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混迷を極める入札制度の折衝

   一時は契約寸前だったのに、日本の選手会の横やりでご破算になってしまった「新ポスティング制度(入札制度)」について、昨日の「日刊スポーツ」に現在の状況が詳しく載ってました。それによると、日本野球機構(NPB)とアメリカ大リーグ機構(MLB)の交渉は混迷を極めていて、決着が先送りになってるようです。

   それというのも、アメリカ内部がヤンキースなどの資金が豊富な球団、パイレーツなどの資金に乏しい地方球団、大リーグ選手会の三者の足並みが乱れてるようで、中々結論が出ないのです。どうやら、アメリカ側は入札金額の高騰を抑えることが主眼で、上限を2000万ドル(約20億円)に設定する案が出てるようです。

   そして、もし複数の球団が上限に入札した場合は、選手はその全ての球団と交渉出来るというのです。ともかく、過去、松坂投手が60億円、ダルビッシュ投手が38億円、井川選手が30億円だったのが、田中選手の入札額が20億円では、日本側がすんなり受け入れるとはどうしても思えません。

   上限の設定については、当然、日本の多くの球団が拒否反応を示し、当初目指していた11月の中の合意を断念せざるを得なくなったようです。一時、田中選手の入札額が100億円などと報道されていましたが、あまりにも常識外れな感じで、上限案が出てきたのが解ります。果たして両方が満足する結果になるのでしょうか。

小説のような実際の出来事

   前に鎌田敏夫さんの「柔らかい心」(角川書店)という実に面白い小説を読んだことがあります。小説の発端は、イタリアのミラノでインテリア・デザイナーをしている女性の元に、日本から一枚の写真とともに「人生で重大な話がある」という手紙が送られてきます。「あなたと私は27年前、病院で取り違えられてる」というのです。

   この小説のような出来事、しかも、27年前どころか60年も前に起きたことが解り、病院を訴えて勝訴した男性がいます。判決は病院に3800万円の支払い命令。取り違へられて育った男性の家庭環境は経済的に苦しく、働きながら定時制高校を卒業し、現在はトラックの運転手をしています。

   一方、男性が育つはずだった家庭は裕福で、実の弟3人は全員が私立高校を卒業して大学に行ってます。しかし、両親はすでに他界して、もう会うことが出来ません。何という悲しいことが起きたのでしょう。男性が育った家庭の父親は2歳の時に亡くなり、母親がその男性を含む3人の子供を育ててくれました。

   その男性は「母親が出来ることを精いっぱいやってくれた」と感謝の言葉を口にしています。現在、男性は本来の苗字になり、実の弟3人と飲みに行くこともあるそうです。さて、冒頭にあげた「柔らかい心」、非常によく書けてる波瀾万丈の恋愛小説で、絶版になっていますがブックオフで探して読む価値が充分にあります。

九州の超豪華な観光寝台列車

   九州の観光用の寝台列車「ななつ星」が2013年10月15日より運行を開始しました。詳しいことをちょっとWikipediaで調べてみたので紹介します。この列車名は九州が、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県の7県であることにちなみ名付けられたとかで、列車の編成も7車輌です。

   ともかく、この列車は、九州各地を巡って景色などを楽しむことを目的とした観光寝台列車で、価格が15万円~40万円の1泊2日、38万円~95万円の3泊4日の2種類があり、1泊2日のコースは、1日目が 博多駅 → 長崎駅→(車内で1泊)→阿蘇駅、2日目は 阿蘇駅 → 由布院駅 → 博多駅。

   また、3泊4日のコースは1日目が博多駅 →由布院駅 →(車内泊)、2日目は宮崎駅→隼人駅(隼人駅からバスで旅館)、3日目は(旅館からバスで隼人駅)隼人駅→鹿児島中央駅(人吉・熊本を経由して車内泊)、4日目は阿蘇駅 →(そのまま列車で大分経由、またはバスで阿蘇から豊後森へ)→ 豊後森駅 → 博多駅。

   JR九州ではこの列車を「大人の空間」と位置づけているので、参加者は中学生以上に限定されていて、車内ではジーンズやサンダルは禁止。また、車内は全面禁煙で、寝台個室にはテレビは設置してないのだとか。アジアの富裕層の利用を見込んでいるとかのこの列車、日本人の利用者はどのくらいいるのでしょうか。

期待のサスペンス・ドラマ

   このところ、盛んにテレビのCMで宣伝している「オリンピックの身代金」。テレビ朝日が開局55周年を記念して作った11月30日(土)と31日(日)の2日連続で午後9時から放映されるサスペンス・ドラマで、こういう類の映画やドラマに目が無い私としては、誠に興味津々でちょっとネットで調べてみました。

   しかし、サスペンス・ドラマはストーリーを知らないで観るほうが面白いに決まっているので、エチケットとして筋に関係がないことを書きましょう。このドラマの原作は、奥田英朗による小説で、角川書店の雑誌「野性時代」に2006年7月号から2008年10月号まで連載された小説のドラマ化です。

   奥田英朗は現在54歳の岐阜県出身のミステリー作家で、2004年に「空中ブランコ」で直木賞を受賞しています。また、キャストについては、すでにご存知の方が沢山おられると思いますが、改めて書くと、竹野内豊、松山ケンイチ、黒木メイサ、榮倉奈々、江角マキコ、柄本明、大杉漣、小澤征悦、唐沢寿明など。

