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箸で食べるイタリア料理

   昨日、祭日で賑わう鎌倉に家内と二年ぶりに行ってきました。ゴールデン・ウイークは何も予定が入ってないし、昨年、行かなかった箸で食べるフランス料理の店「ル・ポティロン」、そして、鶴岡八幡宮にお参りに行こうと決めたのは前日。年に一度、もしくは二度ぐらいしか行かない鎌倉なのですが、行った時は必ず食事する大好きなお店で、もう十年以上続いています。

   しかし、いつも混んでいて、予約なしでは無理なので「ちょうど12時に二人お願い出来ますか?」と電話を入れたら、電話口に出られた方はいつもと違う若い男性。その時には、きっと息子さんが出られたのだと思い、あまり気にしませんでした。ところが、小町通りの大変な人の波を避けながらお店に着いてびっくり。

   いつも見慣れたお店の装いが一変し、第一、名前が「ル・ポティロン」ではなくて「ラ・ルーチェ」になってるではありませんか。しかもフランス料理からイタリア料理に変わっているのです。聞けば昨年、経営が変わってちょうど一周年とか。

   さてさて、そのお料理が凄いのです。「箸で食べる西洋料理」を踏襲しながら、実に心のこもったお料理の数々。そして、お店をやられてる素敵な若いご夫婦。食事した後、八幡宮をお参りして、とても幸せな気分で、鎌倉を後にしました。どうぞ、鎌倉に行った時には、是非、「箸で食べる西洋料理」のお店、小町通りの「ラ・ルーチェ」(0467-23-2352)に寄ってみて下さい。大変、素敵なお店です。

作家が選んだミステリー映画

   「ミステリー作家90人のマイ・ベスト・ミステリー映画」(小学館)という長い題名の本を持ってます。超がつくウルトラ映画好きとして、映画に関する本は、結構、沢山持ってるのですが、中でもこの本はミステリー作家が選んでいるミステリー映画というのが興味をそそるところで、私の大切な一冊です。

   しかし、このタイトルの「ミステリー映画」は、イコール「サスペンス映画」と思った方がいいかも知れませんね。この本の巻末に約200本のミステリー映画が紹介されています。さて、佐野洋氏の選んでるのは「情婦」「悪魔のような女」「太陽がいっぱい」、また、東野圭吾氏は「アマデウス」「薔薇の名前」「ジャッカルの日」。

   でも、「アマデウス」をミステリー映画と言えるかとなるとちょっと異論のあるところですが、モーツアルトの毒殺を暗示するシーンがあり、それでこの映画が成り立っているので、やっぱりミステリー映画に入ると東野氏は言ってます。モーツアルトと宮廷音楽家サリエリとの関係がミステリアスに描かれた面白い映画でした。

   「恋」で直木賞を受賞した小池真理子さんの選んでいるのは「レベッカ」「眼には眼を」「死刑台のエレベーター」。そこで、私が悩んだ末に選んだ3本は「情婦」「第三の男」「ダイヤルMを廻せ」。佐野氏にも「情婦」がありますが、ラスト10分間にドンデン返しが二度もある映画は、後にも先にもこれだけかも知れません。永遠に映画史に残る裁判映画の傑作です。それぞれの映画の観た人のコメントを読みたい方は、毎日更新してる例の「映画大辞典」を。

ゴッホの自画像

  ゴッホ(        )の構想の中に「芸術家の共同生活」がありました。その当時、芸術家は貧しい人が多く、共同生活で助け合えば、芸術文化の向上につながると考えていたのですね。ゴッホは何人かの芸術家に声を掛けましたが、唯一、来たのがゴーギャン(    )で、二人はアルルで共同生活を始めました。

   「やがて他の人も参加するだろう」とゴッホは考えていたようですが、誰も希望者はなく、ゴッホが自分の耳をそり落とした事件をきっかけに、ゴッホはアルルを去り、この構想は幕を閉じてしまいました。ところで、このゴッホ、自ら命を絶った38歳の生涯に40枚あまりの自画像(  )を描いています。

   ゴーギャンと争って、自ら耳を切り落とした後でも、傷が癒えて再び絵筆をにぎれるようになってまず描いたのが自分の顔だとか。近代画家の大抵は自画像をよく描いてるようですが、ゴッホくらい沢山描いた画家はほかにいません。美術評論家、瀬木慎一氏の著書「名画はなぜ心を打つか」(講談社)の中に自画像について書いてる部分があります。

   氏は「一般的にいって、自己の美化なしに、自己を描くことはできない。しかし、ゴッホの自画像は絶対に美しいものではなく、痛々しく、また醜ささえあるのに、一種の絵画として成立してるところに、単なる美醜の物差しでは測りきれない何かがある」と疑問を投げかけています。近代絵画の一つの謎かも知れません。

二人で遊ぶ知的なゲーム

   前にブログに書きましたが、トランプ遊びの王様は「コントラクト・ブリッジ」。正に知的ゲームの最高峰で、一度このゲームを憶えたら他の遊びが子供だましにみえるほど。しかし、このゲームは同じ位のレベルの人が4人必要で、気軽に遊べるとはいかないのが難点です。

