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誤解を避ける方法論

   ちゃんと伝わってると思っていたのに、相手が全然違うことを考えていて、大きなトラブルになった経験をお持ちの方は沢山おられるのではないでしょうか。つまり、お互いの「誤解」によって、時として物事は大変な事態に進展します。それを回避するのに、とても役に立ちそうな一冊の本を紹介します。

   梅田悟司著「誤解されない話し方」(講談社)。その本によると、日本語の会話の判読率(正しく理解できる確率)は二割に過ぎないのだそうです。つまり、会話の八割は理解されていないのだそうで、この傾向は近年になって悪化していると言うから、誤解が生じるのは当然のことなのかも知れません。

   その大きな理由は日本語の言語構造の難しさで、まず、主語がなくても会話が成立すること。イントネーションを変えるだけで肯定文にも疑問文にもなること。尊敬語、謙譲語、丁寧語があること。それに日本語には言葉にしない美学があって「そんなことまで言わせないでよ」と多くを語らないのがイキとされているせいもあるとか。

   そこで、誤解を避けるための方法として、最後に結論を取りまとめることを習慣化するのが有効と著者は書いています。この本にはビジネスのことばかりではなく、プライベートでも誤解を避ける方法や、また、誤解してトラブルになった時のフォローの仕方なども書いてありますから、是非、一読をお薦めします。

記録を抜かれる心配

   「東京ヤクルト・スワローズ」の青木宣親選手が2005年以来2度目の200本安打を達成しました。ともかく、日本球界でこの記録を持っているのは1994年のイチロー選手だけですから、通算すると日本球界3回目。大リーグにおけるイチロー選手の10年連続200本安打がいかに偉大な記録であるかが解りますね。

   ところで昨日の「夕刊フジ」、作家ロバート・ホワイティングのコラム「サクラと星条旗」にこんな記事が載ってましたので紹介します。現在69歳になったピート・ローズは通算4256安打のメジャー記録を保有していて、どんな優れたバッターでも、この記録を破るのは容易なことではありません。

   しかし、この記録に一番近いところにいるのはイチロー選手で、安打数の比較となるとこの二人は話題に上がります。イチロー選手が日本のプロ野球で記録したのが1278安打。これにメジャーでの安打を加えると3500本を超えていてあと800本打てばこの記録を抜くわけですが、今後、4年間も200本安打を打つのは大変です。

   ピート・ローズ選手はどこかのメディアのインタビューでこんなことを言っているそうです。「日本の野球はメジャーのトリプルAであり、イチロー選手の日本での記録は議論の対象にならない」と。帰化しているとはいえ外人の白鵬が双葉山の69連勝を抜くのではないかと気になっている日本人の心境と同じではないかとふと思いました。

九州博多への三日間の旅

   会社の役員で九州の工場長をしていた知人に会う為と観光の両方で、本当に久し振りに九州の博多に行って二泊して昨晩帰ってきました。旅行の設定をしてくれたのは池袋「西武」の中にある旅行会社「PTSトラベルナビ」。毎年の旅行はこの会社に決めているのですが、今回もとても快適な旅行を演出してくれて感謝です。

   9月25日、飛行機が12時半に福岡空港に着くと、知人夫婦が迎えにきてくれていて、空港の中で食事をしたあと、私共夫婦は博多駅前のホテルにチェックイン。それから、博多湾にある「志賀島」の知人のマンションを初めて訪問しました。それが実に良いところで、8階のベランダから博多湾の景観を観ながら四人でしばし歓談。

   知人夫婦は車で国営「海の中道海浜公園」のある島を全周して案内してくれました。島といっても、博多駅から地続きになっていて、車でおよそ一時間くらいのところ。それに知人のマンションの直ぐ下、急げば30秒も掛からないところにJR西戸崎(さいとざき)駅があって、ここから博多駅まで約30分で行けるのです。

   そして、昨日、知人夫婦は私共を菅原道真公の「太宰府天満宮」に連れていってくれましたが、大変大きく立派な神社の印象でした。その後、福岡空港まで送ってくれて、本当に心を込めて私共夫婦のために色んな所を見せてくれた知人夫婦に感謝です。今回、知人と共通の趣味のオーディオの話もいっぱいしました。

大記録達成のイチロー選手

   ついに10年連続で200本安打を達成したイチロー選手、その瞬間の映像を観ましたが、球場全体が敵も味方も祝福してました。それに対し、ヘルメットをちょっと上げて答えていたイチロー選手、カッコよかったです。それで、イチロー選手を讃えて、プロ野球に入った当時のことや年度別成績を紹介します。

   1991年、イチロー選手は鈴木一朗の名前でドラフト4位でオリックス・ウエーブに入団しました。最初の年はずっと2軍で、1992年7月11日、対福岡ダイエーホークス戦で左翼の守備についたのが、プロ1軍のデビューです。そして、翌12日にはスタメン出場し、木村恵二投手からライト前へプロ初安打を記録。

   そして、1993年6月12日には近鉄の野茂英雄投手から記念すべき初本塁打を放ったりしましたが、1軍と2軍をいったりきたりで一向に目が出ない状態でした。しかし、1994年、故仰木監督が監督に就任したのがイチロー選手にとって誠に幸運な出来事と言ってもいいかも知れません。

