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「泣きっ面に蜂」の球団

   昨日の「東京スポーツ」一面の《ノリ 懲罰抹消だった》の大きな見出しを見て買いました。今期、「横浜DeNAベイスターズ」は勢いのある中畑清監督を起用し、いよいよ最下位脱出なるかと思わせたのはほんの一ヶ月だけで、今はベイスターズのテレビ中継があっても、翌日の新聞で結果と打撃テーブルを見るだけと白けています。

   ところで、ラミレス選手に次いで3割近く打って好調を持続している中村紀洋選手の名前がこのところテーブルにないので私はこう考えてました。0.383という12球団で最も低い勝率に喘ぐベイスターズを何とかしなければいけないと懸命に頑張ってる中村選手も、年齢からくる疲労でついに試合に出られなくなってしまったと。

   ところが「東京スポーツ」を読んでびっくりしました。何と中村選手の言動が中畑監督の逆鱗に触れて登録を抹消されたというのです。その事件は8月15日に横浜球場で行われた阪神との試合で起きました。ベイスターズが9-5でリードした7回裏、2死で出塁した内村選手を1塁において打席は中村選手です。

   内村選手は足が速く、首脳陣から走るなのサインが出てない限り盗塁してもいいことになっていて、それが成功して2死2塁、しかし、中村選手はあえなく空振り三振に倒れベンチに戻った中村選手は監督の前で「俺が打つ時に何で動くんだ!」と激怒。ほかにも色々あって戦力低下は承知の上の登録抹消なんです。いやはや。

宇宙へのメッセージ

   地球以外の宇宙に生物がいるかも知れないので地球から呼び掛けてみようと送られたのが「アレシボ・メッセージ」です。1974年にアメリカの自治領プエルトリコ島にある直径305メートルの世界で一番大きいアレシボ電波望遠鏡の固定型アンテナの張り替えが行われ、その結果、性能が向上して波長がのびました。

   そこで、それを記念して、周波数2380メガヘルツ、出力450キロワットの電波に乗せ宇宙に向け「アレシボ・メッセージ」が発信されたのです。その内容はシンプルな1枚のデジタル画像で、発信先はヘルクレス座の球状星雲M13。M13は総数30万個に及ぶ星団で、見た目は満月の2倍ほどです。

   もし、その星団の中に知的な生物がいれば、「アレシボ・メッセージ」を見て、地球に返信してくれるかも知れないとよんだのです。しかし、地球とその星団との距離は何と2万4千光年、従って、たとえ生物がいて直ぐに返信してくれたとしても地球に届くまでに4万8千年掛かる計算になり、現実性が非常に薄いです。

   ところが、1983年(昭和58年)に日本の天文学者が、たなばたの「ひこ星」で知られる「アルタイル」にメッセージを送りました。この星との距離は16光年なので、もしそこに生物がいて返信したら地球に届くのは32年後の2015年になり、あと3年ですからこっちの方は可能性があります。果たして返信はあるのでしょうか。

サッカーのルールは17条

   サッカーのルールは何と17条しかないのをご存知でしょうか。これは大住良之著「サッカーへの招待」(岩波書店)という本で知ったことですが、国際サッカー連盟(FIFA)が発行している英文のルールのパンフレットは、各種の付録がついていても、ルール自体の記述はわずか25ページにすぎないそうです。

   つまり、ルールが単純なのもサッカーが世界中の国々に広まった理由の一つでもあるのだとか。最近はあまり大きな改訂は有りませんが、ルールの見直しは毎年行われていて、面白いことにその審議は「国際サッカー評議会」というFIFAの外の組織が行い、構成してるのは「英国四協会」とFIFAの五者。

   ところで、インターネットにどこのどなたが論じてるか知りませんが「サッカーのルール改正案」というサイトを発見しました。その中にペナルティ・エリア外からのシュートがゴールに入った場合は2点という案がありますが、ロング・シュート合戦になって試合が面白くなくなるのは間違いがなくこれは駄目でしょう。

   バスケットで3点ルールを取り入れたために、逆転の可能性が大きくなった反面、3点シュートが多くなって試合が大味になったと思っているのは私だけでしょうか。また、バックパスの禁止案もありますが、昔、キーパーはボールを全て手で扱えていたのが、ヘッドでのバックパス以外は手で扱えなくしただけで充分です。

自転車の交通法規

   免許証がいらない自転車ですが、厳しい交通法規があって、違反すると懲役や高額の罰金を支払わなければいけないのをご存知でしょうか。歩道に「歩道通行可」の標識がある場合、自転車は歩道を走れますが、車道寄りを走らなければいけないルールになっていて、違反すると2万円以下の罰金です。

   また、歩行者を優先するのは自動車と同じで、歩行者の迷惑になるような運転をした場合は3ヶ月以下の懲役か5万円以下の罰金を支払わなければなりません。そして、酒気帯び運転の禁止も自動車と同じで、違反すると2年以下の懲役か10万円以下の罰金、手放し運転も3ヶ月以下の懲役か5万円以下の罰金。

   自転車は原則として運転者以外の人間を乗せてはいけないことになっていますが、幼児を乗せる台がセットしてあれば、6歳未満の幼児を二人乗せるか、また、ひもなどで確実にしばっていれば4歳未満の幼児を背負って運転することが許されています。但し、運転は16歳以上でなければなりません。

   そして、荷台に乗せる物にも制約があって、重量は30キロまで、長さは荷台+30センチ、横幅は左右が荷台+15センチ、高さは地上から2メートル以内と決められています。もっと詳しいことは警視庁の《自転車の交通ルール》のサイトか《ご存知でしょうか?「自転車乗用時の交通ルール」》をご覧になって下さい。

