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野球にタイブレーク制の導入

   オリンピック開幕直前に国際野球連盟(IBAF)が、突然、ルールを変更して「タイブレーク制」の導入を発表し星野仙一監督が激怒してました。延長戦になった場合、10回までは従来通りで、11回からはノーアウト1塁、2塁でスタートし、どこから始めるかの打順の選択はチームの判断に任せるのだそうです。

   打席に立つバッターの前の二人が塁に出るルールのようですが、大勝負の舞台でこのような変則的な方法には、私もちょっと首を傾げてました。ところが話はよく聞かないといけません。時間の短縮を会議で協議してる時に「日本の社会人野球でこんな方法をやっている」と紹介したのは、何と全日本アマ野球連盟の松田会長だと言うではありませんか。

   最初「オリンピック直前にルールを変えるのはおかしいにもほどがある」と怒っていた星野監督が「もう抗議しても、戻る可能性はないに等しいかも。作戦の練り直しなど戦い方を変えなくちゃいけない」になったのも肯けます。

   ところで、2003年から社会人野球で行っている方法は延長12回を終了し、試合時間が4時間を超えてる場合に限り、1死満塁から攻撃を行うルール。また、ソフトボールはノーアウト2塁からだし、ノーアウト1、2塁からのスタートとは同じになるのだけは避けたみたいですね。果たして、その場面がくるのでしょうか。

「五目並べ」と「連珠」

   「二人零和有限確定完全情報ゲーム」という言葉をご存知でしょうか。「囲碁」「将棋」「チェス」「オセロ」「石取りゲーム(ニム)」「連珠」「五目並べ」「三目並べ(○×ゲーム)」などがこれに該当し、二人で争う偶然に左右されない読みのゲームを言います。そのうち、今回は「五目並べ」と「連珠」のことを書きます。

   「五目並べ」は黒石と白石を交互に盤上に置き、先に5目並べた方が勝ちになるゲームで昔からあります。しかし、このゲームは先に置く黒石の方が絶対に有利で、その有利性を黒石の着手に条件をつけることによって公平にしたのが「連珠」です。さて、そのルール。先に置く黒石には、してはならない禁手が幾つか設けてあります。

   三三も四四も長連(6目以上が並んでしまうこと)も駄目で、黒が禁手を打った場合は相手に指摘されたら即座に負けになりますが、白が黒の禁手を見逃して着手してしまった時には、その禁手はキャンセルされてそのまま対戦を続けることになります。後手の白石には禁手はありません。

   また、黒の第一手は必ず碁盤の中心の天元に置かなければならず、白の二手目は黒の直ぐ上か右斜め上に打たなければならないというルールもあります。そして、黒の三手目までは置く場所に制約があります。詳しいルールはこのサイトにありますので読んで下さい。単純なルールですが、はまると、結構、面白いです。

ジャズ・ヴォーカルの醍醐味

   ジャズ・ヴォーカル大好きです。そのジャズ・ヴォーカルのことを書いた私にとって宝物のような本があります。著者は北村公一氏。タイトルを発刊順に並べると「ジャズ・ヴォーカル感傷旅行」「ジャズ・ヴォーカル哀愁旅行」「ジャズ・ヴォーカル抱擁旅行」「ジャズ・ヴォーカル追憶旅行」(現代書館)の4冊。

   かなり前に「ジャズ・ヴォーカル感傷旅行」を本屋の店頭で見つけて購入し、その後、数年ごとに発刊されたものを買っての4冊ですが、実に素晴らしいジャズ・ヴォーカルの紹介本です。取り上げてるアルバムはみんなで110枚。どれも思わず引き込まれてしまう説得力を持って丁寧に紹介しています。

   巻末に載っている北村さんのプロフィールによると、ある新聞社に勤務しながら、雑誌にエッセイを書いているようなのですが、正直いってそれまでお名前を聞いたことがありませんでした。しかし、この4冊で窺えるジャズ・ヴォーカルへの造詣の深さは大変なもので、しかも文章がロマンチックで美しいこと。

   あまりの美文に魅せられて、ある日、奥付に書いてあった住所に手紙を出しました。北村さんから丁寧なお返事を頂き、今でも年賀状のやり取りが続いています。年賀状の文面によると、毎年、暮から正月に掛けてはニューヨークのジャズ・クラブで本場のジャズを聴いて過ごしているようですが、新刊の予定はないようで残念です。

使い回しの名曲

   音楽評論家宮本英世さんの書いた「読むだけで通になるクラシック面白エピソード」(ヤマハ)の中に「使い回しの名曲」という項目があって面白いので紹介します。使い回しとは一度自分の作品で使ったメロディーをほかの作品で再度使うということ。例えばベートーヴェンの名曲に交響曲第三番「英雄」があります。

   この第四楽章で使われいる中心主題は、この交響曲が初めてではなく、1801年に作曲した「12のコントルタンツ(対舞曲)」作品14の第7曲に使っていたメロディで、同じ年に完成させたバレエ音楽「プロメテウスの創造物」作品43の中にも使っているのだそうです。

   更にピアノ曲「プロメテウスの創造物の主題による15の変奏曲とフーガ」作品35にも使っていて、同じメロディを何と4回も使い回しているのですね。面白いのが変奏曲の方が「英雄」より先に作曲されたのに「エロイカの主題による変奏曲」と言われているところだとか。

   宮本さんは続けて「ベートーヴェンは、シューベルトやチャイコフスキーらに比べるとメロディーに乏しかった作曲家といってよく、一つの旋律を思いつくと、それを何らかの形で後の曲に発展・展開させるのが癖であった」と書いていて、その他にもベートーヴェンの使い回し作品をいくつか紹介しています。その調査に感動してしまいます。

