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「出口調査」の威力

   総選挙はまったく予想通りの結果で、ついに自由民主党から民主党への「政権交代」が実現しました。それにしても、午後8時からのNHKテレビを観ていたのですが「出口調査」の威力は絶大で、はっきり「出口調査」と断って、まだ開票が始まってないタイミングなのに自信満々に当落の結果を発表してました。

   このことについては、2007年の参議院選挙の時に「出口調査の精度」というブログの記事を書きましたが、再度、調べてみました。そもそも「出口調査」は1967年のアメリカのケンタッキー州知事選挙の時にCBSが導入したのが先行事例と言われてるそうですから、すでに40年以上前から存在してるのですね。

   「出口調査」とは、新聞社やテレビ局から派遣した人が投票所から出てきた人に「あなたは誰に、またどの政党に投票しましたか?」と聞くか、候補者や政党名を書いた紙に○をつけて貰い、統計学の手法で投票の結果を予測する方法です。但し、発表は投票が締め切られた午後8時以降と各社の暗黙の了解になっているようです。

   いずれにしても、この手法は「聞かれた人はウソをついても何のメリットがないので真実を言うに違いない」という前提に立っていて、かなりの精度で結果が出るのが解っています。過去の衆院選の時に、TBSが安倍晋三の当選確実を締切り後23秒で出したのが最も早い記録とネットの百科事典に書いてありました。

陸上競技のルール

   ベルリンで行われた世界陸上、ボルト選手は予想通りに順調に勝ちましたが、棒高跳びで5メートルを越す世界記録保持者のエレーナ・イシンバエワ選手が4.75メートルの選手に敗れるという大波乱がありました。普段、あまり見ない陸上競技のルールがインターネットに載っていたので紹介します。

   陸上競技はトラック種目とフィールド種目と混成種目の三つに分かれます。トラック種目は100、200、400、800、1500、5000、10000メートル、ハードルが100、110、400メートルで障害が3000メートル。リレー競技が100×4人、400×4人、あと20キロと50キロの競歩、そして、マラソン。

   フィールド種目は、走り高跳び棒高跳び走り幅跳び三段跳び砲丸投げハンマー投げ円盤投げやり投げで、混成種目は、七種競技と十種競技。そして、服装のルールは《布地は濡れても透き通らないものを着用する》、靴は《はだしでプレイしても良いが、片足もしくは両足に靴を履いても良い》とか。

   スタートのルールも色々あり《フライングは、1度目は、やり直すが2度目は1度目の違反者と同じであるか否かにかかわらず、違反した選手は失格となる。3回目以降も同じである》。ゴールの着順は《胴体のいずれかの部分が決勝線に到着した順位で決める》など。他にも色々と書いてあるので読んでおくと競技が一段と面白くなるかも知れません。

「名探偵」登場

   ニフティが提供している「ブログ・ネタ」に《あなたの好きな“名探偵”は誰ですか?》などというミステリー・ファンの胸を躍らせる話題がありました。これはもう、その話に加わらない訳にはいきません。まず、冒頭に出てくるのが「名探偵コナン」の工藤新一。この探偵はよく知らないのでパスして、次にシャーロック・ホームズの登場です。

   コナン・ドイルの推理小説の名探偵で、架空の人物なのに、実在してるかのように有名です。この探偵がどれほど私達を切れ味鋭い推理で楽しませてくれているでしょうか。さて、次に現れるのがちょび髭のエルキュール・ポワロアガサ・クリスティの小説で難解な事件に取り組む名立たる名探偵です。

   本来、頭の中で想像していた人物なのに、何本もアガサ・クリスティの作品が映画化されていることによって、その人物像が具体的に脳裏に浮かび上がってきます。そして、アガサ・クリスティにはもう一人、ミス・マープルというご婦人の名探偵が登場する作品があって、二人の探偵が難事件を解決します。

   次に日本では江戸川乱歩明智小五郎横溝正史金田一耕助。どちらも日本の推理小説における名探偵の草分けです。そして、近代になって、西村京太郎の十津川警部と亀井刑事の二人が、小説とテレビで大いに活躍しています。そのほかにも紹介したい名探偵が沢山いますが、この続きはまた次の機会に。

京都に欠かせない魚料理

   「」というちょっと難しい字の魚があります。そうです「ハモ」、関西で人気の高い魚で、夏の京都の味と言われています。どちらかと言うと、魚料理よりも肉料理の方が好きな私でも、京都旅行の折に何度か食べているうちに、淡白でありながら濃厚なうまみが何だか解るようになったから不思議です。

   「鱧は梅雨の水を飲んで美味くなる」と言われてるとかで鱧の旬は初夏にはじまり秋まで続きます。キノコの時期になると鱧はそろそろ終わりで、鱧と松茸の組合せは「究極の出合い」と言われ、鱧と松茸の土瓶蒸しは関西の人だったら、何をおいても味わいたい一品なのだそうです。

   鱧料理と京都は切っても切れない密接な関係にあり、鱧の旬の時期に行われる「祇園祭」は別名「鱧祭」とも言われていて、京都の人は「祇園祭」が近づくと、鱧の季節がやってきたと胸を躍らせるのだそうです。また、大阪でも鱧は昔から愛されていて「大阪天神祭」には鱧は料理に欠かせません。

   鱧には長く細い小骨が多く、骨切りをしないと美味しくたべられないので、関西には骨切り専用の包丁もあり、骨切りのワザが鱧の味を決めると言われ、関西の板前にとっては絶対に必要な技術なんだそうです。ちょっと、京都の観光案内を見ていたら鱧のことが書いてあったので、私には珍しく魚をブログの俎上に乗っけてしまいました。