   ドラマの舞台は1964年(昭和39年)の事なので東京オリンピックにからむ事件のようで大いに期待しています。ただし、二夜連続の放映とあってはHDDに録画しておいて、日を改めて一気に観るつもりです。ドラマの展開が佳境に入り、盛り上がったところで続きは明日では、どうも興がそがれる気がしてなりません。

「KARA」日本で最期の公演

   韓国の5人組アイドル・グループ「KARA」が、11月24日、神戸のワールド記念ホールで、最期のライブを行ったことが昨日の「東京スポーツ」に詳しく出てました。集まった7000人のファンを熱狂させ、27日発売の最新シングル「フレンチキス」(YouTube)を熱唱するなど大変な盛り上がりを見せたようです。

   終演が近くなり、ニコルが「今日で終わりますね。時間が早すぎて本当に残念です」と話し出して号泣。涙をこらえつつ「大切な思い出を作ることが出来て本当に嬉しかったです」と言い、また、ジョンも「私、本当に幸せ。一生の思い出になりました」と泣きながら惜別の言葉を述べたそうです。

   ところで「KARA」は、今後、ハラ、ギュリ、スンヨンの3人で活動を行う予定になっているようですが、ラスト・ステージを日本で行ったことに韓国では怒っているようで、完全な解散を求める声が大きく、そう簡単にはいかないようです。現在の日韓関係の中でこんなことをしては、国内が怒るのは当然かも知れません。

   ともかく、「KARA」は韓国国内でも人気が下火になっている上に、今回、日本でラスト・コンサートをしたことに反発が大きくて、3人で活動を続けるのは難航を極めそうだと事情通が言ってるようです。いずれにしても、日韓関係が好転しないと、韓国のアイドル・グループが日本で活躍するのがますます難しくなりそうです。

永久保存の号外だけの小冊子

   昨晩、朝日新聞の集金に来た販売店の人が「創刊135周年記念 号外縮刷版」という小冊子を無料でおいていきました。過去に出た号外を集めたもので、数えてみると収められてる号外は全部で54枚、「そうそう、そんなことがあったなぁ」という衝撃的な事件ばかりで、そのうち三つばかり書き出します。

   まず、1972年(昭和47年)2月28日の号外《あさま山荘事件》で「浅間山荘の連合赤軍制圧 九日ぶり、やっと救出」。この日は朝から夜までテレビが放映した浅間山荘の攻防戦を会社で観てた覚えがあり、仕事もしないで、一日中、テレビの前から離れられなかった忘れられない出来事です。ちなみにこの年は閏年でした。

  また、2001年(平成13年)9月12日の《アメリカ同時多発テロ》。かなり後で、事件が起きた時、このビルの中の大手証券会社に勤めていた知人から聞いた、凄まじい騒音の中をビルの階段を必死に駆け下り、九死に一生を得たエキサイティングな話が今も耳に残っています。話の途中で、知人にいっぱい質問した覚えがあります。

   そして、最新の号外は2013年(平成25年)9月8日の《2020年東京オリンピック開催決定》。この日の早朝、何とか決定の瞬間を観ようと、眠たい目をこすりつつ起きて、ロゲ会長が「TOKYO 2020」と書いた紙を掲げたのを見ました。以上の3つの映像、よくご覧になって下さい。ところで、この小冊子は、勿論、永久保存です。

珍しい渡辺貞夫のトーク番組

   ジャズ・プレイヤーの大御所、そして、80歳になられた渡辺貞夫さんがトーク番組「サワコの朝」に出演したので、録画しておいたDVDを観ました。ともかく、話術の大家、阿川佐和子さんが渡辺さんからどんな珍しい話を聞き出すかにも興味がありましたが、何といっても渡辺さんが選ぶ「記憶の中で今もきらめく曲」は何か。

   渡辺さんが口に出したのは渡辺さんと同じアルト・サックス・プレイヤーの今は亡きチャーリー・マリアーノが演奏する何とアルビノーニの「アダージオ」。クラシックの名曲で、私も好きな曲の一つのこの美しい曲をたっぷり聴けると思ったら、出だしのほんのさわりのCDの演奏が流れただけで残念無念。

   聴き終わって、渡辺さんと阿川さんが口を揃えて「たまんないですよね」と言いましたが、私もたまりませんでした。チャーリー・マリアーノは渡辺さんが傾倒していたプレイヤーだそうで、テレビ画面にこのCDのジャケットの写真がちょこっと出ましたが、恐らく廃盤になっているこのCDを探さなければならなくなった感じです。

   渡辺さんが音楽を始めたのは高校時代、最初はクラリネット奏者で出身が栃木県なので日光の鬼怒川温泉ホテルなどのダンスホールでアルバイトをしてたとかで、その当時の思い出話など面白かったです。その後、渡辺さんのベストセラー「カリフォルニア・シャワー」のLPを取り出し、久し振りに聴いていい気分になりました。

今年から7億円年末ジャンボ

   最新の「週刊文春」を買ったら、作家の橘玲(たちばな あきら)さんが書いた《「7億円年末ジャンボ」が当たる確率は?》という記事がありました。それによると、今回から1等と前後賞を合わせた賞金がこれまでの6億円から7億円になり、その分、お金で買える「庶民の夢」が大きくなったと書いてあります。

   ところで、年末ジャンボ宝くじの賞金がかくも高額になった理由はサッカーくじの存在で、サッカーくじが2006年に賞金を6億円にしたBIGが発売され、それへの対抗手段とか。ともかく、宝くじは世界で最も割の悪いギャンブルで、本来、宝くじの文面にはこう書く必要があるんだそうです。