シェアリング(共有)の流行

   シェアリング(共有)という概念をご存知でしょうか。「もったいない」がベースになったこの試みがいたる所で進んでいるそうです。例えば傘。コンビニの傘立てに放置されてるビニール傘を集めて、喫茶店や美容室など提携店舗に置き、無料で貸し出す「シブカサ」という学生グループがあるそうで、その目的は単に社会貢献。

   いずれ捨てられる運命にある傘を「もったいない」の根本理念で、有効に活用しようという試みです。また、使ってないもの、捨てるのはもったいないものなどを登録しておくと、いま必要としてる人が借り、いらなくなったら再び登録すれば別の人が使う全国的規模の携帯電話サイト「シェアモ」という組織があるそうです。

   家や会社で眠っている図書を集めて、施設などで再利用して貰おうという「北海道ブックシェアリング」というグループが北海道にあり、すでに約3万冊が集まっています。これを組織を運営している人の手で仕分けして補修した後、児童会館や高齢者サロン、病院などに提供して喜ばれています。

   この試みは物だけではなく、事務所などの空間にも生まれています。JR新橋駅から徒歩数分の雑居ビルに「シェアリングオフィス」があり、経営コンサルタント、フリーの編集者、プログラマーなど異なる職種の人が自分のディスクを持ち、同僚のように同じ空間で働いているとか。費用を極度に抑えるこの仕組み、これから流行るかも知れません。

価値のあるFM放送

   NHKのFM放送に凄い番組があります。日曜日の午後2時から6時までの4時間の「サンデークラシックワイド」という番組ですが、その中の「海外オペラアワー」は絶対に聴き逃せません。この番組を丸ごと録音するのに必要なオーディオ機器はソニーのDAT(Digital Audio Tape)ブラック・フェイスの「DTC-77ES」。

   120分テープの設定を変えると、4時間完全に録音出来て、聴感上、テープ速度を遅くした影響はまったく気になりません。7月13日の放送の「海外オペラアワー」はリッカルド・ムーティ指揮でウィーン国立歌劇場管弦楽団のモーツアルトの歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」全曲のライブ録音。オーストリア放送協会提供の貴重なテープです。

   タイマーで留守録をセットして録音し、内容はインターネットの「FM番組表」をコピーしてテープに貼り付けて完成。モーツアルトのオペラ沢山あって、どれも魅力あるものばかりですが、このオペラも全編にわたって美しい旋律で満ちていて、聞き終わったあとの満足感が何とも言えません。

   さて今年、東京文化会館で10月21日(火)、23日(木)、25日(土)、27日(月)に同じメンバーで公演が予定されていて、日本のオペラ・ファンを熱狂させるのは間違いないでしょうね。しかし、S席は65,000円という高額で、12,000円のエコノミー席は恐らくあっという間に売り切れ。私は家で録音テープをゆったりと聴くことにします。

鉄道マニア憧れの車輌

   鉄道マニアの憧れに「ドクターイエロー」があります。日本には、現在、全国でおよそ4万8千両の車輌があるそうですが、そのうち約200両が乗客を乗せない事業用の車輌で、電車のメンテナンス用の部品を運ぶ配給車、車庫や工場で車輌の入れ換えを行う牽引車、線路や架線の状態をチェックする検測車などです。

   その中で有名なのが「ドクターイエロー」と呼ばれる車輌で、正式名称は「新幹線電気軌道総合試験車」。文字通り車体は黄色、営業用の新幹線電車と同じ速度で走りながら、軌道や架線、信号設備の状態などを検査する鉄道のお医者さんです。

   そして、その検測した結果は新幹線を管理する総合司令室に送られ、もし何か異常があれば直ちに補修工事が行われという重要な役目を担っているこの電車。走るのは月に数回で、当然、一般の時刻表には載ってないわけですから、マニアがいくら見たくても、その希望は中々叶いません。

   ところが、世の中には凄い人がいるもので「ドクターイエロー走行予測について」という情報をインターネットで発表していたり、また、走行の時刻表が出ているサイトがあります。しかし、写真集(   )や動画(      )があるので、見たい方はそれを眺めて「ドクターイエロー」の勇姿を楽しんで下さい。

三人のお笑いタレント

   毎日、テレビの画面を賑わしているお笑いタレント沢山います。その中で、最近、急にブレークした感じのエド・はるみと世界のナベアツと狩野英孝の三人。三人ともあまりイヤミがなくて、割合と好感が持てるのが、人気が出た要因かも知れません。

   まず、エド・はるみ。整ったマスクで親指を突き出した「グー」が当たって、一躍人気タレントになりました。明治大学文学部を卒業した後、舞台女優として活躍してた時代もあるそうで、コンピューターのインストラクターやマナー講師の経験もあります。今回、日本テレビ恒例の「24時間テレビ」のマラソン・ランナーにも選ばれました。

   つぎに世界のナベアツ。「3の倍数と3がつく数字の時だけアホになる」のギャグ中々秀逸です。この前テレビで誰かが子供に「年いくつ?」と訊いたらその子供「1、2、3歳!」と言ってアホの顔になったのには思わず笑っちゃいました。誰でも簡単に真似出来るところがこのギャグの勝因。瞬間、堂々とアホになれるのはグッドです。