   さて、今度はトランプの二人で遊べる知的なゲームを紹介します。その名は「ラミー」で、結構有名なゲームです。二人では「七並べ」も「ババ抜き」も出来ないし、憶えておくと役に立ちます。「ラミー」の基本は手持札10枚、1枚引いたら1枚捨てて、同じ数字のカードを3枚以上、または、同じ種類で3枚以上のシークエンス(A、2、3とか6、7、8みたいな連番)をつくること。つまり麻雀と同じです。

   このラミーには「ベイシック・ラミー」「ジン・ラミー」「ノック・ラミー」「セブン・ラミー」などの幾つかヴァリエーションがありますが、二人で遊ぶのは「ジン・ラミー」が一般的です。遊び方は、長くなってここには書けませんので、インターネットの説明を読んで下さい。

   今や遊びの主流がパソコンになってしまった感がありますが、二人で旅行してる時など、ホテルにはパソコンもないし「ジン・ラミー」で遊ぶのがいいかも知れません。やってみると中々面白く、結構、飽きずに遊べます。

懐かしいヒット曲

   北中正和とかまち潤共著の「ロック決定盤」(音楽之友社)という本を持っています。昔、ロックのアルバム・ガイドとしてよく利用しました。その本を何となくペラペラ見ていたら出てきたのがイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」。ウワー懐かしい!

   記録を見ると1976年暮の発売とありますから約30年前で、翌1977年度のグラミー賞の「レコード・オブ・ジ・イヤー」を獲得しています。このアルバムは持っていませんが「イーグルス・グレイティスト・ヒッツ」というアルバムがありますので、久し振りに聴いてみました。やっぱり、いい曲ですねぇ。何とも言えない哀愁感がたまりません。

   そこで、1976年には日本の曲は何がヒットしていたのかインターネットで調べてみたら子門真人の「およげ!たいやきくん」がダントツで453万枚。3位に都はるみの「北の宿から」、10位に荒井由実の「あの日にかえりたい」が入っていました。

   そして、1977年の1位は ピンク・レディーの「渚のシンドバッド」、2位が森田公一とトップギャランの「青春時代」、更に3位もピンク・レディーの「ウォンテッド」。きっとピンク・レディーの全盛期だったのですね。何だか懐かしいです。

正反対の二人の演奏家

   カナダのピアニスト、グレン・グールドがコンサートを嫌ったのは有名な話で、ちょっとクラシックが好きな人なら大抵知ってますよね。グールドはバッハの「ゴルトベルク変奏曲」のレコードを出して、かってない斬新なバッハ演奏として話題になり、一気に世界的な演奏家の一人になりました。

   当然、世界各地をコンサート・ツアーで回る忙しい日々を送ることになりましたが、次第に客席の聴衆の咳や雑音が気になり出し、1964年のリサイタルを最後にコンサート活動から完全に身を引いてスタジオ録音のみで、レコードを出すだけになってしまいました。

  その一方、グールドとは逆にコンサートのみで、徹底的に録音を嫌った演奏家がいます。指揮者のセルジュ・チェリビダッケ。聴衆のいない録音スタジオにこもるのが嫌で、お客さんを前にしないと気分が乗らないのです。従って、レコードの依頼をことごとくはねつけ、長い指揮者生活を送ったのに、若い頃の数枚を除きレコードを作りませんでした。

   しかし、チェリビダッケのCDは沢山出回っています。というのは、レコードのための録音は拒否したのに、コンサートを放送することは許可したため、放送されたものが録音され、海賊盤として多数出回ったのだとか。もっとも、チェリビダッケの死後、遺族が公認して正規盤として、多数出ているのだそうです。正反対の二人の演奏家です。

ラヴ・コメディの傑作

   アメリカ映画「恋人たちの予感」をまた観てしまいました。何度観ても飽きない映画は古典的な名画ばかりではありません。この映画を超えるラヴ・コメディは恐らく今後も現れないのではないかと思えるほどの出来映え。何しろシナリオが秀逸で、ウイットに富んだ洒落た会話の連続です。

   美しい街の映像。ちょっぴり悲しいクリスマス・イヴ。誰も歩いていない大晦日の街の雰囲気。ニューイヤー・パーティの「蛍の光」。そして、キュートなメグ・ライアンの魅力。アメリカの人って高度な映画を作るものですね。私だけがこんなに高い評価をしてるのではない証拠に、例の「映画大辞典」にあった三人のコメントを紹介します。

   《ユーモア溢れるセリフの数々。かゆい所に手が届く見事なストーリー展開は何度見直しても飽きる事は決してありません!》また《数あるラブコメの中でも群を抜いている映画です。これ以上のラブコメ作品には、まだめぐり会えません》そして《衝撃受けたね!!良かったっていうか、最後、どうなるか読めていても号泣した。そこが凄い!!ラブコメ系で一番好き!!》とか。

   この大好きな映画、昔、WOWOWを録画したのを持っているのですが、この前、池袋駅の地下街で何と千円のDVDを見つけたのです。こんな凄いセンスの映画、悪いけど、日本の映像作家にはとても作れそうも有りません。もし、この映画を観てない映画ファンがいたら損をしています。質の高いユーモアが好きなロマンチスト必見です。

引き際の美学

   野茂英雄投手が、所属するロイヤルズから戦力外通告を受けました。すでに21日にトレードの手続きが開始され、27日までに獲得希望球団が現れなかった場合は、28日に解雇ウエーバー公示で入札されます。入札は1ドル(約100円)からで、30日までに入札が無いと自由契約に。

