化されているので、是非、ご覧になって下さい。「舞踏会の手帖」の中で、マリー・ベルとルイ・ジューベがベルレーヌの詩を一緒に朗読するシーンがよくて、結局、最初から最後まで観てしまいます。ジュリアン・デュヴィヴィエ監督って凄いです。

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