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徳川家康が激怒した事件

   いささか古い話ですが、慶長19年(1614年)に「方広寺鐘銘事件」があって、徳川家康が激怒したのはよく知られています。何でこんな古いことが出てきたかというと、この5月に発刊された丸谷才一さんの随筆集「人形のBWH」の中に《戦国時代の心理学》という一編があって、このことを論じているのを読んだからです。

   この事件をちょっと振り返ると、徳川家康の勧めにより豊臣秀吉が建立し、地震で倒れたままになっていた方広寺の大仏殿を豊臣秀頼が再建することになりました。そして、そこに吊す鐘の銘が「国家安康」になっていたために家康は「これは家康の名前を分断する悪意」と激怒し、これが大阪冬の陣の発端になったと言われています。

   ところで、この「国家安康」は、従来、何の悪意もないうっかりミスだったと言うのが定説になっています。しかし、丸谷さんはこの《戦国時代の心理学》の中に、自分の名前というのは誰でも敏感なものだから、こんな銘を入れたら家康が怒るのは当たり前で、それを見越した意識的なものに違いないと書いています。

   つまり、この銘を書いたのは加藤清正を敬愛する清韓という僧で、豊臣秀吉の重鎮だった加藤清正の立場に立って、豊臣家の繁栄を願う心理が働いて家康の名前を分断したのではないかと丸谷さんは見ています。丸谷才一さんの随筆にはこのようなことが沢山書いてあって、いつも非常に勉強になります。

信じられないような映像

   銀座のソニー・ビル8階にホールがあって巨大な200インチの画面がセットされています。ここで、色々な映像を放映し無料で観ることが出来ますが、5月21日(月)~6月3日(日)は「平井堅 ミュージックビデオ特別上映会」が催されていて、先日、これを観ていたら信じられないような映像が出てきてびっくりしました。

   何と美空ひばりと平井堅がデュエットで「スターダスト」を歌っているのです。美空ひばりが他界したのが1989年、平井堅は1972年生まれですから17歳の時で二人が共演してる可能性はなく、勿論、合成映像です。しかし、まったく違和感を感じさせないように出来ていて現代の技術力には驚歎するばかりです。

   歌い終わった時に二人の指と指とが触れあっていて、観てる者は実際に一緒に歌ったような錯覚に陥ります。前にナット・キング・コールと娘さんのナタリー・コールが一緒に歌ってるように合成したCDが発売になりそのテクニックに驚きましたが、今回の合成映像はそれを上回る感動と言えるかも知れません。

   どうやら、この約1時間の放映は、今日発売になる「Ken Hirai Films Vol.12」のリリース記念のようで、平井堅をじっくり聴きましたが中々いいです。ところで、美空ひばりと平井堅のデュエット映像はYouTubeにありますが、もっと鮮明な映像で持っていたい方はこのDVDを購入なさって下さい。

愛する西部劇映画ベストテン

   土曜日の朝日新聞恒例の「beランキング」、今回は《こよなく愛する西部劇映画》のベストテンで、私の大好きな「シェーン」が1位にあるのでは、これはもうブログに書かないわけにはいきません。調査の方法は「アスパラクラブ」会員が編集部が挙げた70本の西部劇から選んだもので、1,782人が投票した結果です。

   2位は黒澤明監督の「七人の侍」がオリニナルの「荒野の七人」、3位は西部劇に入れるのはちょっと首を傾げる「明日に向かって撃て!」、4位はジョン・ウエインがやたらにカッコいい西部劇の古典的名作「駅馬車」、5位はイタリア製西部劇の「夕陽のガンマン」ですが、やっぱり西部劇はハリウッド製でなければいけません。

   そして、6位にゲリー・クーパーが複数の悪人と一人で戦う「真昼の決闘」、7位の「荒野の用心棒」だけは、観た覚えもないし、まったく知らない映画です。8位は「OK牧場の決闘」、9位は映画音楽として有名な「黄色いリボン」、10位に「リオ・ブラボー」がなっているのが何だか意外な感じです。

   映画の好みは人それぞれで仕方がありませんが大いに不満と言いたいです。映画評論家の川本三郎さんが、最初から《きっと「シェーン」が1位になるよ》と予想してたとかで、これぞ傑作と断言出来る作品でしょう。ラストの少年の「シェーン、カムバック!」のセリフが耳から消えない「シェーン」のDVDをまた観たくなりました。

五輪出場を果たした女子バレー

   女子バレーのオリンピック最終予選、日本の全7試合をテレビで楽しみ、何度かブログに書きましたが昨晩で全ての日程が終わりました。日本は最後のセルビア戦に負けて、上位3位には入らなかったのに、順位表を見ての通り、「3位以内を除くアジア最上位」枠で辛うじてオリンピック出場を果たし、本当によかったです。

   それにしても、昨晩のテレビの実況中継を見てた人は、アナウンサーが2セット取ればオリンピックに行けると言ってるだけで、詳しい説明が何もなかったのでちょっと分かり難かったかも知れません。私が勝手に推測すると、アナウンサーがその説明をするには、たとえ試合に負けてもになってしまうので恐らく言い難かったのでしょう。

   最終予選の結果は、1位が勝ち点21のロシア、2位が勝ち点15の韓国、3位が勝ち点14のセルビア、そして、日本とタイは同じ勝ち点12で並びましたが、セット率が日本は1.364、タイは1.2で、僅かに日本の方が上回ったので日本が4位になって、オリンピックに行けることになったのです。

   その結果、オリンピック出場の12ヶ国は、イギリス、イタリア、アメリカ、中国、トルコ、ドミニカ共和国、ブラジル、アルジェリア、ロシア、韓国、セルビア、日本。オリンピックでは6ヶ国づつの2組に分かれて、総当たりの1次リーグを行い、上位8ヶ国が準々決勝に進みます。オリンピックが待ち遠しいです。

