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暮の「第九」演奏会のチケット

   暮の「第九」演奏会に行くのは我が家恒例の行事になっていてもう30年以上も続いています。以前はこのチケットの発売日は10月1日からだったので、この日になると「チケットピア」に行って買うのが慣わしでした。ところが、この発売が段々早まって、近年は暑い盛りの8月に発売になることが多いのです。

  お気に入りの小林研一郎指揮の日本フィルの「第九」演奏会は、このところ池袋の「東京芸術劇場」で行われることが多く、日フィルの事務所に電話して予約することにしてたのですが、音楽ファンはご存知の通り、この劇場は、現在、改修中で全ての公演が行われていません。そこでネットで今年はどうするのか調べてみました。

   そうしたら、12月22日(木)と12月25日(日)が「サントリーホール」、そして、12月24日(土)に「杉並公会堂大ホール」で行われことが解り、12月25日に決めて発売日の8月25日に日フィルに電話を入れたのです。しかし、電話は一向に繋がらず30分以上の苦闘の末に根が尽きて止めました。

   そして、翌日の朝一番に日フィルに電話を入れたら、何と全てのチケットが完売。しかし「杉並公会堂」は気が進まないので「サントリーホール」に電話して12月17日(土)のニコライ・アレクセーエフ 指揮の新日本フィルを訊いてみたら残り僅かで辛うじて2枚取れました。いやはや「第九」のチケットを手に入れるのは大変です。

「ハンマー投げ」念願の優勝

   室伏広治選手やりました。二日続きですが世界陸上を書かない訳にはいきません。昨晩はハラハラドキドキしながら「ハンマー投げ」決勝戦の一部始終を観ました。室伏選手は2004年のアテネ・オリンピックで優勝していますが、世界陸上では2001年の銀メダルが最高で、今回は念願の金メダルの獲得です。

   昨日の室伏選手は何と言っても3回目の投擲で81.24メートルの記録を出したのが大きかったです。並み居る世界の強豪はこの記録にプレッシャーが掛かり、ファールを犯す選手も多かったりして、80メートルを越す記録は室伏選手だけで、正直いってこのままいって欲しいと願ってました。

   そして、81.24メートルの室伏選手、79.97メートルのポルシュ選手、79.39メートルのコズムス選手のベストスリーが最後の投擲を行います。この投擲で2001年の世界陸上で逆転されて銀になった苦い経験がある室伏選手にとっては恐らく胸中ヒヤヒヤの場面だったに違いありません。

   ポルシュ選手の投擲が80メートルを超えた時には、室伏選手も見てる我々も、一瞬、固唾を飲みましたが記録は81.18メートルにとどまり室伏選手は辛うじて逃げ切って優勝しました。結局、最終の結果は金が81.24メートルの室伏選手、銀が81.18メートルのポルシュ選手、銅が79.39メートルのコズムス選手でした。

陸上のフライングのルール

   昨日行われた世界陸上の100メートル決勝で、どんな記録で優勝するかが注目されていたジャマイカのウサイン・ボルト選手が、まさかのフライングで失格になりました。そこで、ちょっとフライングのルールの変遷を書きます。2002年まではずっとフライングは1人1回は認められていました。

   このルールは、誰でも1回はフライングしてもOKで、2度目のフライングで失格になるということだったのです。従って、時にスタートのやり直しが延々と続き、テレビの中継に支障をきたすだけではなく、選手の緊張感にも影響を与え、何とかルールを改正しなければいけないという声が上がっていました。

   それで、2003年からは、最初のスタートの時のフライングはまったくお咎めがなく、2度目のスタートで誰かがフライングした時は、1番目のスタートでフライングした選手に関係なく、誰がフライングしてもその選手が失格になるルールに改められたのです。しかし、このルール改正は問題がありました。

   つまり、1回目のスタートはワザとフライングして2回目のスタートに他の選手にプレッシャーを掛ける選手が出てきたのです。それに公平性にも問題があり、昨年から1回のフライングで即失格になるルールが賛成97(日本も含む)、反対55、棄権6で採用されたのです。これにまさかボルト選手が適用されるとは。

「男はつらいよ」のマドンナ

   昨日の朝日新聞恒例の「beランキング」は《私もほれた「寅さん」のマドンナ》ベストテンで、好きな映画「男はつらいよ」の事とあっては書かない訳にはいきません。アンケートの方法はいつもの通り「アスパラクラブ」会員にこのシリーズ全48作品の中から一人5人のマドンナを選んで貰い集計した結果で回答者は2035人です。

   その1位は吉永小百合、2位浅丘ルリ子、3位大原麗子、4位竹下景子、5位松坂慶子、6位田中裕子、7位栗原小巻、8位八千草薫、9位桃井かおり、10位伊藤蘭。この女優さんの名前を見ていると、その出演映画が頭の中に浮かび上がりますね。2位になった浅丘ルリ子は全部で4本の映画に登場しているのだとか。

   それにしても、吉永小百合が1位になってるのは、相変わらず根強い人気を持つことにほかならないでしょう。この記事には《第9作と第13作に歌子役で出演。私生活で実家の反対を押し切って結婚した時期に撮影され、それをほうふつとさせる役柄だった》などと書いてありますが、私はその映画を覚えていません。

   ともかく、それぞれのマドンナが第何作目に出演してるかが書いてあり、まるで「男はつらいよ」事典のようですが、いっそのこと、今度は「男はつらいよ」の人気ベストテンをしてくれると、改めてレンタル屋から借りる参考になるかも知れませんね。渥美清さんが他界して15年になるとかですが、このシリーズ本当にいいです。