芸術的な凄いフリーキック

   昨夜の「ヤングなでしこ」のワールドカップのスイス戦、いやはや芸術的な凄いフリーキックを2回も観ました。前半、田中陽子選手の左上隅へのゴールをもたらした右足の正確なキックに驚いていたら、後半、同じような位置でのフリーキックに今度は左足で、キーパーの手が届かない右上隅に追加点を入れて更に驚きました。

   土曜日の「夕刊フジ」に《ヤングなでしこ 視聴率争いも元気もりもり》という見出しの記事があり、ゴールデンタイムに二試合連続で視聴率が10%を突破したと書いてありましたが、それが納得出来る試合展開です。ともかく、日本にあんなにボールをキープされたらスイスだってゴール前で反則してしまいます。

   そのあとの、西川明花選手の3点目のゴールだって、実にいいところに蹴って全体的にレベルが高いことを感じさせてくれました。日本選手の相手ゴール近くでのボールコントロールの映像がテレビに大写しになりましたが誠に巧みなテクニックで、優勝候補の呼び声も伊達ではなく、益々人気が出るのは間違いないでしょう。

   結局、日本は4-0でスイスを破ってグループ1位でトーナメント進出を決め、準々決勝の相手は韓国で8月30日(木)に国立競技場で行われます。そして、準決勝は9月4日(火)、決勝戦は8日(土)。チームは今の調子を持続し、田中陽子選手と猶本光選手のダブルボランチが機能して勝ち進み何とか優勝して欲しいです。

古い二本の日本映画

   このところ、WOWOWが立て続けに放映した古い日本映画二本を録画して観ました。その二本とは石原裕次郎と浅丘ルリ子が共演した恋愛映画「銀座の恋の物語」と黒澤明監督の初期の作品で原節子主演の「わが青春に悔なし」。二本ともかなり名の知れた映画なのに、観たのは今回が初めてでWOWOW様々です。

   まず「銀座の恋の物語」は同名の歌がやたらに有名なので映画がヒットして、その主題歌が流行ったのかと思っていたらその逆で、石原裕次郎と牧村旬子のデュエットが大変な売上を記録した翌年、この映画を作ったようです。昔の銀座の街並みの映像が沢山出てきてよかったですが内容はイマイチでした。

   そして、「わが青春に悔なし」にはびっくりしました。黒澤監督が原節子を主演にして撮った作品という予備知識しかなかったのですが、原節子が杉村春子と一緒の泥まみれの田植えシーンなどがあります。小津監督作品の原節子のイメージしかない映画ファンは、私もそうですが恐らく驚いたのは間違いないでしょう。

   ともかく、黒澤監督の要望に応えた原節子の息を呑むような迫真の演技に圧倒され、小津映画とは違う原節子の魅力を垣間見ました。それにしても、いつも思うのですが、私のお気に入りの「映画大辞典」(銀座の恋… わが青春…)、この二本とも実に的確な批評が書いてあり、このサイトに投稿する方のレベルの高さを感じます。

絶対にお勧めの将棋ソフト

   愛用のパソコンの将棋対局ソフト「AI将棋」、ちょっと古いヴァージョンですが私の好敵手です。レベルの設定が1~5まであって、今まで3に設定し8割方私が勝っていい気分になっていましたが、これではいけないと、今回、一つ上の4に設定したら、3とは格段の差で、ちょうど良い勝負になりました。

   かって、街の将棋クラブに通い、クラブのおじさんが私を初段に認定し、おじさんが探してくれた同じ位の棋力の知らない人と勝ったり負けたりしていたので、パソコンのレベル4は初段くらいの実力と見ていいでしょう。ともかく、うっかり悪い手を指そうものなら、これでもかこれでもかと攻めてきて負かされます。

   受けも得意とみえて、追い込んでもそう簡単には腰を割らずに絶妙の手を指して防戦します。従って、勝った時には嬉しくなって、このソフトの持ってる機能で棋譜を保存し、再現して悦に入ったりしています。ともかく、人工頭脳搭載の威力は抜群で将棋を徹底的に楽しめるのは間違いありません。

   それに、レベル4にしたら、レベル3の時とは違い、絶対に勝ち目がない局面になるとパソコンは「負けました」と投了します。何だか人間と指してるような感覚になって、際どい場面など相手がパソコンなのを忘れるくらいエキサイティングです。相手がいなくて困ってる方に声を大にしてこの「AI将棋」お勧めです。

魚の様々な眠り方

   かねがね、魚っていつどうやって眠るんだろうと思っていたら、やっぱり、私と同じことを考えてる人がいて、ネットに魚の睡眠の質問がありました。この機会に本で詳しく調べてみると、魚はフグなどの例外があっても、基本的にまぶたがないので、眠ってるのか起きてるか解らないけど、当たり前ですがちゃんと眠っているんだそうです。

   魚は睡眠スタイルも寝る時間も生態に合わせて様々で、カツオのように大群を組んで回遊する魚はじっと静かに眠るようなことはなく、眠っていても決して泳ぐことは止めません。ともかく、ヒレさえ動かしていれば、群れの中の一匹として、眠っていても仲間が連れてってくれるので、はぐれることはないとは凄いです。

   つまり、彼ら彼女らは一斉に眠るわけではなく泳ぎながら交代で眠るそうで、このような魚はほかにイワシ、サバ、アジ、サンマなど。また、人間のように昼間は活動し、日没になると岩や藻の間に入ったりして、規則正しく静かに眠る魚にはコイ、フナ、マス、イシダイ、カワハギ、ブダイ、ハタハタなどがいます。

