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絶妙な構図と独特の色彩の絵

   昔、銀座の「日動画廊」で、展示されている中に私が好きなタイプの絵を発見し、何度も観に行った覚えがあります。その画家の名前は松井ヨシアキさん。パリの街の風景、物体、人物を描いている絵が多く、構図と色彩のタッチが独特で、見れば見るほど引き込まれ、いくら長時間観ていてもまったく飽きません。

   と言って気軽に買える値段でもなく、また、無理して購入しても、その絵を飾るにふさわしい場所もないので、せめて、画集だけ買って時々眺めています。ちょっと、銀座の「金井画廊」のホームページをご覧になって下さい。どうです、「売却済」のものもありますが、思わず眼を凝らしてしまう絵ばかりでしょう。

   まず、一番左上の「サンジェルマン」をマウスで左クリックして拡大してみて下さい。灰色を基調にしている中に、左の女性の水色のコートが利いてます。次にその隣の「再会」は、二人の表情に漂う何とも言えない哀愁感。また「ベース」も「ギター」もこの楽器の特色がよく出ていてジャズが好きな私には堪りません。

   そして「パリのチェロ弾き」は、チェロを弾いてる男性に、星、黒猫、赤い花を配した松井さんならではのセンスです。「0時と一時のあいだ」は正に深夜の雰囲気。その下の溜息が出るような花の絵2点。そして、最後の「トゥール」の建物の茶色と自動車の青の見事なコントラスト。松井ヨシアキさんの絵、大好きです。

50年後の世界の予測

   ブログを書いている者にとって、週刊誌は重要な情報源の一つです。最新の「週刊文春」に生物学者の福岡伸一氏が、あるシンクタンクのシンポジウムにパネリストとして招かれた時のことが書いてあって、そのテーマは「未来」のことで、2065年までの未来年表が出席者に配られたそうです。

   つまり、50年後には世界はどうなってるかということで、誰でも興味がある話題だと思うので読んでない方のために紹介しましょう。そこに書いてあるのは、日本では「リニア中央新幹線が全線開通」、世界では「ドイツ、スイスで原子力発電所全廃」「火星で有人探査実現」「中国の大型宇宙ステーション完成」。

   ところで、人口は2029年にはインドが中国を抜いてトップになり、全世界では2040年に90億人、2065年には100億人に到達する予測です。一方、日本の人口のピークはオリンピックの2020年で、早ければ2043年には1億人を切り、2060年代には8千万人台になるそうです(世界の人口増加カウンター)。

   増え続けている人口に対し、福岡博士はこう書いてます。《人類は単一種。現在も未来も確実に増え続ける。つまり、ヒトは種としては大成功しており、その存続について何の心配もない。……生命の目的は子孫を残すこと。それはあくまで「種としては」ということである》と。減ってる日本はどうなるのでしょうか。

深まりいく秋に聴くジャズ

   深まりいく秋の中で、ジャズ・アルバム「ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン」(EJD-3001)を聴きました。ともかく、このアルバムいいのです。どれほどいいかの褒め言葉は専門家に任せるのが一番でしょう。ジャズ評論家の神館和典さんが自著「ジャズの鉄板50枚+α」(新潮社)の中にこう書いてます。

   《音楽にはときに奇跡がおきる。ジャズにおいてはこのアルバムがまさしくそれだ。ヴォーカルのヘレン・メリル25歳、トランペットのクリフォード・ブラウン24歳、プロデューサーのクインシー・ジョーンズ21歳。この組み合わせが生んだ大傑作。ジャズを聴いてみたいんだけど、何から聴けばいいの?

   そうたずねられた時に勧める中に、私は必ずこの作品を入れる。これを聴いて感動しない人はまずいない。または、この作品に魅力を感じないようならば、ジャズとの相性が悪いといってもいいくらいだ》。そうなんです。もし、ジャズ・ファンでこのアルバムを聴いていなかったら、絶対に損をしています。

   まず、冒頭の「ドント・エキスプレイン」を聴いて引き込まれ、2曲目の「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」が出てきた途端に思わず膝を叩いてしまう二人の息の合った演奏の素晴らしいこと。なのに、このアルバムを作った2年後、ブラウンは交通事故で26歳の若さであっけなく世を去りました。

ネットの非常に役に立つ機能

   前にも書いたことがあるのですが、ご存知ない方のために知っていると非常に役に立つインターネットの凄い機能を、再度、紹介します。その説明のために、まず「マイナンバーがよく分かる!知っておきたい対策、ウソ・ホント」というサイトを立ち上げて、直ぐに「もっと見る」もクリックしてみて下さい。

   「マイナンバー」についての色々なことが書いてあるので、一応、全て読んでおくといいでしょう。冒頭に《いよいよ2015年10月から住民票を有する全ての人を対象……》という文章があります。この中にある「住民票」、知らない方はおられないと思いますが、この際、詳しく調べておきたいと思ったとします。

   そうしたら「住民票」の「住」のところにマウスの矢印を左クリックで持っていき、押したまま右にずらすと文字が反転するので、今度は右クリックします。そして、パソコンが「7」や「8」なら「Beingで検索」、「XP」なら「Googleで検索」を左クリックすると、まったく普通の検索にその文字を入れたのと同じになります。

   そして、調べ終わったら、一番右上の「×」をクリックすると選択場面が出てくるので、右の「現在のタブを閉じる」をクリックすると、読んでいた箇所に戻ります。ネットの中で字が読めない時、解らない項目の時、固有名詞のWikipediaを見たい時などに、是非、ご活用下さい。きっと知らない人にこの方法を教えたくなります。