   そして、狩野英孝。いつから売れ出したのかさっぱり解りませんが「ラーメン、つけめん、ぼくイケメン!」の調子のいいこと。実家は神社で、最近人気が出てきたお陰でお賽銭が増えたとお父さんが喜んでました。お笑いタレントの次は神主さんになるのでしょうか。

シュークリームとエクレア

   「シュークリーム」好きでよく食べます。好きな人沢山いると思いますが、どのように書くのか調べてみたことがありますか。百科事典によると「choucream」(フランス語chou + 英語cream)と書く和製の言葉なんだそうです。「シュ」とはフランス語で「キャベツ」を意味し丸く絞り出して焼いた生地の中にクリームを入れた洋菓子。

   正式だとフランスでは「chou à la crème」(シュ・ア・ラ・クレム)、アメリカは「cream puff」(クリーム・パフ)、英国は「profiterole」(プロフィトロール)。本来は一口サイズの小さなシュークリームのことをこう言うのだそうですが、英国では、大きさにかかわらず、この名称で知られているのだとか。

   そして、中に入れるクリームはカスタードや生クリームのほかに、近頃は、小倉あん、チョコレート、ホイップクリームなどを入れた変わり種や、アイスクリームを詰めたシューアイスなども販売されています。このサイト、色々なお店の238種類のシュークリームの写真が見られ壮観です。

   「シュークリーム」の親戚に「エクレア」(フランス語でéclair)がありますが、正確にはフランス語で「エクレール・オ・ショコラ」(éclair au chocolat)。細長く焼いたシューにカスタードクリームやホイップクリームをはさみ、上からチョコレートをかけたもの。「éclair」はフランス語で「稲妻」のことで、由来は色々な説があるようです。

ジャズ・ヴァイオリンの魅力

   ヴァイオリンはどちらかというとクラシックの楽器です。そのヴァイオリンでジャズを演奏している寺井尚子(            )さんをご存知でしょうか。寺井さんは、もともとはクラシックを専攻していましたが、一度、腱鞘炎にかかり練習中断を余儀なくされた時にビル・エヴァンスに触発されて、ジャズに目覚めたのだとか。

   ジャズ・ヴァイオリンの世界ではステファン・グラッペリという有名な演奏家がいますが、寺井さんは独特のアドリブを展開して、ジャズ・バイオリン奏法に新しい解釈を与えた日本の第一人者。

   私も何枚かのアルバムを持っていますが、中でも最初の頃のアルバム「anthem」(TOCJ-68057)実にいいです。何しろジャズ・ヴァイオリンで聴く「愛の讃歌」などもう最高で、音楽の美しい世界の中に身も心も引きずりこまれ、思わずうっとりしてしまいます。寺井さんはこのアルバムのインナー・ノートにこう書いています。

   「ヴァイオリンというのはごぞんじのように、生の音色が命ともいえる楽器で、それだけにジャズを演奏するときはほかの楽器とのバランスがむずかしくなるのですが、この4人(ピアノ・ベース・ドラム・ギター)はそのことをとても理解してくれています。自分の楽器の音を主張しながら、なおかつバンドとしてのトータルな音作りを実現できて最高でした」と。

血液型と性格

   昨日の朝日新聞の囲み記事に血液型(            )のことが書いてありました。書いてる方は立命館大学教授のサトウタツヤ(佐藤達哉)氏。それによると、血液型と性格との関連性は学校など正統的な学習の場では習わない知識で、学問的には承認されてないのだそうです。

   しかし、そのおおよその傾向については、まったくその通りと納得することがよくあります。相手の血液型をぴったり当てたり、自分のを当てられたり。血液型は四つだから単純な確率でも四分の一、そして、血液型の比率はA40%、O30%、B20%、AB10%なので、全部Aと言ってもやっぱり四分の一の確率で当たります。

   さて、教授はこの記事の中で大変興味のあることを書いています。血液型を的中させるのは、単に確率の問題だけではなく、ある人の血液型が解ってしまうと、その血液型らしい行動しか見えなくなってしまうのだとか。

   つまり、一般的に言われるA型は堅実で協調性が高い、B型は楽天的でマイペース、O型はおおらかで負けず嫌い、AB型は個性的で2面性を持つに。そして、本人も「それらしい行動をしよう!」と思ってるうちに本当にどんどんそうなっていくのだそうで、これを「予言の自己成就現象」と呼ばれるのだそうです。

音楽CDの管理方法

   音楽CDのコレクションをある程度持ってる方の為に、Excelのデータベース(            )で管理する方法を披露します。まず、最初にジャンル別の分類コードを作成しますが、大分類として「クラシック」と「ポピュラー」の二つに分けます。以下に書いたのは私の行っている分類なので、自分の好みに合わせて変更して下さい。

   「クラシック」は1=交響曲、2=ピアノ協奏曲、3=ヴァイオリン協奏曲、4=チェロ協奏曲、5=その他の協奏曲、6=声楽曲、7=管弦楽曲、8=器楽曲、9=室内楽曲、10=歌劇、15=その他(クラシック)。「ポピュラー」は16=ジャズ、17=ジャズ・ヴォーカル、18=ロック&ポップス(海外)、19=ロック&ポップス(日本)、20=イージー・リスニング、30=その他(ポピュラー)。

   そして、持っているCDを「クラシック」と「ポピュラー」に分けて、CDの裏の右隅にそれぞれの連番の小さなシール(番号のハンコと共に文房具屋で購入)を貼り付け、順番に並べて置きます。データベースの項目も「クラシック」と「ポピュラー」の二つに分け、パソコンに《コピー》と《貼り付け》を駆使して登録します。