   「宝くじの購入にはリスクがあります。1等の当選確率は1000万分の1で、宝くじを毎回3万円、0歳から100年間購入したとしても、99.9%の購入者は生涯当選することはありません」と。経済学者は宝くじのことを「愚か者に課せられた税金」と呼び、宝くじ売上の約50%が最初から没収されているのです。

   もし民間業者がこれを行っていたら「悪質な販売手法」として業務停止処分を受けるようなことを国家が堂々と行っているのです。でも、買わないと確率がゼロなので、まったく並んでない売場で1枚だけ買うことにします。どこで買っても確率はまったく同じで、長蛇の列の人気店に並ぶのはそれこそ時間の浪費です。

痛快な映画「96時間」の続編

   第一作が実に面白かった映画「96時間」の続編「96時間/リベンジ」(予告編)を、最近、WOWOWで放映したのでDVDに録画して観ました。封切られた時、映画館で観たので二度目の鑑賞です。ともかく、娘を溺愛している元CIAの工作員が一作目と同じに不死身の強さでトルコの首都イスタンブールを舞台に大活躍します。

   今回は復讐を企てる敵に元奥さんと一緒に捕らえられた主人公が娘に携帯電話で指示を与え、その協力によって脱出するのです。この種の映画は整合性など考えずにただひたすら派手なアクションに没頭して楽しめばいいのです。的を得ている「映画大辞典」のコメントをちょっとお読みになって下さい。

   《相変わらずの超人パパぶりに、圧倒されてしまいました。本作では、どちらかというと守りの戦いといいますか、いかに逃げるかという部分に重点が置かれるため、前作よりアクションは控えめかも知れません。でも、ストーリーはなかなか面白かったです》 と。最初の作品を超える続編ってあまりないですよね。

   車の免許証を持っていない娘が敵に追われてのカー・チェイスは中々の迫力で、アクション映画が好きな人だったら、充分に楽しめるのは間違いなし。しかし、最初の作品を観てなくてこの映画に接した方は、絶対に一作目をご覧になるといいでしょう。この作品より3倍くらい面白いかも知れません。

男子バレーとサーブ・ミス

   「ワールドグランドチャンピオンズカップ2013」の男子バレー、一昨日のアメリカ戦、そして、昨日のロシア戦の二試合を観て、相変わらず日本のサーブ・ミスの多さにはびっくり仰天です。昨日の試合で監督が途中からベンチに引っ込めた選手など、ほとんどボールがコートに入らずに確実にミスをするといっても過言ではないでしょう。

   それで、不思議なのはミスをした選手が少しも悪びれていないのです。ミスをして当然のような顔をしていて、廻りの選手も「オレもそうなんだからいいよ、いいよ」とむしろ失敗を容認しているような感じさえします。ともかく、前から多かったサーブ・ミスが監督が代わって更になお一層拍車をかけた気がします。

   そして、スパイクも酷いです。テレビではっきり目撃したのは、相手選手が一人でブロックに飛んで片腕だけ出しているところにボールを腕の芯にまともにぶつけるのですから完全にシャットアウト。素人考えですが、何でボールを腕の端に当てることを考えないのかと切歯扼腕してしまいます。

   相手チームも決してサーブ・ミスがないわけではありません。しかし、ミスをして日本に1点を献上しても、強烈な攻撃力で、2点、3点と取り返すので点差は開く一方です。ネットに「なんで日本男子バレーはあんなにサーブ・ミスが多いのですか?」という質問があるのでお読みになって下さい。また、サーブ・ミスのグチもあります。

名所になっている「東京大仏」

   大仏といえば、すぐに奈良や鎌倉が頭に出てきますが、東京にも立派な大仏があるのをご存知でしょうか。板橋区赤塚の「乗蓮寺」というお寺の境内にあるもので、このお寺の歴史は古く、室町時代の応永年間(1394年~1428年)に了賢無的和尚が開山したと伝えられています。

   そして、天正19年(1591年)には徳川家康から10石の朱印地(江戸幕府が寺社に対し朱印状を下付して与えた土地)を寄進されたり、8代将軍徳川吉宗(7代将軍家継が8歳で没した後の将軍)が鷹狩りの際の休憩所として使用したりした由緒あるお寺で、将軍が使ったお膳は寺の宝として保存されているそうです。

   しかし、大仏が出来たのは昭和52年(1977年)で、日清戦争や日露戦争、また第二次世界大戦の戦没者の霊をを慰めるために建立したのだとか。座高約8メートル、総丈約13メートルのこの大仏は「東京大仏」と呼ばれて東京の名所になっていて、境内には戦国時代の武将藤堂高虎の石像があるそうです。

   このお寺に行くには東武東上線の下赤塚駅から徒歩25分、また、都営地下鉄三田線の西高島平駅から徒歩20分。東京100景にも選ばれているとかのこの大仏の存在は前から耳には入っているのですが、まだ行ったことがなく、一度、「東京大仏」の尊顔を拝したいと思っています。それには、ちょっと歩かなければならないようです。

魅力的なジャズ・ヴォーカル

   ジャズ評論家の神舘和典さんが書いた「ジャズの鉄板50枚+α」(新潮社)という本をペラペラ見ていたら、アルバム「ヘレン・メリル・ウイズ・クリフォード・ブラウン」(EJD-3001)を書いているのが目に留まり久し振りに聴きました。これは「ニューヨークのため息」といわれているヘレン・メリルの大ヒット・アルバムです。

