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世界タイトルマッチの観戦

   普段、ボクシングのテレビ放送はほとんど観ないのですが、昨晩の試合は珍しく観ました。もしかしたら、内藤大助選手と亀田大毅選手との例の試合以来かも知れません。しかし、昨日の内藤選手の相手は亀田興毅選手、内藤選手対亀田兄弟という図式の中で、どんな「WBC世界フライ級タイトルマッチ」になるか興味がありました。

   アナウンサーの話によると、試合の始まる前の内藤選手は珍しく感情的になっていたとか。そして、試合が始まりましたが、出だしから両選手ともフェアで活発に打ち合ってコンディション好調の感じ。それで、4回が終わった時点で3人のレフリーのスコアが場内に発表。おやおや今のボクシングは中間でスコアが発表になるんですね。

   2人のレフリーはドローで、1人は亀田選手のリード、その得点を聞いて挑戦者の亀田選手はちょっと首を傾げて「もっと差があるのに」といった様子。この発表って観戦者にとっては中々解り易くていいシステムですが、戦ってる選手にとっては、心理的にちょっと大変かも知れません。

   8回が終わった時の発表はレフリー3人とも亀田選手のリード。これではチャンピオンは焦らずを得ないで残り4ラウンドにかけて猛烈なダッシュ。しかし、内藤選手のパンチは効果的に決まらずについに内藤選手はチャンピオンの座を失いました。亀田選手のとても冷静な顔と戦い方が印象に残った試合でした。

知られざるショパンの歌曲

   ショパンは、ピアノ曲以外には何も作っていない作曲家と思ってました。ところが、先日、本屋の店頭で小坂裕子著「ショパン 知られざる歌曲」(集英社)という本を見つけて驚愕。早速買って読んでみると、ショパンは全作品196曲の中に、何と歌曲が19曲あると言うではありませんか。

   その作曲年代は19歳から37歳と作曲家として生涯の全ての年代にわたっていて、ショパンの死後、親友が1857年に作品74として世に出したんだそうです。不覚にもショパンはピアノ曲だけと思っていた私には大きな驚きで、そのCDが発売されているかどうかを池袋のHMVで調べてみました。

   すると、輸入盤で「CHOPIN Polish Songs」(CDH55270)というアルバムが一枚出てることが解り、早速取り寄せて貰い昨日手に入りました。やっぱり、ショパンならではの叙情的な19曲で、美しい旋律に満ちています。そして、小坂さんの解説によると、第1曲はショパンが19歳の時の作曲で音楽院の同級生に恋をしてる時とか。

   また、最期の曲は9年も一緒にいたジョルジュ・サンドと訣別し、亡くなる直前の作曲であるとか、小坂さんの本のお陰で作曲の時代背景が解り、感慨深く全曲を鑑賞出来ました。それにしても、この著書は実に詳しくショパンの人生を記述していて、ショパンの好きな人に取っては堪らない一冊かも知れません。

飛行機の速度と高度

   エアライン研究会が編集した「飛行機に乗るのがおもしろくなる本」(扶桑社)に飛行機の速度と高度の測定方法が書いてあるので紹介します。自動車の走行速度は車輪の回転数で測定しますが、空を飛ぶ飛行機(航空実用事典)は機首に取り付けてある「ピトー管」によって、風圧を利用して算出しています。

   「ピトー管」の先は穴が開いていて、飛行機が飛んでいるとその穴に正面から空気の圧力(動圧)が掛かります。飛行機の速度が速くなればなるほど、当然、この圧力は高くなり、飛行機は周囲の気圧(静圧)との差が生じます。それを速度に換算して測定しているのだそうです。

   これを大気に対する速度として「対気速度」といいますが、ジェット気流や追い風、向かい風によって誤差が生まれます。例えば、追い風の場合は速度計が示す速度より速く、また、向かい風の時は遅く計測されてしまいます。そこで、地上から見た「対地速度」も測っていて、この二つで正確な速度を測定しているのだとか。

   また、飛行機の高度は、高くなると気圧が低くなることを利用した「気圧高度計」と、機体から地上に向けて電波を発射して、反射波が戻ってくる時間から算出する「電波高度計」の二つを使っていて、一般的に高度飛行の時には「気圧高度計」を低い高度の時には「電波高度計」を使っているのだそうです。

科学技術の国家戦略

   「事業仕分け」で取り敢えず凍結となった「次世代スーパーコンピューター推進事業」が事業の復活を含めて再検討する考えがあることを仙谷由人行政刷新相が語ってました。それはそうですよね。東大と京大の学長が仕分けの会議で「このことは日本の未来を危うくする」みたいな発言をしているのですから。

   今回、政権が民主党になって、最も特徴的な出来事は「事業仕分け」で、昔から行ってきた「計上された予算を消化しないと次年度の予算に影響する」が夢のような話になりました。それにしても、何だかよく解らない国家事業が山のようにあって、それに多大な予算を計上して、沢山の税金が使われているのは驚きです。

   「事業仕分け」は会社や家庭で行っている「お金の使い方」が国家としてオープンになった訳で、革新的な出来事と言っていいかも知れません。しかし、科学技術のように将来の為に投資しなければならない事業もあり、ノーベル賞受賞者が言っている「1位を目指さなかった2位も3位もない」には説得力があります。

   科学技術に関する予算は、判断する人が文系か理系かによって大きく違ってきます。あるテレビの論説委員が言ってましたが「事業仕分け」とは別に科学技術の国家戦略をどうするかは、別のステージで専門家が議論して行うべきだに私も大賛成です。「次世代スーパーコンピューター推進事業」の結論がどうなるか注目しています。