   「クラシック」は[番号][分類コード][分類名][作曲者][曲名][指揮者/演奏者]。「ポピュラー」は[番号][分類コード][分類名][演奏者][タイトル][主要曲名]。並べ替えによって、どの項目をキーにするかは自由自在、そして、検索によって目的のCD番号を取り出すのは容易で、その快適性に感動します。どうぞお試しを。

偉大な投手の引退

   ついに野茂英雄投手が引退しました。日米通算プロ19年で現在39歳、日本の野球選手に大リーグでもやることが出来る先鞭をつけてくれた功績は測り知れません。さて、野茂投手がプロ野球に入るときの状況を振り返って見ると1989年のドラフト会議で、史上最多の8球団から1位指名を受け、抽選で近鉄が交渉権を獲得しました。

   契約金は史上初の1億円台(1億2000万円)、年俸1000万円、そして、契約条件の中に、投球フォームを変更しないという条項が付け加えられて。1994年に複数年契約を希望しましたが、拒否されたために近鉄を退団。

   1995年にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結び、年俸は近鉄時代の1億4000万円から僅か980万円に。かなり勇気ある挑戦でした。しかし、メジャーでの活躍は目覚ましく、新人王を獲得し、ノーヒットノーランを2回。

   ドジャースで初めてノーヒットノーランを達成した時のテレビ中継には手に汗握った記憶があります。日米通算462試合、201勝155敗、防御率3.86。1990年4月29日、17三振を奪ってプロ初勝利の記念すべき映像があります。野茂投手、ご苦労様でした。

永遠に残る歌と映画

   昨日7月17日は石原裕次郎の命日とかを新聞、テレビが報道してました。実に元気で、数々のアクション映画を演じていたタフガイのあっけない人生からの訣別にびっくりした記憶があります。その短い生涯に残した沢山の歌と映画。本当に大変なスターでしたね。

   正直いって私は熱烈なファンだったわけではありません。しかし、忘れられない幾つかの映画と歌があります。その一つは浅丘ルリ子と共演した「夜霧よ今夜も有難う」。確かこの映画はかの名作アメリカ映画「カサブランカ」がベースになっているんですよね。

   最高の賛辞という出来映えではありませんが、ロマンチックな雰囲気が漂っているいい映画でした。そして、この中で歌われていた同名の主題歌、本当に素晴らしい歌です。石原裕次郎の歌にはほかの歌手にはない独特の情感が溢れています。そこで昨日、一枚持ってるCDアルバム「石原裕次郎全曲集」(TECE-36185)を久し振りに聴きました。

   この歌が入ってるのは勿論ですが、他にも「恋の町札幌」「銀座の恋の物語」「粋な別れ」「二人の世界」「赤いハンカチ」など心に沁みるいい歌ばかり。更に石原裕次郎が私の大好きなチェット・ベーカーの猛烈なファンであったことを思い出し、故人を偲びました。合掌!

二つの切ないニュース

   二つの切ないニュースをテレビが続けて放映してました。一つは日本全国20万の漁船の一斉休業です。漁業組合の号令のもと、全組合員の足並みが揃っての休業です。このところの原油高の高騰によって、仕事をすればするほど赤字になって食べていけないということで、全国の沢山の漁業関係者が東京に集まり、何とか補填して欲しいと政府に訴えました。

   担当大臣は「直接、補填することは出来ない」と回答していましたが、需要と供給の経済の問題だけに、政府が頭を抱えるのはよく解ります。かといって、マグロなどが食卓やお寿司屋さんから消えてしまうのも悲しいことです。第一、漁に出ないと漁業に携わっている人達の収入が無くなるのも大変だし、これから先,一体どうなるのでしょうか。

   そして、もう一つは九州の「平成筑豊鉄道」(     )という経営に苦しむ小さな鉄道会社の話です。経営者はつり革の一つ一つ、枕木一本一本に広告を入れるとかしてその対策を色々と考えてきましたが、万策尽きて駅名を売りに出すというのです。つまり、駅名の下にスポンサーの会社名を入れて駅名を変えるというのです。

   ただし、スポンサーになってくれるのは会社のみで、個人は受け付けません。例えば、この路線で最も乗降客の多い「直方」駅は年間500万円で駅名のあとに会社名を付け加えて「直方○○株式会社」駅にするというように。来月からスポンサーを募集するそうですが、これで経営がうまくいくのでしょうか。

オリンピックで使用する国旗

   もう直ぐオリンピックが開幕します。世界中の優秀な選手ばかりが集まって、優劣を競うのですから面白くない訳がありません。ワクワクして待ってます。ところで、出場する選手達、オリンピックが始まるまで家でじっとしてるわけではなく、試合を行って勝ったり負けたり。

   バドミントンの「オグシオ」ペアは負けて「これを引きずらないようにオリンピックで頑張ります」などとコメントを言ってるのが何だか気の毒に思えました。また、女子バレーボールは世界2位の「イタリア」をストレートで下した時にはメダルも夢ではないと思わせましたが、他の強いチームには順当に負けて、やっぱりといった感じです。

   さて、オリンピックの時に使う国旗の話です。当然、それぞれの國が用意して持っていくのだと思っていたらそうではないのですね。オリンピックの主催はIOC、つまり国際オリンピック委員会ですが、実際の運営にあたるのは開催国の組織委員会。

   オリンピックで公式に使用される旗は、入場行進から表彰式の時に会場のポールに掲げられるものまで、全部、組織委員会が用意するのだそうです。参加国が自分たちで用意して持ち寄ると、大きさがまちまちになって見栄えが悪いので縦横の比率が二対三のスタイルに統一した物を組織委員会が用意するとは組織委員会も大変です。
 

