無料ブログはココログ

« 大統領が信じたウソの情報 | トップページ | 必死に探したジャズのLP »

主語の助詞「は」と「が」

   森本順子著「日本語の謎を探る」(筑摩書房)によると、主語を示す助詞の「は」については、日本語の初心者クラスでは、意味のあることが伝達出来るようになるのを第一の目標に掲げることが多く、始めから細かい文法的知識を解説するよりは、文構造を備えた構文をもとに学習することが普通だそうです。

   例えば「わたしは美術の学生です」「友達はダンスが上手です」「さしみは食べますが、納豆は食べません」など。これを読むと細かい「は」の機能を説明しなくても、「○は○です」でどんな風に使うかが解り、直ぐに文章を作ることが出来ます。そして、もう一つ主語を示す助詞に「が」があります。

   その比較のために「これは、駅のロッカーのカギですよ」と「これが、駅のコインロッカーのカギですよ」の二つを比べてみて下さい。「は」を付けると、そこに一本のコインロッカーのカギがある場合で、「が」を付けると、複数のカギから、コインロッカーのカギを選んでいる場合で、微妙な違いが感じ取れるでしょう。

   また「は」を付ける文章は、これからこんなことについて話しますよという共通理解を求め、その後にそれについて新しいことを知らせます。そして「が」を付けるのは、新しいことを先に示し、その後にそれに付いての説明が続くのです。日本人は「は」と「が」の微妙な違いをいつの間にか自然に会得しています。

« 大統領が信じたウソの情報 | トップページ | 必死に探したジャズのLP »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 主語の助詞「は」と「が」:

« 大統領が信じたウソの情報 | トップページ | 必死に探したジャズのLP »