無料ブログはココログ

« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »

繊細な筆致の油絵の魅力

   昨日、知人に誘われて日本橋の三越に個展「福田建之油絵展」を観に行ってきました。会場に入り、その作品が眼にふれた途端、何とも言えない清涼感が胸の中に湧き上がりました。展示されてる絵の全てがフランス各地の風景画。思わずため息の出るような美しいタッチの油絵ばかりです。

   絵の隅々に気を使われている繊細な筆致で、観る人を引きつけます。水面に映っている影の描写には、ふと心の中に感嘆の声があがったほどです。福田さんはその知人の友人とかで会場で紹介されて少し会話を交わしましたが、大変洗練された雰囲気を持たれてる方で、それらの絵を描かれたことに納得しました。

   三越の紹介文《緻密な筆致で清涼感漂うフランス各地の風景を描き続けてこられた福田建之先生。5回目の個展となる本展ではブルゴーニュを中心に取材された新作30余点を一堂に展覧いたします。歴史ある家並みのたたずまいと緑と水辺の美しいハーモニーは心にしみるような感動を与えます。

   ぜひこの機会に瑞々しい光溢れる福田建之先生の美の世界をご堪能下さいますようご案内申し上げます》とありますが、その通りだと思います。日本橋三越本店本館6階の画廊で12月1日(月)まで開催されていますので、風景画の好きな方は、是非、観に行かれて油絵の魅力を満喫して下さい。絶対に心が洗われます。

充実しているネットの番組表

   よくチェックするインターネットの番組表が3つあります。まず最初に「テレビ番組表」。これは1チャンネルから12チャンネルのテレビ番組を[全て][ドラマ][映画][スポーツ][演劇][音楽]など15項目のジャンルに分類が可能で、また、お目当てのタレントの出演番組の検索が出来るなど非常に充実しているデータベースです。

   そして、NHKの衛星放送二つも価値のあるチャンネルで、これは「テレビ番組表」を右にスクロールすれば見ることが出来ます。NHKならではの貴重な映像が放映され、チェックしてないと後で口惜しい思いをすることがあるのです。世界遺産、動物の生態など森羅万象びっくりするような映像が盛り沢山。

   次に「WOWOW番組表(アナログ)」。大変詳しく番組内容が解り、カレンダーの日付をクリックすると、その日から一週間分が表示されます。例えば映画のところにマウスの矢印をもっていくだけで、あらすじはもとより、監督、出演者などが表示され、録画すべきか否かが判断出来ます。何しろWOWOWは映画の宝庫です。

   最後に「NHKFM番組表」。これも時に驚くような凄い番組があるんですよね。私にとって、特に日曜日の午後2時から6時までの4時間は重要で、このブログによく登場するクラシックの非常に貴重な放送があります。海外の放送局から提供された録音テープなどその価値は測り知れません。録音、録画をとりこぼして後悔のないようにしないと。

独特の魅力を持つ懐かしい曲

   西武池袋線の江古田駅真ん前にライヴハウス「BUDDY」があります。先日、家から近いここの前を通ったら出演者の「スケジュール表」が貼ってあり、そこに長谷川きよしの名前があるではありませんか。長谷川きよしで思い出すのが「黒の舟唄」。久し振りに「長谷川きよし NEW BEST」というアルバムを取り出して聴きました。

   《男と女の 間には 深くて暗い 川がある 誰も渡れぬ 川なれど エンヤコラ 今夜も 舟を出す Row  and Row Row and Row 振り返るな Row Row》と切々と朗々と歌ってます。そもそもこの歌は長谷川きよしのオリジナルではなく、かって歌手だった作家で元参議院議員の野坂昭如が歌ってヒットした曲です。

   「フォーク名曲事典300曲」で調べて見みたら、コロンビア・レコードから1971年2月に発売になり、かなり評判が高かった曲と書いてあります。この曲は何人もカバーしている歌手がいて、加藤登紀子もその一人で歌っている映像があります。

   作詞の能吉利人も作曲の桜井順もよく知りませんが、詞といい旋律といい何とも言えない独特の妖しい魅力が漂っていて昔から好きな曲です。長谷川きよしの名前に接し、はからずも久し振りに聴くことになり、聴いたあと《ロー・アンド・ロー ロー・アンド・ロー》が暫く頭から消えませんでした。

郵便物の宛名を消すスタンプ

   送られてくる郵便物には、当然、住所と氏名が載ってます。捨てるに際し、別に気にしないでそのままゴミ袋に入れてしまう人と、個人情報流出を心配して、手で破ったり安い家庭用のシュレッダーを買って処理してる人の二通りいます。私は後者で、いつもシュレッダーで細かく切り裂いて捨てています。

   しかし、シュレッダーは結構時間が掛かり、何かほかにいい方法がないかと思っていたら、最近、優れた道具が売られているのを知りました。この道具は住所や名前の箇所に捺して、書いてある文字を見えなくしてしまう、つまり、字消しスタンプです。

   現在、販売されているのはプラスの「ケシポン」、シャチハタの「セキュア スタンパー」、そして、コクヨの「かくしタロー」。それぞれ似たりよったりで値段は約1,000円、「東急ハンズ」や文房具店で売ってます。