   ヴォーカルのヘレン・メリルが25歳、トランペットのクリフォード・ブラウンが24歳、この二人がノリに乗っていて「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」など、もうこれ以上の演奏はないと言っていいでしょう。もし、ジャズが好きな人がこのアルバムを持っていなかったら絶対に損しています。

   何しろ、ハスキーなヘレン・メリルのヴォーカルに特徴のあるクリフォード・ブラウンのトランペットの音色が実にマッチングしていて、何度繰り返し聴いても飽きないのです。恐らく「チェット・ベイカー・スイングズ」とともに私が繰り返し聴いているジャズ・アルバムの双璧と言っていいかも知れません。

   ところで、元夫が日本駐在の外交官だった関係で、東京に住んでいたことがあるヘレン・メリルですが、この前、八代亜紀がニューヨークのジャズ・クラブ「バードランド」で歌った時の映像に老いたヘレン・メリルの元気な姿がほんの少し写っていて何だか嬉しくなりました。ヘリン・メリルのヴォーカル、本当に魅力的です。

驚きの年賀はがき販売の実態

   昨日の朝日新聞朝刊のトップ紙面に《年賀はがき「自爆営業」》の見出しを見て、読んでびっくりしました。日本郵政の社員は、毎年、年賀はがきの販売に大変なノルマを課せられていて、何とか販売ノルマを達成するためには会社から自費で買い取らなくてはならず、その行為を「自爆営業」と呼ばれているというのです。

   買い取った社員が大量の年賀はがきをさばく方法の例が新聞に出てましたが、ある中部地方に住む日本郵政の30代の社員はリュックサックに3千枚以上の年賀はがきを詰めて上京。金券ショップの店頭に貼ってある「年賀状買い取り42円」で売ってさばくというのです。正規の値段50円との差額の8円は当然自腹です。

   何故、東京に来て売るかと言うと、東京は地元より買い取り額が10円近く高いので、新幹線を使って往復しても、自腹の額を減らすことが出来る涙ぐましい努力です。ともかく、社員は上から「実績の低い者は給料泥棒だ」「営業やらんかったら、辞めてくれて構わない」と言われていて、ノルマ達成に必死です。

   雇用契約を半年ごとに更新している非正規社員は「売らなければクビ」と聞こえ、数年前には呼び出されて叱られ「なんとしても売ります」と誓約書を書かされた経験もあるそうです。「自爆営業」には今年から金券ショップの見回りなどの防止策を取り入れたそうですが何という実態なのでしょうか。読んで何だか悲しくなりました。

もめてるプロ野球の入札制度

   「新ポスティング・システム(入札制度)」に関心を持っているプロ野球ファンとして、昨日の「夕刊フジ」の《メジャー白紙 マー君全舞台裏》という見出しの記事をよく読みました。それによると、日本の結論が長引いて、どうやらアメリカ)を怒らせたようで「新ポステイング・システム(入札制度)」は白紙になってしまったのです。

   ニューヨーク・デーリー・ニューズ紙は11月14日にフロリダ州オーランドで行われた大リーグ機構(MLB)のオーナー会議の混乱を伝えていて、巨額の入札金が投資出来るヤンキースやドジャースなどの一部の金満球団と、入札に加わることが出来ない経済的に余裕のない球団との確執でもめたのだそうです。

   席上、パイレーツのCECが小規模球団の意見を代表する形で「田中選手の入札は高額過ぎて参加出来ない。ポスティングの落札金をぜいたく税(一種の追徴金)の対象にすべきだ」と発言。つまり、現在、選手の年俸が一定額を超えた球団に課しているぜいたく税を入札金も対象にすべきだという意見です。

   ともかく、MLBが「新ポスティング・システム」を取り下げて、修正案の提出を通告してきたことに対し、日本プロ野球機構(NPB)と選手会は右往左往。新たに出される修正案は入札額を抑えることを目的にしているのは間違いがなく「新ポスティング・システム」がどうなるか予断を許さない状況です。

源頼朝と源義経

   源頼朝と源義経の関係をどのくらいご存知でしょうか。壇ノ浦で平氏を滅ぼして、一躍、英雄になった義経は、その後間もなく兄の頼朝に追討されることになります。この辺の事情については、昔、学校で習ったはずですが、「大人の教科書 日本史の時間」という本で、改めておさらいをしました。

   平氏が滅亡した後、急速に権力を強める源頼朝に朝廷は脅威を感じ始めていました。彼は後白河法皇の上洛命令を無視して鎌倉に留まったばかりか、参集した武士を御家人として組織し、侍所を設けて統制。さらに1184年に公文所、門注所といった行政機関まで設置して統治組織を鎌倉に作り上げたのです。

   これに慌てた法皇が頼みとしたのが義経だったのです。そもそも義経は頼朝が禁じていたのに朝廷から位階を授かるなど朝廷に接近する動きがありました。そこで、法皇は仲良くしている義経に頼朝の追討を命じるのです。ところが、この状況を察知した頼朝は義経に兵を差し向け、逆に頼朝に追われる身になります。

   追われた義経は子供の頃に縁のあった奥州平泉の藤原秀衡のところに身を寄せますが、秀衡の子供の泰衡は頼朝の圧力に屈して寝返り、泰衡に襲われて自刃することになってしまったのです。要するに、頼朝と義経の骨肉の争いを仕掛けた人物は後白河法皇で、ちなみに頼朝義経は異母兄弟です。

