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テニスのチャレンジシステム

   テニスの全仏オープン、錦織選手は第4回戦で世界12位のガスケ選手に敗れ、二年連続でベスト8に進出来ませんでした。この試合は深夜にWOWOWで放映したのを録画したのにニュースで先に結果を知ってしまい、第3セットと第4セットだけ観ましたが、最期は錦織選手の集中が切れた感じで凡ミスの連発。

   ところで、全仏オープンを観ていて「チャレンジシステム」を使ってないことに疑問を抱いた方が沢山いるようで、「ヤフー知恵袋」に質問がいっぱいきています。テニスに詳しい方ならよくご存知のことですが、全仏オープンはクレイコート、従って「チャレンジシステム」を使わないのは周知のことです。

   際どい判定に選手からクレームがあったら、審判が台から降りてボールの跡を見にいき、時に判定が覆ることもあります。でも、選手はお互いに納得していて、大きな問題が起きてないようだし、これはこれでいいのでしょう。しかし「チャレンジシステム」を見慣れているテニス・ファンには奇妙な光景です。

   「チャレンジシステム」は「フォークアイ」とも言われ、カメラ10台を使ってボールの軌跡を解析しています。開発はイギリスのポール・ホーキンス氏で、2001年9月に「ホーク・アイ・イノベーションズ社」が設立されましたが、ソニーが2011年3月に買収しています。つまり、日本もこのシステムに関係してるのです。

サーブミスが多い男子バレー

   オリンピックをかけた男子バレー、昨晩、中国戦を観ましたが、相変わらずサーブミスが異常に多いのにはもうびっくりです。石川選手など、6本続けて相手コートに入らず、それもすべてハンで捺したようにエンドを越してしまうのです。ところが本人はまったく悪びれずに平気な顔をしています。

   確かに男子バレーは相手の陣営を崩さないと勝てないので強いサーブを打つのは解りますが、あれほどミスが多いと、もう観てて興味半減。いくら強烈なスパイクを決めて点を取っても、サーブミスの方が目立ちあまり活躍してるように思えないのです。第一、サーブミスをしては連続得点が取れません。

   サーブミスの多さを気にしてるのは私だけではなく、ネットに嘆いている人が沢山います。ちょっと、この「ヤフー知恵袋」をご覧になって下さい。《監督が石川の機嫌を取って、サーブミスを放置してるのはダメですね、さっさとピンチサーバーを使うべき。このような姿勢がこれからも響くと思います》と。

   しかし、サーブミスの多いのは石川選手だけではありません。清水選手も柳田選手もミスの常連。たまに目の覚めるような強烈なサーブを決めても二度は続かず、すぐにまたサーブミスを連発します。監督は選手に《ミスをしても一向に構わないからこのまま気にしないで続けろ!》と指示してるのでしょうか。

小説家志望の小保方晴子さん

   最新の「婦人公論」に瀬戸内寂聴さんと小保方晴子さんとの対談記事があるのが報道されています。私は、先般、出版された小保方さんの著書「あの日」も読んでいませんし、今回の対談も「婦人公論」を買ってまで読むつもりはありませんが、「週刊文春」6月2日号にそのことが載ってました。

   その記事によると、そもそもこの対談は瀬戸内さんが「あの日」を読んで感銘し、「婦人公論」の連載誌面を使って小保方さんに「公開ラブレター」を送ったことでこの対談が実現したようです。この対談は社内では極秘案件として進められ、編集長と担当者以外には直前まで知らされなかったとか。

   対談は瀬戸内さんの住まいの京都嵐山の「寂庵」で行われ、二時間ほどの間に瀬戸内さんから「あなたはいつか必ず甦る。世の中の先頭に立つ日が必ず来ます」と力強い激励の言葉に小保方さんは涙を流すシーンもあったそうです。対談の内容は随所に「小保方節」が滲み出てるようです。

   小保方さんはプロの作家の瀬戸内さんから、手放しでその文才を褒め称えられ、しまいに「小説の書き方を教えて下さい」と教えを請う始末。「週刊文春」がこの話を自ら命を絶った笹井芳樹氏の奥さんにしたら、奥さんは苦笑まじりに《小説でも何でも、ご自分のお好なように……》と言ったそうです。

重装備のアメリカ大統領の車

  伊勢志摩で行われたサミットも、アメリカ大統領の広島訪問も、すべて何事もなくすんで本当によかったです。ところで、テレビを観ていて、恐らく誰も驚いたのはアメリカ大統領の専用車の凄さです。ネットにこの車を詳しく解説しているサイトがあるので、その記事をベースに紹介しますのでちょっとお読みになって下さい。

   まずこの車の通称は大統領の専用航空機の「エアフォース・ワン」にならって「キャデラック・ワン」(Cadillac One)、また「ビースト」(The Beast)と呼ばれることもあり、日本語に訳すと「野獣」で、その目茶苦茶に凄い重装備からきていて、ドアの厚さを写真で見て誰でもびっくりするに違いありません。

   何しろ、この車は少なくとも厚さ5インチの軍用レベルの装甲板に完全に覆われており、その素材には特殊鉄鋼やチタン、セラミックなどを使用しているといわれています。その強度は桁外れに凄く、爆発物やロケット弾が命中しても壊れないとのことで、恐らく戦車並みの強度と言っていいでしょう。

   ともかく、アメリカの大統領の乗る車なので、核のボタンはもちろんのこと、地球上どこでもネット通信、電話が利用できる最先端の暗号化衛星通信システムが装備されており、値段などは公表されていませんが、きっと目が飛び出るほどの値段です。もっと大統領の警備について知りたい方はこのサイトをご覧になって下さい。