   私は普通サイズより少し大きめのスタンプがあったシャチハタの「セキュア スタンパー」を買いましたが、実に便利で重宝しています。捨てたい手紙や葉書を手許に置いといて、このスタンプをポンポン捺してゴミ袋に入れます。シュレッダーのように音も出ないで簡単に個人情報流失を防げます。是非お試し下さい。

貴重なライヴ録音の放送

  日曜日のNHKFM、チャイコフスキーの歌劇「エフゲニー・オネーギン」を例のDATに録音しておいて聴きました。演奏は小澤征爾指揮の「東京のオペラの森管弦楽団」、上野の東京文化会館でのライヴ録音です。このオペラ公演は東京都とNHKと民間企業共同のイベントで、4年前から毎年行われています。

   このオーケストラのメンバーは小澤征爾の志す音楽に共感し、それを目指す音楽仲間を中心に、高い実力を持った国内外で活躍する日本人演奏家など凄い人達で、中にはサイトウ・キネン・オーケストラや小澤征爾が顧問をしている水戸室内管弦楽団のプレイヤーも多く含まれています。

   世界中を飛び回ってほとんど日本に居ない小澤征爾氏が日本でオペラを指揮するとあってこのコンサートの人気は高く、チケットはあっという間に売り切れたと聞いています。小澤征爾の演奏に生で接する機会は、毎年、長野県の松本で行われているサイトウ・キネン・オーケストラの公演とこれしかないかも知れませんね。

   さて、チャイコフスキーの代表作の一つと言えるこのオペラ、大変に素晴らしく、正に小澤征爾ならではの演奏です。ことに第1幕のチャイコフスキーの作品の中でも特に美しい「手紙の場」のアリアにはうっとりと聴き惚れました。こういった演奏を放送するNHKFM、視聴料を支払う価値が充分にあります。

「振り込め詐欺」の防止装置

   「振り込め詐欺」が最悪のペースで増え続け、一日の被害額が約1億円に達してるそうです。冷静に考えれば絶対に引っかからないはずの詐欺にあってしまう原因は、子を思う親の心理を巧みに利用したマインドコントロールとか。今その防止に警察や銀行業界が協力して色々と対策を考えています。

   さて、岡山県倉敷市に住む方が「振り込め詐欺防止装置」を考案し、特許出願をしたと朝日新聞に載ってました。そのシステムは「お金がいる」「直ぐに振り込んで」など詐欺師が口にしそうな言葉をキーワードとして記憶させた装置を電話につないで置くんだそうです。

   そうすると、電話を切った後「お金は直ぐに振り込まないで第三者に相談しよう!」などの注意を促す声が出てくる仕掛けで、新聞に、スピーカーを内蔵した箱形の装置のイラストが書いてありました。

   一方、インターネットのサイトにも、4人の大学生が《ATM(現金自動預払機)の近くで携帯電話を使うと電波を感知して、ATMに取り付けた機械が音声で注意を喚起する装置》を3千円~4千円の安価で開発して、警察から感謝状を貰った写真がありました。あの手この手で何とか詐欺の被害を未然に防いで欲しいものです。

ジャズ喫茶の老舗「いーぐる」

  久し振りに四ッ谷のジャズ喫茶「いーぐる」(      )に行ってきました。この店はオーナーの後藤雅洋さんが大学生の時からやっているジャズ喫茶の老舗。最近はずっと吉祥寺の「メグ」ばかりに顔を出していて、この店はすっかりご無沙汰していました。家から四ッ谷の方が吉祥寺より近いのに。

   それにしても、ジャズ喫茶は一人できてる人がほとんどで、黙々とジャズを楽しんでる人ばかり。ジャズ喫茶には同好の士が同じ場所で一緒にジャズを聴いている連帯感があり、その雰囲気が何とも堪りません。それに「いーぐる」に行くと、スピーカーの名器JBL 4344の音が聴けるのもいいですね。

   行った時、ちょうどオーナーの後藤さんがお店におられて、持っていた後藤さんの著書「新ジャズの名演・名盤」(講談社)にサインをして貰える幸運に恵まれ、我が愛読書が一段と輝きを増しました。

   後藤雅洋さんも「メグ」のオーナーの寺島靖国さんも沢山の本を出していて、寺島さんは早稲田で後藤さんは慶応。お二人とも大学在学中からジャズにのめり込んでいたようで、結局、好きなジャズが一生の仕事になってしまいました。「メグ」も「いーぐる」もとてもいい雰囲気のジャズ喫茶で大好きです。

大統領と首相の役割分担

   大統領と首相の両方がいる国があります。その場合、国によって違う役割分担を百科事典で知りましたので紹介します。例えばドイツでは、大統領は形式的な国家元首で、ほとんど政治的な権力は持っていません。首相が実質的なリーダーで、国政を司っています。

   ところが、フランスでは直接選挙で選ばれる大統領の力の方が大きく、首相の任免権や議会の解散権など強力な権限が与えられています。しかし、大統領が外交を、首相が内政を担当するのが慣例となっていて、両者が対立し政権が不安定になることもあるそうですから厄介ですね。

