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「教育勅語」の話

   「週刊文春」3月30日号の池上彰さんの連載コラムは「教育勅語」の話です。いま話題の森友学園の系列幼稚園で、園児に暗唱させて問題になった「チンオモウニワガコウソコウソウクニヲハジムルコトコウエンニトクヲタツルコトシンコウナリ…」のことで、園児たちは、意味を理解していたとは到底思えません。

   池上さんはこの原文を紹介しているのでちょっと書き出してみましょう。「朕惟フニ我カ皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニ徳ヲ樹ツルコト深厚ナリ…」、更に現代語訳は「天皇の私が思うに我が皇室の先祖が国を初められたのは、はるか昔のことであり、築いた徳は深くて厚いものであります」。

   この「教育勅語」の正式名称は「教育に関する勅語」で「勅語」とは天皇の言葉という意味を持ち、明治23年(1890年)に明治天皇の勅語として発布されました。当時の山縣内閣は、国民の道徳心を育てる基本目標を定める必要があると考え、内閣法制局長官の井上毅などが中心になってまとめたのです。

   この中に「父母ニ考ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ…」、つまり、「父母に孝行し、兄弟は仲良く、夫婦は仲睦まじく、友達は互いに信じ合い…」という下りがありますが、この時代は今より、もっと殺人事件の発生比率は高かったとかで、どうやら「教育勅語」の効果があったとは思えないのです。

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