歌曲集「冬の旅」の管弦楽伴奏

   シューベルトの歌曲集「冬の旅」をハンス・ホッターのバス・バリトンで聴きました。寒い季節に聴くにはうってつけの音楽で、全体に漂う寒々とした曲想が堪りません。音楽之友社から出版されている楽曲の解説によると、この歌曲集は2集に分けて作曲されていて、1827年2月と10月の2つの日付を持っています。

   しかも、自筆の草稿には前半の第12曲「孤独」の最期に「終了」の文字が記されていて、後半の「郵便馬車」に第1曲と書いてあるのだそうで、もしかしたら、シューベルトは12曲づつの違う曲集にする予定だったのでしょうか。しかし、24曲目の「辻音楽師」がこの曲集全体の締めにふさわしいような気がします。

   ところで、この歌曲集の伴奏は一般的なピアノ・パートによるものですが、この伴奏を何と管弦楽に編曲したCD(RCA-BVCC8863,4)が出ているのです。編曲したのはハンス・ツエンダーという人で、自らが指揮した24人編成のアンサンブル・モデルン室内楽団の伴奏でプロホヴィッツが歌っています。

   「クラシックの聴き方が変わる本」(洋泉社)に政治学者で音楽評論家の片山社秀氏がこう書いています。《風が吹く箇所では風音の擬音が、吹雪の箇所では吹雪の擬音が鳴ってこれほど分かり易いアレンジはない》と。でも、好きな「冬の旅」のイメージを壊しそうで、このCDばかりは絶対に買わない積もりです。

苦境に陥ったアメリカ大統領

   昨日の「夕刊フジ」で元NHKワシントン支局長のジャーナリスト日高義樹氏が書いた《オバマ、異例の謝罪で議会混乱》という見出しの記事を読みました。オバマ大統領が熱心に取り組んでいる新保険制度、いわゆる「オバマケア」がうまくいかずに、どうやら大統領は苦境に陥ってしまったようです。

   大統領はこの保険制度の発足に当たって幾度となく国民に「国による健康保険制度が始まっても、皆さんがいま契約している保険はそのまま持ち続けることが出来ます」と約束したんだそうです。ところが「オバマケア」が始まると大勢の人々が保険会社から「これまでの保険をキャンセルする」という通知を受け取ったとか。

   このため、多くの人が「オバマケア」を通じて契約するか、高い保険料を支払って再契約しなければならないことになり、オバマ大統領びいきの大手マスコミもそろって大統領の非難を始めました。この事態に慌てた大統領はテレビで「申し訳ない。つらい立場に立たされた人たちに心から同情する」と謝罪したのです。

   日高氏は《アメリカの大統領が政策について「アイ・アム・ソリー」という言葉を使って謝罪したのは、私の知る限り初めてのことだ。聞いたときには私は驚いてしまった》と書いていますが、大統領が国民を思ってやった「オバマケア」が裏目になったようで、大統領はどうやってこの事態を打開するのでしょうか。

圧倒的に強い女子バレー

   昨晩、テレビで圧倒的に強い女子バレーを観ました。4年に1度行われるバレーボールの世界大会「ワールド・グランド・チャンピォンズカップ2013」、いわゆる「グラチャンバレー」が開幕し、日本女子は初戦の相手、ヨーロッパ・チャンピオンのロシアを終始圧倒して、3-1で勝ったのです。

   日本は第1セット、優位に試合を進め23-20からピンチ・サーバーの近江選手が2本続けてサーブ・ポイントを挙げて先取。第2セットも日本はロシアに5点差をつけられながら24-24の同点に持ち込み、もしかしたら逆転すると思ったのに、結局、惜しくも及びませんでしたが、いつもにはない強さをみせつけます。

   続く第3セットは日本は9連続得点を挙げるなどして大きな差をつけていながら、一時は21-16の5点差に追い上げられましたが、突き放して取り2-1となって何だか嬉しい展開です。そして、第4セットはロシアに23-19と追い込まれながら4連続得点で追いつき、最期は鮮やかなブロックで26-24で勝利を決めました。

   ところで、真鍋監督が開幕前の記者会見で「背の低い日本は他の国と同じことをやっても勝てない。今までどこの国もやったことがない作戦に挑戦する」と言っていたようですが、試合を観ていながらそれが何なのか私にはまったく解りませんでした。今晩のアメリカ戦も大いに期待が持ててとても楽しみです。

走行中のリニアモーターカー

   東京と名古屋を約40分で走行するリニアモーターカーが、2027年の営業運転を目指して、目下、懸命に開発中ですが、リニアモーターカーがすでに東京の街を走っているのをご存知でしょうか。実は都営地下鉄「大江戸線」がリニアモーターカーと聞いたら、驚く方が沢山おられるのは間違いないでしょう。

   リニアモーターカーといえば、浮上して凄いスピードで走る電車というイメージがありますが、リニアモーターカーには浮上式と車輪走行式の2種類があって「大江戸線」が用いているのは、勿論、後者で浮上して走っているわけではありません。しかし「大江戸線」が一般の車両より小さめなのはそのためです。

   つまり、リニアモーターとは普通の回転型モーターの外側の磁石部分を切り開いて直線的に伸ばしたモーターのことを言い、扁平な形なのでこれを使用すると従来の電車より床下の収納スペースを小さくすることが出来るのです。すでに東京だけではなく大阪市営地下鉄、神戸市営地下鉄、福岡市営地下鉄などに採用されています。