難しい人称代名詞

   昔、学校の先生だった丸谷才一氏の「日本語相談」(朝日新聞社)にこんな質問があり、その回答が面白いので紹介します。質問は《パーティなどで、名前を知らない人と同席した場合、目の前にいる人を何と呼べばいいのでしょうか。

   「あなた」と呼ぶのは失礼ですし、身分も職業も知らないのに「社長」とか「先生」とは言えませんし、談笑してる最中に、名前を尋ねるのも白けます。相手が複数の場合、主語なしでは、誰に話しかけてるか解りません。どうしたらいいのでしょうか?》。

   確かにこの問題で困った経験が誰にでもありますよね。丸谷才一氏の回答を要約すると《本当に難しいですね。ちょっと離れた所にいる人は「そちら様」、近くに居る人には「こちら様」と呼ぶ手はありますが、これはやっぱり女言葉で、男性は使えません。日本語は二人称だけが難しいのではなくて、一人称だって三人称だって厄介で、日本語は人称代名詞の使い方が苦労の種なんです。》

   《そこで、相手の眼を見ながら敬語を使うと主語を省略出来ます。つまり「あなたは香港に行ったことがありますか?」ではなくて「香港にいらしたことがおありですか?」。また、「あなたは焼酎が好きですか?」ではなくて「焼酎はお好きですか?」みたいに敬語を使って話を済ませましょう》などと書いてあります。敬語を使う方法いいかも知れません。ただし相手の眼をきちんと見ながらです。
 

ドアのないレストラン

   私のブログの名前は「ドアのない談話室」ですが、新丸ビルの5階に「Franz Club」という「ドアのないレストラン」があって、時々、ランチを食べに行きます。つまりこのお店は、通路との間に何の隔たりもなく中が丸見えで、実にユニークです。空調は新丸ビルの通路が快適なのでまったく問題ありません。

   最初の頃はちょっと躊躇してましたが、一度、入ってみたら中々グッドで、最近はよく行くようになりました。何しろ、食事の合間に眼を上げると、通路を歩く人が右から左からよく見えます。このようなスタイルを街頭で見たことがありますが、ビルの中では初めてで、企画した人の発想凄いです。

   店内の様子がよく解り、通路を歩きながら、ふと店に入る気になってしまいます。食事のメニューも色々と用意されていて、違うものを食べれば毎日でも大丈夫。夜は行ったことがありませんが、ウイスキーのボトルが沢山あるところを見ると、夜はバーになるのかも知れません。

   先日、食べたハンバーグのランチ、実に美味しくて、食後のドリンクにアールグレイの紅茶を飲み、とてもいい気分でお店を出ました。値段も中々リーズナブルで、サラリーマンやOLにとって、格好のお店です。東京駅近辺に行ったときには、是非、寄って美味しい食事を食べてみて下さい。店員さんもとても感じがいいです。

日本の三大砂丘

   「砂漠」と「砂丘」の違いをご存知でしょうか。世の中には私と同じ疑問を抱いている人が沢山いるとみえて、インターネットにその質問があり答が載ってました。「砂漠」とは一般的に平均気温が高く、雨量が非常に少なくて、植物もほとんど見られないような特徴を持つ地域のことで、「砂丘」とは、湖岸や海岸などの強い風が常に同じ方向に吹く地域の中にできる砂の山のことを指すのだそうです。

   念のため「広辞苑」を見たら同じような事が書いてありました。その「砂丘」について7月12日土曜日の朝日新聞に「鳥取砂丘」の観光記事が載ってましたので、この機会にほかにどんな砂丘があるのか調べてみました。

   日本の三大砂丘とは、鳥取県の「鳥取砂丘」(とっとりさきゅう)、鹿児島県の「吹上浜砂丘」(ふきあげはまさきゅう)、そして、静岡県の「遠州灘砂丘」(えんしゅうなださきゅう)を言うのだそうで、どこも、観光名所になっています。

   しかし、「日本三大○○一覧」などというサイトにはもう一つ千葉県の「九十九浜砂丘」が書いてあり、このサイトはどうも三つに絞りきれないようです。でも、ここは砂丘ではなくて砂浜と書いてある別のサイトもありました。朝日新聞の記事によると「鳥取砂丘」には年間130万人の観光客が訪れるそうです。

シューベルトの交響曲

   作曲家が完成しないうちに世を去ってしまった曲がいくつかあります。例えばモーツアルトの「レクイエム」ブルックナーの交響曲第9番ニ短調マーラーの交響曲第10番嬰ヘ長調、バッハの「フーガの技法」など。その中でも、ことに有名なのがシューベルトの交響曲第7番「未完成」

   以前は第8番だったのが第7番になってしまった経緯が音楽評論家の宮本英世さんの書いた「クラシック面白エピソード」(ヤマハ)の中に、詳しく書いてあるので紹介します。シューベルトは生涯に9つの交響曲を作曲しています。このうち6曲までは生前に整理がついていましたが、あとの3曲は亡くなったあとに発見され、発見順と作曲順が同じでなかった為に問題が起こりました。

   最初は、発見された順に「ザ・グレート」が第7番、「未完成」が第8番、そして、最後の「ホ長調の曲」を第9番と考えていたのです。しかし、作曲年をよく調べてみたら「ホ長調の曲」「未完成」「ザ・グレート」の順であることが解ったので「ホ長調の曲」を第7番、「未完成」を第8番、「ザ・グレート」を第9番にして定着しました。