   仰木監督はイチロー選手の抜群の打撃センスを見抜き、登録名を最初の鈴木一朗からイチローに変更して1番のレギュラーに定着させ、この年、プロ野球史上初めてとなる200本安打を達成しました。イチロー選手が大記録を打ち立てた中で仰木監督がこの世にいないのがとても残念です。

5兆桁の円周率

   「円周率」は無理数と言って、何桁計算しても無限に続くのは周知のことですが、インターネットに100万桁が全部載ってるサイトがあるのでちょっと見て下さい。どこのどなたが入力し、誰がチェックしているのか解りませんが、その凄まじい数字の羅列に圧倒されて、人間の労力と根気に感動を覚えます。

   ところで、毎日新聞8月28日付の新聞記事がインターネットにあり、長野県飯田市の近藤茂さんという55歳の会社員が何と5兆桁を計算したと載ってました。近藤さんは百数十万円の費用で自作したパソコンを使い、計算プログラムを作ったアメリカの大学生と共同で今年の5月から8月まで3ヶ月掛けて計算したのだそうです。

   かっては、この計算はスーパーコンピューターの独壇場だったのが、近年は高性能のパソコンによって記録更新が相次いでいるそうで、近藤さんはこの5兆桁の達成をギネスブックに申請するそうです。それにしても、5兆桁とは、何と5の後に0が12付くとてつもない桁で、ギネスの担当者はどうやって検証するのでしょうか。

   近藤さんは学生時代から円周率に興味があり、次は10兆桁を目指すそうですが、このことがどれ程の価値があるのかは、考えない方がいいかも知れません。ちなみに、5兆桁の円周率をA4に印刷すると843,454,791ページになり、積み重ねると約64メートル、つまり20階建てのビルの高さになると計算した方がいます。

前代未聞の大事件

   驚くべき事件が起きました。押収した証拠のフロッピーディスクの中身を大阪地方検察庁特捜部の主任検事が改ざんしたというのです。普通、証拠の改ざんや隠滅は被告が行うもので、それを調べる側が行ったのですから前代未聞。寝耳に水にこのことを聞いた上の人はさぞ驚いているであろうと思ってました。

   ところが、昨日の朝日新聞夕刊の見出し《地検トップに報告》を見てびっくり仰天。記事を読んでみると、改ざんした主任検事から「データの書き換えの可能性がある」(他人事みたいな表現)と知らされた特捜部の幹部が、上司の検事正に「書き換えのうわさがあるが問題ない」と報告していたことが解ったというのです。

   つまり、この記事によると、改ざんの事実を特捜部の上層部は知っていたことになり、更に困った問題になってしまいました。そのことについて、目下、最高検察庁が調べているので、その結果を待つしかありませんが、何しろ司法制度の根幹に関わる問題だけに検察庁は頭を抱えているのは間違いありません。

   しかし、この記事を読んでいて、私はふとこんなことを考えました。今やフロッピーディスクUSBのデータを証拠として使うことが多くなり、その時、これらがいとも簡単に修正出来る認識が、上の人(恐らく文系)にあったのだろうかという疑問です。修正可能な物を証拠品として使う時の方法を何か考えないと大変な問題が起きそうです。

類を見ない知的なテレビ番組

   20日の夜、3時間のテレビ番組「第3回芸能界漢字王No.1決定戦」を観ました。第1回はやくみつる、第2回はシンデレラ畠山が優勝して、第3回は果たして誰が優勝するのか、興味津々でした。ともかく、頭脳と頭脳の争いは正に息を飲む展開で、もしかしたら、これぞ、最高の知的なテレビ番組といっても過言ではないかも知れません。

   50名の芸能人やアナウンサーを段々に減らし、最後に二人にするシステム設計がよく考えられていて、また、問題も秀逸で、思わず知らず引き込まれてしまいます。出題は漢字のことばかりではなく、かなり広範囲の国語の知識を必要とし、知能の真剣勝負は誠に迫力があって、観ていて非常に楽しめます。

   この50名の中に国語学者の金田一秀穂先生がいつも参加していて、漢字の問題に一般の人と一緒になって挑戦しているのが微笑ましく、好感を持って眺めています。普通、学者がこのような番組には出演しないですよね。苦闘の末に決勝戦に残ったのは、前回優勝のシンデレラ畠山と女優の村井美樹で二人とも漢字検定1級です。

   決勝戦は漢字を段々に拡大していき、解ったところの早押しで、先に5問を正解した方が優勝。シンデレラ畠山は「揣摩臆測」しまおくそく「萵苣」レタス「菟葵」いそぎんちゃく「橄欖」オリーブ「乙鳥」つばめなどを立て続けに先に読んで二連覇を達成しました。それにしても漢字検定1級はこんな漢字を簡単に読むのですから凄いです。