学問の神様と落雷

   いつも思うのですが、丸谷才一さんの随筆は実に面白いです。前に書いた「神様になる」という題の随筆に学問の神様、菅原道真のことを書いています。貞観12年、道真は当時最高の国家試験である「方略試」を26歳の時に受けています。出題と採点は都良香で、道真の成績を中の上で及第であるとしました。

   ともかく、この試験は点が辛いので有名で、かなり名の知れた人がほとんど中の上が多く、道真にこの点がつけられても、仕方がなかったのに道真は「いくら何でもこの採点はひどいじゃないか」と怒りました。その後、二人は揃って文章(もんじょう)博士になっても、二人の仲はしっくりいかなかったと丸谷さんは書いています。

   そして《じつに執念深いよね。先生のほうではもうすっかりわすれてゐる採点なのに、生徒のほうではいつまでも覚えてゐるのである。たまったものじゃない。かういう執念深い人だから死んだあとでも雷になって藤原時平にたたったりしたわけで、その点、良香先生のほうはずっと前に故人になってゐたから仇討ちされるのを免れた》とも。

   では、菅原道真が藤原時平に雷になって祟ったのは何かというと、道真は時平の陰謀によって太宰府に左遷されたと恨みに思ってたらしく、亡くなったあと京の街に雷を落として祟ったと言われています。それで、この祟りを鎮めるために建てられたのが太宰府天満宮で、昨年の秋、博多の知人に連れていって貰いました。

ヒッチコックならではの映画

   アルフレッド・ヒッチコック監督の映画「サイコ」をご覧になったことがあるでしょうか。かなり有名な映画なので、恐らく沢山の人が観てると思いますが、もし、まだ観てなかったらお勧めです。但し、絶対に途中から観てはいけない映画で、例え簡単なあらすじでもストーリーを書く訳にはいきません。

   しかし、ちょっとだけインターネットにある「allcinema」の解説を載せると《万が一にもまだ未見の人はとにかくまず観る事。会社の金を横領した女(ジャネット・リー)が立ち寄ったベイツ・モーテル。離れの一軒屋には管理人の青年ノーマン(アンソニー・パーキンス)と年老いた母が住んでいた》と書いてあります。

   そうなんです。この映画を紹介すにはこんなことしか書けません。もし、これ以上のことを書いたら、この映画を観る価値がなくなってしまいます。女性が車でこのモーテルにたどり着くまでの描写が秀逸で、どしゃ降りの雨の夜、モーテルの看板が不気味に浮かび上がり、これからの展開を暗示してるようです。

   ともかく事件は起きてヒッチコック映画の面白さを徹底的に味合えます。誠によく書かれているシナリオとヒッチコック監督の演出の凄さにただひたすら驚歎することになるでしょう。ラストは口が裂けても言えませんが、一言だけ書くとあっと驚く結末です。「映画大辞典」のレビューは映画を観てからご覧になって下さい。

魅力的なラヴェルの「ボレロ」

   久し振りにラヴェルの「ボレロ」を聴きました。幾つか持ってる「ボレロ」のうち私のお気に入りは小澤征爾がボストン交響楽団を振ってるCD(POCG-90305)です。小澤征爾の音楽に陶酔している表情が眼に浮かびます。何しろ二小節のボレロのリズムを延々と169回も繰り返す古今東西ほかに例がない特別な音楽です。

   メロディもハーモニーも、そして、絶えず小太鼓によって刻まれるリズも徹底して同じ型で貫かれていながら、少しずつ変化して音の強さが次第に上がっていきます。小澤征爾独特のメリハリの利いた歯切れの良い演奏は、やがて、最後に突然の解放によって曲は終わります。ラヴェルの見事に計算されたエンディングです。

   聴き終わったら、今度はこの「ボレロ」をジャック・ルーシェがジャズに巧みに編曲して、実に魅力的な演奏を展開してるジャック・ルーシェ・トリオの演奏を聴きたくなりました。このCDはジャック・ルーシェの数多いアルバムの中でも大好きな一枚(CD-83466)で、何度繰り返し聴いているか解りませんが、このところ少し間が空いてます。

   ジャズの「ボレロ」はオーケストラとは違う出だしで、激しいリズムとメロディが耳に心地よく、思わず身を乗り出してしまいます。何と巧みな編曲でしょうか。ピアノとドラムとベースが三位一体となって何とも言えないムードを醸しだしもう最高です。大好きなラヴェルの「ボレロ」を堪能した誠に幸せなひと時を過ごしました。

想像を絶する物理現象

   前にビール瓶の口を平手で上から強く叩いて、底を抜いた手品のようなパフォーマンスを見たことがあります。かねがね不思議に思っていたのですが、その原理が左巻健男監修の「物理の疑問」(技術評論社)という本に書いてあります。これは手品でも何でもなく、ごく当たり前に説明がつく物理現象なのです。

   本には「ビール瓶の底を抜くのは力はそれほど必要ではなく、誰でも底を抜くことが出来ます。但し、実際に底を抜くのは破片が危険だし、瓶の再利用の面からもお勧め出来ません。従って、仕組みを知ることだけに留めて下さい」と書いてあり、最後に紹介する映像を見るだけにして、呉々も実際に行わないで下さい。