魅力的な銀座の街

   銀座が好きでよく行きます。何しろ、この街には、新宿、渋谷、池袋などにはない独特の高級感があり、ただ、歩いているだけでも楽しい街と言っていいでしょう。行くとよく寄るのが、有楽町駅近くのソニー・ビルで、オーディオ、ビデオ、カメラなどが展示してあり、インストラクターが丁寧に展示してある商品の説明をしてくれます。

   また、松屋デパートの裏にあるキャノン・サービス・センターもよく足を運ぶ場所で、カメラ、パソコンのプリンターなどが展示してあり、隣接のギャラリーで写真展を見て、時にプロの写真家の話を聞くことが出来ます。あと、音楽の宝庫山野楽器店、鉄道模型の天賞堂、店内に本が読める場所がある書店ブックファーストもよく行きます。

   歩いていると、銀座に誠に沢山ある画廊を見掛け、中に入って絵を鑑賞した上に、会場にいる画家に専門的な話が聞けるのも銀座ならではの楽しみかも知れません。それに、お洒落な喫茶店も沢山あって、ちょっと疲れたら、好きなミルク・ティーを飲みながらウォークマンでジャズを聴いたりして至福の時を過ごします。

   そして、お腹が空いたら、ソニー・ビル近くの雰囲気がよくて素敵な女将がいる京料理の店「銀沙灘」に行って1,000円の美味しいランチを食べます。このランチ、実に心がこもっていて、銀座で昼食をどうしようか迷ってる方にお勧めで、和食だけではなく肉料理もあり、とても良いお米のご飯がもう最高。銀座って本当にいい街です。

鳥肌が立つような8点連取

   女子バレーのオリンピック最終予選、日本は韓国に敗れたあとの昨晩のキューバ戦はどうしても負けられない一戦です。第1セットはキューバに23-17と追い込まれてしまい、どうみても駄目かと思っていたら、木村選手の絶妙なサーブの連続で、何と何と8点連取して、鳥肌が立つような逆転で第1セットを取りました。

   そのあと、第2セットはキューバ、第3セットは日本、第4セットはキューバが取って最終セットにもつれ込む白熱の展開。このセット、どっちが勝つかまったく解らない点の取り合いの中でジュースになりましたが、日本は必死に頑張って17―15で競り勝ち、4勝1負の勝点11としてオリンピック出場への夢を繋ぎました。

   また、ロシアは3―1でセルビアを下して5連勝で勝点を15に伸ばし、オリンピック出場が決定。キューバは、結局、1勝4敗となってロンドン行きを逃してしまいましたが、昨晩の試合を観てた限り、強烈なサーブやアタックなどを持ってるのに1つしか勝ってないなんてとても信じられません。

  昨晩、タイはペルーに、韓国はチャイニーズ・タイペイにストレート勝ちし、セルビアと並んで勝点9となり、ロシアはすでに決定してるので、日本、タイ、韓国、セルビアの4国で2つの椅子を争うことになりました。日本は今晩のロシア戦に勝って、是非、オリンピックの出場を決めて欲しいものです。

価値あるソフト「Works」

   「Excel」は今やパソコンを扱ってる人で知らない人がいないアプリケーション・ソフトですが、マイクロソフトには「Excel」以前から出ている同じようなソフトの「Works」があります。この前、ビックカメラのパソコン売場で話してみたら、このソフトの存在を知らない人がいたので一般的ではないのかも知れません。

   しかし、私は昔から「Works」の愛用者で、私の所持している音楽媒体、CD、LP、MD、カセット・テープ、DATなどの管理は、この「Works」のデータベースで行っていて、このソフトの価値は絶大です。というのは、このデータベースの至れり尽くせりの機能や使い易さは非常に優れていて恐らく「Excel」より上でしょう。

   現在、私のパソコンのOSは「XP」ですが、次第にメモリー容量が少なくなり、どこかで「7」にしなければならないと思っています。ところが、この前、パソコン売場の専門家に相談したら、ひょっとするると「7」では「Works」が使えなくなる可能性があると言っていて、これを確認しない限り「XP」から離れることが出来ないのです。

   それが、つい最近、ネットで「Works」の代替となる「Office Starter 2010」というソフトがあるのを知りました。2010と入ってるところを見ると、もう二年前から出てるみたいですが専門家も知らないようで、「Works」とのデータの互換性を調べてみようと思っています。これで「7」への切り替えの可能性が少し出てきました。

カンヌ映画祭で絶賛の女優

   フランスで開催中の「第65回カンヌ国際映画祭」の話題です。コンペティション部門に招待されている日仏合作映画「ライク・サムワン・イン・ラブ」(日本での公開は9月)が上映され、アッバス・キアロスタミ監督や主演女優の高梨臨さんに対し、約5分間のスタンディングオベーションが送られたそうです。

    「夕刊フジ」の記事によると、国際舞台での賞賛に高梨さんは「夢のようです。カンヌに来て、まったく知らなかった世界を見ることが出来、もっと視野を広げないといけないと思いました」と感激してるそうですが、日本の若い女優さんが世界の映画人に高い評価を受けるなど日本人として嬉しい限りです。

   この映画のストーリーは元大学教授の老紳士と女子大生のコールガールとの恋愛映画だそうで、高梨さんはその女子大生役に抜擢され、公式上映の前に試写会を観たフランスの日刊紙「20ミニッツ」の新聞記者は「新人のリン・タカナシが演じる女子大生は本当にナチュラルに演じきっていて素晴らしい」と絶賛しています。