   反対に夜行性の魚もいて、ウナギ、アナゴ、ウツボ、ヒラメ、カレイなどは昼間は水底で眠っていて、夜になるとエサを探しに動き回ります。そして、一日単位の睡眠ではなく、まるで冬眠のように長い期間、眠って過ごす魚もいるそうです。いやはや、泳ぎながら眠ることが出来る器用な魚がいるなんてびっくりしました。

とてつもなく凄いアクセス

 人気記事ランキングの1位にある《JR「一筆書き」の旅》がこのところ、連日、とてつもなく凄いアクセスで驚いています。これはリンクした上野駅から130円のキップを買い、トータル21時間48分乗り回し、776.1キロを走った末に西日暮里駅で降りるというルートに魅せられた沢山の方がアクセスした結果と見ています。

   この130円の1日旅行をちょっと補足すると、このルートを考えた作者が凄いのは、ただ机上のプランだけではなく、実際にこの旅行を行っているのです。ここに登場するのはスタートの深夜0時51分の上野駅から終着の22時59分の西日暮里駅まで全部で34駅ありますが、駅名を一つ一つクリックしてみて下さい。

   作者はホームにある駅名と、ここに書いてある発車時刻の表示板の写真を全て掲載し、自分がこの旅行を計画通りに行ったことを証明しています。このルートは2006年1月1日現在の時刻表に基づいての作成で時刻表の改正があって現在は実際に行えないプランですが、このルートの価値は絶大で頭が下がる思いです。

   この計画は鉄道マニアだからこそ出来たことで、しかも、考えただけではなく実際に実行した作者に感動します。出来たら、現在の時刻表によって、一筆書きの計画を作って欲しいと思っているのは私だけではないでしょう。もしかしたら、もう出来上がってるかも知れないルートを、是非、拝見したいです。

地元の新聞が絶賛の香川選手

   今晩、20歳以下の女子サッカーのワールドカップのヤングなでしこの第2戦、ニュージーランド戦がありますが、今朝は「マンチェスター・ユナイテッド」の香川真司選手の話題です。今季、開幕戦となるアウェーでの「エバートン」戦に香川選手はトップ下でフル出場し、公式戦にデビューしました。

   昨日の「夕刊フジ」の大きな見出し《香川 高評価デビュー》を見ては買わないわけにはいきません。最近20年間で12度もリーグを制してる名将ファーガソン監督の開幕戦の布陣はオランダ代表のファンペルシーやイングランド代表のヤングらをベンチに座らせ、1トップにルーニーを起用して香川選手とコンビを組ませました。

   得意のポジションで起用された香川選手は、前半、縦に走ったルーニーに鋭いパスを送って折り返しに走り込んだり、その後もルーニーのシュートがデフェンスに当たってはねかえったボールを拾った香川選手は絶妙のパスをMFウェルベッグに送ってシュートを引出したりして大活躍しましたがゴールには繋がりませんでした。

   私もこ試合のハイライトの録画映像をテレビで観ましたが、どちらも観客を唸らせるような凄いパスで、イギリスの高級紙「デーリー・テレグラフ」は《……香川は素晴らしい動きでボールを失うことがほとんど無かった。……》と絶賛。試合は1-0で負けましたが、今後の香川選手の活躍が大いに期待出来そうです。

驚異的な無料のソフトウエア

   最新ヴァージョンの「Google Earth(グーグル・アース)」を使っておられるでしょうか。結構、有名なソフトなのでご存知と思いますが、もし、パソコンにこのソフトが入ってなかったら、上をクリックするとダウンロードをするサイトが出てきて、たちどころにこの無料の驚異的なソフトが使えるようになります。

   誰でもが知っているとは限らないので、敢えてこのソフトを説明すると、Google社が無料提供している3D地図ソフトで、地球儀と衛星写真が統合された誠に驚くべきソフトウエアと言っていいでしょう。何しろ、日本全土の住所や有名な場所が衛星写真で表示出来るだけではなく、世界中のどこでも見られます。

   このソフトを立ち上げると、画面に大きな地球儀が表れるので、まず、左上に自分の住所を入れて検索してみて下さい。あっと言う間にその場所が表示され、自分が地球上の小さな点に過ぎないのを認識します。もし、右上にナビゲーションが出ていなかったら[表示]→[ナビゲーションを表示]→[常に表示]にすること。

   あとはこのナビゲーションでマウスを使って画面の拡大も縮小も自由自在。また、マウスの左を押したまま画面をスクロールすることも出来ます。ちょっと「イギリス バッキンガム宮殿」とか「エジプト ピラミッド」などと有名な場所を入れて検索してみて下さい。飛んで行った気分になって、大いに楽しめるのは間違いありません。

20歳以下の女子W杯が開幕

   オリンピックで好きなサッカーを思い切り堪能したら、今度は日本で「U-20女子サッカー・ワールドカップ」が始まりました。昨日、日本は初戦のメキシコ戦にゴールを4つも決めて4-1で快勝して勝点3。しかし、ロスタイムによく点を取られる日本の悪いクセがヤングにも出て最後に1点献上したのは残念でした。

   この試合、日本は最初からボールを支配して、メキシコのゴールを何度も脅かしていながら中々点が入らないのです。そんな状況の中で、柴田選手のシュートが相手デフェンダーに当たり、角度が変わってゴールに入った先制点が大きく、その後、選手はのびのびと試合をしてるように見えました。

   でも、細かいことを言うと、ボールを受けた選手が持ちすぎていて相手にボールを奪われるシーンが何度かありましたが、初戦の緊張感があるので仕方ないかも知れません。総体的に全選手がよく動き、これからの試合がとても楽しみです。試合が終わってゴールを入れた選手へのインタビューにもみんな落ち着いて答えてました。