熱狂的なマーラーの愛好者

   幾日か前「村上春樹氏と指揮者カラヤン」をブログにアップし、私の持ってないカラヤンのマーラーの交響曲第9番を手に入れたいと書きました。それが、友人との「音楽とオーディオを語る会」の10月の例会を渋谷で開催したので、会の一環として中古店「レコファン」に寄ったらカラヤン指揮ベルリン・フィルのCDを発見。

   早速買って聴いてみると村上さんが言ってる通り実にいいのです。何しろ約1時間40分も掛かる長大な曲を計3回も聴く始末で、いかによかったかがお解りになるでしょう。ところで、巷間、よく知られていることで、第9番を作曲してこの世を去った音楽家が何人かいて「第九の呪い」と言われています。

   その中で最も有名なのはベートーヴェンですが、そのほか、ブルックナーもマーラーも9番が最後で、マーラーなど8番を作ったあと、次の交響曲を9番にすると命が無くなる気がして「大地の歌」にしたにも拘わらず、結局、交響曲第9番は存在し、更に第10番の作曲に掛かったのに未完のうちに世を去りました。

   ともかく、昔からマーラーが好きで、持っているマーラーの交響曲のCDはバーンスタインとショルティの2組の全集を含めて67枚。一番好きな第2番「復活」だけで19枚もあり、オルソン指揮ポーランド国立交響楽団の未完の第10番の1枚も入っています。いやはや「三度のメシ」よりマーラーが好きな音楽ファンです。

変えることが出来る「遺伝」

   今日は医学的にちょっと驚くことを書きます。先頃他界された川島なお美さんの代表作と言える「失楽園」の原作者はやはりこの世を去られている渡辺淳一さん。渡辺さんは医学博士で作家になる前はお医者さんだったことはどなたもご存知と思いますが、小説以外の本も沢山書いておられれます。

   その中の一冊「反常識講座」(光文社)という本の中に《遺伝子なんて変えちまえ》という章があり、これを読んでびっくり。われわれは、昔から「遺伝」は運命的に決まっていて変えられないと思っていたのが、最近の研究によると、気持の持ちようで変わるということが解ってきたというのです。

   渡辺さんは「DNA」についてこんな風に書いてます。《「DNA」というのは人間の細胞の核酸ののなかにある生命体の設計図である。これによって、だからAというある人はこれくらいの身長で、こういう鼻の高さで、こういう胃や腸を持って、というように「DNA」の設計図どおり出来あがってくる。

   そして、この「DNA」は生まれつき決定されたものであり、成長しても変わることはないと思われていた。ところがこれが変わるのです。……》と。つまり、絶対に諦めない前向きの意志を持ち続けて「DNA」のスイッチ「オン」にすると、悪い「遺伝」を良い方向に変えられるというのです。いやはや、そんなこと知りませんでした。

感情を持った安価なロボット

   「人工知能は人類の敵か」という副題が付いた小林雅一著「AIの衝撃」(講談社)の中に、昨年、ソフトバンクが19万8000円で発売したロボット「ペッパー」のことが書いてありました。その説明によると「ペッパー」は、人間の表情の変化や声の調子などから感情を理解出来るのだそうです。

   これは驚くべきことで、朝、顔を合わせたロボットに《今日は朝から暗い顔をしてるけど、何か心配ごとでもあるの?》と声を掛けられる時代がやってきたのです。何しろ、人間と同じ感情を持っているのですから、虫の居所が悪いと言うことを聞いてくれず、へらず口をたたくことだってあるかも知れません。

   ソフトバンクは10月31日の午前10時から「ペッパ-」を1000台発売することがネットにありました。購入の目的は色々で、ただの好奇心から買うのではなく、独身者が家に置いといて、会社から帰った時に話相手になって貰うことだって出来るでしょう。ともかく、ペットとの違いは食事をしないので楽です。

   また、スマホからインターネット経由で家の「ペッパー」を操作し、色々な仕事をして貰うことも出来そうです。恐らく、これから能力がどんどんグレードアップし、高度な理論を身につけ、しまいに意見の対立から、もしかすると「ペッパー」とケンカになることだって考えられます。恐ろしい時代になったものです。

名画「モナ・リザ」の美の検証

   美術史家の高階秀爾氏が自著《誰も知らない「名画の見方」》(小学館)の中で、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」を詳しく検証しています。それによると、ダ・ヴィンチは「美は変化のはざまにある」と考えていたと言うのです。すなわち、最も美しいのは、明るい場所から暗い場所へ移る中間領域。

   つまり、変化の途中の一瞬のはざまが美の極致というのです。自然を観察することによって、途切れることなく無限に変化するものは、その中間が美しいという考え方から「モナ・リザ」を描いたのです。まず、人物が座っているのは腰壁に囲まれたテラスで室内から外部へ続くはざま。

   次に時間は、夕暮れ時の光の中のようで、昼から夜へと変化していく時間のはざま。更に季節は秋で、これも暑い夏から寒い冬に変化する季節のはざま。そして、最大の特徴である謎めいた表情も、無表情と微笑の微妙な境界にあります。何しろ、ダ・ヴィンチは画家というよりは、むしろ科学の分野に精通した学者です。

   人間と自然の秩序は密接な関係があると考え、この二つを解き明かすことで「美」の本質を見出すことが出来ると信じていたのです。高階さんは《こうした永遠に続く変化のはざまにあることが「モナ・リザ」の美しさの根本である》で検証の最後を結んでいます。では、じっくり「モナ・リザ」をご覧になって下さい。