読む価値がある恋愛小説

   かなり前にブログで紹介したことがある恋愛小説、鎌田敏夫さんの「恋愛映画」(新潮社)のことを再度書きます。この小説は会話だけで成り立っていて、説明文はただの一行もありません。それでいて、登場人物のキャラクターも、場面の状況も何もかも読者に解らせてしまうのですから鎌田さんの手腕凄いです。

   小説は中に出てくる10本の恋愛映画と同じ10章で構成されています。私が過去に読んだ恋愛小説の五本の指の中に入れたい作品で、何度も読み返しています。登場人物はバツイチの36歳の建築家と上場会社に勤める27歳のOLの二人だけ。二人は貰った指定席のキップで映画館にきて並んで座り知り合います。

   そして、二人は会って人生を語り、映画を論じてるうちに、やがて恋に落ちていきます。但し、この小説はすでに絶版になっていて、図書館で借りて読むか、古本屋で探す(前に「BOOK OFF」で見ました)かですが、もし、あなたがロマンチストで映画が好きで清潔感に満ちた小説が好きだったら、探して読む価値がある小説です。

   ちなみに、二人が一緒に観た恋愛映画は「プリティ・ウーマン」「シー・オブ・ラブ」「月の輝く夜に」「恋人たちの予感」「旅愁」「愛がこわれるとき」「恋におちて」「昼下がりの情事」「ナインハーフ」「マンハッタン」の10本。小説を読み終えた後、誰かと語り合いたくなる深い余韻が残ります。

「種の起源」発売後150年

   昨日(24日)の朝日新聞の社説は「進化論150年」という題で《生物学だけでなく、人間観を一変させたチャールズ・ダーウィンの名著「種の起源」が発売されたのは、ちょうど150年前の今日だった。》で始まっています。そして、ダーウィンが生まれたのが1809年2月12日なので生誕200年でもあると続けています。

   社説はこの記念すべき年にあたって《進化の観点からヒトという生物を改めて考え直す機会かも知れない》と言うのです。ダーウィンがビーグル号の航海で進化の着想を得てから発表するまで、教会をはじめ社会の強い抵抗が予想されて熟慮のあまり20年以上掛かっているそうです。

   最新の研究によると、ヒトとチンパンジーとの遺伝子の違いは1.2%(98.8%同じ)だというのですから、ダーウィンの進化論が正しいことが立証されています。ところが、アメリカでは今だに多くの人が天地創造説を信じていて、教育現場でも進化論への反発が強いのだというから驚きです。

   ダーウィンがビーグル号の航海で訪れ、進化論を生む端緒になった「ガラパゴス諸島」が観光地化されて旅行者のゴミで荒らされているというニュースを前に新聞で読みました。ここは1978年に「世界遺産」に登録されていますが、環境汚染が酷くて2007年に取り消しの可能性がある「危機遺産」になったとは悲しむべきことです。

バレーボールの醍醐味

   昨日は日本テレビが放送しているバレーボールの大会「WORLD GRAND CHAMPIONS CUP VOLLEYBALL 2009」(「グラチャン・バレー」)の最終日。日本が世界1位のブラジルとどんな試合をするのか熱を入れて観戦しましたが、やっぱり、ブラジルは圧倒的に強く1セットも取れませんでした。

   解説の河合俊一さんが言ってましたが、ブラジルは日本のブロックが完成する前に打ち込むから、ほとんどのスパイクが決まり、日本はその逆で、ブラジルの完成したブロックに阻まれて点になりません。やっぱり、世界1位のスピーディでパワフルなバレーの凄さを思い知りました。

   ポーランド、エジプトに勝ち、イラン戦もフルセットの末に激闘を制した時には、キューバにもブラジルにも勝てるような気がして、金メダルも夢ではないと大それたことを考えましたがそんな甘いものではありません。結局、日本は3勝2敗で3位になってしまいましたが、それでも32年振りのメダルを手中にすることが出来てよかったです。

   それにしても、世の中に沢山のスポーツ競技がありそれぞれに楽しいのですが、バレーボール(ルール)の破壊的な迫力は異質のものでもう最高。スパイクが相手コートに突き刺さった時やブロックが決まった時など何だか特別な快感があります。今回は開幕三連勝などしてバレーボールの醍醐味を満喫しました。

優れた脚本家の珠玉の随筆

   昨日の日曜日、朝7時からの三人のトーク番組「ボクらの時代」を観ました。その三人は爆笑問題の太田光氏、女優の風吹ジュンさん、そして、1981年に飛行機事故で亡くなった向田邦子さんの妹の向田和子さん。妹さんが姉の向田邦子さんのことを色々と語っているのを聴いていたら、向田邦子さんの作品のことを思い出しました。

   向田邦子さんは脚本家として、数々のドラマのシナリオを書いています。「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」「だいこんの花」「阿修羅のごとく」「あ・うん」など、みんな向田さんの傑作です。また、向田さんは沢山のエッセイも残していて、単行本に「父の詫び状」「思い出トランプ」など有名な作品があります。

   織田正吉氏が向田さんのエッセイのことを書いているのですが、向田さんは文章の冒頭によく謎を提出するというのです。例えば「味醂干しと書くと泣きたくなる。」(「味醂干し」)「うちの電話はベルを鳴らす前に肩で息をする。」(「新宿のライオン」)「躯の上に大きな消しゴムが乗っかっている。」(「消しゴム」)など。

