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偉大なフランク・シナトラ

   ジャズ評論家の北村公一さんが、前に「ジャズ・ヴォーカル感傷旅行」「ジャズ・ヴォーカル哀愁旅行」「ジャズ・ヴォーカル抱擁旅行」「ジャズ・ヴォーカル追憶旅行」という単行本を次々に出版されました。ジャズ・ヴォーカルが好きな私はすべて買ってむさぼるように読みました。勿論、ジャズ・ヴォーカルの評論集です。

   北村さん独特の流麗な文章で、沢山のジャズ・ヴォーカルのスタンダードを紹介していて、奥付に住所が書いてあったので感想を送ったら北村さんから直ぐに返事を頂き、以来、ずっと年賀状のやりとりが続いています。その北村さんから、一昨日、「Sinatra Society of Japan」という本を送って頂きました。

   どうやら、かなり前に他界したフランク・シナトラのファン・クラブの機関誌で、何人かの方がシナトラに関するエッセイを書いています。北村さんは「ジャズ・ヴォーカル惜別旅行」というエッセイの中で、グレン・ミラーの「ムーンラート・セレナーデ」を絶賛していて、シナトラがこの曲に歌詞をつけて歌っているというのです。

   そのアルバム名は「ムーンライト・シナトラ」と言い、北村さんが《…完璧な歌唱というものがあるとすれば、まさにこれだろう。…シナトラとはなんというすごい歌手だろうと、あらためて感服する。…》と書いているこのアルバム、何とか探し出してシナトラが歌う「ムーンラート・セレナーデ」を聴かなければなりません。

当然突然に噴火する活火山

   何の前触れ情報がなく、突然の御嶽山の噴火(A映像 B映像)にはびっくりしました。しかし、「朝日新聞」を読んだら、2007年の噴火以来、静かな状態だった御嶽山は、9月に入って地震が活発になり、9日に10回、10日は52回、11日には何と85回、気象庁は活動が活発化した情報を自治体に流していたのだとか。

   ところが12日以降は地震が3~27回に減り、警戒レベルは平常になって、気象庁の火山課長は《地震の回数が減っていて、噴火の可能性が高まったと判断するのが難しかった》と話しているようですが、きっと自信がなくて「噴火する可能性があるから下山しなさい」と明確な指示を出すことが出来なかったのでしょう。

   その結果、運悪く山頂付近にいた人はまともに噴石に当たって、亡くなった人が4人、心肺停止の人が27人と今朝の新聞に出てました。しかし、噴火した瞬間、山頂にいながら猛烈な火山灰、雨あられと飛んでくる小石をかいくぐり、下山した登山者もいるようで、人間の運不運をつくづく感じます。

   ともかく、日本には110も活火山があり、今回の御嶽山のように予告なしにいつ噴火するか解りません。今後、活火山に登る人は地震情報をよく調べてからにしないと、大きな危険をはらんでいます。恐らくこれからは活火山のある自治体は火山対策を充分に考えることになるでしょう。当然、活火山は突然に噴火します。

ユーモアに満ちた二つの賞

   日本の大学教授が「バナナの皮を踏むとなぜ滑るか?」の研究で「イグノーベル賞(Ig Nobel Prize)を受賞して話題になっています。この賞は「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」(過去の日本人受賞者)に対して与えられる賞で創設は1991年、勿論、「ノーベル賞」のパロディです。

   この賞は「工学賞」「物理学賞」「医学賞」「心理学賞」「化学賞」「文学賞」「経済学賞」「学際研究賞」「平和賞」「生物学賞」など10部門。毎年9月に、変わった研究を行ったり、社会的に話題になった個人やグループをユーモアたっぷりに褒め称え、笑いに満ちた授賞式(昨年の医学賞の動画)が行われます。

   さて、もう一つ「アカデミー賞」授与式の前夜、「最低」な映画や俳優に与えられる「ゴールデン・ラズベリー賞」(ラジー賞)授与式があります。この賞にも「最低作品賞」「最低監督賞」「最低主演男優賞」「最低主演女優賞」「最低助演男優賞」「最低助演女優賞」「最低脚本賞」「最低主題歌賞」があり第1回は1980年。

   2009年の第30回は「最低主演女優賞」を受賞したサンドラ・ブロックがアカデミー賞の「主演女優賞」にも選ばれていて、史上初めて同じ年に両方の賞を受賞し、授賞式に現れてスピーチで拍手喝采を浴びたとか。ともかく、受賞式(受賞者一覧)に堂々と現れてトロフィーを受け取る人は非常に少ないそうです。

村上春樹氏の超超短編小説

   村上春樹さんが文章を書き、安西水丸さんがイラストを入れている「村上朝日堂」(若林出版)という雑文集があります。その中の一文「豆腐について」は、もう村上春樹さんの文章をそのまま書くほかありません。しかし、すべてを書くと私の決めてる長さを超えてしまうので、一部を省略することをあらかじめお断りします。

   《昼下がりに町を散歩していると、年の頃は三十半ばの色っぽい奥さんが「はっ」と息をのんで僕の顔をみるのである。「なんだろう」と思っていると、その人のつれている五つくらいの女の子が僕のところに駆けよってきて、「お父さん」なんて言う。よく話を聞いてみると、去年亡くなったその人の御主人に僕がそっくりらしいのである。