楽しい映画のミスの発見

   昔、「映画のミスを発見する会」というのがあって、同好の士が集まり、DVDの早送りや巻き戻しを何回もくり返し、画面に飛んでもないシーンを発見して、みんなで「やったぁ」と抱き合って大喜びすると聞いたことがあります。もうそんな会は存在しないと思っていたら何とネットに映画のミスを集めたサイトがありました。

   そのタイトルは《「監督、気がついて!」ハリウッド映画のうっかりミス》で「ロード・オブ・ザ・リング」のガンダルフが、腕時計してるではないですか。よくもまぁこんな画面に気がつきましたね。また「プリティーウーマン」のビビアンが手に持っているものが、クロワッサンからパンケーキに変わっています。

   「ロード・オブ・ザ・リング」はDVDを持ってないので確認出来ませんが、「プリティーウーマン」はDVDを持っているので今度よく見てみましょう。かなり有名な映画で「映画のミスを発見する会」で知ったのは名作西部劇「シェーン」の中に米粒ほどの自動車が走っているというのです。

   馬に乗ったアラン・ラッドが最初に現れる場面を丹念に観ると発見出来るということなので、懸命に探しましたがいまだに確認していません。それを探しているうちに久し振りにこの映画が最初から最後まで観たくなり、そんなアラ探しするのを止めて観てしまいました。この有名な最期のシーンをご覧になって下さい。

初めてではない五輪疑惑

   2020年の東京五輪の招致をめぐって疑惑が浮上していますが、今朝の朝日新聞に過去の五輪招致に関する疑惑が載っていましたので紹介します。何といっても最大のスキャンダルは2002年の米国ソルトレーク冬季五輪でのこと。アメリカはアフリカや南米などの委員に金品を贈ってたのが判明しました。

   その結果、委員10人が追放や辞任に追い込まれる事態になったのです。この疑惑を調査している課程で浮上したのが1998年の長野冬季五輪の疑惑。長野は国際オリンピック委員会(IOC)対する料亭での接待や委員とその妻の京都観光の経費を負担しています。また、サマランチ氏に日本刀(200万円相当)を贈呈。

   しかし、「会計帳簿が焼却された」などの理由で調査はうやむやになってしまいました。きっと金額の規模が大きくなかったので、不問になったのですね。でもIOCはこれを契機に立候補都市への委員の訪問を禁じるなどの対策を打ち出しました。何しろ、大きな金額が動く五輪開催の舞台裏は色々とありそうです。

   ところで、現在、フランスの検察が調べている日本が振り込んだ2億円以上のお金、日本のオリンピック委員会は違法性はまったくないと、弁護士を中心とした調査チームを立ち上げましたが、果たして結論はどうなるのでしょうか。いずれにしても、これから別の都市を検討するのはいささか無理そうです。

名シーンを作る脚本家の腕

   テレビドラマの名セリフを集めた「名セリフどろぼう」という本面白いです。著者は読売新聞の看板コラム「編集手帳」の執筆者で有名な竹内政明氏。放映された沢山のドラマの中からよくぞ取り出したと驚くばかりです。顔を出してる作家や脚本家は、鎌田敏夫、倉本聡、水木洋子、向田邦子、山田太一など凄い方ばかり。

   その方々の脚本を書く時の裏話が面白いです。例えば倉本聡氏は作中人物に名前をつける際の重要な条件として「字画」を挙げています。小説と違って脚本はセリフごとに誰がしゃべったかを記さねばなりません。パソコンやワープロが無かった時代は、一々長い名前を何回も書くのはそれだけで重労働です。

   倉本聡氏と言えば、この本に出てこないのは残念ですが、何と言っても映画「駅 STATION」の中の居酒屋での健さんと倍賞千恵子のシーンが印象に残っています。暮も押し迫った12月30日、健さんは帰郷の船がシケで欠航になった手持ちぶさたで倍賞千恵子の経営する居酒屋「桐子」にぶらっと入ってきます。

   カウンターの端には小さなテレビが置いてあって、歌謡番組が小さな音で鳴っています。やがて、画面に出てきたのは八代亜紀の「舟歌」、倍賞はテレビの前に飛んでいって「この歌好きなんだぁ」と言いながら小さな声で口ずさみます。この本読んでいたら、日本映画史に残るこの名シーンの事を書きたくなってしまいました。

蜷川幸雄氏の強烈な演技指導

   「週刊文春」5月26日号に他界された演出家、蜷川幸雄氏の暴言録が載っていました。蜷川氏の灰皿投げは有名ですが、椅子やスリッパ、挙げ句の果てにハンバーガーまで投げたそうですから驚きます。また、演技指導の言葉や行動も類を見ない凄さで、愛弟子の藤原竜也さんがこんな弔辞を読んでいます。

   《五月十一日、病室でお会いした時間が、最期になってしまうとは。改めて独り「ハムレット」の稽古の録音テープを聞き返してみました。恐ろしいほどのダメ出しの数でした。瞬間にして心が折れました》と。ともかく、蜷川氏の強烈な言葉の洗礼や指導を受けた俳優は数限りなくいっぱいいます。

   19歳の無名時代に舞台「血の婚礼」の主役に抜擢された女優の寺島しのぶさんは、灰皿と靴を投げつけられ《お前はブスだから、誰もが黙る演技力を身につけろ》と言われたそうです。当時の寺島さんは母の富司純子さんとの美貌の差に悩んでいて、演技向上のために最も気にしていることに突っ込んできたのです。