   読者は「電話が肩で息をするとは何だろう」という謎で文章に引き込まれ、読んでいるうちに次第にその謎が解けてくるという仕掛けで、ドラマ作家として、テレビの視聴者を画面に惹きつけるテクニックの一つと書いています。向田さんの事故を知った時、とても悲しかった記憶があります。

もう一度見たいドラマの名作

   朝日新聞の土曜日の朝刊に「be」(Business&Entertainment)という別紙があり、毎週、色々なジャンルの「ランキング」が載っています。それで、昨日は「もう一度見たい20世紀の名作ドラマ」のベストテンで読者3,780人の集計ですが1位はダントツで「北の国から」。このドラマ、本当にいいですよね。

   物語の舞台は北海道で、田中邦衛演じる五郎が、純と蛍の二人の子供を育てていくのがドラマの骨子ですが、倉本聰のシナリオが実にうまくて、情感に満ちた物語展開に引き込まれます。20年以上にわたって子供の成長を丹念に追ったドラマは他に類をみないのだとかで、永遠の傑作と言っても過言ではありません。

   田中邦衛が父親として実にいい味を出していて秀逸。家がちょっとした不注意で火事で燃えてしまった時の悲しさは、思い出すだけでも涙が出てしまいます。また、純の恋愛を描いたシーンで彼女がプレゼントのウオークマンを雪に埋もれた小屋に置いて去っていった「初恋」も強烈な印象が脳裏に残っています。

   ちなみに2位「古畑任三郎」3位「躍る大捜査線」4位「太陽にほえろ!」5位「時間ですよ」6位「俺たちの旅」7位「阿修羅のごとく」8位「七人の刑事」9位「救命病棟24時」10位「3年B組金八先生」になっていますが、みんな人気があったドラマばかりで、サワリの動画が観られます。

驚異的で不思議な偶然の一致

   何度か私のブログに登場している織田正吉著「ジョークとトリック」には興味ある話題が沢山あって、ついブログに書きたくなってしまいます。今回はこの本に書かれている驚異的で不思議な偶然の一致のことを紹介します。本の題名はこうですが、ジョークではなく、暗殺されたアメリカ大統領、リンカーンケネディの本当の話です。

   この二人の類似性をジョン・ラテイマーという人が「ケネディ・アンド・リンカーン」の中で詳しく書いていて、事件が起きたのはリンカーンが1860年、ケネディは1960年でちょうど100年後。リンカーンもケネディも金曜日に妻と一緒にいる時に後から頭部を撃たれていますが、二人とも即死ではありません。

   リンカーンもケネディも名前のつづりが七文字で二人とも6フィート以上の長身、そして、黒人の市民権に深い関心を持ち演説に名言を残しています。リンカーンはフォード劇場で撃たれ、ケネディはフォード製のオープン・カーに乗っていて撃たれ、撃ったと思われる犯人は二人とも裁判前に射殺されています。

   また、リンカーンの死後、大統領になったのはアンドルー・ジョンソン、ケネディの後はリンドン・ジョンソン。リンカーンの妻メアリーもケネディの妻ジャクリーンも24歳の時に結婚し、撃たれた時に二人とも夫の近くにいましたが無傷。リンカーンの個人秘書をケネディといい、ケネディの個人秘書はリンカーン(女性)というのだとか。驚きです。

大推薦のジャズ・アルバム

   ジミー・スミスのオルガン・ジャズを久し振りに聴きました。前にブログで「魅力的なオルガン・ジャズ」を書き、オルガン・ジャズの草分けとも言えるジミー・スミスが好きなことを書きましたが、今回、聴いたのは「ベスト・オブ・ジミー・スミス」(CJ28-5034)。このアルバムも私の愛聴盤の一つで、何回繰り返し聴いたか解りません。

   何しろこのアルバムに収録されている曲、みんな実にいいんです。「ジョニーが凱旋する時」の軽快なノリや「枯葉」のムーディなスロー・バラードなどを織り交ぜた全11曲。魅惑的なジャズの世界に引きずり込まれ、時間の経つのを忘れます。ともかく、ジミー・スミスの卓抜したテクニックを存分に味わえる素敵なアルバムです。

   ジミー・スミスのトリオはオルガンにギターとドラムスを加え、すこぶる個性的な演奏を展開します。ジャズ評論家の岩浪洋三さんが《彼のプレイにいち早く注目したのがブルーノートで、専属のプレイヤーに迎え、1957年11月頃から2年間に15枚のLPを録音したというから驚き》と、このアルバムのノートに書いています。

   ジミー・スミスの息もつがせない迫力ある演奏を聴いていると、どちらかというとクラシック楽器のイメージが強いオルガンがジャズの世界でも素晴らしいことを改めて認識させてくれます。このアルバムの最期の曲が「マイ・ファニー・バレンタイン」なんて洒落ています。ジャズ・ファンが絶対に持っていて欲しいアルバムです。

料理店の格付ガイド・ブック

   料理店を星の数で評価する「ミシュランガイド東京2010」は明日20日に発売されますが、その概要が17日に発表されました。それによると、東京の「三ツ星」は昨年より2店増えて11店になり、パリの10店を超えて世界最多になったというから凄いですね。新たに「三ツ星」になったお店は想像を絶する喜びに違いありません。