最高裁裁判官の国民審査

   衆議院選挙の投票が8月30日に行われますが、それと同時に最高裁裁判官の国民審査の投票が実施されます。そのことについて、昨日の朝日新聞朝刊に詳しく書いてありましたので、読まなかった人の為に紹介します。最高裁には15人の裁判官がいますが、長官は天皇に任命され、14人の裁判官が内閣に任命されています。

   その国民審査の対象になるのは長官以外の裁判官で、投票用紙に予め氏名が記入されていて、その中にやめさせたい裁判官がいたら×を書くことになっています。つまり、最高裁裁判官の関わった裁判は新聞に載っているので「そんな判決をするなんてとんでもない」という裁判官を罷免するのです。

   しかし、日頃から裁判官の判決をメモにとっておいて、国民審査に備えているなどの用意周到な国民っているのでしょうか。過去の国民審査で罷免された裁判官は一人も居ないことから「形骸化してる」との指摘が絶えないとかですが、裁判官を任命する為の形式的な手続きみたいなものですね。

   新聞に投票のルールが書いてありましたが、やめさせたい裁判官の欄に×を書くだけで、やめさせたくない裁判官の欄には何も書いてはいけないのです。もし、一つでも○を書いた場合は票全体が無効となり、×を書いた裁判官もカウントされないと書いてありましたが、○が駄目な理由の説明はありませんでした。

世界一ばかりを集めた事典

   何でも世界一には驚きと夢があります。つい最近、三笠書房から発刊された「世界で〈一番〉なんでも事典」には、人物、国、歴史、建築、動物、植物、科学など、世界のあらゆる分野の世界一を網羅していますが、よくぞ調べたとびっくりする事ばかり。そのうち、面白い世界一を幾つか紹介します。

   国歌を聴く機会はオリンピックなどの国際競技の場ですが、世界一長いのはギリシャ国歌の「自由への讃歌」。その歌詞は158節もあって全てを演奏することはほとんど無く、最初の数節だけなんだそうです。そして、世界で最も短いのが日本の「君が代」だそうでたったの11節・32音。

   映画史上、最高の興業収入の世界一は1997年のアメリカ映画「タイタニック」で18億3416万ドル(約2,000億円)。世界で最も売れたCDアルバムはマイケル・ジャクソンの「スリラー」で2007年時点で約5,500万枚。これまでで最高の気温は1921年にイラクのバスラで観測された摂氏58.8度。

   現在、世界で最も高いビルは、台北にある「台北101」で、101階509メートル。そして、このビルに設置してある東芝製のエレベーターは時速60.6メートルで、世界最速とギネスブックに認定されているのだとか。この本には驚くべき世界一が全部で106も載っているので、興味のある方は買って読んで下さい。

「オリエント急行」が廃止

   《英紙インディペンデントは、アガサ・クリスティの推理小説でも知られる夜行列車「オリエント急行」の運行がコスト高のため、今年12月に廃止されると報じた》という記事を「夕刊フジ」で読みました。早速、インターネットで検索したら、12月12日をもって126年の歴史を閉じることが出てました。

   日本でも東京と九州を結ぶブルートレインが3月に廃止になり鉄道ファンを嘆かしたのとまったく同じ事情による廃止ですね。この夜行列車の映像は映画「オリエント急行殺人事件」で見ましたが、中々豪華で印象に残っています。また一つ、鉄道ファンの夢を壊す事態が12月に起きます。

   「オリエント急行」の歴史をネットの百科事典で調べて見ると、開通記念列車は1883年10月4日の夜、パリの「ストラスブール駅(現パリ東駅)」を発車し、ドイツ、オーストリア、ルーマニア、ブルガリアなどの国を経由して、6日間掛けてトルコの都市イスタンブールの「コンスタンティノープル駅」に到着しています。

   但し、まだ全線が開通してなくて、途中のドナウ川は船に乗って渡りその先の鉄道に接続。その後、ドナウ川に鉄橋が出来て、念願の直通運転が実現しました。しかし、1891年には盗賊団が列車を襲って、乗客を誘拐して身代金を要求する事件が起きたりしたこともあるんだとか。その「オリエント急行」12月に無くなります。

マラソン・コースの距離

   昨日の世界陸上ベルリンの最終日、女子マラソンのラストの息詰まるデッドヒートを観ました。最後に日本の尾崎好美、中国の白雪、エチオピアのメルギアの三人の争いになった時、これで銅メダル以上は確実と思いながら、出来れば尾崎に金を取って貰いたくて、必死に応援していましたが、最後に白雪に抜かれてしまい残念無念。

   それにしても、ベルリンのマラソン・コースって凄いですね。道幅が集団では走れないくらい狭くなったり、走り難そうな舗装の道路になったり、路面電車のレールらしき上を走らされたり、そして、ゴールのあっけなさにはびっくりしました。普通は競技場のトラックを走ってからテープを切るのに。

   ところで、マラソン・コースが42.195キロという半端な距離になっている理由をご存知でしょうか。1908年のロンドン・オリンピックの時、ウィンザー城から競技場までをマラソン・コースに決めましたが、ウィンザー城のどの場所をスタート地点するかが問題になり色々と議論されました。

   時のイギリス国王エドワード七世の意見で、バルコニーから見える庭園にすると、王女たちが見物出来るということになり、スタート地点を決めて競技場のゴールまでの距離を測ったら42.195キロになっていたのだとか。それで、それまで40キロ前後という大まかな距離がこれに決定し、現在も続いているのだそうです。いやはや。