   また、蜷川氏が見いだした最期の新人と言われ、19歳で舞台「身毒丸」の主役に起用された矢野聖人さんは《痛みを表す演技が全然駄目だからと僕の髪を引っ張ったり、つねったりされて「これが痛みだ」と教えられた》そうです。恐らく二度と現れない強烈な個性の演出家蜷川幸雄氏のご冥福を心から祈ります。

少し光の「横浜ベイスターズ」

   「横浜DeNAベイスターズ」が4月11日以来の最下位を脱出し、ヤクルト・ファンには悪いけどすっかり嬉しくなり、今日はしばらく避けていたプロ野球のことを書きます。何しろ例年のベイスターズはリードしていても、結局、終盤近くに点を取られて負けるパターンが多く防御率は最悪でした。

   ところが今年のベイスターズの防御率は何と3.13。これは、セパ12球団のトップで、逆にチーム打率の0.238は12球団の最下位です。つまり、打率と防御率がすっかり逆転してしまい投手力がいいので、もし打つ方が昨年並みになったらもっと成績が上がるのではないかと思ってました。

   それが、昨日のベイスターズは16安打で11点も取り(昨日だけでも嬉しい!)、開幕以来ずっと打撃低調だったロペスが珍しくも4-3です。今朝の「日刊スポーツ」にラミレス監督の「すべての攻撃が最初からうまくいった。順位も一つ上げてグレートなフィーリング」と興奮気味の談話が出てました。

   また、猛打賞のロペス選手が「ボールがよく見えている。チームの雰囲気がすごくいい」と言ってるし、主将の筒香選手も「シーズンはここからがヤマ場、一戦一戦やるだけです」と語っていますが、何だか、野球を観る楽しみが出てきました。どうか今年は何としても最下位だけは脱出して欲しいです。

石川啄木と「ローマ字」の日記

   新聞は今まで聞いたことが無いような情報を提供してくれます。一昨日の朝日新聞朝刊に2012年に日本国籍を取得しているコロンビア大学名誉教授ドナルド・キーンさんのインタビュー記事があり《東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて蟹とたはむる》で有名な石川啄木のことを語っています。

   それによると、啄木は長年にわたり詳細な日記をつけていて、中でも特に傑作なのは1909年4月から6月にかけて書き綴っていた「ローマ字」の日記だというのです。それでは何で啄木がローマ字で書いたかというと《予は妻を愛している。だからこそ日記を妻に読ませたくない》からなのです。

   つまり、啄木は奥さんに知られたくない「売春宿」通いの秘密を赤裸々に書いていて、ローマ字で書いておけば奥さんに解らないと思ったのでしょう。啄木はこの日記を書いた三年ほど後に他界していますが、友人に自分が死んだらこの日記は焼いてしまうように頼んでいたそうですから驚きます。

   キーンさんは《日記はとてもいい紙が使われている。字はとてもきれいで、心のどこかに、この日記はいつか誰かに読まれるべきものだという気持ちがあったのではないでしょうか》と語っています。別に石川啄木のファンではない私は「ヘー!」と言った程度の驚きですが、この情報は啄木の好きな人には悪いことをしました。

驚く強制的にOSの変更

   ウインドウズ7や8のパソコンを使っている方はよくご存知のことですが、このところずっと「無償でウインドウズ10へのグレードアップをお奨めします」が画面に出ます。しかし、使い馴れて、非常に性能のいいウィンドウズ7をよく解らない10に切り替える意志はまったくなく無視し続けてきました。

   それが昨日、驚くべきことが起きたのです。何と突然、勝手にグレードアップを始め画面に6%と出るではないですか。ともかく、新しいOSに変えることが苦手な私は何としてもそれを阻止しなければなりません。ところが画面に×が無いので、強制的に中止するためには危険を覚悟で電源を切るしかないのです。

   そして、恐る恐るパソコンを立ち上げたら「元のウインドウズに修復しています」のコメントと共にウィンドウズ7で使えるようになりほっとしています。昔からお世話になっているマイクロソフトさんの言うことを聞いてあげるのはやぶさかでは無いのですが、馴れたOSから離れたくない私の対応は仕方ないでしょう。

   そこで、ネットを見たら《あなたのパソコンがWindows10に自動で強制的にアップグレードされるかも。自動更新スケジュールの確認方法と無効化する方法》というサイトを発見しました。マイクロソフトが何でこうまでしてウィンドウズ10にしたいのかよく解りませんが、強制的なグレードアップだけは止めて欲しいです。

銀行取引に印鑑不要の時代

   今朝の朝日新聞で、りそな銀行が三年後を目処に、口座開設などの手続きで、印鑑を捺すのを原則として取り止めることを知りました。この動きは他行にもあり、いずれすべての金融機関から印鑑が消える日が遠くなさそうです。何しろ、銀行取引に印鑑か無くなるなんて画期的な出来事と言っていいでしょう。

   りそな銀行の社長は《(印鑑をなくせば)業務は180度変わる。印鑑をなくせば紙も減る。紙が減れば事務処理のスピードも上がる》と話していますが、明治時代から続いているシステムの変更に思い切って手をつけたのです。ともかく、行政への手続上不可欠の場合を除いて印鑑は不要です。