   メジャーで2度もノーヒット・ノーランを達成した投手として、この流れはあまりにも情けない展開ではないでしょうか。どんな凄い選手でも、必ず引退はやってきます。かって、飛ぶ鳥を落とす勢いだった長嶋さんだってさんだって、選手としてやっていけない時が訪れたのです。それなのに、野茂投手が相変わらず現役を求め続けているのは何故なのでしょうか。

   かって野茂投手は凄かったです。1995年のドジャース時代、ストレートは球速150キロ近くまであり、得意のフォークは約120キロ。この差で打者は面白いほど空振りしました。その当時、野茂投手がメジャーの打者をバッタバッタとなぎ倒すテレビ中継をワクワクしながら観ていたのを思い出します。

   しかし、それから約13年の歳月が流れ、現在、野茂投手は39歳。威力が落ちて当然です。今回、メジャー昇格での成績は3試合で防御率18.69、この数字に獲得したい球団が現れるとはとても思えません。日本人のメジャー活躍の先鞭をつけた偉大な野茂投手に「引き際の美学」を求めるのは私だけでしょうか。

動くオーディオ・プレイヤー

   ソニーの「Rolly」という製品をご存知でしょうか?誠に画期的なオーディオ・プレイヤーです。掌に乗る位の小さなサイズの中に音楽を聴く楽しみが凝縮されています。音楽を演奏しながら動き回るスピーカー。小さいのに音が抜群にいいのです。

   また、デザインが非常に洗練されていて高級感があり、都会的な雰囲気を持ってるのも何とも言えません。その動きはロボット技術で制御されていて、視覚的にも楽しめます。前に銀座のソニー・ショールームでこの製品のデモをやっているのに、偶然、遭遇しましたが、まったく飽きない面白さに最初から最後まで観てしまいました。

   ソニーのコマーシャルに《再生する音楽に合わせて「Rolly」がモーションという動きでダンス。アップテンポな曲なら、ノリノリに。スローな曲なら優雅に。まるで命を与えられたようにイキイキと動き出します》とありますが正にその通り。そして、本体には余計なボタンが付いてなくて操作が分かり易いのもこの製品の特徴かも知れません。

   音楽のダウンロードは、パソコンからUSBで行い、メモリー容量は1ギガ持っていますので、かなり詰め込めます。銀座方面に行った際には、ソニー・ショールームに寄って現物に接したら、その動きにきっと驚きます。ソニーも凄い製品を考えるものです。

改札口から出られない駅

   「海芝浦駅」の文字を見て、直ぐにどんな駅か解る人は、かなりの鉄道ファンです。JR鶴見線の終着駅、しかし、一般の人は改札口から外に出ることが出来ません。ちゃんと改札口から外に道が続いているのに駅から出してくれないのです。その理由は、この駅が会社の敷地内にあるからです。

   所有者は「東芝」でJRは「東芝」に借地料を支払っていますし、改札口にいるのは駅員さんではなくて「東芝」の守衛さん。要するに、ここは「東芝」の工場の玄関口なのです。従って、改札口を出る、つまり会社に入るには「社員証」や「入門許可証」が必要です。この駅に来る人は「東芝」の社員か取引業者、そしてマニア。

   この駅に行った時、改札口に居た守衛さんと少し会話を交わしましたが、この工場で働いていた社員の定年前後のポジションと言ってました。あまりにも何も無いのは申し訳ないと思ったのか、駅の構内に小さな公園を作り、ベンチが幾つか置いてあります。勿論、トイレもあります。

   JR鶴見駅から約10分の距離ですが、平日の朝晩の通勤時間以外は1時間に1本。駅は海(京浜運河)に面していて、夏は涼しいので、よくカップルが訪れるとか。西村京太郎著「運河の見える駅で」や芥川賞受賞作、笙野頼子著「タイムスリップ・コンビナート」にこの駅が登場します。ともかく珍しい駅です。

心に沁みる珠玉のエッセイ

   信じられないことが起きました。昨日、時々行く家の近くの古本屋にちょっと寄ったんです。店頭には1冊50円、3冊100円の古びた文庫本が沢山並んでいます。何か掘り出し物がないかとそれらの本に眼を通していたら、思わず息を飲むような一冊の本が眼に飛び込みました。

   前に持っていたのに無くなってしまい、絶版になっていてかなり探しても手に入らなかった作曲家團伊玖磨さんのエッセイ集「パイプのけむり」の第一巻。まさかのまさかです。その中にある忘れられない「無情の夢」との突然の再会。そのエッセイの内容は、ある夜、悲しいことがあった團さんは、鎌倉の駅前の小さな鮨屋で、一人でお酒を飲んでました。悲しいことは消えるどころか益々身体の中に凝固し、酔っぱらった團さんは昔の流行歌を小声で歌ってました。

   哀愁漂う「無情の夢」。すると、話しかけてきたあご髭の男性がいます。「その節好きですか?」團さん「好きですとも好きですとも」あご髭の男「その節わたしが作曲したんです」團さんはびっくり仰天。こうしてあご髭の作曲家佐々木俊一さんと友達になり、深夜、逗子の近くの佐々木さんの家に行き、更に杯を重ねました。