   ところで、この大会の歴史を調べてみたら、第1回が2002年にカナダで始まり、その時はアメリカが優勝しました。その後、2年ごとに開催されていて、2012年は第6回にあたり開催国は日本、今年の出場国は16で日本の次の対戦相手は8月22日(水)にニュージーランド。ヤングなでしこに大いに期待しましょう。

小説「宮本武藏」と四字熟語

  四字熟語が好きで、それに関する本を何冊か持っています。その中の一冊、円満字二郎著「心にしみる四字熟語」(光文社)は、ちょっと趣向が変わっていて有名な小説の中で使われてる四字熟語に焦点を合わせ色々と論じています。今回、私が取り上げるのは吉川英治の小説「宮本武藏」からで、その四字熟語は「公平無私」。

   宮本武藏の話になると、前に丸谷才一氏の随筆で読んだ宮本武藏は実在しなかった(ブログの記事)を思い出してしまいますが、この際、丸谷氏には申し訳けなくても、実在していたとして考えないと話が出来ません。あまり長編小説は好きではないのですが、吉川英治の「宮本武藏」は面白くて面白くて完全に全部読みました。

   この小説のクライマックスは言うまでもなく、宮本武藏と佐々木小次郎の巌流島の決闘で、二人が向かい合った砂浜の描写を吉川英治は《…あるのは公平無私な青空のみであった。…》と書いています(私は覚えていません)。著者はこの「公平無私」な青空にスポットを当てて、その意味を分析しています。

   著者はこう書いています。《武藏と小次郎が巌流島の白い渚に立った時、頼めるのは自分しかいない。……それは恐ろしいほど研ぎ澄まされた果てしなく孤独な剣豪の姿である。……》。それを表現するために持ち出したのが「公平無私」な青空。つまり、二人の剣豪の心境は青空の下で「公平無私」だったのだと。

ジャズの「星に願いを」

   久し振りにデイヴ・ブルーベックの名盤「デイヴ・ディグズ・ディズニー」(SRCS9630)を聴きました。このアルバムに収録されている全8曲、すべてウォルト・ディズニーの曲ばかりで、ピアノがデイヴ・ブルーベック、アルト・サックスがポール・デスモンド、ベースがノーマン・ベイツ、ドラムがジョー・モレロでご機嫌にスイングしています。

   デイヴ・ブルーベックとポール・デスモンドのコンビは幾多の名盤を生み出していますが、中でもこのアルバムは何度繰り返し聴いてものめり込みます。ことにその中の一曲「星に願いを」などもう最高でブルーベックのピアノにかぶせるようにデスモンドのサックスが入ってくる瞬間などゾクゾクしてしまいます。

   ところで、デイブ・ブルーベックは五拍子の奇妙なメロディの名曲「テイク・ファイヴ」で有名で《スィングしないピアニスト》と呼ばれていました。何しろブルーベックは現代音楽の巨匠ダリウス・ミヨーが先生で、この「テイク・ファイブ」は現代音楽がベースになっているジャズと言っていいでしょう。

   しかし、ブルーベックはスイングしようと思えば出来るんですよと言わんばかりにこのアルバムは最初から最後まで徹底的にスイングしています。それにディズニーの曲が好きな私など、このアルバムを聴いていると、凄い幸福感で心が満たされます。もし、ジャズ・ファンでお持ちになっていなかったら絶対にお勧めです。

歌が上手いのは凄い財産

  前にイギリスのスコットランド出身の、タレントでもプロの歌手でもないスーザン・ボイルさんという女性が、歌が上手いということでYouTubeの再生回数が大変な数を記録しました。そうしたら、今度は青森県弘前市の尾崎順子さんという60歳の主婦が日本のスーザン・ボイルというふれこみで話題になっています。

   昨日の「夕刊フジ」に彼女の紹介記事がありましたが、8月14日にTBSの「ひるおび!」でテレビに登場、そして、今日17日にはテレビ朝日が日常生活などを報じる予定になっているのだとか。彼女の歌ってるのは長男のシンガー・ソング・ライターのビートまりお氏が作詞、作曲した「林檎華憐歌」。

   彼女は夫と共に43年間、弘前市で洋食屋を経営していましたが、昨年11月に閉店しました。ヒマになってボケるのを心配した長男が東北の自然の美しさや人々の風習をリンゴの花びらに托したこの歌を作り、熱唱シーンを撮影して「ニコニコ動画」にアップしたら段々と世間に広まって、今や凄い再生回数になっています。

   ともかく、尾崎さんは還暦を迎えたとは思えないきれいな声でこの曲を歌っています。新聞社が本人に聞いた話によると「子供の頃から歌が好きで音楽はいつも5でした。……だけど、音楽のレッスンは一度も受けたことがなく、せいぜいカラオケで歌うくらいです」だと。この「林檎華憐歌」、すでにCDが発売されているそうです。

紅茶の「MIF」「MIA」論争

   ランチに付いてるドリンクは、私は必ずといっていいくらい、夏でも冬でも「食後にホット・ミルク・ティをお願いします」と頼みます。日本ではあとレモン・ティがありますが、紅茶の本場イギリスでは何も入れないストレートで飲むかミルクを入れるかのどちらかで、普通、レモン・ティはないそうです。

   ところで、イギリスでは、長年、紅茶の「MIF」か「MIA」かの議論が著名人から庶民の間で延々と繰り広げられてるのだとか。「MIF」は「milk in first」、「MIA」は「milk in after」の略で、カップにミルクを紅茶より先に入れるか、後から入れるかという話で、こんなことが論争になるのは英国らしいユーモアでしょう。