   りそな銀行では、昨秋以降、一部の支店で試験的に印鑑なしで口座を開設出来るようにしてきたのが、安全面に特段の問題がないと確認出来たことから、2019年3月までに全400支店に広げる方針が固まったようです。すでに口座を持っている預金者も希望すれば印鑑なしに切り替えられるとか。

   確かに預金を下ろすのはカードで暗証番号を入れるだけで、窓口で「預金引出票」に印鑑を捺して引き出す人は皆無と言っていいでしょう。つまり、形骸化してるシステムを変えるのは当然で、お金に関係のない業務でも、これからは次第に印鑑を使わないようになっていくかも知れません。

映画評論家の蓮實重彦氏

    《何だかわからないけど面白いというものが世の中にはある。…》は昨日の「天声人語」の書き出しで、今回、三島由紀夫賞を受賞した蓮實重彦氏の記者会見のことを言ってます。私も朝日新聞で小説「伯爵夫人」にこの賞を受賞して《まったく喜んでおりません。はた迷惑な話だと思っています》を読みました。

   ともかく、この賞は新鋭作家に贈られる賞なのに蓮實氏は80歳、フランス文学者で元東大学長の蓮實氏は沢山の本を出版されていますが、小説は三作目。恐らく賞を贈る方はそれに対して選んだと思われますが、蓮實氏は「80歳にこのような賞を与えるとは日本文化にとって嘆かわしい」と怒っています。

   そんなにイヤなら受賞を辞退すればよさそうなものですが、蓮實氏は「その質問にはお答えしません」と言ってます。「天声人語」は《サービス精神のかけらもなく大人げない気もするが、一方で新鮮にも聞こえ、思うにそれは、最近どこでも求められる「わかりやすさ」の対極にあるからではないか》と書いてます。

   つまり、蓮實重彦氏らしさがモロに出た出来事と言っていいかも知れません。蓮實重彦氏と言えば、文学者よりも映画評論家としてに親しみを覚え、蓮實氏が淀川長治氏、山田宏一氏の三人で映画を縦横無尽に語ってる対談集「映画千夜一夜」(中央公論社)という超分厚い本をまた最初から最後まで読みたくなりました。

とても信じられないような話

  「週刊文春」5月19日号で《金正恩が暴露本を書いた料理人を処刑しない理由》という記事を読みました。その料理人とは藤本健二氏で、故金正日総書記の料理人で知られ、金一族の放埒な生活ぶりを詳細に伝える暴露本を出版した人物です。何しろ、テレビに何度も出ているのでご覧になった方は沢山おられるでしょう。

   私もテレビで絶対機密と思われるような事をペラペラしゃべっているのを聞いてびっくりした覚えがあります。どうやら藤本氏はバスケット選手デニス・ロッドマンと共に金正恩第一書記の親友のようで、4月のはじめに藤本氏に国際電話が入り4月15日の太陽節(金日成誕生日)に招待されてます。

   藤本氏は、急遽、北朝鮮に飛び4月12日には平壌市内の別荘で金正恩第一書記と夕食を共にし、その席には妹の予正氏や党書記もいたというから凄いです。その後、藤本氏は北京経由で帰国してメディアにその席で金正恩が語ったこんなことまで言っているには驚くばかりです。

   「米国と仲良くしたいが、うまくいかない。仕方がないので、ミサイルを撃ったり、核実験をしたりしている」と。ある情報関係者の話では、自分を裏切った男をなぜ正恩氏がここまで心を許しているかと言うと「おそらく、寂しいのだろう」と言ってるそうですが、何だかとても信じられないような話です。

約50億年先に「太陽」の寿命

   我々生物がこれなくしては生きていけない「太陽」について考えるのは無意味なことではないでしょう。まず、我々にエネルギーを与え続けている太陽と地球の距離は約1億5000万キロメートル。では、太陽はどのくらい大きいかというと、直径は約140万キロメートルで地球の約109倍あります。

   太陽の円周で考えると、太陽の回りに地球を置いたら何と343個も並べることが出来るとてつもない大きさです。太陽の表面温度は6000度で、中心温度は約1500万度もあり、その中心核では水素がヘリウムに変わる核融合反応を起こしていて、毎秒、5億6400万トンの水素が燃えています。

   その結果、太陽が生んでるエネルギーは、広島に投下された原子爆弾の約5兆倍もあるそうで、このとてつもない大きさのエネルギーに支えられて、地球の全生物は生存を続けていけるのです。しかし、どんなものにも寿命というものがあり、約50億年先には水素ガスが燃え尽きてすべてヘリウムになってしまいます。

   こうなったら、当然、太陽はエネルギーを出さなくなり、地球終焉の時と言っていいでしょう。この最期の時はまだ50億年も先なので、心配するのは無駄と思う方は太陽の寿命など頭から消した方がいいかも知れません。ともかく、燃え尽きた太陽は「余熱で光る白色惑星」というタイプの星になるのだそうです。

ベートーヴェンのデートの話

   音楽評論家の武川寛海さんが書いた「音楽史とっておきの話」(音楽之友社)には実に面白いエピソードがいっぱい載ってます。ところで、武川寛海さんはどんな人物かというと、一時、有名だった音楽グループ「ゴダイゴ」のヴォーカル、タケカワユキヒデさんのお父さんで、東大文学部美術科を卒業しています。

   ともかく、この本には何でそんなことが記録に残ってるのかびっくりするようなことが沢山書いてあります。例えばベートーヴェンがフランス軍に占領されたウイーンから離れる前に恋人のジュリエッタとデートしたとされている「プラター公園の別れ」のことが書いてあるので紹介します。