   それでは、底が抜ける原理の説明ですが、空っぽになった瓶に水が60%~80%入ってる必要があります。水が入った瓶を片手でしっかりと握り(バケツなどの上で構え)なるべく瓶の口を掌で完全に塞ぐような感じで、握ってる瓶を落とさない程度に思いっきり強く叩くと瓶は握った手の中で急激に下へ移動します。

   ところが、中に入ってる水は慣性の法則によってその場に留まろうとします。つまり、下への移動が瓶より遅れ、その結果、瓶の底に瞬間的に真空が生まれます。そのあと真空(0気圧)に向かって水の移動が爆発を生み出して飛んでもないことが起きるのです。では想像を絶する物理現象をご覧になって下さい。

丸の内を走る「無料巡回バス」

   丸の内の洒落たビルが立ち並ぶオフィス街を毎日走ってる「無料巡回バス」があるのをご存知でしょうか。新丸ビルを起点にして考えると、ルートは新丸ビル→東京サンケイビル→日経ビル→経団連会館・JAビル→読売新聞→郵船ビル→丸の内マイプラザ→東京會舘→第一生命→日比谷→新国際ビル→三菱ビル→新丸ビル。

   バスの運行は日の丸自動車興行㈱(03-5689-0912)が行っていて、午前10時から午後8時までの間を走り間隔は12分~15分の年中無休。そして、新丸ビルで乗って新丸ビルに戻る一周は土日や祭日は約35分、普通の日は道路の混雑などにより約40分で、バスは大型で中は冷暖房完備になっていてとても快適です。

   この運行経費は巡回ルート沿線の企業・施設・団体の協賛金で賄っていて、スタートは2004年3月ですから、もう7年以上も運行しています。バスの中に「巡回ルート」や「丸の内マップ」などのパンフレットが置いてありますので、バスが停まる付近にどんな建物があるのか調べると利用価値が大いに高まります。

   前に道が空いてる土曜日に乗って試しに一周してみましたが、明治生命のある丸の内マイプラザが重要文化財であることを知ったり、第一生命ビルの玄関に「社会互相険保命生一第」と右から左に読む社名が書いてあるのを発見したり、結構、楽しい東京の散策でした。時間がある休日にでも乗ってみたらいかがでしょうか。

圧倒的な女子バレーの迫力

   女子バレーのワールドグランプリ、昨日のロシア対日本の試合で、日本は昨年の世界選手権を制したロシアを何と3-0で破って決勝ラウンド進出を決めました。日本がロシアにストレートで勝ったのは16年ぶりとかですが、ロシアに多くのミスがあったとはいえ、この試合の日本の迫力は凄かったです。

   このワールドグランプリには世界の16チームが参加していて、上位7チームと2011年の開催国中国を加えた8チームが8月24日から行われる決勝ラウンドに出られます。日本はロシアに勝って7位に入りましたが、平均身長が圧倒的に高いロシアに勝つのは正直言って至難の業と思ってました。

   それが、昨日の日本は安心して観ていられる展開で、それというのも、全セット通してサーブが冴えに冴えて、それに崩された為にロシアの強さが半減してしまったと言っても過言ではありません。ブロックにしても面白いほどよく決まり、また、肝心なところでのロシアのサーブミスも目立ち、あれよあれよと言うまに3セット連取です。

   決勝ラウンドは、8チームがAプールとBプールに分かれてそれぞれ総当りの試合を行い、各プールの上位2チームが準決勝へ進出。そして、プールAの1位とプールBの2位、プールAの2位とプールBの1位が対戦し、その勝者同士が決勝戦で優勝を争います。また8月24日(水)からテレビの前に釘付けになりそうです。

西洋料理のテーブル・マナー

   インターネットの西洋料理のテーブル・マナーのサイトを読んでいたら、こんなことが書いてありました。食事が終わったあと《ナプキンは椅子の上か、背もたれに軽くたたんで置きます。……このとき、きちんとたたんでしまうと、食事が美味しくなかったというサインになるので、気をつけましょう》と。

   こんなマナー、ご存知でしたか。へーと思った方は「ちょっと差がつく西洋料理の基本マナー」というサイトの一番最後のところを読んで下さい。このサイトは西洋料理のテーブル・マナーを詳しく紹介していて、精通してる方には余計なことですが、この際、基本的なマナーだけをこのサイトから抜粋して書き出します。

   まず、着席の時はサービス係が椅子を引いてくれるので、椅子の左側から入ってゆっくりと腰をおろします。テーブルの上の基本的なセッティングは中央にお皿があり上にナプキンが乗っていて、右側にナイフとスプーン、左側にフォークが並んでいます。着席したら、ナプキンは二つ折にして折り目を手前にして膝の上に置きます。

   ナイフとフォークは外側のものから順番に内側に向かって使い、まだ食事中の時はお皿の上に八の字に置き、完全に終わった時にはお皿の右端に柄が右を向くように揃えて置きます。そして、冒頭のナプキンのことが出てきて、今まできちんとたたんで置いてましたが、このマナーを知ったからには止めないとお店に悪いです。

コンビニでクラシックの本

   家の近くのコンビニ「ファミリー・マート」で、何と「至福のクラシック」(KKベストセラーズ)というタイトルの本を見つけました。中をペラペラ見てみると、内容が結構よくて、小沢征爾やカラヤンについて克明に書いている本格的なもので、買って読んだら「へー、そうなんだぁ」と今まで知らなかった思い掛けない知識を得ました。