   全体で今年新たに掲載された店が43店、その結果「二ツ星」が42店、「一ツ星」が144店で総数197店になったのですが、その中には居酒屋、焼鳥屋、串揚屋なども入ってて、場違いだと言ってる人もいるんだとか。ミシュランは匿名調査員が各店を訪れて、料金を支払って評価しているそうです。

   お店の関係者にとっては、これに載るか載らないかは大変な問題で、この時期がくると、毎年、ソワソワするみたいですが、中には付いていた星が減ったり、星が無くなってしまう店もあるのでお店はウカウカしていれれませんね。掲載されていたお店が載らなくなったら、絶対、商売に影響します。

   このガイドブックは、もともとはタイヤメイカー「ミシュラン」が自動車の運転手の為に「こんなところに行くと美味しいお店がありますよ」と無料で配布していた小冊子。今や世界中の料理店が一喜一憂する権威あるガイド・ブックになりました。しかし、一般庶民にとってはどうかと思うのですが、毎年、凄い売れ行きだというから驚きです。

エスカレーターのマナー

   昨日の「夕刊フジ」にこんな記事がありましたので紹介します。書いてる方は越智由美さんというイメージコンサルタントで、テーマはエスカレーターに男性が知り合いの女性と乗る時の気配りです。これは「プロトコル(世界共通マナー)」になっていて、男性が守らねばならないマナーだとか。

   鉄則は、昇りは男性が後、下りは男性が前というのです。つまり、昇りの時には女性に「お先にどうぞ」と言って先に乗って貰い男性は後につきます。そして、下りの際は男性が先に乗って女性に後についてきて貰うのです。要するに、女性がよろめいた時などに支えることが出来る位置は下段だからです。

   レディファーストは中世の騎士道がルーツと言われていますが、何が何でも女性が先と考えるのは間違いで「臨機応変な思いやりのマナー」が大切と書いてありました。確かに言われてみればそうかも知れませんが、日本の男性はこういったことが中々さりげなく出来ないのですよね。

   エスカレーターのマナーのついでに、二人が並んで乗れるエスカレーターの場合、関東では左に寄って急いでいる人の為に右を開けることが定着していますが大阪では逆で、右に立って左を開けることになっています。世界ではイギリス、フランス、アメリカ、イタリア、ドイツも全部大阪と同じで、東京のスタイルは非常に珍しいのだそうです。

世界の言語のベスト・テン

   20年以上も外国人に日本語を教えている荒川洋平さんが書いた「日本語という外国語」(講談社)という本の中に世界の言語ベスト・テンを書いているので紹介します。言語学では話す人が沢山いる言語を「大言語」、総体的に少ない言語を「小言語」というのだそうで、日本語はどちらに入るかというと「大言語」。

   まず、1位は中国語ということですが、何しろ人口が多いのですから当然ですよね。2位はスペイン語。スペイン語はスペインだけではなく、中米・南米の人々のほぼ半分が使っているのでこうなります。3位は英語、4位は中東最大の言語であるアラビア語で、サウジアラビアやエジプトでも使われています。

   5位はインドで使われているヒンディー語、6位はバングラデシュとその周辺で話されているベンガル語、7位がポルトガル語で8位はロシア語、そして、9位が日本語で10位にドイツ語。日本語はドイツ語やフランス語より上というのは何だか意外な感じ。世界の言語は6千もあるそうですからベスト・テン入りは凄いですね。

   日本語は日本以外の国ではほとんど使われてないのに9位になってるのは、ほかの国のように沢山の民族が集まって色々な言語が飛び交っているのとは違うので当然かも知れません。最新の統計によると、外国人で日本語を学習してる人は何と二百九十八万人を超えているのだそうです。(別の資料によるインターネットのベスト20

猛抗議が殺到した野球解説

   最新の「週刊文春」(11月19日号)にこんな記事がありましたので紹介します。日本シリーズ第2戦を生中継したフジテレビに6千件の電話回線がパンクするほど抗議の電話が入ったというのです。それは、この試合にスペシャル・ゲストとして招かれていた元日本ハムの新庄剛志氏と元巨人の清原和博氏の発言についてです。

   私もこの試合を観てましたが、オヤオヤこんなことを言っていいのかなと思ったほどで、やっぱり怒った人沢山いたのですね。この試合を観てない人に雑誌の記事を紹介すると、巨人の一番坂本選手のことをふられた新庄氏は「知らないッス」。また「防御率をどう計算するか解らない」など信じられない言葉の数々。

   そして、清原氏は巨人亀井選手のホームランに対し「ボールが飛ぶようになってきてるね。こんなんあり得ない」とか。また、現役時代の話で「武田投手のシュートが打てなかった。でも、札幌の寿司屋で会った時に、全部オゴってシュートを投げないでと言ったら投げなくなった。彼は本当にナイスガイなんですよ(笑)」にはびっくり。

   あるベテラン解説者が「野球界に未練のない新庄は使ったフジテレビが悪いけど、清原は監督をしたいと言ってる。こんな解説をしている清原に監督の要請なんてあるはずがない」と言ってるそうです。6千件の猛抗議を浴びたフジテレビは11月7日早朝5時からの検証番組でこっそり釈明するハメになったと記事を結んでました。

ブルックナーの絶大な魅力

   ブルックナーの交響曲、大好きです。熱烈なクラシック・ファンでもワーグナーブルックナーマーラーを敬遠する人、結構いるようですが、私はこの三人が殊更お気に入りでよく聴きます。この三人に共通している特徴はどの曲も非常に長いこと。そして、とても情緒的な曲想であること。今回はブルックナーについて書きます。