DeNAの監督就任の経緯

 巨人も阪神も監督が代わり、本来、そちらの方を取り上げねばならなないのに、最新の「週刊新潮」に我が横浜DeNAベイスターズの監督のことが出てたので、こちらの方を書かせて下さい。どなたもご存知の通り、今期、開幕した当時のDeNAは、もしかしたらもしかするかも知れないというもの凄い勢いでした。

   ところが、交流戦を契機にどんどん落ち込み、終わってみればいつもの定席の最下位。そして、中畑監督の辞任が報道されたのですから、誰だってその責任をとって辞めたと思うでしょう。それが「週刊新潮」の記事によると、球団は中畑監督に残留を要請し、中畑監督もその積もりだったようです。

   では何で辞任することになったかと言うと、中畑監督のかっての教え子で、楽天監督をクビになった大久保氏をDeNAに入団させろとゴリ押ししたのに球団が「それは駄目だ」と断ったために辞任したというのです。恐らく、中畑監督は大久保氏をヘッドコーチにでもする予定だったに違いありません。

   中畑監督の退団を知るや、現役時代から「日本で監督になりたい」と公言していたラミレスはオリックスの巡回アドバイザーの職を辞し,DeNAに猛アピール。現状路線、つまり勝負より人気、観客増を優先したい球団はラミレスの熱意を受け入れ、監督にすることに決めたのだとか。果たして素人監督の来期のDeNAは?

大推薦の恋愛映画の傑作

   過去に観た映画の中から、沢山の人に観て欲しい恋愛映画を、再度、紹介します。その映画は1995年制作のアメリカ、オーストリア、スイスの合作映画「恋人までの距離(ディスタンス)」(原題「Before Sunrise」)、監督も脚本もリチャード・リンクレイターで、あまりのセンスの高さにただひたすら敬服です。

   物語はごくシンプル、偶然、列車の中で知り合った男女が食堂車で会話を交わしているうちに意気投合、途中下車してウイーンの街を歩き回る話です。二人の会話は知的で高度なセンスに満ちていて、二人の距離がどんどん近づいていくのに納得、そして、ウイーンの街の描写が美しく、ぐいぐい画面に引き込まれます。

   ちょっと例の「映画大辞典」で10点を付けてる何人かのレビューを紹介すると「一生で一番好きな映画です」「会話のセンスにぐっときます」「もうこれは大好きな作品。これまで何度見たことか」「史上最高の恋愛映画だと思います」「すばらしい。恋愛映画が嫌いな自分でも、この映画だけは別格!」。

   「映画大辞典」にレビューが148人あって、8点~10点が79人と53%もいる映画などあまり無いでしょう。この映画には「Before Sunset」「Before Midnight」の2本の続編があって、「Before Midnight」は、折角、前の2本で得たロマンチックな気分を台無しにするので観ない方がいいことを付け加えておきます。

パソコンの故障でアップ遅延

    今日は「7」と並行して使っている「XP」がトラブって、「XP」でないと駄目なソフトがあるので朝一番で修理を頼みました。インターネットは使っていませんが、幾つかの作業を「XP」で行っています。来て頂いた技術者と話していたので、いつも必ず、朝、ブログを書いているのに、今日はアップすることが出来ません。

   すると、11時頃、知人から「今日はまだブログが更新されてないのですが、身体の具合でも悪いのですか?」と電話がありびっくり。毎日、必ず私の拙いブログに眼を通して下さる方がおられることを知って嬉しくなり、上に書いたアップしてない理由を伝えて、丁重にお礼を言って電話を切りました。

   ところで、「XP」の故障の状況は、使っているうちに、突如、画面が真っ暗になって使えなくなってしまうのです。この対応はスイッチを長押しして、一度、パソコンを強制的にオフにして、改めてスイッチをオンにするのです。従って、使っていたファイルはセイブしないうちに消えてしまい、いささか困惑です。

      この現象は二度目のことで、今回は前とは違った原因のようで、マザーボードの交換によって、完全に直りました。ブログは「7」で行っているので「XP」は関係ないのですが、落ち着いてこのブログをアップしたところです。かなりベテランの技術者なのでパソコン故障の際は、是非、愛光企画に相談してみて下さい。

村上春樹氏と指揮者カラヤン

   村上春樹さんへの質問集「村上さんのところ」(新潮社)を読み返すと面白い質問がいっぱいあります。例えば私の眼に留まったのは「村上さんは、指揮者としてのカラヤンについてどのように思われますか?また、愛聴されているカラヤン関連作品がもしありましたら、教えて頂けると嬉しいです」という質問。

   実は、私も村上さんがカラヤンについて、どのように考えているのか、かねてから知りたいと思っていたので、願ってもない質問です。その回答を読むと、どうやら村上さんは日本によくいる(ように見える)「カラヤン嫌い」ではなさそうで、カラヤンはちょくちょく聴いていると書いています。

   でも「今ひとつ承服できない演奏」もあると書いているところを見ると、一方、日本によくいる熱狂的なカラヤン信奉者でもなさそうで、どちらにも偏っていないごく普通の音楽ファンと言っていいでしょう。そして、村上さんは「素晴らしいと思う演奏」もあり、一番好きなのはマーラーの交響曲第9番と言ってます。