   小澤征爾がピアノ、コーラス、ラグビーに熱中していた中学三年生の時です。日比谷公会堂でピアニストのレオニード・クロイツアーがベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」をピアノを弾きながら日響(今のN響)を指揮しているコンサートを聴き、家に帰ってお母さんに「指揮をやりたい」と相談したのだそうです。

   すると、お母さんは「指揮ならうちの親戚に斉藤秀雄という先生がいるよ」という答。斉藤秀雄と小澤征爾はかなり密接な関係で、斉藤秀雄が他界したあとも、小澤征爾はサイトウ・キネン・オーケストラなどを作り斉藤秀雄を敬愛してやまない言動が随所に見られます。その斉藤秀雄と小澤征爾が親戚だったとは。

   小澤征爾のお母さんと斉藤秀雄は「またいとこ」の関係にあり、早速、小澤征爾は麹町の斉藤邸を訪れ、指揮の教えをお願いしたら「いま準備している学校が来年出来るから、それまで待ちなさい」という話。それが桐朋学園の音楽科で小澤征爾はその第一期生なのだそうです。いやはや、この500円の本の価値高いです。

極めて小さなコンピューター

   「ユビキタス・コンピューティング」いう言葉をお聞きになったことはないでしょうか。「ユビキタス」を日本語に訳すと「遍在する(どこにでもある)」で、元々は「神は遍在する」という宗教用語なのだそうです。従って「ユビキタス・コンピューティング」とは「コンピューターの機能がどこにでもある」という意味です。

   何年か前、どこかの会社が東京国際フォーラムで「ユビキタス・コンピューティング」のデモを行い、かなり長時間、興味深く見たことがあります。その時のデモの一つは上野動物園の動物たちの身体のどこかに極めて小さなコンピューターをセットして、メモリーにその動物のことを記録しておくのです。

   そして、手に持った「端末」を動物に向けると、イヤフォンでその動物について詳しく説明してくれるのです。そのほか、色々と利用範囲が広く、これから大いに普及すると思われますが、この分野の権威、坂村健氏が「ユビキタスとは何か」(岩波新書)という本に詳しく書いていますので、興味ある方はお読みになって下さい。

   ブログに「ユビキタス」のことを書くにあたって、現在、上野動物園(03-3828-5171)がどうなってるのか電話で聞いてみました。そうしたら、電話に出たとても感じのいい男性が《「ユビキタス」はずっと継続してやっていて、動物園に入ってから無料で「端末」を貸しているので、来園をお待ちしています》と言ってました。

元銀行支店長の呉服屋の女将

   「銀座いせよし」という呉服屋さんから「絞りの着物・帯の会」の案内状を頂きました。といっても、私は着物をほとんど着たことがなく恐らく似合いません。実は今から2年前の2009年7月、本屋の店頭で千谷美恵著「とっておき銀座」(祥伝社)という本を見掛け、眼を通すと好きな銀座のことが詳しく書いてあったので買いました。

   本の裏表紙に書いてある著者の千谷美恵(ちたにみえ)さんのプロフィールを読むと、銀座金春通りに店を構える創業140年の老舗呉服屋「伊勢由」の娘さんです。そして、アメリカのウエスタンミシガン州立大学、立教大学を卒業後、外資系大手の「シティバンク」に入行し、31歳で銀座支店長に抜擢されています。

  前に私が会社で財務の仕事を担当してた時、仕事上、かなり沢山の銀行の支店長に会っていますが、女性の支店長にお目に掛かったことは一度もありません。31歳の若さで支店長になった女性がどんな方か知りたいのと、買った本にサインして頂く目的で、ある日銀座に行った時、金春通りの呉服屋「伊勢由」を訪ねました。

   すると、千谷美恵さんは両親から独立して、銀座の別のところに「銀座いせよし」というお店を開いているのを教えてくれました。お会いすると、やっぱり、想像していた通りの女性で、色々と話をしましたが、それが縁で何か催しがある時に案内状を下さるのです。絞りの着物がどんなものか見に、近々、お店に行こうと思っています。

不明だった俳優の消息

   高倉健さんは2006年11月の天皇、皇后両陛下主催のお茶会以来、まったく公の場に現れていません。陰ではひょっとすると引退ではないかと書いてる新聞もありましたが情報は皆無。それが昨日の「東京スボーツ」に何と《高倉健 銀幕復帰 降旗康男監督作で9月にクランクイン》という長い見出しの記事がありました。

   その記事によると、健さんは世話になった恩人の喪に服していたのが、ここにきて明けたんだそうです。高倉さんの側近の映画関係者の話によると「恩人の喪も明けたことだし、健さんは活動の再開を公言、そして、以前から喪の明けるのを待っていた降旗監督が健さんに企画を持ち込んだ」そうで、話はトントン拍子。

   健さんと降旗監督がコンビを組んだ映画としては「駅 STATION」があり、12月30日と大晦日、そして、元旦にかけてのテレビの中の八代亜紀の「舟唄」がよく利いていた酒場の描写は誠に秀逸で、かなり印象に残っています。今回も、是非、二人のコンビで「駅」に負けないような優れた映画を作って欲しいものです。

   その映画関係者が「この作品は健さんの最後の映画になると言われています。まだ、製作発表前なので内容は言えませんが、みんなが期待するヤクザ映画ではありません。キャスティングは二人の作品にかって出演したことがある俳優さんが中心になると思います」と言ってるところをみると、話はかなり具体的になってるようです。