   高梨臨さんのことをWikipediaで見てみたら、千葉県出身の1988年12月17日生まれの24歳で、身長166センチ、体重47キロ、女性アイドルグループ「ピンクジャムプリンセス」の元メンバーと書いてありました。カンヌで最優秀新人賞を取るのも夢ではないと新聞にありますが、果たして実現するのでしょうか。

「スカイツリー」眺望の裏技

   「東京スカイツリー」がいよいよ開業しました。昨日の「日刊スポーツ」に約650億円の費用と約3年半の歳月を掛けて建造した世界に誇れる「東京スカイツリー」のことが色々と詳しく書いてあって、その中に「チケットが無くても展望することが出来る裏技」が載ってましたので、この記事を読んでない方のために紹介します。

   その方法とは「東京スカイツリー」の中に日本で一番高い所のレストラン「634」があり、4月23日からすでにランチとディナーの予約がスタートしてるのだそうです。そこで、たとえ入場チケットを手に入れることが出来なくても、食事を予約すれば美味しい料理を頂きながら眺望を堪能出来るというのです。

   この予約はインターネットでも可能だそうですが、電話で申込んだ方がいいと書いてありました。しかし、このことを知ってる方は沢山いて、電話が殺到すれば、結局は通常の予約と同じになってしまうかも知れませんね。ここでのランチは90分と決まっていて、午前11時から午後5時までの時間帯で料金は4,200円から。

   また、ディナーは2時間になっていて午後5時から9時45分までの時間帯で料金は12,600円からだそうです。電話番号は03-3623-0634で受付時間は午前10時~午後6時。恐らく予約したい人が多く、簡単には電話が繋がらないと思いますが、何としても早く展望したい方は根気よく挑戦してみたらいかがでしょうか。

日本の恋愛映画の傑作

   もし、最近の日本映画を観て、絶望感を抱いている方に絶対にお勧めの古い日本映画を紹介します。その映画は成瀬己喜男監督の「浮雲」で、1955年の作品ですからもう50年以上も前の白黒映画。DVDでご覧になってる方は沢山おられると思いますが、まだ観てないのでしたら、是非、TSUTAYAで借りてご覧になって下さい。

   何故、こんな古い映画を思い出したかというと、小林信彦氏の映画に関する随筆集「映画が目にしみる」に成瀬己喜男監督と「浮雲」のことが詳しく書いてあったからです。ともかく、この成瀬監督の代表作は、巨匠小津安二郎が「オレにはできない映画だ」と言って絶賛してる作品で、映画ファン必見と言っていいでしょう。

   原作は林芙美子でシナリオは水木洋子。内容は終戦直後を舞台にしていて、主演の森雅之と高峰秀子が成瀬監督の巧みな演出のもとに迫真の演技を見せています。ある映画評論家が「日本で最も優れた恋愛映画として、近松や西鶴にも比肩すべき芸術世界を成瀬監督は構築した」と書いています。

   映画の最後は屋久島で、船に乗る直前に高峰秀子の体調が悪くなって病院に行き、そこのお医者さんが聴いていたのがドボルザークの交響曲「新世界」。あのもの悲しいメロディがこの映画を象徴しているようで、見終わった後、涙が止まらなかった方が沢山おられるのは間違いありません。日本の恋愛映画の傑作です。

偶然見つけた凄い二枚のLP

   音楽とオーディオの共通の趣味を持つ昔からの友人と月一回の例会を開き、渋谷で会って語りに語る習わしになっています。二人の持論に音楽には《聴く喜び》《演奏する喜び》《語る喜び》の三つあって二人とも二番目は駄目ですが、三番目を満喫して改めて音楽とオーディオの話題が何時間でも語り尽くせないことを認識します。

   ところでこの例会の一環に、渋谷のビルの中にあり大量のCDやLPに圧倒される中古店「レコファン」に行って、掘り出し物を探しながら、店内を隈無く歩くのがあります。今回の例会で、この店で大変なLPを二枚見つけました。一枚はカール・ベーム指揮のウイーン・フィルのモーツアルトの「レクイエム」が何と100円。

   そして、もう一枚は、1985年にアフリカの饑餓と貧困を救うために、アメリカやカナダのアイーティストが結集し、全ての純益をアフリカ救済基金に寄付するために制作した「We Are The World」。全10曲の冒頭にこの曲が収録されている正真正銘の歴史的なLPが380円という信じられないような価格で売られてるではありませんか。

   この曲だけを収録したCDは持っているのですが、オビに「アフリカ饑餓救済チャリティ・レコード」と書いてあるLPを手にしたのは始めてで、早速、買って全10曲聴きました。ネットにマイケル・ジャクソンが元気に歌ってるこの曲の動画がありますのでご覧になって下さい。それにしても、この曲実に魅力に満ちていて引き込まれます。

女子バレーの五輪最終予選

   女子バレーのオリンピック最終予選が昨夜から始まり、初戦のペルー戦に日本は幸先良く3-0で勝ちました。今回の最終予選に参加してる國は、日本、韓国、タイ、チャイニーズタイペイ、セルビア、ロシア、キューバ、ペルーの8ヶ国。総当たり戦を行って上位3ヶ国とアジア1位の4ヶ国がオリンピック出場権を得られます。

   今晩5月20日の対戦相手のチャイニーズタイペイはFIVB世界ランキング28位で、3位の日本としては順当に行けば勝てる相手ですが、平均年齢23歳という若さがあり、油断は禁物です。試合の実況はいつも録画を放映していますが、今回はどうやら完全生中継のようで迫力が違います。

   ちなみに、現在の世界ランク・ベストテンは1位アメリカ、2位ブラジル、3位日本、4位イタリア、5位中国、6位セルビア、7位ロシア、8位ドイツ、9位ドミニカ共和国、10位キューバ。この上位5チームのうち、4チームはすでにオリンピック出場権を獲得していて、日本は今回の予選がラスト・チャンスです。