   私もマーラーの9番は2番の次に好きで、ショルティ、バーンスタイン、ワルター、クーベリックなど7枚もCDを持っているのにカラヤンは持っていません。この質問への回答で、村上さんがマーラーを聴くことが解って嬉しくなり、カラヤンでマーラーの交響曲第9番のCDを持っていたくなりました。

「大根おろし」の科学

   岩波書店の知る人ぞ知るの科学エッセー集「物理の散歩道」をペラペラ見ていたら「大根おろし」が出てきました。「大根おろし」は日本料理の重要な食材で、ことに魚を食べる時には無くてはならない存在です。また、天ぷらのつゆの中に「大根おろし」が入ってなかったら美味しさ半減でこれも駄目でしょう。

   「大根おろしに医者いらず」という格言があるように昔から身体に良い食べ物とされていて、まず第一に消化を助ける働きがあり、ビタミンCを始めとする各種栄養素が豊富に含まれています。また、「大根おろし」汁でのうがいも口内炎にいいそうで、それに直接肌に塗り込むと美肌効果もあるのだとか。

   ところで、この「大根おろし」を作るおろし金は銅で出来てる物が一番いいそうで、板前さんたちは時々目立てをしながら、一生の道具として使っているのです。また、おろし方にテクニックがあるようで、「大根おろし」特有の辛みを得るためには、細胞を効率良く壊すことが必要なんだそうです。

   そのためには、大根の切断面を繊維を断ち切るようにおろすと良いとされていて、おろし金に対して直角に力をこめて一気にすりおろすとより辛味が増すんだそうです。それに「怒りながらおろすと辛くなる」という伝承があるそうですが、これはあてになりません。ともかく、さんまに「大根おろし」は不可欠です。

裁判の判決の「量刑相場」

   世の中には異色の趣味の人がいます。例えばベストセラーになった「裁判官の爆笑お言葉集」(幻冬舎)など、沢山の本を出版している長嶺超輝さんもその一人。九州大学法学部を卒業後、弁護士を目指しましたが、7回も不合格を重ねて断念、現在はライター業の合間をぬって裁判傍聴に通う日々だそうです。

   ところで、この本の中から法律家以外の人の知らない話を一つ紹介します。2001年に宮崎地裁である強盗殺人の罪で求刑通り死刑を言い渡した裁判長が、判決文の付言に「控訴し、別の裁判所の判断を仰ぐことを勧めます」と言ったというのです。つまり、自分の出した判決が不安なのです。

   長嶺さんの解説によると、日本全国の刑事裁判官が、お互いに空気を読み合いながら積み上げてきた暗黙の了解に「量刑相場」というのがあるんだそうです。《この類の事件でこういう事情があれば、どれくらいの刑罰が適当か、また、執行猶予は付けるべきか》といった判断の目安となる基準。

   もともと、裁判官は、法廷に出された証拠から「自由な心証」に基づいて判決を出すので、量刑にばらつきが出てきます。とはいっても、似た事件の判決があまりにも違うと問題なので「相場」があって、この裁判長は「極刑を言い渡すプレッシャー」から、この判決の是非をほかの裁判官にもお願いしたのです。いやはや。

ネットで自分の名前を検索

   今朝の「朝日新聞」で「エゴサーチ」という言葉を知りました。ネットで自分の名前やネット上のハンドルネームを検索することを言うのだそうです。ネットに何も情報発信をしてるわけではなく、また社会的に有名でも無い私は、無意味な行為と思いながら本名をフルネームで入れて検索してみました。

   すると、同姓同名の人が沢山出てきてびっくり。中にはお医者さんや大学教授が笑みを浮かべていたりして、見ず知らずの同じ名前の人に何だか親近感を覚えました。この記事にアンケートがあって《あなたは「エゴサーチ」をしたことがありますか?》に、「はい」が46%、「いいえ」が54%で、それぞれの理由が載ってます。

   まず、「はい」と答えた人の理由は、どんな情報があるか知りたい、興味本位、個人情報が漏れていないか心配、同姓同名がいるか気になる、何件ヒットするか知りたいなど。また、「いいえ」と答えた人は、自分の情報など無いと思う、そんなことが出来るとは知らなかった、興味が無い、気にしても仕方ないなど。

   そして、検索した結果が幾つか書いてあって、中には「自分の名前で検索したら、自宅の正面から撮った写真が出てきてびっくり」(福島、67歳男性)、「同じ名前の会ったことがない人に親近感と応援の気持ちがこみ上げてきた」(東京、44歳女性)など。試しにやってみたらいかがでしょうか。

紅白歌合戦の司会者の話題

   10月も中旬になり、今年の紅白歌合戦の司会者の話題が最新の「週刊文春」(10月22日号)に載ってました。まだ、正式に発表されたわけではないので、そんな話が出ているといった程度で読んで頂ければいいでしょう。まず、なにかでちょこっと読んだことがある総合司会者がタモリになるという話の信憑性です。

   あるスポーツ紙の芸能担当記者が「九月初旬には、タモリ本人と所属事務所がOKを出したそうです。内定したと見て間違いないでしょう」と言ってるところをみると、今年の総合司会はタモリに決まったのかも知れません。NHKの狙いとしては、タモリの人脈で、同じ福岡出身の井上陽水を出場させたい意向もあるようです。

   また、同じ芸能記者が「白組司会は昨年まで五年連続で嵐。さすがにマンネリ感は否めません。ジャニーズ事務所の先輩、SMAPの中居正広も白組司会は計五年なので、ちょうどいい替え時なのです」と言っているので、NHKの意見ではありませんが、その可能性はゼロではないかも知れません。