外国映画の字幕の裏話

   もうかなり前に他界された映画字幕のトップ、清水俊二さんの書いた「映画字幕は翻訳ではない」という本、実に面白いです。言わば映画字幕の裏話で、外国映画が好きな者は、何度も繰り返して読みたくなってしまいます。映画字幕と言えば、この本に関係がなく次の話をしなければなりません。

   つい最近、NHKBSで放映された「カサブランカ」というアメリカ映画があります。この映画はアカデミー賞も取っていて、実に素晴らしい恋愛映画で私も大好きなのですが、この中にハンフリー・ボガートがイングリッド・バーグマンに何度も繰り返して言う有名なセリフで「君の瞳に乾杯!」というのがあります。

   この元の英語は何と言ってるのかご存知でしょうか。もし知っていたらあなたはかなりの映画通で、何と「Here’s looking at you,kid.」。この英語には見ての通りでどこにも「瞳」も「乾杯」も入っていません。場面の状況からこのセリフが最もふさわしいと、映画字幕を作る人のセンスで勝手にこのようにしたのです。

   清水俊二さんはこの本で、映画字幕は翻訳でないことを力説しています。つまり、元の英語を必ずしもその通りに訳さなくてもいいのです。長すぎる時には勝手に省略したりして、ともかく1行10字の2行以内で会話の意味が解るようにまとめなければならないのです。清水さんは映画字幕の作成は特殊技能であると言ってます。

主要な新聞のコラムと社説

   新聞にはコラムと社説が毎日必ず載ってます。朝日新聞の「天声人語」、読売新聞の「編集手帳」、毎日新聞の「余録」、日本経済新聞の「春秋」、産経新聞の「産経抄」などのコラムと社説を全て読むことが出来るサイトがあります。しかも、このサイトは主要な地方新聞のコラムも載っていて全部で72社です。

   新聞のコラムや社説を書く人はどの新聞社も相当な知識と文章力を持ってるかなりの方で、最新のニュースのエッセンスが詰め込まれていて非常に役に立ちます。また、地方新聞のコラムには東京の新聞にはない情報も盛り込まれていて、自分の故郷の新聞のコラムが読めるこのサイトの価値は測り知れません。

   ちょっと「天声人語」をクリックしてみて下さい。今日は新聞休刊日で、昨日8月14日付ですが《66年前のきょう、日本はポツダム宣言受諾を連合国側に伝えた。深夜に録音された終戦の詔書が、翌15日昼、NHKラジオで流される。大衆が初めて聴く陛下の声だった》などとあり、終戦の時のことが書いてあります。

   また、毎日新聞の「余録」も今日の終戦記念日のことで、新聞社による表現の違いなどがよく解り、このサイトを「お気に入り」に登録しておいて、毎日、読む習慣にしたらいかがでしょうか。それにしても、72新聞社のコラムや社説を毎日更新してる仕組みがどうなっているのかとても知りたいです。

JR藤沢駅ビルの写真展

   昨日はJR藤沢駅の駅ビルの中のギャラリーで開催されている「第9回 湘南写真クラブ 写真展」に行ってきました。というのは、昔、会社のコンピューターで大変お世話になったディーラーのうちの担当だった方がこのクラブの夫婦して会員で、久し振りにお会いして昔話をするのとどんな写真か観たかったのです。

   その方は昨日は午後1時から会場に来ているということで「駅すぱあと」で東京駅からのダイヤを調べたら、東京駅12時32分発の熱海行「快速アクティー」が藤沢駅に着くのが13時17分ということが解ったのでこの電車に乗ることに決めました。そこで、丸ビルの中で食事をしてから東京駅に行く計画です。

   電車は定刻に藤沢駅に到着し、駅ビル6階にあるギャラリーに行ったらその方は会場の外のソファーで待っていてくれて本当に久し振りに再会。ちょっと会話をして会場に入りいよいよ写真の鑑賞です。会場に展示されてる約50点の写真はフィルムより圧倒的にデジタルが多く、どの写真もみんな素晴らしい写真ばかりです。

   順番に鑑賞してからその方の2点「いま、真っ盛り」「清楚に」と奥さんの2点「静寂」「厳冬の青沼」と題された写真の前にきました。やっぱり、先生について習ってる写真は私のような自己流とは明らかに違う印象です。会場を出たあと、喫茶店でしばしコンピューターの昔話をして藤沢駅を後にしました。実に楽しい一日でした。

20年前発売のDATの修理

   愛用のソニーのDAT「DTC-77ES」が故障しました。DATと言われても知らない方がおられると思うのでちょっと説明します。今から20年くらい前は、FM放送をテープレコーダーに録音して聴いている音楽ファンが沢山いました。テープレコーダーは二種類あって、かなり普及していたカセットとオープンリールです。

   そこに、カセットテープをひと回り小さくした専用のテープを使うDAT(Digital Audio Tape)という録音マシンが何社から発売になり、その中のベストセラーが1991年発売のソニーの「DTC-77ES」です。私もソニーのTCー6360Aというオープンリールを使ってましたが、DATの発売によってこれに転換、ずっと使い続けています。

   DATはテープでありながら、曲番号を設定することが出来て、プログラムによって再生の順序を好きなように変えることが可能で、テープは自動的に早送りと巻き戻しを繰り返して曲番号を探すなどの優れた機能を持ち、4時間の録音が可能です。従って、貴重な録音をしたものなどかなり大量のDATテープを持っています。