  ところが、「国際シューベルト協会」が没後150年の時に「ホ長調の曲」はピアノ譜だけだから完全ではないと交響曲から除外して「未完成」を第8番から第7番に繰り上げたのだとか。「ザ・グレート」を第8番にすると「未完成」が8番で知れわたっているだけに、ややこしくなると思って、きっとそのままにしたのですね。

楽しいパズル「迷路」

   パズルの一種に「迷路」があります。迷路とは、複雑に入り組んだ道を行き止まりに入り込まないようにして、入口から出口まで辿り着くことをめざすゲームです。英語で迷路のことをmaze(メイズ)というので、迷図(めいず)と当て字されることもあります。

   複雑な問題が解けずに苦悩していることを比喩的に「迷路に迷い込んだ」などと言いますが、パズルの「迷路」は中々面白く楽しい遊びです。最近はコンピューターを使って問題を作っているものもあるようで、パズル雑誌で相当難解なものをよく見かけます。中には、イギリスのお金持ちが実際に自分の庭に生垣で迷路を造っているのを前にテレビで観ました。

   また、フランスのルイ14世が1672年にヴェルサイユ宮殿の庭に迷路園を作りましたが、1775年に解体されて今はもう無いとか。そして、イギリスでも、テューダー朝やステュアート朝の時代に盛んに作られていて、ハンプトン・コート宮殿の庭にあるものなど、現在も多くの迷路園が残っているそうです。

   日本では1980年代に迷路園のブームになったことがあり、現在、営業用として栃木県に「巨大迷路パラディアム」、和歌山県に「白浜エネルギーランド」、長野県に「こだまの森」などがあります。それでは、紙上で楽しむ迷路のインターネットのサイト(      )を幾つか紹介しますので、時間がある時にトライして見て下さい。

インド式計算術

   「インド式計算術」(     )が流行っているそうです。その術がどんなものか、例えば75×75=?のように1の位が5の同じ数、つまり二乗を例にして説明します。昔からの方法は、まず1の位の5と5を掛けて25、次に10の位の70に5を掛けて350、再び1の位の5に70を掛けて350、そして、70に70を掛けて4900。

   これを全部足すと25+350+350+4900で答は5625。テレビの「世界不思議発見」でインド人学校《グローバル・インディアン・インターナショナル・スクール・ジャパン》を開校したニヤンタ・デシュパンデさんがこの問題を「インド式計算術」で行っている動画があるのでちょっと見て下さい。

   要するに「インド式計算術」は、元の形に何か手を加えるなどの工夫をして解く方法で、ちょっとパズル的要素を持っています。次は39×72=?のような同じ数ではない二桁同士の計算です。それには3=a、9=b、7=x、2=yとして|a×x|(a×y)+(b×x)|b×y|のような公式を覚えなければなりません。

   これに数字を入れると|3×7|(3×2)+(9×7)|9×2|、つまり|21|69|18|。これによって一番右の1の位は8、10の位は69に繰り上がった1を加えて70なので0、100の位は21に繰り上がった7を加えて28。従って|28|0|8|、つまり答は2808。普通の方法と比べてどちらが簡単か正直いってよく解りません。

マニアックな映画ガイド

   漫画家の吉野朔実さんの書いた映画のガイド「こんな映画が、」(河出書房新社)にはいやはや驚きました。約100本の映画が紹介されているのですが、私の知ってる映画はほんの数本。名前さえ聞いたことがない映画ばかりで、ウルトラ映画好きを自負している私の自信を叩きのめした強烈なシネマ・ガイドです。

   紹介してる映画は比較的新しいものばかりで、この10年、新作映画を観てないわけではないのですが、そう熱を入れて映画館に足を運んでいるとは言えないので知らなくても仕方がないかも知れません。しかし、本の書き出しに《なんでそんな映画知ってんの!?》とあるところを見ると、吉野さん、マニアックは百も承知みたいです。

   この中にある映画は、アメリカ、フランス、イギリス、ベルギー、ドイツ、香港、ノルウエー、スペイン、メキシコ、イタリア、ロシア、タイ、イラン、デンマーク、フィンランド、オランダ、日本など(映画って世界中で作ってるんだぁ!)で《こんな面白いのにみんな知らないんじゃないだろうか?》と吉野さんは言ってます。また《面白かったのは私だけかも?》とも書いています。

   《わたくし許容範囲は広いけど偏った見方をしているのも事実で、趣味がまったく合わないという人もたくさんいると思います。…この本を見なくていい映画リストとして活用して下さい》と書いてある珍しい映画ガイドです。ただ、中に沢山ある挿絵、さすが漫画家らしく、素晴らしいタッチと色彩でとても楽しめます。では、一般的な映画ガイドを紹介しときます。

地球温暖化対策の論議

   いよいよ「洞爺湖サミット」が始まりました。世界中からVIPが集まるとあっては警備が厳重なのは当然ですが、遠く離れた東京もそこら中に警官が立ってます。2005年の英国グレンイーグルズ・サミットでは、会場から距離がある首都ロンドンでテロが起きたことを考えての警戒です。

   恐らく現地は大変な警備で、7月4日から10日までの間、洞爺湖湖面の一部を占有し、関係者以外の立入を規制したり、ホテルの周辺のパトロールはもの凄く、洞爺湖温泉街は人影もまばらだとか。さて、この首脳国会議の主要なテーマの一つ「地球温暖化問題」についてどれくらいの知識をお持ちでしょうか。

