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フランス映画の名作

   2006年から始まった「フランス映画祭」が、今年も六本木の「TOHOシネマズ六本木ヒルズ」で、3月12日(木)~15日(日)に開催されました。上映された映画は短編映画も含めて23作品、観客の投票によって選ばれた「観客賞」は「コード」という作品だそうですが、観てないのでどんな映画か解りません。

   フランス映画は、近年、一般劇場での上映はほとんどありませんが、かってヒットした凄い作品が沢山あり、DVD化されて駅の地下通路などで500円で売られています。そこで、先日、ジャン・ギャバン主演の名作「望郷」を見つけ、早速、買ってきました。監督は数々の傑作を作っている名匠ジュリアン・デュヴィヴィエ

   「望郷」の原題は「ペペ・ル・モコ」といいパリの顔役の名前でジャン・ギャバンが扮しています。警察の追求を逃れて、迷路のように複雑な地形をしたアルジェリアの暗黒街カスバに潜んでいるところに、ある日、警察の策略で、パリの女ギャビーが訪れます。女優はミレーユ・バランで都会的な雰囲気を持った美女です。

   この女性がパリに帰るのを見送るため、ペペ・ル・モコは安全なカスパから抜け出して港に出て来て警察に捕まります。船のデッキのギャビーの姿を眼で追いながら、手錠をかけられたまま柵に顔を寄せて「ギャビー!」と叫ぶのですが、船の汽笛の大きな音に消されてその声は彼女に届きません。500円で手に入る機会にこの名作を、是非、観て下さい。

技ありの鮮やかなゴール

   サッカーW杯最終予選のバーレーン戦(ハイライト)、日本は最初からボールを圧倒的に支配していながら、中々ゴールネットを揺らせずにイライラの連続。その重苦しい中で後半2分、中村俊輔のフリーキックは相手デフェンスの頭に当たり、コースが変わってゴールしましたが、蹴った角度がよかったからで、さすが中村俊輔

   セルティックの試合でいつもFKの凄いゴールを決めてる中村俊輔なのに、日本の試合となるイマイチ結果が出ないもどかしさを吹き飛ばしてくれたゴールでした。中村俊輔は相手キーパーの動きをDVDで分析し、キッカーの助走に反応してしまうクセを見抜いての技ありの一発だったとか。遠藤の相手を惑わす動きも利いていましたね。

   遠藤はこのほか随所に陰の司令塔としての役目を果たし勝利に貢献しましたが、どんな時でも決して感情を乱さない冷静さが試合に生きているのは間違いありません。また、フォワードの玉田は得点こそ出来ませんでしたが、得意のドリブルが相手のファールを誘いFKに繋げたという意味でこの試合の功労者の一人です。

   さて、この勝利の勝点3で日本は試合の無かったオーストラリアを抜いて暫定首位。次戦の6月6日のウズベキスタン戦に勝てば、他国の結果に関係なく、4大会連続の4度目のW杯出場が決まります。先日のWBCの決勝戦に続いて、またまたいい試合を観て大満足の土曜の夜でした。

推薦するCDとLPの中古店

   CDとLPの中古店は都内至る所に沢山ありますが、私が昔から知ってる「レコーズ・ハリー」というお店を紹介します。場所はJR山手線高田馬場駅から徒歩2分、但しインターネットにホームページはありません。私が推薦する理由は、豊富な在庫量と価格が比較的安く、クラシック、ジャズ、ロック、ポピュラーと満遍無くあること。

   狭い店内にCDとLPの量は半端ではありません。このお店の特徴は貴重なCDやLPが沢山あって、マニアがかなり訪れるそうです。前にビートルズの「ブッチャー・カバー」(   )というマニアックなジャケットで有名なLPをこの店で見たことがあります。4人がバラバラになった肉片のように見える人形を抱いている写真です。

   その時、付いていた値段が何と16万8千円。お店の人に聞いたら相場よりかなり安い値段なので直ぐに売れますよと笑ってました。こんな類のものや廃盤になって手に入れるのが難しいCDやLPがいっぱいあって、店内は通路が人がすれ違えないくらいに商品で埋め尽くされています。

   この店への行き方はJR高田馬場駅戸山口を出たら直ぐ右に行き、コンビニに突き当たったら更に右に約2分。住所は新宿区高田馬場 4-10-15 助川ビル1F 電話は03-3365-0097です。ともかく、かなり価値のあるCDやLPが他の中古店より比較的安く手に入るので、音楽が好きな方は、是非、一度行ってみて下さい。

春の歌

   長かった冬も終わり、ようやく春の訪れです。一年の中で、春にはほかの季節にはない雰囲気があります。入学、入社など新しい何かが始まる心躍る季節です。好きなプロ野球ももう直ぐスタートします。インターネットに「春」の歌ランキングというサイトがあり、約5千人が選んだベストテンが載ってます。

   その1位は圧倒的な多数でaikoの「桜の時」。2位はスピッツの「春の歌」、3位がB’zの「」、以下、松任谷由美「春よ、来い」NIRGILIS「sakura」福山雅治「桜坂」ケツメイシ「さくら」松たか子「明日、春が来たら」キャンディーズ「春一番」いきものがかり「花は桜 君は美し」。

   しかし、この中に入っていない私が好きな春の歌としてはやっぱり「早春賦」を真っ先に上げてしまいますね。《春は名のみの風の寒さや……》が出だしのこの歌、何とも言えない情感に満ちていて、何度でも繰り返し聴きたくなる名曲です。また、森山直太朗の「さくら」も近代の佳曲といってもいいかも知れません。

   そして、古いところで滝廉太郎作曲の「」。この歌を女性コーラスで聴くと、春が来たことを明確に感じさせて、何だかうきうきしてしまいます。でも、私にとって最高の春の歌は何といってもメンデルスゾーンの無言歌集にある「春の歌」。私はドワイアンのピアノで持っているのですが、いかにも春の訪れを告げています。春っていいです。

実にうまい「天声人語」

   朝日新聞の「天声人語」にはいつも感心させらていますが、昨日もさすがと思いました。書き出しは田中真紀子さんやクリントン米国務長官が泣いたのがニュースになった事を挙げて《強いと信じられてる人の落涙は両刃の剣で、人間味と映れば共感を、もろさと取られれば幻滅を呼ぶ。総じて「男泣き」は損得の振幅が大きいようだ》。

   つまり、小沢一郎民主党代表が涙ながらに続投を表明したことを言ってるのですが《決断の裏にどんな損得勘定があるのが首をひねった》と書いています。《下心みえみえのゼネコンから党首が巨額の献金を受け、どこが悪いんだと居直る。これでは、さまよえる「反自民党票」が行き場に迷う》など誠に巧妙な表現ですね。

   更に《損を埋め合わせる何かがあるとすれば、剛腕と選挙上手の実績あたりか。検察批判を控え、企業献金の全廃を言い出し、小沢氏は反攻を始めた風でもある。世論が収まればそのまま進むつもりらしい》と批判していますが、小気味いい論調に思わず共感を覚えてしまいます。

   そして、記事の締めはこの日が没後50年とかのレイモンド・チャンドラーの小説「長いお別れ」を引用。小説の中の探偵フィリップ・マーロウの言葉「タフでなければ生きていけない……」をこれまでの展開に重ねた上で《「長いお別れ」ではなく「プレイバック(再生)」を選んだ。賭けである》と結んでいます。実にうまいです。

今でも存在する「決闘罪」

  日本の刑法に現在も「決闘罪」があるのをご存知でしょうか。確か昨年、中学生同士がルールを決めて果たし合いを行い、警察はこの法律によって5人を逮捕したというニュースが新聞に出てました。そこで、ちょっと調べてみたら、1889年(明治22年)に制定されたもので、それが今だに健在とは凄いですね。

   この法律が出来た背景は、当時、江戸時代の「仇討ちは罪ではない」という風潮が残っていて、それを罰する法律を作っておかないと、収拾がつかなくなるということで制定されたようですが、正式な名称は「決闘罪に関する件」(   )。この法律を適用すると、決闘を挑んだ者、それに応じた者、そして、立ち会った者まで逮捕することが出来るとか。

   そこでこの法律の一部を紹介すると《第一条 決闘ヲ挑ミタル者又ハ其挑ニ応シタル者ハ六月以上二年以下ノ重禁錮ニ処シ十円以上百円以下ノ罰金ヲ附加ス》、《第二条 決闘ヲ行ヒタル者ハ三年以上五年以下ノ重禁錮ニ処シ二十円以上二百円以下ノ罰金ヲ附加ス》、《第三条 決闘ニ依テ人ヲ殺傷シタル者ハ刑法ノ各本条ニ照シテ処断ス》。

   この先、第六条まであるのですが「十円以上百円以下の罰金」とか「二十円以上二百円以下の罰金」にはびっくりしてしまいます。その頃のお金の価値については調べてないのですが、恐らくかなりのものだったのに違いありません。国会議員が誰も改定案を審議の俎上に上げてないのはよく解ります。

野球は筋書きの無いドラマ

   やっぱり野球は筋書きのないドラマです。9回にダルビッシュが打たれて同点にならなかったらイチローにあの場面は回ってこないで、例え優勝しても、打てなかった悔しさを背負ったままだったのに、何と決勝のタイムリー。今大会、イチローはずっと苦しんでいました。頑張っていながら結果が出ない虚しさで苦渋の表情を浮かべながら。

   ベンチの中で、誰かに話し掛けられても、会話すら交わせないイチローをみていて、心が痛みました。数々の記録を出してる大選手でも、プレッシャーに負けると打てなくなる現実を目の辺りにして、野球というスポーツの凄さを感じつつ、イチロー頑張れと応援してました。イチローの胸中たるや大変なものだったに違いありません。

   打てない上にノーアウト一、二塁のチャンスにバントを失敗してフライを上げてしまい、危うくゲッツーになりそうになった試合の後、イチローは「ほとんど折れそうになっていたのをみんなに救われた」と言ってましたが、こんな苦しい大会を経験したのは初めてのことではないでしょうか。

  最後のバッターが三振して優勝した瞬間のイチローの笑顔のよかったこと。二点差になって勝つはずだったのが同点になって、流れとしては決していい状態ではありませんでした(ハイライト)。それを救ったのが不振に喘いでいたイチローとは(10回の打席)。どんなに当たらなくてもスタメンから外さなかった原監督に拍手です。

「Suica」の生みの親

   「Suica」や「PASMO」などの普及は誠に目覚ましいものがあります。電車やバスを利用する人で持ってない人は皆無と言っても過言では無いかも知れません。ところで、この「ICカード」についてどの位の知識をお持ちでしょうか。そもそも「ICカード」の発明者は工学博士の有村國孝さんという方で、1970年に特許を取得しています。

   その後、「ソニー」が非接触型ICカードの技術方式「FeliCa」を1990年に開発し、この方式は1997年に香港で地下鉄の乗車券「オクトパス」として実用化され、大成功しました。そして、この成功例を基にJR東日本で検討されていたのが、ついに2001年「Suica」として登場することになるのです。

   やがて、私鉄全線用のカードとして「PASMO」が生まれ、JR西日本の「ICOCA」、関西圏私鉄の「PiTaPa」、JR東海の「TOICA」など、現在、約30種類以上もあるそうですから、普及のスピードに驚いてしまいます。その生みの親が、コンピューターの専門会社ではない「ソニー」と言うのが面白いですね。

   ところで、この非接触型ICカードには、中にアンテナが組み込まれています。そのため、駅の改札口を通る時、リーダーに触れなくてかざすだけで読んでくれるのがこのカードの特徴です。それに、このカードは偽造が出来難いのも利点で、これから、あらゆる分野に活用されていくようですが「ソニー」は凄い開発をしたものです。

オーディオ・マニアの通る道

   クラシックとオーディオの付き合いが長い友人にメールで《つい笑ってしまうと同時にやたらと懐かしい》と勧められて、牧野良幸著「オーディオ小僧の食いのこし」(共同通信社)という本を買いました。書いた方はビートルズをきっかけに洋楽、クラシックに目覚め、以後、オーディオ・マニアとして、つかず離れずのオーディオ遍歴とか。

   それに仕事が版画家でイラストレーターなので、文章と共に絵が中々面白く、オーディオに魅せられた流れをユーモラスな筆致で書いています。読んでるうちに、私がオーディオへの道に入り込んだ頃とオーバーラップして、みんな同じことをやってると、昔を懐かしく思い出しました。

   オーディオの主体は何と言っても、プリメインアンプとスピーカーです。アンプはソニーの名器「TA-F555ESL」を買って落ち着きましたが、スピーカーには苦労しました。秋葉原で単体のスピーカーを買ってきて、スピーカー・ボックスに取り付けるのですが、気に入らずに何度も取り替えて押入に使わなくなったスピーカーの山。

   しかし、ある日、秋葉原でパイオニアのスリーウエイ「S-180A」を試聴して驚愕、メーカーが調整した音のよさを改めて認識し、自作システムの限界を感じ、このスピーカーを買って以来、「音」を聞くことから「音楽」を聴くことに転換して現在に至っています。この本を読んで、いい音の追求に必死になっていた頃が頭の中をよぎりました。

懐かしい曲の数々

   読むと言うより、時々眼を通す本に宮澤一誠著「フォーク名曲事典300曲」(ヤマハミュージックメディア)というのがあります。題名にフォークとありますが、日本のポピュラー曲のことで曲名の活字を見ただけで頭の中にメロディが浮かんでくるような有名な300曲を、色々とエピソードを織り交ぜながら紹介しています。

   その中から、私の独断と偏見で選んだ曲を年代順に書いてみます。まず最初にフォー・セインツの「小さな日記」。実に清潔感のあるメロディで、この曲のヒットで東芝レコードは他社を引き離して独走するきっかけになったのだそうです。次は野坂昭如が歌ってヒットし、後に長谷川きよしで有名になった「黒の舟唄」。

   「男と女の間には、深くて暗い河がある」のメロディが自然に頭の中をよぎります。次は井上陽水の「心もよう」。遠く離れて暮らしている恋人への想いを陽水は誠に美しく切々と歌っています。その次は荒井由実の「ひこうき雲」。最初はあまり売れなかったのがディレクターは曲想が新しいので絶対にヒットする確信があったとか。

   そして、ダ・カーポ「結婚するって本当ですか」かまやつひろし「我が良き友よ」風「22才の別れ」アリス「今はもうだれも」イルカ「なごり雪」グレープ「無縁坂」中島みゆき「時代」因幡晃「わかって下さい」河島英五「酒と泪と男と女」オフコース「さよなら」松山千春「季節の中で」長渕剛「順子」谷村新司「」などなど。もうキリがありません。

「ムーンライトながら」の運命

   ブルー・トレインがマニアの涙と共に次々に消え去り「青春18キップ」とのセットで有名な夜行列車「ムーンライトながら」がどうなるかと思っていたらやっぱり廃止。儲かってない列車とは言え、残して欲しいものですが企業採算の問題なので仕方ありませんね。鉄道マニアらしき「みどりの窓口」の若い社員もとても残念がってました。

   その人の話によると「ムーンライトながら」の管轄はJR東海で、そこが廃止を決めてしまったのだそうですが、ネットにこの列車にいつも乗ってる人が「閑散期は、正直、1車両に10人未満、静岡を過ぎると少ないときは2、3人とかの悲惨な状況になってしまう」と書いているので、廃止は止むを得ないかも知れません。

   この列車が無くなると前に私が書いた二つの記事「東京から博多まで3260円」と「博多から東京まで5110円」が成立しなくなってしまいます。でも「ムーンライトながら」は4月10日までは臨時列車で運行していて、これから先も学生の夏休み期間中など「青春18キップ」の発売に併せて臨時で走る予定になっているとか。

   そして、この列車が臨時になったほかに、変更点をJR関係者でもないのに、実に細かく調べている人がいて、詳しく知りたい方はこちらのサイトを読んで下さい。いずれにしても、ブルー・トレインなど古い列車がどんどん消えていくのは鉄道ファンとしてとても悲しいことですが、その一覧と写真集がネットにあるので、これを眺めて思い出にふけるしかありません。

マックでウィンドウズが可能

   最近、アップル製のパソコン「マッキントッシュ」、いわゆる「マック」が好調というのが朝日新聞に載ってました。その記事によると、売れてる理由の一つは「マック」で「ウィンドウズ」が動くことが次第に普及してきたからなんだそうです。今まではパソコンに習熟してないと難しかったのに、最近は相談に乗ってくれる販売店が増加してるとか。

   「マック」には昔から写真や映像関係の優れたソフトが沢山あります。それで美術や広告などを職業にしてる人は、「ウィンドウズ」の沢山のソフトに魅力はあっても「マック」を使ってました。しかし「マック」のパソコンで「ウィンドウズ」が動くとなると事態は違ってきて、色々と利用価値が広がることになります。

   新聞にマックの上でウィンドウズを動かす利点と欠点が載ってました。まず利点は《1台のパソコンで両方のソフトが使える》《パソコンを2台買うより安くつく》、そして欠点は《動作が少し遅くなる》《ウィンドウズのOSを別に買う必要がある》。また「ウィンドウズ」のOSに数十ギガバイトのメモリーが余分に取られます。

   しかし、パソコンの購入にあたって「マック」が欲しいけど「ウィンドウズ」はソフトが豊富だし、どうしようか悩んでいる人にとっては判断基準が広がり大変嬉しいことに違いありません。但し「ウィンドウズ」のソフトが全て「マック」で動く訳ではなさそうなので、使いたいソフトは事前によく調べる必要があります。

推理小説の歴史

   晶文社の本に「死体を無事に消すまで」という物騒なタイトルの都築通夫ミステリー論集があります。これは、早川書房の雑誌「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」のかっての編集長で、推理作家都築通夫のミステリーに関するエッセイ集。この中に「推理小説について」という一章があり、推理小説の歴史を書いています。

   氏が《推理小説とは、犯罪事件とその解決を主題にした小説の一形式であって、比較的、歴史は浅い》と書いてある通り、古典的な文学とは言えないかも知れません。そもそも推理小説の始まりは、1841年にアメリカの雑誌「グレアム・マガジン」に掲載されたエドガー・アラン・ポーの短編「モルグ街の殺人事件」というのが定説になっています。

   この形式はイギリスのウィルキー・コリンズ、フランスのエミール・ガボリオーらに引き継がれ、19世紀末のイギリスのコナン・ドイルによってポピュラーなものになり、名探偵シャーロック・ホームズ・シリーズは今もなお版を重ねています。私も面白くて、過去、夢中になって読んだ記憶があります。

   そして、最初は論理による分析で解決することを主眼にした本格推理小説がほとんどだったところにハードボールイド、サスペンス、警察ものなどがドンドン出てきて、ミッキー・スピレーンロス・マクドナルドなどハードボイルドの分野も傑作が山のようにあります。でも、私は純粋に推理で謎を解き明かしていく本格ものが好きです。

優れた録音機DAT

   15日の日曜日の午後、NHKFMの「海外オペラアワー」で、チレーア作曲の「アドリアーナ・ルクヴルール」という珍しいオペラをタイマーで留守録音しました。FM放送の録音で威力を発揮するのが愛用のDAT。DATとはデジタルの録音機のことでこのマシンなくしては私のオーディオ・ライフが成り立たないくらい重要なものです。

   FM放送は昔からみると聴く人が大分減っているようですが、私にとっては大切なソースで今でも常に番組表のチェックは怠りません。ことに日曜日の午後2時~6時は「海外オペラアワー」をはじめ、外国の放送局が提供している貴重なライヴの録音テープを放送したりして、クラシック好きにとって堪らない時間でDATが活躍します。

   このDATで大きいのは何といっても4時間丸々録音出来ることで、昔使ったオープンリールデッキ、ソニーのTC-6360Aと同じ働きをしますが操作性はDATの方が優れています。また、ポピュラー音楽の録音にしても、曲の頭に自動的に番号を付けてくれる機能があり、聴く時にCDと同じに曲の順番のプロミングが可能で、テープは猛烈なスピードで行ったり来たりして再生してくれます。

   こんな素晴らしい機械を、今や一部の人しか使ってないのは残念の極み。現在、どのメーカーも生産してないこのマシン、この記事を読んで欲しいと思った方は、秋葉原の有名なオーディオ機器の中古店「清進商会」(03-3251-0797)にでも行ってみるしかありません。私の大切なソニーのDATDTC-77ES、先日、メーカーにオーバーホールして貰い買った当時に戻りすっかり嬉しくなっています。

格調高い恋愛小説

   五木寛之の作品の中で、何か一つ挙げるとしたら「燃える秋」で、ロマンチックな方にお薦めです。初版が1981年(昭和56年)の古い小説なので読んだ方は沢山居ると思いますが、私の好きな作品です。主人公は27歳のグラフィック・ディザイナーの桐生亜希。京都祇園祭の宵山の雑踏の中で、岸田に出合い物語は始まります。

   先日、ちょっと必要な本があって、本箱の中を探している時、久し振りにこの本が眼に入り、懐かしくなって出だしの数ページに眼を通したら、そのまま読むはめに。私がこの小説が印象に残っている理由として、亜希と岸田との最初の出合いが私の好きな京都ということがあるかも知れません。

   翌日の夕方、亜希は岸田とジャズ喫茶「YAMATOYA」で偶然会って名刺を貰います。本社が名古屋にある商社マンで、印象は中々グッド。しかし、亜希には画廊の経営者で二年も付き合っている初老の影山という男性がいます。彼女は彼とどこかで終わりにしなければと思いながら、それが出来ないことに傷ついています。

   亜希は東京のアパートでの忙しい生活の中で、岸田青年のことは次第に頭から薄れつつありました。そんなある日、影山から誘いの電話が入ります。亜希は彼との関係を断ち切るには岸田しかいないと決心し名古屋の岸田に「今すぐ会いたい」と電話します。そして、雨の中を夜通し車を飛ばしてきた岸田と再会。とてもロマンに満ちたいい小説です。是非、一読を。

愛すべき阪神ファン

  阪神ファンって愛すべき人達です。先日、「ケンタッキー・フライド・チキン」の店頭で見かけるカーネル・サンダースの人形を甲子園球場に持ち込んだニュースをテレビで見ました。私はワケが解らず、一体、どういう意味なんだろうかと疑問に思っていたんですね。その謎が解けたので、知らない人の為に経緯を紹介します。

   話は1985年の阪神が優勝した時に遡ります。阪神ファンは大変な盛り上がりをみせて、次から次に道頓堀川に飛び込んで、優勝の喜びに酔いしれてました。それで、優勝に貢献し球史に残る三連発のランディ・バース、掛布雅之、岡田彰布の三人に似た人が指名されて川にジャンプすることになったのです。

   ところが、バースに似た人はどこを探しても見当たりません。すると、ファンの一人が大阪市内の「ケンタッキー・フライド・チキン」の店先が頭にひらめき、あの人形以外にはいないという結論。ファンは店頭から担ぎ出しバースの代わりに飛び込みに参加させ、当然、人形は川底に沈んでしまいました。

  昨年など完全に優勝だと思っていたら、巨人に優勝をさらわれ、ファンはその原因が24年も川底で冷たい思いをさせているカーネル・サンダースの呪いと見たのです。そこで、今回、川底に眠っていた人形を引き上げ修復して呪いを解きました。果たして今年の阪神は優勝するのでしょうか。

近づいた「熱狂の日」音楽祭

   今年もゴールデン・ウイークに有楽町の東京国際フォーラムで行われる恒例の《ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭》が近づきました。2005年にスタートしたこの音楽祭、最初の年のテーマは「ベートーヴェンと仲間たち」、2006年が「モーツァルトと仲間たち」、2007年「民族のハーモニー」。

   2008年「シューベルトと仲間たち」、そして、今年は「バッハとヨーロッパ」で、すでに公演プログラムが発表になり、チケットの発売も始まりました。この音楽祭の特徴は入場料が1,500円~3,000円と安く、また、コンサートによっては3歳の子供の入場が可能で、中には0歳の赤ちゃんを連れててもOKなのもあります。

   つまり、クラシックのコンサートに行きたくても赤ちゃんがいるので我慢している夫婦にとっては大変嬉しいに違いありません。朝から夜まで5つのホールがプログラムでびっしり詰まっていて、ファンの中には一日中ホールからホールにコンサートのハシゴをしてクラシック漬けになってる人もいます。

   私はこの会員になってるので、色々な情報が事務局からメールで送られてきます。今年も小さな子供を預かってくれる託児サービスがあるそうで、これは予約が必要です。また、パソコンや携帯電話で、音楽祭で演奏される曲目を試聴できるサービスが出来たという情報もありました。「熱狂の日」音楽祭、楽しみです。

「馬鹿」の由来

   「バカ」にはいかにも人を罵倒している強烈な響きがあります。それを「馬鹿」と書く理由をご存知でしょうか。そもそも「バカ」という言葉の語源はサンスクリット語の「バカ・モーハ(baka-moha)」に由来し、これは「痴」を表して、少々、知恵の回りが悪い人を指す言葉なんだそうです。

   それで、「バ」という漢字も、「カ」という漢字も、ほかにいくらでもありそうなのに、何故、「馬」と「鹿」が選ばれたかというと、ちゃんと理由があるのです。昔々の中国の秦の時代、鹿は野生でいくらでも捕獲出来ましたが、馬は高価に取引されていて簡単には手に入らないものでした。

   趙高というずるがしこい偉い人が居て、何とか皇帝からお金をせしめる事を画策し、ある日、趙高は皇帝に「これは馬でございます」と言って鹿を献じたのだそうです。皇帝は「これは鹿ではないか」と笑い飛ばしましたが、側近達は趙高の権勢を恐れてみんな皇帝に鹿を指して馬だ馬だと同調したのだとか。

   つまり、いくら世間知らずの皇帝でも、馬と鹿の区別ぐらいは直ぐ解り、そのウソは簡単にばれた故事から、愚かな行為を「馬鹿」というようになったのだそうです。これを強調する定型として、前に大を付ける「大馬鹿」と後に野郎を付ける「馬鹿野郎」があると百科事典に書いてあります。

意外な破局の原因

   ショパンと女流作家ジョルジュ・サンドとの恋愛はあまりにも有名です。しかし、二人の関係がどんな理由で駄目になったかよく解らなかったのですが、宮本英世著「読むだけで通になるクラシック面白エピソード」(ヤマハミュージックメディア)で意外なことを知りましたので紹介します。

   ショパンが彼女と初めて会った頃は、知的な容貌でありながらズボンをはき煙草をふんなかして、まるで女性らしくない彼女にあまり関心を持っていなかったようです。しかし、ショパンはいつもサンドが自分を見つめる燃えるような瞳に気がつくと、いつしか心惹かれるようになっていったのだとか。

   彼女はショパンより6歳年上で、別れた夫との間に男と女の二人の子供がいて、その子供の家庭教師をしていた若い男と深い関係にありました。また、詩人のミュッセとも付き合っていたし。でも、彼女はショパンの繊細な音楽への尊敬と整った容姿に心奪われ、彼女の方が積極的で、やがて二人は一緒に住むようになったのです。

   そして、二人の同棲生活は9年間続き、その間、ショパンは沢山の名曲を生んで、正に幸せの絶頂にありました。それなのに、やがて破局が訪れ、その原因が18歳になった自分の娘とショパンが仲がいいのを誤解したサンドが一方的に訣別を告げたとはちょっと意外。どの曲もこよなく美しいショパンの音楽大好きです。

遊べる鉄道ソフト

   MS-DOSの時代からある鉄道ソフトに「駅すぱあと」があります。大変優れたソフトで、会員になっているので、原則として二ヶ月に一度、改訂のCDを送ってくれています。初めて訪れる場所の最善のルートを選ぶ時の威力たるや絶大で、実に正確に行き方を提示してくれます。

   さて、このソフトでちょっと遊んで見ました。「回答数の設定」は1~20まで選べますが最多の20に設定、検索条件を「時間順」にして[東京→有楽町]の検索で出てくる結果は、当然[東京→(JR山手線外回り 2分)→有楽町]料金130円で、ほかに選択の余地がありません。

   ところが「回答数の設定」が20なので、20通りのルートが表示されています。それで一番時間が掛かる20番目がどうなってるかと言うと[東京→(東京メトロ丸ノ内線 3分)→赤坂見附→(徒歩 5分)→永田町→(東京メトロ有楽町線 4分)→有楽町]で所要時間38分(乗車13分 徒歩5分 他20分)料金160円。

   こんなルート、人間にはとても考えつかない事でびっくりしてしまいます。出来たらその理由をこのソフトの製造元「ヴァル研究所」に訊いてみたいものですが、恐らく企業秘密で教えてくれないでしょう。私の推測ではこのソフトの思考のアルゴリズムは、順列組合せではなくて人工頭脳。非常に利用価値が高い凄いソフトです。(2009年3月改訂版による)

人で見解が違う映画の批評

   昨日の「日刊ゲンダイ」に、今回、アカデミー賞を受賞した「おくりびと」が映画専門誌「映画芸術」によって、ワースト1位に選ばれたことが載ってました。「映画芸術」は戦前から続いている格調高い映画専門誌で、毎年、映画評論家の得点の合計にによってベスト10とワースト10を選出しています。

   それが、2008年度の邦画ワースト1位は「おくりびと」、2位は「少林少女」、3位は「ザ・マジックアワー」だったとかで、怒った人から編集部に「廃刊しろ」とか「松竹に謝れ」などの批判がきてるということですが、映画の批評は人それぞれで見解が違って当然。

   「ザ・マジックアワー」は観てるので納得しますが、「おくりびと」は内容をよく知らないので何か言う資格は私にはありません。何しろアカデミー賞を取った映画なので優れた作品とは思いますが、私は観てないし今後も観るつもりは無く、理由はこういうテーマの映画はただ生理的に受け付けないだけです。

   それにしてもアカデミー賞映画を何とワースト1位とは「映画芸術」骨っぽいですね。アカデミー賞にしても、芥川賞にしても、日本レコード大賞にしても、文化的な賞は選考委員によってが取れるか取れないかの分かれ道。それに目くじら立てても始まらないことで、自分がいいと思ったものが最高なのは言うまでもありません。

「世界遺産」あれこれ 

   「世界遺産」は人間の手によって作られた「文化遺産」、自然の力で出来た地形、景観やそれらを含む地域の「自然遺産」、そして、この二つが合わさった「複合遺産」の三つに分類されます。また、そのほかに、現在、登録されてるけど、何らかの理由で登録を抹消することを検討している「危機遺産」と呼ばれる物もあります。

    「世界遺産」に登録されてる件数は、2008年8月現在「文化遺産」679件、「自然遺産」174件、「複合遺産」25件で、総計878件。この中には人類が犯した悲惨な出来事を二度と起こさない戒めの為に登録された「アウシュヴィッツ強制収容所」など「負の世界遺産」と呼ばれる物も入っています。

   また、スペインの「サグラダ・ファミリア」のようにまだ未完成なのにアントニ・ガウディが設計した建造物というだけで登録されている物や、ギリシャの「アトス山」みたいに女人禁制で俗世から離れ、男性でも宗教的、文化的な理由がないと入山することが出来ない秘境もあります。

   そして、日本の「世界遺産」は「文化遺産」が11件で「自然遺産」が3件の合計14件。但し、日本の象徴とも言える「富士山」が意外にも、現在、「世界遺産」に入ってなくて、山梨県と静岡県合同の富士山を世界遺産にするための推進委員会が発足して登録を目指して活動しています。早く登録されるといいですね。

名監督の数々の娯楽映画

   ビリー・ワイルダーというアメリカの映画監督をご存知でしょうか。ハリウッド全盛期の名監督で、好きな監督の一人です。最近、私の敬愛する植草甚一さんの古い映画の本を久し振りに読んでいたら、ビリー・ワイルダーの作品が沢山出て来て、何だかこの監督のことを書きたくなってしまいました。

   沢山の名作を撮っています。娯楽映画はこう作るのだと言ってるような映画ばかりです。そのうち私が推薦する映画を古い順に10本並べると「深夜の告白」「失われた週末」「サンセット大通り」「第十七捕虜収容所」「麗しのサブリナ」「七年目の浮気」「昼下がりの情事」「情婦」「お熱いのがお好き」「アパートの鍵貸します」。

   あなたはこのうち何本観てますか。もし、一本も観てなかったらあなたは確実に人生を損しています。勿論、私はこの全部をビデオかDVDで持っていて何回も観ています。ここに書いた映画は全てレンタル屋にあり、この10本から更に私のお薦めを挙げるとしたら「情婦」「昼下がりの情事」「お熱いのがお好き」。3本とも傑作です。

   「情婦」はアガサ・クリスティ原作の法廷劇。ラストにどんでん返しが二度もあるサスペンス映画の極めつきです。「昼下がりの情事」はオードリー・ヘップバーンの可憐な姿が魅力のコメディ。そして「お熱いのがお好き」は徹底的に笑わせる喜劇です。何と幅の広いこと。近頃はこういう監督が居なくなって映画ファンとしてとても淋しいです。

宿敵にコールドで勝利

   気分爽快で、すがすがしい日曜日の朝です。今朝の全てのスポーツ新聞がトップを飾るのを承知の上で、昨夜の試合のことを書かない訳にはいきません。我が「侍ジャパン」が宿敵韓国に何と7回でコールド勝ち(ハイライト)したのです。あんなに苦しめられていたピッチャーから8点取ってノックアウトしたのです。

