夏目漱石と芥川龍之介
二人の文豪、夏目漱石と芥川龍之介が親密な関係にあったことをある本で知りました。そもそも二人の出合いは、漱石が亡くなる前年の1915年(大正4年)で芥川が発表した「鼻」を漱石が激賞したことがきっかけで、漱石に褒められたことによって若き芥川は作家の道を決意したのだそうです。
その後、芥川は漱石に何度も手紙を出して色々と身の上相談をしたらしく、漱石は親身になって聞いてくれて、芥川は後々まで漱石の優しさを忘れることがなかったと人に話しています。やがて、漱石は持病の胃潰瘍が悪化し、1916年(大正5年)12月9日にこの世を去っています。
漱石の葬儀には物理学者として名をなした寺田寅彦など多くの門下生が参列しましたが、受付をしたのは倫理学者の和辻哲郎、流行作家として成功した久米正雄、そして、弱冠24歳の芥川龍之介。この漱石の葬儀で受付をしたことを、芥川は翌年3月の「新思想」という雑誌に「葬儀記」として書いています。
インターネットに芥川が漱石のことを書いてる文章があり「……僕が強情に言ひ張るもんだから、先生は厭な顏をして默つてしまつて、僕はへこたれたことがある。それ以來、どうも先生に反感を持たれてゐるやうな氣がした。……」とか。また、1916年(大正5年)8月28日に漱石に送った手紙もあります。


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