   そこで、挙がったのは2013年の紅白で卒業を宣言した北島三郎。夏の紅白とも言われるNHKの歌番組「思い出のメロディー」でこの夏初めて総合司会を務めて好評だったのだとか。そして、紅組は有働由美子と大河ドラマ主演の井上真央の二人体制。果たしてどうなるのか正式発表が待たれるところです。

外国人が絶賛する日本語

   アメリカの劇作家で小説家のロジャー・パルバースさんが著した「驚くべき日本語」(集英社)という本を持ってます。何しろ、外国の方が《驚くべき柔軟性をもった世界にもまれな言語》と日本語を絶賛しているのです。かねがね、日本語は難しくて曖昧な言語と思っていた私を根本から否定してくれた嬉しい本です。

   この中から、ロジャーさんが驚歎してる例を一つ紹介しましょう。昔からある「いろは歌」、《色は匂へど 散るぬるを 我が世たれぞ 常ならむ 有為の奥山 今日(けふ)越えて 浅き夢みじ 酔い(ゑひ)もせず》、五十音の文字を全て一つだけ使って詩を作るなど想像を絶する凄いことを日本人は遙か昔にやり遂げています。

   これが可能なのは日本語が「てにをは」のたった四つの文字を使うだけで、ある単語が主語になったり目的語になったり自由自在、文章の中での言葉の役割(格)を簡単に変えるることが出来るのは、世界の言語の中で日本語だけ。この柔軟性こそが日本語の特徴で、この魅力にロジャーさんは虜になっているのです。

   例えば満員電車の中で誰かが「すみません、おります」と言った時、この状況の中で誰一人として「すみません、わたしはここに存在します」とは思わず、ちゃんと「降ります」とそこにいる全ての日本人が暗黙のうちに理解してくれる柔軟な日本語。日本人は日本語のよさをもっと認識しなければいけないようです。

もう一つの「JR一筆書き」

   6年以上前の2009年1月にアップした《JR「一筆書き」の旅》が、よく「人気記事ランキング」に顔を出しています。鉄道が好きな方ならよくご存知の「JR一筆書き」、目的の場所に行くのに、同じ駅を通らない、途中下車をしない条件を守れば、安い料金の方を適用するルールを使った合法的な鉄道の遊びです。

   今回は原宿で140円のキップを買って、新宿までどれほど長い距離を乗れるかの挑戦です。ちょっと《初乗り130円でどこまで行ける?JR首都圏一筆書きの旅》をご覧になってみて下さい。これを作ったのが2011年なので、まだ消費税が上がる前で初乗り130円だったのが現在は140円になっています。

   普通に行けば原宿、代々木、新宿は約4分です。それを原宿を6:30に出発し、逆に行って品川6:47~茅ヶ崎7:44~橋本9:01~八王子9:22~川越10:43~大宮11:13~高崎13:00~小山15:29~友部16:43~上野19:20~神田20:40、そして、終点の新宿に20:55。

   一都6県496.5キロを14時間25分乗って140円です。これを企画した会社の37歳の女性が、実際にこのルートを乗ったようですが、そう困難なことではなさそうです。途中下車が出来ないので、窓からプラットフォームの駅名の写真でも撮りながら、休日にお弁当を持って実行してみたらいかがでしょうか。

福山雅治さんの結婚秘話

   「恋人にしたい有名人」「独身を守って欲しい芸能人」などのアンケートで、常に上位にランクインしていた福山雅治さんの結婚報道に、女性の悲鳴は大変なもので、食事も喉を通らない女性がいるようです。「週刊文春」に《本誌だけが知る全内幕》と題し、二人のなり染めを詳細を書いているので紹介します。

   まず、吹石さんの知人が、福山さんと吹石さんとのことをこんな風に言ってます。「実は彼女は十代の頃からの根っからの福山ファン。付き合う前からコンサートにも足を運んでいたし、福山さんは前から憧れの存在だったのです。何しろずっと福山さん一筋。他の男には目もくれない。……」。

   そんな吹石さんが福山さんと親しく接したのは今から14年前、女性誌「an・an」の企画「カメラがもっと上手くなるヒント」で福山さんが写真家の荒木経惟氏から撮影の指導を受けた時にモデルを務めたのが吹石一恵さん。荒木氏は「勿論、あたしは当時から見抜いていたよ(笑)。……彼女の目がトローンとしてた」と。

   その時、福山さんは32歳、吹石一恵さんはまだ18歳の高校生。さすがに交際には至らなかったが、その時からすでに交際、結婚の予感があったとしたら、よくもここまで誰にも知られずにきたものだと驚くほかありません。福山雅治の結婚に衝撃を受けているのはファンだけではなく芸能人にもいるようです。

好きなラグビー満喫のW杯

   ラグビーW杯、日本はアメリカに勝ち何と3勝目。勝負に「タラレバ」は何ですが、もしサモアがスコットランドに勝っていたら、日本は決勝トーナメントに出られたところです。何しろ、4試合戦って3勝なのですから、絶対に胸を張ってもいい成績で、「日本小さいのに強いなぁ」と世界中が驚いているに違いありません。

   この試合、出だしにペナルティから先制点を取られた時にはスコットランド戦を思い出し、イヤな予感がしました。先に点を取られために焦りからミスの連続で、矢継ぎ早の失点が命取りになって負けたスコットランド戦。ところが今回は直ぐにトライで逆転し、選手全員が落ち着いたと見えて反則があまり起きなくなりました。