生涯貧困だった大作曲家

   世界中にシューベルトの好きな人沢山います。かくいう私もその一人で、こよなく美しいメロディに魅せられる大好きな作曲家の一人です。31歳という若さでこの世を去るまでに何と1,000曲を越す名曲を生み出し、ことに歌曲は「ドイツ歌曲の王」と呼ばれ、600曲以上の素晴らしい歌曲を残しています。

   にも拘わらずシューベルトは大変に貧しくて、一生涯、貧困に苦しみ続けたということをある音楽史の本で読んだので紹介します。その本によると、シューベルトはお金が無い為に結婚も出来ずに、商売道具のピアノすら買えなかったというのですから、その貧乏ぶりは半端ではありません。

   別に浪費癖があった訳ではないシューベルトがどうしてそれほど貧しかったかというと、シューベルトは遠慮深くて無欲で、地位や名誉やお金に頓着せずに、ただひたすらに作曲だけを続けていたのが原因とその本に書いてあります。例えば楽譜の代金も出版社と交渉しなかったので利益は出版社のものになるばかりだったとか。

   それともう一つの理由は、その当時はオペラの作曲がブームになっていて、どの作曲家もオペラを作曲することによって収入が増えていたのに、シューベルトはオペラを作曲していません。かくも沢山の美しい名曲を残したシューベルトの葬儀が、遺産が無かった為にとても貧しいものだったとは何だか悲しいです。

難しいナンプレを解く方法

   ナンプレ(      )は、結構、ブームになっていて本屋に行くと沢山の問題集が売られています。その中には新聞や雑誌に掲載されているものと同じ程度のものもあれば、今回、私が買ってブログに書いた「西尾徹也の世界で一番美しくて難しいナンプレ」(世界文化社)みたいなとてつもなく難しい問題集も存在します。

   それで、この難しいナンプレを解く一つの方法を説明します。例えば、ある列か行に並んでいる数字が[4579X6381]としたらX=2であることは間違いありません。新聞や雑誌に載っている問題は、人によって早い遅いはありますが、法則に従って推理しながら根気よく埋めていくと完成します。

   ところが、難しい問題は例えば[4579X63Y1]のように2ヵ所どうしても埋まらない列とか行が出てきて先に進めなくなるのです。しかし〈X=2 Y=8〉か〈X=8 Y=2〉のどちらか。そこで、まず〈X=2 Y=8〉に決めて先に進めてみるのです。但しそれから先は、後で消すことを想定してマス目の中に鉛筆で小さな数字を書いていくこと。

   そして、続けていくともし正しく無い場合は、どこかで矛盾して先に進めなくなってしまいます。例えば、ある数字がどうしても入らなくなってしまうとか。そうしたら、小さく鉛筆で書いた数字を消しゴムで消して、今度は〈X=8 Y=2〉にして続行すると必ず解決します。また、列か行が[○○X○○○Y○○]になっていて、同じ数字をXかYのどちらかに選択しなければならない時も同じ方法です。私は何度もこの方法で解いているので、是非、試みて下さい。

パズルが遊べる喫茶店

   街を歩くとインターネット・カフェやマンガ喫茶などはよく見掛けますが「パズラボ」(046-227-4741)という〈パズル喫茶〉たるものが存在するのを季刊「ニコリ」で知りました。場所は神奈川県厚木市戸田2517で、店に置いてあるパズルは500点以上もあり、コーヒーや紅茶を飲みながらパズルで遊ぶことが出来ます。

   この店の経営者は四国出身の方で、高校生の時に芦が原伸之著「究極のパズル」(講談社)を読んでパズルの虜になり、大学生の時に初めて東京に来て、神保町の奥野カルタ店や六本木にあったプレイシングスなどのパズルを扱っている店に行き、その頃からパズル喫茶の構想を持っていたようです。

   オープンしたのは2008年4月で、店内で遊ぶパズルとは別に、販売しているパズルも沢山揃えているようで、パズル好きには堪らない店かも知れません。店主は自分のオリジナルのパズル「Pencil Case」をホームページに載せたところ沢山の人から反響がありパズル仲間が増えたとか。

   パズル情報誌「パズラボ帖」という雑誌も300円で発行していて、パズル作家などが編集に加わり、一つのテーマでパズルの世界を掘り下げ、オールカラーで読み応え充分だそうです。置いてあるパズルの中にはこの店独自ものも有るようですから、ちょっと遠いですがパズルが好きな方は一度行ってみてはいがかでしょうか。

鉄道マニアの遊び「乗り潰し」

   鉄道マニアの間に「鉄道全線乗り潰し」という遊びが有るのをご存知でしょうか。これは、日本中を走っている全ての鉄道に乗ってしまおうという壮大な試みで、これには色々な定義があります。例えば乗り潰す範囲をJR線だけにするとか、JR線に私鉄も加えて鉄道の全てにするとかの選択があります。

   この遊びが一般の人にも知られるようになったのは1978年に紀行作家で鉄道マニアの宮脇俊三さんの「時刻表2万キロ」という本がベストセラーになってからで、当時のJR全線は2万2021.1キロだったことに由来しています。そして、この達成者はどんどん増えて現在は3,000人を超えているとか。

   ともかく、この遊びは乗りつぶしの設計をいかに上手に行うかがポイントで、鉄道地図と時刻表を眺めながらルートを作成する訳で根気のいる作業です。今みたいに「駅すぱあと」や「乗換案内」のようなパソコンの優れたアプリケーション・ソフトが無かった頃は大変な労力だったに違いありません。