   ともかく、地下鉄のトンネルを掘るには大きな費用が掛かるので、車体をコンパクトにするとトンネルの断面積を小さくして、建設コストを大幅に削減することが出来るのです。それに普通のモーターと違い複雑な機械がないので電車の小回りがききカーブの半径も小さくてすみ、経済性に優れているのがリニアモーターカーなのです。

ケネディ暗殺50年目の真実

   「文藝春秋」12月号の電車の中の広告で《ケネディ暗殺 五十年目の「真実」》という記事が載っているのを知り買って読んでみました。ケネディが暗殺されて50年経った今頃になって、一体、どんな「真実」が明るみに出たのだろうかという好奇心が、この記事を読みたくなった動機で、結構、刺激的でした。

   ケネディの暗殺の七日後、ジョンソン大統領の求めに応じ、最高裁主席判事アレン・ウォーレンを委員長として、後に大統領になったジェラルド・フォード下院議員、アレン・ダレス前CIA長官など7人により組織された「ケネディ暗殺の真相」を究明して発表するのが目的の「ウォーレン委員会」が発足しました。

   この記事は、この11月に文藝春秋が刊行する「ケネディ暗殺 ウォーレン委員会50年目の証言」のハイライトで、元ニューヨーク・タイムズ記者のフィリップ・シノンという人が書いています。この記事だけでも15ページにわたる長さで、ここに内容を書くのはとても無理なので、ほんのちょっとだけ紹介します。

   ケネディ暗殺に関して私達が知ってることは「オズワルドが単独犯で、その犯人をジャック・ルビーが射殺した」といううことですが、この記事によると、オズワルドは暗殺の一ヶ月前にメキシコシティに滞在しソ連大使館やキューバ大使館の人間と接触していたとか。どうやらケネディ暗殺には外国がからんでいたようです。

早朝のクラシックのFM放送

   最近はネットの隆盛に押されて聴く人が少なくなった感のあるFM放送ですが、私は相変わらず愛聴しています。中でも、月曜日から金曜日まで、毎朝、6時~6時55分に放送されてるNHK-FMの「古楽の楽しみ」をMDにタイマー録音して、後で時間がある時に聴くのが習わしになっています。ただし、日曜日だけは邦楽です。

   クラシック音楽の愛好者なら大抵はご存知のこの番組は、中世・ルネサンス時代からバロックに至るまでのクラシック音楽を放送していて、40年以上前から「バロック音楽の楽しみ」「あさのバロック」「バロックの森」とネイミングの変更を重ね、2011年4月から現在の「古楽の楽しみ」になって放送されています。

   ところで「バロック音楽」は広辞苑によると《バロック期の音楽の総称。通奏低音の上に、異質的・対比的効果を生かした楽曲様式が特徴。モンテヴェルディ、コレルリ、ヴィヴァルディ、テレマン、バッハらが代表的な作曲家》と書いてありますが、簡単に言うとバッハ以前の音楽の総称と言っていでしょう。

   興味のある方はこの「NHKFM週刊番組表」をご覧になってみて下さい。NHK-FMの一週間の番組が出てきますが、今日の日曜日のこの時間帯は邦楽なので、明日11日の午前6時のところにマウスの矢印を持っていき「詳細へ」をクリックすると内容が表示されます。でも、タイマー録音して聴かないと無理かも知れません。

暗礁に乗り上げてる入札制度

   日本の野球選手が大リーグに移籍するための「ポスティング・システム(入札制度)」があります。現在、前からあったこのシステムは失効し、大リーグ機構(MLB)と日本野球機構(NPB)が検討してきた「新ポスティング・システム」の合意が日本のプロ野球選手会の反対の横やりで延期になっているのだそうです。

   選手会の言い分は「(入札金額)が1位の球団としか選手が交渉出来ないことに不公平さを感じている。……過去の岩隈、中島の悲劇を繰り返したくない」。つまり、過去に岩隈とアスレチックス、中島とヤンキースの交渉が決裂した例を挙げ、複数球団と交渉出来ない制度に対しての反対ですが何を今さらという感じです。

   昨日の「夕刊フジ」に、何故、選手会がこの期に及んで新ポスティング・システムに異議を申し立てたのかは、FA資格取得を現在の8年から、選手会が長年目指している7年に短縮する案とのバーター戦術が見え隠れするというのです。いずれにしても、この制度が締結されないと日本選手の大リーグ移籍は難しくなります。

   そこで問題はこのオフに大リーグへの移籍を希望している楽天の田中将大選手で、もしこの新ポスティング・システムがご破算になると、田中選手の今オフでのメジャー移籍の可能性は低くなり、海外FA権を獲得する2015年オフまで待たなければならなくなるのだそうです。11日に行われる選手会とNPBの折衝が注目です。

インクのシミで性格を分析

   今日「Google」を立ち上げた方は、突然、出てきた得体が知れない不思議な絵にびっくりされた方が沢山おられるのではないでしょうか。これは「ロールシャッハ・テスト」で有名なインクのシミで、そこにマウスの矢印を持っていくと《ヘルマン・ロールシャッハ生誕129周年》と出てきます。

   Wikipediaで調べてみると、このテストを考案したスイスの精神分析家ヘルマン・ロールシャッハは1884年11月8日に生まれて1922年4月2日に37歳の若さで没しています。今日の生誕129周年に当たり「Google」はロゴを変更して「ロールシャッハ・テスト」が出来るようにしたんだそうです。