   カップにミルクを先に入れると、ミルクと紅茶がよく混ざり味がよくなるのに加えて、どのくらいミルクが入ってるかも予め解るというのが「MIF」派の主張です。それに対して「MIA」派は、ミルクの量を自分の好みで加減出来るというのが言い分ですが、お店で飲むミルク・ティはどこでも全て「MIA」に決まっています。

   紅茶(実に沢山の種類!)の本によると、日本のある大学の教授が学生を被験者にして実験したら、ミルクを先に入れた方が確かに味がなめらかになると「MIF」に軍配が上がったそうです。お店によって有ったり無かったりしますが「ロイヤル・ミルク・ティー」が大好きなので、どちらかというと私も「MIF」派かも知れません。

ユニークなロック歌手

   昨日の「夕刊フジ」に、近頃、よくテレビのバライティ番組などに登場してるダイヤモンド☆ユカイ公式ブログ)さんの紹介記事がありました。それによると、1980年代にはロック・バンド「RED WARRIORS(レッド・ウォーリアーズ)」のボーカルとして日本のロックを牽引していたのだそうです。

   しかし、人気絶頂の1989年にこのバンドは解散、そして、2004年にはアメリカ映画「ロスト・イン・トランスレーション」に俳優として出演。1962年3月の東京生まれなので今年50歳、2009年に一般女性と結婚して2010年に長女、2011年には双子の男児をもうけてるので3人の子供の父親です。

   趣味は歴史、映画、農業、そして、大のコーヒーとスィーツ好きで、栃木県佐野市に在住。ちょっとネットのWikipediaを見てみたら専修大学を卒業していて、本名は田所豊で血液はB型、身近な人間の間では「文学青年」で知られている相当な読書家と書いてあります。でも、当人はこのことをあまり公にしたくないのだそうです。

   つい最近、ユカイさんはあまり売れてない渋い曲ばかりを集めたカバーアルバム「Respect」を発売。その表向きの理由はバラエティー番組で共演したAKB48のメンバーに「ユカイさんって歌も歌んですか?」と言われたからだと。ともかく、テレビで見てると好感が持てる人間像でキャラクターも発言もとてもユニークです。

レスリングの独特なルール

   オリンピックの最後日にレスリングのフリースタイルで、米満達弘選手が男子レスリングにとって24年ぶりの金メダルを獲得し、それが日本新記録の38個目でした。ところで、レスリングのルールをどのくらいご存知でしょうか。あまり知ってない方のために、ちょっとその概要を掻い摘んで紹介します。

   これは誰でもが知ってることですが、レスリングは、相手の両肩をマットにつけて、フォール勝ちをするのが目的であるのは言うまでもありません。しかし、フォールはお互いが必死に避けようとするのでそう簡単に出来ることではなく、そこで、1点、2点、3点、5点の4通りのワザによるポイントを争うことが多くなります。

   試合は30秒の休憩を挟んで2分間のピリオドが3つあって、先に2つのピリオドを制した方が勝者となります。どのピリオドにも引き分けは無く、2分を経過しても同点の場合は30秒間の延長戦を行いますが、この方法がちょっと独特で、箱の中に赤と青のボールが用意してあって、無作為にボールを取り出します(ボールピックアップ)。

   そして、もし取り出したボールが青ならば、青の選手に攻撃権が与えられ、赤の選手の片足を取った状態から始めて30秒間にワザが掛かれば青がそのピリオドに勝ち、ワザが掛からなかったら赤が勝ちます。もっと詳しく知りたい方は協会のホームページをご覧になって下さい。試合を観る時、面白さが倍増するのは間違いありません。

上野の西郷さんの犬の名前

   前にYAHOO!知恵袋で、上野の西郷さんが連れてる犬の名前は「ツン」であると読んだことがあります。ところが、作家で文化勲章受賞者の丸谷才一さんの随筆集「人形のBWH」(文藝春秋社)に「犬と人間」という一文があり、その中に犬の名前は「カヤ」と書いてあり、どちらも次のリストにあって本当のことはよく解りません。

   ともかく、西郷隆盛はかなりの犬好きで、飼ってた犬は、カヤ、ツン、ツマ、ブチ、ユキ、ハヤ、シロ、マツ。西郷さんが維新の時に刺客にやられなかったのは、常に傍らに犬がいたからなんだそうです。丸谷さんはこれは荒垣秀雄さんが書いた「わんわん文化学」(新生出版)からの引用と書いているので私はまた聞きです。

   この西郷さんの犬のことから、丸谷さんは著名人の犬の名前に言及して、例えば皇太子と雅子妃の愛犬の名前は「まり」と「ピッピ」。ずっと飛んで画家のピカソが飼っていたダックスフントは「ランプ」、そして、詩人のバイロンの愛犬は「ボースン」だったとかあまり知られていないことが次から次に飛び出します。

   これはスタンレー・コリン著「犬語の話し方」(文藝春秋社)という本から仕入れた知識だそうで、丸谷さんの幅広い読書には驚くしかありません。そして、丸谷さんは、犬の言語理解能力は人間で言えば二歳の幼児ぐらいはあると書いていますが、飼い犬には呼ばれて自分とすぐ解る簡単なやさしい名前をつけてあげましょう。

女子バレー悲願のメダル

   オリンピックの女子バレー三位決定戦、日本はライバルの韓国を破り、28年ぶりのメダルを手にしました。何しろ、韓国にしても、勝てば36年振りのメダルとかで、中国との凄まじいフルセットの試合を観てるだけに、この試合も際どいシーソーゲームが予想され、始まる前から胸がドキドキする緊張感が漂います。