   その人は「これこれ、その人はお父さんではありませんよ」と女の子に言うんだけど、女の子は、「お父さんだ~い」と言って僕の手を放さない。でも僕もこういうの嫌じゃないから「それではしばらくのあいだお父さんになってあげよう」なんて言っちゃったりして、みんなで公園で遊んでいるうちに女の子が疲れて寝てしまう。

   こうなるとあとはもうコースみたいなもので、当然僕は二人を家まで送っていく………で、夕方になり家の外をちりんちりんと豆腐屋の自転車がとおりかかり、女は「おとうふやさ~ん」と声をかけて、絹ごし豆腐を二丁買い………》。どうです、作家ってうまいこと物語を作るでしょう。この後は想像におまかせします。

電気の小売自由化による変化

   今朝の「朝日新聞」一面の《関電、仙台に火力発電所》の見出しを見てびっくりしました。関西電力が大手商社の伊藤忠商事と共同で、何と東北の仙台市に石炭火力発電所を建設する計画を進めているというのです。完成は2017年で、作った電気は首都圏の工場や家庭に売るのだというから驚きです。

   出力は大型原子力発電所1基の10分の1程度の11.2万キロワット、作った電気を東北電力や東京電力の送電網を使って首都圏に送る計画です。関西の電力会社が何で東北に発電所を建設し、関東の電力会社の送電網を利用して、関東の会社や家庭に電気を送る理由が記事をよく読んで解りました。

   この背景には2016年からの電力小売りの全面自由化があるのです。関西電力は需要の多い首都圏に電気を売りたいのですが、ご存じの通り関西と関東では周波数が違い、それに距離の制約もあって、関西で作った電気を簡単には関東に売れません。そこで、普通、考えられないような計画が浮上したのです。

   また、中部電力も茨城県内に2020年に石炭火力発電所の運転開始をめざし、すでに新会社を昨年末に設立したそうです。何しろ国内の電力市場は18兆円規模で、そのうち首都圏はその3割の6兆円では、関西の電力会社が放っておけないのは当然かも知れません。小売りの自由化がもたらす計画です。

推薦のジャズ・アルバム

   前にNHK-FMのジャズ・ライヴ「セッション2014」で放送したテナーサックスの浜崎航(わたる)とピアノの松本茜のトリオ、中々魅力的な演奏ですっかり気に入りました。そこで、ネットで調べたら「BIG CATCH」というアルバムが出ていることが解り、「山野楽器」にオーダーして買いました。

   手にしたアルバムは黒と白だけで構成された非常に洒落たデザインで、浜崎航と松本茜が並んで写ってる写真さえ黒白。それに、アルバムの中に日本語が一つもなく、すべて英語ばかりでまるで輸入盤のような趣です。ただ、中に日本語で書いた曲名の紹介文が入っていて、すべて演奏者自身が書いています。

   収録されている曲は全部で11曲、時間は約1時間で、主に浜崎航と松本茜のオリジナル。曲の紹介の文章が実によくて聴く前から引き込まれます。さて、1曲目のアルバム・タイトルになっている「BIG CHATCH」、松本茜のピアノタッチに魅せられてオープニングから嬉しくなります。

   そして、7曲目にこのアルバムのわりと少ないスタンダードで、ビクター・ヤング作曲の「LOVE LETTER」が入っていてこれがまたいいのです。それに、録音が非常にクリアで聞き終わってすっかりご機嫌になりました。プロフィールを読んだら松本茜は日本大学芸術学部卒業で、ジャズの作曲は独学と書いてありました。

誤報の新聞業界全体への影響

   「日刊ゲンダイ」で《「A紙対策」大誤算》という記事を読みました。「朝日新聞」の誤報問題に乗じ、ライバルの「読売新聞」は「朝日新聞」の定期購読者からどうにか乗り換えて貰おうという魂胆で、この販売拡張キャンペーンを「読売新聞」内部では「A紙対策」と呼んでいるのだそうです。

   「読売新聞」は《朝日の慰安婦報道は何が問題なのか》という20ページにわたる小冊子を作成し、販売店を通じて、朝日の読者が多い東京23区を中心に配ったり、9月30日に発売になる中央公論の新書《徹底検証朝日「慰安婦」報道》を申し込んだ人にプレゼントするという力の入れようです。

   ところが、読売の都内の販売店関係者は「キャンペーンを始めてから、朝日の購読をやめて読売に乗り換えたという朝日の元読者は1割にも満たない。それより深刻なのは、これを機に新聞購読そのものをやめるという人が増えてること。キャンペーンはむしろ業界全体の信頼を失わせる逆効果という意見もあるのです」と。

   「日刊ゲンダイ」が読売に問い合わせると《朝日「慰安婦」報道で傷ついた新聞報道に対する信頼回復が急務で、報道機関の使命だと考えています》という回答。こんなことがあったからと言って、何十年も読んでいる「朝日新聞」を止める気はいささかもなく、今後の報道の正しいことを信じて読み続けようと思っています。

ポップスもまた楽しからずや

   クラシックとジャズが私の好きな音楽の主流ですが、ポップスも嫌いではありません。と言ってもCDを買うつもりはなく、時々、MDに録音して聴くのはNHK-FMで、たとえば午後6時から50分放送される「ヒロシです ヒロシです ヒロシです」が売り物のヒロシが解説している「恨んでます、でも愛してます」という番組。

   《うらみ節のむこうに潜む愛の言葉 愛してしまった故にこぼれてしまう恨みの言葉 そんな心の中にうごめく恨みと愛 そして自分の至らなさを歌った名曲をとことん聴いて頂こうというのが「恨んでます、でも愛してます」》と言ったいささかキザなナレーション入りでつづるポップスの音楽番組です。