   ベートーヴェンが長いこと公園で待っていたのに彼女は中々現れずにやきもきしていたが、最期の瞬間に彼女は姿をみせ、この思い出のためにベートーヴェンは「月光」ソナタを作曲したというのが巷説になっています。ところが、当時、プラター公園の周辺はナポレオンの兵士でいっぱいだったというのです。

   その中で、ベートーヴェンと妙齢の女性が会ってロマンチックな会話を交わすなどあり得ない話で「プラター公園の別れ」は誰かが作ったウソだというのです。それにしても、「月光」ソナタには話を美化してみたい誘惑があると話を結んでいます。まさか「プラター公園の別れ」が作り話だったとは驚きです。

頼朝と義経と静御前

   つい最近アップした「義経とジンギスカンの同一説」、このところ何だかやたらにアクセスが多く嬉しいです。この話の真偽は明確ではありませんが、あれほど源氏のために尽くしながら、お母さんが違う兄頼朝とうまくいかなかった不運の武将というイメージが定着してるのが人気が高い所以でしょう。

   ところで、今日はこの義経の側室と言われている静御前との関係にスポットを当てるとにします。「吾妻鏡」によると、源平合戦後、兄頼朝と対立した義経の一行は、京都を落ち、船に乗って九州に向かいます。その中に、当然、静御前もいましたが、船は台風に遭遇して陸に戻されます。

   義経と静御前は離れ離れになり、静御前は吉野山の周辺を彷徨っている時に山僧に捕らえられて京都の北条時政に引き渡され、そして、鎌倉にいる頼朝の元に送られます。その時、静御前は「吉野山 峰の白雪 ふみわけて 入りにし人の 跡ぞ恋しき」と義経を思う歌を詠み頼朝を激怒させたことは有名です。

   しかし、頼朝の奥さんの北条政子が「私が御前の立場であっても、このように謡うでしょう」と取り成して静御前の命を助けたことが「吾妻鏡」に載ってるそうです。また、静御前は頼朝に鶴岡八幡宮社前で踊ることを命じられ、泣きながら踊ったとか。ともかく、頼朝と義経の関係は最悪だったのです。

新たな問題が出た「東京五輪」

   いやはや、世の中、裏で何が起きてるか解りません。昨日の「日刊ゲンダイ」の《英紙が報じたIOC委員への賄賂疑惑 日本から2億円振り込みが明らかに》という記事を読みました。それによると、どうやら日本は2020年の東京オリンピック開催に絡み、関係者にお金を振り込んでいるのが解ったのです。

   これは、フランスの司法当局が、ディアク前国際陸連会長のドーピング隠蔽をめぐる汚職事件を捜査中に発見されたもので2013年7月と10月の2回、「東京五輪招致」の名目で日本の銀行から280万シンガポールドル(約2億2300万円)が前会長側に振り込まれているというのです。

   これを受けて、日本オリンピック委員長の竹田恒和会長は「我々はフェアに招致活動をしたので問題ない」と賄賂を否定しているようですが、ここまで、金銭の授受が明らかになった以上、日本人のみならず、世界中の人に日本はお金で「五輪開催」を買ったと思われても仕方ないでしょう。

   ともかく、今回のオリンピックについては、まず新国立競技場の設計問題にはじまり、次にエンブレムの盗作問題、挙げ句の果てが、設計計画の上で聖火台の設置をうっかりしていたなど驚くべきことばかり。そして、今回、お金を振り込んだことが明るみになっても「五輪開催」は予定通りで大丈夫なのでしょうか。

133年目の優勝と岡崎選手

   サッカー・イングランドのプレミアリーグで、岡崎慎司選手が所属する「レスター」が、何と133年目にして初めてリーグ優勝を成し遂げたことくらい嬉しいニュースはありません。「週刊文春」5月19日号によると、今期、開幕前にイギリスのブックメイカーが付けたオッズはなんと5001倍だったのです。

   何しろ「レスター」は過去リーグ8位が最高のクラブで、昨季はリーグ14位、今季もリーグが始まる前の予想は降格候補の筆頭格だったのです。岡崎選手は昨季までドイツの「マインツ」に所属していましたが、自らの経験値を高めるために「控えになってもかまわない」と、今季、「レスター」に移籍したばかりです。

   一時は点が取れずにレギュラーから外れたこともありましたが、豊富な運動量と労を厭わないプレーがラニエリ監督の目に留まり、シーズン後半にはレギュラーに定着。そして、優勝を口にしなかった岡崎選手が、あと一勝で優勝が決まる段階で、はじめて日本の友人に「優勝したいな」とメールを送っています。

   岡崎選手は二人の息子さんがいて、長男の小学校入学に合わせて昨年の四月に家族は日本に帰国しています。従って「レスター」に移籍した当時は単身赴任状態だったのですが、家族も岡崎選手の希望を受け入れ今年の1月に渡英。もしかしたら、「レスター」の初優勝はこのお陰かも知れません。

心休まる「レクイエム」の魅力

   別にクリスチャンではないのに「レクイエム」がこよなく好きで、有名な作曲家の作品はほとんど持っていると言って過言ではないでしょう。今日は有名な「レクイエム」をちょっと書き並べます。数ある「レクイエム」の中で最もよく知られているのはモーツアルトの「レクイエム」。(カラヤンの全曲を時間がある時に是非)

   モーツアルトは謎の人物に作曲を依頼され、未完成のうちに他界してしまい、モーツアルトの弟子が作風を真似て完成したのは有名な話です。次に、私が好きなのはベルリオーズの「レクイエム」、続いて、ドボルザークの「レクイエム」、ヴェルディの「レクイエム」も実にいい旋律です。