女子ペアが解散の危機

   《下手クソ!!》、昨日の「日刊スポーツ」のかなり大きな活字がいきなり眼に飛び込みました。これは19日に福井で行われたビーチバレー「グランドスラム高浜大会」で、浅尾美和選手と草野歩選手のペアが、アマチュアのペアに2-0で完敗して、悔しさのあまり、草野選手が浅尾選手に浴びせた言葉です。

   別に放映があったわけではなく、試合を観ていないので、新聞に書いてあった記事をそのまま紹介します。この試合、サーブで浅尾選手が狙われ、また、スパイクを拾われて失点する場面が目立ったそうで、草野選手が計7本のサービスエースを決めても流れを奪えないで無名の国内ツアー初出場のペアにストレート負け。

   試合後、草野選手は「拾えない、スパイク打てない、サーブができない、技術がない。それはチームの問題じゃない。プロの技術を持ち合わせてこそチームになる。そこまでいってない」と語ったそうですが、出場16チーム中9位の成績が浅尾選手の責任だとしたら、草野選手が怒るのは無理ではないのかも知れません。

   解散の可能性を問われた草野選手は「話し合いによっては……」とドッキリした発言もあったようで、これから先の二人の関係が心配です。試合後、所属事務所の社長を交えて約二時間の緊急会談が行われ、社長は「草野もカッとなって言っただけ。今すぐ解散はない」と言ってるようですが、このペア本当に大丈夫なのでしょうか。

東京モノレールの延伸計画

   東京モノレールは浜松町駅から羽田空港への利用価値が高い大切な交通機関です。JR東日本が70%の株式を所有している関係で「スイカ」も「パスモ」も使え、前からみるとかなり便利になっていますが、東京駅から空港に行く人が浜松町駅で乗り換えなければならない煩わしさはどうしようもありません。

   ところが、つい最近の「東京新聞」の記事がネットにあって、起発点を新橋駅または東京駅まで延伸する検討を本格的に始めたことが載ってました。でも、何で新橋駅または東京駅かというと、東京駅への延伸に掛かる費用が約1,000億円。それを新橋駅までにした場合はその三分の一ですむので、どうやらその選択のようです。

   しかし、新橋駅と東京駅では価値が大きく違うので、恐らく、延伸するなら東京駅になる可能性の方が大きいのではないかと勝手に推測しています。ともかく、羽田空港が「二十四時間国際化」になるに伴っての計画のようで、これが実現すると、東京駅から乗り換え無しで羽田空港に行くことが出来て大いに便利になります。

   現在、リムジンバスなどで成田空港と羽田空港を直結している他の交通機関に比べると利便性が劣っている訳ですから、その競合に勝つためには、この方法しかないかも知れません。まだ正式に決定してるわけではないので、どんな形で路線が出来るのか解りませんが、東京の都心の風景の変化が楽しみです。

大作曲家の意外な秘密

   音楽評論家の武川寛海さんが書いた「音楽史ウソのようなホントの話」(音楽之友社)には、クラシック・ファンには堪らないことが沢山書いてあって、私だけが密かに知っているのでは勿体ないので、一つ紹介します。それは、ベートーヴェンが10代から20歳を越えた頃の話で、ほとんど聞いたことがないことばかり。

   ベートーヴェンは16歳の時、モーツアルトに師事するためにボンからウィーンに行ってます。しかし、父親から母親の病気が悪化したから至急帰れという手紙を受取り、ウィーン滞在は約二週間。その時、ベートーヴェンは30歳のモーツアルトの前で即興演奏を行い、モーツアルトは側にいた人達にこう言ったそうです。

   「諸君、この少年を見守っていたまえ、いつか話題になるだろう」と。つまり、その頃すでにモーツアルトはベートーヴェンの才能を認めていたのですね。ところで、ベートーヴェンはこの旅行でお金が足りなくなって、知人の弁護士に借金をしてボンに帰り、その返済を延ばして欲しいという手紙が残っているんだそうです。

   そして、1792年、ベートーヴェンが21歳の時に再びウィーンに行ってますが、その頃のベートーヴェンの手帳の中に二つの意外なことが記されています。それは、ベートーヴェンが「かつら」を使っていたことと、社交ダンスの先生についてダンスを習っていたこと。いやはや、武川さんは本当に珍しいことを調べるものです。

永遠の名曲「昴」

   新聞を隅から隅まで読むと、色々な情報が眼に飛び込みます。16日の朝日新聞の夕刊に《「昴」30年、見つめ直す旅》という記事があり、「昴」を作詩、作曲した谷村新司さんが、発表してから30年の節目に、この曲をもう一度見つめ直す旅に出たというのです。この曲、歌詞といいメロディといい本当にいいですよね。

   《目を閉じて何も見えず 哀しくて目を開ければ 荒野に向かう道より 他(ほか)に見えるものはなし ああ砕け散る 運命(さだめ)の星たちよ せめて密やかに この身を照らせよ 我は行く 蒼白き頬のままで 我は行く さらば昴よ》。そして、この詞によく合った旋律が、聴く者を何とも心地よいロマンの世界に誘ってくれます。