   それで、もしDATが使えなくなったら全てのテープがゴミと同じになり、涙涙の大変なことになってしまいます。発売から20年も経ってることだし、パーツの有無などがあり修理はかなり難題と思っていたら、ソニーさんは何とものの見事に直して、持ってきてくれたではないですか。技術者に感謝感激ですっかり嬉しくなっています。

伊東海岸の花火大会

   いやはや、凄い花火を観てきました。8月10日の夜、伊東海岸で行われる、毎年、恒例の花火大会を息子がセットしてくれて、総勢6名、伊東のホテルに一泊し、光と音の饗宴を楽しんで来ました。伊東海岸に並んでいる海の家がよしずのベッドの観客席を波打ち際に用意して完全に仰向けに寝ての花火鑑賞です。

   午後6時、最高の場所を得ようと伊東の街はびっくりするような沢山の人で埋まり浴衣姿が目立ちます。かなり前に経験した隅田川の花火大会以来のことで、一体、どんな花火が見られるのか、期待で胸がふくらみます。そして、午後8時、雲一つなく晴れ渡った夏の夜空に打ち上げられた花火を見た途端に驚歎。

   どうやら打ち上げ場所は船の上のようで、遥か彼方の水平線の5箇所ぐらいから一斉に夜空に舞う花火の迫力は、とても言葉では言い表せません。ともかく、中、左、右から広角的に打ち上げられる花火の美しさは写真などの映像の世界とはまったく次元が異なり息を飲む思いで矢継ぎ早の花火を見つめます。

   手に取るような身近なところに花火を見た感動は生まれて初めての経験で、インターネットの情報によるとその数何と1万発。1時間休みなく打ち上げられた花火は午後9時、最後に空一面を目眩くような光の海にして終わりの時を迎えました。実に楽しい花火大会を体感し、そこで、拙い一句「礒の香や 百花繚乱 舞う花火」。

パイロットと管制官との交信

   好奇心旺盛な私は日本航空が編集した「機長たちのコックピッド日記」(朝日新聞出版)という本を持っています。これには航空機のコックピッド(操縦室)の中で、パイロットがどんな作業をしてどんなことが起きてるかが、結構、詳しく書いてあり、航空機が好きな者にとっては堪らない本と言えるでしょう。

   例えば、パイロットと管制官との交信ですが、羽田空港から鹿児島空港へ向けて飛び立とうとしてる航空機を例に上げて説明しています。お客さん全員の搭乗が終わり、扉が閉められて準備完了。その頃、パイロットは管制官に「こちらJAL○○便。鹿児島空港までのルート承認をお願いします」と言ってます。これは勿論英語。

   この管制官を「クリアランス・デリバリー」(管制承認)と言い、この承認を得ないと航空機は飛ぶことが出来ないのです。次に駐機場から滑走路までの移動は「グラウンド」(地上管制)、滑走路から飛び立つ際には「タワー」(タワー管制)の許可、そして、離陸して上昇してる間は「ディパーチャー」(出域管制)と交信。

   高度が高くなると別の管制官に次々に引き継がれ、鹿児島空港のエリアに入ると、今度は羽田空港と逆の順序でそれぞれ違う管制官と交信することになります。この記事を書いたパイロットは実際のこのルートのフライトで13人の管制官と交信したそうですが、この本にはこんなことが沢山書いてあって楽しいです。

透明感に満ちた清涼な音楽

   暑い時に聴く音楽として、フォーレの「レクイエム」を絶対に推薦します。別にクリスチャンではありませんが、何故かレクイエムが好きで、中でもフォーレの「レクイエム」くらい透明感に満ちた音楽はそうやたらにありません。クラシックは好きでも、もし聴いていなかったら、是非、一枚お持ちになって下さい。

   沢山出ているCDの中から一枚選ぶとしたら、アンドレ・クリュイタンス指揮のパリ音楽院管弦楽団で、バリトンがディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ、ソプラノがヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(TOCE-7090)。過去、どのくらい聴いたか解らないCDですが、ブログに書くにあたって久し振りに聴きました。

   「レクイエム」(REQUIEM)は教会での典礼音楽で、フォーレはお父さんを1885年7月に、お母さんを1887年12月に亡くしています。そして、この曲の作曲が1887年~1888年なので、当然、両親のための作品と思ってしまいますが、特定の人物を想定していないとフォーレ自らが書き残しています。

   曲は7曲まであり、全曲を通して漂うすがすがしさはもう信じられないくらいで、オーケストラをバックに歌われるコーラスとバリトンとソプラノの何と美しいこと。ことに最終曲の「楽園にて」と名付けられた音楽はフォーレならではの清涼感に満ちていて、曲が終わったあとの余韻が何とも言えません。本当に音楽っていいです。

地球の人口増加と石油の枯渇

   池上彰さんの「知らないと恥をかく世界の大問題」(角川書店)非常にためになります。この本に「世界全体が抱える問題点」という章があって、読んだら誰でも愕然とします。中で大きいのが資源問題で、その資源の王様と言える石油は、地球上の人間が今のペースで使い続けるとあと40年でなくなってしまうそうです。

   このエネルギー問題の裏側には誠に急激な地球の人口増加があり、6世紀の終わり頃には地球の人口は3億人位でした。ところが、人間が知恵を絞って文明がどんどん発達した結果、池上さんの資料によると、1600年(日本で関ヶ原の戦いがあった頃)には地球の人口は4億人~6億人くらいになったのです。