   やがて、チェロ弾きだった佐々木さんが一枚のレコードを持ち出してきて「泣ける、泣ける、泣けるねえ」とつぶやきながら明け方まで何回も繰り返しドボルザークのチェロ協奏曲を。その後、数年して佐々木さんは亡くなられたそうです。ある日、銀座のバーで大酒を飲んだ夜、佐々木さんと出合った鎌倉の夜を思いながら、カウンターにうつ伏せになって小声で「無情の夢」を歌ってるところでエッセイは終わります。心に沁みる珠玉のエッセイです。

半年前の真実

   先日の中日対巨人戦に投げた山井大介投手、好投して一点しか取られなかったのですが、味方の援護が無くて負けてしまいましたね。その山井投手の名前を聞くと、思い出すのが、昨年の日本シリーズ第5戦に8回まで走者を一人も出さずにあと3人打ち取れば完全試合という状況で降板したこと。テレビを観てて私もびっくりした一人です。

   さて、その山井投手の半年前の真実が4月10日発行のスポーツ雑誌「Number」に「未完の完全試合(山井大介″決断″の理由)」という題で載ってましたのでかいつまんで紹介します。記事は記者が書いたものですが、山井投手の談話を織り交ぜて、かなり面白い内容でした。

   8回が終わった時点で山井投手はこう思っていたんだそうです。《9回は岩瀬さんに投げて終わって欲しい。完全試合も大きいけど、それ以上に日本一になりたい気持ちが強かった》と。しかし、それをあえて自分から言い出すことは出来ずにいた時に森コーチから《どうする?》と訊かれたんだそうです。

   そこで山井投手は《代えて下さい。お願いします》と言って完全試合の可能性が消えてしまったのです。この記事の最後にあった山井投手の談話。野球に詳しい奥さんが《あの交代はよかったんじゃないと言ってくれたのはありがたかったですね。あんなところで降りるなんて考えられないと言われたらたまらなかったです》にずっと抱いていたモヤモヤした気分が払拭しました。

ワクワクするオーディオ談義

   今週の「週刊現代」にオーディオの記事がありました。ヤマハの技術者が色々と語っているんです。いくら卒業したと言ってもいい音楽をいい音で聴くためにはオーディオは不可欠。記事を読んでるうちにまたまたオーディオの世界に引きずり込まれてしまいました。すると、自分の装置を再認識したくなるんですよね。

   前にも書きましたが、私のアンプ(ソニー TA-F555ESL)もスピーカー(パイオニア S-180A)も標準的に決して高価なものではありません。しかし、実にいい音で鳴ってるんです。クラシックもジャズもロックもオールマイティ。現在の達観した境地に至るまでの道のりは極めて険しく、土曜日の夜から日曜日の朝にかけて一睡もしないで、秋葉原で買ってきた単体のスピーカーの音のバランスの調整をしたこともありました。恐らく10回以上は買い直してますね。

   それが、このソニーとパイオニアのベストセラーの傑作に出合って終止符が打たれたのです。最近、有楽町の「ビックカメラ」のオーディオ売場に行きました。別に何か買いにいった訳ではなく、沢山のオーディオ機器が並んでる前にただ行きたくて。そして、その売場の若い店員さんとオーディオの話をして楽しかったです。

   話をしていたら、その男性のお父さんがオーディオ・マニアで、カートリッジはオルトフォンシュアとか。今でもLP(レコード)しか聴かないという話にすっかり嬉しくなりオーディオ談義に花を咲かせ、幸せな気分で「ビックカメラ」を後にしました。店員さん、話だけして何も買わないですいません。

ユニークなクイズ番組

   フジテレビ水曜日の午後7時~8時の「クイズ!ヘキサゴンⅡ」というテレビ番組をご覧になったことがあるでしょうか。司会は島田紳助で、本来、この番組は類を見ない知的なクイズ番組だったのですが、いつしか様相が一変、まったく前とは違う番組になってしまいました。

   この番組について、昨日4月17日付けの「日刊ゲンダイ」が、ページ半分をさいて色々と書いてました。《目くじらを立てる気はないが(番組を観てると)クラクラして思考停止状態に》また《見続けると間違いなくアホになる番組》などと。この番組を何回か観てる人は思わず膝を叩いたに違いないどんぴしゃりな意見。

   そうなんです。この意見に同意するくらいなら、観なければいいのに、つい時々観てしまう理由は、そのクイズの問題が中々高度で、オヤと思うような問題が並んでるからなのです。それもそのはず、その記事で知ったのですが、この番組のスタッフにかってクイズ番組荒らしで有名だった道蔦岳史氏が加わっているんだとか。

   しかし、その高級な問題に答える回答が凄いのです。どう凄いかというと、普通、絶対に考えつかないような珍答、迷答の連続。よくもそんな回答が出るものだとびっくりします。その回答者は上地雄輔つるの剛士木下優樹菜黒田まいといった面々。観てない方は参考に一度ご覧になったらいかがですか。

誰でも修正可能な百科事典

   前にも書きましたが、インターネット上の百科事典「Wikipedia(ウィキペディア)の話題です。この百科事典は誰でも項目を自由に作成可能で、既存の内容に誰でも筆を加えて修正することが出来て、削除することだって簡単。つまり、ある項目の内容を見た人が、自分の持ってる知識や意見と全然違うと思ったら、それを改訂してしまうことが出来るんですね。