   ところが、試合が始まって、韓国のスーパーエース、キム・ヨンギョン選手の最初のスパイクがミスするなどして日本は4点連取で幸先がいいスタートです。そのミスが兆しのように韓国は再三ミスを連発し、また、日本のスパイクもよく決まって第1セットを取りました。そして、第2セットも日本は引き続き好調でかなり点差が開きます。

   いい気分で観ていたら今度は日本がミスを重ねて追い付かれ、25対25のジュースになってしまいました。普通、こんな展開の試合は追い付いた方が有利で、何だかイヤな感じが頭をよぎります。しかし、この試合の韓国はやっぱりメダルへのプレッシャーからか肝心のところでまたしてもミスで日本は2セットを連取。

   この2セット目を取ったのがこの試合の全てで、結局、日本は3-0のストレートで勝ち、銅メダルを獲得したのです。試合が終わり、悲願を達成した日本の選手はみんなコートに泣き崩れていましたが本当によかったです。一方、コートに一人で座るキム・ヨンギョン選手の放心した虚ろな表情が今もはっきり脳裏に残っています。

二日続けて敗れたサッカー

   オリンピックの男子サッカー(清武選手が写真をアップ)の三位決定戦、韓国のデフェンスはとても堅く日本は1点も取れずに敗れ、男女揃ってのメダル獲得はなりませんでした。それにしても、韓国に取られた2点とも、何だかいとも簡単に入れられたような感じで、選手には大いに悔いが残る試合なのは間違いありません。

   先取点にしても、いい流れで日本は韓国ゴール前で攻めていたのに、韓国選手に日本のゴール前に蹴り込まれたボールを受けた選手が一人で持ち込んでゴールしたカウンター。そして、追加点も、キーパーが蹴ったロングボールがゴール前に飛んで、それを受けた韓国選手とキーパーが1対1になってしまっての得点です。

   恐らく、日本のほとんどの選手が前に出ている陣形を見た韓国のキーパーの的確な判断と言っていいでしょう。ともかく、2-0になって日本は焦りが出て反則が多くなりリズムに乗れません。それに韓国のスペースを作らない鉄壁の守りで、日本選手はゴール前に中々入れずにクロスボールを上げることすら出来ないのです。

   これでは、得点チャンスは中々生まれず、日本はなす術もなく敗れた感じです。この試合で日本は全ての試合が終わりましたが、女子が銀メダルを取ってよかったです。サッカーについては何度かブログに書きましたが、好きなサッカーを思い切り堪能した楽しい楽しい二週間でした。そのオリンピックがもうすぐ終わろうとしています。

手に汗握るサッカーの決勝戦

   オリンピック女子サッカーの決勝戦、日本はアメリカに負けて銀メダルです。今朝4時半に起きて、前半終了間際から後半を観ました。テレビを点けた途端、眼に飛び込んだのが日本が1対0で負けてる状況です。後半が始まって間もなくアメリカに追加点を許し2-0になった時、前に新聞で読んだこんな記事が頭をよぎりました。

   サッカーの試合で2-0はもっとも危険なスコアで、よく逆転負けがあるというのです。つまり、勝ってる方の大方の選手にこれで勝ったという確信が生まれ、デフェンスにスキが出来てよく点を取られるとか。日本が1点取って2-1になった時、正に新聞に書いてあった通りだと何だか光が見えてきました。

   そして、残り8分位のところで岩淵選手が相手ゴール前でボールを奪いキーパーと1対1になった瞬間、同点になったと思いましたが、サッカーは思い通りなはなりません。キーパーのファイン・セーブで点が入らずに日本中が溜息だらけ。全試合を通して、日本にも再三にわたってチャンスがありましたが、全てキーパーに阻まれました。

   これで、アメリカはワールドカップの時の口惜しさを晴らしてオリンピック三連覇を達成しましたが、やはり世界1位の実力でしょう。誠に手に汗握る決勝戦で、なでしこジャパンはよくやりました。あと、男子が三位決定戦で韓国に勝って、男女揃ってメダルを取ったら、もう言うことがなく大いに健闘を称えたいです。

ピアノ演奏の「運命」と「田園」

   グレン・グールドといえばバッハの演奏で有名なピアニストで、世界中に愛好者が沢山います。私もその一人ですが、そのグレン・グールドがベートーヴェンの交響曲第5番「運命」と第6番「田園」をピアノ・ソロで演奏している珍しいCD(SMK52636)が出ているのをご存知でしょうか。

   「田園」はほんの一部の約10分くらいですが「運命」については約40分間、全楽章を通して弾いていて、冒頭の例の「ダダダダーン」など、思わずあのグールド独特の鍵盤タッチに引き込まれます。勿論、アレンジはグールド自身が行っているに違いありませんが、何でこのようなCDを作る気になったのか不思議です。

   そこで、インターネットで調べてみたら、グールドがこのCDのほかにこの類の演奏をしているCDの紹介や、グールドがどうして「運命」や「田園」をピアノで弾いたかの解説をしてるサイトがありました。つまり、グールドはピアノという楽器の対位法的性格に強い関心を持っていてそれへの挑戦なんだそうです。

   書いてあることはかなり専門的で、音楽の学問としての知識に乏しい私には理解出来ない部分もありますが、グレン・グールドに関する貴重なサイトと言っていいでしょう。グールドが好きな方は、是非、この「グレン・グールドの演奏」というサイトをお読みになって下さい。もしかしたら、更に一層グールドが好きになるかも知れません。