   谷村さんは高野山でコンサートを開いた際に「真言とはすなわちこれ声なり」という空海の言葉に出会い「音に携わる者として納得した」谷村さんは旅に出たのだそうです。そして、中国やインドを旅して「人間の業というものを全部そこで目の当たりにした」というのですが、きっと「昴」の中に何か新しい発見をしたのですね。

   旅から帰って日本に戻り、和歌山県の熊野速玉大社のステージで「昴」を歌ったら、これまでは「何も考えない真っ白な状態」で歌っていたのが「白より透き通っいる感じだった」とか。その辺は谷村さんの頭の中のことで我々には解りませんが、久し振りに「」を聴き、やっぱり永遠に残る名曲だと思いました。

民主党代表選の裏話

   昨日(9月17日付)、「夕刊フジ」を買ったら《小沢「当日も勝つつもり」》の見出しの記事が眼に留まりました。書いているのは政治評論家の鈴木棟一氏で、戦いが終わった9月15日、小沢一郎氏の側近が《小沢は当日も勝つと思っていた。だから、結果が出てショックを受け、呆然、放心状態になった》と回顧してるというのです。

   選挙が終わって菅直人首相の勝利が確定し、満面に笑みを浮かべて拍手している小沢さんの映像をテレビで見て、私はこう思いました。恐らく、小沢さんは最初から現職の総理大臣の方が有利だと見ていたので、やっぱり予想通りの結果になってしまったとサバサバした気持で菅さんを祝福しているんだと。

   ところが、実際はそうではなかったんですね。《……1年生で最後まで態度未定の約20名が、ほとんどが菅に回った。それより小沢が驚いたのは、小沢支持議員の地元の多くが菅支持だった》など大誤算。つまり、小沢さんは絶対に勝利間違いないと思っていたのに、地方の投票が想定外でこんな結果になってしまったようです。

   支持議員と党員、サポーターにギャップが生じたのは、小沢氏が「政治とカネ」の問題に決着がついてないのに勝負に出たからだと記事を結んでいます。しかし、もう一つ、三ヶ月の短期間で総理大臣が替わるのは、国内も外国に対しても好ましくないという常識的な判断もあったのではないでしょうか。

オーケストラの舞台裏

   指揮者の小林研一郎氏が著した「小林研一郎とオーケストラへ行こう」(旬報社)という本に、オーケストラの舞台裏が書いてあったので紹介します。まず、オーケストラには必ず《ステージ・マネージャー》がいて、その役目は演奏するのに必要な楽器のチェックや演奏者が座る椅子の位置などステージ上の全ての事柄を管理。

   次に《インスペクター》と呼ばれる人で、指揮者と演奏者の間に入って練習のスケジュールを調整したり、練習時間が予定通りに終わるようにして、楽員からクレームが出ないようにするのもその仕事だそうです。また、楽員が体調が悪くなった時の対応もしなければならず、普通は省略して《インペク》と呼んでいるんだとか。

   そして《ライブラリアン》と呼ばれる楽譜係。作曲家が書いたスコアの中から、演奏楽器ごとの譜面を抜き出して、演奏者の数だけ用意するのだそうですから、ちょっと考えてみても大変。また、楽譜は演奏者の両手がふさがっている時にはページがめくれないので、その場所も考えて作らねばならないとは、頭が痛くなるような仕事です。

   いつも表面的なことしか見てない我々聴衆も、裏にこういう人達がいることを知って、演奏会に臨まなければいけないと思いました。余談ですが、我が家恒例の年末の「第九」演奏会、12月23日に東京芸術劇場での小林研一郎指揮日本フィルのチケットを、昨日、無くなる寸前の危ういところで手に入れてほっとしています。

こだわりの美味しい食パン

   インターネットに東京中のパン屋さんの人気ランキングのサイトがあります。全2,430店中ベスト20までが載っていて、1位は日本橋高島屋の「Signifiant Signifie(シニフィアン・シニフィエ)」、そして、2位も三軒茶屋の同じ店。ちょっと舌を噛みそうな難しい名前のパン屋さんですが、有名なんでしょうか。

   パンにはそれぞれ好みがあって、我が家が食べてるのは「Johan(ジョアン)」の食パン。この店は何故か「三越」にしかなくて、前は池袋店で買ってたのですが、閉店になってしまい地元の池袋で買うことが出来なくなってしまいました。そこで、ここの食パンを買う為にはわざわざ銀座の「三越」まで行かなければなりません。

   「Johan」には食パンが四種類あり、スタンダードは《パンカレ》で、あと《モーニングファースト》《ハードトースト》《パン・ド・ミ》。先日、その違いについて年配の店員さんに訊いたら、誠に懇切丁寧に説明してくれましたが、原料や焼き方など専門的なことが色々と出てきて何だかよく解りませんでした。

   ともかく、いつも食べてる《パンカレ》本当に美味しくて、そのことを説明してくれた店員さんに話したら、うちの食パンを食べたら絶対にヤミツキになりますと自信満々でした。我が家の朝食はずっと昔からパンなので、食パンには何かこだわりがあり、これからも「Johan」のお世話になるのは間違いありません。