   また、イタリアも大統領の権限が強く、首相の任命権や議会解散権なども持っていて、各省の大臣ですら、首相の指名に基づき、大統領が任命しないと発令しない仕組みになっているのだそうです。

   そして、中国は最も権力を持っているのは国家主席でその下に首相がいます。しかし、首脳会談など国の重要な政治判断などは二人で相談して行っているようなので「ツートップ体制」と言えるかも知れません。いずれにしても、二人のリーダーの居る国の政治は複雑な様相を呈しています。

62歳でブレークした歌手

   秋元順子という62歳の還暦歌手が大ブレークをしてるのをご存知でしょうか。4年前に58歳でプロ歌手にデビューし、今年、もしかしたら「紅白歌合戦」に出場出来るかも知れない勢いです。彼女の経歴を紐解いてみると、20歳の時、ある石油会社に入社し、サークル活動としてハワイアンバンドのボーカルをしていましたが25歳で結婚。

   子供も出来て40歳まではごく普通の専業主婦としての生活でした。ところが、子育てが一段落し、かねてからの夢だった本場のジャズに触れてみたい思いが高まってニューヨークに行き、ジャズ・スポットを2、3週間巡ってるうちに秘めていた心の炎がめらめらと燃えてきたんだとか。

   帰国後、地元東京の江東区や上野などのライブハウスやスナックで前座としてジャズやシャンソン、ラテンなどを歌ってるうちに、定期的にソロコンサートを開くようになり、歌の経験は15年以上はあるそうです。

   しかし、鳴かず飛ばずでプロになったのは4年前の58歳。今年1月にリリースした「愛のままで…」がジワジワと売り上げを伸ばし、7月にはオリコンの歌謡曲チャートで連続1位に輝き、現在、20万枚を売上げて大ヒットになているのだとか。ブレークのきっかけになった「マディソン群の恋」も中々いい歌です。

小江戸と呼ばれる川越

   有楽町線は西武池袋線東武東上線も相互乗り入れしていて「小竹向原」駅で分岐しています。最近、西武池袋線の駅で「小江戸川越の見どころ」というパンフレットが眼に入りました。というのも、私にとってここは思い出多い街で「川越」の文字が強烈に私を捉えたのです。川越には西武池袋線、東武東上線のどちらでも行けます。

   この機会に埼玉県川越市をちょっと調べてみました。江戸城を造ったことで有名な太田道真、道灌親子によって長禄元年(1457年)に川越城も築城され、徳川家康はここを江戸の北の守りとして重視していて、有力な大名が司っていました。

   ところが、寛永15年(1638年)の大火によって城下町のほとんどが焼失し、現在の川越の原型は五代目城主、松平伊豆守信綱によって造られたのだとか。川越市内には重要文化財の「喜多院」「川越歴史博物館」「時の鐘」などがあり、JRと東武東上線が接続してる「川越」駅から「本川越」駅を経由して「小江戸巡回バス」が出ているので、そのうち、是非、行ってみようと思っています。

   川越には、この西武新宿線の「本川越」駅のほか、東武東上線の「川越市」駅、同線とJR川越線が接続してる「川越」駅の三つがありますが、私は東武東上線の「川越市」駅にしか行ったことがありません。この記事を書いていたら、久し振りに有名なうなぎ屋「いちのや」で美味しいうなぎの蒲焼きを食べたくなってしまいました。

サッカーの奇想天外な作戦

   イタリアのサーカー・リーグ「セリエA」は名立たる20チームが優勝を競い合っています。最近行われたカターニア対トリノ戦は、カターニアが3対2で勝ちましたが、この試合のカターニアの普通考えられない「奇想天外な作戦」がネットに載ってました。

   記事に少し手を加えて紹介すると《「事件」が起きたのは前半終了間際のことだった。1-1で迎えた40分、主審はカターニアにFKを与え、それを蹴ろうとジュゼッペ・マスカラが助走した瞬間、チームメート4人がGKセレーニの視界を妨げようと一瞬オフサイドポジションに飛び出し、二重の壁を形成するというかく乱作戦に出た》。

   そして《この作戦には「仕上げ」が用意されていて、ジャンビト・プラスマティがGKの前でいきなりパンツを下げると、ボールは0.1秒の間にネットに収まっていた》というのです。イタリア審判委員会は、プラスマティの行動を「スポーツマンシップに反する」と批判しているそうですが、ルールには違反してないのでしょうか。

   《カターニアのワルテル・ゼンガ監督はこれまでにも、何度かセットプレーでルール違反を犯しているが、今回の作戦ばかりは、一部のイタリアサッカー批評家のひんしゅくを買ったようだ》と書いてあります。いやはや、とんでもない作戦を立てる監督がいるものです。このシーンの動画、何度も観てしまいました。そして、昨日の日本対カタール戦のハイライトも。

WOWOWの絶大な価値

   予備知識がまったくない凄い映画を観ました。WOWOWを録画して観たフィンランド映画「過去のない男」。観てから調べてみたらカンヌ映画祭でグランプリを取ってるんですよね。2002年制作ですからもう6年前の映画。アキ・カウリスマキ監督はフィンランドを代表する監督のようです。