   昨晩の試合に勝ったのは、日本、セルビア、ロシア、韓国の4チーム。今晩のチャイニーズタイペイ戦のあとのスケジュールは、22日(火)がタイ、23日(水)が韓国、25日(金)がキューバ、26日(土)がロシア、27日(日)がセルビアになっていて、大好きなバレーボールを沢山観ることが出来るのは非常に楽しみです。

自動的に動き回る掃除機

   「ビックカメラ」など量販店で、お掃除ロボット「ルンバ」のデモストレーションを行っているのをよく見ることがあります。この「ルンバ」、誠に面白い動きをして、係員の購買欲をそそる巧みな説明を聞いてると、ちょっと食指が動いてしまいます。昨日の「夕刊フジ」にこの製品についての詳しい紹介記事が載ってました。

   それによると、この製品のメーカーはロボットで有名なアメリカのアイロボット社。ご覧になった方は沢山おられると思いますが、形状は平たい円盤形で人工頭脳を内臓、部屋の広さや汚れ具合をセンサーが感知して、自動的に動き回りフローリングや畳などを掃除し電源は勿論充電式です。

   日本では2004年に発売以来、昨年までにすでに累計35万台を販売してるのだそうで、今年1年間で26万台、そして、2016年には年間50万台の販売を予測しているというから凄いです。ともかく、デモを見た限りでは、物にぶつかると方向転換して隅から隅まできれいに掃除して飽きない楽しい動きです。

   問題は幾らで買えるかですが、新聞に載ってる量販店の価格では一番高いモデルが71,820円で、一番低いのが43,920円、ネット価格の最高が56,223円で最低が35,800円。但し、パテントを持ってないらしく、日本や韓国のもっと安い競合製品が沢山出ているので、買う場合は比較してみるのがいいかも知れません。

「うどん」と「蕎麦」

   東京のお蕎麦屋さんでは、うどんも蕎麦も煮た油揚げを上に乗っけたものを「きつね」と言い、揚げ玉(天かす)が入ったものを「たぬき」と呼びます。ところが、大阪で「きつね」と呼ぶのは煮た油揚げが入ったうどんだけで、蕎麦は「たぬき」と呼ぶのだそうです。つまり、大阪では「きつね蕎麦」も「たぬきうどん」も存在しません。

   ともかく、大阪では「天ぷらのかすではお金は取れない」の考え方から、テーブルの上に天かすが入った容器が置かれていて、無料で入れ放題というお店がほとんどなのだそうです。しかし、同じ関西でも京都では煮た油揚げを乗っけたものは、東京と同じに「きつね」と呼び、きざみ油揚げが入ったのを「たぬき」と言うのだとか。

   ところで、東京など東日本では本来は蕎麦が主流を占めていて、大阪を中心にした関西ではうどんというのが一般的な分布です。でも、東日本でも「うどんどころ」は沢山あって、埼玉県や群馬県はうどんが盛んな地域で、今も祭事などの集まりには、最後に必ずうどんが出る習慣がある所は少なくありません。

   東京も江戸っ子は蕎麦のイメージがありますが、江戸=蕎麦となったのは江戸時代の半ばだそうで、それまでは江戸でもうどんの方が広く食べられていたのだそうです。それが蕎麦に取って代わったのは、信州などの蕎麦の原産地が地理的に近く、蕎麦粉が大量に安価に入ってきたが大きな理由だそうです(うどん派か蕎麦派か)。

月面着陸の真偽

   テレビのコマーシャルで、雑誌「歴史ミステリー」の創刊号は100円という宣伝を盛んにしていて、昨日、本屋に行ったら高く積まれていたので買いました。目次を見ると「本能寺の変の首謀者は誰だったのか?」ほか全部で8項目。その中の「アポロ11号月面着陸は捏造だったのか?」を真っ先に読みました。

   まだ読んでない方もおられると思いますので、ちょっとだけ内容を紹介すると、まず、冒頭に書いてあるのが《1969年7月20日午後4時17分(アメリカ東部夏時間)、アポロ11号のニール・アームストロング船長は、人類で初めて面に降り立った。ところが、この月面着陸は、実は捏造だったという説が後を絶たない――》。

   確かにこの時代はアメリカとソ連の宇宙開発競争はしのぎを削っていて、アメリカは威信にかけてどうしてもソ連を超したかったに違いありません。捏造の根拠になってるのは①月面から見た宇宙に星が写っていない②月面に飛行士の足跡が深く残されているのに、着陸船のロケット噴射でクレーターが出来た様子がない。

   ③大気のないはずの月面で星条旗がはためいている④同じ写真の着陸船や宇宙飛行士、岩などの影の方向がバラバラになっている⑤地球の周辺を覆ってる放射線帯(ヴァン・アレン帯)を通過する際、宇宙飛行士は絶えられないはずである。これにらに対するNASAの反論など、詳しいことは100円を投資してお読みになって下さい。

投球に接した選手の高い評価

   初戦のマリナーズ戦こそ制球を乱して打ち込まれましたが、その後、本来の力を出して、現在、5勝1敗のダルビッシュ投手。昨日の「夕刊フジ」にアメリカの作家ロバート・ホワイティング氏がコラム「サクラと星条旗」の中で、地元の新聞の対戦した選手の高い評価を紹介していて、日本人として気分がいいので抜粋します。

   まず、ブルージェイズのケリー・ジョンソン二塁手は「脱帽だ。速球に命があり、変化球にバランスを崩された」。ヤンキースの主将デレク・ジーター選手は「球種が実に豊富で次に何が来るかまったく解らなかった」、また、二塁手のロビンソン・カノ選手は「グッドの一語。あんなに多くの球種を投げられる投手を見たことがない」。