種類が多く奥が深い着物

   元銀行の支店長で、銀座金春通りの呉服屋の老舗「伊勢由」の娘さん、千谷美恵さんの書いた「とっておき銀座」(祥伝社)には、銀座のことだけではなく、着物のことが色々と書いてあります。何しろ、着物は着たことがなく、少しも知識を持ってない私にはまったく新しい情報で、興味深いので掻い摘んでその内容を紹介します。

   創業140年を超える呉服屋さんに生まれた千谷さんにとっては、着物は小さい頃からの身近なもので、当然、書いてあることに迫力があります。着物には素材、柄行き、仕立てなどに幾つもの種類があって、ミスの第一礼装が「振袖」でミセスは「留袖」。そして「留袖」に準じる礼装として「訪問着」があるんだそうです。

   また「訪問着」に準じるものとして、幅広い用途に使える「付け下げ」、紋の有無によって礼装にもカジュアルにもなる「色無地」。そして、素材の絹にも色々な種類があり、夏に着る「絽」や「紗」や「紬」、木綿は浴衣や普段着に使い、仕立ても季節によって裏地をつける「袷」と裏地をつけない「単衣」。

   三年以上前に千谷美恵さんは独立して銀座に「いせよし」という呉服屋を経営されています。私は、昔、財務の仕事をしていた時、沢山の銀行支店長に会った経験があり、31歳の若さで支店長になった女性がどんな方かに興味を持ち、お店に行って話をしたことがあります。そして、そうなったことに納得しました。

二度共点にしたセットプレイ

 再三にわたるオリンピックの話題ですが、やっぱり書かないわけにはいきません。女子サッカーのフランス相手の準決勝戦、深夜1時のキックオフということで、例によって例の如く、録画しておいてテレビを点けた途端の情報の飛び込みを防ぎながら朝一番に観ました。そして、何とも言えない心地よい気分でこのブログを書いています。

   前半、日本はボールを支配していながら、堅い守りに中々シュートが出来ずに苦労している時にゴール近くでのフランスの反則。セットプレイは何かが起こります。宮間選手のゴール前へのキックをキーパーがキャッチミスをして、こぼれたボールを大儀見選手が蹴り込んで貴重な貴重な先取点です。

   ともかく、大一番での先取点は大変な価値で1対0のまま前半が終了。それにしても、この試合のなでしこジャパンのパス回しはいつものように冴えに冴えてて、スタンドから拍手が出る場面があったほどです。そして、後半開始間もなく、再びセットプレイが訪れまたも宮間選手のキックに阪口選手がヘッディングで追加点です。

   日本は1点取られているだけにこの1点が実に利きました。それにしても終了間際にフランスに攻められてロスタイムに入った時には早く審判が笛を吹いて欲しいと祈るような気持で試合を観てました。それにしても、日本は反則が最も少ないそうですが、フランスは反則の怖さを思い知ったに違いありません。では得点シーンです。

色彩がとても美しい映画

   話題豊富な女優、沢尻エリカが主演で、女性監督がどんな風に撮ってるのか興味あって、映画「ヘルタースケルター」を観ました。ほとんど想像してた通りの内容で、私にはとても合わない映画です。家に帰って真っ先に「映画大辞典」のシネマレビュー(優れた映画評論)を読みましたが、結構、よく書いている人がいて人それぞれです。

   でも、ウエルテルさんという方の《本当にアイディアが何もなくて、底の浅さが露呈する。映画とは派手な見せ場があればいいというものではなく、シーンとシーン、シークエンスとシークエンスの有機的な結びつきが映画だと思うのだが、そこにかんしても「段取り」以外はなにもない》の通りで、ただ、色彩の美しさだけは一流でした。

   原作を読んでいないので、比較することが出来ませんが、何だか話の展開がよく解らないのです。ともかく、最近の映画造りの風潮として、外国映画にしても、日本映画にしてもこういった傾向の映画が多く、そう驚くべきことでは無いかも知れません。しかし、映画大好き人間としてはとても悲しい映画です。

   勿論、何かと問題が多い沢尻エリカさんの映画を初めて観ましたが、この映画の主演はこの女優さんしかいないと思いました。それにしても、女優さんの眼をあんな風にして原作も同じなのでしょうか。監督の蜷川実花さんは厳しいことで有名な演出家の娘さんですが、お父さんがこの映画について何と言ってるのか知りたいです。

男女揃ってベスト4の快挙

   オリンピックのサッカー、日本は男女ともに準決勝進出を決めてこんな嬉しいことはありません。女子のブラジル戦は深夜1時から始まるということで、いつものように録画しといて朝一番で観ました。テレビを点けた途端に結果が解ることがあるので、注意してまったく実況に接しているのと同じに観ることが出来て万々歳。

   キックオフからしばらくは徹底的にブラジルがボールを支配して日本は防戦一方。ところが、ちょっとした相手のスキをついて大儀見選手がキーパーと一対一になり、冷静にゴール右隅に蹴り込んで先取点を取り、後半、今度は大野選手がデフェンスを上手くかわして追加点を取って2対0で快勝、ベスト4に入りました。

   そして、今度は男子がエジプト相手に実に素晴らしいサッカーを展開して勝ち44年振りとかのベスト4を果たしました(先取点)。何だかスペインに勝って世界を驚かした勢いがそのまま続いているサッカーで、まったく危なげがない勝利です。ただ、エジプトの荒っぽいサッカーで怪我をした永井選手と東選手の状態が心配です。

   これで、女子の準決勝の相手はあまり相性がよくないフランス、男子の相手はセネガルに勝ったメキシコで、どちらも勝って男女揃って決勝戦を行うことになったら、世界中が驚くのは間違いありません。是非、この夢のような出来事を実現して欲しいです。それにしても、日本国中の寝不足状態が当分続きそうです。