   鉄道マニアがインターネットのサイトにこんなことを書いています。《「鉄道全線乗りつぶし」という遊びは、普通の人からみれば馬鹿げたことと映るでしょう。お金も時間もかかりますしそれを達成したからといってJRから表彰されるわけでもなく、全くの自己満足でしかないのですから。……》と。こんなマニアが日本中に沢山います。

世界の三大映画祭

   「世界の三大なんでも事典」という本によると「世界の三大映画祭」は《ヴェネチア国際映画祭》と《カンヌ国際映画祭》と《ベルリン国際映画祭》の三つで《アカデミー賞》は入っていません。その理由は、この賞は世界各国の映画をエントリーして行う映画祭ではなくて、前年にアメリカで劇場公開された映画のみだからとか。

   従って、映画祭の中で最も権威があるのが1932年に創設された《ヴェネチア国際映画祭》で、1951年に黒澤明監督の「羅生門」がグランプリを受賞して日本映画を世界中に知らしめたことでも有名です。その後、この映画祭に対抗して1946年に作られたのが、毎年、フランスのカンヌで開催される《カンヌ国際映画祭》。

   今やこの映画祭は実質的には《ヴェネチア国際映画祭》を抜いて規模の点では世界一と言われていて、同時に映画見本市も開催され、映画業界のビジネスの場としても重視されています。この賞を受賞した有名な作品は、1946年に「第三の男」、1953年に「恐怖の報酬」、1964年の「シェルブールの雨傘」。

   そして、1951年創設の《ベルリン国際映画祭》は他の映画祭と比べると社会派の作品が集まる傾向があり、新人監督の発掘にも力を注いでいます。この映画祭と日本映画の関わりは1963年に今井正監督の「武士道残酷物語」、そして、2002年に宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」が金熊賞を受賞して話題になりました。

世界一難しい「ナンプレ」

   前にもブログに書いた「ナンバープレイス」(      )。日本では「数独」とか「ナンプレ」と呼ばれていますが、最近、「西尾徹也の世界で一番美しくて難しいナンプレ」(世界文化社)というタイトルの本を買いました。この本には全部で100問が入っていて、まず、最初の3問は難なく解けて次は100問目。

   私がこの類の本を買った時のいつものパターンです。まず、冒頭の何問かが解けたら、次は一番難しいであろう最後の問題に挑戦してみるのです。恐らく、簡単には解けないことを承知の上で。予想通り、この問題の難しさたるや驚異的で、こんなのがあるんだと経験が浅い人はびっくりするかも知れません。

   いつも新聞や雑誌の問題で解けなかったことがない私がこの問題に取り組んでかなり時間が経っていますが、まだ半分以上のマス目が空白状態になっています。作者の西尾徹也さんのプロフィールを読んで見ると、1954年、和歌山県生まれで、日本にパズル文化を紹介し、パズルの礎を作った草分的存在だとか。

   2006年春にこの本をアメリカで刊行した時に記した巻頭文のタイトルが「Beautiful and Difficult」で《この本の問題はマスターレベルだからナンプレ初心者は、先に他の本を買って練習してから本書の問題にトライしてほしい》と書いてアメリカ人を驚かせたそうです。自信のある方は是非!

ヒッチコック映画を語る新刊

   旭屋書店の映画コーナーを見ていたら、眼に飛び込んだのが「ヒッチコックに進路を取れ」(草思社)という山田宏一和田誠のヒッチコック映画を語る対談です。奥付を見ると2009年8月14日第1刷発行、オヤオヤまだ出版されたばかりではありませんか。中をペラペラ見てみるると、ヒッチコック・ファンには堪らない内容です。

   何しろ、ヒッチコックに関する本をよく書いてる山田宏一とイラストレーターというより映画評論家と言った方がいいくらいの映画に詳しい和田誠です。この二人の対談が面白くない訳がなく、ヒッチコック映画が昔から好きで、ビデオとDVDで全て持ってる私が買わないで通り過ぎるなんて出来ません。

    「レベッカ」「海外特派員」「スミス夫妻」「断崖」「逃走迷路」「疑惑の影」「救命艇」「白い恐怖」「汚名」「パラダイン夫人の恋」「ロープ」「山羊座のもとに」「舞台恐怖症」「見知らぬ乗客」「私は告白する」「ダイヤルMを廻せ!」「裏窓」「泥棒成金」「ハリーの災難」「知りすぎていた男」「間違えられた男」「めまい」。

   「北北西に進路を取れ」「サイコ」「」「マーニー」「引き裂かれたカーテン」「トパーズ」「フレンジー」「ファミリー・プロット」などの批評と裏話を語り尽くしています。徹底的に面白い映画を作ることを追求したアルフレッド・ヒッチコック監督。どの作品にも独特の味があり、永遠に見続けようと思っています。

スカウトの悩みのタネ

   《菊池怪投》《スカウト陣絶賛一転 実力に疑問符》。8月14日付「夕刊フジ」の大きな見出しです。大会前から話題を独占してきた花巻東高校菊池雄星投手が長崎日大にホームラン3本を打たれ、5失点した試合のことです。何しろ岩手県大会を防御率0.72という抜群の安定感で優勝したのにこの試合は調子が悪かったようです。

   甲子園入りしてからも、連日、マスコミの取材を浴びて、この日のスタンドには菊池投手の投球を観ようと4万3千人が詰めかけ、日米のプロスカウトが40人以上ネット裏に陣取った試合だったのに味方打線の援護がなかったら負けるところでした。新聞に載っていたスカウトの話を紹介します。

   今年の秋のドラフトで1位指名は固いとされているある球団のスカウトは「いいモノは持っているが…。春(センバツ)と比べると荒々しさが消えている。コントロールを重視しているんだろうが、投球フォームにタメがなくストレートに切れがなかった。スライダーのすっぽぬけも多い」と散々の評価。