   シューベルトに「未完成交響曲」がありますが、ブルックナーの交響曲第9番も第4楽章が書かれてない未完成です。しかし、未完成なのによく演奏されていて、沢山のCDが出ています。シューベルトの8番が何故2楽章だけしか作曲しなかったのは永遠の謎ですが、ブルックナーには理由があります。

   ある音楽史の本によると、ブルックナーは交響曲第8番を完成し、順調に第9番の作曲を開始したのにかかわらず、8番に対し否定的な意見を言う人がいて、それにショックを受けたブルックナーは9番をいったん中断して8番の改訂に取り掛かったのです。それにかなりの時間を費やして、9番が未完成のままに世を去っています。

   ブルックナーの交響曲の中で最高傑作は第4番の「ロマンティック」と一般的に言われていますが、私は第7番第8番第9番の三曲が殊に好きです。どの曲も雄大なスケールで最弱音から最強音への落差の大きな移行の中に美しい旋律をちりばめているブルックナー。ブルックナーには絶大な魅力があります。

ユーモラスな推理小説

   阿刀田高著「ミステリーのおきて102条」(角川書店)滅法面白くて、その中から「密室のユーモア」という題のものを紹介します。前にブログで《推理小説の華「密室崩し」》を記しましたが、著者はこの密室殺人をテーマにしたウイリアム・ブルテンという作家の短編ミステリーのことを書いています。

   その小説のタイトルは「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」(論創社)。阿刀田氏は《ミステリーの書き手の立場から言うと、この作品はちょっと悩ましい。少なくても私はミステリーを書こうとしているとき、しばしばこの作品を思い浮かべてしまう》とか。つまり、この小説のような組立を果たして読者は受け入れてくれるのかにです。

   この作品のタイトルに含まれているジョン・ディクスン・カーは推理小説界の大御所的存在で密室ものを得意としている作家です。この小説の主人公はディクスン・カーを愛読していて密室殺人を企てます。ターゲットは財産家の叔父で、財産が自分にくる遺言を書き変えないうちに何とかしなければと考えたのです。

   叔父と一緒に住んでいる邸宅には図書館があり、その部屋は出入口のドアを除くと人が出入り出来る所は一つもありません。主人公は絶対に解けない精巧で完璧な密室トリックを考案し、ものの見事に成功して目的を達成。しかし、簡単に捕まってしまいます。その原因はドアの鍵を掛け忘れたからです。いやはや。

「七五三」の由来

   明後日11月15日は「七五三」のお祝いの日で、晴れ着をまとい、千歳飴を手にした子供たちが、親に手を引かれて神社にお参りする姿が全国で見られます。しかし、この子供の成長を祝う行事はそもそも正月の吉日か、誕生日に行われたものだったのが、いつしか関東地方を中心に11月15日になったのだとか。

   その根拠は9世紀~17世紀に用いられていた「宣命暦」で、この日が全ての祝い事に最良の日とされていたこと、さらに、徳川三代将軍家光の四男徳松(のちの五代将軍綱吉)の五歳のお祝いを、1650年(慶安3年)11月15日にとり行ったことが、後にこの日が「七五三」になった由来とインターネットに書いてあります。

   「七五三」は奇数を縁起のよい数と考える中国思想に基づくもので、五歳の男児、三歳と七歳の女児を祝い、現在のような形で全国的に一般化したのは、第二次大戦以後のことだそうです。そして、「七五三」に欠かせない「千歳飴」は、松竹梅や鶴亀が描かれた袋の中に紅白の棒飴が入ったもの。

   これは、江戸時代の初めに浅草で「千年飴」「寿命飴」として売られたのが始まりで「百歳千歳(ももせちとせ)」の健康と成長を願う縁起飴で、長い形状から命が延びるとして喜ばれます。そして、おめでたい日に欠かせないものに、もち米にアズキを入れて蒸したお赤飯。どちらもお参りのあとに親類縁者に配る風習があります。

「歩く」ことは健康法の王様

   京都大学名誉教授の大島清氏の書いた「歩くとなぜいいか?」(PHP文庫)という本を持っています。大島氏は最初に《「ダイエットありき」あるいは「生活習慣病ありき」ではなく、「歩く楽しみ」があり、その結果としてダイエットになり、長生きができ、脳年齢が若くなり、ボケ防止になり、生活習慣病の予防になる》と書いています。

   「歩く」という行為が健康にいいということはかねがね聞いていましたが「歩く」ということだけのテーマで、文庫本とは言え200ページを超す本を書いてしまうのですから大学教授は凄いですね。ともかく現代人は歩く歩数が減っていて、平均すると一日5,000歩、万歩計を活用して出来れば10,000歩くらいは歩いて欲しいとか。

   大島氏は歩くことによる効果を[身体もも若返る][血管年齢が若返る][心臓病から遠ざかる][生活習慣病の予防になる][ガンの予防が期待出来る][脂肪がよく燃えてやせられる][骨が丈夫になる][よく眠れる][ボケの防止になる][風邪を引かなくなる]などと挙げていて、正に健康法の王様であると力説しています。

   歩くと何故脳が若返るかという理論的根拠は、人間の足と脳は直結しているからだそうで、足には大腿筋という大きな筋肉があり、歩くことによってその筋肉が動くと、神経組織を通じて大きな刺激が脳に届きます。脳が刺激されれば活発に活動し「若々しく脳が動く」のだそうです。身体や脳の為に大いに歩きましょう!

