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江戸時代の漢字遊戯

   山本昌弘著「漢字遊び」(講談社)という本に江戸時代の漢字遊び、「字割り」と「字詰め」がありますので紹介します。「字割り」とは一つの漢字を二つ以上に分解して五七五に詠む遊びです。まず、初めにあげるのは《大将と 呼ばれて一人 はばがきき》、大が一人に分解されています。

   次に《味は未だ 口に入れぬで 知れぬなり》「未だ食べてないので味が解らない」は味が未と口に分解されているのが解ります。《漁師らは 水に向かいて 魚を取り》、漁の字はサンズイ、つまり、水と魚に分かれます。そして、《清浄な 水は青みて 底が見え》、江戸時代からこんな遊びがあったのですね。

   また「字詰め」は、逆に二つ以上の漢字を一つにしてしまう漢字遊びです。《雨のあと 路行く人は 露に濡れ》、つまり、雨と路を一緒にして露にしています。《門前に 耳をば立てて 聞くは誰(だれ)》、門の中に耳を入れて聞を作って一句詠むなんて、江戸時代の人も洒落ています。

   以上は昭和6年発刊の岩波書店の本からの引用のようですが、著者の山本昌弘さん自ら作った「字割り」の一句《粋人は 米を九十 回もかみ》、そして、「字詰め」の一句は《王の目で よく見て欲しい 現実を》、娯楽に乏しかった江戸時代の漢字遊技、あなたも傑作を一つ作ってみたらいかがでしょうか。

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