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文章の決め手は接続詞

   前に「使い方が難しい接続詞」を書きましたが、石黒圭著「文章は接続詞で決まる」(光文社)という本が出てるのを知り買いました。まず始めに書いてあるのが《印象に残るような文章を書きたい時、プロの作家は接続詞から考えます。接続詞が、読者の理解や印象にとくに強い影響を及ぼすことを経験的に知っているからです。…》と。

   プロでなくても、私も接続詞には神経を使います。例えば「それなのに」と「にもかかわらず」、その後に続く文章はどちらも書き手にとって受け入れがたさが来るということでは共通していても「それなのに」は感情的な受け入れがたさで「にもかかわらず」は論理的な受け入れがたさです。

   文章の例として《昨日は徹夜してしまいました。それなのに、今日もまた遅くなりそうです》と《昨日は徹夜してしまいました。にもかかわらず、今日もまた遅くなりそうです》には微妙なニュアンスの違いがあります。「それなのに」が柔らかい感じで「にもかかわらず」が、若干、きつい響き。

   また「そうして」と「そして」の使い分けとか、転換に使う「さて」「また」「ところで」「それにしても」「それはそうと」「それはさておき」など同じ傾向の接続詞であっても、どれを選択するかによって、文章の感じが違ってきます。文章をよく作る方は、この本を座右においといた方がいいかも知れません。とても役に立ちます。

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