   そして、リードして前半が終わったのがよかったです。ともかく、逆にアメリカのゴール前での反則が目立ち、それを五郎丸選手が確実に点にするパターンの連続。それにしても、終了10分前のところで、日本は攻めていながらターンオーバーされてトライを取られ、25-18の7点差に迫られた時にはヒヤりとしました。

   ところが、終了5分前にまたしてもアメリカはゴール前で反則し、それを五郎丸選手が点にして28-18になり勝利を確信しました。それにしても、日本の4試合全て観て、日本が世界と対等に戦えることが解り、日本でのW杯がとても楽しみになりました。好きなラグビーを満喫し大満足のW杯です。(ハイライト

オランダの美味なキャンディ

   「KIOSK」などで14個105円(消費税が上がっても!)で売られているオランダの「mentos」というキャンディをご存知でしょうか。甘酸っぱくて何とも不思議な食感で大好きです。ちょっと「mentos」の画像をご覧になって下さい。食べたことが無くても、多分、店頭に並んでいるのを見たことがあるでしょう。

   Wikipediaによると「mentos」は、オランダのファン・メレ社(現 ペルフェティ・ファン・メレ社)が1930年(ホームページで)に発売したもので、当初はワーナー・ランバート社が扱っていたのを2000年にファイザー社が買収、2015年10月に日本での販売権をクラシエフーズ社が取得したそうです。

   何しろ、発売以来、80年以上も経ってる歴史的な商品で、140カ国以上で愛されています。ただ、この商品で、巷で流布されている知っておかなければならないことが一つあります。それは、コカコーラの中に「mentos」を入れると、とんでもないことが起きるようで、それを実験した動画があります(その研究)。

   また、その現象を人体で試そうと、2008年5月にある中国の女子大学生がコカコーラを飲み、その直後に「mentos」を食べたところ、口と鼻からコーラを噴出し病院に搬送される事件が起きたそうです。しかし、彼女は胃粘膜に若干の損傷を受けただけで大事には至らなかったとWikipediaにありますが、厳禁が無難!

中断出来なくなる恋愛小説

   ネットで《還暦の明石家さんま感激!「男女7人」29年ぶり集結》の記事を見て、この番組を見損なったことを悔やんでいます。ドラマ「男女7人夏物語」好きでよく観ていましたが、この名前を聞いてふと頭に出てきたのはこのドラマの原作者で、かって数々のヒットドラマを生んでる脚本家の鎌田敏夫さんです。

   最近はまったく新刊を出していませんが、昔はドラマのシナリオ以外にも小説もよく書いていました。その中から実に面白い恋愛小説を思い出したので紹介します。そのタイトルは「柔らかい心」(角川書店)、文庫本の奥付を見ると平成14年2月の出版ですから、もう10年以上も前なので恐らく絶版になっているでしょう。

   でも、古本屋で見かけたことがあるので、手に入るのは間違ありません。ちょっと裏表紙の文言をコピーすると《人生で重大な話がある。ミラノでインテリア・デザイナーとしてキャリアを積む律子の元に一枚の写真が送られてきた。差出人は見知らぬ女、美弥。律子が無視し続けると、美弥は強引にイタリアに押しかける》。

   そして、律子は美弥から、思いもしなかった昔の凄い秘密を聞きます。イタリアのミラノを舞台に展開する二人の女性と一人の男性の波瀾万丈の物語。ともかく、鎌田さんの組立てが巧みで、中断することが出来なくなるほど面白いです。古本屋か図書館で探して、是非、鎌田敏夫さんの筆の冴えを味わって下さい。

ジャズで聴くデズニーの名曲

   深まり行く秋の中で、デイヴ・ブルーベックの有名なジャズ・アルバム「DAVE Digs DISNEY」(SRCS 9630)を聴きました。ピアノがデイヴ・ブルーベック、アルトサックスがポール・ディスモンド、ベイスがノーマン・ベイツ、ドラムスがジョー・モレロのカルテットが誠に軽快にデズニーの曲ばかりを演奏しています。

   恐らく、このアルバムが嫌いなジャズ・ファンはいないでしょう。冒頭に「不思議の国のアリス」が出て来た途端に胸躍る流麗なジャズの世界に引きずり込まれます。そして、こんな素敵なアルバムを作ったブルーベックに拍手したくなります。何しろ、デズニーのメロディが実にいいのです。

   中でも4曲目の「WHEN YOU WISH UPON A STAR」、そうです。かの有名な「星に願いを」の何とも素晴らしいこと。秋の静寂が実に似合っていて、すっかりいい気分になってしまいました。ともかく、ブルーベックのピアノとデスモンドのサックスがお互いに引き立てながら実によくマッチングしてるのです。

   このアルバムが中古店で飛びきり安く売られてるのを見つけた時には、すでに持っているのにも拘わらず買ってしまったくらいこのアルバム好きです。もし、ジャズ・ファンでお持ちになっていなかったら、発売からかなり月日が経っているのに廃盤になっていないので、是非、座右に置いて下さい。きっとより幸せになります。

文庫本で大体解る「古事記」

   現存するわが国最古の書物と言われている「古事記」をお読みになった方が、どのくらいおられるでしょう。勿論、私も読んでいないのですが、前に《陰謀、戦い、禁断の恋……野望と愛欲に満ちた壮大な物語》と「はしがき」にある由良弥生著《眠れないほど面白い「古事記」》(三笠書房)という文庫本を買いました。