悲しい立場のビデオ・テープ

   一時、非常に重宝したビデオ・テープ(VHS)が、テレビのデジタル化とともに悲しい立場になってしまいました。ともかく、デジタル放送の録画は全てDVDでないと出来なくなり、私の持ってる約700本のビデオ・テープの中の何も録画してないのは全て無用の長物になってしまったのです。

   思えば、昔はNHKBS、WOWOWで放映される映画の録画はみんなビデオ・テープで、現在、外国映画が637本、日本映画が98本、合計735本が収録されています。その管理の方法は全てのビデオ・テープに連番のタッグを貼って番号順に並べてあり、50音順の「映画一覧表」の映画名の脇に番号が入っています。

   従って、一覧表からたちどころに目的のビデオ・テープを取り出すことが出来るようになっていますが、最近はほとんどDVDを観ることが多くなってしまいました。ビデオをDVDにダビングすることは理論的に可能でも735本の映画1本2時間平均として、約1,500時間(業者に頼むと1時間300円)を費やすのは実際は無理でしょう。

   この映画の中にはかなりの名作や傑作も含まれていて、場所を取ってるからといって相当な時間と労力の結晶を廃棄処分にするのはとても出来ません。だからと言って、この前の地震の時に散乱したビデオ・テープを元の状態に戻すのにかなりの時間が掛かったことを思い出し、大量のビデオ・テープを前に途方に暮れています。

試合にワザと負けて失格処分

   ロンドン・オリンピックのバドミントンでワザと負ける無気力試合を行った4つのペア、つまり8選手が失格したというニュースには驚きました。中国対韓国戦で、すでに予選を通過している中国のペアがトーナメントの対戦相手が中国同士にならないためには試合に負けなければならいと考えたのです。

   ちょっと、その無気力試合の映像がありますのでご覧になって下さい。故意にサーブはミスするは、相手のサーブは取らないはで試合になりません。つまり、相手が必死に負けようとしてるのを見た対戦相手がそうはさせじと、お互いに負けるための試合を行ったのです。何という愚かな行為でしょうか。

   当然、審判は両ペアに注意しますが、一向にそれを止める気配がなく無気力試合が続きました。また、韓国対インドネシア戦もトーナメントの相手を自分たちの都合のいいようにするための敗戦を目的とする試合を行い、その結果、怒ったバドミントン連盟は韓国が4名、中国とインドネシアの選手2名づつの計8名を失格処分。

   この失格になった選手たちはみんな強豪で、メダルが取れる可能性がある選手ばかりです。これはどう考えても計算が合わない作戦で、まさか失格になるとは思っていなかったのでしょうか。これによってか、日本のペアは決勝戦に勝ち進んで史上初めてメダルが確定しましたが、何だか笑ってしまうような事件です。

ドボルザークの「新世界より」

   ドボルザークの交響曲第9番「新世界より」が好きで、LPが8枚、CDが19枚、全部で27枚持っています。この中に登場する指揮者は、ワルター、トスカニーニ、カラヤン、バーンスタイン、小澤征爾、ストコフスキー、セル、カイベルト、小林研一郎、スウィトナー、ヴァーレク、朝比奈隆、ジュリーニ、オーマンディなど。

   ブルーノ・ワルターがコロンビア交響楽団を振ったものが何枚かあり、中に友人から頂いた異色の一枚が入っています。というのは、オーディオ・マニアの友人が、LPを日立製作所製の特別なマシンでCDにダンビングしたもので、当然、微かに針音が入っていながら実にいい音で録音されています。

   友人は地元の図書館によく行って、普通、手に入らない貴重なLPを見つけ、それを、現在、発売されていないマシンでダビングして私に。ともかく、使っているカートリッジがいいので、本来、まろやかなLPの音がそのままCDに持ち込まれていて、アナログがデジタルに巧みに転換されています。

   ところで、成瀬己喜男監督の不朽の名作「浮雲」の中で、幸田ゆき子(高峰秀子)が富岡兼吉(森雅之)と屋久島に渡る直前に身体が悪くなり、病院に行くシーンがありました。その時、お医者さんが掛けていたレコードがこの「新世界より」で、あのもの悲しい美しい旋律がこの映画の悲劇的結末を暗示していたのを思い出します。

オカルト好きだった科学の父

   リンゴが木から落ちるのを見て「万有引力」を発見したアイザック・ニュートンがオカルト好きだったのをご存知でしょうか。中世ヨーロッパでは、魔法や錬金術などオカルト的なものが信じられていました。ヨーロッパの各地に実際の記録として残ってる「魔女裁判」などはその一例と言えます。

   しかし、科学の発達に伴い、次第にオカルトと科学は正反対の位置づけになってきました。物理学者で数学者、そして、天文学にも精通していて科学の父とも言われ、合理性のシンボルのようなニュートンは意外にもオカルト的なものに興味を持っていて、その方面の研究を色々としていたそうですから不思議です。

   1727年にニュートンは他界し、残された膨大な量の論文や研究ノートなどを買い取った経済学者のジョン・メイナード・ケインズは、その中に大変な量のオカルトの資料があるのにびっくり。それで後にケインズは「ニュートンは理性の時代の最初の人ではなく、最後の魔術師だった」と語っているそうです。

   ケインズがニュートンのオカルト好きを公表しなかったのは、ニュートンの名前にキズがつくことと、それを知った世間が大騒ぎになるのを恐れたからで、ニュートンが錬金術に没頭していたのは長い間誰も知らないことでした。ところで「ニュートンのりんごの木」は「群馬県立自然史博物館」と東京の「小石川植物園」にあります。

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