   従って、意見が分かれて収拾のつかなくなることだってあり、その場合はボランティアの管理人が調整して、それでも駄目な時は閉鎖することだってあるんだとか。これは一週間位前に「夕刊フジ」で読んだ情報です。昨年9月、「週刊文春」にこんな記事が書いてあったのだそうです。

   「週刊新潮」を発行してるライバルの新潮社のパソコンによって、「週刊文春」の特徴について《読者年齢がわずかに低く、やや硬派といえる》と書いてあったのを《…やや軟派といえる》と書き換えたと言うんですね。この部分について、現在は「週刊文春」自身によって編集されて別の文章になってるそうですが、この百科事典はこんなことが起きるんです。

   前にもある省が他の省の批判的な記事を書いて問題になったことがあります。何故、匿名の書き込みがバレてしまうのかというと、昨年8月にカリフォルニア工科大学の大学院生が公開した「ウィキスキャナー」というツールによって、書き込みの履歴、つまり、手を加えた人のIPアドレスが解るようになったためなんですね。凄いソフトを作る人がいるものです。

裁判官の面白い言葉集

   来年の5月21日からいよいよ「裁判員制度」が施行されます。その関係で、裁判に関する本が沢山出版されています。その中で、私が読んで面白かった本を一冊紹介します。長嶺超輝著「裁判官の爆笑お言葉集」(幻冬舎)。

   この本はタイトルでも解る通り、著者が裁判を傍聴して、直接聞いた裁判官の思わず笑ってしまうような面白い話とか、思い掛けない優しさに感動する話とか盛り沢山。そのほか、検察官弁護士などを書いたコラムもあって一気に読ませます。

   裏表紙に「……裁判官は無味乾燥な判決文を読み上げるだけ、と思っていたら大間違い。ダジャレあり、ツッコミあり、説教あり。スピーディに一件でも多く判決を出すことが評価される世界で、六法全書を脇におき、出世も顧みず語り始める裁判官がいる。本書は法廷での個性あふれる肉声を集めた本邦初の語録集」と書いてあるようにともかく愉快です。

   著者の長嶺超輝氏は九州大学法学部を卒業後、弁護士を目指して司法試験を受験しましたが、7回の不合格に懲りて断念、現在はライター業で、その合間をぬって裁判の傍聴に通う日々だとか。さて、来年からは、あなたも法廷に出て、裁判に参加する可能性が出てきました。その裁判所の雰囲気を知っておく為にも一読しといたらいかがですか。

丸く輝く地球の映像

   昨年の9月14日に打ち上げられた月周回衛星「かぐや」が、これに搭載しているハイビジョンカメラで、太陽の光を全面に受けて丸く輝く地球の姿を撮影し、映像を公開しました。この「満月」ならぬ「満地球」の撮影のチャンスは、太陽、月、地球が一直線に並ぶ年2回だけで、ハイビジョンでの撮影は世界初めてだとか。

   地球が丸いのは昔から立証されているとはいえ、こうして地球を遥か38万キロも離れた宇宙の彼方から眺めてみると、やっぱり何だか不思議な気がしてしまいますね。この小さな可愛い物体の上で暮らしている66億を超す沢山の人間(刻々変化してる!)。

   その人間の一人一人に意志があり感情があって、毎日、泣いたり笑ったり悲しんだり喜んだり。そして、ある地域では相変わらず戦いが続いていて、尊い生命が失われています。本来、この月周回衛星「かぐや」の目的は、月の起源と進化の解明のための科学データを取得することなど果てしない宇宙の謎に迫ることにあります。

   しかし、この一枚の貴重な映像を世界中の人々に見て貰い、この地球上に存在する全人類は一つであることを認識し、力を併せて争いのない平和な社会の実現を目指すべきではないかと思うのは私だけでしょうか。

オリンピックの聖火リレー

   聖火リレー、コースを変更して秘密に走ったりして大変なことになっています。そこでオリンピックの聖火リレーを百科事典で調べてみました。オリンピックの開催中のメイン・スタンドに聖火をともし続けることにしたのは1928年のアムステルダム大会からで、その時にはまだ聖火リレーは行われていませんでした。

   このアイデアは好評で、次の次の1936年のベルリン大会の時に聖火リレーという発想が生まれ、三千人以上のランナーがオリンピアからベルリンまでリレーで運んだのですね。その後、聖火リレーはオリンピックの一部として継続され、かって一度も今回のような事態が起きたことはありません。

   1948年のロンドン大会にはイギリス海峡を渡るために初めて船が使われたり、1952年のヘルシンキ大会では初めて飛行機に乗っけたり。また、1976年のカナダ大会には電子パルスを使う方法がとられ、アテネから衛星を経由してカナダまで送り届けられた上、レーザー光線で再点火しました。

  2000年のシドニー大会では海中をダイバーによって移動して、史上初めての海中聖火リレー。そして、2004年のアテネ大会には78日間にわたる世界規模の聖火リレーが行われ、およそ11,300人の手によって78,000キロの距離を移動しました。そんなこんなで歴史のある聖火リレー、何とか最後までうまくいくといいですね。

シューマンとブラームス

   音楽史の本に書いてあるシューマン夫妻とブラームスの有名な話を書きます。シューマンはピアノをヴィークという先生に教わっていましたが、その先生にはクララという娘さんがいて作曲家で一流のピアニスト。やがて、シューマンとクララは恋に落ちて、反対してたお父さんも結局は承諾、二人は結婚しました。