   次にグノーの「レクイエム」、ドニゼッティの「レクイエム」もいいです。また、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」も何度聴いてるか解りません。そして、ベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」も「第九」と双璧と言っていいほど素晴らしい曲です。あと、ケルビーニの「レクイエム」も時々聴きます。

   そして、トリを飾って挙げたいのが何といってもフォーレの「レクイエム」(全曲のYouTube)。何しろこの世のものとは思えない美しいメロディが延々と続きます。この曲を聴くには私としてはクリュイタンス指揮パリ音楽院管弦楽団の演奏がベストです。ともかく、どの「レクイエム」を聴いてもいつも心が安まります。

「チェット・ベイカー」の映画

   チェット・ベイカーのお好きなジャズ・ファンはいっぱいおられるでしょう。昨日、ネットでチェット・ベイカーに関する耳寄りな情報を入手しましたので紹介します。昨年、開催された第28回東京国際映画祭で、チェット・ベイカーの苦闘の時代を描いた映画「ボーン・トゥ・ビー・ブルー」が上映されたというのです。

      そして、今年の秋の音楽祭でも上映されるようで、監督はロバート・バドローでチェット・ベイカーに扮する俳優はイーサン・ホーク。この俳優は映画「恋人までの距離(原題「ビフォア・サンライズ」や「ビフォア・サンセット」で非常に印象に残っている俳優で、それだけでも胸がトキメキます。

   イーサン・ホークはチェット・ベイカーのヴォーカルの部分は吹き替えなしで、実際に歌っているそうですからかなり意欲的です。ともかく、チェット・ベイカーの苦闘の時代を描いていて、ドラッグに依存し、暴行されて前歯を失い、どん底に落ちたチェットが再生を目指す姿を、イーサン・ホークが見事に演じているとか。

   チェット・ベイカーの映像は歳を取ってからのDVDを一枚持っているのですが、あまりにもイメージを壊すので一度観ただけで押し入れの奥にしまい込んでしまいました。今回の映画もどうしても観たいような観たくないような複雑な心境ですが、昔、私をジャズの世界に引きずり込んだ張本人では観ざるを得ないでしょう。

価値ある「マーフィーの法則」

   「マーフィーの法則」というのをご存知でしょうか。この法則は、アメリカ空軍のエドワード・マーフィー大尉が提案した《何か間違いが起こるような要因が内在している場合、それはいつか必ず表面化する「Everything that can possibly go wrong will go wrong」》というものであらゆる分野に適用可能です。

   早い話が「起こりうるなら、それは必ず起こる」のです。誰でも多くの失敗を犯しながら人生を歩んでいます。それは日常の些細なことから、一生を左右するようなことまで様々です。このような失敗には必ず誘因があり、いつかはそれが顕在化することが秘められていて、どうしても起こってしまうのです。

   そもそも、この法則は1940年にアメリカ、オハイオ州の空軍基地に勤めていたマーフィー大尉が、同僚の度重なるミスによって開発中の機械が絶えず故障を起こすことに腹をを立ててこの名言を吐いたと言われています。当初、計算機科学の分野で知られていたものが、やがてシステム開発で重視され始めました。

   ともかく、人間が作ったものはまったく完全なものは無く、必ず何らかの欠陥や弱点が内在しています。それらの「最悪の事態を想定し、大変な事態にならないように対策を立てること」が「マーフイーの法則」の価値なのです。この法則の適用は科学の分野だけでは無いのは言うまでもありません。

謎の浮世絵師「東洲斎写楽」

   江戸時代の寛政6年(1794年)5月から翌年の寛政7年(1795年)3月にかけての約10か月間に、145点の作品を画き、忽然と姿を消した「東洲斎写楽」のことを書きます。ともかく、当時、歌舞伎役者を描いた浮世絵は売れに売れ、一大ブームとなりました。つまり、役者のファンが買い集めたのです。

   しかし、今でこそ、写楽の評価は世界中に認められ、世界三大肖像画家の一人と言われていますが、最初、写楽の絵はあまり人気がありませんでした。役者のブロマイドとして浮世絵を買うファン心理として、少々美化されていた方が嬉しかったはずです。当然、写楽の絵はばっちり決まっていました。

   ところが、写楽の絵は役者のよいところも悪いところも、リアルに誇張して描いたため、逆にファンの購買意欲を削ぎ、また、役者本人にとっても最初は不評だったのです。でも、次第に人気が出て、この10ヶ月の間にベストセラー作家の仲間入りを果たした途端、いずこかに消えてしまいました。

   ともかく、本名も生年も没年も明確に解っていないので、もしかしたら、写楽はほかの浮世絵師のもう一つのペンネームではないかと噂されてきたのです。だが、現在では阿波蜂須加藩(現在の徳島県)の能役者斉藤十郎兵衛だとする説で落ち着いているのだそうです。「東洲斎写楽」の浮世絵をじっくりご覧になって下さい。

カラヤン信奉者にお勧めの本

   過激なタイトルで、一体、何を書いているんだろうかと、かねてから気になっていた宮下誠著「カラヤンがクラシックを殺した」を古本屋で見つけ、直ぐに買いました。まず、冒頭に書いてあるのは《本書は故意にカラヤンの音楽を貶めようとして書かれたものではない。私はカラヤンの音楽を、これまで多く聴いてきた。