   物語は、ある街の広場で旅人が三人組の暴漢に襲われ、頭を強打されて自分の名前すら解らない記憶喪失になってしまうところから始まります。その後、知らない街の人達の優しさをほのぼのとしたタッチで描いています。人間の本質にある悪意と善意。しかし、善意の方が大きいことを観てる人に伝えてくれます。救世軍の演奏する音楽の美しいこと。

   見終わって、例の「映画大辞典」のコメントを見てみたら、絶賛してる人沢山いて、10点の評価をしてる人のコメントを二つ紹介します。《ああ・・・この独特なテンポと、じんわりくる雰囲気。もうたまらんです。……回数を重ねて見るたびに味が出る出る。傑作。音楽も最高。……》。

   《貧しくても豊かな世界がこの映画には広がっています。鑑賞後、とても気分がよくなりました。カウリスマキ監督はかなり小津安二郎作品に影響を受けてますね……》。映画を心から愛する人が喜びそうな映画を放映するWOWOWの価値って絶大です。DVDが出てるようなので、是非、ご覧になって下さい。

伊豆諸島が東京都管轄の理由

   世の中には珍しいことを色々と調べる人が居るものです。本屋の店頭でペラペラ読んで、これは買わないワケにはいかないと思ったのが「謎と不思議がいっぱい!ミステリアス日本地図と遊ぶ本」(河出書房新社)という長いタイトルの本。よくぞそんなことを調べたものだと感心してしまいます。

   例えば《太平洋上に連なる伊豆諸島はなぜ、東京都の管轄なのか?》という問題。《伊豆諸島が東京都であるのは、誰もが知ってることだが、何故あんな離れた島々が、東京都なのだろうと、一度は疑問に思ったことがあるのではないだろうか》と読者に問いかけていますが、私もかねがねそう思ってました。

   そもそも伊豆諸島を静岡県から東京府(現在の東京都)の管轄に変更したのは明治11年(1878年)。その理由は、もし外国の船が日本を攻めるとしたら、伊豆諸島をルートにするのが最適と思われ、監視体制を強化する為には、政府のある東京府の管轄にしておくのが好都合と考えた結果なのだとか。つまり、軍事的な理由からなのですね。

   そのほか《銀座にはどの区にも属していない約6千坪の土地がある》とか《日本海と太平洋の両方に注ぐ川がある》とか《長野県と静岡県の県境に毎年綱引きによって移動する地域がある》とか《山形県と新潟県の県境に紐のような福島県がある》とか《改札口からホームまで歩いて10分も掛かる駅がある》とか、驚くことが満載されています。

「KY」の新しい意味

   麻生首相の「KY」は「空気が読めない」ではなくて「漢字が読めない」とは困った問題です。日本の一番偉い人が、踏襲をふしゅう、有無をゆうむ、前場をまえば、未曾有をみぞいう、詳細をようさいと読んでいたのでは、何と言っていいのか言葉がありません。総理大臣の「KY」がクローズアップされるなど前代未聞です。

   麻生首相は新聞を読まないで、マンガばかり読んでいると冗談まじりに言ってるようですが、あながちジョークではないかも知れませんね。確かに漢字のヨミは難しく、地名など読めないことはよくありますが、常識的な漢字さえ読めないとなると、もうお手上げ。しかし、英語はペラペラです。

   漢字が読めないのは、失言と違って注意すれば防げるようなことではなく、何だか気分が暗くなってしまいます。「所信表明演説」を聞いている時にはまったく気がつきませんでしたが、こんなに評判になってこれはいけないと、これからのスピーチは原稿に予めルビを振ったりして対応するのでしょうか。

   昨日の日曜朝の「時事放談」に加藤紘一元自民党幹事長と民主党最高顧問の渡部恒三さんが出ていましたが、この漢字の話題になったら、加藤さんは適当な言葉が見つからずにしどろもどろで、恐らく周辺の人達はみんな困っているのでしょうね。また「定額給付金」についての意見もいつもの加藤さんらしからぬ歯切れの悪さでした。

自動販売機の硬貨投入口

   自動販売機の硬貨投入口には縦型と横型の二種類ありますが、その理由をご存知でしょうか。それについて書いてある本とインターネットのサイトを読みましたので紹介します。自動販売機は、当然、入れた硬貨の真偽を判断し、そして、金額を認識する識別装置がついています。

   その識別装置に硬貨が到達する時間は、コロコロと転がる縦型の方が早く、横型は硬貨が倒れた状態で滑っていくので、スピードが遅いという根本的な差があります。しかし、縦型は投入口と識別装置の間に大きな面積を必要とし、横型はそれが小さくてすむという特徴を持ってます。

   従って、ジュースや煙草の自動販売機のように、中に種類が多い沢山の商品を収納しなければならないものは、識別装置に面積を取らない横型が適しています。一方、駅の券売機は、沢山の人が連続的に硬貨を入れるので、徹底的にスピードを重視する必要があり、商品の収納がないので縦型。

   ちなみに、キップが出てくる仕組みは、券売機の中に細長い白紙のロールがセットしてあり、硬貨が入れられると金額を印刷してカットしてキップが出てくるようになっていて、予め金額別のキップを用意してる訳ではありません。こういうメカニズムを考える人間の知恵って凄いです。