   それが、更に1800年には10億人、1900年には20億人、そして、今や69億人を超えました。世界の人口が刻一刻増加している状態が実感出来るカウンターがインターネットにありますのでご覧になって下さい。ともかく、1分間に137人、1日で20万人、1年で7千万人が増えているのだそうです。

   これでは、石油の消費量が増えて、次第に枯渇してしまうのは当然で、何か石油に代わるエネルギーということで、現在、「バイオエタノール」が脚光を浴びています。この原料になるのはトウモロコシやサトウキビで、すでにこれで自動車が動いているそうですが、原料は確実に確保できるのでしょうか。

「笑い」の分類

   昔読んだある本に、人がバナナの皮にスベって転ぶのを見て笑うのは「優越の笑い」と書いてあったのを憶えています。つまり、気の毒にと同情するより、人の失敗に対する優越感が先に出て思わず笑ってしまうというのですね。学者三人の共著の「人はなぜ笑うのか」(講談社)と言う本にも同じことが書いてあります。

   落語や漫才を見て笑うのは、話の中に登場する愚か者や慌て者が色々な失敗をするので、聴衆は賢者の側に立って「私だったらそんなバカなことはしない」という心理が無意識に働いて笑ってしまうというのです。また、食べた物が美味しかった時などに思わず顔がほころんでしまう「本能充足の笑い」というのがあります。

   次に「期待充足の笑い」があって、試験に合格した時、プロ野球のひいきチームが優勝した時、欲しかった物を貰った時など、ともかく嬉しい時に出る笑いで、感情が高まった明るい笑いと言えるでしょう。次は「不調和の笑い」で、勘違いで意味を取り違えて飛んでもない結果になった時などにも人間は思わず苦笑してしまいます。

   そして「価値逆転の笑い」というのがあって、例としてチャップリンの映画のように、本来、人間より下のはずの機械やコンピューターに逆に人間が使われてしまうような時に醸し出す笑いです。そのほか、誰かがジョークを言ってあまり面白くなくても笑ってあげる「社交上の笑い」もあると書いてありました。

800年前の悲恋

   一昨日、源頼朝と源義経のことを書きましたが、再度、800年前に遡り義経と静御前の何とも哀れな悲恋に触れます。静御前のお母さんは礒禅尼という白拍子(踊子)で、静御前も同様に白拍子になり京都で舞ってました。静御前は生来からの際立った美貌と後白河法皇のお声がかりで義経と深い関係になります。

   ところが、義経は頼朝に追われる身となり、弁慶や正室の郷御前と共に逃げるために静御前と訣別せざるを得なくなりました。吉野山で別れたあと、静御前は頼朝の追っ手に捕らえられ、鎌倉の頼朝の前に引き出されます。そして、文治2年(1186年)4月8日、鶴岡八幡宮の頼朝や妻の北条政子らの前で舞を所望されます。

   頼朝には逆らえずに舞ますが、舞ながら歌ったのが「吉野山 峰の白雪 ふみわけて 入りにし人の 跡ぞ恋しき」と「しずやしず しずのおだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな」。静御前の義経への情愛があますことなく滲み出てるいるではありませんか。これを聞いて頼朝は烈火の如く怒り刀に手をかけます。

   しかし、政子は「主を思う女心は、女にしか解らないものです」と戒め、頼朝は怒りを解き静御前は救われます。その後、静御前(実に詳細な記述)は解放されて京都や讃岐(お母さんの郷里)でお母さんと暮らしていましたが病気になり24歳でこの世を去ります。鎌倉時代のことを詳しく知りたい方はネットで「吾妻鏡」をお読み下さい。

パフェとサンデーと変わり種

   「パフェ」はフランスの伝統的なデザートで、フランス語の「parfait」(パルフェと読み「完璧」)からきています。これは英語の「perfect」に当たり、背の高い独特のグラスに生クリームで層を作り、その上にアイスクリームを盛ってバナナやサクランボなどの果物でトッピングして長いスプーンで食べます。

   これと似てるのに「サンデー」がありますが、こっちの方はアメリカ生まれで背の低い皿状の器を使い、どっちかというとシンプルな盛りつけです。 最初は「Sunday」だったのが「休息日」を商品名にしたとクリスチャンからクレームがつき「Sundae」と最後の「y」を「e」に変えて同じ発音で呼んでます。

   ところで、本来のパフェの上に何と「とんかつ」をトッピングした変わり種「とんかつパフェ」たるものが四国の愛媛県松山市の「清まる」という店にあるのをご存知でしょうか。埼玉から行った方の話が面白いのでちょっと読んで下さい。意外な組合せが話題になり、テレビでも紹介されたことがあるようですが、私は観たことがありません。

   どんなものか体験してみたい気はしますが、わざわざ四国まで行くのもと思っていたら「清まる」と同じ「とんかつパフェ」が食べられる店が東京にあるのを知りました。東京都八王子市にある「東京ミートレア」という店で7年ほど前に発売し、ネットを通じて人気が爆発した同店の看板メニューだそうです。

鎌倉時代の悲劇的な兄弟

   「時により 過ぐれば民の なげきなり 八大龍王 雨やめたまえ」これは建暦元年(1211年)の夏、大雨の被害が相次いだ時に、鎌倉幕府の19歳の若き将軍源実朝が仏に祈ってしたためた一首だそうで、つい最近の「天声人語」の中にありました。いつも思うのですが「天声人語」を書く人の知識って凄いですね。