   9月12日に放送したのは、冒頭にザ・テンプターズの「忘れ得ぬ君」ザ・タイガーズの「モナリザの微笑」ザ・ゴールデン・カップスの「いとしのジザベル」と続き、そして、ズーニーヴーの「ひとりの悲しみ」。何だか聞き覚えのあるメロディです。おやおや尾崎紀世彦の大ヒット曲「また逢う日まで」ではありませんか。

   ヒロシはズーニーヴーの「ひとりの悲しみ」はヒットしなかったのが何で尾崎紀世彦の「また逢う日まで」がヒットしたのでしょうかと言ってましたが、きっと尾崎紀世彦の歌い方、歌詞、そして宣伝力がよかったに違いありません。《また逢う日まで 逢える時まで 別れのそのわけは 話したくない……》実にいいです。

熱戦たけなわの「アジア大会」

   「第17回アジア競技大会」での水泳200メートル自由形、昨日、萩野公介選手が地元韓国の国民的英雄、朴泰桓(パク・テファン)選手と対決するとあっては見逃すわけにはいきません。結果は萩野公介選手がラスト50メートルの3位を最後の最後に韓国と中国を抜き去って逆転優勝、観てよかったです。

   今朝の「日刊スポーツ」によると、レース前、平井伯昌監督からは後半勝負を指示されていたようで、右の韓国、左の中国を確認しながら「バテているな」と冷静にスパート。金メダリスト二人が互いに意識し過ぎて失速するのをとらえ、最後の20メートルで勝負を決めた計算通りのレースだったようです。

   また、男子サッカーのネパール戦も前半33分に野津田選手が目の覚めるような鮮やかなドライブシュートを決めた瞬間をちょうど観ましたが、1次リーグを2位で通過して、決勝トーナメントの1回戦は25日にFIFAランク102位のパレスチナ戦。ランク48位の日本は順当にいけば勝つでしょう。

   そして、FIFAランク3位の「なでしこジャパン」は今日9月22日に1次リーグ首位突破をかけて、ランク38位の台湾と戦います。勝ち点4で並ぶ中国とは得失点差の勝負になるため得点は出来るだけ多く取る必要があります。キックオフは午後8時、今晩もテレビ(TBS系列で全国放送)の前で声援を送ることにします。

ケンカで飛行機が緊急着陸

   アメリカで二人の乗客のケンカが原因で、飛行機が行き先を変更して別の空港に緊急着陸したのをご存じでしょうか。ネットの「msn」ニュースに詳しく書いてあるので、ご存じ無い方のために掻い摘んで紹介します。事件は8月24日、ユナイテッド航空1462便(ボーイング737)の中で起きました。

   仕事でモスクワに出張していた48歳の男性がデンバーの自宅に帰るためにこの飛行機に乗りました。飛行機が離陸したので、男性はカバンからラップトップのパソコンを取り出し仕事を始めたのです。そして、男性は前の席の人が席を後に倒せないようにする防止器具「ニー・ディフェンダー」を座席に取り付けました。

   この器具は前の座席のトレーテーブルの支えに取り付けるU字型のクリップで、アメリカで21.95ドル(約2300円)で販売されています。これをセットすると、前の人にこれを使っていることを知らせる「お知らせカード」がついているのですが、その男性はそれを使いませんでした。つまり、無断で勝手に取り付けたのです。

   女性客は客室乗務員に「椅子が壊れている」と訴え、客室乗務員は男性に「ニー・ディフェンダー」を外すように求めましたが男性は拒否。すると女性は激怒して大げんかになり、ついに飛行機はシカゴのオヘヤ空港に緊急着陸して二人はつまみ出されました。いやはやツミつくりな器具を販売するものです。

ビルのネイミング

   建築の専門家ではない鈴木伸子さんが書いた「TOKYOの建築50の謎」(中央公論新社)という本、中々面白いです。もしかしたら専門家ではないが故に、私などと同じ素人の視点で現代建築を論じてくれているから面白いのでしょう。裏表紙に「数々の疑問に答える町歩きのための絶好のガイド」と書いてあります。

   その疑問の一つ《なぜビル名にあんな珍奇な名前がつけられるのか?》。そう言えば、このビルの名前、どういう意味かと首をかしげたくなるようなネイミングを時々見かけます。例えば何年か前に有楽町駅前に出来た「有楽町イトシア」、この意味は「愛しい+場所を表す名詞語尾のia」なのだそうです。

   また2008年に赤坂に完成した「赤坂サカス」。ただ単にイントネーションの面白さだけで付けたのかと思っていたら《赤坂に新しい文化を「咲かす」思いを込めて付けた名前》とか。錦糸町駅北口の「オリナス」は錦糸町という地名から錦の糸が様々な模様を「織りなす」ことから名付けられたどちらも「ダジャレ系」。

   そして、ちょっと古いのですが、1979年にオープンした渋谷の「109」も、10+9=東急でそれこそダジャレの元祖です。「109」は日本国内どころか海外でも「イチマルキュウ」は有名なのだそうですから、ネイミングはバカに出来ません。それにしても、汐留の「シオサイト」、そのものずばりの覚えやすさで中々いいです。

東海道新幹線の速度がアップ

   昨日の「朝日新聞」に、東海道新幹線(東京―新大阪)のスピードを、来春、23年ぶりに最高速度285キロにアップすると出てました。この路線はカーブが多く、1992年に「のぞみ」が登場して以来、270キロで頭打ちだったのです。これは鉄道好きにとっては堪らないニュースで、ブログに書かないわけにはいきません。