   また、獲得をひそかに狙っているメジャー球団のスカウトも拍子抜けした表情を見せていたとか。しかし、中には「いい投手である事は間違いない」「何十点取られても評価は変わらない」と言ってるスカウトもいて、2回戦の横浜隼人戦に注目が集まっています。果たしてこの試合でスカウトの心配を払拭するのでしょうか。

駅舎に温泉がある駅

   日本に温泉施設のある駅がJRと私鉄併せて8つあります。中でも有名なのが駅の正面に大きく「ゆ」と染め抜かれたのれんが掛かっているJR北上線の「ほっとゆだ駅」。ここには泡風呂や家族風呂などもあってちょっとした温泉旅館も顔負けの広さで、乗客は温泉に浸かりながら列車を待つことが出来ます。

   浴室内には鉄道信号機を模したランプがあり、普通は青色が点灯していますが、列車が来る30分前になると黄色に変わります。そして、15分前になると赤色が点灯するので、乗客がうっかりして列車に乗り遅れることはありません。いい気分で温泉に浸かっている人への心憎い配慮です。

   また、群馬県の風光明媚な渓谷沿いに走っているわたらせ渓谷鉄道の「水沼駅」も、温泉のある駅で有名です。駅舎の中にある温泉センターには大きな窓から絶景が眺められる浴室や大きな露天の岩風呂も完備していて、休憩室やカラオケも歌える宴会場まであるのだそうですから本格的です。

   このほかにも、メルヘンチックな駅舎で知られる秋田県の秋田内陸縦貫鉄道「阿仁前田駅」、中世ヨーロッパの宮殿風の駅舎を持つ山形県の奥羽本線「高畠駅」、日本のお城をイメージした熊本県の南阿蘇鉄道「阿蘇下田城ふれあい温泉駅」など。温泉に浸かりながら列車を待つとは何とも優雅な駅があるものです。

芥川賞受賞作を読む前の情報

   今年度の芥川賞は磯崎憲一郎氏の「終の住処(ついのすみか)」が受賞しました。この小説を読む方法は二つあります。新潮社より出版されている単行本を1,260円で買うか、この小説が全文掲載されている月刊「文藝春秋」九月号を790円で買うかのどちらかです。つまり、文藝春秋社芥川賞の主催者なので、こうなってます。

   それで、私は、毎年、「文藝春秋」を買っていますが、それには単に値段が安いだけではなく、ちゃんとした理由があるのです。私は読んだ小説を単行本で保存する必要があまりないことと、もう一つの大きな理由は「文藝春秋」には選考委員全員の選評が載っていて、これが結構面白いからです。

   ちなみに、選考委員は、山田詠美小川洋子石原慎太郎黒井千次高樹のぶ子川上弘美宮本輝村上龍池澤夏樹の方々。この中で、いつも真っ先に読むのが石原慎太郎知事の選評で、選ばれた作品を素直に褒めていることはメッタにありません。今回も《…的が定まらぬ印象を否めない。また題名がいかにも安易だ。…》と。

   作者の三井物産株式会社次長の磯崎憲一郎氏は冒頭の〈受賞のことば〉の中でこう書いています。《選考会の前日、関東地方の梅雨が突然明けた。そのことを知った私は、即座に確信した。「明日は晴れるのか。ならば、俺が受賞するな」…》。次長は自信満々だったのですね。果たして私の評価はどうなるのか、これからじっくり読もうと思っています。

和歌の「回文」の傑作

   「回文」(  )とは上から読んでも下から読んでも同じになる意味のある文章のことで、前に「ローマ字と英語の回文」という記事を書きました。その「回文」の傑作と言われてる和歌に《長き夜の とをの眠りの みな目醒め 波乗り舟の 音のよきかな》があり、これ以外には無いと思っていたらそれが幾つもあるんです。

   阿刀田高著「知的時間と遊ぶ本」という本に紹介されている和歌四首《むら草に 草の名はもし そなはらば なぞしも花の 咲くに咲くらむ》《惜しめども ついにいつもと 行(ゆ)く春は 悔ゆともついに いつもとめじを》《月のもと 清しといえば 冬の夜の 夕(ゆふ)ばえいとし よき友の来つ》《白雪の 消ゆる春野か 駒しばし 馬子が乗る春 雪の消ゆらし》。

   「回文」の慣例として、濁点の付いてるものと付いてないものとは同じに扱い[ざ=さ][が=か][ば=は][ぞ=そ][ど=と][じ=し]で読むのは言うまでもありません。ともかく、ちゃんとした和歌に仕上がっているのが驚異的です。しかし、詠み人など出所が解らないのがちょっと残念。

   七福神の絵に《長き夜の……》の和歌を添えて書き、元旦の夜、枕の下に入れて寝て初夢を見ると、一年間、幸運に恵まれるという言い伝えがありますが、真偽のほどは解りません。来年のお正月に試してみたらいかがでしょうか。この歌は詠み人知らずで、十五、六世紀頃の作と推定されていると阿刀田氏は書いています。

ビーチサッカーのW杯

  11月にUAEで開催される第5回ビーチサッカーW杯のことが昨日の「夕刊フジ」に載ってました。それによると、日本サッカー協会はビーチサッカー日本代表監督にラモス瑠偉氏を招聘することが決まっていて、2005年にブラジルで行われた第1回W杯で日本を指揮してから4年振りの復帰だそうです。