驚愕の強い若手棋士

   9月12日の日曜日「NHK杯テレビ将棋トーナメント」、谷川浩司九段と豊島将之五段の対局を観ました。谷川九段は名人にまでなった棋士で、強いのはよく知っています。対局が始まる前、大変失礼な言い方ですが、五段ではいくらなんでも勝負にならないと思ってました。ところが、対局が始まり、二人の対戦成績が出てびっくり。

   何と豊島五段が谷川九段に公式戦二連勝してるではありませんか。何だか、今回の対局も、20歳の豊島五段は胸を張って堂々としています。対局の棋譜が出ますから、ちょっとクリックして下さい。そして、将棋盤の下の右から3番目にある「次の手」をクリックすると指し手が進みますので、是非、並べてみて下さい。

   38手目、豊島五段の角が5五に飛び出します。まるで、早く8五に飛車を打って下さいといわんばかりの差し手です。谷川九段は2三に歩を打ってから8五に飛車を打ちます。当然、豊島五段は香車を取って角を成ります。ところが、谷川九段は飛車を成らずに2二に歩を打ち、豊島五段の44手目は何とタダで取って下さいと8三に歩。

   放っておけば8四に香車を打たれますからそれを取って飛車を成らざるを得ません。そして、3四の香打ちこそ豊島五段の決め手です。その後の展開は「次の手」をクリックして見て下さい。何と鮮やかな寄せでしょうか。最近の若手棋士はコンピューター相手に腕を磨いていると聞いています。いやはや20歳の五段の強さに驚きました。

宇宙の知識を増やすサイト

   インターネットに「宇宙」について色々と書いてあるサイトがあり、内容が中々いいので紹介します。このサイトの一番上に《宇宙科学研究所キッズサイト》と書いてあるところを見ると、子供向けに作られたサイトのようで、深遠な宇宙の知識を自分のものにするには、このサイトは最適かも知れません。

   カテゴリーが「太陽系」「太陽」「地球」「月」「星(恒星)」「銀河系と銀河」「宇宙」「宇宙を探る」「人工衛星とロケット」「宇宙へ飛び出す」の10項目に分かれていて、かみ砕いて実に詳しく解りやすく説明しています。例えば「地球」をクリックすると《地球のギモン》が出てきて、知りたいことがずらっと並んでいます。

   「人は何で丸い地球に立っていられるのですか?」「なぜ、地球は自転、公転しているんでしょうか?回転しようとする力の発生源は何なんでしょうか?」「地球と宇宙の境目はどこですか?」「地球が消えてしまうことはないんですか?」とか、色々な素朴な疑問ばかりで読むととても為になります。

   宇宙に関する疑問は限りなく沢山ありますが、普段、誰に訊いていいのか解らず、また、百科事典はありきたりの説明しかしていません。そんな中で、このサイトは子供用に作成してるだけに解りやすく、これを読んで宇宙の知識を増やしてみたらいかがでしょうか。インターネットには非常に役に立つサイトが沢山あります。

改装した銀座「三越」探訪記

   昨日9月11日、新装なった銀座「三越」に行ってきました。開店の10時頃はかなりの混雑が予想され、それを避けて午後に行ったのですが、宣伝が利いてるようで、店内、至る所が沢山の人で溢れてました。そして、驚いたことにエレベーターが今までとまったく違う場所にあるではないですか。

   いつの間にか別の所に作っていたなんて、何だか凄いですね。更にびっくりしたのは、1階にずらりと並んでいた化粧品売場が影も形もないのです。近くにいた店員さんに訊いたら何と地下1階に移動したというのです。普通、デパートの化粧品売場は申し合わせたようにどこも1階で、地下は食料品売場ですよね。

   好奇心旺盛な私は化粧品とエンがないのに地下1階に行って、ちょっと偉そうな年配の男性に「化粧品売場が地下とは凄い発想ですね。デパートで初めてではないのですか?」と質問したら「銀座店は地下鉄と直結してるので、地下1階はメインの階と言えるもんですから……」に納得。ちなみに食料品売場は地下2階と3階です。

   あと11階、12階の銀座「三越」初めてのレストラン街も大変な賑わいで「○○○の最後尾」の立て札を持った男性が所々に立ってました。また、9階のテラス(前は屋上)も芝があったりしてまるで公園のようで「銀座出世地蔵尊」に沢山の人が参拝していて、お賽銭がかなり増えるのではないかと余計なことを考えました。

ネットで遊ぶボード・ゲーム

   昔からあるボード・ゲームに「ダイヤモンド・ゲーム」があります。今でもおもちゃ屋さんに行けば手に入りますが、インターネットに無料で遊べるサイトがあり、実際にボードに並べるのとは違い、動かしたい駒をクリックすると動ける場所が表示され、それをクリックすれば移動するので実に簡単に遊べます。

   このゲームは基本的には三人で遊び、自分の駒全部を、最も早く自分の色と同じ所に移動させるのを争うゲームですが、ただ、行き当たりバッタリ駒を動かしていたのでは勝てません。囲碁や将棋のように定石など書いた本などありませんから、自分でどうすれば勝てるのかを考えて戦うしかないのです。

