クラシック・ファンの必読書
評論家の平林直哉氏が著した「クラシック100バカ」(青弓社)という何とも過激なタイトルの本を持っています。この本は著者の《クラシック音楽とは娯楽の一つであり、楽しいものである。しかしながら、世の中にはクラシック音楽をつまらなくしているバカな人々の、なんと多いことか…》で始まっています。
その100のバカが並んでいる目次をみると、思わず共感してしまうようなことが沢山あって、クラシック・ファンは読んでおくといいかも知れません。そのうちこれはと思ったのが「演奏中にプログラムをながめるバカ」。いますいます。暗い中で、ずっとプログラムとにらめっこをしてる人が。
例えば「第九」演奏会のプログラムだと、曲の成り立ちや各楽章の解説、そして「歓喜の歌」はシラーの詩であるとかの説明があり、その原文が載ってることがありますが、演奏の最中に読んでる場合ではありません。また、4人のソロの人の名前を知りたいのだったら、演奏の始まる前に確認しとくのが常識。
著者はこう書いています。《いちばん困るのがガサガサと演奏中にページをめくる人だ。…とにかく、いま、目の前に鳴っているすばらしい音楽に集中してほしい。…名演奏にも、ちょっとだけ水を差された気分になる。…》と。そのほか、こんな類のことが100項目。クラシック音楽の好きな方は、是非、一読して下さい。


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