   ところで、このビーチサッカーのルールをご存知でしょうか。コートの大きさが普通のサッカーより一回り小さく、長さ37メートル×横28メートルでやや正方形に近い形。そして、選手の数はキーパーを入れて5人で、試合時間は12分ごとの3ピリオド36分、選手交代は随時可能でまったく制限がありません。

   また、コートにボールを入れる時は、スロー・インとキック・インが選択出来て、イエロー・カードが出ると1分間ペナルティ・ボックスに入れられます。そのほか、バック・パスをGKが手で受けられるのは一回だけで、反則した時のフリーキックはボールとゴールの間に両選手は入れないルールです。

   ラモス監督との契約は11月のW杯終了時までになっているとかで「100%呼ぶ選手は武田前園、二人には熱いものを見せてくれと言ってある」とか。監督がチームの強化とともに目指しているのはビーチサッカーの普及で、日本での認知度をもっと高めたいのだそうです。ちなみに、このゲームの発祥はブラジルです。

ジャズのアランフェス協奏曲

   モダン・ジャズの帝王と言われるマイルス・デイヴィスのアルバム、実に沢山出ています。中でも、ジャズ・ファンが是非持っていて欲しい名盤に「スケッチ・オブ・スペイン」というアルバムがあります。その第一曲が「アランフェス協奏曲」で原曲のエキゾチック雰囲気とマイルスのブルーなトランペットのトーンを融合させた大傑作。

   もし、これを聴いて感動しなかったら、ジャズ・ファンとは言えないと断言出来るほどの凄い演奏です。冒頭から引き込まれて延々16分間、マイルス・デビスが心を込めて美しいメロディを吹きまくっています。それにしても、マイルスのトランペットの音色って何でこんなにも心を揺さぶるのでしょうか。

   この曲のジャズには前に紹介したジム・ホールの「アランフェス協奏曲」がありますが、これはドン・セベスキーの編曲が大きなポイント。そして、マイルス・デヴィスのアランフェス協奏曲はギル・エバンスのアレンジで、どちらも優れた編曲がいい演奏を生んでいると言っても過言ではありません。

   では、この原曲のクラシックの「アランフェス協奏曲」をちょっと紹介します。作曲はスペインのロドリーゴで三楽章からなるギター協奏曲。中で有名なのが第2楽章のアダージョで、あまりにもメロディが美しいのでよく単独で演奏されます。ジャズ・ファンにも、是非、聴いて欲しいクラシックの名曲です。

ロシアを破った強い全日本

   ワールド・グランプリ大阪大会の女子バレー、プエルトリコと韓国を破り、勢いに乗った全日本は、昨晩、ロシア戦に勝って三連勝。最初に1セット取られた時は、平均身長がかなり違うロシア相手ではやっぱり歯が立たないのかと思っていたら、何と3セットを連続で取り逆転で勝ったではありませんか。

   昨年、全日本は眞鍋政義監督になり、主将が荒木絵里香選手、副主将が栗原恵選手で、それにかねてから評判の狩野舞子選手や坂下麻衣子選手などを加入させたりして、チームの雰囲気がガラリと変わりました。そして、全日本の実力を示す絶好のチャンスと言えるロシア戦をテレビの前でワクワクして観戦。

   第1セットはサーブレシーブが乱れて落としましたが、第2セットからは国内公式戦初出場となる狩野を投入、何本もスパイクを決めて真鍋監督の期待通りの活躍で勝利に貢献し、恐らく当人も大変な自信になったのは間違いありません。それに、昨晩の木村沙織選手のワザも冴えてもう最高でした。

   テレビに何度も写りましたが、ロシアのブロッカーの右腕に当てて外に出してしまうのは木村選手ならではの技術で面白いほどよく決まり、真鍋監督が「木村だけはどんなことがあっても変えない」と言ってるそうですが、その意味がよく解りました。久し振りにいい試合を観て大満足です。

マラソンとトイレ

   ある本で、マラソンのコースにトイレの設置が不可欠なのを知り、マラソンの経験がない私はちょっとびっくり。1973年の「びわ湖毎日マラソン」の時、トップを独走していたアメリカのフランク・ショーター選手が、ふと立ち止まって沿道で振られていた小旗を破り取ったと思ったらコースを離れて草むらに。

   そして、すっきりしたあと二人を抜き返して見事優勝したのだとか。そんなことがあってはならないと思ったのか、現在のマラソン大会では、ほとんどのコースの傍らに何ヶ所も仮設トイレが設けられていて、テレビの画面には映らないのだが、ちゃんとトイレ・マークの標識が立っているのだそうです。

   特に参加者が多い「青梅マラソン」などでは、多くのランナーが走る前にお腹をカラッポにしようとスタート付近のトイレは利用者が続出。引退した高橋尚子選手も、ベルリンで出走前に頻繁にトイレへ行く姿を見られ、ドイツの新聞に「何度もトイレに行く高橋尚子」と報じられた赤面体験があるんだそうです。

   しかし、有力選手の集まる大きな大会で、トップ集団の選手がトイレに駆け込む姿を見ることはなく、下位をを走ってる選手が時々利用しているくらい。ちなみに、優勝争いをしている選手が生理的欲求が起きた時はトイレに行ってる場合ではなく、何事もないような冷静な顔で欲求を満たしながら走るのだそうです。いやはや。

顔を見分けるシステムの普及

   指紋など身体の一部から人を見分けるシステムを「生体認識システム」と言います。最近、いたる所で特に注目されているのは「顔認証システム」で《顔を見て本人を見分ける》ということなので、人間が見間違える双子などは難しいと思っていたら、今の技術の進歩は著しくそれが可能なのだそうです。