恐怖映画の最高峰

   女性が男性を恐怖に追い込む映画に「危険な情事」や「恐怖のメロディ」がありますが、もう一本、凄まじい恐怖映画を紹介します。その映画の題名は「ミザリー」(観た人のコメント)で、その恐さたるや筆舌に尽くしがたいと言っても過言では有りません。もしかしたら、顔を覆った指の間から画面を観ることになるかも。

   ある吹雪の夜、一人の小説家の運転する車が雪道から転落するところから映画は始まります。その小説家は「ミザリー」という連続小説を書いてる人気作家で、結末の原稿をエージェントに届けるところです。小説家は骨折していて落ちた車の中で身動きが出来ない状態。そこに一人の女性が現れて、ドアをこじ開けて助けてくれます。

   彼女はこの小説家の大ファンで車の後をつけていて、偶然、その事故に遭遇。人が通らない所での救出ですから非常にラッキーで、大いに喜ばなければいけないところです。しかし、看護婦の彼女は小説家を自分の車に乗せて家に連れていき結末の原稿を読んで物語展開に激怒。そこから身の毛がよだつ恐怖がスタートします。

   この女性に扮したキャッシー・ベイツの演技たるや特筆に値し、その表情の恐いこと。スティーブン・キングの原作をロブ・ライナーが監督した作品ですが恐怖映画の最高峰と言えるかも知れません。ちなみに、ロブ・ライナー監督は「恋人たちの予感」という素敵な恋愛映画を作っていて、その大きなギャップにたじろぎます。

ピアニストの思考と身体感覚

   10月31日の土曜日まで丸ビル玄関のホールで日本藝術大学、いわゆる芸大がイベントを行ってました。係の人の話によると今年で三年目だそうですが、私にとっては初めての体験。学長とチェリストとのトークがあったり、学生によるピアノ演奏が行われたりしてホールいっぱいの人でした。

   ところで、ピアノ演奏が終わった後、演奏した男子の学生さんを見掛けたので、絶好の機会とばかりに、同じ曲を弾いてもピアニストによって音が違う要素を尋ねてみました。学生さんの答を要約すると「生まれ育った環境により培われた個性」とか。そこで、友人にこのことをメールしたら、何と一冊の本を見つけてくれたのです。

   それは、ピアニストの青柳いづみこさんが書いた「ピアニストは指先で考える」(中央公論社)という本で、言わば、ピアニストの演奏の極意。《…ピアニストの思考は、右手、左手、足、肘、鍵盤、ペダル、椅子、眼、耳、ステージ、衣装、メイク、調律、アンコール、プログラム.など…》。つまり、沢山の要素で演奏が変わるというのです。

   更に《…ピアニストにとっての「椅子」の問題はピアノより切実かも知れない。椅子の高さ低さ、調節のレバー、スツールの材質…何回本番をこなしても、ほとんど理想的だったためしがないのだ。…》と。そう言えば、演奏の始まる前にグレン・グールドは一時間近くも掛けて椅子の高さを調節していたという話を読んだことがあります。

楽しい現代語訳の百人一首

   今年も残り二ヶ月を切りやがてお正月がやってきます。お正月と言えば百人一首。話題としてちょっと早いのですが、私の持ってる本に藪小路雅彦著「超現代語訳 百人一首」(PHP文庫)があります。この本は百人一首の全てを現代風に訳していて、それが何と元の歌と同じ5、7、5、7,7の31文字。

   例えば《恋すてふ わが名はまだき たちにけり 人知れずこそ 思いそめしか》(壬生忠見)は《恋してる 私の名前が ひろまった そっと内緒で 始めたのにさ》解り易くて親しみは持てますが、何だか格調を失っていて、著者には悪いけれど、ちょっとヘンな感じです。しかし、楽しくて傑作なので、あと二首ほど。

   《忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで》(平兼盛)は《かくすけど 顔がゆるんで ばれてるか 恋してるだろうと 人に聞かれる》。また《瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ 》(崇徳院)は《じゃまものが 二人の間を へだてても 後で必ず 逢うつもりです》。

   さて、百人一首には恋の歌が沢山あります。インターネットにこの恋の歌43首を解説してるサイトがあって、中々読ませます。その内、片思いばかり14首を集めたものもあり、人間の恋情は何百年経ってもちっとも変わってないことが解ります。全100首を解説しているサイトがありますので、是非、鑑賞して下さい。

鮮やかな監督の采配

   読売ジャイアンツが7年振りに日本一になった日本シリーズ第6戦をテレビの前で最初から最後までじっくり観戦しました。今シーズンも(!)我が横浜ベイスターズの成績は惨憺たるもので、一年を通してほとんど観なかったプロ野球ですが、やっぱり最高のタイトルが掛かった試合をプロ野球ファンとして観ない訳にはいきません。

   冒頭に先発の東野投手がアクシデントに見舞われ、急遽、内海投手がマウンドに上がった時には正直いって第7戦までいくのではないかと思いました。ところが、内海投手は目が覚めるような好投で、ことに圧巻はランナーを二塁に置いた一打同点の場面で3番稲葉選手と4番高橋選手の連続三振。

   そして、その好投の内海投手を思い切って豊田投手に代えて、その後、山口投手 、越智投手 、クルーン投手とつないだ原監督の鮮やかな投手リレーが日本一を勝ち取った言ってもいいかも知れませんね。それにしても日本ハムのいつもドンドンつながる打線が、王手を掛けられたプレッシャーからかまったく沈黙してしまったのが敗因。