   少しは知識として知っておこうと思ったからです。この本によると、「古事記」は上、中、下の三巻から成り、上巻は「天地開闢」から「天孫降臨」前後にいたる神々の物語、中巻は初代神武天皇から第十五代応神天皇までの出来事、そして、下巻は第十六代仁徳天皇から第三十三代推古天皇までの話です。

   この本が出来上がったのは712年(和銅5年)の事で、上巻の序文によると、「古事記」の企画立案者は第四十代天武天皇で、こんなことを言ってます。「色々な歴史的な伝承があるが、どうも誤りや乱れがあるようだ。ここでそれを正しておかないと、のちのち困ることになる。本当のことを後生に伝えようと思う」と。

   つまり、言い伝えられてきたことに誤りがあるのを天武天皇が正しいものにしようとして始めたのが「古事記」なのです。しかし、この仕事は天武天皇が亡くなってちょっと中断しましたが、第四十三代元明天皇が後を継いでまとめたのです。この文庫本にざっと眼を通したら、もう「古事記」を読まなくても大体解りました。

知的な眼をした黒い野良猫

   ネットで「猫好き必見!知っておきたい猫の雑学50」というサイトを発見しました。特別に猫好きということではなく、家で飼っているわけでもないのですが、この50、読んでみると中々面白いのです。例えば「猫の脳の90%が人間と似ている」というのもあり、どうやって調べたのか解りませんが少し納得です。

   というのは、私が猫と接する機会は家の近くでよく見かける3匹の野良猫だけですが、そのうちの黒猫が実に頭のよさそうな知的な眼をしていて、帰宅途中で何となく私と眼が合うのです。その黒猫が、最近、私が玄関のドアを開けると家の前に座っていて、じっとこちらを見てることがよくあります。

   どうやら、私が住んでいる家を突き止めたようで、もしかしたら、いつも眼が合うよしみで何か美味しいものをくれるかも知れないと思っているのでしょうか。しかし、一度食事を与えたら、ずっと面倒をみなくてはいけないとかなので、家内と相談してじっと我慢しています。でも、何だか悲しげな眼が気になります。

   家の近所にこの野良猫たちに食事を与えている方がいて、通りがかりにいつも玄関に空になったお皿を見かけるので、食事の方はちゃんとしているようですが、たまには違うものが食べたいと私に頼んでいるように思えてなりません。この黒猫の噛まれたような痛々しい肩の傷、やっと治ったようでよかったです。

参考になる「ニーチェの言葉」

   本にちょっと関心がある方なら、何年か前に「ニーチェの言葉」という定価1700円の分厚い本がベストセラーになったのを覚えておられるでしょう。私も中をちらっと見たのですが少しも買う気にはなりませんでした。それが最近、古本屋で360円で売られているのを発見、何でそんなに売れたかを探ろうと買ってみました。

   何しろ、ニーチェについてはドイツの哲学者で、リヒャルト・シュトラウスが作曲した「ツァラトゥストラはかく語りき」の著者であるのを知ってるくらいで、何の知識も持っていません。恐らくこんな人間が沢山いるはずなのに、ベストセラーになった理由がこの本を実際に手にして少しだけ解りました。

   ともかく面白いのです。例えば「友について」のところに《互いに親友であるとき、次のような関係が保たれていると言える。相手を、自分よりも敬重している。相手を愛しているのは当然だが、しかしその度合いは自分を愛するほどではない。相手との交際においては親密さと柔らかさを少なくとも装っている。

   けれども、抜き差しならぬ親密さにおちいる手前でとどまっている。また、相手と自分を混同せず、互いのちがいをよく心得ている》。ニーチェの洞察力鋭いでしょう。こんな言葉が232ページにわたって書いてあるこの本、古本屋で見つけたら、是非、買ってお読みになって下さい。とても人生の参考になります。

「マイナンバー制度」の概略

   いよいよ来年の1月から「マイナンバー制度」がスタートします。最新の「週刊文春」にこの制度の詳しいことが載っていますので、お読みになってない方のために掻い摘んで紹介します。まず、第一段階として、10月の中旬以降、日本中の全所帯主に緑色の「通知カード」が簡易書留で郵送されてくるそうです。

   これには家族全員のマイナンバー、住所、氏名、生年月日、性別が記載されているので、間違いがないかを確認する必要があります。もし、間違いがあったら即座に市区町村に問い合わせしなければなりません。そして、問題は「通知カード」を受け取った後、「個人番号カード」を作成するかどうかの判断です。

   この「個人番号カード」の取得は任意で、「通知カード」と一緒に送られてきた申請書に本人の顔写真を貼付して送ると、来年1月以降に交付通知書が送られてくるので、これを持って指定の交付場所で受け取るのだそうです。このカードはキャッシュカードと同じ大きさで、裏面にマイナンバーが記載されているのだとか。

   ある弁護士によると《行政側は国民全員に「個人番号カード」を取得して欲しいと考えています。全国民が「個人番号カード」を持てば行政サービスの大幅なコストカットが可能だからです》。どうやら「個人番号カード」を持たなければ自動的には行政とつながらないようで、心配性の方は少し安堵したのではないでしょうか。

ベスト8の可能性が出た日本

   ラグビーW杯、日本はサモアに26-5で勝ち、トーナメント出場の可能性が出てきました。この試合、スコットランド戦の試合開始直後の反則による失点を大いに反省し、かなり長時間ペナルティがゼロで、逆にサモアが反則を続け、それを五郎丸選手が確実にPGを決めて、最初から有利に試合を進めました。