原作も映画も秀逸

   原作が直木賞を受賞している映画「容疑者Xの献身」を観ました。原作を読んでいる映画って大抵がっかりすることが多いのですが、この映画は適材適所のキャスティングもよく、シナリオも演出も中々グッドで、かなり高いレベルに仕上がっています。

  物理学者に福山雅治、献身的に犯人に協力する高校の数学教師に堤真一、犯人が松雪泰子、そして、女性刑事に柴咲コウ。頭脳明晰な数学教師の組み立てた完璧なトリックを、大学同期の同じ頭脳明晰な物理学者が解き明かしていく論理展開は、原作を忠実に映像化していて、西谷弘監督の手腕に感嘆しました。

   それに、福田靖のシナリオもよく書けていて、場面転換の巧みなテクニックは秀逸。原作者の東野圭吾がパンフレットの中で《これはまさに「容疑者X」の世界である。私が小説で描こうとしたことのすべてが、ほぼ忠実に再現されている。……》と書いていますが、この出来映えなら原作者も恐らく満足していることでしょう。

   東野圭吾の小説を映画化したものは前に「ゲームの名は誘拐」を観ましたが「容疑者Xの献身」はそれをかなり上回っていて、人に自信をもって薦められる映画です。もし、原作を読んでない推理小説ファンがこの映画を観たら、そのトリックに欣喜雀躍するのは間違いありません。是非、一見を。

野党は「世紀の愚策」と酷評

   「定額給付金」で国は混乱しています。野党はかってみない「世紀の愚策」と酷評しています。テレビの街頭インタビューで女性が「頂けるのはありがたいのですが、そう裕福な国ではないのにこんなことをして日本は大丈夫なのでしょうか。政策に重みが感じられません」と言ってましたが、麻生太郎首相は何を考えているのでしょうか。

   その原資は何と2兆円。これだけの大金を費やして、国民に「バカじゃないの」と思われてしまうのでは呆れてものが言えません。「所得の高い人には辞退して貰う」にもびっくり。どうしていいのか解らなくなった政府は、その判断を地方自治体に委ね、今度は地方自治体の責任者が怒っています。

   高額所得者と言っても色々のケースがあり、恒常的に収入が高い人もいれば、一時的に不動産の売却などでお金が入った人もいて線引きは困難。自民党の選挙対策であることがミエミエで、それが裏目に出て「こんな判断をする自民党に国を任せられない」になってしまっては、もう何をか言わんやです。

   大臣の中に「逆効果になるので止た方がいいのではないか」という問題提起はなかったのでしょうか。自分の意見が言えない閣僚ばかりの政府も問題です。民主党の鳩山由紀夫幹事長の「麻生首相の政策は二転三転四転五転六転、そして、七転八倒」の言葉がユーモアを失って何だか虚しく聞こえます。

こじれた問題の修復は大変

   他人事でもほっとすることってありますよね。例の森進一さんの「おふくろさん」問題、和解しないうちに作詞家の川内康範さんが他界されてしまい、森さんはもう永久に歌えないのかと思っていたら、川内さんの長男(弁護士)の方から森さんに声を掛けて、セリフを入れないことを条件に和解したニュースをテレビで見ました。

   森さんは感激して涙を流していましたが、相当、嬉しかったに違いありません。やっぱり、何でも丸く収まる方が関係のない人間にとっても気分がいいですよね。それで今年の紅白歌合戦でこれを歌って「めでたしめでたし」になるのかと思っていたら、物事はそう簡単にいかないようで、その辺の内輪話が「東京スポーツ」に載ってました。

   その要旨は、川内さんを怒らせてゴタゴタした時、森さんは「事務所主導でつけたせりふのことで、何故私が謝らなければならないのか」とその責任を所属していた事務所「渡辺プロ」に転嫁したんだそうです。

   つまり、森さんは業界を敵に回した形になったため、例え遺族が許しても業界が許さないという声が上がっているので、NHKは業界の重鎮達に配慮して、紅白歌合戦で歌うことはないのではないかとその新聞に書いてありました。川内さん激怒の本当の理由は別にあるようですが、こじれた問題の修復は中々大変です。

ほどほどがいいダジャレ

   ダジャレが好きな人、沢山います。この言葉の遊戯、適度に言ってる分には周りの人も笑ってくれるかも知れませんが、あまりにも言い過ぎると、しまいにイヤな顔をされるので注意が肝要です。私が気に入っている有名なダジャレが一つあります。

   ある若者がアメリカの農場を見学に行きました。おじいさんが一生懸命に芋を掘っています。若者が掘ったばかりの芋があまりにも見事なので手に取って眺めていると、おじいさんが《What time is it now?》と言うではありませんか。若者は腕時計を見て時間を教えてあげると、おじいさん《違う、違う、いま「掘った芋いじるな!」と言ったんだ》という話。

  ダジャレは同じ発音でも、意味が違う言葉が沢山ある日本語の特徴を利用する言葉の遊びで、かなり昔からあります。しかし、これを言うには、絶好のタイミングがあって、時と場を間違えるると白けます。それに、相手を選んで言わないとニコリともしてくれません。