   そして、マーク・テシェイラ一塁手は「最初はメディアの誇大宣伝だと思っていたが、実際に接してみて聞かされてきたものを全てを持っていた。ボールカウントが0-1や0-2になると、すべての球がストライクゾーンから始まり、最後に逃げていった」とそれぞれの選手が最大限の賛辞を与えています。

   中でも、オープン戦で対戦したロッキーズのジェイソン・ジアンピ選手の究極のコメントは「アンビリーバブルだ。レッドソック時代のペドロ・マルチネス投手を彷彿させる。今年中にノーヒットノーランを達成したとしても少しも驚かない」と。読んだらすっかり嬉しくなり、ずらずらと書き出してしまいました。(次回の先発予告

非常に魅力的なロック

   ザ・ローリング・ストーンズのアルバム「WOODOO LOUNGE」を久し振りに聴きました。クラシックとジャズで耳いっぱいでロックはあまり聴かないのですが、ザ・ローリング・ストーンズとビートルズは別です。そもそも、ザ・ローリング・ストーンズの音楽の原点は黒人のブルースで、非常に魅力的なロックです。

   ちょっと、ザ・ローリング・ストーンズの歴史を書くと、結成は1963年で、約50年間活動を続け、メンバー全員が還暦を過ぎていても元気でコンサートをこなしています。設立した当時のリーダーはブライアン・ジョーンズだったようですが、脱退したあと他界して、現在はニック・ジャガーが仕切っています。

   ところで、近年の話題としては、2006年11月にニューヨークのビーコン・シアターで行われたコンサートを、ザ・ローリング・ストーンズのファンでアカデミー賞を取ったことがあるマーティン・スコセッシ監督が18台のカメラを使って映画「シャイン・ア・ライト」(シネマ・レビュー)を制作したことではないでしょうか。

   私は上映当時、映画館に観に行きましたが、その後、DVDが発売になり何度繰り返し観たか解りません。何度観ても、63歳のニック・ジャガーがステージの上を歌いながら飛び回る躍動感に溢れた姿に圧倒されます。音楽の好きな方は持っている価値があるDVDではないかと思います。「As Tears Go By」凄くいいです。

五輪金メダルのベスト・テン

  ロンドン・オリンピック(全競技日程)まであと70日あまりとなり、今回の土曜日の朝日新聞恒例の「beランキング」は《感動のドラマチック金メダル》です。調査の方法は、いつものように「アスパラクラブ」会員のアンケートで、2,208人の方が回答しています。ちなみに、1896年の第1回以来、日本選手の手中にした金メダルは123個。

   その中のベスト・テンを書き出すと、1位は「2000年シドニーの女子マラソンの高橋尚子選手」35キロ地点でサングラス投げ捨てスパートしたのが眼に浮かびます。2位は「1984年ロサンゼルスの柔道の山下泰裕選手」肉離れの右足を引きずりながら4試合すべて一本勝ちで優勝しました。

   3位は「1964年東京の女子バレーボール」当時の日本は「東洋の魔女」と言われソ連を破っての優勝です。4位は「1992年バルセロナの競泳200メートル平泳ぎの岩崎恭子選手」五輪競泳史上、最年少の14歳で金メダル。5位は「2008年北京の女子ソフトボール」五輪3連勝していたアメリカに勝って優勝しました。

   あと、6位「1972年ミュンヘンの男子バレーボール」、7位「1988年ソウルの100メートル背泳ぎの鈴木大地選手」、8位「2004年アテネの100メートル平泳ぎの北島康介選手」9位「1984年ロサンゼルスの体操の森末慎二選手」10位「2008年北京の平泳ぎ200メートルの北島康介選手」。どれも、みんな懐かしいです。

携帯電話の迷惑メール対策

   携帯電話に入る迷惑メールのほとんどがパソコンからで、受信しない設定方法を分かり易く説明します。但し、ドコモの携帯電話によってですが、恐らく、ほかの会社も基本的には同じだと思います。設定はiモードで行うので、まず「i-mode menu」を呼びだし「決定ボタン」を押すと、menuが表示されます。

   下に↓キーでスクロールすると「お客様サポート」があるので「決定ボタン」を押し、↓キーで下にスクロールして「各種設定(確認・変更・利用)」を選択し、続いて一番上の「メール設定」を押します。そして、直ぐ下にある「詳細設定/解除」を押すと「認証」というタイトルの場面が表れます。

   ここで数字4桁の暗証番号を入れ「決定」を押して、いよいよこれからが設定です。一番上に「迷惑メール対策」と書いてあり「URL付きメール」も「受信/拒否設定」のどちらも「設定」になっているのを確認して下さい。そして、2番目の「次へ」を押すと「受信/拒否設定」のタイトルの場面が表れます。

   まず、ステップ1の全てにチェックが付いてるかを確認。そして、ステップ2のパソコンからの受信のチェックを取ると迷惑メールは入らなくなりますが、当然、全てのパソコンからの受信も出来ません。また、ステップ5の「アドレス拒否設定」で特定のアドレスだけの拒否も可能です。そして、一番下の「登録」を押して完了します。

一般的ではない四字熟語

   岩波新書の「四字熟語ひとくち話」のページをペラペラ繰ってると実に面白いです。その中から「へー、こんな四字熟語があるんだぁ」というのを幾つか書き出しますが、世の中には博学の方がおられて「そんなのは昔から知っている」ということになるかも知れません。それにしても、四字熟語って楽しいです。