   しかし、最初は順調だった結婚生活も、そのまま作曲とピアニストを続けているクララの方が有名で収入も多く、シューマンは悩むあまりに、精神の均衡がとれなくなってしまったのです。こんな話は現代でもありそうですね。そんな頃、43歳のシューマンのもとに一人の若者が訪れました。弱冠20歳のブラームスです。

   シューマンはブラームスを高く評価し、ブラームスもシューマンを尊敬して慕い、頻繁にシューマンの家を訪れるようになったのですね。ところが、シューマンは34歳の奥さんのクララとブラームスの仲を疑うようになり、自己嫌悪に陥って精神をやられてしまい精神病院に入院、結局、亡くなってしまいました。

   そして、未亡人になったクララをブラームスは献身的に支えたんだそうですが、生涯、独身を通したブラームスとの関係は誰も知ることの出来ない永遠の謎。今度、シューマンの「詩人の恋」やブラームスの交響曲を聴く時には、ちょっとこの話を頭に思い浮かべて下さい。二人の音楽が何だか身近に感じられるかも知れません。

思わず笑える愉快な会話

   日本テレビで木曜日の朝6時55分位からの5分間「バード!ウォッチング」という超ショート番組があります。勿論、録画ですが、羽鳥慎一アナウンサーが渋谷の街を歩いてる女子中高生や大学生に声を掛けて、最近、若い女性の間で流行ってる言葉や事柄の認知度を調べるのです。

   ともかく、羽鳥アナウンサーの10台の女性との会話が誠に絶妙で、思わず笑っちゃいます。最近の流行も解るし、女子中高生の無邪気な言い回しも可笑しくて、木曜日のこの時間はいつも4チャンネルに「ズームイン」。最近面白かったテーマを挙げると「斉藤さん」「ころね巻き」「超~神」「亀レス」「つけま」など。

   そして、昨日の木曜日の話題は「MEZAIK」。これは眼を二重にする道具だそうですが、凄いアイテムがあるものですね。特殊な繊維をまぶたに貼り付けるんだとか。羽鳥さんがこれを書いたボードを見せて「何でしょう?」というと直ぐに返ってくる答えが「メザイク」。

   羽鳥さん「やったことあります?」女性「もう卒業」羽鳥さん顔をみつめて「ハァ?!」女性「三年間愛用して、寝る時もやっててもう二重になったので卒業」。カメラがその眼をクローズアップしましたがちゃんと二重になってました。そのほか何人か、みんな笑える会話ばかりのあっという間の5分間。今度是非、ご覧になって下さい。

鉄道路線の「下り」と「上り」

   鉄道路線の「下り」と「上り」はどんなルールで決めているのかご存知でしょうか。これはちょっと鉄道に興味がある人なら知ってることですが、そうでない人のために紹介します。そんなルールなど知らなくても、東海道本線のように東京駅から出発してるのが「下り」で東京駅に戻ってくるのが「上り」であるのは、誰でも常識的に解っていますよね。

   しかし、東京駅に関係してない路線の「下り」「上り」はどうやって決めているのかというと、路線に必ず存在する起点と終点によってです。つまり、起点から終点に向かうのが「下り」で、終点から起点に向かうのが「上り」。

   鉄道運行のベースになってる巻物みたいな「ダイヤグラム」では、縦軸が上から下に駅名、そして横軸が左から右へ時間で、当然、下り列車は右肩下がり、そして、上り列車は右肩上がり。「時刻表」はこの「ダイヤグラム」、いわゆる「鉄道ダイヤ」を元に活字化したもので「下り」は起点から終点「上り」は終点から起点の順序で書いてあります。

   ただ、中には例外があって、山手線大阪環状線は起点と終点が決めてあっても、無理矢理に「下り」「上り」は混乱を招く可能性ががあるので「外回り」「内回り」と言っていたり、ほかにも「北行き」「南行き」や「左回り」「右回り」と呼んでる路線があるそうです。

襟を立てるような寒い試合

   昨夜、今年初めて横浜ベイスターズの試合をテレビで観ました。相手は横浜と同じに調子がよくない巨人。風が吹き、小雨がちらつく気温一桁の横浜球場です。横浜の選手はユニフォームの襟がまるでマフラーをしている感じで、とても野球を行う環境ではありません。

   さて試合は横浜の先制の1点が、若干19歳の坂本選手の一振りでひっくり返され、3対1になった時には負けを覚悟しました。というのは、横浜は常に巨人のスタミナドリンクの役目で、巨人がどんなに不振に喘いでいる時でも、横浜は元氣を取り戻すお得意さん。逆転の可能性ゼロとみた家内と私はチャンネルを変え、試合を観るのを止めました。

   そして、結果すら知ろうとしないで、今朝、インターネットをみたら何と引き分け。負けないでよかったです。そこで、落ち着いた気分で試合の内容を仔細にみてみたら、三振が巨人11、横浜17で合計28。冬に逆戻りしたような寒さの中ではナイターはとても無理ですよね。

   それにしてもまだペナントレースが始まったばかりの10試合とはいえ、巨人のチーム打率0.225は驚き。他のチームの四番バッターを補強した年に開幕5連敗のチーム新記録を作ったり、何だか迫力を感じない巨人の姿を渡邊会長はどう思ってるのでしょうか。大型補強は強い巨人を負かすアンチ巨人の楽しみを奪っています。