   つまり、このインクのシミを見て、これが何に見えるかで精神状態を分析しようということで、ネットにこの説明のサイトがありますので興味のある方はご覧になって下さい。また、別のサイトに「カメラ版性格分析!写真で見るロールシャッハ・テスト47作品」というのがありますので、こちらの方もご覧になると面白いです。

   本来、「ロールシャッハ・テスト」は紙の上にインクを落とし、紙を二つに折って広げた時に出来る左右対称のシミの形が何に見えるかで精神分析を行うものですが、これはインクを使わずにカメラで撮影した写真を募集したら集まったものだそうです。ロールシャッハの生誕を記念して自分の性格を分析してみたらいかがでしょうか。

実に分り易い科学の法則の本

   本屋の店頭で、つい最近発刊された小谷太郎著「身のまわりの科学の法則」(KADOKAWA)の中を見ていたら「万有引力の法則」に《日常これほど役に立つ法則はない》と書いてあり面白そうなので家でゆっくり読もうと買ってきました。実に分かり易く科学に興味のある方には絶対にお勧めの文庫本です。

   そこで、この本に書いてある「万有引力の法則」についてちょっとだけ紹介しましょう。そもそもニュートンが万有引力や重力の法則が書いてある歴史に残る著書「プリンキピア」を出版したのが1687年。ところが、この膨大な著書は難解の極みだそうで、当時、購入して挫折した人が沢山いるのではないかと著者は書いてます。

   その「ちっとも読者の便宜を考えていない構成」とかの本に書いてある「万有引力の法則」を簡単に書くと《あらゆる質量はあらゆる質量に引力をおよぼす。その強さは質量の積に比例し、距離の2乗に反比例する》。これをもっと噛み砕いて書くと「存在する全ての物体はお互いに引っ張り合ってる」ということにほかなりません。

   ニュートンがこの法則を発見する以前は、月や太陽など天界の物体と地球上のリンゴやスッポンなどとは異なる法則で動いていると漠然と思っていました。それをニュートンは月もリンゴも同じ法則であることを発見したのですから凄いです。ともかく、この本を読むと、表紙に書いてある本当に「目からウロコ」です。

大量に発見された略奪の絵画

   昨日の朝日新聞の片隅に「ナチス略奪の絵 1500点発見」という見出しを見つけました。読んでみると、ドイツの雑誌「フォークス」が1930年から1940年代にナチス・ドイツがユダヤ人の美術収集家から略奪した絵画約1500点がドイツ南部ミュンヘンの男性の住宅で見つかったことを報じているというのです。

   その絵にはピカソ、マティス、シャガールなどの作品が含まれていて、10億ユーロ(約1300億円)以上の価値があるのだとか。この男性の父親はナチス・ドイツの高官ゲッペルスから指示された美術商で、第二次世界大戦が終わった後「作品は空襲で焼かれた」と主張していたのが大量に出てきたのです。

   ところで、この記事を読んで直ぐに頭に浮かんだのが1964年に作られた映画「大列車作戦」(予告編)で、監督がジョン・フランケンハイマー、主演がバート・ランカスターで実話に基づく非常に面白い映画です。物語はナチスの大佐が絵に対する異常な執着心から美術館の数多くの名画を梱包させます。

  そして、命令によってそれらの絵を列車に積ませベルリンに運ぼうとしますが、一人の鉄道員が必死に阻止して計画は失敗します。しかし、脱線した列車から転がり落ちてる絵のかたわらに、報復による沢山の犠牲者が横たわっているところで映画は終わります。1500点の絵はそれらの絵と関係があるような気がしてなりません。

「じ・ず」と「ぢ・づ」の使い方

   「じ・ず」と「ぢ・づ」を《四つ仮名》といい、歴史的仮名遣いでは、例えば「富士」は「ふじ」、「藤」は「ふぢ」、また「筈」は「はず」、「恥」は「はづ」と書き分けられていました。つまり、中世から近世にかけては「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」は発音の異なる別々の音節として使い分けられていたのです。

   ちなみにローマ字変換では「じ」は「JI」、「ぢ」は「DI」、「ず」は「ZU」、「づ」は「DU」で出てきますが、これでは使い方の区別が難しくまごつくのではないかと、1986年(昭和61年)の内閣告示の「現代仮名遣い」によって、次のように定められました。①原則として「ぢ」と「づ」は使用しないで、「じ」と「ず」を用いること。

   ただし例外として②「縮む」「縮れる」は「ちぢむ」「ちぢれる」、「鼓」「続く」「綴る」は「つづみ」「つづく」「つづる」のように同音が続いて濁る場合は「ぢ」や「づ」を使うように定めたのです。しかし「無花果」「著しい」は「いちじく」「いちじるしい」と書き例外の例外だそうですから、驚くべき日本語の難しさです。

   また③では「鼻血」のように「鼻(はな)」と「血(ち)」が合わさって出来た言葉は「はなじ」とは書かないで「はなぢ」、そして「書き辛い」も「書き」と「辛い」の合成語なので「かきずらい」ではなくて「かきづらい」と書くのです。いやはや、日本人ですらまごつくのですから、外国人が日本語は難しいというのがよく解ります。