   では、まず「韋編三絶」(いへんさんぜつ)何度も同じ本を読むこと。孔子が「易経」を繰り返して読んだので綴り紐が三回も切れたからです。「汗牛充棟」(かんぎゅうじゅうとう)本を沢山持ってること。牛車で運ぶと牛は汗をかき家の中はいっぱい。「意馬心猿」(いばしんえん)心が乱れて落ち着かないこと。走りまわる馬や騒ぐ猿の如く。

   「豺狼当路」(さいろうとうろ)悪い者がのさばること。山犬や狼が路で行く手をさえぎっているのです。「沈魚落雁」(ちんぎょらくがん)絶世の美女のこと。圧倒されて泳ぐ魚が沈み飛ぶ雁が落ちてしまうのです。「暴虎馮河」(ぼうこひょうが)血気盛んで向こう見ずな行動のこと。虎と素手で闘い大河を徒歩で渡るのは無鉄砲です。

   「夢中説夢」(むちゅうせつむ)絶対にあり得ないこと。夢の中で夢を説くなんて出来ません。「因循姑息」(いんじゅんこそく)決断力に欠け消極的なこと。因(よ)り循(したが)うで古い習慣にとらわれ、その場逃れでしばらく息をつくのです。以上、あまり一般的ではない四字熟語ばかりを書き出しました。

100人の指揮者の逸話

   スポーツ・ライターでありながら音楽評論家の玉木正之氏と「クラシックプレス」の元編集長で音楽評論家、平林直哉氏が一緒に書いた「図説 指揮者列伝 世界の指揮者100人」(河出書房新社)という本を持っていて時々取り出します。世界の指揮者100人の鮮明な顔写真を見てるだけでも、すっかりご機嫌になってしまいます。

   まず冒頭に玉木氏が書いてる「指揮者-その余りにも人間的な存在」と題したまえがきから引き込まれます。ともかく、今まで知らなかった指揮者の逸話だらけです。例えば、本人の前でヘルベルト・フォン・カラヤンの形態模写をしたベルリン・フィルのメンバーの一人は二度と口をきいて貰えなくなってしまったとか。カラヤンなら当然です。

   また、オットー・クレンペラーは真面目一方の人だと思っていたらとんでも無い不良だったとか。コバケンこと小林研一郎の音楽を知りたければチャイコフスキーの交響曲第5番を聴けば仰天するとか。ワルターは実に優しくてメンバーの演奏が不満の時は「皆さん、なぜこのような美しくない音を出すのですか」と言ったとか。

   トスカニーニはワルターと逆でメンバーが意に会わない演奏をすると、指揮台を激しく踏み鳴らし、指揮棒でスコアをバシバシ叩いたとか。ともかく、こんな話がいっぱい書いてあって、CDを聴く時、非常に楽しめるのは間違いありません。クラシック・ファンが座右に置いとく価値がある本を紹介しました。

聖徳太子は存在しない説

   推古天皇の摂政となり「十七条憲法」や「冠位十二階」を定め、一万円札にも描かれている日本史上、よく知られている偉人のひとり、聖徳太子は存在しないという説が、近年、盛んに唱えられています。インターネットにも「聖徳太子は実在したか?」というサイトがあり、存在しない根拠が色々と書いてあります。

   このサイトでは大山誠一氏が記した「聖徳太子の誕生」(吉川弘文館)という本に基づいて架空説を論証していますが、私は「学校で習った日本史が信じられなくなる本」(河出書房新社)から抜粋します。それによると、「十七条憲法」の言葉遣いや理念が推古朝という時代に合ってないのがまず理由のひとつ。

   また、「日本書記」に聖徳太子が建立したと言われる法隆寺に関係する記述が全然なく「古事記」にも聖徳太子に関するものがほとんど見られないのだとか。つまり、聖徳太子の実在を示す確かな史料がなく、聖徳太子という偉人を捏造したのは、天皇の権威を高めるために政治的スーパースターが欲しかったからだというのです。

   しかし、聖徳太子の架空説は大胆な説なので、専門家の間でも意見が分かれ「史料にない=人物が存在しない」という論法には賛同しかねて、例え文献がなくても、文学、考古学、美術、民俗学などを総合することで聖徳太子像が見えてくるという説もあり、結論はまだ出ていないのだそうです。何だか真実が知りたいですね。

人それぞれの適切な睡眠時間

   人間にとって睡眠は非常に重要です。ネットの情報によると人間の睡眠時間の平均は、7時間~8時間が一番多く約35%、次は8時間~9時間が約25%、6時間~7時間が約20%、そして、この範囲に入らない人、つまり、10時間以上眠らないと駄目な人とか、5時間も眠れば大丈夫の人が約20%。

   季節による一般的な傾向しては、11月から12月にかけての平均睡眠時間が最も長く、真夏の7月から8月にかけては一年で最も短くなります。太陽が出ている時間に比例して睡眠時間が長くなったり短くなったりするのは人類の歴史の上でずっと変わっていない傾向で、これからもこのパターンがずっと続くでしょう。

   また、年齢による違いもあって、赤ちゃんは一日に16時間~20時間程度眠りますが、成長するに従って次第に短くなり、学校に行く年齢になると社会的な制約もあって、睡眠時間は更に短くなります。そして、高齢者は眠りが浅くなるのはよく知られていることで、睡眠時間は更にもっと短くなります。

   世の中には睡眠がうまくいかずに悩んでる方が沢山いますが、このサイトには睡眠に関する色々なアドバイスが書いてあるので参考になさって下さい。いずれにしても、人間に必要な睡眠時間は人それぞれで、一律に何時間という基準はなく、自分で生活に支障をきたさない適切な睡眠時間を把握しておくのがいいかも知れません。