   この日の「天声人語」は世界的な豪雨について書いていて、800年前も今も変わりないということから、この実朝の一首が出てきたのですが、源実朝の名前を見て、ふとお父さんの源頼朝のことが頭をよぎりました。頼朝には腹違いの弟、源義経がいてこの時代の話は何はともあれ二人の関係をさておいては語れません。

   源氏は源義経の活躍で平家を滅ぼしたと言ってもいいのに、お兄さんの頼朝は、義経のやり方に不満を持ち、徹底的に追い詰めて二人の関係は最悪になりました。義経は弁慶や正室の郷御前を伴って逃げまどい、最後にかくまってもらったのが、先頃、世界遺産に登録された平泉の領主、三代目藤原秀衡です。

   ところが、藤原秀衡が世を去ったあと、義経をかくまっている四代目の藤原泰衡に対する頼朝の圧力がもの凄く、かくまいきれなくなった藤原泰衡は裏切って無勢の義経を攻め、ついに義経は30歳の命を自ら絶ったのです。「天声人語」に出てきた源実朝のことが、お父さんの頼朝と義経の悲劇的な兄弟の話になってしまいました。

インターネットの便利なワザ

   知ってると非常に役に立つインターネットの便利なワザを紹介します。前にちょっとブログに書いたことがあるのですが、もう少し詳しく説明すると、インターネットの記事を読んでいて、言葉の意味や確認しておきたいこととか、人物のプロフィールなどを知りたい時に、読んでる記事をそのままにして調べる方法があります。

   ちょっと説明のために例を挙げると、あるサイトに《枝野官房長官は2日午前の閣議で、サッカー女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で優勝した日本代表チーム(なでしこジャパン)に国民栄誉賞を授与することを正式に報告した》という記事があり、この際、国民栄誉賞のことをWikipediaなどで詳しく調べたいとします。

   まず、国民栄誉賞をマウスのカーソルで範囲指定します。そして、右クリックすると真ん中辺に「“国民栄誉賞”を検索」とありますので、それを左クリックすると普通に検索したの同じになります。そして、何段か深くなっても、左上隅の← →の右の小さな▼の「ドアのない談話室」をクリックすると一挙にこのサイトに戻ります。

   また、ある記事に《郢書燕説》などがあり、一体、これはどのように読んで、どういう意味か解らなくても、範囲指定して右クッリックすれば立ち所に解決します。ということで、この絶大な威力を知らない方にお教えしますが、前から知ってる方は私の老婆心(範囲指定して右クリックを)ということで何とぞご容赦下さい。

アメリカの野球史に残る失敗

   井川慶投手、プロ野球が好きな方なら、頭から消えない名前であるのは間違いありません。そうです。阪神タイガースで、結構、いい成績を残してニューヨーク・ヤンキースとかなり高い金額で契約したにもかかわらず、投げる度に打たれてマイナーに落ち、いつしか新聞にもテレビにも報道されなくなった選手です。

   その井川投手が、現在、アメリカ国内で話題になってるのだそうです。理由は、アメリカの有名な新聞「ニューヨーク・タイムズ」が《消え去ったヤンキース選手》と題し、井川投手のストーリーを掲載したからで、それというのも井川選手のヤンキースとの5年契約があと3ヶ月で終了するのだとか。

   井川投手のここまでのメジャー通算成績は2勝4敗で防御率6.66。3年目以降は一度もメジャー昇格の声がかかることなく、2Aと3Aの間を行ったり来たりしてる状態で、ニューヨーク・ヤンキースへの入団が井川投手にとっても球団にとっても、失敗であったのは誰が見てもはっきりしています。

   この記事には、ヤンキースGMの「獲得は完全に失敗だった」という発言とか、日本球団とのトレードを本人が拒否した事実、マイナー降格後もマンハッタンに住み続けていることなど、興味深いエピソードが満載されていることがネットの記事にあります。それにしても、契約が切れたあと、一体、井川投手はどうなるのでしょうか。

成田から福岡まで3600円

   最新の「週刊朝日」の表紙(新刊が出ると変わります)に《格安航空!成田←→福岡が3600円の衝撃》という文字が目に触れ、一体、何が起きているんだろうかと買って読んでみました。その記事によると、世界最強の格安航空会社エアアジア(マレーシア)が全日空と組んでエアアジア・ジャパンを設立したんだそうです。

   これによって、来年の8月、成田空港を拠点にアジア各地に国際線を飛ばすとともに国内線にも就航し、5機からスタートして2016年には30数機にまで拡大する計画になっているのだとか。外国資本の航空会社は単独では国内線を飛べないルールになっていても、新会社の資本金50億円の67%がANAなのでそれが可能。

   大手会社と格安会社など、本来、敵対関係にあるはずなのに共同出資会社を設立するなどあり得ないことが現実に起きたのです。会社の責任者の話だと、フライト1時間当たり約30ドル(約2400円)で飛べる計算で、1時間半の福岡までなら45ドル、つまり約3600円だそうですから凄いです。

   この料金は、ANAの普通運賃の1割弱、新幹線の2割以下、深夜長距離バスと比べても半額以下になり、この情報を聞いてJRもバス会社も呆然としてるそうですが、脅威になるのは間違いありません。成田からANAの客を奪う「共食い」になりそうですが、ANAの社長はきっぱりと否定してると書いてありました。

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