   それにしても、ネットのダジャレのサイト(               )の多さにはびっくり仰天。中には2千のダジャレのデータベースなどあって驚きます。どこのどなたが2千のダジャレを入力したのでしょうか。自分で傑作を作ってほどほどに言って周囲を笑わせて下さい。

東京の小さな旅

   地下鉄の駅に「東京メトロの、おトクな旅ガイド ちか旅。」というパンフレットが置いてあり、中に三つほどモデルコースが載ってました。その中の一つ「メトロで都心ぐるりコース」が面白そうなので紹介します。このコースには、今年6月14日に開通した「副都心線」が入っていて、まだ乗ってない方がおられると思いますので是非。

   ルートは、池袋→(副都心線)→雑司ヶ谷→(副都心線)→新宿三丁目→(丸ノ内線)→銀座→(日比谷線)→築地→(日比谷線)→六本木→(六本木ヒルズを散策して徒歩で)→乃木坂→(千代田線)→表参道→(千代田線)→明治神宮前→(副都心線)→池袋。

   このルートの見所は、まず雑司ヶ谷で「鬼子母神」にお参り、新宿三丁目で下車して幾つかあるデパートに寄ったりして新宿の街を散策。次に、銀座で降りて清潔感いっぱいの銀座通りをぶらぶらしてから銀座に戻って日比谷線に乗り、築地で活気あふれる「魚市場」を見学、そして、六本木で「六本木ヒルズ」を見てから歩いて乃木坂に。

   最後に表参道で下車して「Echika表参道」でお洒落な空間を楽しんでスタートした池袋に戻ってきます。東京には、色々な顔がありますが、普段、何となく通り過ぎています。お休みの日にこのコースで一日東京を散策してみたらいかがでしょうか。「メトロ一日乗車券」を買えば総額710円で東京の小さな旅が楽しめます。

運命のデッドボール

   昨夜は久し振りにプロ野球をテレビで最初から最後までじっくり観戦しました。日本シリーズの第7戦、最終戦です。今年は我が横浜ベイスターズの眼を覆う惨状で、野球への情熱を失い、シーズン中ほとんど観なかったプロ野球ですが、根がプロ野球の大好きな私としては、日本一のかかった大勝負を観ないわけにはいきません。

   試合はずっと巨人有利に展開し、そして訪れた西武の攻撃の8回表。片岡選手へのデッドボールがこの試合の全てと言っても過言ではないかも知れません。デッドボールを受けて痛いはずの片岡選手が大きく手を叩いた心情がよく解ります。巨人こそ痛い痛いデッドボール。そして、凄いのが1点負けている無死一塁の場面で即座に盗塁を試み成功したこと。

   解説者が再三口にしていた「試合の流れ」が完全に西武に傾きました。バントで片岡選手は三塁に行き、内野ゴロでホームイン。ノーヒットで同点です。動揺した越智投手は四球を連発して二死から走者一塁、二塁でバッターは当たっている平尾選手。

  ここでピッチャーを代えなかったのが敗因と言えるかも知れません。この場面は結果がどうなってもエースの上原投手しかいないと思ったのですが。巨人9回裏の最後のバッターが今シーズン大活躍のラミネス選手とは何とも皮肉でした。それにしても、どんなに横浜ベイスターズが弱くてもやっぱり野球は面白いです。

昔懐かしい「はさみ将棋」

   まだ将棋を知らない頃に「はさみ将棋」で遊んだことはないでしょうか。将棋のルールなど何にも知らなくても遊べるのが「はさみ将棋」。もう多くの方が忘れてるかも知れないこの遊び方を紹介します。使用するのは普通の将棋盤と18枚の「歩」だけ。

   自分の一番手前の一列に「歩」を表向きにして9枚並べます。相手も自分の一番手前に「歩」を裏返しして「と」の状態で9枚並べるだけで直ちに戦闘開始。駒の動きは将棋の「飛車」とまったく同じで縦横にどこまでも行けます。そして、相手の駒に縦か横に挟まれると何枚でも盤上から除外されます。但し斜めに挟まれても大丈夫。

   自分の駒を相手の2枚の駒の間に入れても盤上から除外されることはありません。この単純なルールで、どちらか先に駒が盤上に5枚以下になった方が負けです。将棋の道具はあるのに、二人とも将棋が出来ないか、どちらか一人が知らない時、退屈しのぎに遊んでみたらいかがでしょうか。

   このゲームには必勝法、つまり定石は存在せず、双方が最善を尽くすと、将棋の千日手のような状態になって、どちらかが打開策を考えないと勝負が終わらなくなってしまいます。ネットにパソコン相手に遊べるサイトがあるので、時間がある時、試してみて下さい。

とてつもなく高価な名器

   丸ビルの4階にある「青山ブックセンター」に、音楽関係の本ばかりを集めたコーナーがあって、その中からヴァイオリン製作者で写真家の横山進一さんという方が書いた「ストラディヴァリウス」(アスキー新書)という本を見つけました。その帯に「かくも人を狂わせる至高の楽器」そして「カラー写真多数」と書いてあります。

   言うまでもなく「ストラディヴァリウス」は弦楽器の名器で、あまりクラシック音楽に興味がない方でも、一度は耳にしたことがある名前かも知れません。何しろ音楽が三度の食事より好きな私としては、この際、この楽器について詳しく知りたいと思い、買って読んでみることにしました。