   現在、山陽新幹線(新大阪―博多)は最高時速300キロ、東北新幹線(東京―新青森)は320キロで走っています。ところが東海道新幹線は270キロなので、JRの技術者が知恵を絞ったのでしょう。でも、これによって、現在の2時間25分が、2、3分短縮されるだけですが、ダイヤ面での全体効果が大きいのです。

   ちょっと最高速度の変化を振り返ると、東京オリンピックが開催された1964年10月の新幹線開業時は最速210キロ、それを車両を0系から100系にして220キロ、そして、1992年に「のぞみ」としてデビューした300系は、それまでの鋼鉄製車体をアルミ製車体にした軽量化で一気に270キロにアップしました。

   それを、今回、285キロに上げることが出来るのはJRの技術力の成果です。従来は直線でスピードを上げてもカーブで減速するのを「車体傾斜システム」の開発によって、カーブでもあまりスピードを落とさなくてもすむので平均速度を上げることが出来るというのです。人間の頭脳は止まることを知りません。

褒めるのがオーディオの極意

   20年ほど前にパイオニアのスピーカー「S-180A」を買ってあまりの音の良さに大満足して、以来、新しいオーディオ機器をほとんど購入していません。しかし、オーディオへの関心が無くなったわけではなく、「音楽とオーディオを語る会」の友人とかって隆盛を極めていた頃のオーディオの昔話をするのが大好きです。

   ところで、吉祥寺のジャズ喫茶「メグ」のオーナーで、ジャズ評論家、超オーディオ・マニアの寺島靖国さんの著書「JAZZオーディオ悶絶桃源郷」(河出書房新社)を時々読みます。勿論、寺島さんと私ではオーディオのスケールは月とスッポンですが、オーディオへの思い入れは少しも変わりありません。

   最近、この本の目次を見ていたら「オーディオ話は切った張ったが面白い」が眼に入り、改めて読んでオーディオの趣味はケンカになる危険をはらんでいると思いました。あるオーディオのグループに所属していた人が意見が合わずに脱会、別のグループに入ってまたそこでも仲違いをしてしまったというのです。

   寺島さんはこう書いてます。《ケンカ別れに発展する原因は、主観を普遍で語るからである。オレはこういう音が好きなのだと言えばいいのに、こういう音でなければ駄目だという言い方をするからだ》と。友人と私は常に相手の装置を褒め称えて、けなしたことがないので、二人の間にはいつも平穏な空気が流れています。

素敵な歌「よこはまたそがれ」

   作詞家の山口洋子さんが9月6日に他界されました。今朝の「日刊スポーツ」に山口さんと浅からぬエンのある五木ひろしのことが色々と書いてあります。1970年、日本テレビ系「全日本歌謡選手権」にまだ無名だった五木ひろしが三谷謙の名前で出演した時に山口さんが審査員をしていたのだそうです。

   山口さんは三谷の才能や情熱に惚れ込み、プロジュースを約束し、翌1971年に「いいツキを拾おう」の意味をこめて「五木ひろし」と命名。そして、代表作になった「よこはまたそがれ」の歌詞を書いたのだそうです。私は五木ひろしの歌はほとんど聴きませんが「よこはまたそがれ」だけは特別です。

   《よこはま たそがれ ホテルの小部屋 くちづけ 残り香 煙草のけむり ブルース 口笛 女の涙 あの人は行ってしまった あの人は行ってしまった もう帰らない 裏街 スナック 酔えないお酒 ゆきずり 嘘つき 気まぐれ男 あてない 恋歌 流しのギター……》単語だけを並べた何という洒落た感性でしょう。

   そして平尾昌晃の作曲がこの詞にによく似合っていて、何度繰り返し聴いても飽きません。五木ひろしは、現在、和歌山市内で芸能生活50周年記念ツアー「五木ひろしコンサート2014~ありがとう この歌を ありがとう あなたに~」を開催中。「よこはまたそがれ」を涙とともに歌ったそうです。

とても考えられない古代の謎

   「OOPARTS(オーパーツ)」という言葉をご存じでしょうか。「out of place artifact」の略で、アメリカの動物学者の造語。Wikipediaに《考古学上その成立や製造法などが不明とされたり、当時の文明の加工技術や知見では製造が困難あるいは不可能と考えられたりするもの》と書いてあります。

   近刊の「週刊朝日」の中に、脳科学者の池谷祐二氏がレバノンとシリアの国境にあるローマ時代の遺跡「バールベック」を訪れた時のことが載っています。ここのジュピター神殿を支える巨石は長さ18メートル、高さと幅が4メートル、重さ970トン、建物に使用された切石として世界最大なのだそうです。

   石切場の岩山から遺跡までの距離は約1キロメートル、起重機などの道具が存在しない時代にこれをどうやって移動させたかはまったくの謎。それでも出来上がっているいる神殿を「オーパーツ」というのです。つまり、「当時そんな技術があるはずがない」という古代人を見下す優越感がこの言葉を生んでいるのです。

   そこで、ネットに世界の「オーパーツ」日本の「オーパーツ」を集めたサイトがあるのでご覧になって下さい。とても考えられない不思議な現象を総括して「オーパーツ」と言ってるようで、浮世絵にハンバーガーらしきものが描いてあるのを江戸時代にこんな食べ物があったのでしょうかのコメントがついています。