   ちょっとだけ作戦のヒントを書くと、駒は一つだけで相手の駒と接触すると、相手の駒にジャンプされてしまうので、二つ以上の駒で集団を構成すると防げます。また、自分の色と違う場所には入れませんが、境界線には駒を置くことが出来るので、相手の駒の動きを妨害するのも作戦の一つです。

   インターネットの「ダイヤモンドゲーム」は三人で遊ぶ方法と、一人だけ駒を動かして、あとの二人はパソコンが動かしてくれる一人用が用意されています。一人で退屈の時にパソコン相手に遊んでみたらいかがでしょうか。インターネットには古典的なボード・ゲームのほとんどがあるのには驚きます。

難しいクラシックのベスト3

   「私の好きなクラシック・レコード・ベスト3」(メタローグ社)という本を持ってます。各界の著名人へのアンケートですが、その中にジャズ評論家の岩浪洋三さんがいて、その三つの曲名は、アイヴスの「交響曲第2番」、ガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」、「RCA MET 100SINGERS 100YEARS」。

   岩浪さんが書いている説明を読むと、三つ目はどうやらメトロポリタン・オペラの100年史を収めた6枚組のCDのようで、いつも岩浪さんのジャズ評論を読んでる私としては、岩浪さんがクラシックが好きなことを知って、何だか嬉しくなりました。ことにオペラが好きな岩浪さんにとても親近感を覚えます。

   ところで、こんなアンケート、著名人ではない私には誰も訊いてくれませんが、もし、訊かれたら、何と答えるか考えてみました。まず、一番に挙げたいのは、やっぱりマーラーの「交響曲第2番「復活」」。次は、昔々、友人に連れていかれた名曲喫茶で聴いて、クラシックに開眼するきっかけになったドボルザークの「チェロ協奏曲ロ短調」。

   そして、あとの一曲を選ぶのが非常に大変です。膨大なクラシックの宝庫から一曲を取り出すなんて、到底、無理な話です。でも、悩んだ末(誰も訊いてないのに!)に選んだのがショパンの「夜想曲」。全てが実に美しい曲ばかりで、何度繰り返し聴いているか解りません。それにしても、三曲だけを選ぶなど、とてもとても難し過ぎます。

芸能人の絵が「二科展」特選

   絵の好きな人にとって「二科展」特選は大変な憧れです。歌手で木村拓哉さんの奥さんの工藤静香さんが、応募の3007点から選ばれた25点の特選に入賞したことが報道されてました。その作品は「瞳の奥」と題された100号(162×113センチ)の大作で、過去に何回も入選していますが特選は初めだとか。

   芸能人の中には石坂浩二さん、八代亜紀さんなど絵を描くのが好きで「二科展」に応募してる人が何人かいて工藤静香さんもその一人。工藤さんのコメント《すごくうれしい。この賞を頂かないと先に進めないので。絵を描くのは子供を寝かしつけてから。家族と焼肉を食べにいってお祝いしました》が「日刊ゲンダイ」に載ってました。

   ところで、今度の特選を芸能人で、しかも、木村拓哉さんの奥さんであるが故に、何か特別な配慮があるんではないかと思っている人もいるようでインターネットに「工藤静香の絵って、上手いですか?」と言う質問が載ってました。それに対する回答は《素人の中では上手いけど、特選ほど良いかと言われると激しく疑問》。

   また《工藤静香さんの絵の先生は、二科展の評議員・事務局長を務めた故原良次画伯なのでそういう関係の力が大きいのは確かだと思います》などとありますが、絵も芥川賞など文学と同じで、当然、審査員によって評価が分かれます。それにしても、10年以上出品を続けて特選をずっと目指してきた根性は凄いです。

直接入力可能なウォークマン

   海外のかってヒットした私が好きなポップス15曲をLPやCDの中から自分で編集収録した、世界に一枚しかないMDを持っています。恋はフェニックス(グレン・キャンベル)イエスタデイ(ビートルズ)名前の無い馬(アメリカ)サウンド・オブ・サイレンス(サーモン&ガーファンクル)マッカーサー・パーク(ドナ・サマー)。

   エンドレス・ラブ(ライオネル・リッチー&ダイアナ・ロス)愛はきらめきの中に(ビージーズ)この愛にかけて(ホイットニー・ヒューストン)ケアレス・ウィスパー(ワム!)ホテル・カリフォルニア(イーグルス)ならず者(イーグルス&リンダ・ロンシュタット)誓い(スタイリスティックス)ダンシング・シスターズ(ノーランズ)。

   ヴーレ・ヴー(アバ)、そして、ウィ・アー・ザ・ワールド(USA・フォー・アフリカ)。このMDが私が常に持ってるウオークマンにもし入ったら、どんなに嬉しいことかとかねがね思ってました。しかし、音源がモノラルだとパソコンに取り込むことが出来ないので、そんことは到底無理と諦めていたのです。

   ところが、今回、買い換えたソニーウォークマンNW-A846はカセットもMDもLPもアンプのイアフォン・ジャックにケーブルで接続して、パソコンを通さないで何と直接入力が出来るではありませんか。不可能と思っていたことを可能にしてしまうソニーの技術力に感謝感激です。お陰でこれらの曲が今はいつもカバンの中にあります。