   この本によれば、現在、残されてる「ストラディヴァリウス」はヴァイオリン約520本、ヴィオラ約20本、チェロ約50本とかで、やっぱりヴァイオリンがほとんどなのですね。著者の体験からほかの楽器と異なる点を一言でいうと「高音の輝きと透明感」なのだとか。

   この名器の製作者はアントニオ・ストラディヴァリといといいイタリアのクレモナで活躍した人で、生涯の製作本数は16歳から93歳の77年間に700本から750本の間とこの本の著者は推測しているようです。ところで、この名器の値段、1本数億円から数十億円するものがあるのだとかで、その価値は演奏家でしか解りませんね。

洒落た恋愛映画

   ラヴ・コメディの傑作にアメリカ映画「恋人たちの予感」があります。それに匹敵するくらい魅力的な映画「ホリディ」。キャメロン・ディアスケイト・ウィンスレットの二人の女優、中々魅せます。最近多いドンドンパチパチの派手なアクション映画に食傷ぎみの方にお薦めの恋愛映画です。

   DVDをレンタル屋から借りてきて、秋の夜長をこんな恋愛映画で過ごすのもいいかも知れません。それにしても、アメリカの映画人は何でこんな洒落た映画が作れるのでしょうか。シナリオといい演出といい実にグッド。知的な会話が随所に出てきて、また、美しい音楽がロマンチックなムードにのめり込ませてくれます。

   この映画の骨子になってるのはホームチェンジ。つまり、日数を限定してお互いに住まいをチェンジするという方法で日本では馴染みが薄く、ちょっと現実感がないのが難点ですが、ただひたすらに恋愛の素晴らしさを味合えばいい映画です。目下、恋愛中の方は参考になるかも知れません。

   アメリカとイギリスのお互いに会ったことがない二人の女性が物語の主人公です。一人は恋人との関係がうまくいかずに破局を迎え、クリスマス休暇を利用して気分転換にホームチェンジを思いつきます。もう一人の女性も恋に破れて同じことを考え、メールのやりとりで話が成立。そして、知らない土地で新たな恋が生まれます。果たしてその結末は。

おでんの季節が到来

   「週刊朝日」に漫画家の東海林さだおさんの「あれも食いたいこれも食いたい」というエッセイの連載があります。今週は「シラタキは結び目とみつけたり」というタイトルで、おでんのシラタキの話。これからの季節はおでんとかすき焼きとか色々な鍋物がいいですね。東海林さんは例の独特の文体でこんなことを書いてます。

   《おでんのシラタキはコンニャクを細く切ったもので、すき焼きなどに入れられてるシラタキはバラバラになっていてバラバラの味だが、おでんのシラタキは結んだことによって結び目の味になっている》。そして《あんなに複雑に乱れているものを、どうやってまとめ、どうやって揃え、どうやって結び目にするのだろうか》と。

   ところで、ネットに「好きなおでんの具ランキング」というサイトがあります。そのベストテンの1位は「だいこん」。続いて「たまご」「ちくわぶ」「こんにゃく」「餅入り巾着」「はんぺん」「牛すじ串」「しらたき」「厚揚げ」「じゃがいも」の順になっていますが、東海林さんの論じている「しらたき」は8位。

   私としては「だいこん」の1位はまったく異存のないところで、2位の「たまご」も納得ですね。「だいこん」にしても「たまご」にしても、中にお汁がしみ込んでいてとても美味しく、これなくしては、おでんは成り立ちません。ネットには「美味しいおでんの店」(   )もありますのでいい店を探して、是非、行ってみて下さい。

ジャズ極め付きの一枚

   秋は音楽がことさら美しく響きます。名盤「ヘレン・メリル・ウイズ・クリフォード・ブラウン」(EJD-3001)を聴きました。「ニューヨークのため息」といわれるヘレン・メリルクリフォード・ブラウンのトランペットに乗って情緒たっぷりに歌っています。

   「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」のノリ。知らず知らずに右手が膝をたたいています。改めてジャズってこんなにいいんだぁと思ってしまいます。このアルバムをリリースした時、ヘレン・メリル25歳、クリフォード・ブラウン24歳。ジャズが好きな人で、もしこのアルバムを聴いていなかったら絶対に損をしています。

   ジャズ評論家の神舘和典さんが自分の著書の中で《「ジャズを聴いてみたいんだけど、何から聴けばいいの?」と尋ねられたら必ずこの作品を入れる。これを聴いて感激しない人はまずいない。もしこの作品に魅力を感じないようならば、ジャズとの相性が悪いと言ってもいいくらいだ》と書いている極め付きの一枚。

   秋の清涼な空気の中で、ヘレンの甘くハスキーな歌声が冴えわたり、幸せな気分になりました。このアルバムを作った2年後の1956年6月26日、クリフォード・ブラウンはフィラデルフィアからシカゴに向かう途中で交通事故に合い、不慮の死を遂げています。