   ……しかし、カラヤンに代表される価値観、資本主義的競争原理における勝者の立場の影響力の大きさ、それに対する知的反省の欠如、私はこれらに対しての極めて明確に否定的立場に立たざるを得ない。読者にあっては上記のような私の立場をご理解の上、本書を通読していただきたい》。

   何のことはなく、宮下さんはカラヤンの音楽がとて好きなのです。私のようにカラヤンの音楽は美しいとは思いますが、熱狂的なファンではない者がこのままこの本を読み続けたら、音楽そのものへの考え方に混乱を招くような気がしてきました。つまり、カラヤン信奉者ではない者には向いていないのです。

   それに宮下さんはこう書いています。《「大衆」には理解しがたい知性と、そこに生まれる緊張に敢えて瞑目し、それどころか、その存在を隠蔽し、平板で誰にでも受け入れ易い一つのスタンダードを作ってしまった。……カラヤンは断罪されなければならない》と。折角買った本なのに読むのを止めることにしました。

義経とジンギスカンの同一説

   義経は源氏のために懸命に働き、一ノ谷、屋島、壇ノ浦の合戦で平氏を滅ぼし、最大の功労者となりました。ところが、その後、頼朝の許可を得ることなく官位を受けたことや、平氏との戦いにおける独断専行などによって頼朝の怒りを買い、追いつめられて平泉で自刃したことは歴史上の定説になっています。

   しかし、この時、自らの命を絶ったのは義経の替え玉で、本物の義経は衣川を脱出し、蝦夷(エゾ)、つまり現在の北海道まで逃れたのち、部下たちと共に大陸へと渡り、自らをジンギスカンと名乗り、モンゴル民族を従えて次々と諸国を征服し、蒙古帝国を打ち建てたという説がずっとあるのです。

   この説の信奉者が主張する義経とジンギスカンが同一人物である事の根拠が幾つかあって、まず、義経の生まれた年は1159年と明確ですが、ジンギスカンの生まれた年は、ちゃんとした記録が残っていないため、はっきりしていません。でも、学者の研究によると1158年~1162年とされていてほぼ同じです。

   そして、義経が殺されたとされているのは1189年で、ジンギスカンが歴史上に登場しているのは1193年~1194年ですからこの二人が同一人物だと仮定しても矛盾していないのです。また、水戸光圀の編纂した「大日本史」にも、義経は衣川で死なず蝦夷へ逃れたと書いてあるとかで、果たして真実はどうなのでしょうか?

「王様と私」の最終公演の話

   新刊本の本屋で、かなり前に他界した映画評論家淀川長治氏と黒柳徹子さんの対談集「人生おもしろ談議」という本を見つけました。恐らく、相当以前に発刊した本の再刊であろうと思いながら、奥付を見てみたら、何とまだ数ヶ月前の2016年1月20日に初版発行されたものではないですか。

   黒柳さんが映画や舞台に詳しいことを知っている私はきっと面白い話題を聞き出しているに違いないと、早速、買って読んでみました。この対談についてはほんの少ししか書けませんが、私が興味があったのはユル・ブリンナーの「王様と私」のサヨナラ公演の話。淀川さんも黒柳さんも二人とも最期の舞台を観ています。

   黒柳さんはこう語っています。《カーテンコールのとき、真っ赤な上下の王様の衣装で、中央の階段から、ゆっくり降りていらっしゃいました。オーケストラが「蛍の光」を演奏しました。彼は中央に立つと、大きく両手を上げて、客席を見てにっこり笑いました。お客様のすすり泣きが聞こえました。

   それから、ブリンナーさんは後に一列に並んでいるダンサーの中にいた奥様の手をとって二人で階段の向こうに消えました。そして、幕が閉じました》。がんの末期だったユル・ブリンナーの4625回目の公演で、淀川さんも黒柳さんも、そんな歴史的舞台をご覧になっているとは何と幸せなことでしょう。

福原愛ちゃんの恋愛の波紋

   卓球の福原愛ちゃんに恋愛の話が生じたのをご存知の方は沢山おられるでしょう。それについて「週刊新潮」ゴールデンウィーク特大号に《「福原愛」が台湾選手に惚れて困った収入格差と中国人ブーイング》という見出しの記事を発見しましたので、読んでない方のために紹介します。

   そもそも愛ちゃんの恋の相手は同業者の台湾の27歳の卓球選手で、江宏傑(ジャン・ホンジェ)選手です。台湾のスポーツライターによると、身長は180センチ、台湾の人気トーク番組の司会者から、直々に芸能界入りを打診されたこともあるイケメンだそうで、現地メディアの取材に彼はこう語っています。

   「僕も愛ちゃんも卓球選手で共通の話題が多いから、お互いの気持ちを理解しやすかった。自然と一緒になった感じです」と。しかし、長年、福原を取材してきたジャーナリストが、正直なところ、世界ランキング6位の福原と、72位のジャン選手では実力が雲泥で、収入に格段の差があるというのです。

   国際恋愛に燃える愛ちゃんにとって、収入の格差は些細な問題かもしれませんが、それ以上に深刻なのは、相手が台湾人だったことで、巻き起こった中国人からのブーイング。中国ではアイドル並の人気を誇る愛ちゃんは、このことにまったく気にしないのでしょうか。何だかこれからの展開が気になります。

大満足の映画「白い巨塔」

   昨日、午前10時から2時間半、WOWOWで放映された山崎豊子原作の映画「白い巨塔」を家内と一緒にじっくり観ました。この映画は5月のWOWOW番組表が自宅に送られてきた時から待っていた作品で、山本薩夫監督が演技に定評のある俳優を何人も集め渾身の力をふりしぼって作った映画と言っていいでしょう。