動物を騙す狡賢い動物

   人を騙すのは人間の世界だけではなく、動物の世界にも動物を騙す狡賢い動物がいます。その動物は「カッコウ」という鳥で「カッコウ」は卵を産む寸前になると、ほかの鳥の巣の中の卵を一つくわえて持ち去ってから、その巣の中に自分の卵を産むという誠に巧妙なテクニックを用いて巣の持ち主を騙します。

   これを「拓卵」といって「カッコウ」は自分の卵をほかの鳥に預けて、自らの子育てを放棄してしまうのです。そして、驚くべきことに、生まれた雛はその巣の持ち主の卵を巣の外に落として消してしまい、まるで、自分がその巣の持ち主の本当の子供のように振る舞うのです。いやはや、何という残酷なことをする鳥でしょうか。

   そんなことをされたのに、親鳥はそれに気づかずにエサを巣に運んできて、愚かにも「カッコウ」の雛に与えます。最初に卵をくわえて持ち去るところからの一部始終を撮した映像がYouTubeにありますのでご覧になって下さい。小さな雛が卵を一つ一つ外に落とす場面など、見てると背筋が寒くなります。

   そんなことは、誰も教えてないのに生まれながらにして身に付いているのは不思議というしかないでしょう。この「拓卵」を長年にわたって研究している信州大学の中村浩志教授にインタビューしてるサイトがあり非常に面白いので、是非、お読みになって下さい。その果てしなく延々と続く進化に驚歎するのは間違いありません。

海外の宝くじ購入は法律違反

   日本ではジャンボ宝くじが高額の当選金ですが、よく新聞やテレビなどで、外国の宝くじが当たりが出なくて累積した金額が、日本円に換算すると、時に何十億円や何百億円のびっくりするような当選金が出たという報道に接することがあります。その宝くじについて次のような法律があるのをご存知でしょうか。

   誰でもそんな凄い金額の宝くじなら、買ってみたいと思うに違いありませんが、もし、購入すると法律に触れます。刑法187条に、第1項《富くじを発売した者は、2年以下の懲役又は150万円以下の罰金に処する》第2項《富くじ発売の取次ぎをした者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する》。

   そして、第3項に《前2項に規定するもののほか、富くじを授受した者は、20万円以下の罰金又は科料に処する》というのがあって、海外旅行の折などで購入すれば罪にはならないが、もし、日本にいてインターネットや友人などに頼んで購入すると、この第3項の違反になってしまうというのです。

   つまり、明確に海外の宝くじを買ってはいけないという文言はありませんが、法律でちゃんと決めてある宝くじ以外のものを授受するのは刑法に触れるというのです。ネットにも「海外宝くじの購入は違法と言われているけど,その根拠は意外とあいまい」と書いたサイトがありますので、興味のある方はお読みになって下さい。

言葉の遊び「パロディ」

   織田正吉氏が書いた「ことば遊びコレクション」と「ジョークとトリック」にはブログのネタ満載で、何度も引用させて頂いています。今回は「ジョークとトリック」の中から「パロディ」について紹介します。「パロディ」とは本物を機知に富んだアイデアで面白可笑しく曲げてしまい、人を笑わす遊びです。

   「パロディ」の方法として同音異義、語呂合わせ、濁点の有無、よく似た字の形などがあり、あらゆる手段を用い、原作を変えて笑いを生んでいます。加工は出来るだけ少なく、原作とのへだたりが大きければ大きいほど笑いの効果が高まります。従って、元を知ってないと面白さが半減するのは物真似と同じです。

   織田氏が例として挙げているのは、ルナールの「博物誌」の中に《蟻は一匹一匹が、3という字に似ている。それも、いること、いること、いること!、3333333333333333333・・・・・・ああ、きりがない。(岸田國士訳)》というのがあるそうで、この歌を見て、意外にも何と与謝野晶子が次のような歌を作っているのだとか。

   《蟻よ、蟻よ、黒い沢山の蟻よ、お前さん達の行列を見ると、8、8,8,8,8,8,8,8、8、8、8、8、8、8、8、8、8・・・・・・・・幾万と並んだ8の字の生きた鎖が動く。(以下略)》。織田氏はよくも、このような歌を探してくるものだと感心してしまいます。この二冊には、こんなことが沢山あって、織田氏の幅広い知識に驚くばかりです。

絵画の驚愕の落札金額

   ムンクの有名な絵画「叫び」が競売に出て、何と1億1990万ドル(約96億1600万円)で落札されたというニュースをテレビで知りました。ムンクは4点の「叫び」を描き、3点はノルウェーの首都にあるオスロ国立美術館が収蔵していて、ムンクと同じノルウェー人の個人が持ってる1点の「叫び」が売りに出されたのです。

   オークションはニューヨークで行われ、7人の入札者がどんどん値段をつり上げる激しい競争になって、たった12分でこの驚くべき落札値に達したのだとか。これによって、2010年5月にピカソの油絵「ヌード、観葉植物と胸像」が1億648万ドルで落札されたのを抜いて史上最高の落札金額になりました。

   この絵は有名なので、写真などでご覧になってる方は沢山おられると思いますが、解説によると、ムンクが叫んでいるのでは無くて、ムンクが「自然を貫く果てしない叫び」聞き、それに怯えて耳をふさいでいる姿なのだそうです。何だか観てる方が「こわい!」と叫びたくなるような実に不気味な絵ですよね。

   ネットに4点の全ての絵を掲載してるブログがあるのでちょっとご覧になって下さい。ムンクはパステル版、油絵版、テンペラ版、リトグラフ版という4つの違う手法で同じような絵を描いているのに、微妙に少しづつ違います。競売されたのは、一番上にあるパステル版ですが、これが96億円とはただただ驚くばかりです。