   このシステムの歴史をインターネットの百科事典で調べてみたら、すでにアメリカで1965年頃から研究に入っていたそうで、45年も前から関心を持っていたとはちょっと驚きです。いまや、このシステムは多くの会社が取り組み、セキュリティの分野では欠かせないものになり、大変な普及をみせています。

   このシステムについて、NECがインターネットで解説しているので紹介すると《当社はこの研究に、長年取り組んでおり、カメラなどの画像入力装置で取り込んだ人の顔画像を解析し、予め登録されている顔データと照合して個人を識別し、認証精度は、100人中約99人》だそうです。

   パソコンにもこのシステムを導入し、予め登録してある人だけが使えるということで、これなら他人に秘密情報を見られる心配がなくなります。また、煙草の自動販売機に設置すると成年と未成年を識別して未成年には煙草が出てこないとかですが、大人っぽい顔の未成年も見分けるのでしょうか。

女優の視聴率のランク

   今週の「週刊文春」を読んでいて《視聴率女王》というのがあるのを知りました。主演している作品をチェックし平均視聴率が高い女優さんにランクを付けているのです。その女王に輝いたのは深津絵里。「CHANGE」「西遊記」「スローダンス」などみんな好視聴率で、同性の支持が圧倒的に高いのが強みだとか。

   そして、2位は柴咲コウで、青春ドラマの「オレンジデイズ」人情モノの「Dr.コトー診察所2006」ミステリーの「ガリレオ」など守備範囲の広さが際立っているんだそうです。次の3位は竹内結子で〈女性としての落ち着いた雰囲気を持っている〉〈大人の女の魅力がある〉とかで人気があります。

   4位は「花より男子」で人気女優の仲間入りを果たした井上真央。5位小雪、6位稲森いずみ、7位宮崎あおい、8位上野樹里、9位戸田恵梨香  10位篠原涼子で以下30位まで書いてあるのに、その中には、よくテレビで頻繁に見掛ける上戸彩や米倉涼子の名前が入っていません。

   CMによく出ている上戸彩はドラマではあまりパッとせず〈可愛くて人気があるのに、露出が多すぎてドラマに出ても有り難味がないため、損してる感じ〉なのだそうです。そして、米倉涼子は〈美人過ぎて、普通のドラマに馴染まない。だから、非日常な「黒革の手帖」などは視聴率がいい〉と書いてありました。

ブログの記事の第一作

   相変わらずビートルズのCDの売上が世界的に好調だそうです。確かにビートルズの音楽には独特の魅力がありますからね。ところで、私は「ビートルズってなんだ?」(講談社)という本を持っていて、53人の各界の有名人が、ビートルズのことを熱く語っています。その中の一人に写真家の浅井慎平さんがいます。

   浅井さんは日本中のビートルズ・ファンを熱狂させた1966年の武道館コンサートを撮った写真家で、その時のことを書いています。その出だしは《ビートルズをとじこめたカメラ、ニコンFブラックボディ、ナンバー16479915。あの時、僕はそれにコダックのハイスピードをつめ、ビートルズにシャッターを押し続けた》。

   3年前の2006年7月、銀座のソニー・ビルでこの「ビートルズ武道館コンサート写真展」がありました。会場は沢山の人で溢れていた記憶があります。私がブログを始めたのがちょうどその頃で、その記念すべき第一作がこの写真展のことを書いた「ビートルズ写真展」という記事です。

   まだ、ブログの記事をどのくらいの長さで、どんな風に書けばよいのか解らなかった私は、原稿用紙一枚にも満たない短い記事を書きました。何だか凄く懐かしい思い出です。この記事が1,125番目の記事ですから、よくぞ続いていると「継続の美徳」を自分で讃えたい気分です。ビートルズのことからふと三年前を思い出しました。

クラシック音楽を聴く醍醐味

   ドヴォルザークの交響曲第9番ホ短調「新世界より」が好きで、沢山のCDを持ってます。音楽史によると、1892年9月27日、ドヴォルザークは妻と二人の子供を伴ってニューヨークに着きます。ニューヨークの富豪夫人が運営している音楽院の校長に就任する為で、破格の条件をドヴォルザークが受け入れたのです。

   その頃作曲したのが弦楽四重奏曲第12番ヘ長調「アメリカ」、チェロ協奏曲ロ短調、そして、交響曲「新世界より」でこの三曲ともドヴォルザークの傑作で大好きです。中でもこの最後の交響曲を何度繰り返し聴いているか解りません。まず、第1楽章はチェロによる沈み込むような主題の序奏で始まります。

   第2楽章は「家路」として知られているラルゴで、中間部のフルートのソロの後をオーボエとクラリネットが引き継ぐあたりの美しいこと。次の第3楽章は舞曲風で楽しいメロディに終始し、そして、終楽章は力強い序奏で始まり、行進曲風の主題が中心になり一度大きく盛り上がった後、思い掛けずに静かに終わります。

   私が持ってるのは、ワルター指揮コロンビア、ケルテス指揮ロンドン、トスカニーニ指揮NBC、ストコフスキー指揮ニュー・フィル、ヴァーレク指揮プラハ、スウィトナー指揮ベルリン、小林研一郎指揮チェコ、ジュリーニ指揮シカゴ、フィッシャー指揮ブダペスト、朝比奈隆指揮大阪フィル、小沢征爾指揮ウイーンなど11枚。同じ曲が指揮者によって演奏が違うのを味合うことも、クラシック音楽を聴く醍醐味です。

合理的かつ複雑な運賃体系

  時刻表を見ると列車の左側の欄に「営業キロ」が載っていて、これによって運賃の計算をすることが出来ます。でも、ローカル線などは「営業キロ」の隣に「換算キロ」や「運賃計算キロ」が書いてあるのに気がついた方はおられるでしょうか。JRの運賃は、たとえ100キロ走っても、線によって金額が違うのです。