飛行機の速度と高度の計測法

   電車や自動車の速度は車輪の回転数で測りますが、飛行機の速度と高度の計測方法を「飛行機に乗るのが面白くなる本」(扶桑社)で調べてみました。それによると、飛行機の速度は風圧を利用して測っていて、計測する装置は「ビトー管」と呼ばれ、飛行機の機首に取り付けられていてその先には小さな穴が開いています。

   その穴には正面から空気の圧力(動圧)がかかり、当然、速度が速くなればなるほどこの圧力が高くなるので、周囲の気圧(静圧)との差を速度に換算して測るのです。しかし、この方法だと追い風の場合は速度計が示す速度より速く、向かい風の場合は遅く計測されて、実際の速度との間に誤差が生じてしまいます。

   そこで、この空気に対する相対速度だけでは不充分で、もう一つの方法は対地速度、つまり、地上から見た飛行機の速度も測っているのです。最近は目的地まで誘導する慣性航法装置(INS)の搭載によって、正確な対地速度が測れるようになり、この対気と対地の二つの方法を駆使してスピードを測っています。

   また、飛行機の高度の計測は気圧を利用して測っています。気圧は高度が上がると低くなりますが、低気圧や高気圧など気象によって変化するので、地上の管制官から気圧情報の連絡を受けて誤差を修正しているのです。また、飛行機から地上に電波を発射して反射波の戻ってくる時間から測る方法と併用しています。

野球は「筋書きのないドラマ」

   2013年日本シリーズ、今晩、大事な最終戦がありますが、今日はどうしても昨晩の試合のことを書かないわけにはいきません。巨人ファンでない私でもその展開にシビれた試合で、野球の面白さを改めて体感しました。冒頭に楽天は2点を先取し、しかも、投げてるのが、今季、無敗を誇る田中将大投手。

   星野監督は勿論のこと、楽天ファンは誰でも勝ったと思い、優勝の二文字が脳裏にちらついたことでしょう。何しろ、このシリーズ、巨人は総体的に打撃不振で、このシリーズだけのチーム打率は二割にも達していないのです。ことにロペス選手は前日まで20打数0安打という酷い成績で極度の不振に喘いでました。

   それが頭にあるのかエラーを2つも犯し、最初のエラーなんかは相手に1点を献上するタイムリー・エラー。5回表、二塁打を打った坂本選手を二塁に置いて、そのロペス選手に挽回するチャンスが巡ってきたのです。そんな場面で仕事をするのが外人のすごいところで、何とロペス選手は起死回生の同点2ランを打ったのです。

   更に6回表に1アウト2塁、3塁の場面で、ロペス選手は外野フライを狙わずに、確実に1点が取れるようにボールを地面に叩きつける打球を放ち、貴重な追加点を挙げたのです。巨人ファンが欣喜雀躍したのは間違いありません。菅野投手の好投と不振だったロペス選手の活躍で勝った試合で、野球は本当に「筋書きのないドラマ」です。

園遊会での前代未聞の出来事

   秋の園遊会で山本太郎参議院議員が天皇陛下に手紙を直接渡したのが話題になっていてYouTubeに映像があります。そして、そのことについて語っている山本議員の記者会見の映像もYouTubeにあって、手紙の内容を詳しく語っています。ともかく、過去に例のないことで前代未聞の出来事と言っていいでしょう。

   問題はどうやら山本議員は園遊会の暗黙のルールを破っているようで「天皇陛下の政治的中立性を理解していない行動」なのだそうです。そのためか、民放各社は大騒ぎして報道しているのにNHKの午後九時のニュースでこのことに触れてなかったようで、山本議員が記者会見で語っている手紙の趣旨は次の通りです。

   《今の現状をお伝えするという内容ですね。例えば、いま子供たちの被曝、この先進んでいくと本当に健康被害がたくさん出てしまうといことですね。それだけではなく、食品の安全基準という部分でもすごく危険な部分があるんですという話だとか、あとやっぱり、原発の収束作業員ですね。

   この人たちが本当に最悪の労働環境で収束作業をやってくださっている。本当に劣悪な環境の中で……そのようなことを手紙の中にしたためたという感じです》。この手紙を陛下は侍従に渡したようですが、その後、陛下がこの手紙を全文お読みになったかどうかは、それについての報道を読んでないので解りません。

「Suica」と「PASMO」

   いまや凄い普及を見せてる「Suica」と「PASMO」、その仕組みをご存知でしょうか。発売元が「Suica」はJRで「PASMO」は私鉄各社ですが機能はまったく同じです。カードの内部は「コイル式アンテナ」と「ICチップ」、そして、裏面に書いてある17桁のアルファベットと数字の番号が記憶されています。

   種類は無記名式と記名式があって、買う時に記名式を選ぶと、カードを紛失した時に届け出ると即座に使用停止になって、再発行の手続きを行うと紛失時に入っていた金額がそのまま継続されます。現物が無くなってしまったのに何故だろうと誰でも思いますが、カードに記載されている番号が威力を発揮するのです。

   つまり「Suica」も「PASMO」も番号による膨大なデータベースを持っていて、金額がちゃんと把握されいるので、紛失しても届け出るとその番号のカードは瞬間に使用出来なくなって金額がそのまま残っているのです。ところで、このカードのシステムを開発したのはどこの会社かご存知でしょうか。

   日本にコンピューター専門の会社は何社かありますが、開発したのは何と音響や映像の方で有名なソニーなのです。勿論、ソニーもパソコンを発売してるのですから、この方面と無縁ではなくても専門の会社とは言えません。それにしても、この開発は交通機関にとって、誠に画期的な出来事と言っていいでしょう。

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