   ちょっと、出演している俳優を書き出すと、主演は言うまでもなく田宮二郎、そして、東野英治郎、田村高廣、小沢栄太郎、船越英二、滝沢修、藤村志保、小川真由美、岸輝子、加藤嘉、清水将夫、加藤武などの人達。病院内部の抗争を巧みな演出によって描いていて、2時間半をまったく飽きさせません。

   私としての難点が幾つかあって、中でも驚いたのは手術場面で、いくらモノクロとはいえリアル過ぎて、グロテスクが苦手な私はちょっと眼を覆いたくなりました。でも、そんなことはどうでも良くなるくらいに田宮二郎の存在感は傑出していて、こんないい俳優を失った映画界の嘆きが聞こえるようです。

   それにしても、この映画を観て改めて山崎豊子の筆の力の凄さを感じ、このような男社会を迫力充分に描いています。恐らく、橋本忍のシナリオも大いに寄与しているのは間違いなく、前から観たいと思っていた映画を観て、大満足のゴールデンウィークの一日でした。こんな映画を放映するWOWOWに感謝です。

日本が核兵器を持つ可能性

   「週刊文春」ゴールデンウイーク特大号の池上彰氏と外交官で作家の佐藤優氏の対談には鳥肌が立ちました。何しろ、3月18日の参議員予算委員会で、民主党議員の質問に答えて、横畠祐介内閣法制局長官が《憲法上、あらゆる種類の核兵器の使用がおよそ禁止されているという風には考えていない》と答弁したのです。

   更に政府は4月1日の閣議で《憲法九条は一切の核兵器の保有および使用を禁止しているわけではない》という考え方を固めたのです。これでは、世界からみれば「やはり日本は核武装を考えているのか」と思われる、大変に大きな踏み込みで、それに日本にはプルトニュウムが48トンもあるのだそうです。

   これは原爆が何千発も作れる分量で、二人の会話にはどうしてこんな大量のプルトニュウムが日本にあるのかの経緯が少しも出てきませんが、何だか恐ろしい話ですね。佐藤氏曰く「だから、日本が核兵器を持つと決めたら二年以内に持てるのです」と。どうやら、日本の技術力は問題なさそうです。

   池上氏は《自衛のための必要最小限度の核兵器を持つことは憲法上許されることだけれども、日本は非核三原則においてはっきり「持たない」という選択をしている。これは岸信介内閣以来の方針だったのですね。逆に言うと、非核三原則を止めますという方針を立てればいつでも核兵器が持てるのです》と。何だか怖いです。

自分が住んでる区の交響楽団

   豊島区から練馬区に引っ越して約25年も経過しているのに、昨日、朝日新聞の折り込み広告に入っていた「ねりま区報」を見て、地元に「練馬交響楽団」が存在するのを不覚にも今頃知りました。そのちらしは7月10日(日)午後2時から第63回定期演奏会が開催される報せで、指揮者は金洪才氏です。

   そして、曲目はリヒャルト・シュトラウスの交響詩「ドン・ファン」やブラームスの交響曲第3番ヘ長調などで入場料は全席自由の1000円。指揮者の金洪才氏をネットで調べてみたら、1954年10月に兵庫県伊丹市で生まれた61歳の韓国人で、桐朋学園大学で指揮を小澤征爾氏、秋山和慶氏に習っています。

   また、この交響楽団のメンバーの資格は、練馬区在住または在勤(在学)の15歳以上(中学生を除く)の音楽愛好家で、オーケストラで演奏できる技術のある人(オーディション有り!)で、かつ毎週金曜日午後7時からの練習に参加できる方となっている完全なアマチュアの交響楽団です。

   ともかく、音楽が好きな人間にとって、自分が住んでいる区がたとえアマチュアであっても交響楽団を持っているとは何だか嬉しい限りで、早速、チケットを買って家内と行ってお手並みを拝見してこようと思っています。何しろ、63回も定期演奏会が続いている交響楽団が悪いはずはないと今からワクワクしています。

博打好きだったモーツアルト

   モーツアルトが下品なジョークが好きだったことは前に書きましたが、もう一つ、彼には博打好きという致命的な側面があったことをある本で知りました。同僚の指揮者が語っていたところによると、モーツアルトの好きな賭け事はトランプとビリヤード、しかし、ビリヤードの腕前は最低だったようです。

   それでも、モーツアルトは夜ごとに金の続く限り、高額の掛け金を積んでプレイに興じていたとか。従って負けることが多く、借金を申し込まれた知人や友人も、偉大な音楽家の名誉のために口をつぐんでお金を貸していたようです。ともかく、通説では、モーツアルの収入は極めて少なかったとされています。

   ところが、通説に反して、実際のモーツアルトの収入は当時としては破格のもので、宮廷から受け取る給料のほかに、個人的なピアノのレッスン料に加え、コンサートの出演料もあり、医者の年収に近い収入を得ていたことが知られています。それが、みんな博打で消えていたとは何だか悲しいです。

   それに、奥さんのコンスタンツェはかなりの浪費家だったのも真実のようで、あれほどの素晴らしい業績を残しながら、お金に苦しめられた生涯だったようです。映画「アマデウス」のように無縁墓地に投げ込まれたわけではないようですが、貧民墓地に葬られたのは事実のようです。モーツアルトの博打好きは意外です。

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