   二酸化炭素などの影響で大気圏の温度が上がり、温室効果がひどくなって異常に温暖化すると、極地の氷が溶けて海水面が上昇するなどして大惨事になる可能性があるそうです。また、温度の大きな上昇は、農業、漁業などにも影響を与え食料事情の悪化につながるなど、環境の変化は人類の生活に多大な影響を持っています。

   以前は温暖化説に懐疑的な勢力もありましたが、今や専門家の間では世界的な合意になっていて、反論は無効だと言われています。従って、その対策を早く講じないと地球は大変なことになりそうで、今回のサミットでどのように論議されるのかも興味のある問題です。勿論、サミットが抱えてるもっと大きな議題がほかに沢山ありますが。

五節句の一つの七夕

   今日は五節句の一つの七夕です。一般的な七夕の話をご存知でしょうか。《昔、天の川の西に機を織る「織女(しょくじょ)」が住んでいました。彼女が毎日忙しく一日中織物をしているのを見た天帝は、対岸に住む牛飼いの「牽牛(けんぎゅう)」と一緒にさせて、天の川の東で暮らせるようにしました。

   ところが、この二人は一緒になったら話ばかりしていて一向に仕事をしません。怒った天帝は織女を天の川の西に連れ帰ってしまいましたが、織女は毎日泣いてばかりです。気の毒に思った天帝は、一年に一度7月7日だけ「かささぎ」という鳥の案内で織女が天の川を渡って二人が逢うことを許しました》。

   つまり一年に一度の逢う日が今日。しかし、この時期はちょうど梅雨で、雨が多いと天の川の水かさが増して「かささぎ」が案内出来ずに二人は会うことが出来なくなるかも知れません。さて、七夕には願い事を短冊に書いて笹の木につるすとそれが叶うという行事が奈良時代の宮中でありました。

   この行事が民間でも行われるようになったのは江戸時代とかで、最初は機織りにちなんで「お裁縫が上手になりますように」が今は願い事は何を書いてもOKとか。七夕祭りと言えば仙台と平塚が特に有名です。平塚は7月4日~7月7日ですが、仙台は月遅れの8月6日~8月8日で、どちらも、毎年、大変な人出で賑わいます。

単純で難解な二つのパズル

   H.E.デュードニーはパズルの王様です。そのデュードニーの「パズルの王様傑作集」(ダイヤモンド社)という本の中にある有名なパズルを二つ紹介します。《1 2 3 4 5 6 7 8  9=100 があり、数字の間に + か - を入れてこの等式を完成しなさい。但し、間に記号を入れない時は数字は繋がっているものとみなします》というものです。つまり、3と4の間に + を入れた時は123+4とみなすのですね。

   答は5通りありますが、あなたは見つけることが出来るでしょうか。もう一つデュードニーの有名な作品に《1から9までの数字をどれも一度づつ使って100にして下さい》という問題があり、私も挑戦したことがありますが、難し過ぎて完全にお手上げ。11通りの回答を書いておきますが、自信のある方は答を見ないでトライしてみて下さい。

   [2148÷537+96][1752÷438+96][1428÷357+96][1578÷263+94][7524÷836+91][5823÷647+91][5742÷638+91][3546÷197+82][7524÷396+81][5643÷297+81][69258÷714+3]。

   また、先の問題の5通りの解は[12+3-4+5+67+8+9][123-4-5-6-7+8-9][123+4-5+67-89][123+45-67+8-9 ][123-45-67+89]で、どちらもデュードニーがどうやって解いたのかまったく解りません。試行錯誤では無理のような気がするのですが。デュードニーのパズルがこのサイトに沢山ありますから時間がある時にどうぞ楽しんで下さい。

歴史の香りいっぱいの足利市

   栃木県足利市に親戚の日本そば屋があります。今回、JR東日本の「小さな旅 駅からさんぽ両毛線」というパンフレットに写真入りで載ったので、この機会に足利のことを少し調べてみました。足利と言えば足利尊氏で有名です。尊氏は鎌倉時代後期から南北朝時代の武将で、室町幕府の初代征夷大将軍です。

   足利市には代表的な二つの名所があります。足利尊氏の氏寺の「鑁阿寺」(ばんなじ)と「足利学校」。「鑁阿寺」は足利氏2代目義兼が1196年(建久7年)に持仏堂を建て、守り本尊として大日如来を祭ったのが始まりで、3代目の義氏が堂塔伽藍を建立し足利一門の氏寺としました。

   境内には樹齢数百年の大いちょうがあり、東の京都と言われるように、大変落ち着いた素晴らしいお寺です。そして、もう一つの「足利学校」は室町時代から戦国時代にかけての関東における事実上の最高学府。私も何回か行っていますが、教室や食事を作った厨房、また古い書籍など見所が沢山あります。

   足利には浅草から東武特急「りょうもう号」で、1時間17分で行かれて、日帰りが出来ますので、是非、一度訪ねてみて下さい。明治3年創業の日本そば屋「きくや本店」は「鑁阿寺」の直ぐ隣にありますので、参詣したあと、昼食はここで店のお薦めの「だったんそば」を召し上がって下さい。

LPで聴く弦楽四重奏曲

   久し振りにバルトークの弦楽四重奏曲全6曲を聴きました。演奏はジュリアード弦楽四重奏団でLP3枚組です。CDの時代になっても、LPはLPで相変わらず根強い人気を持っていて、レコード盤に針を乗せ、音楽が流れてくるまでの間や、アナログならではの繊細な響きは、CDでは味合うことが出来ないLPの醍醐味です。

