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ドビュッシーとラヴェル

   ピアニストの青柳いづみこさんは、文章もやたらに上手く、本をいっぱい出版されています。その中の一冊「モノ書きピアニストはお尻が痛い」(文藝春秋社)の中に「ドビュッシーとラヴェルの話」というタイトルの一文があり、この二人のフランスの作曲家のことをプロ・ピアニストの目で色々と書いてます。

   まず、この二人の作曲家の作風は素人目には非常に似てるように見えますが、ピアニストから見ると、ドビュッシーよりラヴェルの方が演奏効果があるのだそうです。従って、ラヴェルの方がお弾きドク、しかし、技術面ではラヴェルの方が難しく、ミス・タッチの可能性が大きいとか。

   でも、青柳さんはこう書いてます。《けれども、音楽的にはおそらくドビュッシー(月の光)のほうがはるかにむずかしい。ラヴェル(水の戯れ)の作品は技術的にきちんと弾けば自然に形になってしまうようなところがあるけれども、ドビュッシーはそうはいかない。…ドビュッシーは「量」的でラヴェルは「線」的である。

   ラヴェルのピアノ曲を弾くときは、音がはっきりするように指を曲げて弾く場合が多いだろうし、ドビュッシーを弾く場合は、逆に、あまり音がはっきりしすぎないように指を寝かせて使うことが多いだろう》と。今度、ドビュッシーとラヴェルを聴く時の少し参考になったような気がします。

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