   絶好のチャンスに二度も3番、4番が三振したのでは到底勝ち目は有りませんでした。第5戦にサヨナラ・ホームランを打った阿部選手は昨日の試合でも、先制二塁打を打ったりして、また、投手のリードも冴えてMVPに納得。巨人ファンの皆さん、本当におめでとうございます。蛇足ですが、来年こそ横浜ベイスターズの奮起を願います。

夏目漱石と芥川龍之介

   二人の文豪、夏目漱石芥川龍之介が親密な関係にあったことをある本で知りました。そもそも二人の出合いは、漱石が亡くなる前年の1915年(大正4年)で芥川が発表した「鼻」を漱石が激賞したことがきっかけで、漱石に褒められたことによって若き芥川は作家の道を決意したのだそうです。

   その後、芥川は漱石に何度も手紙を出して色々と身の上相談をしたらしく、漱石は親身になって聞いてくれて、芥川は後々まで漱石の優しさを忘れることがなかったと人に話しています。やがて、漱石は持病の胃潰瘍が悪化し、1916年(大正5年)12月9日にこの世を去っています。

   漱石の葬儀には物理学者として名をなした寺田寅彦など多くの門下生が参列しましたが、受付をしたのは倫理学者の和辻哲郎、流行作家として成功した久米正雄、そして、弱冠24歳の芥川龍之介。この漱石の葬儀で受付をしたことを、芥川は翌年3月の「新思想」という雑誌に「葬儀記」として書いています。

   インターネットに芥川が漱石のことを書いてる文章があり「……僕が強情に言ひ張るもんだから、先生は厭な顏をして默つてしまつて、僕はへこたれたことがある。それ以來、どうも先生に反感を持たれてゐるやうな氣がした。……」とか。また、1916年(大正5年)8月28日に漱石に送った手紙もあります。

外国映画の字幕の裏話

   外国映画は、吹き替えが好きな人と字幕でなければ駄目な人と二通りいます。戸田奈津子著「字幕の中に人生を」(白水社)という映画ファンにとって堪らない本の中から字幕の裏話を紹介します。まずこの本で、世界の国々で外国映画を上映する時、ほとんどの国が吹き替えで字幕が主流なのは日本だけということを知りました。

   その大きな理由は日本人は一人残らず字が読めるということ。例えば、アメリカでよその国の映画を上映する場合、アメリカは人種のるつぼで絶えず外国からの移住者が流れ込んでいる関係で英語を聞くことは理解出来ても、必ずしも読めるとは限らないのだそうで、それが字幕が普及しない大きな理由になっているんだそうです。

   ということは、アメリカで日本の時代劇を上映する時に、おサムライさんが英語を話してることになり、何だかヘンな感じですね。日本以外の国では「外国映画は吹き替える」が常識なので、外国から来日する俳優さんは自分の声が吹き替えられてると思い込んでいて、日本では字幕だと教えると大変喜ぶんだとか。

   字幕翻訳者を悩ませる最大の難物はコメディだそうで、日本人はユーモアを解さない生真面目な人間性ということに加えて、アメリカと日本ではジョークのツボが違い、どう訳せば笑って貰えるか神経を使うと書いていますが、何だか解るような気がします。アメリカ映画が好きな方に一読をお薦めします。

紅茶でインフルエンザを撃退

   寒さと共に新型インフルエンザが全国的に流行の兆しで、政府はワクチンの対応に追われています。そんな中で個人の予防としてはマスクの着用、手洗い、そして、「うがい」が有効なのは言うまでもありません。その「うがい」について、昨日の「東京スポーツ」で《新型インフルエンザを撃退する紅茶うがい法》という記事を見つけました。

   何しろ紅茶での「うがい」の効果は一般の治療薬の100倍というのです。そこで、この記事を読んでない方の為に紹介します。《紅茶にはインフルエンザウイルスの感染を阻止する作用があります。紅茶の成分であるカテキンテアフラビンがウイルスのスパイク先制部をブロックする力を持っているのです》。

   こう指摘しているのは日本感染医学会評議員、日本カテキン学会代表で昭和大学名誉教授の島村忠勝氏。つまり、紅茶に含まれるカテキン類がウイルスの人体細胞面に吸着結合することを防いでくれるというのです。氏は更に続けて《A型インフルエンザの治療薬であるアマンタジンの100倍の効果があったと報告されています》と。

   その使い方で《注意するのはまず温度。熱いとやけどをしてしまうのでぬるま湯程度にすること。作り置きは衛生上好ましくないし成分が劣化するので不可。まず、口の中をすすいだ後に、真上を向いてガラガラと咽の奥まで「うがい」するのを外出から帰った後などに行うこと》。これで予防出来たら「東京スポーツ」に感謝です。

父と娘の不思議なデュエット

   久し振りに「モナ・リザ」「トゥー・ヤング」「プリテンド」「慕情」などのヒットで有名なナット・キング・コールの娘さん、ナタリー・コールのアルバム「アンフォゲタブル」(WMC5-400)を聴きました。このCDにはお父さんのヒット曲ばかりが収録されているのですが、この中の白眉はアルバム・タイトルと同じ「アンフォゲタブル」。

   もう何年も前にこの世を去ったキング・コールとナタリー・コールの父娘が何と共演してるのです。古いキング・コールの録音にナタリーの歌を重ね合わせて、まったく二人が一緒に歌ってるように作った録音技術の成果です。発売当時、アメリカでビッグ・セールスを記録してグラミー賞も獲得しています。