現代技術でゴッホの耳を再現

   「3Dプリンター」がどんどん普及しつつあります。この前、池袋の「ビックカメラ」で実際に物を作っているデモストレーションを見ましたが、面白くてかなり長い時間、そこから離れることが出来ませんでした。ところで、今朝の「朝日新聞」一面の《3Dプリンターでゴッホの耳》の見出しをみてびっくり。

   この夏、「画家ゴッホの切り落とされた左耳」がドイツの美術館に展示されたのだそうです。新聞にその経緯が書いてありますが、アメリカの美術家がゴッホの弟テオの子孫からゴッホの耳の軟骨組織の提供を受け「ゴッホの耳の型」の中で一年かけて培養、それを3Dプリンターで作成したと書いてあります。

   その記事を読んで、私が驚いたのは《ゴッホの耳の軟骨組織の提供を受けた》ということ。つまり、弟テオは切り落とされたゴッホの耳を後生大事に保存して子孫に渡したことになりますが、そんなことが実際に出来るのでしょうか。「3Dプリンター」の凄さと同じくらいにそっちの方が気になりました。

   ともかく、美術館に展示されてる「耳」がネットにありますのでご覧になって下さい。その中に《理論的には16分の1がゴッホ本人のDNAと同じとされる遺伝子から培養軟骨を作り、3Dプリンターによってゴッホの耳と同じ形に整えることで完成した》と書いてありますが、説明が明確に解らないのは私だけでしょうか。

小津安二郎監督と映画音楽

   今朝の「朝日新聞」の紙面の片隅に「小津安二郎がいた時代」というタイトルのコラムを見つけました。ちょっと読んでみると、小津映画の音楽を7本も担当した作曲家の斉藤高順(たかのぶ)と、その映画音楽の話です。斉藤高順が初めて手がけた映画音楽が小津監督の「東京物語」で27歳の時だったのだそうです。

   小津作品では映画音楽が完成すると、録音前に小津の面前で生演奏を披露する「試演会」が行われるのが習わしで、極度の緊張状態にあった斉藤に、聴き終わった小津は「なかなかいいね」と声を掛けたのだのだとか。かねがね小津監督が音楽に厳しいことを耳にしていた斉藤は感激したと語っていたようです。

   この記事を読んで「東京物語」の音楽ってどんなだったのかなぁとDVDを取り出してデスクの上のプレイヤーで聴いてみました。まず画面に出た「東京物語」のタイトルにかぶせて音楽が流れますが中々いいです。いつも映画音楽を気にしたことがないのに今日ばかりは映画音楽を聴くための映画鑑賞です。

   脚本、小津安二郎、野田高梧に続いて音楽、斉藤高順の名前が出て、そのあと、笠智衆、東山千栄子、原節子、杉村春子、山村聡などの配役の名前が出ている間中、その音楽が鳴り響き、ファースト・シーンが出て止まります。「東京物語」、この記事をアップしたあと、最後まで観ないわけにはいかなくなりました。

「しりとり」の研究

   ネットの「アンサイクロペディア」によると、外国のガイドブックに《「しりとり」は日本の中世の趣味人が編み出してからの長い歴史があります。そのため学校では「しりとり」選手権が毎日のように行われ、日本の国会議員は料亭やゴルフ場に集まって、息抜きと交渉を兼ねて「しりとり」を嗜むとされています。

   ……「しりとり」は日本文化で大きな位置を占めているため、この暗黙の了解や根回しが現在の日本人を形成していると言っても過言は無いでしょう。あなたも日本を訪れた際は、奥深い「しりとり」の世界に触れてみてはいかがでしょうか》と。外国のガイドブックって何が書かれているか解ったものではありません。

   ところで、ネットに「しりとりについて」というサイトがあって、「しりとり」をかなり真面目に論じているのでびっくり。「しりとり」に特別の興味を持ってる方はあまりいないかも知れませんが、色々なルールや「ぢ」で終わると強力などと必勝法が書いてあるので、お読みになってみると面白いでしょう。

   また、「しりとり」の基本的ルールは「ん」で終わる言葉を使ってはいけないというのが一般的ですが、そんなこと言っても世界には「ん」で始まる言葉が沢山ありますよと研究してる人がいるのには驚きました。「しりとりで勝つ」というサイトを読むと、世の中には凄い知識を持ってる方がいるのにただひたすら驚嘆します。

秋がよく似合う弦楽四重奏曲

   音楽を聴くのに絶好の季節が訪れました。秋は静かな室内楽を聴きたい気分です。室内楽といえば弦楽四重奏曲、ベートーヴェンやシューベルトなどに名曲が沢山あり、何を聴いたらいいのかいささか迷います。でも今日はどちらかというとマイナーなショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲を久しぶりに聴くことにしました。

   ショスタコーヴィチは交響曲の作曲家として有名で、15曲の交響曲を残していますが、その中で代表作と言われているのが第五番ニ短調。ショスタコーヴィチはこれしか聴いたことがないという方だっておられるかも知れません。しかし、ショスタコーヴィチがもう一つ熱心だったジャンルに弦楽四重奏曲があります。

   ショスタコーヴィチは何と交響曲と同じに弦楽四重奏曲を15曲も作曲しています。うんと昔、NHKのFM放送で初めてこの曲に接し、シューベルトと同じような情緒性にしびれ、第1番から第15番までが収録してあるフィッツウィリアム弦楽四重奏団の6枚組の「弦楽四重奏曲全集」を購入し時々聴いています。

   ところで、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲について、音楽之友社刊行の全17巻「名曲ガイドシリーズ」の中に次の一文があります。「ショスタコーヴィチは弦楽四重奏曲を人間としての自己表現の手段と考えていたのである」と。秋の朝の静寂の中で、美しい弦楽四重奏曲第一番ハ長調がしみじみ響いています。

真実がよく解らないゴシップ

   最近、女優の江角マキコさんが元マネージャーに命じてタレントの長嶋一茂さんの自宅の外壁に「バカ息子」などの落書きをさせたという事件が報じられました。江角さんのイメージからしてまさかと思っていたら本当だったのですね。江角さんが「申し訳なかった」と9月9日のブログで謝罪したのです。

   「週刊文春」の記事は読んでないのですが、駅売りの新聞によると、長嶋一茂氏の息子と江角さんの息子はある有名小学校の同窓生、それが息子同士に何かあり江角さんが元マネージャーに頼んで長嶋一茂氏の自宅に落書きさせたというのです。ところが、ネットの「ゴシップ速報」を読んだら真実が解らなくなりました。

   この事件が起きたのは約二年前の2012年12月、「週刊文春」がどこからかその写真を入手してつい最近の8月28日号に載せて発覚。まさか江角さんはそんな古いことが今頃になって報道されるとは思っていなかったに違いなく、メディアを避けていたのが何らかのコメントを言わざるを得なくなったのでしょう。

   江角さんはブログに「元マネージャーから私に対し、このような事態をおこして迷惑をかけたとして謝罪の連絡がありました」と書いていて、元マネージャーが江角さんが知らないうちに勝手にやったことだと言うのです。真実はどうであれ、江角マキコさんのさわやかなイメージが崩れたのは間違いありません。

遊び心満点の「付け足し言葉」

   「付け足し言葉」というのをご存知でしょうか。たとえば何かで驚いた時、ただ「驚いた」ではなくて、「驚き桃の木山椒の木」というのが 「付け足し言葉」で会話に勢いが出ます。ちょっと説明すると「驚き」の「き」を「木」に変換し、「桃の木」と「山椒の木」を付け足して調子よくしただけの話です。

   では、有名な「付け足し言葉」を幾つか書き並べましょう。「あたりき車力の車曳き」「蟻が鯛なら芋虫ゃ鯨」「何だ神田の明神下」「恐れ入谷の鬼子母神」「おっと合点承知之助」「その手は桑名の焼蛤」「とんでも8分歩いて10分」「結構毛だらけ猫灰だらけ」「何か用か九日十日」。どうです、何だか調子がいいでしょう。

   「あたりき車力の車曳き」は「あたりき」=「当たり前」、この「りき」を「力」に引っかけて「車力の車曳き」。相手に何かしてあげて「有り難い」と言ったら間髪を入れずに「蟻が鯛なら芋虫ゃ鯨」と言うのです。つまり、「蟻」と「鯛」、「芋虫」と「鯨」の小さなものと大きなものを対比して面白くしただけで何の意味もありません。

   「恐れ入谷の鬼子母神」や「その手は桑名の焼蛤」は相手が「入谷」に「鬼子母神」があるのを解っていて、「桑名」の「焼蛤」を知ってないとチンプンカンプン。誰かが声を掛けたら「何か用か九日十日」、勿論、「何か用か」は「七日八日」でただ調子をよくしただけ。日本語って誠に奥が深い言語です。

盛大な拍手を送りたい準優勝

   「全米オープン」で快進撃を続けてきた錦織選手ですが最期に力尽きました。過去、錦織選手のチリック選手との対戦成績は5勝2敗、世界順位が11位と16位で絶対に錦織選手が有利と思っていましたが、決勝戦となるとそんなデータは関係なく、終始、チリック選手に押されたままでゲームが終わってしまいました。

   ともかく、錦織選手はサーブ力の差で負けたといって言いでしょう。何しろ、連続3本もサービスエースを決められてはまったくお手上げで、錦織選手に何度かあったブレークのチャンスもことごとく凌がれて、ついに一度もブレークすることなく負けてしまいました。フェデラー選手にストーレトで勝ったのは伊達ではなかったのです。

   全試合を通じて、チリック選手はサーブがいい上に、リターンも絶妙なところに決まり、それに凡ミスがまったくないので、錦織選手は焦っていた感じです。いいところに決めようとするために逆に錦織選手のミスが多くなり、いつもの鋭い攻撃が影をひそめ、いいところを見せられないでさぞ無念だったことでしょう。

   それにしても、大会直前に足の親指を手術するなどしてあまりよくない状況だったのにグランドスラムの準優勝を勝ち取った錦織選手に盛大な拍手を送りたいです。優勝を逃しはしましたが錦織選手の世界順位一桁は間違いないとか。実に面白い「全米オープン」で世界最高のテニスを思い切り堪能しました。

テニス界の夢のような出来事

   テニスの「全米オープン」、夢のような出来事が起きました。何と錦織選手は世界1位のジョコビッチ選手を破り決勝戦への進出を決めたのです。この準決勝、錦織選手が第1セットを取った時点ではジョコビッチ選手の強さをよく知ってるだけに、正直いっていくら好調の錦織選手でも勝つのは難しいと思ってました。

   ところが、錦織選手は得意な攻めのテニスでぐいぐい押しまくり、第3セットのタイブレークを制して2-1とジョコビッチ選手を追い詰めた時、もしかしたら勝つかもしれないに変わったのです。そして第4セット、相変わらず錦織選手のテニスは冴えてバランスを崩さず、ついにマッチポイントを迎えました。

   長いラリーの末にジョコビッチ選手のボールがベースラインを越えた瞬間の嬉しかったこと。錦織選手が言っていた「勝てない相手はいないと思う」がその通りになったのです。こうなったからには日本時間の明日9月9日午前6時から行われる決勝戦に勝って世界中に錦織圭選手の名前を轟かせて欲しいです。

   さて、その決勝戦の相手は恐らく世界第3位のフェデラー選手がくると思っていたら、何と16位のチリック選手がストレートで勝つなどと天も味方してくれました。錦織選手はチリック選手と過去7戦して5勝2敗、油断さえしなければ錦織選手が優勝する確率が非常に高くなったと思っています。明朝6時、とても楽しみです。

順番を間違えると恐い情報

   関根勤さんの娘さんでテレビで活躍している関根麻里さんが、最近、韓国の歌手と結婚したことは多くの方がご存知でしょう。ところが、8月24日、都内で行われた結婚式に約50人の報道陣が集まりましたが、何と日本テレビだけが来なかったことが「週刊文春」(9月11日号)に載ってました。

   関根麻里さんと言えば日本テレビの朝の報道番組「ZIP!」の顔で、その日本テレビが結婚式に来てないことに「アレ?どうして日テレさんは来てないの」と訝る声が出ても不思議ではありません。それだけではなく、翌日、各局がこぞってこのことを取り上げたのに「ZIP!」だけがまったく扱わなかったのだそうです。

   ともかく、「ZIP!」が、唯一、結婚に触れたのは初報から二週間も経った8月11日の番組初頭、「この度、結婚することになりました」「おめでとう!」という数十秒の事務的な報告だけ。どちらかというと、割合、好感度があるタレントだけに、全体的に報道量が少ないことに私もかねがね不思議に思ってました。

   その理由が日本テレビ関係者の談話として記事の最期に書いてありましたが、どうやら、麻里さんの事務所が結婚の情報を日本テレビに先駆けてほかのメディアに流したのが原因のようです。つまり、先にスポーツ紙に出てしまい「ZIP!」つまり日本テレビの逆鱗に触れたのです。情報の順番は間違えると恐いです。

初陣を飾れなかった新監督

   アギーレ監督の初陣、ウルグアイ戦はやっぱり世界ランク6位には歯が立たず、いいところが無いままに2-0(2得点シーン)で負けました。最初から凄い変化を期待する方が無理な話で、徐々によくなると思うしかないでしょう。ただ、点の取られ方が悪く、危険なゴール前へのパスとトラップミス、ちょっと首を傾げたくなりました。

   また追加点にしても、センタリングをヘッドでクリアしたボールが相手の構えている所に飛んでいきどうぞシュートして下さいと言わんばかり。そして、キーパーがはじいたボールがまたしても相手選手の前にいって、結局、点を取られてしまうミスの連続では試合に勝つのは容易ではありません。

   それに、ゴール前で何度か訪れたフリーキックのチャンスに、この試合でキャプテンを指名された本田選手からACミランで見せたあの鮮やかなゴールは生まれず、ことごとくがカベに当たってしまうようでは出るのは溜息ばかり。きっと、本田選手はいいところを見せようと力んでしまったのでしょう。

   ところで、アレーギ監督の次のような談話が今朝の「日刊スポーツ」に載ってました。「チームが戦えたことには満足している。競争して負けた気持にならず、失点しても落ち込まなかった。今日はチーム全体より、個々を見たことに満足出来た」と。監督が落ち込まなかったのですから負けても仕方ないですね。次を期待しましょう。

巨万の富を築いた巧みな戦略

   経済学者の野口悠紀雄氏が最新の「週刊新潮」の中で「マイクロソフト社」の創始者、ビル・ゲイツがどうやって想像を絶する巨万の富を得たかを詳しく書いてました。まず、ビル・ゲイツの財産がどれほど凄いかを知っておくのも無駄ではないでしょう。彼は1995年から2007年までの13年間連続して世界長者番付の1位です。

   2007年の個人資産は何と560億ドル(ほぼ5、6兆円)、そして、シアトル郊外にある邸宅の敷地は12キロ×12キロ、これは山手線の内側の半分くらいの面積です。また、オークションで30億円で購入したレオナルド・ダ・ビンチの「レスター手稿」72枚を世界で唯一人所有しています。

   では、なぜこれほど途方もない財産を得ることが出来たかというと、PC(パソコン)のOS(基本ソフト)を作り、その売り込みの方法がよかったからです。1980年頃、IBMはPCの開発に着手してました。しかし、少数のスタッフと予算の制約で、OSを外注することにして、その外注先が「マイクロソフト社」だったのです。

   当時、「マイクロソフト社」にはOSの開発経験はなく、そこで、独自にOSの開発を行っていた会社からOSを買い取り、IBMのPC用に改良して納入したのがMS-DOS。そして「マイクロソフト社」はこのOSをIBM以外のPCメーカーにも供給することにした巧みな営業戦略がものの見事に成功したのです。ビル・ゲイツの手腕凄いです。

錦織選手の歴史的な快挙

   正にWOWOW様々で、歴史的な快挙を最初から最後まで観ることが出来ました。9月4日の日本時間午前8時30分、「全米オープン」錦織選手が日本人として何と96年振りにベスト4に進出した試合がちょっと前に終わったところです。錦織選手はスイスのワウリンカ選手にフルセット4時間15分の試合を制し勝ったのです。

   錦織選手が2-1とリードして迎えた第4セット、タイブレークになって勝つチャンスはあったのですが、際どいところで落として準々決勝に続いてフルセットにもつれこみました。しかし、錦織選手がフルセットに強いデータがあるのは聞いていたので、絶対に勝つと信じて第5セットを観てましたが心の中はドキドキです。

   錦織選手は何度も相手にブレークポイントを与えましたが、強靱な精神力で凌いでついに試合は5-4。そして、ワウリンカ選手のサーブで、これをブレークすれば勝つのは解っていても、そう簡単にはいかないと思って観てました。ところが、ポイントが40-30になって、ワウリンカ選手はボールをネットに引っかけてゲームセット。

   試合後のインタビューで錦織選手は「ともかく嬉しいです。急にマッチポイントがきてびっくりしました」と言ってましたが、観てる方もそんな感じでした。ともかく、錦織選手のここしかないという正確なショットが印象に残っています。インタビューに答える錦織選手の素敵な笑顔に余裕を感じました。錦織圭選手、本当に強いです。

92年ぶりに8強の錦織選手

   今朝の「日刊スポーツ」の一面トップの大きな見出しは「錦織92年ぶり8強」。ニューヨークで9月1日(日本時間2日)に行われた「全米テニス」で、世界11位の錦織圭選手が世界6位のカナダのミロシュ・ラオニッチ選手を4-6、7-6、6-7、7-5、6-4のフルセットで下し、8強入りを果たしたのです。

   新聞は試合の経緯をこんな風に書いています。《最速232キロのラオニッチのサーブで合計35本のエースと16本の決定打をたたき込まれた。いつ崩れてもおかしくない追い詰められた緊張感の中、決して(錦織選手の)心は折れなかった。……時に電光石火のような高速リターンで相手のミスを誘った》と。

   この試合時間は何と4時間19分の激闘で、終了は大会史上最も遅い午前2時26分。マッチポイントになった際には会場は総立ちになって「ケイ」コール、そして、約1分のラリーの末に錦織選手のバックボレーが相手コートに落ちて、勝った瞬間、錦織選手が満面に笑みを浮かべたのをテレビのハイライトで観ました。

   この勝利によって、日本人が「全米」で8強入りしたのは1922年(大正11年)の清水善造選手以来で92年ぶりだとか。準々決勝の相手は今年の「全豪」覇者で世界4位のスイスのスタン・ワウリンカ選手。過去に対戦は二度あって二度とも錦織選手は負けていますが、何としても今度こそ勝って4強になって欲しいです。

渋谷の「HMV」探訪記

   「音楽とオーディオを語る会」の二人だけの8月の例会は渋谷で開催し、つい最近、開店したばかりのCDやLPの中古専門店「HMV」を探訪してきました。かって、新品のCDがずらりと並び、隆盛を極めていた「HMV」を知っている音楽ファンとしては淋しい限りで、悲しい現実を目の当たりにしたのです。

   「東急ハンズ」の真ん前に位置するこの店は二階建で、一階はロックやポップス系のCDやLPばかり。店に入って真っ先に眼にしたのはビートルズの1枚1万円もするレア物のLPで、かなりの数が並んでました。渋谷駅から近いし、こういう類の物を探しているマニアは行ってみる価値が充分にあるでしょう。

   そして、二階は一階と同じロック、ポップス系に加えてジャズのLPやCDも置いてありましたが、友人と予想していた通りにクラシックは一枚もありません。ジャズのコーナーを見ていたら、その中に何とマイルス・デヴィスの10枚組が1000円、フランク・シナトラの10組が1500円のCDを発見。

   マイルス・デヴィスのアルバムは、結構、所持しているので買う必要はなかったのですが、好きなアーティストが1枚100円や150円で売られているのをそのままにして帰るわけにはいかずにどちらも買ってしまいました。家に帰って早速聴いたら、その20枚内容も録音もよくて「HMV」を探訪してよかったと満足しています。

10時間18分の野球の試合

   「全国高校軟式野球」の準決勝、中京対崇徳は4日がかりの延長50回に中京が3点を入れて決着がつきました。今朝の「日刊スポーツ」に載ってるテーブルを見たら試合時間10時間18分、勝った中京の打数163で22安打、負けた崇徳の打数154で26安打、いやはや凄い試合があるものです。

   新聞の解説を読むと、軟式は硬式に比べて打球が遅く、飛距離が出ないために得点が入りにくいのだそうです。日本高野連の事務局長は「考えられないことが起きた。サスペンデッド(一時停止試合)の限界が見えた。もし、タイブレーク制を取り入れていたらこんなことにはならなかった」と言ってます。

   いつぞやの新聞に選手の健康管理面から高校野球のタイブレーク制の賛否の問題が出ていて、参加校の全てにアンケートを出して貰って検討することになっているようですが、今回の延長50回に接しては、恐らく、賛成が多くなるのは間違いないでしょう。結局、中京は三浦学苑との決勝戦を2-0で勝って優勝。

   中京のエース松井大河投手は優勝するまでに投げたのは4試合2/3で投球数は何と1047球。また、準決勝の50回を一人で投げ抜いた崇徳の石岡樹輝弥投手も一試合で689球も投げて、50回のバント処理の時には「身体が言うことを聞いてくれなかった」と言ってるようで、健康上、大いに問題がありそうです。

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