心に残るフィンランド映画

   WOWOWが放映したフィンランド映画「ヤコブへの手紙」(予告編)を録画して観ました。WOWOWは凄い映画を放映するものです。フィンランド映画を観たのは初めてですが、実にキメ細かい描写でぐいぐい画面の中に引き込まれます。出演者は眼が見えない牧師と恩赦で出所した殺人犯の女性、そして、郵便配達夫の三人だけ。

   女性は眼が見えない牧師に来た手紙を読んで、牧師に言われた通りに返事を書く仕事をするということで恩赦されたのです。手紙の内容は悩める人が牧師に救いを求める手紙で、毎日のように郵便配達夫が運んできます。しかし、女性はその仕事が面倒くさくて、来た手紙の一部を捨ててしまうような悪いことをします。

   それに、牧師に対する優しさがまるでなく、一体、この先どうなるのだろうかと、観ていて胸が痛みます。救いようのない暗さが画面に充満していながら引きつけられるのは脚本、演出、演技が三位一体となった魅力でしょう。そして、色鮮やかな田園風景をバックに美しい音楽が流れる中で映画は悲劇的結末で終わります。

   見終わって例の「映画大辞典」のシネマ・レビューを見てみたら、5人のコメントがあって、みんな7点、8点の高い評価です。ネットで調べたらこの映画のクラウス・ハロ監督は42歳で、原案は見ず知らずの人から送られてきたメールだとか。非常に高度な手法の演出で思い掛けなく心に残るいい映画を観ました。

一見に値する世紀の対決

   テレビ局って実に楽しい話題を提供してくれるものです。幾日か前に放映された「ほこ×たて二時間スペシャル」にスプーン曲げで有名なユリ・ゲラーが登場しました。世界に誇る新潟県燕市の洋食器メーカーが「我が社が作るスプーンは絶対に曲がりません」という超頑丈なスプーンを作ってユリ・ゲラーに挑戦したのです。

   一方、ユリ・ゲラーは「私に曲げられないスプーンはこの世に存在しない」と言って日本にやってきました。当時、テレビに出て盛んにスプーンを曲げていたユリ・ゲラーは27歳の青年でしたが、現在、65歳になっても現役だそうで、世界中が注目する世紀の対決と言っても、過言ではないかも知れません。

   明治大学の専門家も「人間の持ってる潜在能力は未知なる能力の一つと考えられ、我々はそういう人たちを超能力者と呼びます」と言っていて、過去に曲げたスプーンは5万本以上というユリ・ゲラーこそ超能力者。真っ向から対立している両者の言い分は果たしてどちらが正しいのか、誰だってワクワクするでしょう。

   そこで、このテレビを観た方には、もう一度観て貰うとして、どうなったかまったく知らない方はこのテレビ画面(PART1  PART2)を楽しんでご覧になって下さい。これは推測ですが、恐らくテレビ局はリスクを背負うユリ・ゲラーにもスプーンを作った会社にも、かなり高額のギャラを支払ったのではないかと思いました。

驚きのトルコの世界遺産

   平川陽一著「世界遺産・封印されたミステリー」という本にトルコの世界遺産「カッパドキア」(動画1   動画2)のことが詳しく書いてあります。ここは見渡すかぎりの岩原で、視界に入ってくる岩は、足元が大きくえぐれていたり、空高く隆起していたりの奇岩怪石で、誰も見たことがない光景に圧倒されて、ここが地球かと驚くそうです。

   この奇観は行けども行けども延々と続き、200平方キロに及ぶ広大な大地の果てには、幾層もの岩盤を見せる断崖や標高3000メートルを越える火山が不気味な形でそびえているのだとか。そして、この「カッパドキア」には、更に想像もつかない驚きがあって、世界の不思議さを思い知らされます。

   それは1965年のある日、一人の農夫が歩いていて地下に通じる穴をみつけて、中に入ってみたら、地底150メートル位のところに何と数万人という規模の人が生活出来る地下都市があったのです。そこには、地上に通じる空気穴も設けられていて、食物の保存庫、水瓶、油のストックなどもあり、人が生活してたのは歴然です。

   その都市は大小取り混ぜて200位あり、しかも、各都市は人工的に造られた地下道で結ばれているというから凄いです。しかし、この地下都市がいつ頃の建造で誰が何のために住んでいたかは不明。ペルーの「マチュピチュ」もそうですが、地球上にはこんな謎に包まれた建造物が随所にあります。

販売されなかった鉄道模型

   ビデオやオーディオやデジタル・カメラで有名なソニーが1964年に「ソニー・マイクロ・トレイン」という鉄道模型の発売を計画し、200セットの試作品を作ったのに、販売が立ち消えになったのをご存知でしょうか。インターネットに銀座のソニー・ビル8階で、その関連品の展示があるという情報があったので見に行ってきました。

   展示品は、電車の模型が3台、商品を入れるダンボールのパッケージ、パワー・パックと取扱説明書などほんの僅か。200セット作った試作品は、一体、どうなったのかを会場にいた男性に尋ねてみたら、ともかく、展示してある3台しか残ってないそうで、恐らく社内内部の関係者で処理したのでしょう。

   ところで、これは私の推測ですが、この1964年(昭和39年)は新幹線が開通し東京オリンピックが開催された年で、この記念すべき年に合わせて計画したに違いなく、何らかの事情で販売を取り止めたのに、その理由は解りません。ただ、Wikipediaに「当時のソニーの社内事情により計画は中止された」とだけ書いてあります。

   ともかく、日本で初めてのNゲージ規格(9ミリ幅)で、国鉄「ED75形電気機関車」や「スハ43系客車」を製造したなど、マニアにとって堪らない話です。「今では極く少数のサンプル品だけが残っているという貴重品を、都内某所で撮影してきました」というコメントが書いてある幻の「SONYマイクロトレイン」の写真をご覧になって下さい。

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