   それに私の使っているカートリッジは、30年以上前から今も販売し続けている超ロングセラー、DENONの名器「DL-103」で使ってる人沢山います。ソニーのアンプ「TA-F555ESL」とパイオニアのスピーカー「S-180A」によくマッチングしていて、実にまろやかな魅力的な弦の音を再生してくれます。

   バルトークについて、音楽之友社の解説書にこんなことが書いてあります。《弦楽四重奏曲という曲種はベートーヴェンの手で不滅の記念碑が打ち立てられたあとも、ロマン派から現代まで、多くの作曲家にたちによって手がけられてきた。だが、ついにベートーヴェンの牙城に迫り得たのは、わずかバルトーク一人ではなかったろうか》と。

   LP3枚に全6曲がきれいに収まっています。第1番はバルトークが27歳の時の作品で非常に若々しい情感が漂っています。そして、第6番が完成したのが58歳の時で31年間に作曲されたこの6曲実に魅力的です。一枚だけ聴くつもりだったのが、止められなくなり、約2時間半掛けて全曲聴いてしまいました。音楽っていいです!

驚きのリメイク映画

   映画のリメイクにも色々とありますが、かの名作アメリカ映画、シドニー・ルメット監督「十二人の怒れる男」のロシア映画へのリメイクにはびっくりしました。ニキータ・ミハルコフ監督の《本年度のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた人間愛をテーマにした掛け値なしの傑作》とかで8月に公開されます。

   この映画は陪審員制度がテーマなので、ロシアの陪審制度を調べてみたら、ロシアでは1864年にアレクサンドル2世による司法改革の一環として陪審制度が導入さているんですね。さてこの映画、2007年度の「ヴェネチア国際映画祭特別獅子賞」を受賞してるのだそうですが、凄い映画をリメイクするものです。

   パンフレットに《ロシア人の養父殺しの容疑がかかっているチェチェン人少年の裁判は、当初は明らかに有罪だと思われていた。しかし、いくつか腑に落ちない点に気付いた1人の陪審員が、ほかの陪審員に疑問を投げ掛ける。無罪の可能性が浮かび上がってきたことから、審議の場は二転三転していくが……》と書いてあるのをみると、ストーリーはほとんどアメリカ映画と同じみたいです。

   しかし《オリジナル版の構造を生かした陪審員劇でありながら、舞台を現代のロシアに転換し、今なお存在する人種差別問題や不安定な経済状況などの社会問題を浮き彫りにして、単なるリメイクに終わらない社会ドラマに仕上げている》とかですが、上映されたら、是非、観たいです。

不道徳な落書と歴史的な落書

   最近、世界遺産「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」への落書きが新聞やテレビで報道されて話題になっています。高校と大学の二校とも、学生はご丁寧に学校の名前まで書いているのですから、まったく罪の意識がないのですね。テレビの映像を見ると世界中の観光客が落書きをしてるようですが、何もその仲間入りをしなくてもいいのに。

   高校の校長は記者会見で《学生は「落書きをすると幸せになれる」と世界遺産の近くで落書き用の油性ペンを売ってた人がいて、それを買ってつい書いてしまったようだ》と言ってましたがそんなことってあるのでしょうか。大学の方も学長が怒って書いた学生を現地に行かせて落書きを消させ、そのあと処分するとか大変な問題に発展してしまいました。

   そこに、今度は上越新幹線の車体に凄い落書きを書かれているのを発見し、JRの威信にかけて発車出来ない事態に。ところで、百科事典に歴史的な落書きが幾つか紹介されています。火山の噴火により埋没したポンペイは発掘されて古代の町並みをそのまま見られますが、建物の壁面は落書きだらけで、文面からその当時の庶民の生活を垣間見ることが出来るのだとか。

   また、アンコールワット遺跡には1632年(寛永9年)にここを訪れた江戸初期の武士、森本右近太夫という人が筆と墨で書いた落書きが。そして、英国のロンドン塔は王様の居城や身分の高い政治犯の牢獄としても利用されていた関係で、随所にその人達の落書きがあるそうです。いやはや落書きは世界中の色々な場所に存在します。

納豆の起源と効用

   「納豆」の好きな人沢山います。一方、あの匂いは絶対に食べられないという人もいます。この古い食べ物の起源をちょっと調べてみました。納豆は納豆菌で発酵させた「糸引き納豆」と麹菌で発酵させた「塩辛納豆」(浜納豆)の二種類があり、現在では「納豆」といったら「糸引き納豆」を指します。

   百科事典によると「塩辛納豆」は古代中国(紀元前2世紀頃)の遺跡等から出土しており、日本に伝来したのはおそらく奈良時代とか。また、平安時代の文献にも「塩辛納豆」の名前が残っていて、一般に広まったのは室町時代以降とかで、この頃から「糸引き納豆」も登場したと書いてありますから「塩辛納豆」の方が先だったのですね。

   ところで、この「納豆」の効用ですが、大豆の蛋白質は高血圧や脳卒中の予防に効果があり、コレステロールを減らし、血液をきれいにする成分が含まれているんだそうです。また納豆1グラム中に約10億個の納豆菌と活性酵素があって、これらが、大豆の食物繊維と協力して、消化を助け、腸内を整え、便秘などの悩みを解消してくれるのだとか。

   「納豆」の食べ方には色々なヴァリエーションがあります。インターネットに「好きな納豆の食べ方ランキング」というサイトがあり、その中に「納豆」に生卵を入れて食べる方法が書いてありますが、これって本当に美味しいですよね。それに豆腐とわかめの味噌汁があればもう最高。健康保持のためにも大いに食べた方がよさそうです。

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