乗車人数が自動的に判る車両

   本職はイラストレーターで鉄道に詳しい川辺謙一さんが書いた「鉄道のひみつ」(学研)という本には、タイトルに「ひみつ」が入っている通り、一般の人があまり知ってないような色々の鉄道の知識が書いてあります。その中に主要な鉄道路線の混雑状態、つまり「混雑率」を自動的に測定する方法があるので紹介します。

   従来の主要路線の「混雑率」はある目安に従って人間が目で見て判断してたのだそうです。例えば《座席に座っているか、つり革やドア付近の柱につかまり、ゆったり乗車出来る》のは100%、また《電車が揺れるたびに身体が斜めになって身動きが出来ず、手も動かせない》ようになると250%といった具合です。

   ところが、現在は「混雑率」を瞬時に計測出来る電車があり、主要路線にはその電車が走行していて、自動的に計算しているのだそうです。それは巨大な秤のような電車で、誰も乗ってない時と比べた重量の増加が計測出来るようになっているのでそれを統計的な平均体重で割れば乗っている人数が解る仕掛け。

   しかし、もともとこの車両は運転手の運転操作を助けるために開発されたものなんだそうです。電車の運動エネルギーはその重さに比例するため、重くなるとブレーキの利きが悪くなり、その対策を以前は運転手の経験とカンに頼っていました。その車両が現在は「混雑率」の測定にも利用されているのだそうです。

W杯の雪辱をした日本代表

   監督が決まり、状況が大きく変わったサッカー日本代表、何はともあれ、パラグアイ戦に勝ってよかったです。ワールドカップはPK戦で敗れたと言っても負けは負けで、その雪辱を果たした訳ですから気持よかったです。しかも、決勝点がこれからの日本の攻撃の柱と言われている香川真司選手が取った1点ですからね。

   W杯の時、香川選手は登録23人に入っておらず、サポート選手として帯同していましたが、PK戦で敗れて号泣している仲間をスタンドで見てたんだそうです。今回の試合後、香川選手は「W杯に出られなくてとても悔しかった。だから、今日は凄く気合いが入っていた」と言ってたそうですが、さぞ気分がよかったに違いありません。

   香川選手は1989年(平成元年)3月17日生まれで、日本代表に1998年5月に選出された初めての平成生まれの選手だそうです。そして、国際Aマッチ14試合を経験し、得点は3点。今年7月から強豪ドルトムントへ移籍して高い評価(初ゴール)を受けていて、ザッケローニ新監督も大いに期待してるようです。

   それにしても、日本代表の中々点が取れないいつものパターンの中で、中村憲剛選手からのパスを受けた香川選手は巧みなボールコントロールでよくシュートをしましたね。あんな鮮やかなゴールはそうやたらに観られるものではありません。ザッケローニ新監督が日本代表をどんなチームに変えていくのかとても楽しみです。

高校生の驚異的な冴えた頭脳

   日本テレビで9月3日(金)の午後8時から3時間の放送があった「第30回高校生クイズ」を録画しておいて、じっくり観ました。何故録画しておいて観るかというと、コマーシャルが緊迫感をそいでしまうので、スポンサーには申し訳ないけど、毎年、この方法で観ることにしています。そして、今年もただひたすら感動しました。

   ご覧になった方、沢山いると思いますが、この番組を観てると、問題を作る方も凄ければ答える方も凄いという驚き。8校を選ぶまでの過程(全30問の問題)においても、出る問題の難しさたるやびっくりで、いくら何でもこれが解るのは数校に違いないと思っていると飛んでもない話で、想像を絶する高校生のレベルの高さです。

   勝ち抜いた8校、旭川東、開成、浦和、慶応義塾、水戸第一、久留米大付設、船橋、洛南の準々決勝の戦いたるや壮絶なもので、私など何回も繰り返し観てしまいました。その中の開成対久留米大付設の戦いに出た問題《日本の歴代総理大臣をアイウエオ順に並べた時、最初は…》のところで開成がボタンを押しました。

   そして、答は正解の「若槻礼次郎」。司会者の「どのポイントで解りましたか?」の質問に答えは「2番目も考えたのですが、それなら1番目はというはずで、最初はといったからには最後を訊いていると思いました」に高校生の計り知れない頭脳の冴えに驚歎。日本の将来は絶対に安泰と思ったのは私だけでしょうか。

夏休みの宿題の終わらせ方

   芥川賞受賞作「乙女の密告」全文が載っているので買った文藝春秋9月号ですが、何だかあまり気が進まずにまだ読んでいません。しかし、著名人へのアンケートがベースになっている「夏休みの宿題で人生が決まる」という記事、有名人が今もなお夏休みの宿題を引きずっているのが面白く、読んでない人の為に掻い摘んで紹介します。

   まず、この記事の冒頭に《「期限ぎりぎりにならないと仕事が始められない」という人がいるかと思えば「抱えている仕事はどんどん片付けていかないと不安でしょうがない」という人もいる。この気質の違いはどこに源を発するのか?》と問題提起。これを書いた山崎将志氏はそれを「夏休みの宿題」にあると睨んだようです。