ジャズで聴くユーミン

   ユーミンが好きで、ジャズに抵抗のない方に、飛び切り上等なアルバムを紹介します。タイトルが「JAZZで聴く~あの日にかえりたい・松任谷(荒井)由実作品集」(VICG-60665)、演奏はこういった類のアルバムで有名なトーマス・ハーデン・トリオです。

   収録されてる曲は《やさしさに包まれたなら》《ひこうき雲》《卒業写真》《あの日にかえりたい》《守ってあげたい》《中央フリーウェイ》《ルージュの伝言》《WANDERERS》《リフレインが叫んでいる》《ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ》《ノーサイド》《翳りゆく部屋》の12曲。

   日曜日なのに、あいにく朝から雨。別に約束は入ってないし、今日は家で美味しいコーヒーを入れて、ミステリーでも読みながら素敵な音楽を聴いて過ごそうと思ってる方に、絶対にお薦めのアルバムです。ジャズといっても、曲調はほとんどポピュラー。ピアノとベースとドラムの織りなす絶妙な響きが、あなたを時を忘れるような甘美な世界に誘ってくれます。

   この中に入ってる《ひこうき雲》。日本を代表する作曲家、團伊玖磨氏が「パイプのけむり」のエッセイで絶賛しているのを読んだ記憶があります。ユーミンならではの魅力的なメロディに酔いしれて、安らいだひと時を過ごして下さい。ジャズで聴くユーミンとてもいいです!

「丈夫」と「大丈夫」

   「丈夫」とは身体が頑健で健康な人のことをいい、頭に大をつけて「大丈夫」になると意味が違ってきて、しっかりしていて堅固なことや心配の無いことを言いますよね。その理由を、最近、知りましたので紹介します。そもそも「丈夫」という言葉が使われ始めたのは、古代中国の周の時代。

   当時、成人男子の身長はとても高く、平均一丈(約180センチ)もあって、その「丈」と成人男子を意味する「夫」を併せて「丈夫」が成人男子のことだったんですね。その男性の中でも、特に心身ともに立派な男性を褒める言葉として、「優れたもの」の意味を持つ「大」をつけて極めて丈夫な男性を「大丈夫」と呼んだのだそうです。

   ところが、意味が次第に変化して、ちょっとやそっとでは壊れない危なげのないことを「大丈夫」と言うようになってしまったんですね。今でも「広辞苑」の「大丈夫」の項には《立派な男子(だいじょうふ)》と《しっかりしてるさま》の二つが書いてあります。

  本来は心身ともに健康な男性のことを意味していたのが、今では「大丈夫、忘れないよ」とか「彼にまかせておけば大丈夫」という副詞や形容動詞の方が主流になってしまいました。言葉のルーツって面白いですね。

江戸時代にトンネル

   先日「夕刊フジ」でこんな記事を見つけました。面白かったので、読んでいない人のために紹介します。タイトルは「江戸幕府が築いたトンネル網」。ちょっと興味をそそられる話ではありませんか。江戸時代から地下にトンネルが掘られていて、明治から昭和の初期に掛けて拡充され、その一部が現在の地下鉄に転用されたというのです。

   それを自信をもって力説してるのは秋庭俊氏というジャーナリストで、古文書や古地図から独自の観点で解析して、これまでに「帝都東京・隠された地下網の秘密」(洋泉社)、「新説・東京地下要塞」(講談社)、「大東京の地下道99の謎」(二見文庫)などの本を書いてます。

   「江戸時代にそんなトンネルを掘る技術があったのか?」の質問に秋庭氏はこう答えています。「それほど驚くことではありません。トンネルを掘るというと大変な工事のようですが、実際には長い屋根付き廊下のようなものを建て、その上に土をかぶせたようです。つまり、江戸の街は地下トンネルの上に築かれた二階にあるということです」と。

   これを読んだだけではちょっと信じられません。その疑問を解くためには氏の書いた本を読んでみるしかありませんね。都営大江戸線の駅はかって軍の重要施設だったところばかりだそうです。ところで、江戸幕府がトンネルを掘った目的は、外国からの攻撃に備えて、江戸を巨大な要塞にしたのだとか。ほんとにほんとかなぁ?!

規格化されてる漢字

   コンピューターなどで扱う漢字はJIS(日本工業規格)で定められています。近年、情報処理技術のめざましい発展により、JISによる規格化が必要になって、その正式名称は「七ビット及び八ビットの二バイト情報交換用符号化拡張漢字集合」と言うのだそうです。

   現行規格によると、第一水準の漢字2965字、第二水準3390字、第三水準1249字、第四水準2436字。このほか、ひらがな、カタカナ、句読点などの記号類などの非漢字524字、合計10564字がその全てです(「日本語使い方考え方辞典」による)。

   ところで、今は携帯電話のメールでも「区点コード」の入力で第二水準まで使用可能なのにはびっくりします。パソコンでもワープロやメールで漢字をよく使い、時に難解な漢字でヨミが解らずに困ってしまうことがあります。その時、役に立つのが漢字辞典。

   もうかなり前から私が使ってて使い勝手抜群の三省堂の「ワープロ漢字辞典」を推薦します。偏や旁の部首別の字画数で「区点コード」が解りますし、部首に関係ない字画数でも牽引が可能。座右に一冊あると非常に便利です。