珠玉の恋愛小説

   つい最近、古本屋で鎌田敏夫さんの恋愛小説「恋愛映画」(新潮社)の単行本を思い掛けず見つけました。かなり前に私が読んだのは文庫本で、その時すでに手に入らなかった単行本を、是非、持っていたかったのです。現在、どちらも絶版になっていて、出版社は何でこんないい小説を絶版にしてしまうのでしょうか。

   古今東西、過去に沢山の恋愛小説を読んでいますが、私のベスト・ファイブに入れたい実に素晴らしい小説で、何回も読み返しています。この小説については、以前、このブログで紹介したことがあるのですが、今回、単行本を手に入れた機会に、ロマンチックで清潔感に満ちたこの小説のことを、もう一度書いてしまいます。

   この作品は最初から最後まで会話だけで構成されている特殊なもので、こんなスタイルかって見たことがありません。例え、映画のシナリオだって、会話のほかに説明文はありますよね。登場人物は一度結婚に失敗してる36歳の建築家の男性と、ビール会社に勤めている27歳のOL。

   二人は映画「プリティ・ウーマン」の指定席のキップをお互いに人から貰い、偶然、知り合います。その後、二人はデートを重ね、延々と映画を語り人生を論じてるうちにやがて恋に落ちていきます。一行の説明文もないのに、人物像も状況も明確に解る巧みなテクニックには驚くばかり。古本屋か図書館で探して、是非、読んで下さい。

45年振りの「皆既日食」

   来年の7月22日に日本で45年振りに「皆既日食」が観測出来るそうです。このことについて、11月2日付の朝日新聞朝刊に詳しく書いてありましたので、読まなかった方のために紹介します。

   「日食」とは、地球と太陽の間に月が入り、太陽が覆い隠される現象を言い、太陽の隠れ方によって3種類に分類されます。地球から観察した月の大きさが太陽より小さく、一部しか隠れないのが「部分日食」。2001年以降7年間で3回もあり、さほど珍しい現象ではありません。

   次に太陽と月がきれいに重なると、太陽がリング状にはみ出して、これを「金環日食」と言います。そして、月の見かけの大きさが太陽を上回り、太陽が完全に隠れてしまうのが「皆既日食」で、これが起きると、辺りは一気に夜となって、昼間なのに空に星が輝くという大変珍しい現象を経験をすることになるんだそうです。

   今回、世界中の天文に関心のある人が注目してるのは、観測出来るのが6分44秒(理論上の最長は約7分30秒)という長さで、観測が出来る地域は、屋久島奄美大島など鹿児島県の島々。中でもトカラ列島が観測時間が長く人気があり、今月の観測ツアー募集開始に大変な数の人が集まる予測だとか。来年見逃すと次回は26年後だそうです。

クリムトの絵の独特な魅力

   何週か前の土曜日の朝、神田正輝司会の「旅サラダ」を何となく観ていたら歌手の岩崎宏美さんのウイーンへの旅が放映されていました。そして、彼女が美術館で観ていたのがクリムトの「接吻」。

   岩崎さんはこの絵が大好きなんだそうですが、実は私もこの絵が好きで、それを知った途端、歌をほとんど聴いたことのない岩崎さんに何だか親近感を覚えて。このオーストリアの画家グスタフ・クリムトは学校卒業後、最初はお父さんと同じに美術館や劇場などの装飾の仕事していました。

   それが、30歳頃に進歩的な芸術家たちと知り合ったことがきっかけで、絵を描くようになったのだとか。ともかく、クリムトの絵は黄金色を多用した画面構成や人物の顔や身体の描写なども独自の絵画表現で、神秘的な雰囲気が漂っていて観る者を引きつけます。

   発表と同時に政府に買い取られたというこの「接吻」にしても、全体が黄金色の基調になっていて、女性の首の傾いている角度や少し出ている足の先に何とも不思議な魅力を持っています。嗜好が合ったことに敬意を表して、岩崎さんが先月発売したばかりのカバー・アルバム「Dear Friends Ⅳ」を買って聴かなければいけませんね。

我慢が限界になったら制帽

  現役の某大手私鉄職員の大井良さんという方が書いた「鉄道噂の真相」(彩図社)という誠に面白い本を見つけました。この本には鉄道に関する裏話が満載。現役の鉄道員だけに迫力があります。その中から一般の人があまり知らないような話を一つ紹介します。それは電車の乗務員のトイレ事情です。

   かねがね、運転手さんにしても車掌さんにしても、電車の走行中に生理現象が起きた時にはどうするのだろうと思ってました。何しろ担当になった路線によっては数時間に渡って電車に乗り続けることがあり、その間、トイレに行くことは出来ないのです。著者がある駅の勤務の時、こんなことがあったそうです。

   電車が止まりドアを開いた直後、電車を降りて真っ青な顔をした車掌が飛んできて「すいません。トイレ貸して下さい」と言いながら「停車時間が3分なので、もし間に合わなかったら遅延の放送をして貰っていいですか」と。

   こんな事態にならないために、乗務員は利尿作用のあるコーヒーを絶ったり、乗務の前には水分を出来るだけ摂らないようにしたりして涙ぐましい努力をしているのだとか。しかし、生理現象はどうしようもなく、我慢の限界に達して、制帽のお世話になった人もいるんだそうです。いやはや、乗務員って大変です。

« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »