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花粉症の季節が到来

   今年も花粉症の人にとって、悩ましい季節が到来しました。何年か前は他人事と思っていた花粉症が、近年、私にも訪れたようで、くしゃみが頻繁に出るようになって不快です。花粉症はある年突然に発症したり、またある年ひょっこり消え去ったりすることがあるんですよね。では、花粉症について、私が調べた小さな知識です。

   この花粉症の原因となる花粉は、日本ではスギ花粉のほかにヒノキ、イネ科のカモガヤやチモシー、キク科のヨモギ、ブタクサ、シラカバなどで、今の季節に限らず、一年中何らかの花粉が飛散してるんだそうです。しかし、最も多く飛び交っているのが今の季節でマスクをしてる人がやたらに眼につきます。

   人間が花粉(抗原)を長い間吸い込み続けると、体内に抗体が出来ます。本来なら、抗体は外部から侵入してくる異物から人間の身体を守ろうとする免疫反応のはずですが花粉は例外で、いったん体内に出来てしまった抗体が、抗原である花粉を再び感知するとそれに反応して、いやな炎症を引き起こすのだとか。

   また、日本人の食事が菜食中心から肉食が多くなった結果、体内に蛋白質が増えて全ての蛋白質をアミノ酸に分解することが出来なくなり、この異種蛋白がアレルギー体質を助長している原因なのだそうです。私はどうやら軽い方なので、薬など飲まずにこの季節を乗り切ろうと思っています。

開幕が迫ったWBC

   WBCの開幕が迫り、オーストラリアとの一昨日の強化試合、勝つには勝ったのですが、先発の松坂大輔投手は2点取られ、それが、どうも球数制限を意識しての結果とあっては、ちょっと心配になってきました。松坂投手には所属しているレッドソックスから一試合で投げられる球数を40球以内に収める指令が別途通達で出てたとは。

   ピッチャーはボールとストライクの境目に投げてボールを打たせて凡打に打ち取る作戦があるのに、球数制限があると、ストライクを投げないと球数が増えて交代が早くなります。松坂投手は心の中で「いま30球だから、あと10球しかない」と思いながら投げていたと思うと、何だか気の毒だったですね。

   何はともあれ、報酬はレッドソックスから出ているのですから、球団の指示に従わなければなりません。WBCに選ばれた選手は名誉なことには間違いありませんが、それとは裏腹に気にしなければならないことが色々ありそうで、アメリカに辞退した選手が何人かいるのが理解出来ます。

   公式試合の開幕約一ヶ月前に開催されるWBC。選手は所属チームに気を使いながら、また、万一怪我でもしたら大変だし、そんな状況の中で国のため戦う選手にエールを送りたいと思います。出場16チームのメンバー447選手が発表になったWBC、早く観たくてワクワクしています。

国全体が「世界遺産」

   今回、中川元大臣が訪れて美術館で問題を起こしたと報じられてるヴァチカンは正式には「ヴァチカン市国」と言い世界最小の国家です。そして、ここはイタリアの首都ローマ市の中に存在するという大変珍しい国で、国全体が「世界遺産」に登録されています。その歴史と国の概略を百科事典で調べました。

   それによると、そもそもヴァチカンはキリスト教以前から延々と続いている聖なる地です。326年にコンスタンティヌス帝がこの地に教会を建て、ローマ司教が教皇として全カトリック教会に対して強い影響力をおよぼすようになると、ヴァチカンはカトリック教会の本拠地として発展。

   1860年にイタリア王国が成立すると、当然、ここの領土は政府によって接収されて、ヴァチカンとの関係があまりよくない状態になりました。それを修復しようとイタリア政府とヴァチカンの間で折衝が続けられ、1929年に教皇とムッソリーニ首相との間で合意が成立し、主権国家として独立したのが「ヴァチカン市国」誕生の経緯です。

  面積は0.44平方キロメートル(日本の東京ディズニーランドとほぼ同じ)、人口791人(2008年9月)、元首はローマ法王で立法、行政、司法の全権を行使しています。主な建造物はヴァチカン宮殿、サン・ピエトロ大聖堂、ヴァチカン美術館など。美術館は古代ギリシャ、古代エジプトの膨大なコレクションを誇っています。

単純でも奥の深いゲーム

   「オセロ」という大変面白いゲームがあります。その歴史をインターネットで調べてみたら、このゲームは、1945年に茨城県水戸市の長谷川五郎という方が独自に考え出したものなんだそうです。その方が中学に通っている時「挟み碁」というゲームがあって、結構、流行っていたんだとか。

   碁盤の上で碁石を使って対戦し、相手の石を挟んだら、自分の色に取り替え、最後に色が多い方が勝ちになるという遊びで、囲碁を知らない人の為に考案されたものでした。将棋が出来なくても挟んだら将棋盤の上から取り除く「挟み将棋」と同じような発想から生まれているものなのですね。

   しかし、挟んだ度に一々盤面の石を取り替えるのは面倒なので、何かいい方法はないかと考えたのが牛乳瓶の紙蓋を使うこと。つまり、両面に白と黒の色を塗って碁石の代わりにして、挟んだらひっくり返すことで、石を取り替える手間を省いたのがこのゲームの起源です。ネイミングは、シェイクスピアの戯曲「オセロ」から。

   そして、1973年に玩具メーカーの「ツクダ」が商標登録を取得して発売しました。ゲームのルールは単純で解り易いのですが、奥が深いので続けて遊んでも飽きません。どんなゲームでもそうですが、定石を知っている方が絶対に有利なので、勝つためには定石(      )を研究する必要があります。ネット(      )でパソコンと戦って力をつけて下さい。

東京の知らない街

   東京で生まれ、東京で育ち、そして住んでいても、知らない街が沢山あります。例えば「恵比寿ガーデンプレイス」は東京のおしゃれスポットの一つで、駅の周辺は大変な賑わいを見せているのだそうですが、まだ一度も行ったことがありません。最近、ある本でその「恵比寿」駅誕生の経緯を知りました。

   そもそも「恵比寿ビール」は「恵比寿」にある工場で作っているのでそのネイミングになったと思っていたらさに非ず。日本麦酒醸造会社(現サッポロビール)が出来たのは1887年(明治20年)のことで、水の質がよかった東京府荏原郡目黒村三田(現在の目黒区三田)にビール工場を造ったのだそうです。当時、このあたりは民家もまばらな農村地帯だったとか。

   そして、1890年(明治23年)に発売された「恵比寿ビール」は、本格的なドイツ風ビールとして大変な人気になり、会社は大きな利益を上げました。そこで、もっと日本中に大量に出荷して売上を伸ばそうと、会社は日本鉄道(現在のJR)に対して、輸送のための停車場を造ることを働きかけたんだそうです。

   その努力が実り、ついに1901年(明治34年)にビール出荷専用の駅が誕生し「恵比寿ビール」にちなんで駅名を「恵比寿」と命名。その3年後に駅が旅客の取り扱いを始めるようになっても、駅名はそのままで現在に至っているんだとか。近いうちに「恵比寿ガーデンプレイス」に、是非、行ってみようと思っています。

本音が聞けるトーク番組

   昨日、日曜日の朝7時からの三人のトーク番組「ボクらの時代」を録画して観ました。その三人は楽天の監督野村克也氏、サッカーの名誉会長川淵三郎氏、そして、ラグビーのサントリー監督清宮克幸氏。この三人はそれぞれの分野で重要なポジションにある方々なので、もしかしたら、意外な話が聞けるのではないかと期待して。

   案の定、とても面白かったです。まず、WBCの監督を決める会議に出席した野村監督の裏話。どうやら、野村監督は自分にオハチが回ってくるのを密かに期待していたフシがありありで、星野さんの「原でいいんじゃないの」で決まってしまい、がっかりした感じが言葉尻に出てました。やっぱり、WBCの監督は魅力があるんですね。

   また、選手を褒める話。野村監督も清宮監督もこれがとても難しいと言ってました。というのは、監督が褒めれば選手は「監督はこんなことで褒めてくれるんだぁ」とか「監督は私のことを下に見てるんじゃないか」とか思うのではないかと色々と考えてしまい、そう簡単なことではないんだとか。

   そして、川渕会長はワールドカップのベストフォーに残れるように、目下、岡田武史監督と力を併せて選手の意識革命を行っていると力強く語っていましたが、さすが優勝を目指しているとは言いませんでした。トーク番組には思い掛けない本音を聞くことが出来る楽しみがあり、あっという間の30分でした。

ジャズで聴く「四季」

   バロック音楽の名曲、ヴィヴァルディの「四季」を久し振りにジャック・ルーシェのジャズのピアノ・トリオで聴きました。実に素晴らしいアレンジと演奏で、ジャズ化した違和感がまったくありません。ほぼ原曲の構成に準じて編曲しているとかで重厚です。まるでヴィヴァルディが最初からジャズ演奏を見越して作曲したようです。

   ルーシェは、本来、バッハのジャズ演奏で有名になりましたが、近年はバッハだけでなく色々な作曲家の作品をジャズにアレンジして、ピアノ・トリオのアルバムを出しています。普通、このような作品はいいメロディだけを抜粋するものですが、ルーシェはどれも全曲を演奏してるのが凄いところ。

   ラベルの「ボレロ」、ヘンデルの「水上の音楽」「王宮の花火の音楽」、ドビュッシーの「月の光」、そして、ショパンの「夜想曲」全曲をピアノ・ソロで演奏したアルバムもあります。私のように、クラシックとジャズのどちらも好きな音楽ファンにとって、ルーシェの演奏はその境を無くしてるという意味でも価値のあるピアニストです。

   現在、私の持っているルーシェのアルバムは20枚を超え、そのどれもが実に秀逸な演奏で、いつ聴いても心が躍ります。時に、ショパンの「夜想曲」をアルトゥール・ルービンシュタインの演奏と、また、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」をグレン・グールドと交互に聴いたりして楽しんでいます。ジャック・ルーシェ大好きです。

新訳で出版された古典

   本屋の新刊コーナーを見ていたら、珍しい本が目に飛び込みました。その本の名はアンブローズ・ビアス著「悪魔の辞典」の上下二冊。本の帯に《傑作にして最高の新訳》《構想9年997語完訳》と書いてあり、筒井康隆の新訳で講談社から文庫本で出版されたのです。ビアスがこの本を書いたのは1881年~1906年ですから、もう100年以上も前なんですね。

   昔、読んで面白かった記憶があるので、家に帰って本箱を探したら、角川書店の古い本がありました。奥付を見ると、初版は1975年(昭和50年)で訳者は奥田俊介、倉本護、猪狩博の三人。しかし、更にそれより古く、岩波書店から西川正身の訳で出てるので、今回の筒井康隆の新訳は三回目の出版です。

   さて、その内容は辞典形式の「風刺がきいた警句集」と言われていますが、むしろ、ある言葉を「ユーモラスな表現で定義している辞典」と言った方が適切かも知れません。例えば「幸福」については《他人の不幸を見てるうちに沸き起こる快い気分》また「不運」の所には《決して取り逃がすことのない種類の運》などと書いてあります。

   つまり、言葉を独特の視点で捉え、それをユーモアのオブラートでくるんで、読む人に思わず笑いを与える知的な読み物です。いずれにしても、このような古典を9年も掛けて新しく訳した筒井康隆氏に敬意を表します。「悪魔の辞典」を自分で作って楽しんでる方がいて、知性に溢れ結構面白いので、よろしかったらそのサイトにどうぞ。

高所恐怖症と高所平気症

   最近「高所平気症」という病気の存在を知りました。「高所恐怖症」については、前から知っていたし、知人にもこの病気の人が居て、その人はケーブルカーなどに乗った時、回りに囲いがあり、まったく下に落ちる心配がなくても怖くてブルブル震えてしまうと言ってたのを聞いたことがあります。

   ところで、その正反対の「高所平気症」。東京大学の織田正昭先生がこの病気の権威で、最近、よく起きる子供のマンションのベランダなどからの転落事故はこの病気に根ざしている場合が多いとか。つまり、高いマンションなどで生活してると高いところに馴れてしまい、高所での恐怖心が薄れてしまうのだそうです。

   織田先生によると、子供は立体的なものに対する感覚が未発達で、高層マンションに住んでいても高いところにいるという意識があまりなく、落ちたときの衝撃や痛みへの想像力が欠如。従って、高い所から下を見ても怖さを感じないなんて「高所恐怖症」の人にとっては信じられないことかも知れませんね。

   この病気を治すには、ブランコやすべり台など外で遊ばせて、子供に高い所の恐さを体感させるのがいいのだそうです。「高所恐怖症」には、主人公がこの病気のアルフレッド・ヒッチコック監督の「めまい」という大変面白いサスペンス映画があります。主演はジェームズ・スチュワートキム・ノヴァクで、未見の方はレンタル屋で借りて是非観て下さい。映画も面白いし、キム・ノヴァクの美しさも必見です。

不可解な記者会見出席

   麻生内閣は実に色々なことが起きます。内閣支持率が一桁になるかならないかで四苦八苦の時に今度は閣僚の「泥酔疑惑」です。私も中川昭一大臣のろれつが回らない記者会見をテレビのニュースで見ましたがびっくりしました。正に踏んだり蹴ったりです。あの映像が世界中に発信されたとなると、これはもう中川大臣の個人的な問題ではありません。

   その中川大臣への独占インタビューの記事が「夕刊フジ」に載ってましたので、読んでない人の為にかいつまんで紹介します。記者の質問《改めて確認したい。今回の会議出席でどのくらい飲んだのか》中川大臣《すべてを話そう。まず、ローマ行きの飛行機で寝る前にジントニックを3,4杯飲んだ。

   13日夜、G7メンバーとの夕食会では赤と白のワインを一杯づつ。その後(時差ボケ解消もあり)就寝前に打ち合わせをしながらジントニックを2,3杯飲んだ。ただ、G7本会合があった14日は昼食に出たワインを口に含んだだけ。記者会見前には絶対飲んでいない》、続けて記者《ニュース映像は見たのか》。

   中川大臣《チラっとは見たが、すべては見ていない。怖い気がして…。帰国してすぐに妻に電話したら「あなた、大変なことになってるわよ」と言われ、内容は聞いた。厳しく叱責された。情けない》。中川大臣はこの後、辞任を表明しましたが、今回の件で不可解なのは、あの状態は会話を交わせば解るはずなのに出席を止めなかった回りの人達です。「体調が悪い」と言えば日本は恥をかかなかったのに。

目が頭につく慣用句

   日本語の引き立て役に慣用句があります。同じことを言っても、慣用句を使うと、表現の幅が広がって文章が何だか美しく輝いてくるんですよね。前に「口が頭につく慣用句」と「手が頭につく慣用句」を書きましたが、今回は「目は口ほどに物を言う」で目が頭につく慣用句を並べますので、意味を考えながら読んで下さい。

   目が利く・目がくらむ・目が肥えてる・目が冴える・目が据わってる・目が高い・目が出る・目が点になる・目が届く・目が飛び出る・目に留まる・目がない・目が離せない・目が光る・目が回る・目から鱗が落ちる・目から鼻に抜ける・目から火が出る・目に浮かぶ・目に沁みる・目に触れる・目に焼き付く・目の色を変える・目の敵にする。

   目の皮がたるむ・目の中へ入れても痛くない・目のやりばに困る・目も当てられない・目もくれない・目を疑う・目を奪われる・目を覆う・目を掛ける・目を配る・目をくらます・目を凝らす・目を皿のようにする・目を三角にする・目を背ける・目を逸らす・目を吊り上げる・目を通す・目を盗む・目を離す・目を光らせる・目を引く。

   以上「目が白黒する」ような多さです。慣用句(            )を定義すると「独立した単語の複合により、異なった意味を持つようになった定型句」を言うのだそうで諺とよく混同されます。しかし、慣用句は諺のように教訓や格言として機能するものではなく、あくまで日常の行動や物事の状態などを面白く表現したものと百科事典に書いてあります。日本語を美しく彩る慣用句、好きです。

驚きの技術の進歩

   パソコンのプリンターが老朽化して、本当に何年振りかで買い換えました。購入したのはキャノンの「PIXUS MP-630」ですが、技術の進歩は驚くばかりで、全てにわたって工夫が見られ、機能の充実ぶりに眼を見はってしまいます。まず、特筆すべき変化は用紙のセット方法。

   今までは、背面に入れた用紙が印刷されて前から出てくる仕組みでしたが、今度のマシンは、何とプリンター前面の下部にA4またはB5を入れるトレイがあり、それにセットして、カチっと差し込むだけでOK。また、葉書などの特殊なサイズのものは従来通りに背面に入れればいいので、セットし直す必要がありません。

   これは実に便利な機能で、それだけでもこのプリンターの価値を充分に感じますが、ほかにも画期的な改良が随所に見られます。例えば、印刷した紙が出てくるところだって、カバーを閉めたまま「印刷」をクリックしても、まるで手を使ってるような静かな動きで自動的に開けてくれるではありませんか。

   そして、前面にデジカメのメモリー・カードを差し込むところや小さなディスプレイがあって、パソコンに関係なく印刷可能。また、スキャンやコピーの機能もあり、CDやDVDにラベルをコピー印刷することが出来ます。つまり、プリンター自体がパソコンの役目をしてるんですね。それが、今まで使っていたプリンターより値段が安いとは。

日本最古の西洋美術館

   昨日、再放送のNHKのテレビ番組「迷宮美術館」で、岡山県倉敷市の「大原美術館」の紹介を観ました。そもそも「大原美術館」は、倉敷の実業家大原孫三郎が、洋画家児島虎次郎に託して収集した西洋美術などを展示するために開館したもので、西洋美術館としては日本最古のものだそうです。

   第二次大戦後は、日本にも西洋美術を主体とした美術館が数多く誕生しましたが、1930年という昭和の初期に、一地方都市にすぎなかった倉敷にこのような美術館が開館したのは画期的な出来事でした。「ニューヨーク近代美術館」の開館が1929年であることを考えれば、大原孫三郎の西洋絵画に対する情熱の大きさが解ります。

   そして、児島虎次郎の絵に対する鑑識眼も相当なもので、二人で作り上げた美術館と言えるかも知れません。大原孫三郎の美術館創設の目的の中には、児島虎次郎の絵を展示することも入っていたようで、二人は誠に親密な関係だったとか。ところで、この美術館が持っている絵のコレクション凄いです。

   中でもモネの「睡蓮」は児島虎次郎が、再三、モネのところにお願いに行って、最初は拒んでいたモネも虎次郎の熱心さにほだされて売ってくれたそうですが、エル・グレコの「受胎告知」と並んで、この美術館を代表するコレクションと言えるでしょう。こういう番組を放映するNHK、やっぱり視聴料を支払う価値があります。

宝物の二枚のCD

   夢を見てるような大変嬉しい事が起きました。先日、ブログに書いたクラウス・テンシュテット指揮北ドイツ放送交響楽団のマーラーの交響曲第2番「復活」の2枚組CDを、何と知人が宅急便で送ってくれたのです。知人はそのCDをネット・オークションで手に入れたそうですが、驚きと嬉しさで動転しています。

   それで、早速聴いた念願の「復活」。冒頭から壮絶な演奏です。同じテンシュテットがロンドン・フィルを指揮した演奏も個性的ですが更にその上をいってます。出だしから息を飲む迫力。「こんな演奏を常にさせられたら身がもたない、頭もおかしくなるかも知れない」と、北ドイツ放送交響楽団の団員達が言ってたとかがよく解ります。

   いつも聴いているバーンスタインの「復活」とはまったく異なる演奏です。そうでなくても、独特なマーラーの音楽がなお一層強調されるような激しい音の饗宴です。あっけに取られた第1楽章が終わり、第2、第3、第4楽章も、普通の「復活」と違います。そして、問題の最終楽章の何と美しく感動的で涙腺を刺激する音楽でしょうか。

   このCDを二日間で5回聴いたというネットにあった人のコメントを書き出します。《…第5楽章の20分過ぎ、合唱が歌いだしたときには、動けなくなる、思考が停止する、鳥肌が立つ、涙が出る・・・音楽を聴いて感動した時に経験するあらゆることが起きます。…》。ただただ知人に心から感謝するばかりです。

自ら窮地に陥る不思議な発言

   「最近の麻生首相の発言は、怒るというよりも笑っちゃうくらい、ただただあきれているところ」と言っている小泉元首相をNHKニュースで見ました。先日、麻生首相の「本当は郵政の民営化については反対だった」という発言をニュースで知った時、これは簡単には収まらないと思っていたら案の定。

   言った後の国会答弁で「二年前には反対だったけど、色々と勉強した結果、賛成することにした」と言ったようですが、もう後の祭り、覆水盆に返らずで、言ってしまったことは取り消しが出来ません。こんな発言をしたら「郵政民営化」に必死に取り組んできた小泉元首相が怒るのは必然で、それを考えてないのは、何故なのでしょうか。

   「定額給付金」のことでも、再三、矛盾した発言をして「またぶれた」と言われているのに、何度でも同じことを繰り返してしまうのは、総理大臣の発言の重みを感じてないとしか思えません。麻生首相に適切なアドバイスをして、言動をチェックしてくれる側近は居ないのでしょうか。

   言わずもがなの発言で、どんどん窮地に陥っていく麻生首相がとても不思議に思えてきました。内閣は叡知を絞って、何か最善の方法論を考えないと国政は収拾がつかなくなってしまいます。100年に一度の経済危機を乗り切るためには、発言問題で議論してる場合ではないと思うのですが。

パズル選手権の全問題

   パズルが好きで、持っているパズル関係の本はいつしか30冊を超えてしまいました。本屋の店頭で見かけ、何となく買ってしまった本が多いのですが、中にダイヤモンド社発刊のH.E.デュードニー著「パズルの王様」全4巻(絶版)のように、パズル愛好者にとって宝物のような古典的な名著もあります。

   ところで、昨年の「第17回全日本パズル選手権」の全ての《問題》と《解答》がインターネットにありますので挑戦してみて下さい。この選手権はオンライン応募になっているので時間の制約はありません。誰でも参加出来て優勝者及び上位の人は「世界パズル選手権」の参加資格が得られます。

   インターネットのサイトに優勝者が載っていますが、401点取った三重県の横田真秀氏。その4位までの方が、昨年11月にベラルーシの首都ミンスク市で、25カ国が集まって開催された「第17回世界パズル選手権」に参加しています。そのレポートを読むと団体戦は日本は二年連続で準優勝。

   個人戦は日本のパズル選手権で2位だった條秀彰氏が5位になったようで、日本のパズリストの実力は相当なものですね。記憶によると「数学」と「パズル」の違いは《数式を使って解けるのは「数学」の問題で、数式が使えないのが「パズル」》と言うことですが、中には数式を使わないと解けそうもないパズルもあります。

引き分けの愚痴

   ワールド・カップ最終予選のオーストラリア戦。「絶対に勝たなければいけない」試合が引き分けになって欲求不満です。オーストラリアの監督が「我々は引き分けでもいいけれど、日本は絶対に勝たなければならない試合だから、プレッシャーは日本の方が遥かに大きい」と言ってた通り、フィンランド戦のようにはうまくいかなかったですね。

   オーストリアは終始リスクを避ける試合展開で、全部の選手が自陣で守っているのでは、ゴールをこじ開けるの容易なことではありません。日本が得点が取れるチャンスはセットプレーしかない感じで、前半に訪れた中村選手のフリーキックはワクワクして観てましたが、枠にいかずにゴールの遥か上でもうがっかり。

   背の高い選手の壁が気になって、ボールがどうしても上にいってしまうのは解りますが、あの位の距離で中村選手がキーパーが手が届かないギリギリのところに入れたゴール・シーンを何度も観てるのに、日本の試合となるとうまくいかないのはやっぱりプレッシャーのせいでしょうか。

   また、何度かあったコーナーキックでも、キーパーが迷う微妙なところにボールがいかずに楽にキャッチされてしまったのも残念。そして、フィンランド戦で2得点を挙げて気をよくしているはずの岡崎選手を最初から使わなかったのも不満です。一生懸命戦った選手に申し訳ないけど、愚痴を書いてしまいました。

個性的なマーラーの「復活」

   久し振りにマーラーの交響曲第2番「復活」をクラウス・テンシュテット指揮ロンドン・フィルで聴きました。ともかくこの曲好きで、過去、何度繰り返し聴いたか解りません。全曲を通して漂うロマンチックな雰囲気を何と表現したらいいのでしょうか。ことに最終楽章は美の極致といっていいくらいで、いつも感動します。

   ところで、3年前くらいから懸命に探していて、今もって手に入らない一枚の「復活」のCDがあります。指揮がテンシュテットで演奏は北ドイツ放送交響楽団。しかし、海賊版でしか手に入らないことが解っているこのCDを何故探しているかと言うと、音楽評論家の許光俊氏の本を読んだからで、その本にはこう書いてあるんです。

   《この演奏を聴かずしてマーラー・ファンとは言えない。これで北ドイツ放送響と常任指揮者だったテンシュテットの関係は最悪の状態になり、訣別してしまったが、それもそのはず、こんな演奏を常にさせられたら身がもたない、頭もおかしくなるかも知れないと、北ドイツ放送響の団員達がこの指揮者を極度に嫌ってしまったからだ》と。

   そんな文章を読んだら、何が何でもその演奏を聴きたくなりますよね。知人にも、もし見つけたらと頼んであるのですが、どうも無理そうな気がします。そこで、どのオーケストラを指揮しても、指揮者の傾向は大きく変わらないと思い、ロンドン・フィルを指揮したのを聴いているのですが、やっぱり個性的な演奏です。でも私は好きです。

富士山頂の管轄

   富士山の山頂は山梨県と静岡県のどちらにも属してないのをご存知でしょうか。それについてインターネットでその経緯を知りましたので紹介します。何しろ富士山は日本を象徴する山だけに、江戸時代にも頂上は甲斐と駿河のどちらに属するかという議論があり、幕府が裁定に乗り出したが結論が出なかった記録があるそうです。

   富士山の8合目までは山梨県と静岡県にはっきり分かれているそうですが、頂上を含むそれから上の所有を巡っては、1974年(昭和49年)に浅間神社、静岡県、山梨県の間で裁判が起こされました。そして、最高裁はここは浅間神社の境内で静岡県でも山梨県の所有でもないという判決を出しているのだそうです。

   浅間神社の本宮が静岡県の富士宮市にあるからといって、静岡県の所有ではないというのが現在の見解だとか。富士山にある浅間神社は正式には「富士山本宮浅間大社」と言い1149年(久安5年)に建てられたもので、浅間神社は全国に1300以上もあるそうですから凄いですね。

   ちなみに、富士山頂には住所は無く、郵便番号の418-0011と「富士山頂郵便局」と書くとその郵便物は実際に富士山頂に行くわけではなく富士宮局留めとなり、局員が読むんだとか。それなら、やっぱり山頂は実質的な業務を行っている富士宮のある静岡県の所属に思えるのですが。

演技派女優の歌と踊りに喝采

   盛んにテレビで宣伝しているミュージカル映画「マンマ・ミーア!」を観ました。1999年にロンドンで初演以来、全世界170都市以上で上演され、3,000万人以上の人を熱狂させているロングラン・ミュージカルの映画化作品です。製作、監督、脚本が全部女性というのも話題です。

   何しろ好きなABBAの曲が次から次に、そして、メリル・ストリープが「ダンシング・クイーン」を踊って歌っているのを観るだけでも価値のある映画かも知れません。「心みだれて」にしても「マディソン郡の橋」にしても、情感に満ちた映画ばかりの彼女が59歳にして初めて挑戦したミュージカル映画。実に楽しく踊っています。

   ブロードウエイ・ミュージカルの映画化作品に主演するのが夢だったというメリル・ストリープにとっては正に念願が叶った訳で、生き生きと輝いているのは当然です。あの演技派女優が、これほどまで歌も踊りも堪能とは驚きの一語に尽きます。映画の舞台はエーゲ海に浮かぶギリシャの美しいリゾート地、カロカイリ島。

   この島でホテルを経営するドナ(メリル・ストリープ)の一人娘ソフィ(アマンダ・セイフライド)がこの島で結婚式を挙げることになり、三人の男性に結婚式の招待状を送ってテンヤワンヤの大騒ぎがこの映画の骨子です。メリル・ストリープの歌と踊り、そして、ABBAに酔った二時間でした。演技派女優に喝采です。

使い続けたいモバイルの名器

   かなり前に発売になったモバイルの名器、シャープの「Zaurus MI-C1-S」を相変わらず活用しています。ところが、最近の小型ノート・パソコンなどの台頭により、このマシンは生産が終了して市場から消えたことを知りました。かって「電子手帳」の名称で市場を賑わし、今も便利に使用しているだけに淋しい限りです。

   小さいのにその機能は誠に多彩で、メール、インターネット、ワープロ、カレンダー、スケジュール管理、乗換案内、英和辞典、和英辞典、国語辞典、漢和辞典、電卓、表計算、データベース、アドレス帳、手書きメモなどパソコンに引けを取らない充実ぶりで、常に私のカバンに入っています。

   中でも、データベースの価値は絶大で、あらゆる方面に活用出来ます。項目の設定が実によく考えられていて、並び替えのキーも選べます。ちなみに、現在入ってるデータは[Excelの主要な関数][閣僚名簿][ジャズ・プレイヤー][指揮者][ロック・グループ][作家][アカデミー賞映画]ほか多数。キーを工夫して大いに活用しています。

   また、ワープロはメモ的な使い方でタイトルを付けて種別に分類が可能.。「時刻表」など色々なデータが記録してあります。しかし、メールとインターネットは携帯電話との接続が必要で、ドコモのムーバをフォーマに変えたら使えなくなり残念至極。通信が出来なくても、これからも使い続けていこうと考えています。第一、沢山データが入り過ぎていて、止められないと言うのが正しい言い方かも知れません。

二つの雑誌で一位の推理小説

   まだ買ったばかりで、導入部の第一部「事件のはじまり」14ページしか読んでいない推理小説を紹介します。推理小説の紹介は非常に難しく、エチケットとして、物語の骨子に触れてはならないし、読み終わってしまっては、その評価をしなければならないしで、紹介の方法として、この方がいいと思ったからです。

   さて、その推理小説は伊坂幸太郎著「ゴールデンスランバー」。年一回発行で、毎年、国内と海外のベストテンを発表しているミステリー雑誌「このミステリーがすごい!」(宝島社)も「ミステリが読みたい!」(早川書房)のどちらも、何と2008年の国内一位になってるこの小説、早速買ってきて読み始めました。

   この小説の発端は、仙台で金田首相のパレードが行われていて、首相の乗っているオープンカーに爆弾を仕掛けたラジコンのヘリコプターが舞い降りてきて炸裂。単行本500ページを越す長い小説の始まりです。実はこの小説の著者、伊坂幸太郎氏の作品は過去に何一つ読んでいません。

   雑誌に書いてあるプロフィールによると、1971年千葉県生まれで東北大学法学部卒業、2000年に「オーデュボンの祈り」でデビューし、これが第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞。そして、今回の作品は第5回本屋大賞と第21回山本周五郎賞に輝いているとか。書評の最後を「ただ一言、傑作」と結んでいるこの小説、この先どうなるかとても楽しみです。

価値がある招待状

   今年2009年の「マスターズ」に石川遼選手が招待されて話題になっています。この大きなトーナメントに17歳の若さで出場出来るなんて、色々と書かれてもおかしくありません。石川選手が受け取った招待状を高く掲げ、宝物と言ってたのをテレビで観ましたが気持が解ります。17歳は史上最年少の出場と思っていたら、二番目だとか。

   それにしても、石川選手のインタビューに対する受け答え、いつも誠に的確で整然としていて、とても高校生とは思えない落ち着きで非常にいい感じです。恐らく、家庭教育のたまものと思いますが思わず応援したくなってしまいます。かなりの実績を残していながら、謙虚さを失ってないのもいいですね。

   さて、ジョージア州のオーガスタ・ナショナル・ゴルフ・クラブで行われる「マスターズ・ゴルフ・トーナメント」。 出場選手はランキング上位者や、歴代マスターズ優勝者のほか、アマチュア選手も招待されます。インターネットで読んだ知識によると「マスターズ」の最多優勝者は ジャック・ニクラスで6回。

   次いでアーノルド・パーマータイガー・ウッズの4回。果たして、今年の優勝は誰なのでしょうか。あるプロのプレイヤーが言ってましたが、石川選手には何かとんでもないことをやってくれる雰囲気があると。今年の4月9日(木)~12日(日)の「マスターズ」中継の視聴率は、非常に高いに違いありません。私も、是非、観戦しようと思っています。

切れ味鋭い人工頭脳

   将棋が好きで時々パソコンと戦っています。私の愛用しているアプリケーション・ソフト「AI将棋」(2千円位)まるで生きてるようです。人工頭脳を搭載しているこの将棋ソフト、レベルを私のヘッポコ初段に設定しているので、勝ったり負けたりのいい勝負で街の将棋クラブに行く必要がありません。

   攻めも守りも非常にヨミが正確でほとんどチョンボが無く、時に「どうだ参ったか!」と言わんばかりのいい手を指すことがあり、思わず眼を見張ってしまいます。たまに人をひっかけるような手を指して、ニヤリとしてるような時など「その手はクワナイよ」とひとこと言ってやりたくなります。

   また、逆にこちらがちょっと相手が困るような策略を用いると「そんなことをやったって無駄だよ」とばかりに怒ったような感じで駒を動かします。ところで、この前こんなことがありました。私が大きなミスをして、相手が間違いなく勝つ状況になってしまい、シャクにさわったので、正規の「投了」を行わずに対局をリセットしてしまったのです。

   するとパソコンはそれをちゃんと憶えていて、次の対局で私が絶対に勝ちそうな局面になり得意満面で勝利の喜びを味合おうと思っていたら、何と相手はその場面を消してしまうではありませんか。つまり復讐をしたんです。それ以来、負けそうな時には「負けました」ときちんと「投了」の手続きをしています。パソコンを怒らせないために。

「もり蕎麦」と「ざる蕎麦」

   「もり蕎麦」と「ざる蕎麦」の違いは何かと訊かれたら、海苔がかかっているのが「ざる蕎麦」で、かかってないのが「もり蕎麦」と答える人がほとんどではないでしょうか。かく言う私もその一人で今までずっとそう思ってました。ところが、最近、ある本やインターネットで本来の違いを知ったので紹介します。

  昔は「もり蕎麦」と「ざる蕎麦」の違いは器の差で「もり蕎麦」は四角い蒸籠(せいろ)またはお皿に高く盛り、「ざる蕎麦」はザルに盛ったのでこう呼ばれていたのだとか。そして「ざる蕎麦」の方が少し高級なものと位置づけして「ざる蕎麦」には海苔をかけ薬味に本生姜を添えたり、ツユにも味醂を加えたりして違うツユを使っていたのですね。

   ところがお店としては二種類のツユを用意するのは大変になってきて、いつしか薬味もツユも同じになってしまいました。従って、現在はどこのお蕎麦屋さんも「ざる蕎麦」は海苔を掛け「もり蕎麦」は掛けないという差だけになり、ざる蕎麦の方が海苔の値段だけ、若干、高いのです。

   ちなみに「かけ蕎麦」は気の短い江戸っ子が、いちいちツユにつけて食べるのが面倒だから最初から掛けてしまえでぶっかけ蕎麦が誕生し、それが省略されてこの名称になったのだとか。そしてその後、油揚げや天ぷらなどを入れるバリエーションがどんどん生まれて現在のような姿になりました。日本蕎麦って本当に美味しいです。

京都妙心寺のお風呂

   東京国立博物館で1月20日(火)から3月1日(日)まで「妙心寺特別展」が開催されています。妙心寺は、一昨年、京都旅行をした時にお参りしましたが、このお寺には「明智風呂」というお風呂があります。浴室は1587年(天正15年)に明智光秀の叔父さんに当たる密宗和尚が、明智光秀を追善するために建立したもので、一種の蒸し風呂です。

   その時のお寺の案内の方の説明によると「本能寺の変」のあと明智光秀は叔父さんの居るこのお寺を訪れ、身の振り方を色々と相談したんだそうです。その時、明智光秀は自らの命を絶つことも考えていたそうですが、叔父さんが思い留まらせ、そして、光秀はこのお寺を去る時に多額のお金を叔父さんに渡したのだとか。

   明智光秀が亡くなった後、この叔父さんがそのお金を使って作ったとかのそのお風呂、中に入って見ることが出来るようになっていてお風呂の隣に脱衣場がありました。ここで僧侶が風呂に入るために脱いだ衣類を包んでおいた敷物が「風呂敷」の由来と説明された覚えがあります。

   ここで明智光秀の話を聞いたので、そのあと本能寺にも行ったのですが「本能寺の変」(   )が起きた本能寺は事件の時に焼失してしまい、現在の本能寺は全然別の場所に建てられた別のお寺。でも、ここに信長や家臣のお墓があったのを憶えています。一昨年の暑かった夏の京都旅行を懐かしく思い出します。

超迫力のロックのライヴ映像

   昨日、新宿武蔵野館でアニメ映画「岸辺のふたり」を観てきたことをブログに書きましたが、わざわざ映画館に行ったのには理由があるのです。実はこのアニメの後に上映している「SHINE A LIGHT」も観たかったからなんです。監督は「ディパーテッド」でアカデミー賞を獲得したマーティン・スコセッシ

  昨2008年、ザ・ローリング・ストーンズがニューヨーク、ビーコン・シアターで行ったライヴを撮った実写映画です。今までザ・ローリング・ストーンズのライヴ・シーンなど観たことが無い私としては、この機会に、是非、この映画も観ておこうと映画館に足を運んだのです。

   そして、ハード・ロックの凄まじい迫力に圧倒されて、息を飲んでただひたすらに華やかな画面に没頭しました。かなり前に還暦を過ぎてるミック・ジャガーがステージ狭しとまるで20代の若者のようにギターを抱えてエネルギッシュに踊りながら歌う姿を、何と表現したらいいか言葉が見つかりません。

   そして、観客と一体となった会場の盛り上がりは、クラシックやジャズのライヴとはまったく違う雰囲気で、あっけに取られて画面をただただ凝視するばかり。ハード・ロックの強烈な感動はライヴでしか味合えないことを実感した二時間でした。好きな「As Tears Go By」も素晴らしい演奏だったし、この映画観てよかったです。

心に沁みるアニメ映画

   昨日、新宿武蔵野館でオランダのアニメ映画「岸辺のふたり」を観てきました。監督はマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットというアニメ作家で原題は「Father and Daughter」。上映時間は何と8分間で入場料は500円、毎朝10時から一日一回だけ上映していて、一昨年の12月からすでに一年以上続いているロングランです。

   ストーリーをパンフレットに書いてあるそのまま紹介すると《幼い娘を置いて、岸辺からボートに乗って行ってしまったまま戻ることはなかった父。遠い日の父の面影を求めて、娘は最後に別れた場所である岸辺を訪れ続ける。少女から大人へ、そこはまた彼女の成長を記す場所でもあった。

   繰り返される四季。移り変わる自然。それでも変わらず、娘は岸辺に立ち止まり、父を想う。そうして時は過ぎ、そのひたむきな強い思いはある奇跡を起こす》。その物語をヨシフ・イバノヴィッチの「ドナウ川のさざ波」の美しい音楽をバックに切々と描いています。

   娘が自転車に乗って岸辺に通う映像の痛ましいこと。しかし、どんなにつらく悲しい状況にあっても、諦めずに努力していると、いつかは奇跡が起こることを映画は語っています。「オランダアニメーション映画祭」グランプリなど数々の賞を受賞している8分間のアニメ映画。映画館の大きな画面で無くてもいい方はこれを鑑賞して下さい。

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