   試合開始の直後、不振に喘いでいたトップ・バッターのイチローが目の覚めるようなライト前ヒット、そして、中島、青木の連打でノーアウトで1点。それこそヤッターです。ところが4番、5番が三振してたちまちツーアウトになり、1点止まりのイヤな感じを救ったのはスタメンに抜擢された内川の2点タイムリー。

   しかし、直ぐに韓国の主砲にツーランを浴びて1点差になった時には正直いってイヤな予感がしました。その暗雲を払いのけたのが、4番バッター村田の中国戦に引き続いての一発です。いやはや、実に効果的なスリーランでしたね。もしかして内川、村田の二人の活躍は、我が横浜ベイスターズの今年の躍進を暗示してるかも(!?)。

   何はともあれ、ライバル韓国に勝ってよかったです。これから何回か当たる相手をギャフンと言わせた圧倒的な試合展開に大満足。韓国ベンチの監督の暗い表情が眼に浮かびます。あんな楽な気分で野球を観たのは本当に久し振りです。まだ先は長いですがこの調子を持続して、是非、連覇を勝ち取って欲しいです。

演奏会に来る資格が無い人

   5年ほど前に出版された本で、平林直哉著「クラシック100バカ」(青弓社)という過激なタイトルの本を持っています。著者は音楽雑誌「クラシックプレス」の元編集長で音楽評論家、クラシックに関係する色々とユニークな本を書いてる中の一冊。その本で著者が書いてるクラシック演奏会でのバカを二つ紹介します。

   まず最初のバカは「演奏会での服装を全く気にしないバカ」。著者はかってある演奏会で、近くの席におよそ演奏会にふさわしくない服装をした人が居たのを嘆いていますが、私にもそんな人の覚えがあります。別に礼服を着用する必要はありませんが、演奏会に行く時には回りの人を不快にさせない最低限のマナーというものがあります。

   次に「拍手のときだけ起きるバカ」。私に忘れられない経験があります。ある年の「第九」の演奏会で、直ぐ近くの席の二人の男性が演奏の最中に居眠りをしてました。居眠りと言うより二人とも完全な熟睡状態。そして、一人の男性など、靴を脱ぎ、組んだ足の親指の先に何故か脱いだ靴下がぶら下がっています。

   やがて、演奏が終わり観客の盛大な拍手。その途端に二人はその音で眼を覚まし、立ち上がって拍手をしながら大きな声で「ブラヴォー!」「ブラヴォー!」。その年の「第九」演奏会が台無しになったのは言うまでもありません。不幸にも近くに座っていた全ての人も。こんな人、演奏会に絶対に来て欲しくないです。

28年振りの「アリス」

   「アリス」が28年振りに全国ツアーを行うとは嬉しいニュースです。「日刊スポーツ」によると、谷村新司堀内孝雄矢沢透の三人は3月4日に東京文化会館でその発表会を行いましたが、谷村と矢沢が60歳、堀内が59歳。会場で、今回、「還暦ツアー」を決心するきっかけになった曲「明日への讃歌」を披露したそうです。

   この日の三人は、堀内がリハーサルでは出なかった高音を響かせ、谷村はギターの弦を二本も切るなどの熱のこもった演奏で気合い充分。谷村は「年齢的に今がギリギリかな。一人でも欠けたらアリスがアリになっちゃう」とジョークを飛ばし、堀内は「年齢を考えると命を削るようなツアーになる」と言ってるようで、最後のツアーを示唆しています。

   ツアーは7月24日の北海道を皮切りに、11月4日まで全国35の公演を行うとかで、そのエネルギー凄いですね。三人は会見前日の3月3日に東京にちらついた雪を見ながら誓いの食事をしたということですが、1981年11月7日の後楽園球場でのサヨナラコンサートの前日も小雪だったそうです。

   このニュースを知り、久し振りに「アリス」のヒット曲を幾つか聴きました。1981年から前に遡って古い順に「帰らざる日々」「冬の稲妻」「ジョニーの子守唄」「涙の誓い」「夢去りし街角」「チャンピオン」「終止符」「狂った果実」「エスピオナージ」など、みんないい曲ばかりです。コンサートの模様、きっとテレビで観られますね。

使い方が難しい「接続詞」

   日本語に「接続詞」という品詞があります。文章と文章や言葉と言葉を繋ぐ時に用い、多少、テクニックを要します。ここに書いた論拠はネットや岩波書店の「日本語使い方考え方辞典」を参考にしましたが、その種類は「順接」「逆接」「並列」「添加」「説明」「選択」「転換」など。

   「順接」は《だから》《ゆえに》《そこで》などで、抽象的な表現を具体的に言い直したりする時などに使います。「逆接」は《しかし》《けれども》《だが》などがあり、前の文章とは対比的で、相反することを続けて述べたり、両立し難いようなことを両立するとして述べる時に必要です。例えば「雨が激しくなった。しかし、競技は続けた」みたいに。

   「並列」は《また》《そして》《それから》などで、同じような趣旨の文章を繋げる時に使い達意の文章にするためのカギとなるものだとか。次に「添加」は何かを付け加える場合で、《そのうえ》とか《さらに》。「説明」は前の文章を言い換える時で、例えば「この人は母の兄です。《つまり》私の叔父です」のように使います。

   「選択」は複数の中から選ぶ場合で「明日は雨《または》《もしくは》雪かも知れません」など。そして「転換」は《さて》《ところで》《では》などで、違う系統の話に転換する時に用います。以上の「接続詞」、詳しいことはネットを見て貰うとして、簡単そうに見えて意外に難しく、いつも苦労しています。

「たい焼き」の尻尾のアンコ

   「たい焼き」大好きです。これと双璧をなすのが「今川焼き」ですが、どちらも、今みたいに寒い季節にコタツの中で番茶を飲みながら食べるのってもう最高です。ところで、この「たい焼き」の尻尾にアンコ入っているのがいいのか、入ってない方が正規なのかで大論争になったのをご存知でしょうか。

   これについて、インターネットにその経緯がちゃんと載っています。1953年(昭和28年)3月19日、直木賞作家の安藤鶴夫氏が読売新聞に《四谷にある「わかば」のしっぽまであんこのつまったたいやきを食べ、ぼくはそのたいやきに、人間の誠実さを味わった》と書いたんだそうです。

   すると、それに異議をを唱えたのが映画監督の山本嘉次郎氏。《しっぽは箸やすめみたいなもの、餡があるとしつこい!》と反論したのです。さて、この二人の記事がきっかけになって、「たいやきのアンコはしっぽまで入っているべきか、否か?」で大論争が巻き起こったのだとか。

   賛成派は「尻尾の先まで餡が入ってないと損した気がする」とか「尻尾まで餡が入っていることで値打ちがアップするのだから絶対に入れるべきだ」と言い、反対派は「尻尾は指で摘んで食べる時の持ち手で、最後は捨ててしまうのだから餡を入れる必要がない」と唱えたんだそうです。あなたはどちらでしょうか。

科学に精通していた画家

   レオナルド・ダ・ヴィンチと言えば「モナリザ」が有名ですが、もう一つ「最後の晩餐」も大変な作品です。この絵は彼のパトロンであったルドヴィーコ・スフォルツァ公の要望で描いたもので、イエス・キリストが十字架にかけられる前夜、12人の使徒たちと食事を共にしている最後の晩餐を描いています。

   この絵はイタリアのミラノにある「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」(世界遺産)の食堂の壁画です。大きさが420×910センチメートルの巨大なもので、1495年に制作に取りかかり、完成したのが1498年。ほとんどの作品が未完成と言われるダ・ヴィンチの絵画の中で、数少ない完成した作品の一つです。

   ダ・ヴィンチは絵画だけではなく、彫刻、建築、土木および種々の技術に通じ、極めて広い分野に足跡を残していますが、未完成の絵が多いのは忙し過ぎて時間が無かったからだとも言われています。私はメモやデッサンを集めた「アトランティコ手稿」のCDを持っていて、色々なメカニズムの設計図、実に楽しくて時々眺めます。

   ダ・ヴィンチが残した手稿で現存するのは5,000ページにも及び「アトランティコ手稿」だけでも1,000ページになるのだとか。その抜粋がこのWindowsのCDに入っているのですが飛行機や自動車の設計図など、よくもこんな発想が出ものだとびっくりしてしまいます。レオナルド・ダ・ヴィンチ、誠に偉大です。

重苦しい雰囲気の強化試合

   昨夜の日本の「巨人」相手のWBC強化試合、テレビを観てていささか疲れました。一昨日、「西武」にイヤな負け方をして、果たして最後の強化試合はどうなんだろうと観ていましたが、一回に先取点を許し、誠に重苦しい雰囲気で、城島選手の適時打で同点にするのがやっと。時々写るベンチの原監督の表情の暗さに日本チームの苦悩がありありと出てました。

   何しろイチロー選手がまったく当たらないのは眼を覆うばかりでついに5タコ。第2打席も第3打席もチャンスに凡退して、テレビを観てた日本中の野球ファンをがっかりさせたのは間違いありません。本当に野球って難しいものですね。あれほど凄い実績を持ってるイチロー選手でさえ日本を背負ってる重圧に負けているのでしょうか。

   しかし、試合は何とか勝ってよかったです。練習試合と言えどもこれから本番に突入する直前に連敗でもしたら士気に影響します。あと数日の間に、何とか調整して、開幕戦に臨むしかありませんね。初戦の相手、中国も「巨人」と「西武」の強化試合に連敗して、日本の野球を絶賛していましたが。

   昨日、丸ビル一階のフロアで行われた鹿取義隆氏のWBCを語るトーク・ショーを観てきました。鹿取氏は昨年の全日本のピッチング・コーチで、どんな裏話をするのか楽しみだったのですがあまり際どい話はなく、公式戦のボールとWBCで使うボールの差を詳しく説明していました。5日の中国戦、「侍ジャパン」勝って欲しいです。

ブログのアクセス集計

   ブログには「アクセス解析」という機能が用意されています。この機能は、何時から何時までの時間帯に、どのタイトルを何回アクセスしたかが、集計されて表示されるシステムで、言わばブログの視視率(?)。過去、4ヶ月間までの集計を見ることが出来ます。但し、アクセスした方がどなたかは解りません。

   先日、私のブログのバックナンバーをスタートの2006年7月から今年の1月までの31ヶ月、何と1日でアクセスしてくれた方がいるのです。この記事はブログを始めた時から数えて967番目。一つとして消去してないので大変な量です。それらの古く埋もれている記事を掘り起こしてくれた気がして、何だかとても嬉しくなりました。

   これはブログを書いている者にとっては大きな喜びで、どなたかは解りませんが、この場をかりて感謝致します。そこで、この機会に一番最初の記事を見てみました。それは「ビートルズの写真展」というタイトルで浅井慎平さんがビートルズの武道館コンサートを撮った写真展が銀座のソニー・ビルで開催されたのを観にいった話です。

   それ以来、毎日更新を原則にして、記事が入力出来なかったのはニフティさんがブログのプログラムのメンテナンスを行った時と、旅行で家に居なかった時くらい。記事の投稿は、遅くても毎朝7時位までの間に行い、テーマをあれこれ考えながら、楽しんで書いてます。これからも、私の拙いブログをどうぞよろしくお願い致します。

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