   これは、営業成績の悪い線、つまり「地方交通線」は運賃を高めに設定して赤字を減らす為のシステムで、「換算キロ」や「運賃計算キロ」が書いてある路線はこれを用いて運賃計算をしなければなりません。ちなみに、運賃体系は「幹線」「地方交通線」「東京・大阪の電車特定区間」「山手線・大阪環状線」の4つに分かれています。

   どの線が「幹線」でどの線が「地方交通線」かは時刻表の最初のページにある「索引地図」を見れば直ぐ解り、駅名が黒字で書いてあるのが「幹線」で、青字で書いてあるのが「地方交通線」です。普段よく使ってる「索引地図」ですが、もしかしたら、この区別を知らない方が沢山おられるのではないでしょうか。

   「幹線」だけ「地方交通線」だけで旅行する場合は、そう複雑ではないのですが「幹線」と「地方交通線」の両方を乗り継ぐ場合は《「幹線」の乗車区間の営業キロ数》+《「地方交通線」の乗車区間の換算キロ数》=《運賃計算キロ》になり計算が大変です。但し、JRのコンピューターはこのことがプロミングされています。

イチロー選手の愉快な会話

   阿川佐和子さんの対談集「阿川佐和子のこの人に会いたい」(文藝春秋)の一番最初に登場するのがシアトル・マリナーズイチロー選手。まだ日本に居る頃の会話です。イチロー選手らしいユニークな話が随所に出てきて、また、阿川さんの巧みに面白い話を引き出すテクニックも手伝って実に愉快なので紹介します。

   まず、イチロー選手が好きな数の話です。車のプレートの数字の最高は99-99だから99に99を足すと198。それに43を足すと241になるのでこの数字が好きだというのです。それなら43はどこから出てきたんですかと阿川さんが訊くと、その答は小学校5年か6年の時の親父さんの年齢だとか。

   阿川《何で?》イチロー《それはちょっとここでは言えないなんですけど……》阿川《知りたいッ(笑)》。結局、イチロー選手はその理由を言いません。何だか不思議な好きな数です。次に野球選手としての専門分野、動体視力の話です。イチロー選手は新幹線に乗ると「見えそうで見えない微妙な距離」の看板の文字を見る習慣があるんだそうです。恐らくバッティング・アイの訓練。

   そして、食べ物の話です。好き嫌いが多く《トマト、レタス、キュウリは好きだけど、トマト・ジュースはダメです。デカいニンジンはダメだけど、千切りは大丈夫。ピーマンは焼けば食べるけど生はダメ。肉は好きだけど、カレーの肉は食べない》とか。打撃の天才、イチロー選手の会話も食べ物もやっぱり天才っぽいです。

衆議院と参議院

   8月30日に衆議院の選挙が行われます。日本の国会は二院制で、衆議院と参議院があることは誰でも解っていることですが、この二つの違いは何かと、約一ヶ月後に迫った選挙を前にインターネットでちょっと詳しく調べてみました。知ってる積もりでも、きちんと明確に把握してないことって意外に多いものです。

   まず、日本の国会は何故二院制で、衆議院と参議院があるかというと、法律や予算など大切なことを一つの場所で話し合って決めてしまうよりも、同じテーマを別の場所で二度論じた方が、つまり、ダブルでチェックした方が安全であるからです。現在、世界のほとんどの国が二院制を採用しています。

   それで、衆議院の定員は480人、任期は4年、但し任期途中での解散があり、立候補出来る年齢は25歳以上で、内閣総理大臣は衆議院から選出する慣例になっています。また、参議院の定員は242人、任期は6年で3年ごとに半数が改選され、解散はありません。また、立候補出来る年齢は30歳以上と決められています。

   国会審議の流れは、政府原案として国会に提出されたものは、まず衆議院で審議され、参議院の議決を経て決定されます。国会は通常国会臨時国会特別国会の三通りあり、通常国会は毎年150日間の1回だけ。臨時国会と特別国会は回数は不定で、両議員一致の議決によって開催されます。

女性の武器のアンケート

   話題豊富なニフティのココログ・ニュースにこんな記事がありましたので紹介します。ある何かの番組で「顔のパーツで欲しいと思う女性の武器は?」というアンケートを行った結果、第5位は《長いまつげ》。ほうほう、そう言えば、電車の中で夢中にまつげの手入れをしてる女性を時々見掛けますが、これって結構重要なんですね。

   第4位は《美しい髪》。女性の髪も大切なパーツの一つで、美しい髪は女性にとって大きな魅力に違いありません。髪型に色々と神経を使ってるようです。次の第3位は《白い歯》。それはそうですよね。女性の美しさの表現に明眸皓歯というのがありますが、女性の笑顔からこぼれる白い歯は大きな武器です。

   次の第2位は《大きな瞳》。確かに女性の大きな瞳で見つめられたら、大抵の男性がメロメロになるのは間違いなし。そして、ダントツの第1位は《きれいな素肌》。肌は「面積が広い分、きれいだといい印象になる」とかで、「好きなメイクを思う存分楽しめる」「メイクの時間が短くてすむ」などがあるのだとか。

   専門家のについてのアドバイスです。「夏は温度調節のため毛穴が開き皮脂の分泌量が特に増えます。たくさんかく汗はアルカリ性になり雑菌が繁殖しやすい状況を作ってしまいます。また角質も厚くなりがち。これらを抑えるためには、洗顔がポイント」だそうです。美しくなるために女性は武器を磨いて努力しています。

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