   そこで、各界で活躍する著名人にアンケートを実施したら58人から回答を貰いました。その結果、驚いたことに約71%の人が「夏休みの宿題の終わらせ方」と「現在の仕事の進め方」が「類似している」と回答しているのです。氏は《人生は「夏休みの宿題」を巡る苦悩や悪夢の反復なのだ》と書いています。

   「夏休みの宿題の終わらせ方」の回答は、不提出が21%、7月中に終わらせてしまう人が21%、毎日コツコツやる人が8%、最後の数日で終わらせる人が50%で「お尻に火がつかないと取り掛かれない人」が半数を占めています。58人全員のアンケートの回答、昔を思い出して懐かしいので興味のある方は買って読んで下さい。

推理小説のあらすじ

   阿刀田高さんが書いた「ミステリーのおきて102条」の中に「推理小説のあらすじ」という面白い項目があるので紹介します。阿刀田さんは推理小説の新人賞コンクールの審査員を務める時に「是非、あらすじをつけるようにして下さい」とお願いするのだそうです。つまり、本文に作者自身が書いたあらすじを添付する註文です。

   しかし、阿刀田さんはそんな註文をしておきながら、ほとんどの場合、それを無視して本文を熟読するのだそうです。それなら何の為にあらすじをつけて貰うかと言うと、新人が推理小説を書くと時に推理小説を書く上での暗黙のルールが守られてなくて全体の構造がよく解らないことがあり、その時に必要なんだそうです。

   推理小説の最後の部分には、その犯罪がどのように行われたかの探偵や刑事の絵解きの説明があります。ところが、それを読んでいて、そんな説明がある以上、作品の前の方で当然しかるべき根回しがなければいけないのに、はてそんな描写があっただろうかと疑問を抱くことがあるんだそうです。

   推理小説はこういう根回しとその受け皿とで成り立っている世界なのに、読者に見破られるのがいやでその根回しを目立たないように書く傾向があるんだそうです。その時あらすじがあると、作者がそれをどのあたりに書いたかが解り作品の構造が見えてくるのだとか。でも、多くの作者があらすじの添付には釈然としないようです。

男性の脳と女性の脳

   脳科学者の茂木健一郎氏が書いた「感動する脳」(PHP研究所)という本に男性の脳と女性の脳との違いが書いてありました。詳しく知りたい方は、この本を買って読んで貰うとして、その一部をちょっと紹介します。普通、男性は論理的思考が強く、女性は感情的、情緒的であると言われています。

   勿論、最終的には個人差の問題ですが、脳科学の分野からみて、その傾向が明確にあることが解ってきたのだそうです。人間の脳は右脳と左脳に分かれてることは一般的に知られています。右脳は主に感情やイメージを司り、左脳は論理的な思考を受け持っていて、この右脳と左脳をつなぐものに脳梁というがあるのだそうです。

   そして、その脳梁が女性の方が男性より太いことが解り、女性の方が右脳と左脳の情報伝達がスムーズに行われているのだそうです。その為に、考え事をしてる時、女性は右脳と左脳を均等に使っているけれど、男性は左脳を集中的に使う傾向にあることが、実験で解ったのだそうです。

   更に最近では、人が痛みを感じていたら自分も痛みを感じたり、人が喜んでいたら自分も嬉しくなる共感回路が女性はどんな時にも働いているのに、男性は状況に応じて、この回路をオフにすることが解ってきたのだそうです。これは、主に男性が社会秩序を維持する役割を担ってきた為の現象と茂木氏は書いています。

フランス映画の悲劇性

   古いフランス映画「霧の波止場」、昔、名画劇場で観た時よかったはずなのに、その内容はほとんど忘れていて、ただ、ジャン・ギャバンミッシェル・モルガン共演の恋愛映画だったことだけが微かに記憶に残ってます。それが先日、有楽町駅の地下鉄の通路で、安売りのカーゴの中に、この映画の500円のDVDを発見。

   早速買って観ました。ファースト・シーン、夜道を走るトラックをジャン・ギャバンが手を上げて止めて乗せて貰います。フランス映画独特の雰囲気が画面に充満しています。ギャバンは軍服を着ていて、脱走兵であることが直ぐ解ります。やがて、トラックはギャバンの目的の霧深き波止場町に到着。

   それから登場する人物の描写が誠に見事で、善人もいれば悪人もいて、人の世の儚さを「天井桟敷の人々」のマルセル・カルネ監督が実に丹念に描いています。町で中年男のギャバンは若い女性ミッシェル・モルガンと知り合います。毎日、単調な生活を送っているモルガンにとって、渋い中年男のギャバンはとても魅力的です。

   二人は愛し合うようになりますが、ギャバンは波止場に停泊している船でいずこかに行って脱走兵の過去を消し去りたいのです。それが、出港間際にモルガンに一目会いたくて乗ってた船を下りて町に行き、モルガンのことが好きなチンピラに撃たれて万事休す。この悲劇性はフランス映画の特徴で、大抵ハッピーエンドにはなりません。

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