30年前の感動を再現

   30年前の今日、つまり、1978年4月4日はかって絶大な人気を誇っていた「キャンディーズ」の解散コンサートが行われた日なんだそうです。まだ東京ドームになっていなかった後楽園球場に5万5千人のファンを集めた感動的なコンサート。「キャンディーズ」の好きな人、沢山いました。

   この30年間、彼女たちへの熱き思いを引きずっている男達がいて、彼らが発起人になり、東京ドームシティ内のJCBホールで、今日、「キャンディーズ本人たちが出演しない、キャンディーズファンの大同窓会」が開催されるんだとか。

   その当時23歳だった伊藤蘭は53歳、田中好子は21歳が51歳、藤村美樹の22歳が52歳になり、華やかだったが故に、どうしようもない月日の流れの切なさを感じますね。現在、伊藤蘭と田中好子は女優として活躍していますが、藤村美樹は実業家と結婚して、芸能界から完全に引退しています。

   さて、解散コンサートは約4時間半に51曲、TBSに保管されている夥しい映像の中から、先月、その貴重な16ミリフィルムが見つかり、今日のコンサートで未公開映像を流すのだとか。開場は解散コンサートと同じ午後5時17分で開演は7時、入場料はワンドリンク付きで10500円。当日売りのチケットがあるかどうかは知りません。

推理小説の発端

   都築道夫著「死体を無事に消すまで」という物騒なタイトルのミステリー論集を読んでいたら、ミステリーの発端や歴史が、結構、詳しく書いてあったので紹介します。そもそも推理小説は1841年4月、アメリカの「グレアム・マガジン」に掲載されたエドガー・アラン・ポーの短編「モルグ街の殺人事件」によって始まったというのが定説になってます。

   早稲田大学政治経済学部を卒業した探偵小説青年、平井太郎さんも、それを知っててペンネームに江戸川乱歩を採用したんですね。それよりもっと古く、犯罪を主題にした小説があったのは事実なのですが、意識的に犯罪事件の論理による分析を行ったのはポーが最初なので、この定説は認めていいとか。

   その後、この形式はイギリスのウィルキー・コリンズ、フランスのエミール・ガボリオーなどに受け継がれ、19世紀末にイギリス・のコナン・ドイルによってポピュラーなものになりました。その「シャーロック・ホームズ」は今でも版を重ねている古典中の古典。昔、私もよく読みました。

   さて、1920年代に入ると、推理小説は知的な娯楽小説としての地位を確立し、この20年代から30年代にかけては黄金期。エラリー・クイーンJ・ディクスン・カーダシール・ハメットE・S・ガードナーアガサ・クリスティF・W・クロフツなどを輩出。アリバイ崩しの傑作、クロフツの「」を久し振りに、読んでみたくなりました。

恐ろしい文字の羅列

   未成年者に煙草を買わせない目的で、成人識別カード「taspo(タスポ)」が生まれました。しかし、成人の愛煙家にとっても、肩身の狭い状況はどんどん広がって、新幹線も駄目、タクシーも御法度、飲食店にしても終日吸えなくなったところが次第に増えてきています。

   昔から煙草にエンのない私などは、どんなに厳しくなってもまったく関係ありません。ところで、先日、電車を待ってる時に、駅の「たばこ自動販売機」に眼がいきました。大変沢山の種類の煙草がきれいに並んでいます。そのたばこケースの上の小さな文字が眼に留まり、何が書いてあるんだろうかと近寄って読んだ途端にびっくり仰天。

  「喫煙は、あなたにとって肺気腫を悪化させる危険性を高めます」「喫煙は、あなたにとって心筋梗塞を悪化させる危険性を高めます」「喫煙は、あなたにとって脳卒中の危険性を高めます」「喫煙は、あなたにとって肺がんの原因の一つになります」などなど。

   ウワー恐い!という文字の羅列です。煙草を吸う人は、その文言を読みながら、一切、無視しているのでしょうか。そんなことは、とっくに解っているのだけれど、煙草の魅力はそんな心配を遥かに超えていて、一命をなげうっても止められないのでしょうか。

クラシックとお笑いの融合

   朝日新聞で″好田タクト゛さんという芸人の存在を知りました。その芸の内容は何と世界の有名な指揮者の形態模写だとか。つまり指揮者の真似をして収入を得ているのです。朝日新聞の紹介文をそのまま書きます。

   《世界の著名な指揮者の物まねを演じ続けている、クラシックお笑い芸人。少年時代から音楽とお笑いに熱中し、20歳でTBSテレビのお笑い勝ち抜き番組で指揮者芸を演じて優勝。ビートたけし氏から「好田タクト」の芸名を贈られる。吉本興業のスカウトを経て新喜劇に所属後、クラシックとお笑いの融合を目指して退団。指揮者の大道芸で日本、海外の各地で活躍……》。

   そのような芸人がいるなんてびっくりです。しかも25年前からとは。好田さんはこう言ってます。《日本ではクラシックが何か堅苦しい。お行儀がいい。……でも本当はもっと身近なものですよね。僕のような人間が橋渡しできたら、芸人冥利に尽きます》と。

   過去、テレビでも全然観たことがないし、どんな芸になってるのか想像出来ません。新聞にかなり大きな写真入りで紹介されたこの機会に、どこかのテレビ局が、放映して欲しいものですね。クラシック音楽とお笑いの融合なんて、是非、観たいです。

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