   コールは歌手と同時にジャズ・ピアニストとしても有名で、ピアノ・トリオ「Nat King Cole Trio」を持って活動してました。普通、ピアノ・トリオはベースとドラムを加えた編成が一般的ですが、コールはベースにギターを加えた独自のもので、この編成はオスカー・ピーターソン・トリオに引き継がれています。

   しかし、私はピアニストよりやっぱり歌手としてナット・キング・コールが好きで、何枚かアルバムを持っています。でも、娘さんのこのアルバムを聴くことが圧倒的に多く、中でも「どうしてもあなたが忘れられない(アンフォゲタブル)。いつでも、どこでも、想うはあなたのことばかり」と歌ってるこの素敵なデュエットを繰り返して。

「投了」がない将棋ソフト

   昔、熱中して休みにはよく街の将棋クラブや囲碁クラブに行ってたものですが、最近はまったくご無沙汰しています。クラブではどちらも初段で、勝ったり負けたりしてました。この類のものって途絶えるとまったく行かなくなるものなんですね。将棋の方は碁より決着のつく時間が短いので、パソコン相手に時々やってます。

   使っているソフトは「AI将棋」といって、結構、定評あるもので中々グッドです。パソコンの強さを私の使っているヴァージョンでは5段階に設定出来て、最強となると私の棋力では歯が立ちません。対局ソフトが出始めた頃はまったく弱すぎて面白くなかった記憶がありますが、凄いソフトがあるものです。

   最新のヴァージョンでは、最強は4段くらいの実力を持っているそうですから、かなり自信のある方でも大丈夫です。ところで、パソコン・ソフトで一つ困ることがあります。将棋を知ってる方はご存知のことですが、将棋には「必死」というのがあって、相手がいかに受けても詰みを逃れる事ができない状況、つまり、勝利の確定です。

   「必死」をかけられた場合、相手はこちらの玉を詰ます手段がないことを悟ると、普通は「負けました」といって投了します。ところがパソコンは投了せずに持ち駒を全部使い果たして王手を掛け続けた末にどうでもいい手を指して、こちらが相手の玉を完全に詰まして終わり。最新ヴァージョンには「投了」があるのでしょうか。

九人だけ選ぶのは至難の業

   プロ野球がセントラルとパシフィックの2リーグに分立して今年は60周年になるのだそうです。それで土曜日の朝日新聞がセントラル・リーグの「史上最強のベストナイン」を選んでました。選んだ人は野球解説者の江本孟紀氏、野球に詳しい慶大名誉教授の池井優氏、野球評論家の近藤唯之氏、そして、漫画家のやくみつる氏の4人。

   まず、投手は文句なしに金田正一投手。何しろ生涯成績400勝298負、防御率2.34でプロ野球史上ただ一人の400勝投手です。捕手は、沢山の候補者の中から選ばれたのは巨人が9連覇した時の正捕手、森祇晶選手。生涯成績は打率2割3分6厘でホームラン81本の記録ですが9連覇の貢献が評価されたのでしょうね。

   次の一塁手は迷うことなく王貞治選手。生涯打率3割1厘、本塁打868本で、打率がかろうじて3割を超えているのを改めて認識しました。ともかく球史に残る凄い選手です。二塁手の候補も沢山いますが選ばれたのは渋いところで高木守道選手。いいところでよく打ちましたが、華麗な守備が評価されたようです。

   三塁手は長嶋茂雄選手しか考えられず、生涯打率3割5厘、ホームラン444本で幾多の華やかな守備も印象に残ってます。あと、遊撃手は牛若丸と呼ばれた吉田義男選手、外野手はミスター赤ヘルの山本浩二選手、小さな大打者と言われた若松勉選手、そして、塀際の魔術師の高田繁選手が選ばれてました。沢山の名選手の中から九人だけ選ぶのは至難の業です。

うなぎの蒲焼の関東と関西

   ある本で関東と関西ではうなぎの蒲焼の調理法が違うことを知りました。それは、かって武士の街だった江戸と商人の街だった大阪との違いにあるようで江戸ではうなぎを腹から切るのは切腹を意味して縁起が悪いとされ、背中からさばくのが一般的で、大阪では商人同士が腹を割って話すという意味で腹開きが普通なのだそうです。

   また、串のさし方は関東は割いたうなぎの頭を落とし、半分に切って竹串を打ちますが、関西では頭をつけたまま丸ごと金串を打ちます。そして、焼き方は、関東では皮の方から素焼きした後せいろで蒸し、タレをつけて本焼き、関西では身の方から素焼きした後タレをつけて本焼き、焼き上がってから頭を落とします。

   タレのつけ方も、関東ではタレの中にうなぎをつけ込みますが、関西ではひしゃくでタレをかけるなど調理法の違いがネットにあります。関西のうなぎの蒲焼を食べた経験がないので何とも言えませんが、 タレは中につけ込んだ方が何だかタレが満遍なく全体にしみ込むような気がして、やっぱり、私は関東の蒲焼の方がいいです。

   先日、知人夫婦と私共夫婦四人で恒例の「うなぎの蒲焼を食べながら音楽を語る会」を開催しました。会場は大江戸線「中井」駅前の「うな広」。このうなぎ屋さんのご主人は元銀行員で脱サラで店を始めたようですが「出没!アドマチック天国」で紹介されて千客万来とか。知人と小学校同級生の「うな広」の蒲焼美味しかったです。

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