   それにしても、前半終了間際の山田選手が身体を回転させて巧みにタックルを外し、ゴールぎりぎりのところに腕を伸ばしてトライしたスーパー・プレイが利きました。ともかく、ラグビーは相手に先に点を取られるとあせりから反則を犯すことが多く、サモアはシンビンで同時に二人も退場する慌てぶりです。  

   というのも、日本のプレッシャーのかけ方が凄かったのがサモアの反則を多発させた要因と言っていいかも知れません。それに、安易にタッチに蹴り出さず、早いパス回しで気合いを入れてどんどん攻めたのは観ていて気持ちよかったです。また、五郎丸選手がPGを含めて6ゴールを決めたのも勝利に大きく貢献しました。

   現在、日本が所属するB組の勝ち点は2勝0敗のスコットランドがボーナス点を加算して10点、南アフリカは1勝しかしてなのにボーナス点があって7点、日本はこの勝利によって勝ち点8点になり、この時点で2位になりましたが、10月12日のアメリカ戦に勝って勝ち点12点にしないとベスト8は無理のようです。

喜びの涙と悲しみの涙が同時

   今朝の「日刊スポーツ」の一面トップの大きな見出しは《サヨナラ優勝 真中ヤクルト下剋上の涙》、そして、裏面はこれも一面に負けないくらい大きな見出しの《原監督退任へ》と、来期構想意見合わず俺が責任取るしかない《キヨシ辞任》。喜びの涙と悲しみの涙が期せずして同じに日にやってきました。

   プロ野球ファンとして、本来、ヤクルトの優勝のことを真っ先に書かなければいけないのですが、ベイスターズ・ファンとしては、どうしてもベイスターズの眼を覆いたくなるような悲惨な展開を書かないわけにはいきません。今期、ベイスターズの出だしはもしかしたら優勝するかも知れないという勢いでした。

   4番の筒香選手は打ちまくり、チーム打率も本塁打数もセ・リーグのトップ、絶対に負けたと思った試合も逆転で勝ち、ついに前半は堂々の1位です。それが、交流戦を契機にどんどん負けを重ね、終わってみれば何といつも定席の最下位。この展開にベイスターズ・ファンは誰も呆れて開いた口がふさがらないでしょう。

   中畑監督はいくらなんでも責任取って辞任せざるを得ないと思っていました。そこで、昨晩、ひょっとすると中畑監督のDeNAの最後のユニフォーム姿になるかも知れないと、巨人DeNA戦をテレビで観て、DeNAが最下位になったことに納得しました。一生懸命頑張った中畑監督にご苦労様と言うしかありません。

「ドアのない談話室」の内輪話

   今日はちょっと、私のブログ「ドアのない談話室」を始めた経緯や、アップする内輪話を書かせて下さい。2006年にニフティ㈱さんが有楽町の「東京国際フォーラム」でイヴェントを開催しました。面白そうだったので会場に足を運んだら、ニフティ㈱さんのブースにいたのが顔見知りの女性。

   実は私の勤めていた会社のプロバイダーがニフティ㈱ さんだったので、仕事でよく話をした非常に頭のきれる女性です。その女性がそこで言ったのが「うちの会社で無料のブログを始めたので、もし文章を書くのが好きだったら始めたらどうでしょう」という願ってもない話で、それではと9年前の2006年7月に始めました。

   最初はどう書けばいいのか戸惑いましたが、ブログを書いたことがある知人から受けたアドバイスは「反対意見があって議論になるような話題だけは避けること」。それを肝に銘じての記念すべき第1回の記事が「ビートルズの写真展」、現在とはほど遠い姿だったのが試行錯誤の末に到達したのがこのスタイルです。

   全体を「起承転結」になぞらえて4ブロックに分け、基本的に1ブロックは1行30文字にして5行で150文字、従って全体は600文字で400字詰原稿用紙の1枚半。これならスクロールしなくても全体が読める長さで、原則として毎日更新を続けて、いつしかこの記事で何と3,363件、「バックナンバー」で全部読めます。

夏目漱石と正岡子規の親交

   「朝日新聞」に《別刷り特集》というのがあって、昨日9月30日は「漱石の世界」で、8ページにわたり詳しく夏目漱石のことを論じています。この中から、ことに私の眼を引いたのは、作家の伊集院静さんが書いている「子規との友情 俳句ににじむ」というタイトルの一文で、丹念に読みました。

   夏目漱石正岡子規と親交があったのは少しは知っていましたが、こんな詳しく二人のことを書いている文章に接したのは初めてで興味津々。そもそも、漱石が子規の故郷である四国、松山の中学校に英語教師として赴任していた時、子規は漱石の下宿先に転がり込み52日間の同居生活をしてたのだそうです。

   ともかく、漱石と子規はともに帝国大学(東京大学)にいた時に知り合い、漱石は小説家として有名になった後も、子規に俳句を習っていたようです。伊集院さんは《私は漱石と子規の友情がいかなるものかを見いだすために、漱石が子規に送った俳句に手がかりを求めた》と書いて幾つか俳句を挙げてます。

   松山で同居の後、上京する子規へ送った句が「見つつ行け 旅に病むとも 秋の不二」、また、漱石がロンドンにいた時に子規の訃報を聞き、その夜に詠んだ句が「手向くべき 線香もなくて 暮の秋」と「きりぎすの 昔を忍び 帰るべし」。伊集院さんは《二人の友情を確信するのである》で文を結んでいます。

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